JPH06266732A - データ分析装置 - Google Patents

データ分析装置

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JPH06266732A
JPH06266732A JP19649393A JP19649393A JPH06266732A JP H06266732 A JPH06266732 A JP H06266732A JP 19649393 A JP19649393 A JP 19649393A JP 19649393 A JP19649393 A JP 19649393A JP H06266732 A JPH06266732 A JP H06266732A
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JP19649393A
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Yoshikazu Mori
嘉和 森
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 大量のデータ群の中からでも所望のデータを
効率よく読み出すことを可能とし、管理者、部門、業
種、動向などにより必要となる情報が異なっても個々の
要求に対応した所望の情報を容易に得ることができる汎
用性の高いデータ分析装置を提供する。 【構成】 導入選択処理(S801)の概要を示してい
る。主管理項目としては得意先管理、副管理項目として
は商品などを選択できる。表示形式としては、一覧表ま
たは個別表を選択することができる。一覧表を選択した
場合は一覧表901に示すように、主管理項目としての
得意先が列項目、副管理項目としての商品が行項目とし
て出力されることになる。個別表を選択した場合は、個
別表903に示すように、主管理項目としての得意先が
タイトル項目、副管理項目としての商品が列項目として
出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、企業の物流管理などで
データに基づいた分析を行うデータ分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】企業は、(a)製品、部品を販売する販
売市場、(b)製品の原料、資材を購入調達するための
調達市場に対応する管理活動を行っている。その際、需
要に応じてできるだけ多くの販売をするためには、市場
の要求に適応する対策を構ずることが管理活動の基本と
なる。市場の要求には主に次の点で対応する。 (1)社会や市場の要求に合致する製品品質を計画し保
証する機能(品質管理) (2)需要の予測,客の要求に基づく先行期間(リード
タイム)などを考慮し、特定の期日までに必要量を生産
し出荷する機能(生産管理または納期管理) (3)製品品質・納期の計画から出荷,ならびに品質保
証までの諸活動を期待利益をあげる原価に収める機能
(原価管理) (4)客が購入しやすいように市場の各所に各種形態の
販売拠点を,また生産工場には販売拠点の需要変動に対
応した供給を容易にするための在庫点を設ける。そして
各拠点において在庫水準を維持し、停滞期間を短縮でき
るように、物流と在庫と倉庫の出入庫管理を行う。
【0003】その際、物流管理の分析業務を計算機で行
うといったことが必要となる。計算機により情報処理を
実行するためには、データ構造と処理手順とをまず定義
しなくてはならない。分析業務に用いる対象データは、
情報システムによって蓄積されたものであるため、デー
タ構造が処理とは別に事前に定義されている。しかし分
析業務の処理手順は、分析目的に応じて処理の度に定義
しなくてはならない非定形業務である。そのため端末計
算機を操作するエンドユーザは、分析項目、評価項目な
どを繰り返し変更して試行錯誤することにより分析し、
必要なデータのみを所望の形式で得ることが必要にな
る。
【0004】このような分析業務を行うために企業内な
どに配置されているネットワークでは通常、図31に示
すように汎用大型計算機101(主計算機)が中央に配
置されており多くのデータが集中管理され、分散して配
置されている端末計算機103(パーソナルコンピュー
タなど)にデータを提供している。従来、主計算機で管
理されているデータを読み出す際は、分散して配置され
ている部門毎の端末計算機103が汎用大型計算機10
1に対して直接アクセスを行って所望のデータを読み出
していた。
【0005】例えば企業の現業部門で物流の管理を行う
場合などは、中央に配置されている汎用大型計算機10
1内のデータを取り出して分析する作業が必要になる。
そのためデータを取り出して分析するソフトウエアを構
築する必要があるが、従来は、業種別、部門別にソフト
ウエアを個別に設計作成していた。つまり各部門の管理
者が、経験やその時点の動向を基にして必要と思われた
データ項目を有する分析ソフトウエアが個別に作成され
用いられていた。
【0006】中央に配置された汎用大型計算機101な
どから取り出したデータは、列項目と、行項目と、それ
ら列項目および行項目に特定されるデータが出力される
データ領域とを備えた表として出力され、その表に基づ
いて分析が行われる。従来、データを表として出力する
装置として例えば、特開平4−75170号に示される
ものがあった。この装置は、データの加工手順を非テキ
スト形式の表現を用いてパターン化することにより作業
の合理化を行うものであった。その他にもデータ加工手
順やプログラミング手順を合理化するための簡易言語な
どが多数開発されてきている。これら従来の表は、1枚
の表に対して列項目および行項目は固定されており、一
旦作成された表の列項目または行項目は固定されてい
る。表示されている列項目および行項目とは異なる項目
でデータの分析をする必要が生ずると、新たに列項目お
よび行項目を指定した表を作成し直し、それら項目に対
応するデータをデータ領域に読み出す必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のデー
タ分析装置は、以下に示すような問題を有するものであ
った。従来の装置では、中央に配置されている汎用大型
計算機101に格納されているデータ群の中から所望の
データを選択することが難しいという問題がある。つま
り通常汎用大型計算機に格納されるデータは膨大である
のに対し、部門毎で必要とされるデータは全体から見れ
ばほんの一部である。そのため何の前処理もしていない
データ群の中から所望のデータのみを読み出すことは、
データを探し出す作業も容易でなく、専用のソストウエ
アを設計して構築する作業も労力や時間のロスが大きく
なる。加えて、部門毎の受け手側で十分な情報処理力が
備わっておらず、膨大なデータから目的とするデータを
読み出すためのソフトウエアを設計できないことも考え
られる。
【0008】また従来の装置では、管理者が変わったり
時間が経過したりした場合、対応するソフトウエアをま
た新たに再構築し直す必要が生ずる。部門、業種、社員
の立場などにより各々に必要となるデータは異なるた
め、各々の要求を満たすためにはソフトウエアを個別に
構築しなくてはならなくなり効率が非常に悪い。時間と
労力とを費やして構築したソフトウエアでありながら有
効に用いることができるのは、一部の管理者など限られ
た範囲の者で、しかも限られた時間内のみとなることも
考えられる。その際でもソフトウエアの維持管理に多く
の労力が費やされることになる。このように個々の部門
で必要となるデータに基づいて十分な分析や評価を実現
するに至っていない。また同一のデータであるのにも関
わらず部門毎の記憶装置内では重複してデータを格納す
るようなことが起きており記憶装置の使用効率も悪い。
【0009】さらに従来の装置では、作成した表のまま
で列項目または行項目の一部を変更することが容易にで
きない。これらの項目を変更したい場合は、新たな表を
作成する作業が必要となる。つまりデータ管理用のソフ
トウエアを変更したり、新しい列項目および行項目に対
応したデータを探し出して読み出したり、新しいデータ
を表の所定のデータ領域に書き込んだりといった作業の
多くを人手の操作により行なう必要がある。また従来の
装置では、データ加工手順やプログラミング手順を合理
化するためのインターフェースや簡易言語が設けられて
いるが、これらは実際に分析業務を行うエンドユーザの
処理をパターン化しているものではない。つまり個々の
エンドユーザが従来の装置で合理的に分析業務を行うた
めには、簡易言語などで手順を記述することにより表ソ
フトをカスタマイズする必要が生ずる。個々の要求に応
じて表ソフトをカスタマイズするためには計算機に関す
る知識も必要となる。そのため従来、データに基づく分
析を効果的に行なおうとする場合は、計算機の専門者と
現業部門の専門者とが時間をかけて情報交換を行う必要
があった。特に分析業務は非定形業務であることから、
エンドユーザは数多くの列項目および行項目のパターン
で試行錯誤を繰り返すことが予測される。このような試
行錯誤を従来の装置で行うと、項目の変更が容易でない
ため作業が非常に煩雑になる。
【0010】本発明は、これらの課題を解決するものと
し、大量のデータ群の中からでも所望のデータを効率よ
く読み出すことを可能とし、管理者、部門、業種、動向
などにより必要となる情報が異なっても個々の要求に対
応した所望の情報を容易に得ることができる汎用性の高
