JPH06266981A - 居眠り運転警報装置 - Google Patents

居眠り運転警報装置

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JPH06266981A
JPH06266981A JP5054348A JP5434893A JPH06266981A JP H06266981 A JPH06266981 A JP H06266981A JP 5054348 A JP5054348 A JP 5054348A JP 5434893 A JP5434893 A JP 5434893A JP H06266981 A JPH06266981 A JP H06266981A
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JP
Japan
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calculating
closing
coefficient
opening
eye
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Application number
JP5054348A
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English (en)
Inventor
Katsuo Suzuki
木 勝 雄 鈴
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 居眠り検知精度を高くする。個体差による
検知精度の低下を改善する。検知精度を時系列で安定化
する。 【構成】 大要では、居眠り判定用パラメ−タ(眼の開
度Wo,瞬き頻度Wk,瞬きの間の閉じ時間Wt)の、
長時間時系列平均値(〔Wo〕,〔Wk〕,〔Wt〕)を、該
判定用パラメ−タ(Wo,Wk,Wt)が居眠り相当値で
あるか否かを判定するためのしきい値に定める。詳しく
は、運転継続時間又は走行距離に対応した係数(α,
β)を算出して、この係数を長時間時系列平均値(〔W
o〕,〔Wk〕,〔Wt〕)に乗じた値(〔Wo〕×α,〔Wk〕
×α,〔Wt〕×β)をしきい値とし、これに判定用パラ
メ−タ(Wo,Wk,Wt)を対比して、居眠りか否か
を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両上ドライバ(運転
者)の居眠り運転を防止するための警報装置に関し、特
に、ドライバの顔をビデオカメラで撮影し画像処理によ
り画像上の眼像を検出し眼像を時系列で監視して、ドラ
イバの居眠りを自動検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特公平3−14656号公報に
は、ドライバ(運転者)の居眠り運転防止のために、ド
ライバの目に赤外線を照射しその反射光を検出し、反射
光検出値に基づいてまばたきを判定し、まばたき頻度に
基づいてドライバの居眠りを検知する技術が提示されて
いる。居眠り検知装置は、めがねに装備されている。ま
た、特公平4−284号公報には、車両上ドライバ(運
転者)の顔をカメラで撮影し、撮影画像上において目お
よび口を認識する技術が開示されている。これは、ドラ
イバに特別なものを付ける必要はなく、ドライバの顔を
ビデオカメラで撮影し、撮影画像上で目を検出および追
跡して、目の開度(開,閉)を算出し、開度に基づいて
目を閉じているか否かを判定する。ドライバの顔部を照
明する照明灯の明るさは、画像デ−タに基づいて目およ
び口を認識するのに最適に調整される。画像データはフ
レームメモリに格納されると共に、2値化される。2値
データに基づいてドライバの目および口が検出される。
目の閉じ時間が長いと、ドライバが居眠りをしていると
見なして警報が発っせられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】目(上瞼と下瞼の間の
目空間)の大きさ(開き)に大きな個人差があり、例え
ば、どんぐり目は開きが大きく、これに合せて閉眼検知
用の開度閾値を設定すると、きれ長の非常に細い目は、
それが開いていても閉眼と検出してしまう。その結果、
不特定多数に対しては閉眼検知精度が低く、個人宛てに
閉眼検知用の開度閾値を設定せざるを得ない。例えば装
置起動直後に運転者が操作ボ−ドで閉判定用のしきい値
を入力しあるいは調整するとか、更には、運転者が自己
が最も定常的と見なす眼の開度のときに装置のセットス
イッチを操作し、装置はそのときの眼像開度を基準値と
して記憶するとかが考えられる。しかし、長時間の車両
運転では、定常的な眼の開度,瞬き頻度(単位時間当り
の瞬き回数),瞬きの間の眼閉時間等、ドライバの眼の
挙動が変化するので、時系列で居眠り検出精度が変動す
る。
【0004】本発明は、居眠り検知精度を高くすること
を第1の目的とし、個体差による検知精度の低下を改善
することを第2の目的とし、検知精度を時系列で安定化
することを第3の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、まず大略
で、居眠り判定用パラメ−タ(眼の開度Wo,瞬き頻度
Wk,瞬きの間の閉じ時間Wt)の、長時間時系列平均
値(〔Wo〕,〔Wk〕,〔Wt〕)を、該判定用パラメ−タ
(Wo,Wk,Wt)が居眠り相当値であるか否かを判定
するためのしきい値に定める。これにより判定用パラメ
−タの個人差による検出精度のばらつきが低減する。ま
た、長時間の車両運転中の居眠り判定用パラメ−タの変
化による検出精度の変動が少くなる。
【0006】運転継続時間が長くなると、判定用パラメ
−タの定常値(覚醒時の値)に対する異常値(居眠りと
見なしうる値)の比がシフトする。本発明ではこれに合
せて、運転継続時間又は走行距離に対応した係数(α,
β)を算出して、この係数を長時間時系列平均値(〔W
o〕,〔Wk〕,〔Wt〕)に乗じた値(〔Wo〕×α,〔Wk〕
×α,〔Wt〕×β)をしきい値とし、これに判定用パラ
メ−タ(Wo,Wk,Wt)を対比して、居眠りか否か
を判定する。すなわち、長時間時系列平均値(〔Wo〕,
〔Wk〕,〔Wt〕)に対する判定用パラメ−タ(Wo,W
k,Wt)の比が、該係数以上か否かに基づいて居眠り
か否かを判定する。これにより、長時間の車両運転中
の、判定用パラメ−タの定常値(覚醒時の値)の変化と
居眠りと見なすべき異常値の変化の両者に整合したしき
い値が定まり、居眠り検出精度およびその安定性が更に
高くなる。
【0007】本発明の居眠り運転警報装置の一態様は、
車両上ドライバを撮影する2次元撮像手段(3);警報手
段(19,5);該2次元撮像手段(3)が撮影した画像上の、
眼像を検出する像検出手段(6,8);該眼像より眼の開度
を算出する開度算出手段(6,8);該開度の長時間時系列
平均値(〔Wo〕)を算出する手段(6,8);経過時間を計数
する手段(20);経過時間に対応した値の係数(α)を算出
する係数演算手段(6,8);および、前記長時間時系列平
均値(〔Wo〕)と前記係数(α)の積(〔Wo〕×α)より前記
開度算出手段(6,8)が算出した開度が小さいとき前記警
報手段(19,5)を付勢する警報制御手段(6,8);を備え
る。
【0008】
【作用】これは、ドライバの眼の開度(Wo)を検出し、そ
の長時間時系列平均値(〔Wo〕)に、経過時間に対応した
値の係数(α)を乗算した値(〔Wo〕×α)より開度(Wo)が
小さいときに、居眠りと判定して警報を発生する。これ
により、眼の開度の個人差による検出精度のばらつきが
低減する。また、長時間の車両運転中の居眠り判定用パ
ラメ−タの変化による検出精度の変動が少くなる。更に
は、長時間の車両運転中の、眼の開度の定常値(覚醒時
の値)の変化と居眠りと見なすべき異常値(眼閉と見な
す値)の変化の両者に整合したしきい値が定まり、居眠
り検出精度およびその安定性が更に高くなる。
【0009】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0010】
【実施例】図1に、一実施例の構成を示す。この実施例
は車両上ドライバの顔を撮影して撮像画像中の目を検出
し、時系列で目を追跡して、目の開,閉を認識し、所定
時間以上継続して目が閉じられている(居眠り)とブザー
5を付勢するものである。CCDカメラ3およびドライ
バの少なくとも顔部を照明する照明灯4は、図2に示す
ように、一体に構成されてインスツルメントパネル2
に、上下および左右に指向方向を調整自在に固着されて
いる。CCDカメラ3の側面には警報を発生するブザー
5およびブザー5の警報を止めるストップスイッチSS
Wが設けられている。照明灯4は、発光ダイオードから
構成される赤外線照明であり、CCDカメラ3は赤外線
領域における感度を有している。赤外線照明は、普通光
による照明と異なりドライバにまぶしさを与えることが
ないのでドライバの前方視認をむつかしくすることがな
い。したがって照明灯4は常時点灯してもよい。図2に
おいて、符号1は車両の走行方向制御のためドライバが
操作するステアリングホイールである。
【0011】再度図1を参照する。ブザー5はブザーコ
ントローラ19によりオン/オフ付勢される。このブザ
ー5は後述するように、ドライバが目を閉じた状態が所
定時間以上継続すると(居眠りと見なして)付勢され
る。また照明灯4は赤外線ランプコントローラ18によ
り点灯付勢される。ブザーコントローラ19,赤外線ラ
ンプコントローラ18,その他出力(ラジオ,エアコ
ン,ワイパ,ヘッドライト等を制御するコントローラ)
には、マイクロプロセッサ6が、インターフェイス13
を介してオン/オフ指示信号等を与える。
【0012】入出力バス7にはインタ−フェイス21を
介して計時カウンタ20が接続されている。計時カウン
タ20およびインタ−フェイス21は、図1に示す装置
の図示しない電源がオン(エンジンキ−スイッチに連動
して、エンジン回転中がオン)になったときに初期化
(クリア)されて、そしてカウンタ20はCPU6系の
クロックパルスを分周カウントし、カウント値が2時間
相当値になるとカウントオ−バ信号を発生する。インタ
−フェイス21はこのカウントオ−バ信号をラッチす
る。CPU6は、計時値が必要なときにインタ−フェイ
ス21を介してカウンタ20のカウントデ−タを読込む
が、インタ−フェイス21がカウントオ−バ信号をラッ
チしていると、計時値は2時間以上と判定し、カウント
デ−タの読込みはしない。
【0013】CCDカメラ3は、2次元CCDを備える
ものであり、このCCDカメラ3に、インターフェイス
16を介して、マイクロプロセッサ6が、オン/オフ信
号を与える。CCDカメラ3は、撮影した映像信号(ビ
デオ信号:アナログ)を繰り返してA/Dコンバータ1
7に出力すると共に、画素同期パルスをA/Dコンバー
タ17にA/D変換同期パルスとして与えると共に、フ
レーム同期パルス,ライン同期パルスおよび画素同期パ
ルスをインターフェイス16を介してマイクロプロセッ
サ6に与える。
【0014】マイクロプロセッサ6は、画像データの1
フレーム分を読込むときには、フレーム同期パルスに同
期してフレームメモリ(RAM)12に書込みを指示
し、ライン同期パルスおよび画素同期パルスに同期して
フレームメモリ12の書込アドレスを進める。フレーム
メモリ12には、この例ではCCDカメラ3が1画面を
横512画素,縦485画素分割で撮影するので、51
2×485画素分の256階調の画像デ−タを記憶しう
る画像メモリを使用する。
【0015】A/Dコンバータ17は、ビデオ信号を8
ビット(256階調)のデジタルデータに変換する。す
なわち、フレームメモリ12に書込まれる画像データ
は、一画素(以下ドット)当り8ビット(256階調)
の、明るさを示すデ−タである。したがってマイクロプ
ロセッサ6はフレームメモリ12の値を読み出すこと
で、画面上の任意の位置の明るさを知ることができる。
【0016】マイクロプロセッサ6には、各種画像処理
および判定用の演算を行うためにもう1つのマイクロプ
ロセッサ8が接続されており、また通常のコンピュータ
システム制御用のROM9およびRAM10,バスコン
トローラ15および前述のフレームメモリ12が接続さ
れている。
【0017】図3に、マイクロプロセッサ6および8の
動作の概要(メインルーチン)を示し、動作の詳細(サ
ブルーチン)を図4〜図15に示す。以下これらの図面
を参照して、設定されたプログラムに基づいたマイクロ
プロセッサ6および8の制御動作を説明する。
【0018】まず動作の概要を図3を参照して説明す
る。電源が投入されるとマイクロプロセッサ6は、初期
化を行う(ステップ1:以下カッコ内ではステップとい
う語を省略する)。これにおいては、入出力ポートを初
期化して、内部レジスタ,フラグ等をクリアし、CCD
カメラ3および赤外線ランプコントローラ18にオンを
示す付勢信号を与え、ブザーコントローラ19にオフを
示す信号を与える。またマイクロプロセッサ6は、図1
6に示すように、フレームメモリ12に書込む画像デ−
タの一画面分布に対して、画面の中央付近に横25個,
縦17個,の総計425個の注目点(カーソル)を縦,
横15ドット間隔で配置する。この間隔は、画面上で人
の目の大きさがどの程度になるかによって変わるが、図
17に示すように、CCDカメラ3の撮影画面上で1つ
の目の縦方向の最大幅は30ドット,横方向は40〜5
0ドットであるため、1つの目の領域に少くとも1個の
注目点が存在するように、本実施例では15ドット間隔
としている。図16のように、フレームメモリ12に書
込まれる画像の横方向をx軸,縦方向をy軸とした場合
(画像の左上端座標(0,0),右下端座標(511,
484))、425個の注目点の左上端座標を(68,
200),右下端座標を(428,440)となるよう
注目点を配置し、その座標データ(Xm,Yn)を、図1
8に示すような、RAM(メモリ)10(図1)のメモリ
テーブルのアドレスAnmに書込む。
【0019】ただし、Xm=68+15(m−1);1
≦m≦25,Yn=200+15(n−1);1≦n≦
17,である。
【0020】そして初期化から所定時間(照明ランプ4
の明るさが安定し、ドライバの顔が運転時の位置に静止
するのを待っ時間)の後、CCDカメラ3からのフレー
ム同期パルスに同期して、1フレーム分の画像データ
の、フレームメモリ12への書込みを開始し、1フレー
ム分の画像データ(1ドット当り8ビットの多階調デー
タ)をメモリ12に書込む(2)。
【0021】次にマイクロプロセッサ6は、各々の注目
点を中心とした小領域を設定し、該領域内で最も暗い点
に注目点の座標を更新する(3)。この操作を425個
の注目点のすべてについて行う。この内容は、図4を参
照して後述する。
【0022】次にマイクロプロセッサ6は、座標更新後
の注目点について、周辺に他の注目点が存在しない孤立
点を消去したり、ある注目点の近傍の他の注目点を1つ
にまとめる処理等を行い、最終的に注目点の数Nが人の
目の数,すなわち注目点が2個であるか否かの判定を行
う(4)。この内容は、図5〜12を参照して後述す
る。最終的に注目点の数Nが2でない場合には、ステッ
プ2に戻る。
【0023】注目点が2個であれば、注目点の座標は人
の両目の位置を示すものとみなして、毎フレームをメモ
リ12に書込むごとに該注目点を追跡して、時系列的に
両目の開閉状態を検知してドライバが居眠り,あるいは
脇見をしているか否かの判断を行う(5)。この内容は
図13および図14を参照して後述する。追跡処理中
に、追跡不能となるとステップ1の初期化に戻る。
【0024】図4を参照して、「小領域での暗点検出」
(3)の内容を説明する。これは、注目点を中心に縦横
方向に±10ドット範囲の小領域を設定し、小領域内で
一番暗い点を示す座標に注目点の座標を更新する処理で
ある。
【0025】まず、マイクロプロセッサ6はレジスタ
m,nに1をセットし(31)、図18に示すメモリの
アドレスAnmの座標データXm,Ynを読み出す(3
2)。最初はアドレスA11の座標データX1,Y1が読み
出される。次にレジスタx1にXm−10をy1にYn−1
0をセットして小領域の左上端の座標を設定し(3
3)、レジスタx2にXm+10をy2にYn+10をセッ
トして小領域の右下端の座標を設定する(34)。そし
て、領域,x1≦x≦x2&y1≦y≦y2内においてフレ
ームメモリ12のデータを読み出して明るさ値の最も暗
い点を検出し、その座標をメモリのアドレスAnmに更新
メモリする(35)。次に、レジスタmを1インクレメ
ント(36)し、ステップ37でmの値が25より大き
くなるまではステップ32〜36の処理を繰り返す。す
なわち、これにより25個の注目点の座標(X1
1),(X2,Y1),・・,(X25,Y1)が更新され
る。レジスタmが25より大きくなると(37)、mの
値を1にセットしレジスタnを1インクレメントし(3
8)、ステップ39でnの値が17より大きくなるまで
はステップ32〜38の処理を繰り返す。これにより注
目点の座標(X1,Y2),(X2,Y2),・・,
(X25,Y2),(X1,Y3),(X2,Y3),・・,
(X25,Y3),・・・が更新され、総計425個の注
目点の座標が更新されると(ステップ39でYES)リ
ターンする。これにより、初期化で等間隔で配置された
注目点は人の目,眉や髪の毛等、暗い部分に移動する。
【0026】図5を参照して、「判定」(4)の制御動
作を説明する。判定では、黒目には複数の注目点が集ま
っているので孤立点を削除する、「孤立点の削除」(4
1),注目点の周辺に複数の注目点がある場合に一つの
注目点に統合する、「注目点近傍の他注目点の削除」
(42),注目点を中心とする縦方向と横方向の平均階
調を比較して縦階調の方が暗い注目点を削除する、「十
字階調差による削除」(43),予め検出した目のテン
プレート画像との比較を行って比較誤差の大きい注目点
を削除する、「テンプレートマッチングによる削除」
(44),注目点を中心とする右上斜め方向と左上斜め
方向の平均階調を比較して比較誤差の大きい注目点を削
除する、「斜め方向階調差による削除」(45),残存
する注目点をステップ3と同様の処理により小領域内で
最暗点に移動させる、「小領域での暗点検出」(4
6),互いに位置の近い注目点を統合する、「近傍注目
点の統合」(47),の処理を行い、最終的に残存する
注目点の数Nが両目に対応して2であるか否かを判定す
る、「注目点数の判定」(48)を実行する。
【0027】図6を参照して、「孤立点の削除」(4
1)の制御動作を更に詳細に説明する。まず、マイクロ
プロセッサ6はレジスタm1,n1に1をセットし(410
1)、レジスタm1,n1の値をレジスタm,nにセットし
て(4102)、メモリのアドレスAnmの座標データXm,Yn
を読み出す(4103)。m1,n1は注目点を示すレジスタで
ある。最初はアドレスA11の座標データX1,Y1が読み
出される。次にレジスタx1にXm−10をy1にYn−1
0をセットして他の注目点の存在の有無を検出する領域
の左上端の座標を設定し(4104)、レジスタx2にXm
10をy2にYn+10をセットして検出領域の右下端の
座標を設定する(4105)。
【0028】次に、レジスタm2,n2に1をセットする
(4106)。レジスタm2,n2はm1,n1で示す注目点に対
する他の注目点を示すレジスタである。次にm1=m2
1=n2であるか、すなわち注目点と他の注目点とが同
一のものであるか否かをチェックする(4107)。同一の
ものであれば、孤立点の削除の必要はないため後述する
ステップ4112に進むが、同一でなければレジスタm,n
にm2,n2をセットし(4108)、メモリのアドレスAnm
データが存在するか否かをチェックし(4109)、データが
なければステップ4112に進むが、データが有ればその座
標データXm,Ynを読み出す(4110)。最初は、レジスタ
1,n1およびm2,n2には1がセットされるためステ
ップ4112に進みm2が1インクレメントされ、ステップ4
107に戻るので、注目点としてアドレスA11の座標デー
タX1,Y1と、他の注目点としてアドレスA21の座標デ
ータX2,Y1が読み出される。
【0029】次に、他の注目点の座標データXm,Yn
注目点の検出領域内に存在するか否かをチェックし(411
1)、存在すれば注目点は孤立点ではないのでそのまま残
置するが、検出領域内に存在しなければ、他の全ての注
目点についても検出領域内に在存するか否かを一つ存在
することが検知されるまで行う。すなわち、m2が25よ
り大きくなるまでm2を1インクレメントし(4112,411
3)、25より大きくなるとm2を1にセットしn2を1インク
レメントし(4114)、n2が17より大きくなるまでステッ
プ4107〜4111の処理を繰り返す(4115)。そして、注目点
を中心とする検出領域にその他の注目点が全く存在しな
い場合に(ステップ4115でYES)、レジスタm,nにm1
1をセットして(4116)、メモリのアドレスAnmの座標
データを消去する(4117)。
【0030】座標データの消去あるいは検出領域に一つ
他の注目点が存在すると、注目点を示すレジスタm1を1
インクレメントし(4118)、ステップ4102に戻り上述の処
理を残置する(ステップ4109でYES)全ての注目点に関し
て繰り返す(4118〜4121〜4102〜4118・・・)。そして全注
目点について孤立点か否かの判定を終了すると(4121でY
ES)、リターンする。すなわち注目点を中心とする±10
ドット領域内に他の注目点があるか否か判定し、他の注
目点が全く存在しないと、基準となる注目点はメモリ10
から消去される。これにより、人の目,眉や髪の毛等、
暗い部分に移動した注目点は残置されるが、それ以外の
注目点はメモリテーブルから消去される。図7を参照し
て、「注目点近傍の他注目点の削除」(42)の制御動
作を更に詳細に説明する。まず、マイクロプロセッサ6
はレジスタm1,n1に1をセットし(4201)、レジスタm
1,n1の値をレジスタm,nにセットして(4202)、メモ
リのアドレスAnmにデータが存在するか否かをチェック
する(4203)。これは「孤立点の削除」(41)処理によってデ
ータがメモリ10から消去されている場合があるからであ
る。なおm1,n1は基準となる注目点を示すレジスタで
ある。データがなければステップ4217に進むが、データ
が有ればその座標データXm,Ynを読み出す(4204)。次
に、レジスタx1にXm−5をy1にYn−5をセットして
他の注目点の存在の有無を検出する領域の左上端の座標
を設定し(4205)、レジスタx2にXm+5をy2にYn
5をセットして検出領域の右下端の座標を設定する(42
06)。
【0031】次に、レジスタm2にm1+1を,n2にn1
セットする(4207)。「孤立点の削除」(41)と同様にm2,n
2に1をセットしないのは、メモリのアドレスAnmに残置
しているデータは、それ以前の注目点に対して検出領域
外のものであり、重複して検出する必要がないからであ
る。よって、基準となる注目点を示すレジスタm1,n1
に対し、検出領域に存在するか否かの対象となる他の注
目点のレジスタm2,n2はm1,n1より大きいものをチ
ェックすればよい。
【0032】次に、レジスタm,nにm2,n2をセット
し(4208)、メモリのアドレスAnmにデータが存在するか
否かをチェックし(4209)、データがなければステップ42
12に進むが、データが有ればその座標データXm,Yn
読み出す(4210)。
【0033】次に、他の注目点の座標データXm,Yn
注目点の検出領域内に存在するか否かをチェックし(421
1)、存在すればその点は注目点の近傍であるためメモリ
のアドレスAnmの座標データを消去する(4216)。一方、
検出領域外であればその点は残置する。これら処理を
「孤立点の削除」(41)と同様に全ての残存している注目点
について行う(4212〜4215〜4217〜4220〜4202〜4212,・・
・)。そして全注目点について孤立点か否かの判定を終了
すると(4220でYES)、リターンする。すなわち、注目点
を中心として±5ドット領域内の他の注目点はメモリ10
から消去し、領域内には注目点を一とする。これによ
り、人の目,眉や髪の毛等、暗い部分に移動した注目点
のうち近傍の注目点は一とされ、注目点の残存数は減少
する。
【0034】図8を参照して、「十字階調差による削
除」(43)の制御動作を更に詳細に説明する。まず、
マイクロプロセッサ6はレジスタm,nに1をセットし
(4301)、メモリのアドレスAnmにデータが存在するか否
かをチェックする(4302)。データがなければステップ43
10に進むが、データが有ればその座標データXm,Yn
読み出し(4303)、レジスタx1にXm−20をy1にYn
20をセットし(4304)、レジスタx2にXm+20をy
2にYn+20をセットする(4305)。
【0035】次に、領域,y=Yn&x1≦x≦x2、す
なわち注目点を中心に横方向±20ドットにおける各点
の明るさ値を検出し、その総和をレジスタTHにセット
し(4306)、領域,x=Xm&y1≦y≦y2、すなわち注
目点を中心に縦方向±20ドットにおける各点の明るさ
値を検出し、その総和をレジスタTVにセットする(430
7)。そして、THとTVを比較し(4308)、縦階調THの方
が横階調TVより大きい場合のみ注目点をメモリのアド
レスAnmから消去する(4309)。
【0036】この処理を「注目点近傍の他注目点の削除」
(42)の終了時に残存する全注目点に関して行う(4310〜4
313〜4302〜4310,・・・)。すなわち、図17で示すよう
に、人の目の大きさは縦方向より横方向が長く、横階調
の方が縦階調より暗いので、注目点のうち縦階調の方が
暗いものは人の目の位置にあるものでないとしてメモリ
10から消去する。これにより、人の目や眉以外の特に髪
の毛等の暗い部分に移動した注目点の残存数は減少す
る。
【0037】図9を参照して、「テンプレートマッチン
グによる削除」(44)の制御動作を更に詳細に説明す
る。まず、マイクロプロセッサ6はレジスタm,nに1
をセットし(4401)、メモリのアドレスAnmにデータが存
在するか否かをチェックする(4402)。データがなければ
ステップ4408に進むが、データが有ればその座標データ
m,Ynを読み出し(4403)、レジスタx1にXm−30を
1にYn−20をセットし(4404)、レジスタx2にXm
+30をy2にYn+20をセットする(4405)。 次
に、領域,x1≦x≦x2&y1≦y≦y2、内の各点の明
るさ値と、各点の位置に対応するテンプレートの領域,
0−30≦x≦x0+30&y0−20≦y≦y0+2
0、内の各点の明るさ値の差の絶対値の総和を検出し、
レジスタTnmにセットする(4406)。すなわち、注目点
を中心に縦方向±20ドット,横方向±30ドット範囲にお
ける各点(2400=60×40個)の階調度と、予め読み込んで
おいた人の目の中心(x0,y0)に同じく縦方向±20ドッ
ト,横方向±30ドット範囲における各点(2400=60×40個)
の階調度を、対応する各点,(Xm−30,Yn−20)と
(x0−30,y0−20),(Xm−29,Yn−20)と(x0
−29,y0−20),(Xm−28,Yn−20)と(x0−2
8,y0−20),・・・,(Xm,Yn)と(x0,y0),・
・・,(Xm+30,Yn+20)と(x0+30,y0+2
0),につきそれぞれ比較する。そして、セットしたT
nmをアドレスAnm対応でセーブする(4407)。
【0038】この処理を「十字階調差による削除」(43)の
終了時に残存する全注目点に関して行う(4408〜4411〜4
402〜4408,・・・)。次に、総和グループ中の最大値と最小
値を検出し、それらの中間値T0を算出し(4412)、総和
が中間値T0より大きいアドレスの座標データをメモリ
から消去する(4413)。これにより、人の目以外の眉や髪
の毛等の暗い部分に移動した注目点の残存数は減少す
る。
【0039】図10を参照して、「斜め方向階調差によ
る削除」(45)の制御動作を更に詳細に説明する。こ
れは前述の「十字階調差による削除」(43)の注目点
を中心とする縦横方向の十字を45度回転した位置にお
ける階調差による削除を行う処理である。まず、マイク
ロプロセッサ6はレジスタm,nに1をセットし(450
1)、メモリのアドレスAnmにデータが存在するか否かを
チェックする(4502)。データがなければステップ4512に
進むが、データが有ればその座標データXm,Ynを読み
出し(4503)、レジスタx1にXm−20をy1にYn−20
をセットし(4504)、レジスタx2にXm+20をy2
n+20をセットする(4505)。
【0040】次に、(x1,y1)と(x2,y2)を結ぶ
直線上,すなわち注目点の中心を通る左斜め上〜右斜め
下方向における各点の明るさ値を検出し、その総和をレ
ジスタTRDにセットし(4506)、(x1,y2)と(x2
1)を結ぶ直線上,すなわち注目点の中心を通る右斜
め上〜左斜め下方向における各点の明るさ値を検出し、
その総和をレジスタTRUにセットする(4507)。そし
て、TRDとTRUを比較し(4508)、両者の差がいずれか小
さい方の階調和の+20%の範囲にあるか否かをチェック
し(4509,4510)、範囲外の場合の注目点をメモリのアド
レスAnmから消去する(4511)。
【0041】この処理を「テンプレートマッチングによ
る削除」(44)の終了時に残存する全注目点に関して行う
(4512〜4515〜4502〜4512,・・・)。すなわち、人の黒目の
中心に位置する注目点は、TRDとTRUの差はほとんどな
いので、差の大きい注目点をメモリ10から消去する。こ
れにより、人の目の縁や眉の縁に移動した注目点の残存
数は減少する。
【0042】その後、残存する注目点をステップ46
(図5)で、小領域,注目点を中心として縦横方向±2
0ドットの範囲内で注目点を最暗点に移動させる、「小
領域での暗点検出」(46)を実行する。この処理(図
示しない)はステップ3(図4)と同様であるが、領域
範囲が±20ドット(図4では±10ドット)である
点,および図4のステップ31とステップ32の間に
「メモリのアドレスAnmにデータ有?」の判定処理を設
け、存在すればステップ32に進むが存在しなければス
テップ36に進むようにする点において異なる。
【0043】図11を参照して、「近傍注目点の統合」
(47)の制御動作を更に詳細に説明する。「注目点近
傍の他注目点の削除」(42)では、注目点を中心とす
る縦横方向±5ドット範囲内の他の注目点を削除した
が、「近傍注目点の統合」(47)では、縦横方向±2
0ドット範囲内に他の注目点が存在する場合には、両点
の中間位置に注目点を移動させて他の注目点を削除す
る。また、「注目点近傍の他注目点の削除」(42)で
は基準となる注目点を示すレジスタm1,n1に対し、検
出領域に存在するか否かの対象となる他の注目点のレジ
スタm2,n2はm1,n1より大きいものをチェックすれ
ばよかったが、「近傍注目点の統合」(47)では基準
となる注目点は移動するため、基準となる注目点に対し
残っている全ての注目点についてチェックする。
【0044】まず、マイクロプロセッサ6はレジスタm
1,n1に1をセットし(4701)、レジスタm1,n1の値を
レジスタm,nにセットして(4702)、メモリのアドレス
nmにデータが存在するか否かをチェックし(4703)、デ
ータがなければステップ4722に進むが、データが有
ればメモリのアドレスAnmの座標データXm1,Yn1
読み出す(4704)。m1,n1は基準となる注目点を示すレ
ジスタである。次にレジスタx1にXm1−20をy1にY
n1−20をセットして他の注目点の存在の有無を検出す
る領域の左上端の座標を設定し(4705)、レジスタx2
にXm1+20をy2にYn1+20をセットして検出領域
の右下端の座標を設定する(4706)。
【0045】次に、レジスタm2,n2に1をセットする
(4707)。レジスタm2,n2はm1,n1で示す注目点に対
する他の注目点を示すレジスタである。次にm1=m2
1=n2であるか、すなわち注目点と他の注目点とが同
一のものであるか否かをチェックする(4708)。同一の
ものであれば、統合する必要はないため後述するステッ
プ4718に進むが、同一でなければレジスタm,nに
2,n2をセットし(4709)、メモリのアドレスAnmにデ
ータが存在するか否かをチェックし(4710)、データがな
ければステップ4718に進むが、データが有ればその座標
データXm2,Yn2を読み出す(4711)。
【0046】次に、他の注目点の座標データXm2,Yn2
が注目点の検出領域内に存在するか否かをチェックし(4
712)、存在しなければ統合する必要はないのそのまま残
置するが、検出領域内に存在すれば、両注目点を統合す
る。すなわち、基準となる注目点と対象となる注目点の
中間位置(Xi,Yi)を計算し(Xi=(Xm1+Xm2)/2,
i=(Ym1+Ym2)/2)、中間位置(Xi,Yi)に注目
点を移動してメモリのアドレスAnmの座標データを更新
メモリし(4713〜4715)、対象となる注目点の座標データ
をメモリのアドレスAnmから消去する(4716,4717)。
【0047】この処理を残存する全注目点について行う
(4718〜4725〜4702〜4718,・・・)。これにより、注目点は
人の黒目の中心部を示す位置に近づく。
【0048】図12を参照して、「注目点数の判定」
(48)の制御動作を更に詳細に説明する。まず、マイ
クロプロセッサ6はレジスタm,nに1,およびNに0
をそれぞれをセットし(4801)、メモリのアドレスAnm
データが存在するか否かをチェックする(4802)。データ
がなければステップ4805に進むが、データが有ればレジ
スタNを1インクレメントし(4803)、Nが2以下である
か否かをチェックする(4804)。Nが2以下であるとメ
モリの全領域についてデータが存在するか否かをチェッ
