JPH0626750Y2 - 電磁クラッチ等のアーマチュアアッセンブリ - Google Patents

電磁クラッチ等のアーマチュアアッセンブリ

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JPH0626750Y2
JPH0626750Y2 JP921689U JP921689U JPH0626750Y2 JP H0626750 Y2 JPH0626750 Y2 JP H0626750Y2 JP 921689 U JP921689 U JP 921689U JP 921689 U JP921689 U JP 921689U JP H0626750 Y2 JPH0626750 Y2 JP H0626750Y2
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holes
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治一 三木
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Miki Pulley Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、摩擦板式の電磁クラッチや電磁ブレーキに使
用されるアーマチュアアッセンブリに関するものであ
る。
(従来の技術) この種の摩擦板式の電磁クラッチは、回転部分であるア
ーマチュアアッセンブリ及びロータと、静止部分である
ステータを基本的要素として構成され、また摩擦板式の
電磁ブレーキは、回転部分であるアーマチュアアッセン
ブリと静止部分であるステータを基本的要素として構成
されている。
例えば、第6図で示す摩擦板式の電磁クラッチの場合に
は、励磁コイル1が内蔵されボディ等に固定されたステ
ータ2と、ライニング3が装着されキー等を介して出力
側の回転軸4に係止されるロータ5と、入力側の回転軸
6にキー等を介して係止され前記ライニング3と一定の
空隙Gを隔ててロータ5と対向状に配設されるアーマチ
ュアアッセンブリとで構成されている。
このアーマチュアアッセンブリは、前記ロータ5と対向
状に配設されるアーマチュア7と、筒状部が前記回転軸
6にキー10およびセットスクリュー11を介して係止
される合フランジ形の動力伝導部品であるアーマチュア
ハブ8と、当該アーマチュア7とアーマチュアハブ8間
に介在された円板状のバネ部材9で構成されている。そ
して第7図のように、アーマチュア7とアーマチュアハ
ブ8のフランジ部には各々座ぐり孔7a,8aと逃し孔
7b,8bが、バネ部材9には通し孔9a,9bが、各
々の円周方向に沿って交互に穿設されている。前記バネ
部材9は、頭部12aが一方面板に係止され通し孔9a
に差込んだリベット12の先端を座ぐり孔7a内で圧潰
して形成されたカシメ付け部12bによってアーマチュ
ア7に締結されると共に、頭部13bが他方面板に係止
され通し孔9bに差込んだリベット13の先端を座ぐり
孔8a内で圧潰して形成されたカシメ付け部13bによ
ってアーマチュアハブ8に締結される。そして、リベッ
ト12の頭部12aはアーマチュアハブ8側の逃し孔8
b内に、リベット13の頭部13aはアーマチュア7側
の逃し孔7b内に各々収容される。
前記電磁クラッチの動作は、励磁コイル1に通電すると
磁束が発生して前記ステータ2とロータ5及びアーマチ
ュア7間に磁気回路が形成され、第6図(b)および第
8図(b)のように円板状のバネ部材9が撓んだ状態で
アーマチュア7だけがロータ5側へ引き寄せられてライ
ニング3に吸着され、この摩擦力によってロータ5とア
ーマチュアアッセンブリが連結されて駆動側(この場合
は回転軸6)から従動側(この場合は回転軸4)へトル
クの伝達が行われる。また通電を停止すると、磁束が消
失して第6図(a)および第8図(a)のように前記撓
んだ円板状のバネ部材9が復元してアーマチュア7がラ
イニング3から引き離され前記トルクの伝達は遮断され
る。
尚、この従来例では動力伝導部品として合フランジ形の
アーマチュアハブを例示したが、それ以外に歯車やプー
リーおよびスプロケット等が動力伝導部品として使用さ
れる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記した従来例のようにリベット又はネ
ジを用いて円板状のバネ部材をアーマチュアとアーマチ
ュアハブ等の動力伝導部品とに交互に締結する構造のア
ーマチュアアッセンブリでは次の問題点があった。
先ず前記アーマチュアとアーマチュアハブ等の動力伝導
部品に対し、リベット,ネジ等の締結手段の頭部を収容
したりカシメ付けやネジ止めするために多数の(一般に
は6カ所程度)加工孔を各々設けなければならないの
で、その加工が繁雑でコストアップの要因になっている
