JPH0626737A - 蒸発器 - Google Patents
蒸発器Info
- Publication number
- JPH0626737A JPH0626737A JP18540192A JP18540192A JPH0626737A JP H0626737 A JPH0626737 A JP H0626737A JP 18540192 A JP18540192 A JP 18540192A JP 18540192 A JP18540192 A JP 18540192A JP H0626737 A JPH0626737 A JP H0626737A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating medium
- outlet
- expansion valve
- vapor
- heat exchanger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱媒が内部を流れる際に均質な気液二相状態
を保つようにして蒸発性能を高める。 【構成】 熱媒入口配管を直管とすると共に、その長さ
を膨張弁の出口口径の２０倍以下とし、あるいはさら
に、熱媒入口配管の内面に凹凸を設けた。
を保つようにして蒸発性能を高める。 【構成】 熱媒入口配管を直管とすると共に、その長さ
を膨張弁の出口口径の２０倍以下とし、あるいはさら
に、熱媒入口配管の内面に凹凸を設けた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は空調機・冷凍機等に用い
られる蒸発器に関するものである。
られる蒸発器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３は従来の蒸発器の断面図である。図
において、１は膨張弁、２は同膨張弁に連る熱媒入口配
管、４は同熱媒配管に連る熱交換器入口ヘッダ、７は同
入口ヘッダに連る複数の伝熱管、９は同複数の伝熱管に
連る熱交換器出口ヘッダ、１０は同出口ヘッダに連る熱
媒出口配管である。矢印２は気液二相流の熱媒の流れで
あり、膨張弁１から入り、上記各部を上記の順に流れて
出口配管１０から流出する。１１は気液二相流熱媒の気
相部分、１２は同液相部分である。矢印８は伝熱管７の
外側を流れる加熱流体の流れであり、前記熱媒２を加熱
する。この過程で前記気液二相流の熱媒の液相部分は蒸
発する。
において、１は膨張弁、２は同膨張弁に連る熱媒入口配
管、４は同熱媒配管に連る熱交換器入口ヘッダ、７は同
入口ヘッダに連る複数の伝熱管、９は同複数の伝熱管に
連る熱交換器出口ヘッダ、１０は同出口ヘッダに連る熱
媒出口配管である。矢印２は気液二相流の熱媒の流れで
あり、膨張弁１から入り、上記各部を上記の順に流れて
出口配管１０から流出する。１１は気液二相流熱媒の気
相部分、１２は同液相部分である。矢印８は伝熱管７の
外側を流れる加熱流体の流れであり、前記熱媒２を加熱
する。この過程で前記気液二相流の熱媒の液相部分は蒸
発する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の蒸発器にお
いては、膨張弁１から流入した気液二相流の熱媒２は熱
媒入口配管３内で減速し、熱交換器入口ヘッダ４へ流入
してからさらに減速が進み、気相１１と液相１２に分離
した層状流を形成することが多い。このため、複数の伝
熱管７内へ流入する際に、流量配分が不均一となり、蒸
発器としての性能が低下する。
いては、膨張弁１から流入した気液二相流の熱媒２は熱
媒入口配管３内で減速し、熱交換器入口ヘッダ４へ流入
してからさらに減速が進み、気相１１と液相１２に分離
した層状流を形成することが多い。このため、複数の伝
熱管７内へ流入する際に、流量配分が不均一となり、蒸
発器としての性能が低下する。
【０００４】本発明は、熱媒が内部を流れる際に、均一
な気液二相状態を保つようにした性能の高い蒸発器を提
供しようとするものである。
な気液二相状態を保つようにした性能の高い蒸発器を提
供しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、入口ヘッダと出口ヘッダとの間に複
数本の伝熱管を配すると共に、同入口ヘッダに膨張弁に
連る熱媒入口配管を、同出口ヘッダに熱媒出口配管を接
続して構成される蒸発器において、次の特徴を有する蒸
発器に関するものである。 （１）上記熱媒入口配管を直管とすると共に、その長さ
を上記膨張弁の出口口径の２０倍以下としたこと。 （２）上記（１）項に記載の蒸発器において、熱媒入口
配管の内面に凹凸を設けたこと。
したものであって、入口ヘッダと出口ヘッダとの間に複
数本の伝熱管を配すると共に、同入口ヘッダに膨張弁に
連る熱媒入口配管を、同出口ヘッダに熱媒出口配管を接
続して構成される蒸発器において、次の特徴を有する蒸
発器に関するものである。 （１）上記熱媒入口配管を直管とすると共に、その長さ
を上記膨張弁の出口口径の２０倍以下としたこと。 （２）上記（１）項に記載の蒸発器において、熱媒入口
配管の内面に凹凸を設けたこと。
【０００６】