クする(4805〜4809〜4802〜4805,・・・)。すなわち、メモ
リ10に存在するデータの数,すなわち注目点の数は人の
目の数(=2)であるか否かをチェックする。このチェック
の途中にNが2より大きくなると(ステップ4804NO),
あるいは全領域についてチェック終了時にNが2でない
と(ステップ4810NO;N=0又は1のとき)両目の位置を注目
点によって特定することができなかったとして、図3の
ステップ2に戻り1フレーム画像の入力し、Nが2とな
るまで上述の「小領域での暗点検出」(3)および「判
定」(4)を繰り返す。
【0049】これにより、Nが2であれば両目の位置は
注目点によって特定されるので、メモリにある座標デー
タ(m1,n1)および(m2,n2)をセーブする(4811)。図
19に、最終的に残った2個の注目点が人の両目の位置
を特定する状態を示す。
【0050】図13および図14に、図3に示す「追
跡」(5)の内容を示す。これにおいてマイクロプロセ
ッサ6はまず、1フレーム画像データをフレームメモリ
12に書込む(501)。そしてレジスタm,nにm1,n1
をセットする,すなわち人の両目のうち、いずれ一方の
目の位置を示す注目点のアドレスを示す値をセットする
(502)。そして、メモリのアドレスからその目の位置を
示す座標データXm,Ynを読み出す(503)。次に、「小領
域での暗点検出」(3)と同様に小領域(この場合は注目点
を中心として縦横方向±20ドットの範囲)を設定、すな
わちレジスタx1にXm−20をy1にYn−20をセット
して小領域の左上端の座標を設定し(504)、レジスタx2
にXm+20をy2にYn+20をセットして検出領域の
右下端の座標を設定する(505)。そして、領域,x1
x≦x2&y1≦y≦y2内においてフレームメモリ12
のデータを読み出して明るさ値の最も暗い点を検出し、
その座標をメモリのアドレスAnmに更新メモリする(50
6)。これにより一方の目の時系列的に変化する位置が
検出される。次に、目の開閉状態をチェックする。すな
わち、最暗点に移動した後の注目点を中心とする縦方向
±20ドット範囲における明るさ値の最大値T(max)と最
小値T(min)を検出し、その平均値を算出し、レジスタ
AVにセットする(507)。そしてTAV以下の明るさ値
を示す縦(y)方向の幅W1を検出する(508)。図13
に示す模式図において縦方向の幅は、W1=|y′−
y″|となる。
【0051】同様の処理を他方の目についても行い縦
(y)方向の幅W2を検出する(509〜515)。これにより
時系列的に変化する両目の開閉度が検出される。
【0052】図14を参照すると次に、図13のステッ
プ508で算出した右目の開き幅W1(画素数)および
図13のステップ508で算出した左目の開き幅W2
(画素数)の積Wを算出する(516)。幅W1,W2
は小さい値であるが、W=W1×W2は、いわば開き幅
の2乗に相当するのできわめて大きい値となる。すなわ
ち、Wは、開き幅W1,W2を強調した値である。
【0053】テ−ブルWh(メモリの1領域)のアドレ
ス29のデ−タをアドレス30に、アドレス28のデ−
タをアドレス29に書込むという具合に、テ−ブルWh
のデ−タ(のアドレス)をシフトして、このシフトによ
り開いたアドレス1に、今回算出した値Wを書込む(5
17)。
【0054】このW算出(516)が含まれる「追跡」
5は、0.1sec周期で繰返し実行するので、テ−ブルWh
のアドレス1には今回算出したW値が、アドレス2には
今回より0.1sec前の算出値が、・・・そしてアドレス3
0には3sec前の算出値が格納されている。
【0055】上述のように今回算出値をアドレス1に書
込むと、テ−ブルWhのアドレス1〜30のデ−タの平
均値W30(現在から過去3secの間のWの平均値)を算
出し(518)、更に、テ−ブルWhのアドレス1〜3
のデ−タの平均値W3(現在から過去0.3secの間のWの
平均値)を算出する(519)。そして、W30×0.
7がW3より大きい(0.7>W3/W30)と目が閉
じていると決定し、W30×0.7がW3以上である
(0.7≦W3/W30)と目が開いていると決定する
(520)。
【0056】W30は、過去3secの間のWの平均値であ
り、まばたきで目が閉じている時間は極く短く、まばた
きの周期は長いので、W30は、目が開いている開度の
時系列平均値に対応する。ところがW3は過去0.3secの
間のWの平均値(いわば瞬時値)であり、まばたきで目
が閉じていたときには極く小さい値となり、目が開いて
いたときにはW30に近い値となる。上記判定(閉:
0.7>W3/W30/開:0.7≦W3/W30)の
しきい値0.7は実験により求めた。
【0057】目が閉じていると判定した場合には、前回
(0.1sec前)は開いていたとの判定であったときには、
時間Tpdの間の瞬き回数を計数するための、カウントレ
ジスタWkの内容を1インクレメントする(522)。
また、目が閉じていると判定した場合には、前回が開か
閉かにかかわらず、時間Tpdの間の目の閉じ時間を累算
するためのレジスタWstの内容を1インクレメントす
る(523)。そして、今回目が閉じているか否かにか
かわらず、ステップ516で算出した目の開度(強調
値)Wを、時間Tpdの間の開度(強調値)を累算するた
めのレジスタWallの内容に加えて、得た和を該レジ
スタWallに更新書込みする(524)。そしてTpd
時限のタイマTpdがタイムオ−バしたかをチェックする
(525)。
【0058】タイムオ−バしている(レジスタWk,W
st,Wallに、Tpd時間の累算を終了した)と、目
の平均開度(強調値WのTpdの間の平均値)Woを算出
してレジスタWoに書込み(526)、瞬きの間の目閉
時間平均値(Tpdの間の瞬きでの、平均閉じ時間)Wt
を算出する(527)。次に、計測開始(装置電源オ
ン)から現在までの、目開度Woの長時間時系列平均値
〔Wo〕,瞬き頻度Wkの長時間時系列平均値〔Wk〕
および瞬き閉時間Wtの長時間時系列平均値〔Wt〕を
算出する(528)。なお、これにおいて、目開度Wo
の長時間時系列平均値〔Wo〕は、電源オンから5分程
度の初期区間では算出値Woをテ−ブルWoに蓄積し、
かつ蓄積分の平均値を算出しそれを平均値〔Wo〕とす
る。初期区間を過ぎると平均値〔Wo〕を前回平均値レ
ジスタに書込む。そしてその後は、新たにWoを算出す
る毎にステップ517と同様にテ−ブルWoのデ−タを
シフトして開いたアドレスにWoを書込み、テ−ブルW
oのデ−タの平均値(5分平均値)を算出し、(前回平
均値レジスタの値×7+5分平均値)/8(重み付け平
均)を長時間時系列平均値〔Wo〕とし、5分経過毎に
前回平均値レジスタの値を最新に算出した(前回平均値
レジスタの値×7+5分平均値)/8に更新する。これ
により現在から5分前までのWoの平均値を5分以上前