と共に、特に小径のものでは開口部が多くなると強度の
低下や磁気力が減少して吸着力が低下する。また、交互
に穿設される二組の加工孔の相互間の精度を良くしない
と、位置ずれによってアーマチュアとアーマチュアハブ
等の動力伝導部品とに円板状のバネ部材が不均等に締結
され、所定の電磁クラッチ又はブレーキの動作が得られ
ない等の欠点があった。
そこで本考案では、これら従来技術の課題を改善し得る
電磁クラッチ等のアーマチュアアッセンブリの提供を目
的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案の第一の要旨は、摩擦板式の電磁クラッチ等のア
ーマチュアアッセンブリにおいて、円周方向に沿った等
間隔位置毎の複数個所に各々逃し孔が穿設されたアーマ
チュアに、この各逃し孔と適合する位置に各々通し孔が
穿設された円板状のバネ部材を重合させ、該バネ部材は
円周方向に沿った等間隔位置の各通し孔間の中間部で前
記アーマチュアに予め溶着させると共に、前記各逃し孔
と適合する位置に座ぐり孔又はネジ孔が各々穿設された
アーマチュアハブ等の動力伝導部品を前記バネ部材の前
記アーマチュアとは反対側の面に重合させ、当該バネ部
材の通し孔とアーマチュアハブ等の動力伝導部品の座ぐ
り孔又はネジ孔に介在させたリベット又はネジによって
連結せしめたことである。
また第二の要旨は、前記した各々の溶着部分は各通し孔
間の中間部において、同一の円周線上に隣接する態様で
各々複数個所に設けられていることである。
更に第三の要旨は、前記した溶着部分と通し孔の部分を
除いた前記バネ部材の内周側には肉薄部が設けられてい
ることである。
(実施例) 以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明する。第1
図と第2図は、本考案の第一実施例によるアーマチュア
アッセンブリの構造を示すものである。アーマチュア1
4は、円板状に形成されて円周方向に沿った等間隔位置
には複数(実施例では120度間隔で3個所)の逃し孔
14aが各々穿設されている。前記アーマチュア14の
一方の面板上には、当該アーマチュア14と同心状の円
板形で前記逃し孔14aと適合する位置に各々通し孔1
5aが穿設されたバネ部材15が重合され、このバネ部
材15は各通し孔15aの中間位置においてアーマチュ
ア14にスポット溶接やビーム溶接等で局部的に溶着1
5bされる。
また動力伝導部品として使用されるアーマチュアハブ1
6は、前記した従来例と同様に回転軸に装着される筒状
部の外周にフランジ部が形成され、該フランジ部には前
記逃し孔14a及び通し孔15aに適合する円周方向に
沿った等間隔位置に各々座ぐり孔16aが穿設されてい
る。そして、これらの各座ぐり孔16a内に頭部17a
が係止される態様でリベット17を各々差込み、通し孔
15aを貫通した当該リベット17の先端を逃し孔14
a内で圧潰させてカシメ付け部17bを形成し、これに
よってバネ部材15はアーマチュアハブ16と連結され
る。
次に第3図は、本考案の第二実施例によるアーマチュア
アッセンブリの構造を示すものであり、この実施例では
アーマチュア14とアーマチュアハブ(図示せず)は前
記第一実施例と同一のものが使用され、バネ部材18の
構成の一部が相違するものである。この実施例では、逃
し孔14aが穿設されたアーマチュア14に溶着される
円板状のバネ部材18に対し、逃し孔14aと適合する
位置に穿設され前記リベット17が貫通される通し孔1
8aの部分及びアーマチュア14との溶着18b部分と
を避けて、その内周部に花弁状の肉薄部18cを設けた
ものである。
このように肉薄部18cを設けると、アーマチュアアッ
センブリが前記クラッチ作動又はブレーキ作動を繰返し
行った際に、特に溶着18b部分に応力が集中してへた
りや割れが生じないように応力を分散させることができ
る。
更に第4図は、本考案の第三実施例によるアーマチュア
アッセンブリの構造を示すものであり、この実施例でも
アーマチュア14とアーマチュアハブ(図示せず)は前
記第一実施例と同一のものが使用され、バネ部材19の
構成の一部と溶着する位置が相違するものである。この
実施例では、逃し孔14aが穿設されたアーマチュア1
4に対して円板状のバネ部材19は円周方向に沿って複
数個所(実施例では2個所)で溶着19bされてる。ま
たバネ部材19は前記第二実施例の場合と同様に、逃し
孔14aと適合する位置に穿設され前記リベット17が
貫通される通し孔19aの部分及びアーマチュア14と
の溶着19b部分とを避けて、その内周部に花弁状の肉
薄部19cを設けたものである。
この肉薄部19cを設けたこと並びに溶着19bする部
分を円周方向に沿って設けたことによって、前記第二実
施例の場合より更に溶着19b部分に対する応力の集中
が少なくなり、へたりや割れを防止することができる。
尚、図示しないが前記リベット17は頭部17aをアー
マチュア14の逃し孔7bに収容させてバネ部材15の
通し孔15aに差込み、アーマチュアハブ16の座ぐり
孔16a内で圧潰させてカシメ付けしても良い。また前
記座ぐり孔16aの代わりに、第5図のようにアーマチ
ュアハブ20にネジ孔20aを穿設し、該ネジ孔20a
に対してアーマチュア14の逃し孔14aに頭部21a
を収容する態様でバネ部材15の通し孔15aに差込ん
だネジ21を螺合させ、バネ部材15をアーマチュアハ
ブ20にネジ止めしても良い。
(考案の効果) 前記した実施例でも明らかなとおり、本考案では予めア
ーマチュアに対して円板状のバネ部材が溶着されてお
り、このバネ部材にアーマチュアハブまたは歯車やプー
リおよびスプロケット等の動力伝導部品をリベット又は
ネジによって連結させるようにしたので、アーマチュア
とアーマチュアハブ等の動力伝導部品に対する加工孔が
従来に比べて半減してこれらの製造コストを低減できる
と共に、特に小径のものでも開口部が少ない分だけ強度
の低下や磁気力が減少して吸着力が低下する問題も軽減
される。
また、重合されるアーマチュアとバネ部材及びアーマチ
ュアハブ等の動力伝導部品には同じ配置で一致する一組
の加工孔が設けられ、これらの加工孔は各部材毎に同時
に加工できるため、従来のように交互に穿設される二組
の加工孔相互間の精度を一致させる必要がなく、位置ず
れによってアーマチュアとアーマチュアハブ等の動力伝
導部品とにバネ部材が不均等に締結されて所定の電磁ク
ラッチ又はブレーキの動作が得られない等の欠点も改善
される。
更に、前記した各々の溶着部分を同一の円周線上に隣接
する態様で各々複数個所に設けたり、この溶着部分と通
し孔の部分を除いた前記バネ部材の内周側に肉薄部を設
けることによって、前記クラッチ作動又はブレーキ作動
を繰返し行った際に溶着部分に応力が集中しないように
分散させることができるので、当該溶着部分のへたりや
割れを防いで寿命を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第一実施例によるアーマチュアアッセ
ンブリの分解斜視図、第2図は第1図の中央縦断面図、
第3図は本考案の第二実施例によるアーマチュアアッセ
ンブリの要部平面図、第4図は本考案の第三実施例によ
るアーマチュアアッセンブリの要部平面図、第5図は更
に他の実施例によるアーマチュアアッセンブリの中央縦
断面図、第6図は従来のアーマチュアアッセンブリを用
いた一般的な摩擦板式の電磁クラッチの縦断面図、第7
図は従来のアーマチュアアッセンブリの分解斜視図、第
8図は第5図の電磁クラッチの動作状態を示す要部縦断
面図である。 [符号の説明] 14……アーマチュア、14a……逃し孔 15,18,19……バネ部材 15a,18a,19a……通し孔 15b,18b,19b……溶着 16,20……アーマチュアハブ(動力伝導部品) 17……リベット、17a……頭部 17b……カシメ付け部、18c,19c……肉薄部 20a……ネジ孔、21……ネジ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アーマチュアと、アーマチュアハブ等の動
    力伝導部品と、該アーマチュアと動力伝導部品間に介在
    されて当該アーマチュアと動力伝導部品に各々円周方向
    に沿って交互に連結される円板状のバネ部材からなる摩
    擦板式の電磁クラッチ等のアーマチュアアッセンブリに
    おいて、 円周方向に沿った等間隔位置毎の複数個所に各々逃し孔
    が穿設されたアーマチュアに、この各逃し孔と適合する
    位置に各々通し孔が穿設された円板状のバネ部材を重合
    させ、該バネ部材は円周方向に沿った等間隔位置の各通
    し孔間の中間部で前記アーマチュアに予め溶着されると
    共に、前記各逃し孔と適合する位置に座ぐり孔又はネジ
    孔が各々穿設された動力伝導部品を前記バネ部材の前記
    アーマチュアとは反対側の面に重合させ、当該バネ部材
    の通し孔と動力伝導部品の座ぐり孔又はネジ孔に介在さ
    せたリベット又はネジによって連結せしめたことを特徴
    とするアーマチュアアッセンブリ。
  2. 【請求項2】前記した各々の溶着部分は各通し孔間の中
    間部において、同一の円周線上に隣接する態様で各々複
    数個所に設けられている請求項(1)に記載したアーマ
    チュアアッセンブリ。
  3. 【請求項3】前記した溶着部分と通し孔の部分を除いた
    前記バネ部材の内周側には肉薄部が設けられている請求
    項(1)又は請求項(2)に記載したアーマチュアアッ
    センブリ。
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