【作用】本発明においては上記手段を備えているので、
熱媒は、膨張弁の出口から熱交換器入口ヘッダまでの熱
媒入口配管を通ることにより、気液二相流の熱媒がほぼ
均質二相流のまま維持され、熱交換器入口ヘッダへ流入
する。したがって、複数の伝熱管へ気液二相流の熱媒が
均一に流量分配され、熱交換器出口ヘッダへ流入し、出
口配管より流出することができる。
熱媒は、膨張弁の出口から熱交換器入口ヘッダまでの熱
媒入口配管を通ることにより、気液二相流の熱媒がほぼ
均質二相流のまま維持され、熱交換器入口ヘッダへ流入
する。したがって、複数の伝熱管へ気液二相流の熱媒が
均一に流量分配され、熱交換器出口ヘッダへ流入し、出
口配管より流出することができる。
【０００７】
【実施例】図１は本発明の蒸発器の一実施例の断面図で
ある。図において３Ａは改良された熱媒入口配管であ
り、その長さが膨張弁１の口径の２０倍以下の直管であ
り、かつその内部には凹凸面５が形成してある。１２は
熱媒の液相部分、１１は同気相部分であり、気相部分は
液相内部に均一に分布している。上記以外の部分は従来
の蒸発器（図３）と同じであるから説明を省略する。
ある。図において３Ａは改良された熱媒入口配管であ
り、その長さが膨張弁１の口径の２０倍以下の直管であ
り、かつその内部には凹凸面５が形成してある。１２は
熱媒の液相部分、１１は同気相部分であり、気相部分は
液相内部に均一に分布している。上記以外の部分は従来
の蒸発器（図３）と同じであるから説明を省略する。
【０００８】本装置において、膨張弁１の出口１ａから
流入した気液二相流の熱媒は膨張弁１の口径の２０倍以
下の長さを持ち、内面が凹凸面の直管の熱媒入口配管３
Ａを通り、熱交換器入口ヘッダ４へ流入する。熱交換器
入口ヘッダ４へ流入した気液二相流の熱媒は複数の伝熱
管７に均一に分配され、加熱流体８より受熱蒸発して、
熱交換器出口ヘッダ９へ流れ、熱媒出口配管より流出す
る。
流入した気液二相流の熱媒は膨張弁１の口径の２０倍以
下の長さを持ち、内面が凹凸面の直管の熱媒入口配管３
Ａを通り、熱交換器入口ヘッダ４へ流入する。熱交換器
入口ヘッダ４へ流入した気液二相流の熱媒は複数の伝熱
管７に均一に分配され、加熱流体８より受熱蒸発して、
熱交換器出口ヘッダ９へ流れ、熱媒出口配管より流出す
る。
【０００９】図１に示すように、膨張弁の出口１ａから
熱交換器入口ヘッダ４までの熱媒入口配管３Ａを直管に
し、かつ長さを膨張弁１の内口径２０倍以下にすること
により、膨張弁の出口１ａの気液二相流の熱媒の臨界速
度は、熱交換器入口ヘッダ４へ入るまでの減速が小さ
く、気液二相流の熱媒が膨張弁の出口１ａの均質二相流
のまま維持され易い。このため、熱交換器入口ヘッダ内
４では、気液二相流の熱媒が複数の伝熱管７内へ均一に
流量が分配され易くなる。このため、図２に示すよう
に、複数の伝熱管７の出口側の温度のバラツキが小さく
なるという効果がある。
熱交換器入口ヘッダ４までの熱媒入口配管３Ａを直管に
し、かつ長さを膨張弁１の内口径２０倍以下にすること
により、膨張弁の出口１ａの気液二相流の熱媒の臨界速
度は、熱交換器入口ヘッダ４へ入るまでの減速が小さ
く、気液二相流の熱媒が膨張弁の出口１ａの均質二相流
のまま維持され易い。このため、熱交換器入口ヘッダ内
４では、気液二相流の熱媒が複数の伝熱管７内へ均一に
流量が分配され易くなる。このため、図２に示すよう
に、複数の伝熱管７の出口側の温度のバラツキが小さく
なるという効果がある。
【００１０】さらに図１に示すように、熱媒入口配管３
Ａの内面に凹凸５を設置すると、管内壁に流れる液膜が
飛散し易くなり、気液二相の混合均質化がさらに促進さ
れ、熱交換器入口ヘッダ４内の気液二相流の熱媒が均質
となり、複数の伝熱管７への流量の分配が一層均一とな
る。以上の作用によって本実施例の蒸発器の伝熱性能は
高まる。
Ａの内面に凹凸５を設置すると、管内壁に流れる液膜が
飛散し易くなり、気液二相の混合均質化がさらに促進さ
れ、熱交換器入口ヘッダ４内の気液二相流の熱媒が均質
となり、複数の伝熱管７への流量の分配が一層均一とな
る。以上の作用によって本実施例の蒸発器の伝熱性能は
高まる。
【００１１】
【発明の効果】本発明の蒸発器においては、熱媒入口配
管を直管とすると共に、その長さを膨張弁の出口口径の
２０倍以下とし、あるいはさらに、熱媒入口配管の内面
に凹凸を設けてあるので、熱媒が内部を流れる際に、均
一な気液二相状態を保ち、高い蒸発性能を発揮すること
ができる
管を直管とすると共に、その長さを膨張弁の出口口径の
２０倍以下とし、あるいはさらに、熱媒入口配管の内面
に凹凸を設けてあるので、熱媒が内部を流れる際に、均
一な気液二相状態を保ち、高い蒸発性能を発揮すること
ができる
【図１】本発明の一実施例の断面図。
【図２】上記実施例の効果説明図。
【図３】従来の蒸発器の断面図。