いデータ分析装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために請求項1記載の発明(以下第1発明とする)は以
下の構成を採用している。即ち、図1(a)の実線に例
示する通り、通信を介して送信されるデータ、記憶手段
から読み出されるデータまたは演算手段により算出され
るデータを、列項目と、行項目と、該列項目および行項
目に特定されるデータが出力されるデータ領域とを備え
た表として出力するデータ分析装置において、上記列項
目に出力するデータを選択する列項目選択手段と、上記
行項目に出力するデータを選択する行項目選択手段と、
上記データ領域に出力するデータの種類を選択するデー
タ種類選択手段と、上記列項目選択手段、上記行項目選
択手段および上記データ種類選択手段により選択された
要素の組み合せが特定するデータを、上記表の、列項
目、行項目およびデータ領域に出力する出力制御手段
と、を備えていることを特徴とするデータ分析装置を要
旨としている。
【0012】請求項2記載の発明(以下第2発明とす
る)は以下の構成を採用している。即ち、図1(a)の
実線および点線に例示する通り、請求項1記載のデータ
分析装置に、さらに、上記データ領域に出力されるデー
タに対する評価の基準を選択する評価基準選択手段と、
上記評価基準選択手段により選択された要素が特定する
データを、上記表のデータ領域に出力する評価出力制御
手段と、を備えていることを特徴とするデータ分析装置
を要旨としている。
【0013】請求項3記載の発明(以下第3発明とす
る)は以下の構成を採用している。すなわち、図1
(a)の実線および一点鎖線に例示する通り、上記デー
タ種類選択手段は、上記列項目に出力するデータの区分
を選択する列項目区分選択手段と、上記行項目に出力す
るデータの区分を選択する行項目区分選択手段と、上記
データ領域に出力するデータの内容を選択する内容選択
手段と、上記データ領域に出力するデータの範囲を選択
する範囲選択手段と、上記データ領域に出力するデータ
の表現を選択する表現選択手段と、を含むことを特徴と
する請求項1または2のいずれかに記載のデータ分析装
置を要旨としている。
【0014】請求項4記載の発明(以下第4発明とす
る)は以下の構成を採用している。即ち、上記内容選択
手段、上記範囲選択手段、上記表現選択手段の内から選
択される1つの選択手段を固定とし、該固定された選択
手段により選択されていた複数の要素を上記表の行項目
として出力し、上記固定された選択手段を除く他の2つ
の選択手段により選択される要素の組み合せが特定する
データを上記データ領域に出力することを特徴とする請
求項3記載のデータ分析装置を要旨としている。
【0015】請求項5記載の発明(以下第5発明とす
る)は以下の構成を採用している。即ち、図1(a)の
実線および二点鎖線に例示する通り、上記表は、さらに
タイトル項目を備えており、上記タイトル項目に出力す
るデータを選択するタイトル項目選択手段と、上記タイ
トル項目選択手段により選択された要素が特定するデー
タを、上記表のタイトル項目に出力するタイトル出力制
御手段と、を備えていることを特徴とする請求項1ない
し4のいずれかに記載のデータ分析装置を要旨としてい
る。
【0016】請求項6記載の発明(以下第6発明とす
る)は以下の構成を採用している。即ち、上記タイトル
項目選択手段は、上記行項目選択手段または列項目選択
手段の一方により選択されていた要素の内から選択する
ものとし、上記列項目選択手段は、上記行項目選択手段
または列項目選択手段の他方により選択されていた要素
の内から上記列項目に出力するデータを選択するものと
し、上記行項目選択手段は、上記データ種類選択手段に
より選択される要素の組み合せ、または上記評価基準選
択手段により選択される要素の組み合せのいくつかが予
め選択設定されていることを特徴とする請求項5記載の
データ分析装置を要旨としている。
【0017】請求項7記載の発明(以下第7発明とす
る)は以下の構成を採用している。即ち、図1(b)に
例示する通り、通信を介して送信されるデータ、記憶手
段から読み出されるデータまたは演算手段により算出さ
れるデータを、列項目と、行項目と、該列項目および行
項目に特定されるデータが出力されるデータ領域とを備
えた表として出力するデータ分析装置において、上記列
項目、行項目およびデータ領域に出力する分析対象を選
択する分析対象選択手段と、上記分析対象選択手段によ
り選択された分析対象の分析内容を選択する分析内容選
択手段と、上記分析対象選択手段および分析内容選択手
段により定められる分析対象および分析内容に応じて予
め定められた複数の分析表形式の内から所望の分析表形
式を選択する分析表形式選択手段と、上記分析対象選択
手段、分析内容選択手段および分析表形式選択手段によ
り選択された要素の組み合せが特定するデータを、上記
表の、列項目、行項目およびデータ領域に出力する出力
制御手段と、を備えていることを特徴とするデータ分析
装置を要旨としている。
【0018】
【作用】第1発明のデータ分析装置の場合、列項目選択
手段により列項目に出力するデータを選択し、行項目選
択手段により行項目に出力するデータを選択し、データ
種類選択手段によりデータ領域に出力するデータの種類
を選択している。そして出力制御手段が、列項目選択手
段、行項目選択手段およびデータ種類選択手段により選
択された要素の組み合せが特定するデータを、表の、列
項目、行項目およびデータ領域に出力している。
【0019】そのため操作を行う者は要求に対して必要
なデータのみを、膨大なデータ群の中から効率よく読み
出すことが可能で、結果を表として得ることができる。
その際、管理者、部門、業種、動向などにより必要とな
る情報が異なっても、各選択手段により選択する要素の
組み合せにより、個々の要求に対応した所望の情報のみ
を得ることができる。また特に、分析業務などの非定形
業務で、列項目、行項目、データの種類を何度も変更し
て試行錯誤を繰り返すような場合でも、単に選択手段の
要素の組み合せを変更するだけでよい。列項目選択手
段、行項目選択手段、データ種類選択手段により選択す
る要素の組み合せは、例えば企業が扱う製品、サービス
などの管理対象や企業が持つノウハウなどに応じてあら
かじめ設定しておけばよい。
【0020】例えば第1発明のデータ分析装置により分
析される対象として、列項目選択手段により選択される
要素として、得意先、仕入先、担当/セクション、商品
などがあり、行項目選択手段により選択される要素とし
て、商品(管理項目)、商売区分(取引)、月推移(時
系列)などが考えられる。
【0021】第2発明のデータ分析装置の場合、第1発
明のデータ分析装置にさらに、評価基準選択手段により
データ領域に出力されるデータに対する評価の基準を選
択し、評価出力制御手段が評価基準選択手段により選択
された要素が特定するデータを、表のデータ領域に出力
している。
【0022】評価の基準はデータにより異なり、また管
理者、部門、業種、動向などにより分析すべき評価の基
準も異なる。そのため評価基準選択手段および評価出力
制御手段を有することにより個々の要求に対応した情報
を得ることができる。またどのような評価の基準を要素
として持つかは、管理対象や企業が持つノウハウによっ
て異なるため要求に対応して予め設定しておけばよい。
【0023】例えば評価基準選択手段により選択される
要素としては、売上ランク(店別,担当別,商品別)、
ウエイトランク、単価水準、益率ランク、増減ランクな
どが考えられる。第3発明のデータ分析装置の場合さら
に、列項目区分選択手段により列項目に出力するデータ
の区分を選択し、行項目区分選択手段により行項目に出
力するデータの区分を選択し、内容選択手段によりデー
タ領域に出力するデータの内容を選択し、範囲選択手段
によりデータ領域に出力するデータの範囲を選択し、表
現選択手段によりデータ領域に出力するデータの表現を
選択している。
【0024】列項目区分選択手段により選択される要素
としては例えば、店別、地域別、タイプ別、規模別、ル
ート別、資格別、ランク別、取引別などがあり、行項目
区分選択手段により選択される要素としては例えば、大
区分、中区分、小区分などが考えられる。分析業務に要
するデータの種類を特定するのは例えば、金額、数量、
粗利などのデータの内容、例えば対当月、対前月、対予
算のそれぞれ単計または累計などのデータの範囲、例え
ば実数、タテ比、ヨコ比、指数、益率、平均単価、平均
粗利、増減率などのデータの表現であり、これらの要素
から個々の要求を満たす要素の組み合せを選択すればよ
い。
【0025】第4発明のデータ分析装置の場合、第3発
明のデータ分析装置であって、内容選択手段、範囲選択
手段、表現選択手段の内から選択される1つの選択手段
を固定とし、その固定された選択手段により選択されて
いた複数の要素を表の行項目として出力し、その固定さ
れた選択手段を除く他の2つの選択手段により選択され
る要素の組み合せが特定するデータをデータ領域に出力
している。
【0026】第3発明の例でみると、例えば内容選択手
段を選択して固定とするならば、金額、数量、粗利が行
項目として固定になり、他の範囲選択手段および表現選
択手段により選択される要素の組み合せにより特定され
るデータがデータ領域に出力される。
【0027】第5発明のデータ分析装置の場合、さら
に、表がタイトル項目を備えており、タイトル項目選択
手段によりタイトル項目に出力するデータを選択し、タ
イトル出力制御手段によりタイトル項目選択手段により
選択された要素が特定するデータを表のタイトル項目に
出力している。
【0028】第6発明のデータ分析装置の場合、第5発
明のデータ分析装置であって、タイトル項目選択手段
は、行項目選択手段または列項目選択手段の一方により
選択されていた要素の内から選択するものとし、列項目
選択手段は、行項目選択手段または列項目選択手段の他
方により選択されていた要素の内から列項目に出力する
データを選択するものとし、行項目選択手段は、データ
種類選択手段により選択される要素の組み合せ、または
評価基準選択手段により選択される要素の組み合せのい
くつかが予め選択設定されている。
【0029】つまり第1発明の例ならば、例えば、店
別、地域別、タイプ別、規模別、ルート別、資格別、ラ
ンク別、取引別などの列項目選択手段により選択されて
いた要素の内からタイトル項目に出力するデータが選択
され、大区分、中区分、小区分などの行項目選択手段に
より選択されていた要素の内から列項目に出力するデー
タが選択される。またデータ種類選択手段として、例え
ば金額、当月単計、実数といった組み合せやそれに対す
る店別売上ランクなど、必要とされる要素のいくつかの
組み合せが予め選択設定されており、選択設定された要
素の組み合せは行項目に出力される。
【0030】第7発明のデータ分析装置の場合、分析対
象選択手段により列項目、行項目およびデータ領域に出
力する分析対象を選択し、分析内容選択手段により分析
対象選択手段により選択された分析対象の分析内容を選
択し、分析表形式選択手段により分析対象選択手段およ
び分析内容選択手段により定められる分析対象および分
析内容に応じて予め定められた複数の分析表形式の内か
ら所望の分析表形式を選択する。そして出力制御手段
が、分析対象選択手段、分析内容選択手段および分析表
形式選択手段により選択された要素の組み合せが特定す
るデータを、表の、列項目、行項目およびデータ領域に
出力する。
【0031】すなわち第7発明のデータ分析装置によれ
ば、分析対象と分析内容とを選択すれば、その選択に対
応した分析表形式が予め定められており、操作を行う者
はそれらの分析表形式の内から所望の分析表形式を選択
すればよいことになる。分析対象選択手段により選択さ
れる分析対象としては、例えば、得意先×商品、得意先
×商品セクション、販売セクション×商品、販売セクシ
ョン×商品セクションなどが考えられる。分析内容選択
手段により選択される分析内容としては、例えば、月度
分析、比較分析、推移分析などが考えられる。分析表形
式選択手段により選択される分析表形式としては、例え
ば、分析対象が得意先(A)×商品(B)であるなら
ば、得意先(A)を基準にして販売データとして分析し
たり、商品(B)を基準として商品データとして分析し
たり、得意先(A)および商品(B)を基準として共通
データとして分析したりすることが考えられる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面に基づ
き詳細に説明する。図2は、本発明の第1実施例として
のデータ分析装置1が配置される環境周辺のハードウエ
ア構成を示している。データ分析装置1は、企業内のネ
ットワーク3内で稼働しており、ワークステーションに
インストールされているソフトウエアに基づいた処理を
行うものである。
【0033】企業内のネットワーク3は大別して、全社
情報システム7および部門情報システム9を備えてお
り、通信回線を介してデータの送受信を可能としてい
る。全社情報システム7では、汎用大型計算機71、F
EPサーバ73(フロントエンドプロセッサ;前置処理
装置)などが備えられている。汎用大型計算機71は、
企業内のさまざまなデータを集中して管理しているもの
であり、例えば企業内の各部門、地域の支店や営業所な
どから送信されるデータを格納している。FEPサーバ
73は、汎用大型計算機71から送信されるデータを部
門情報システム9に送信するためのサーバ用計算機であ
る。
【0034】部門情報システム9は、企業内の各部門、
地域の支店や営業所などに構築されているローカルエリ
アの計算機システムである。部門情報システム9内では
ローカルエリアネットワークを介したデータの送受信を
行っている。部門情報システム9は、部門サーバ91、
データ分析装置1などを備えている。部門サーバ91
は、全社情報システム7などから送信されるデータを受
け取るためのサーバ用計算機である。部門サーバ91で
受信したデータは、ローカルエリアネットワークを介し
てデータ分析装置1などに送信される。データ分析装置
1は、ワークステーションにインストールされているソ
フトウエアに基づいた処理を行うものである。部門毎の
担当者はデータ分析装置1を操作することで、ワークス
テーションにインストールされているソフトウエアを実
行させ、データ分析装置1として機能させる。部門毎の
担当者は、データ分析装置1により、各々の要求に応じ
たデータを取り出して分析業務を行う。
【0035】図3は、データ分析装置1が企業内の計算
機システムでどのように機能しているかを概念的に示し
ている。従来例として示した図22と比較することでわ
かるように、全社情報システム7では種々の大量データ
に基づき、予め定められた処理手順による定形処理が行
われている。一方、部門毎に設けられた個々の端末計算
機11のレベルでは個々の要求に対応する形でデータを
読み出し加工する非定形処理が行われる。本実施例のデ
ータ分析装置1は、その中間に位置して定例処理を実行
するものである。
【0036】ここで定例処理とは、定形処理により格納
されているデータを、操作者が個々の要求に応じて、所
定の処理操作手順に基づきデータ分析装置1を操作し、
所定の表形式で読み出す処理をいう。所定の処理操作手
順とは、目的とする情報を効率よく読み出すために、項
目別に予め定められた複数の要素の内から、所望の要素
の組み合せを選択するための操作手順である。データ分
析装置1はこのような定例処理を実行することで、各々
の操作者が個々のレベルで非定形処理を実行する前に、
あらかじめ必要となるデータのみ読み出す際に用いられ
る。つまりデータ分析装置1は、操作者の必要に応じた
データを読み出すために必要かつ十分な処理操作手順を
提供し実行するものである。例えば、営業、生産、経
理、管理など部門毎に異なる要求に対して、特定区分の
得意先に対する商品の売上など所望のデータを要求に応
じて読み出し、益率ランクなどの評価基準で評価すると
いった分析業務を所定の処理操作手順で効率よく実行で
きる。
【0037】図4は、商品取引にて、支店、課、担当な
どの部門毎で行われる業務内容を示している。部門毎の
当事者401は、仕入先403から商品を仕入れ、得意
先405に送り、対価を得意先405から受けて仕入先
403に送る。その際、当事者401が行う分析業務
は、管理対象としての得意先405を例えば、店別、地
域別、タイプ別、規模別、ルート別、資格別、ランク
別、取引別などの区分に分割し、各区分毎のデータを評
価基準に照らし合わせることで分析業務を行うことにな
る。評価基準としては例えば、売上ランク(店別,担当
別,商品別)、ウエイトランク、単価水準、益率ラン
ク、増減ランクなどが考えられる。これらの区分および
評価基準は、企業が行う事業の内容、部門が持つノウハ
ウ、企業内での機能などにより異なるものであり、要求
に応じて設定変更することができる。
【0038】以上のような部門毎の要求に対応して、デ
ータ分析装置1では次に示すような項目に基づき、分析
処理を実行するものである。
【0039】
【表1】
【0040】つまり何を分析対象(主管理項目と呼ぶ)
とするのか、分析対象を何との関わり(副管理項目と呼
ぶ)で見るのかを決定する。そして主管理項目および副
管理項目は、どのような区分とすればよいかを決定す
る。例えば、主管理項目として得意先、副管理項目とし
て商品、区分として得意先ならば地域で分けたり、商品
ならば商品分類の区分の大きさで分けたりできる。次
に、決定された分析対象をどのようなデータ種類で分析
するかを決定する。例えばデータ内容として金額、デー
タ範囲として当月累計、データ表現として益率として出
力して分析することが考えられる。最後に、分析業務を
どのような評価基準で行うかを決定する。例えば益率な
らば、数値を段階毎に設定してランク付けすることで評
価が容易になる。分析を行う者は、データ分析装置1で
以上のような項目に対し要素を選択することで所望のデ
ータを得ることができ、評価することができる。
【0041】例えば、主管理項目として得意先、副管理
項目として商品を選択した場合、分析を行う操作者は、
次の表に示す項目から要素の選択を行う。
【0042】
【表2】
【0043】次にデータ分析装置1で、得意先と商品と
の関係を分析する場合の各種ファイルの設定について説
明する。図5は、データ分析装置1が外部の装置(例え
ば部門情報システム9内でローカルエリアネットワーク
を介したデータの送受信を行う部門サーバ91)とどの
ようなデータのやりとりを行っているかについて示して
いる。データ分析装置1に入力されるデータは大別し
て、売上実績データ501およびマスタファイル503
に分けられる。全社情報システム7などから送信された
りする売上実績データ501、および得意先と商品との
関わりを分析するために必要となる各種設定を行うため
のマスタファイル503を入力としている。入力される
売上実績データ501およびマスタファイル503を基
に、データ分析装置1を操作することで分析業務が実行
される。分析結果は表として、ディスプレイ装置505
に出力されたり、帳票印刷507とされたりする。さら
に出力された表を個々の端末計算機11で、個々のレベ
ルで加工を行うことも考えられる。端末計算機11とし
てはパーソナルコンピュータを用い、表データをグラフ
にするなどの非定形処理を施すことができる。
【0044】図6は、図5で説明した売上実績データ5
01およびマスタファイル503が格納しているデータ
の内容を示している。図6(a)は、外部から入力する
売上実績データ501を示している。売上実績データ5
01は、得意先コードおよび商品コードに対応した先
月、当月、累計などに対する、数量、金額、粗利などの
売上に関するさまざまなデータを格納している。売上実
績データ501は、得意先コードおよび商品コードなど
のコードで格納されているため、得意先コードに対する
得意先名のデータが格納されている得意先マスタ501
aも同時に設定している。
【0045】図6(b)は、得意先および商品を分析す
る際、データ分析装置1に予め設定されているマスタフ
ァイル503を示している。マスタファイル503は、
商品分類マスタ503a、属性マスタ503b、得意先
マスタ503c、各種評価マスタ503dなどを含んで
いる。商品分類マスタ503aは、商品コードに対応し
た商品名を設定するファイルであり、属性マスタ503
bは主管理項目を区分する属性を設定するファイルであ
り、得意先マスタ503cは得意先コード、得意先名、
得意先属性を設定するファイルであり、各種評価マスタ
503dは各評価基準を設定するファイルである。
【0046】図7は、図6に示した商品分類マスタ50
3aの一例を示している。商品を3桁の数字およびロー
マ字で示しており、各桁を0〜9,A〜Zの36文字で
分類している。また最上位の桁で大区分、中位の桁で中
区分、最下位の桁で小区分を分類している。例えば最上
位の桁が「1」であれば大区分としての「着物」、
「2」であれば「羽織り」を表している。さらに最上位
および中位の桁で「10」ならば「喪服」、「11」な
らば「黒留袖」を表している。最下位の桁を用いること
によりさらに「喪服」を小区分として36の商品に分類
することもできる。属性マスタ503b、得意先マスタ
503cについても同様である。また評価マスタ503
dの設定例については後述する。
【0047】次に、データ分析装置1で実行される処理
についてフローチャートに基づき説明する。図8は、デ
ータ分析装置1で分析業務を行う際に実行される処理手
順を示すフローチャートである。分析業務を行う者がデ
ータ分析装置1を所定の手順に基づき操作することで、
データ分析装置1は売上実績データ501およびマスタ
ファイル503などのデータに基づいた処理を実行す
る。
【0048】まず最初に操作者は処理手順の導入とし
て、データ分析装置1で行う処理として、分析する管理
対象(主管理項目)、対象を何との関わりで分析するか
(副管理項目)、表形式として一覧表とするのか個別表
とするのかを選択する(S801)。図9にこの導入選
択処理(S801)の概要を示している。主管理項目と
しては、得意先管理の他に、仕入先管理、担当セクショ
ン管理、商品管理などを選択してもよい。副管理項目と
しては、商品の他に、販売区分、月推移などを選択して
もよい。表示形式としては、一覧表または個別表を選択
することができる。
【0049】一覧表を選択した場合は一覧表901に示
すように、主管理項目としての得意先が列項目、副管理
項目としての商品が行項目として出力されることにな
る。つまり導入選択処理(S801)で一覧表を選択す
る場合、主管理項目の選択が列項目選択手段としての機
能を果たすことになり、副管理項目の選択が行項目選択
手段としての機能を果たすことになる。
【0050】個別表を選択した場合は、図9の個別表9
03に示すように、主管理項目としての得意先がタイト
ル項目、副管理項目としての商品が列項目として出力さ
れる。つまり導入選択処理(S801)で個別表を選択
する場合、主管理項目の選択がタイトル項目選択手段と
しての機能を果たすことになり、副管理項目の選択が列
項目選択手段としての機能を果たすことになる。
【0051】図10は、導入選択処理(S801)でデ
ータ分析装置1が出力する選択画面である。操作者はマ
ウスを操作して各要素を選択することで、主管理項目1
001、それに対する副管理項目1003、表形式項目
1005としての一覧表(一覧画面)か個別表(個別画
面)かの選択を設定する。
【0052】操作者により要素の組み合せが選択され、
導入選択処理(S801)が実行されると、データ分析
装置1は、操作者による表形式の選択が一覧表であるか
個別表であるかを判断する(S803)。まず最初に表
形式判断処理(S803)により、一覧表の選択が判断
された場合(S803:一覧表)について説明する。一
覧表の選択が判断された場合、一覧表を出力するために
操作者は、さらに、出力するデータを特定する各要素の
組み合せを選択する(S805)。この一覧表要素選択
処理(S805)で操作者は、項目の区分、データ種類
および評価基準の要素を選択することになる。
【0053】図11は、データ分析装置1が一覧表要素
選択処理(S805)で選択できる要素を示している。
主管理項目区分サブウインドウ1101、副管理項目区
分サブウインドウ1103、データ内容サブウインドウ
1105、データ範囲サブウインドウ1107、データ
表現サブウインドウ1109、評価基準サブウインドウ
1111の項目から各々要素を選択して、その組み合せ
により特定されるデータがデータ領域に出力される。こ
の選択処理は、マウスの操作により各要素のサブウイン
ドウを開いて要素の組み合せを選択できるように構成さ
れている。
【0054】主管理項目区分サブウインドウ1101
は、主管理項目の属性区分を選択するものであり、選択
された主管理項目の区分は、一覧表の場合は列項目、個
別表の場合はタイトル項目に出力される。主管理項目を
得意先とした場合は、店別、地域別、タイプ別、規模
別、ルート別、資格別、ランク別、取引別などの要素か
ら選択することになる。この主管理項目区分サブウイン
ドウ1101からの選択処理は、一覧表が選択されてい
る場合は列項目区分選択手段、個別表が選択されている
場合はタイトル項目選択手段としての機能を果たすこと
になる。
【0055】副管理項目区分サブウインドウ1103
は、副管理項目の属性区分を選択するものであり、選択
された副管理項目の区分は、一覧表の場合は行項目、個
別表の場合は列項目に出力される。副管理項目を商品と
した場合は、大区分、中区分、小区分などの要素から選
択することになる。この副管理項目区分サブウインドウ
1103からの選択処理は、一覧表が選択されている場
合は行項目区分選択手段、個別表が選択されている場合
は列項目区分選択手段としての機能を果たすことにな
る。
【0056】データ種類として、データ内容サブウイン
ドウ1105、データ範囲サブウインドウ1107およ
びデータ表現サブウインドウ1109を選択することに
なる。この3つの選択処理は、データ種類選択手段とし
ての機能を果たすことになる。
【0057】データ内容サブウインドウ1105は、デ
ータ領域に出力するデータの内容を選択するものであ
り、数量、金額、粗利などの要素から選択することにな
る。データ内容サブウインドウ1105からの選択処理
は、内容選択手段としての機能を果たすことになる。
【0058】データ範囲サブウインドウ1107は、デ
ータ領域に出力するデータの範囲を選択するものであ
り、対当月、対前月、対予算のそれぞれ単計または累計
などの要素から選択することになる。このデータ範囲サ
ブウインドウ1107からの選択処理は、範囲選択手段
としての機能を果たすことになる。
【0059】データ表現サブウインドウ1109は、デ
ータ領域に出力するデータの表現を選択するものであ
り、実数、タテ比、ヨコ比、指数、益率、平均単価、平
均粗利、増減率などの要素から選択することになる。こ
のデータ表現サブウインドウ1109からの選択処理
は、表現選択手段としての機能を果たすことになる。評
価基準サブウインドウ1111は、データ内容サブウイ
ンドウ1105、データ範囲サブウインドウ1107お
よびデータ表現サブウインドウ1109により特定され
るデータに対する評価基準を選択するものである。この
評価基準サブウインドウ1111を設定しない場合はデ
ータ領域に、データ内容サブウインドウ1105、デー
タ範囲サブウインドウ1107およびデータ表現サブウ
インドウ1109によって特定されるデータが出力さ
れ、評価基準サブウインドウ1111を設定した場合
は、データ領域に選択した評価基準に基づいて評価結果
が出力される。評価基準サブウインドウ1111とし
て、売上ランク(店別,担当別,商品別)、ウエイトラ
ンク、単価水準、益率ランク、増減ランクなどから選択
することになる。この評価基準サブウインドウ1111
からの選択処理が、評価基準選択手段としての機能を果
たすことになる。その際、評価基準サブウインドウ11
11としては評価マスタ503dにより設定されること
になるが、データの内容によって異なるため次の表に示
すように、データの種類に対する評価基準は定められる
ことになる。
【0060】
【表3】
【0061】この評価基準として以下のような範囲によ
るABC分析または利益率分析を行うことができる。
【0062】
【表4】
【0063】
【表5】
【0064】このようにして操作者が一覧表要素選択処
理(S805)を終えると、データ分析装置1は、図1
2に示すような一覧表1201を出力する(S80
9)。なお図12以降のデータ出力画面を示す図面で
は、仮の数値データを第1行のみ示しておき、後はダミ
ーデータとして「XXX,XXX」と記載している。
【0065】図12に示される一覧表1201は、列項
目1203、行項目1205およびデータ領域1207
を備えている。列項目1203には、主管理項目として
選択された得意先が、主管理項目区分サブウインドウ1
101で選択された「店別」で出力されている。行項目
1205には、副管理項目として選択された商品が、副
管理項目区分サブウインドウ1103で選択された「大
区分」で出力されている。データ領域1207には、デ
ータ内容サブウインドウ1105で選択された「金額」
が、データ範囲サブウインドウ1107で選択された
「当月単計」の範囲で、データ表現サブウインドウ11
09で選択された「実数」で出力されている。この例で
は評価基準サブウインドウ1111は選択されていな
い。
【0066】図13は、図12に示される一覧表120
1の行項目1205から「着物」1205aを副管理項
目区分サブウインドウ1103の「中区分」として選択
した場合に出力される一覧表1301を示している。一
覧表1301は、列項目1303、行項目1305およ
びデータ領域1307を備えている。その際、図12に
示された一覧表1201の行項目1205が示していた
「着物」1205aを、行項目1305として中区分で
出力している。
【0067】図14は、主管理項目区分サブウインドウ
1101として「地域」を選択した場合に出力される一
覧表1401を示している。一覧表1401は、列項目
1403、行項目1405およびデータ領域1407を
備えている。列項目1403に示されるように、得意先
が地域別に区別されて出力されている。
【0068】図15は、図14に示される一覧表140
1の列項目1403から「東京商事」1403aを主管
理項目区分サブウインドウ1101の「店別」として選
択した場合に出力される一覧表1501を示している。
一覧表1501は、列項目1503、行項目1505お
よびデータ領域1507を備えている。その際、図14
に示された一覧表1401の列項目1403が示してい
た「東京商事」1403aを、列項目1503として
「店別」で出力している。
【0069】また評価基準サブウインドウ1111を選
択して設定した場合は、データ領域1207,130
7,1407,1507に、A〜CあるいはA〜Jで示
される評価が出力されることになる。このように操作者
は、一覧表要素選択処理(S805)およびデータ出力
処理(S809)を繰り返し選択し実行することで、所
望のデータを取り出し、それらのデータを基にした分析
を行うことができる。操作者の選択に対し、画面上の表
の所定の位置に所定のデータを出力するデータ出力処理
(S809)は、出力制御手段としての機能を果たすこ
とになる。評価基準サブウインドウ1111を選択して
設定した場合は、データ出力処理(S809)が評価出
力制御手段としての機能も果たすことになり、データ領
域1207,1307,1407,1507に評価が出
力されることになる。
【0070】次に表形式判断処理(S803)により、
個別表の選択が判断された場合(S803:個別表)に
ついて説明する。個別表の選択が判断された場合、個別
表を出力するために操作者は、タイトル項目、項目区分
の2つの要素を選択することになる(S807)。
【0071】個別表にてタイトル項目、項目区分を選択
する場合も、図11に示す選択要素と同様であるが、個
別表の場合は主管理項目区分サブウインドウ1101お
よび副管理項目区分サブウインドウ1103の2つを選
択することになる。主管理項目区分サブウインドウ11
01は、主管理項目の属性区分を選択するものであり、
選択された主管理項目の区分は、個別表の場合はタイト
ル項目に出力される。この主管理項目区分サブウインド
ウ1101からの選択処理は個別表が選択されている場
合、タイトル項目選択手段としての機能を果たすことに
なる。
【0072】副管理項目区分サブウインドウ1103
は、副管理項目の属性区分を選択するものであり、選択
された副管理項目の区分は、個別表の場合は列項目に出
力される。この副管理項目区分サブウインドウ1103
からの選択処理は、個別表が選択されている場合は列項
目区分選択手段としての機能を果たすことになる。
【0073】図16は、個別表にてタイトル項目選択手
段としての機能を果たす主管理項目区分サブウインドウ
1101からタイトル項目を選択する手順を示してい
る。例えば主管理項目区分サブウインドウ1101から
「店別」を選択した場合、選択対象が多くなることから
店別コード入力ウインドウ1601を一旦開き、コード
入力領域1601aにタイトル項目として出力する店の
コード番号を入力する構成とできる。また例えば主管理
項目区分サブウインドウ1101として「地域」を選択
した場合、選択対象がそれほど多くならないことから地
域選択ウインドウ1603として、全ての地域からタイ
トル項目として出力する地域を選択する構成とできる。
【0074】図17は、主管理項目区分サブウインドウ
1101および副管理項目区分サブウインドウ1103
が選択されることにより出力する個別表1701を示し
ている。個別表1701は、タイトル項目1703、列
項目1705、行項目1707、データ領域1709を
備えている。タイトル項目1703には、主管理項目と
して選択された得意先の内で、主管理項目区分サブウイ
ンドウ1101で選択された「店別」としての「京都A
商店」が出力されている。列項目1705には、副管理
項目として選択された商品が、副管理項目区分サブウイ
ンドウ1103で選択された大区分で出力されている。
【0075】この場合行項目1707として出力される
データは、予め、データ内容サブウインドウ1105、
データ範囲サブウインドウ1107、データ表現サブウ
インドウ1109、評価基準サブウインドウ1111の
要素により選択される要素の組み合せのいくつかが設定
されている。図17の例では、前年同月、前月、当月予
算、数量、金額、粗利利益を、行項目1707として設
定してある。これは各部門毎に必要と思われるものを予
め設定しておけばよい。データ領域1709には、タイ
トル項目1703、列項目1705および行項目170
7が特定するデータが出力されている。このためこの構
成では、操作者がデータ内容サブウインドウ1105、
データ範囲サブウインドウ1107、データ表現サブウ
インドウ1109、評価基準サブウインドウ1111を
直接操作することはない。しかしこれは設計上の問題で
ありこれらの項目を操作者が直接操作できるように構成
してもよい。
【0076】図18は、図17に示される個別表170
1の列項目1705から「着物」1705aを副管理項
目区分サブウインドウ1103の中区分として選択した
場合に出力される個別表1801を示している。個別表
1801は、タイトル項目1703、列項目1805、
行項目1807およびデータ領域1809を備えてい
る。その際、図17に示された個別表1701の列項目
1705に出力されていた「着物」1705aを、列項
目1805として中区分で出力している。
【0077】図19は、データ分析装置1の変形例であ
り、データを一次元的に出力するように構成した個別表
1901を示している。この個別表1901は、タイト
ル項目1703、列項目1905、行項目1909、デ
ータ領域1909から構成される。個別表1901で
は、行項目1907が操作者の選択により自由に変更で
きるように構成されている。図19では例えば、データ
内容サブウインドウ1105から「金額」、データ範囲
サブウインドウ1107から「当月単」、データ表現サ
ブウインドウ1109から「実数」を選択した場合に出
力される個別表1901を示している。この場合行項目
1907は一列のデータとなる。
【0078】図20は、データ分析装置1の変形例であ
り、データ内容サブウインドウ1105、データ範囲サ
ブウインドウ1107、データ表現サブウインドウ11
09の内の1つの選択要素を選択して固定できるように
設定し、固定された選択要素サブウインドウ1105,
1107,1109により選択されていた複数の要素
を、行項目2007として出力する例を示している。こ
の個別表2001の場合、データ内容サブウインドウ1
105を選択して固定としている。そのためデータ内容
サブウインドウ1105により選択されていた「数
量」、「金額」、「粗利」の各要素が行項目2007と
して出力されている。このことでデータ内容サブウイン
ドウ1105をを除いた他の2つの選択要素サブウイン
ドウ1107,1109により要素の組み合せを選択で
きる。選択要素サブウインドウ1107,1109によ
り選択される要素の組み合せが特定するデータは、デー
タ領域2009に出力される。固定される選択手段とし
ては、データ範囲サブウインドウ1107またはデータ
表現サブウインドウ1109からの要素であってもよ
い。
【0079】図21は、図20で示した選択要素サブウ
インドウ1105,1107,1109から一つを選択
して固定する処理を一覧表2101に適用した変形例を
示している。一覧表2101では例えば、データ内容サ
ブウインドウ1105を固定として選択した場合であ
り、データ内容サブウインドウ1105により選択され
ていた「金額」、「数量」、「粗利」の要素を行項目2
105として出力している。そして操作者は、他の2つ
の選択要素である、データ範囲サブウインドウ1107
およびデータ表現サブウインドウ1109の要素から組
み合せを選択することになる。
【0080】このようにして操作者は、一覧表要素選択
処理(S805)と同様に、個別要素選択処理(S80
7)およびデータ出力処理(S809)を繰り返し選択
し実行することで、所望のデータを基にした分析を行う
ことができる。また個別表の場合、主管理項目区分サブ
ウインドウ1101からの選択により出力するデータ出
力処理(S809)は、出力制御手段とともにタイトル
出力制御手段としての機能も果たしている。
【0081】以上説明した通り、本実施例のデータ分析
装置1によれば、大量のデータ群の中からでも所望のデ
ータを効率よく読み出すことが可能となり、管理者、部
門、業種、動向などにより必要となる情報が異なっても
個々の要求に対応した所望の情報を容易に得ることがで
きる汎用性の高いデータ分析が可能となった。
【0082】全社情報システム7で汎用大型計算機71
で管理されるデータは膨大であるが、データ分析装置1
によれば、要素の組み合せを選択するだけでよいので、
効率よく目的とするデータを読み出すことができる。ま
た部門毎の受け手側で高い情報処理力が必要されること
もない。
【0083】またデータ分析装置1は、時間が経過して
データに対する要求が異なる場合、部門、業種、社員の
立場などの違いでデータに対する要求が異なる場合な
ど、あらゆるレベルの立場に対する要求を包括してデー
タを提供できる。企業や業種や部門毎のノウハウは、主
管理項目、副管理項目で選択する要素を設定したり、こ
れら管理項目の区分、データに対する評価を変更するこ
とで反映される。つまりデータ分析を行うために必要と
なる操作手順を、合理的に定例化しており要求に対する
汎用性および拡張性に優れている。
【0084】さらにデータ分析装置1では、作成した表
のままで列項目または行項目の一部を変更することが容
易にできる。そのため個々のエンドユーザに負担をかけ
ることなく、効率的に分析業務を行うことができる。特
に分析業務は非定形業務であることからエンドユーザは
数多くの列項目および行項目のパターンで試行錯誤を繰
り返すことが予測されるがその場合も迅速にデータを読
み出すことができる。
【0085】またデータ分析装置1でデータをどのよう
に格納し読み出すかについては、ソフトウエア設計上の
問題であり、計算機の能力などを考慮して構築すればよ
い。例えば本実施例では、予め全社情報システム7から
データを部門情報システム9の部門サーバ91に送信し
ておき、データ分析装置1で設定されるマスタファイル
503などを基にして、すぐに出力できる状態まで売上
実績データ501を計算して記憶装置に格納しておくこ
とが考えられる。このような構成とすることで、データ
分析装置1が操作されるにしたがって、きわめて迅速に
表を出力することができる。
【0086】その際、マスタファイル503の設定によ
り、データ分析装置1を操作してデータを読み出す上
で、その部門で必要となるデータのみを、全社情報シス
テム7の膨大なデータから読み出して記憶装置に用意し
ておけばよいことになる。例えば本実施例では図17に
示した個別表1701で、前年同月、前月、当月予算、
数量、金額、粗利利益を行項目1707として設定した
が、個別表に出力するデータとしてはこれら行項目17
07に対応するデータを記憶装置に格納しておけばよ
い。そのため全社情報システム7の膨大なデータを何度
も読み出す必要がなく、また同一データを重複して格納
することもなくなる。
【0087】その他の方法としても、データ伝送速度が
十分速いならば、操作者が選択に応じてその都度、所望
のデータを通信で取り出しても良いし、計算処理速度が
十分速いなら操作者の選択に応じてその都度、基礎デー
タに演算処理を加えて読み出す構成としてもよい。その
際、部門サーバ91が全社情報システム7から読み出す
基礎データは、各部門情報システム9で分析業務を実行
するために(データ分析装置1で定例処理を実行するた
めに)必要となるデータのみを格納しておけばよい。デ
ータ分析装置1は、定例処理として操作者の処理手順に
基づき基礎データを加工し、表形式として出力する。す
なわちデータ分析装置1は、基礎データに定例処理で得
られる付加価値を加えて分析業務を支援している。分析
業務を行う者は、データ分析装置1で定例処理に基づき
処理操作を進めるだけで、全社情報システム7の膨大な
データを意識することなく、個々の要求に応じた所望の
データを容易にかつ迅速に読み出し分析することができ
る。
【0088】実施例では、個別表1701,1801と
しての行項目1707,1807に出力する要素の組み
合せを予め設定する構成とした。この構成にすると分析
業務を実行する前に、必要となるデータの演算処理を実
行しておくことができ、操作に対する応答が速くなると
いう利点があるが、行項目1707,1807に出力す
る要素の組み合せは、操作を行う者により設定できるよ
うにすることも可能である。またデータ分析装置1は、
企業内だけでなく企業間あるいは企業外などさまざなま
分析業務に適用できる。
【0089】また実施例では、個別表1701,180
1のタイトル項目1703に、主管理項目区分サブウイ
ンドウ1101から選択する例を示したが、これは図2
2に示す通り副管理項目区分サブウインドウ1103か
ら選択するように構成してもよい。この場合図22の個
別表2201に示す通り、タイトル項目2203に商品
として例えば「着物」が選択され、列項目2205に店
別の項目が出力されることになる。
【0090】次に第2実施例としての分析装置について
図23〜図30に基づき説明する。第2実施例の分析装
置は、分析対象および分析内容に応じて予め複数の分析
表形式が定められており、これらの分析表形式の内から
所望の分析表形式を選択するものである。第1実施例で
示した分析装置1は、全社情報システム7の膨大なデー
タを効率よく取り出すことを目的としており、個々のレ
ベルでのデータ評価などは各端末(パーソナルコンピュ
ータ)で行うものであった。この点で第2実施例の分析
装置は、企業毎にデータを分析する視点がある程度制限
できることに基づき、分析対象における評価のための表
を予め定めておくものである。また第2実施例としての
分析装置のハードウエア構成については、第1実施例の
場合と同様であるので詳細な説明は省略する。
【0091】図23は、第2実施例としての分析装置が
実行するフローチャートである。図に示す通り、操作者
はまず最初に、分析装置を用いて分析する対象を選択す
る(S3001)。この選択は、第1実施例の図10に
示した処理に該当する。分析対象としては、どのような
組合せでもよいが実施例としては、例えば、以下の表6
に示す通り、得意先(A)×商品(B)、得意先(A)
×商品セクション(CB)、販売セクション(CA)×
商品(B)、販売セクション(CA)×商品セクション
(CB)の4通りの内から選択するものとしている。
【0092】
【表6】
【0093】そして以上の分析対象はさらに、それぞれ
個別と区分とに分けられる。すなわち表7に示す通り、
列および行の項目がそれぞれ個別と区分とに分類され、
個別×個別(タイプ1)、個別×区分および区分×個別
(タイプ2)、区分×区分(タイプ3)の3タイプに分
類される。
【0094】
【表7】
【0095】そのため表6に示した4通りの分析対象
は、図24および図25に示すように、個別と区分とに
よりさらに分類され、実施例の場合、最終的には20通
りの分析対象から所望の分析対象を選択することにな
る。第1実施例では分析対象を主管理項目のみとして扱
ったが、第2実施例では分析対象として第1実施例に比
較して細分された項目の組合せから選択するものとして
いる。
【0096】分析対象が選択させると、次に操作者は、
分析内容を選択する(S3003)。分析内容としては
以下の表8に示す通り、月度分析、推移分析、比較分析
の3通りから選択することになる。それぞれの分析内容
について分析する内容は表8に示す通りである。また月
度分析は、当月と累計とをさらに選択する。以下まず最
初に月度分析について示し、推移分析および比較分析に
ついての説明は後述する。
【0097】
【表8】
【0098】分析対象と分析内容とが選択されると、デ
ータ分析装置は、これら定められた分析対象および分析
内容に応じて予め定められた複数の分析表形式を表示す
る。操作者はそれらの分析表形式の内から所望の分析表
形式を選択することになる(S3005)。
【0099】ここで分析表形式について説明する。分析
表形式は、各企業や各部門などでデータの分析に必要と
思われる視点を、予め最終的に出力する表として示して
いるものである。すなわち視点として分析表形式が予め
定められているので、第1実施例の分析装置に比較し
て、より個別のニーズに合わせてカスタム化されている
ことになる。また第2実施例であっても、分析対象と分
析内容との選択は操作者に任されており、データ分析の
汎用性という点は十分に保たれている。
【0100】分析表形式は、利用する者の立場などによ
り表10に示す通り、一覧表(X)、集計表(Y)、個
別表(Z)の3通りの分析表形式に分類される。各々の
分析表形式についての特徴は、表10に示す通りであ
る。すなわち、一覧表(X)はデータを総括して一覧表
示するものであり、集計表(Y)は主に管理者により利
用され、個別表(Z)は主に担当者により利用される。
【0101】
【表9】
【0102】さらに分析表形式は、表11に示す通り2
つの分析対象(例えば、得意先(A)×商品(B))の
どちらを基準にするかの視点により、3通りに分類され
る。すなわち、得意先(A)×商品(B)を分析対象と
した場合、得意先(A)を基準とした場合(販売データ
となる)、得意先(A)および商品(B)の両方を基準
とした場合(共通データとなる)、商品(B)を基準と
した場合(商品データとなる)に分類される。この分類
により、出力できる分析表形式が制限を受ける。例え
ば、構成比などは販売データまたは商品データとして出
力するのに対し、数量実績などは共通データとして出力
する。
【0103】
【表10】
【0104】以上の通り分析表形式は2つの形式により
分類されるが、分析対象および分析内容に対して利用価
値が低いと考えられる分析表形式は予め削除されて、必
要と思われる分析表形式のみが選択の対象となる。この
ことで、分析対象の個別および区分の分類、ならびに得
意先(A)×商品(B)を分析対象とした場合の販売デ
ータ、共通データおよび商品データの分類により次の表
11〜表14の斜線で示した部分の分析表形式を選択の
対象とすればよいことになる。
【0105】
【表11】
【0106】
【表12】
【0107】
【表13】
【0108】
【表14】
【0109】そして、得意先(A)×商品(B)を分析
対象とした場合、分析装置が選択の対象として出力する
分析表形式が、以下の表15〜表18により定められ
る。操作者は、分析対象に応じて以下の白丸または黒丸
で示した分析表形式から所望の分析表形式を選択するこ
とになる。
【0110】
【表15】
【0111】
【表16】
【0112】
【表17】
【0113】
【表18】
【0114】以上のように分析対象および分析内容によ
り、必要と思われる分析表形式は限られている。例え
ば、ABC分析を個別で行うことはあまり意味のあるこ
とではなく、分析対象を区分とした場合にのみ選択の対
象として表示すればよい。実施例では以上のように分類
した分析表形式を示したが、これは企業が扱う業務の内
容、商品の分類、分析する際の視点を定めるノウハウな
どに応じて適宜設定すればよい。
【0115】操作者がこれらの分析表形式から所望の分
析表形式を選択すると、分析装置はこれらの要素の組み
合せが特定するデータを分析表として出力する(S30
07)。図26〜図28はこの分析表の一例である。図
26は、分析対象として得意先×商品、タイプとして個
人×個人(タイプ1)、分析内容として月度分析の販売
金額、分析区分として共通データ、表形式として一覧表
をそれぞれ選択した場合に出力される分析表の一例であ
る。図27、図28についても同様に、それぞれ分析対
象、分析内容、分析表形式を選択することによりこれら
の表が出力される。
【0116】次に、図23の分析内容選択処理(S30
03)で、操作者が分析内容として推移分析または比較
分析を選択した場合について説明する。まず最初に比較
分析について説明する。比較分析では、基準月のデータ
をベースとして、比較する対象の月のデータとの間に、
どこに、どれだけの差が、どのような形で違いが発生し
ているかをつかむ。実施例では、基準を当月のデータと
し、比較の対象を対前年同月(当月,累計)または対販
売予算(当月,累計)とする。分析内容選択処理(S3
003)で比較分析を選択した場合、当月と比較する対
象月についての選択も行う。
【0117】比較分析における視点は以下の表19に示
す5通りとなる。すなわち、差の絶対値、変化の程度、
変化総量への寄与、位置変動、および関係の変化をそれ
ぞれつかむことで比較分析を行う。この場合、変化の程
度をつかむ視点では、グロス(単純計算)とネット(平
均以上の伸び)の2種類がある。
【0118】
【表19】
【0119】このような比較分析を行う場合、予め定め
られている分析表形式から所望の分析表形式を選択する
処理(S3005)に応じて表19に掲げた視点のいず
れとなるかが決定される。表20は、各視点がそれぞれ
どのような分析表形式に対応しているかを示している。
分析表形式によって、データを比較分析する視点も定ま
ることになる。
【0120】
【表20】
【0121】表21は、さらに詳しく、得意先(A)×
商品(B)で個別×個別(表15と同様)を分析対象と
した場合に比較分析を行う場合の対応関係を示してい
る。すなわち、この分析対象および分析内容で比較分析
を行う場合、予め定められる複数の分析表形式は、この
表21の対応で定められ、操作者が分析視点を選択する
ことになる。また得意先(A)×商品(B)で、基準を
得意先(A)とした販売データ、共通とした共通デー
タ、商品(B)とした商品データをそれぞれ選択する場
合の分析表形式に対する対応関係は表15に示した場合
と同様である。
【0122】
【表21】
【0123】図29は、比較分析を行う場合の分析表を
示している。分析対象を得意先×商品、個人×個人(タ
イプ1)、分析内容として対前月の売上額増減(比
較)、分析区分として共通データ、表形式として一覧表
とした場合に示される分析表の一例である。
【0124】次に、推移分析について説明する。推移分
析では、これまでに示した月度分析および比較分析の結
果を、月度を横軸にして一覧表示する。このことでデー
タの時間的な推移(トレンド)を知ることができる。デ
ータが実数で示される場合は、半期単位または期単位
に、季節指数または月別構成比を追加する。季節指数と
は、平均月当額に対する月毎実績のレベルであり、月別
構成比とは、月別のウエイトを測定したものである。こ
の推移分析により、どのような推移で、どう安定(ある
いは不安定)しており、どこに特徴があるかなどの視点
からデータを分析できる。
【0125】推移分析を行う場合に分析内容としてさら
に、当年推移と前年比推移との2種類から選択をするこ
とになる。当年推移とは、月度分析データの推移をい
い、前年比推移とは、比較分析データの推移をいう。推
移分析では、横軸は月度で定められており、操作者が分
析対象選択処理(S3001)として選択するのは、タ
イトル項目および縦項目となる。
【0126】表22は、表6に示した分析対象を例とし
て、推移分析がどの分析対象に対して行われるかの関係
を示している。一方がタイトル項目となり他方が縦項目
となる。
【0127】
【表22】
【0128】表23は具体的に推移分析を行う場合に、
予め定められた分析表形式として選択できる分析表形式
を示している。分析対象としてタイトル項目が、得意先
(A)であるか商品(B)であるかを選択して、さらに
具体的に分析対象(例えば、店名、商品名、セクション
名)を選択する。また年間の総合計を出力するか否かな
どの選択も行う。
【0129】
【表23】
【0130】図30は、推移分析を行った場合に出力さ
れる分析表を示している。タイトル項目として、「管理
項目」の「商品合計」を選択している。以上示した通り
第2実施例のデータ分析装置によれば、操作者は分析対
象および分析内容を選択した後、その選択に対応した分
析表形式が予め定められており、操作を行う者はそれら
の分析表形式の内から所望の分析表形式を選択すればよ
い。各企業や各部門で実行するデータ分析は、業種や経
験などからある程度分析の視点が限られており、第2実
施例のデータ分析装置によれば、必要と思われる分析の
視点を分析表形式として用意しておくことができる。こ
のことで、あらゆる組合せの選択を可能としている第1
発明のデータ分析装置に比較して、データを格納してお
くメモリの容量が少なくて済む。
【0131】また第2実施例のデータ分析装置によれ
ば、最終的にデータ分析できる表形式で出力されるの
で、迅速なデータ分析が可能となる。選択する対象とし
て、分析対象および分析内容の組合せを操作者が選択す
るので、データの汎用性という点でも問題はない。
【0132】
【発明の効果】以上詳述した通り第1発明のデータ分析
装置によれば、大量のデータ群の中からでも所望のデー
タを効率よく読み出すことを可能とし、管理者、部門、
業種、動向などにより必要となる情報が異なっても個々
の要求に対応した所望の情報を容易に得ることができる
汎用性の高い分析処理を行うことが可能となった。
【0133】第2発明のデータ分析装置によれば、評価
基準選択手段および評価出力制御手段を有することによ
り、個々が要求する分析業務で必要な評価基準でデータ
を評価することができる。第3発明のデータ分析装置に
よれば、列項目区分選択手段、行項目区分選択手段、内
容選択手段、範囲選択手段、表現選択手段の要素から個
々の要求を満たす要素の組み合せを選択でき、これら要
素の組み合せにより一般に分析業務で必要とされるデー
タを効率的に得ることが可能となる。
【0134】第4発明のデータ分析装置によれば、内容
選択手段、範囲選択手段および表現選択手段の内から選
択される1つの選択手段を固定することができ、データ
をさまざまな角度から分析することができる。第5発明
のデータ分析装置によれば、表がタイトル項目を備えて
いることで、タイトル項目に出力される固有の項目に関
するデータ分析を、個別表として行うことが可能とな
る。
【0135】第6発明のデータ分析装置によれば、一覧
表の列項目に出力されていた項目に限定して個別表を得
ることができ、項目毎の詳しい分析が可能となる。第7
発明のデータ分析装置によれば、各企業や各部門などで
データの分析に必要と思われる視点を予め最終的に出力
する表として示されている。すなわち分析表形式が予め
定められていることで、操作が容易となり、より個別の
ニーズに合わせて設計することができる。また分析対象
としてあらゆる組合せの選択を可能としていた場合に比
較して、必要となるメモリ容量も少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成例示図である。
【図2】 本実施例のデータ分析装置が配置される周
辺のハード構成を示す説明図である。
【図3】 本実施例のデータ分析装置が果たす役割を
概念的に示した説明図である。
【図4】 商品取引にて部門毎で行われる業務内容を
示す説明図である。
【図5】 データ分析装置が外部の装置とどのような
データのやりとりを行っているかを示す説明図である。
【図6】 データ分析装置が外部の装置から入力する
データを示す説明図である。(a)は売上実績データ、
(b)はマスタファイルを示している。
【図7】 データ分析装置で設定される商品分類マス
タファイルを示す説明図である。
【図8】 データ分析装置で実行されるフローチャー
トである。
【図9】 選択される管理項目と出力される表の関係
を示す説明図である。
【図10】 データ分析装置で、導入選択処理にて出
力される画面を示す説明図である。
【図11】 データ分析装置で、一覧表選択要素処理
で選択される要素を示す説明図である。
【図12】 データ分析装置で選択された各要素の組
み合せに対して出力される一覧表を示す第1説明図であ
る。
【図13】 図12に出力された一覧表の行項目とし
て中区分を選択した場合に出力される一覧表を示す第2
説明図である。
【図14】 データ分析装置で一覧表の列項目として
地域を選択した場合に出力される一覧表を示す第3説明
図である。
【図15】 図14に出力された一覧表の列項目とし
て店別を選択した場合に出力される一覧表を示す第4説
明図である。
【図16】 データ分析装置で個別表のタイトル項目
を選択する手順を示す説明図である。
【図17】 データ分析装置で選択された各要素の組
み合せに対して出力される個別表を示す第1説明図であ
る。
【図18】 図17に出力された個別表の列項目とし
て中区分を選択した場合に出力される一覧表を示す第2
説明図である。
【図19】 データ分析装置の変形例であり、データ
種類を自由に選択できるように構成して出力される個別
表を示す第1説明図である。
【図20】 データ分析装置の変形例であり、データ
内容サブウインドウ、データ範囲サブウインドウ、デー
タ表現サブウインドウの内の1つの選択要素を選択して
固定できるように設定した個別表を示す第2説明図であ
る。
【図21】 データ分析装置の変形例であり、データ
内容サブウインドウ、データ範囲サブウインドウ、デー
タ表現サブウインドウの内の1つの選択要素を選択して
固定できるように設定した一覧表を示す第3説明図であ
る。
【図22】 データ分析装置の変形例であり、データ
内容サブウインドウ、データ範囲サブウインドウ、デー
タ表現サブウインドウの内の1つの選択要素を選択して
固定できるように設定した個別表を示す第4説明図であ
る。
【図23】 第2実施例のデータ分析装置が実行する
フローチャートである。
【図24】 データ分析を行う分析対象を選択する第
1説明図である。
【図25】 データ分析を行う分析対象を選択する第
2説明図である。
【図26】 月度分析表の一例を示す第1説明図であ
る。
【図27】 月度分析表の一例を示す第2説明図であ
る。
【図28】 月度分析表の一例を示す第2説明図であ
る。
【図29】 比較分析表の一例を示す説明図である。
【図30】 推移分析表の一例を示す説明図である。
【図31】 従来で分析業務を行う際に各計算機が果
たしていた機能を概念的に示した説明図である。
【符号の説明】
1・・・データ分析装置、3・・・ネットワーク、7・
・・全社情報システム、9・・・部門情報システム、9
01・・・一覧表、903・・・個別表、1001・・
・主管理項目、1003・・・副管理項目、1005・
・・表形式項目、1101・・・主管理項目区分サブウ
インドウ、1103・・・副管理項目区分サブウインド
ウ、1105・・・データ内容サブウインドウ、110
7・・・データ範囲サブウインドウ、1109・・・デ
ータ表現サブウインドウ、1111・・・評価基準サブ
ウインドウ、1201,1301,1401,150
1,2101・・・一覧表、1203,1303,14
03,1503,2103・・・列項目、1205,1
305,1405,1505,2105・・・行項目、
1207,1307,1407,1507,2107・
・・データ領域、1701,1801,1901,20
01,2201・・・個別表、1703・・・タイトル
項目、1705,1805,1905,2005・・・
列項目、1707,1807,1907,2007・・
・行項目、1709,1809,1909,2009・
・・データ領域

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信を介して送信されるデータ、記憶手
    段から読み出されるデータまたは演算手段により算出さ
    れるデータを、列項目と、行項目と、該列項目および行
    項目に特定されるデータが出力されるデータ領域とを備
    えた表として出力するデータ分析装置において、 上記列項目に出力するデータを選択する列項目選択手段
    と、 上記行項目に出力するデータを選択する行項目選択手段
    と、 上記データ領域に出力するデータの種類を選択するデー
    タ種類選択手段と、 上記列項目選択手段、上記行項目選択手段および上記デ
    ータ種類選択手段により選択された要素の組み合せが特
    定するデータを、上記表の、列項目、行項目およびデー
    タ領域に出力する出力制御手段と、を備えていることを
    特徴とするデータ分析装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデータ分析装置に、さら
    に、 上記データ領域に出力されるデータに対する評価の基準
    を選択する評価基準選択手段と、 上記評価基準選択手段により選択された要素が特定する
    データを、上記表のデータ領域に出力する評価出力制御
    手段と、を備えていることを特徴とするデータ分析装
    置。
  3. 【請求項3】 上記データ種類選択手段は、 上記列項目に出力するデータの区分を選択する列項目区
    分選択手段と、 上記行項目に出力するデータの区分を選択する行項目区
    分選択手段と、 上記データ領域に出力するデータの内容を選択する内容
    選択手段と、 上記データ領域に出力するデータの範囲を選択する範囲
    選択手段と、 上記データ領域に出力するデータの表現を選択する表現
    選択手段と、を含むことを特徴とする請求項1または2
    のいずれかに記載のデータ分析装置。
  4. 【請求項4】 上記内容選択手段、上記範囲選択手段、
    上記表現選択手段の内から選択される1つの選択手段を
    固定とし、該固定された選択手段により選択されていた
    複数の要素を上記表の行項目として出力し、上記固定さ
    れた選択手段を除く他の2つの選択手段により選択され
    る要素の組み合せが特定するデータを上記データ領域に
    出力することを特徴とする請求項3記載のデータ分析装
    置。
  5. 【請求項5】 上記表は、さらにタイトル項目を備えて
    おり、 上記タイトル項目に出力するデータを選択するタイトル
    項目選択手段と、 上記タイトル項目選択手段により選択された要素が特定
    するデータを、上記表のタイトル項目に出力するタイト
    ル出力制御手段と、を備えていることを特徴とする請求
    項1ないし4のいずれかに記載のデータ分析装置。
  6. 【請求項6】 上記タイトル項目選択手段は、上記行項
    目選択手段または列項目選択手段の一方により選択され
    ていた要素の内から選択するものとし、 上記列項目選択手段は、上記行項目選択手段または列項
    目選択手段の他方により選択されていた要素の内から上
    記列項目に出力するデータを選択するものとし、 上記行項目選択手段は、上記データ種類選択手段により
    選択される要素の組み合せ、または上記評価基準選択手
    段により選択される要素の組み合せのいくつかが予め選
    択設定されていることを特徴とする請求項5記載のデー
    タ分析装置。
  7. 【請求項7】 通信を介して送信されるデータ、記憶手
    段から読み出されるデータまたは演算手段により算出さ
    れるデータを、列項目と、行項目と、該列項目および行
    項目に特定されるデータが出力されるデータ領域とを備
    えた表として出力するデータ分析装置において、 上記列項目、行項目およびデータ領域に出力する分析対
    象を選択する分析対象選択手段と、 上記分析対象選択手段により選択された分析対象の分析
    内容を選択する分析内容選択手段と、 上記分析対象選択手段および分析内容選択手段により定
    められる分析対象および分析内容に応じて予め定められ
    た複数の分析表形式の内から所望の分析表形式を選択す
    る分析表形式選択手段と、 上記分析対象選択手段、分析内容選択手段および分析表
    形式選択手段により選択された要素の組み合せが特定す
    るデータを、上記表の、列項目、行項目およびデータ領
    域に出力する出力制御手段と、を備えていることを特徴
    とするデータ分析装置。
JP19649393A 1993-01-12 1993-08-06 データ分析装置 Pending JPH06266732A (ja)

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