の平均値と重み付け平均した値が、長時間時系列平均値
〔Wo〕である。瞬き頻度Wkの長時間時系列平均値
〔Wk〕および瞬き閉時間Wtの長時間時系列平均値
〔Wt〕の算出も同様である。
【0059】次に、係数αおよびβを算出する(52
9)。電源オンからの経過時間Tstに対して定められ
ている係数αおよびβの値を図20に示す。この係数算
出においては、インタ−フェイス21に、2時間オ−バ
を表わすカウントオ−バ信号がラッチされているかを参
照し、それがあると図20に示す飽和値を係数αおよび
βの値とする(α=0.8,β=1.2)。カウントオ
−バ信号がラッチされていないと、カウンタ20のカウ
ントデ−タTstを読んでそれに対応する係数値α=f
1(Tst),β=f2(Tst)を算出する。
【0060】次に、居眠り判定用のしきい値WoTH=
〔Wo〕×α,WkTH=〔Wk〕×α,WtTH=〔Wt〕×
βを算出してそれぞれレジスタWoTH,WkTH,WtTHに
書込む(530)。そして、再度タイマTpdをスタ−ト
して(531)、レジスタWk,WstおよびWall
を初期化(クリア)する(532)。
【0061】次に、居眠りであるか否かを判定する(5
33)。これにおいては、Wo<WoTH,Wk<WkTH
又は Wt>WtTH のいずれか1つが成立すると居眠
りと判定する。居眠りと判定すると、ブザ−コントロ−
ラ19を介してブザ−5を付勢する。このブザ−5の鳴
動に答えてドライバがパラレルインタ−フェイス13に
接続された停止スイッチSSWを操作すると、ブザ−5
の付勢を止める。
【0062】目の開度は、運転開始初期は大きい(覚醒
度が高い)が運転経過時間(走行距離)が長くなるに従
って小さくなる。一方、瞬きの目閉の開度は、運転経過
時間とは無関係で一定となる。例えば、居眠り判定のし
きい値を目の平均開度の70%で固定した場合、最初
は、開度が大きいので甘い判定になり、運転時間が長く
なると開度が小さくなるので辛い判定となる。しきい値
をより正確にするために、最初は平均開度の70%より
小さな値とし、時間の経過によって大きな値になるよう
にすると、時間経過によっても判定の基準(甘さ,辛
さ)が変わることがなくなる。したがって、目の開度に
よる居眠り判定のしきい値WoTHを補正する係数αは、
図20に示すように、時間経過に伴って大きい値となる
ものとしている(補正係数αは、目の開度の時間変化と
逆の特性を持ったものとしている)。瞬き回数(頻度)
も目の開度と同様に、覚醒度が高い運転開始初期には多
く、運転時間が長くなり覚醒度が落ちて来ると少くな
る。したがって、瞬き頻度による居眠り判定のしきい値
WkTHを補正する係数も、瞬き頻度の時間変化と逆の特
性を持ったαとしている。
【0063】瞬き時間は覚醒度が高い運転初期では短
く、運転時間が長く覚醒度が低くなるに従って長くな
る。そこで、瞬き時間による居眠り判定のしきい値WtT
Hを補正する係数βは、図20に示すように、時間経過
に伴って小さな値となるものとしている(補正係数β
は、瞬き時間の時間変化と逆の特性を持ったものとして
いる)。
【0064】以上に説明した実施例では、装置電源オン
からの経過時間すなわちエンジン回転をスタ−トしてか
らの経過時間に対応して係数α,βの値を定めている
が、これに加えて、又は、これに代えて、装置電源オン
後車両走行開始時点からの走行距離に対応して係数α,
βの値を定めてもよい。経過時間に代えて走行距離に対
応して係数α,βの値を定める実施例を図21に示し、
この実施例での走行距離に対して定めた係数α,βの値
を示す。この実施例では、装置電源オン時に距離カウン
タ22が初期化(クリア)され、そして、車輪の所定小
角度の回転につき1パルス現われる車速同期パルスのカ
ウントを開始する。この実施例では、上述の、係数α,
βの算出(529)では、カウンタ22のカウントデ−
タを読んで、それに対応する係数α,βの値(図22)
を算出する。
【0065】上述の実施例では、人の目の検出のため小
領域内で最暗点を検出し、注目点を最暗点に移動させた
が、最も明るい点,あるいは所定の明るさの値に設定し
てもよく、所望の画像のテンプレートマッチング,階調
差による削除処理等を実行すれば、撮影対象は人の目に
限らず、他の物体あるいはその一部等、撮影画像上で特
徴ある暗パタ−ン又は明パタ−ンをもたらすものであっ
てもよい。
【0066】また上記実施例では、メモリテ−ブルに予
め所定ピッチで分散させた注目点の座標を書込むが、こ
の書込みは省略し、代りに、例えば第1注目点(68,
200)を指定してその座標デ−タを座標レジスタに書
込み、その周縁の最暗部を検出してその座標をメモリテ
−ブルに書込み、次に座標レジスタのx座標デ−タを1
5ドット分インクリメントして第2注目点座標とする具
合に、座標デ−タを順次インクリメントして順次に注目
点を指定してもよい。また、上記実施例ではメモリテ−
ブルに注目点の座標デ−タを保持するが、RAM10又
は別途のメモリに1フレ−ム2値デ−タテ−ブルを割り
当てて、そのアドレスを多階調デ−タを書込むフレ−ム
メモリ12のアドレスと一対一に対応付けて、注目点の
座標に対応する2値デ−タテ−ブルアドレスに、「注目
点」を示す「1」を書込むことにより注目点位置情報を
2値デ−タテ−ブルに保持し、注目点を確認(サ−チ又
は読出し)するときには、アドレスを順次に更新して2
値デ−タテ−ブルのデ−タを順次に読出し、読出しデ−
タが「1」(注目点)のときの読出しアドレスをセ−ブ
(注目点のアドレスとして摘出)すればよい。
【0067】
【発明の効果】以上の通り本発明では、まず大略で、居
眠り判定用パラメ−タ(眼の開度Wo,瞬き頻度Wk,
瞬きの間の閉じ時間Wt)の、長時間時系列平均値
(〔Wo〕,〔Wk〕,〔Wt〕)を、該判定用パラメ−タ(W
o,Wk,Wt)が居眠り相当値であるか否かを判定す
るためのしきい値に定めるので判定用パラメ−タの個人
差による検出精度のばらつきが低減する。また、長時間
の車両運転中の居眠り判定用パラメ−タの変化による検
出精度の変動が少くなる。
【0068】更には、運転継続時間が長くなると、判定
用パラメ−タの定常値(覚醒時の値)に対する異常値
(居眠りと見なしうる値)の比がシフトするのに合せ
て、運転継続時間又は走行距離に対応した係数(α,
β)を算出して、この係数を長時間時系列平均値(〔W
o〕,〔Wk〕,〔Wt〕)に乗じた値(〔Wo〕×α,〔Wk〕
×α,〔Wt〕×β)をしきい値とし、これに判定用パラ
メ−タ(Wo,Wk,Wt)を対比して、居眠りか否か
を判定するので、すなわち、長時間時系列平均値(〔W
o〕,〔Wk〕,〔Wt〕)に対する判定用パラメ−タ(W
o,Wk,Wt)の比が、該係数以上か否かに基づいて
居眠りか否かを判定するので、長時間の車両運転中の、
判定用パラメ−タの定常値(覚醒時の値)の変化と居眠
りと見なすべき異常値の変化の両者に整合したしきい値
が定まり、居眠り検出精度およびその安定性が更に高く
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】 図1に示すCCDカメラ3,照明ランプ4お
よびブザー5の配置外観を示す斜視図である。
【図3】 図1に示すマイクロプロセッサ6の制御動作
の概要を示すフローチャートである。
【図4】 図3に示す「小領域での暗点検出」(3)の
制御動作を示すフローチャートである。
【図5】 図3に示す「判定」(4)の制御動作を示す
フローチャートである。
【図6】 図5に示す「孤立点の削除」(41)の制御
動作を示すフローチャートである。
【図7】 図5に示す「注目点近傍の他注目点の削除」
(42)の制御動作を示すフローチャートである。
【図8】 図5に示す「十字階調差による削除」(4
3)の制御動作を示すフローチャートである。
【図9】 図5に示す「テンプレートマッチングによる
削除」(44)の制御動作を示すフローチャートであ
る。
【図10】 図5に示す「斜め方向階調差による削除」
(45)の制御動作を示すフローチャートである。
【図11】 図5に示す「近傍注目点の統合」(47)
の制御動作を示すフローチャートである。
【図12】 図5に示す「注目点数の判定」(48)の
制御動作を示すフローチャートである。
【図13】 図3に示す「追跡」(5)の制御動作を示
すフローチャートである。
【図14】 図3に示す「追跡」(5)の制御動作を示
すフローチャートである。
【図15】 図3に示す「追跡」(5)の制御動作を示
すフローチャートである。
【図16】 フレームメモリ12に書込む画像データの
一画面分布に425個の注目点を配置した様子を示す状
態図である。
【図17】 人の目の縦方向と横方向の大きさを示すブ
ロック図である。
【図18】 図1に示すRAM10のメモリテーブルの
内容を示すブロック図である。
【図19】 2個の注目点が人の両目の位置を特定する
様子を示す状態図である。
【図20】 図15に示すステップ529で算出する係
数α,βの値を示すグラフである。
【図21】 本発明のもう1つの実施例の構成を示すブ
ロック図である。
【図22】 図21に示す実施例で算出される係数α,
βの値を示すグラフである。
【符号の説明】
3:CCDカメラ 4:照明ランプ 5:ブザー 6,8:マイクロ
プロセッサ 7:アドレスバス&コントロールバス 9:ROM 10:RAM 12:フレームメモリ 17:A/Dコン
バータ 18:赤外線ランプコントローラ 19:ブザーコン
トローラ SSW:ストップスイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両上ドライバを撮影する2次元撮像手
    段;警報手段;該2次元撮像手段が撮影した画像上の、
    眼像を検出する像検出手段;該眼像より眼の開度を算出
    する開度算出手段;該開度の長時間時系列平均値を算出
    する手段;経過時間を計数する手段;経過時間に対応し
    た値の係数を算出する係数演算手段;および、 前記長時間時系列平均値と前記係数の積より前記開度算
    出手段が算出した開度が小さいとき前記警報手段を付勢
    する警報制御手段;を備える居眠り運転警報装置。
  2. 【請求項2】車両上ドライバを撮影する2次元撮像手
    段;警報手段;該2次元撮像手段が撮影した画像上の、
    眼像を検出する像検出手段;該眼像より眼の開,閉を検
    出する開閉検出手段;前記開,閉の繰返し頻度を算出す
    る頻度算出手段;該頻度の長時間時系列平均値を算出す
    る手段;経過時間を計数する手段;経過時間に対応した
    値の係数を算出する係数演算手段;および、 前記長時間時系列平均値と前記係数の積より前記頻度算
    出手段が算出した頻度が小さいとき前記警報手段を付勢
    する警報制御手段;を備える居眠り運転警報装置。
  3. 【請求項3】車両上ドライバを撮影する2次元撮像手
    段;警報手段;該2次元撮像手段が撮影した画像上の、
    眼像を検出する像検出手段;該眼像より眼の開,閉を検
    出する開閉検出手段;前記眼の開,閉の一周期における
    閉時間を算出する瞬き内閉時間算出手段;該一周期にお
    ける閉時間の長時間時系列平均値を算出する手段;経過
    時間を計数する手段;経過時間に対応した値の係数を算
    出する係数演算手段;および、 前記長時間時系列平均値と前記係数の積より瞬き内閉時
    間算出手段が算出した一周期における閉時間が大きいと
    き前記警報手段を付勢する警報制御手段;を備える居眠
    り運転警報装置。
  4. 【請求項4】車両上ドライバを撮影する2次元撮像手
    段;警報手段;該2次元撮像手段が撮影した画像上の、
    眼像を検出する像検出手段;該眼像より眼の開度を算出
    する開度算出手段;該開度の長時間時系列平均値を算出
    する手段;走行距離を計数する手段;走行距離に対応し
    た値の係数を算出する係数演算手段;および、 前記長時間時系列平均値と前記係数の積より前記開度算
    出手段が算出した開度が小さいとき前記警報手段を付勢
    する警報制御手段;を備える居眠り運転警報装置。
  5. 【請求項5】車両上ドライバを撮影する2次元撮像手
    段;警報手段;該2次元撮像手段が撮影した画像上の、
    眼像を検出する像検出手段;該眼像より眼の開,閉を検
    出する開閉検出手段;前記開,閉の繰返し頻度を算出す
    る頻度算出手段;該頻度の長時間時系列平均値を算出す
    る手段;走行距離を計数する手段;走行距離に対応した
    値の係数を算出する係数演算手段;および、 前記長時間時系列平均値と前記係数の積より前記頻度算
    出手段が算出した頻度が小さいとき前記警報手段を付勢
    する警報制御手段;を備える居眠り運転警報装置。
  6. 【請求項6】車両上ドライバを撮影する2次元撮像手
    段;警報手段;該2次元撮像手段が撮影した画像上の、
    眼像を検出する像検出手段;該眼像より眼の開,閉を検
    出する開閉検出手段;前記眼の開,閉の一周期における
    閉時間を算出する瞬き内閉時間算出手段;該一周期にお
    ける閉時間の長時間時系列平均値を算出する手段;走行
    距離を計数する手段;走行距離に対応した値の係数を算
    出する係数演算手段;および、 前記長時間時系列平均値と前記係数の積より瞬き内閉時
    間算出手段が算出した一周期における閉時間が大きいと
    き前記警報手段を付勢する警報制御手段;を備える居眠
    り運転警報装置。
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