１ 膨張弁 １ａ 膨張弁の出口 ２ 熱媒の流れ ３，３Ａ 熱媒入口配管 ４ 熱交換器入口ヘッダ ５ 熱媒配管３内の凹凸面 ７ 伝熱管 ８ 加熱流体の流れ ９ 熱交換器出口ヘッダ １０ 熱媒出口配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉越 明 名古屋市中村区岩塚町字高道１番地 三菱 重工業株式会社名古屋研究所内 (72)発明者 伊東 政美 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町３丁目 １番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内 (72)発明者 水谷 寛 愛知県名古屋市中村区岩塚町字九反所60番 地の１ 中菱エンジニアリング株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 入口ヘッダと出口ヘッダとの間に複数本
の伝熱管を配すると共に、同入口ヘッダに膨張弁に連る
熱媒入口配管を、同出口ヘッダに熱媒出口配管を接続し
て構成される蒸発器において、上記熱媒入口配管を直管
とすると共に、その長さを上記膨張弁の出口口径の２０
倍以下としたことを特徴とする蒸発器。 - 【請求項２】 請求項１に記載の蒸発器において、熱媒
入口配管の内面に凹凸を設けたことを特徴とする蒸発
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18540192A JPH0626737A (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | 蒸発器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18540192A JPH0626737A (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | 蒸発器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0626737A true JPH0626737A (ja) | 1994-02-04 |
Family
ID=16170152
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18540192A Withdrawn JPH0626737A (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | 蒸発器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0626737A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5806585A (en) * | 1995-02-27 | 1998-09-15 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Heat exchanger, refrigeration system, air conditioner, and method and apparatus for fabricating heat exchanger |
| US6374490B1 (en) | 1998-08-12 | 2002-04-23 | Nakamura Seisakusho Kabushikigaisha | Method of forming a hollow pole projecting on a plate and a method of manufacturing a heat sink using said method |
| CN106152613A (zh) * | 2015-04-21 | 2016-11-23 | 杭州三花研究院有限公司 | 一种换热器及具有该换热器的空调系统 |
-
1992
- 1992-07-13 JP JP18540192A patent/JPH0626737A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5806585A (en) * | 1995-02-27 | 1998-09-15 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Heat exchanger, refrigeration system, air conditioner, and method and apparatus for fabricating heat exchanger |
| US6374490B1 (en) | 1998-08-12 | 2002-04-23 | Nakamura Seisakusho Kabushikigaisha | Method of forming a hollow pole projecting on a plate and a method of manufacturing a heat sink using said method |
| CN106152613A (zh) * | 2015-04-21 | 2016-11-23 | 杭州三花研究院有限公司 | 一种换热器及具有该换热器的空调系统 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |