JPH0626609A - 給水装置 - Google Patents
給水装置Info
- Publication number
- JPH0626609A JPH0626609A JP18082692A JP18082692A JPH0626609A JP H0626609 A JPH0626609 A JP H0626609A JP 18082692 A JP18082692 A JP 18082692A JP 18082692 A JP18082692 A JP 18082692A JP H0626609 A JPH0626609 A JP H0626609A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- plant
- tank
- operation mode
- water supply
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 火力または原子力プラントにおいて、運転モ
ードを変える際に薬品を含む給水を系外に排出するムダ
を防止するとともに、排水処理も不要にすること。 【構成】 複数の貯水タンク（８ａ），（８ｂ）を設置
し、プラントの各運転モードに適した水質の水を貯える
ようにする。そして運転モードを変える際には、ボイラ
給水管路（５）内にあった水を一方のタンクへ移すとと
もに、他方のタンク内の水を給水管路（５）に供給す
る。
ードを変える際に薬品を含む給水を系外に排出するムダ
を防止するとともに、排水処理も不要にすること。 【構成】 複数の貯水タンク（８ａ），（８ｂ）を設置
し、プラントの各運転モードに適した水質の水を貯える
ようにする。そして運転モードを変える際には、ボイラ
給水管路（５）内にあった水を一方のタンクへ移すとと
もに、他方のタンク内の水を給水管路（５）に供給す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、蒸気発生器，タービン
および復水器を備えた火力または原子力発電用蒸気プラ
ントにおける給水装置に関する。
および復水器を備えた火力または原子力発電用蒸気プラ
ントにおける給水装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２は従来の蒸気プラントの一例を示す
系統図である。蒸気発生器（１）で発生した蒸気はター
ビン（２）で仕事をした後に復水器（３）で水となり、
その後ポンプ（４）により給水（５）として蒸気発生器
（１）へ供給される。蒸気発生器（１）へ供給される給
水（５）の量は制御弁（６）により制御されている。
系統図である。蒸気発生器（１）で発生した蒸気はター
ビン（２）で仕事をした後に復水器（３）で水となり、
その後ポンプ（４）により給水（５）として蒸気発生器
（１）へ供給される。蒸気発生器（１）へ供給される給
水（５）の量は制御弁（６）により制御されている。
【０００３】このように、蒸気プラントでは、水と蒸気
が系統内を流れている。そして、この系統を構成する機
器，設備は主として金属製である。これらの機器，設備
で、水質環境に起因する腐食を防止するため、給水
（５）中には所定の薬品（例えば、ほう酸，高濃度アン
モニア等）を注入している。
が系統内を流れている。そして、この系統を構成する機
器，設備は主として金属製である。これらの機器，設備
で、水質環境に起因する腐食を防止するため、給水
（５）中には所定の薬品（例えば、ほう酸，高濃度アン
モニア等）を注入している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の蒸気プラン
トにおいて、機器の腐食を防止するために所定の薬品を
注入して調整された水質環境は、例えばプラントの出力
運転中には好適であるが、プラントの起動，停止時には
適していない。そこで従来プラントの運転モードを変え
る際は、給水を系外へ排出し、新らたな水と入れ替えて
所定の薬品を注入することによって対応しており、この
ため多量の水と薬品を浪費するという問題があった。
トにおいて、機器の腐食を防止するために所定の薬品を
注入して調整された水質環境は、例えばプラントの出力
運転中には好適であるが、プラントの起動，停止時には
適していない。そこで従来プラントの運転モードを変え
る際は、給水を系外へ排出し、新らたな水と入れ替えて
所定の薬品を注入することによって対応しており、この
ため多量の水と薬品を浪費するという問題があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の課
題を解決するために、蒸気発生器，タービンおよび復水
器を備えた蒸気プラントにおいて、上記復水器から上記
蒸気発生器に至る給水管路に遮断弁を設けるとともに、
複数の貯水タンクを互いに並列に設けたタンク管路によ
り上記遮断弁の上流側と下流側とを連通させたことを特
徴とする給水装置を提案するものである。
題を解決するために、蒸気発生器，タービンおよび復水
器を備えた蒸気プラントにおいて、上記復水器から上記
蒸気発生器に至る給水管路に遮断弁を設けるとともに、
複数の貯水タンクを互いに並列に設けたタンク管路によ
り上記遮断弁の上流側と下流側とを連通させたことを特
徴とする給水装置を提案するものである。
【０００６】
【作用】本発明は前記の構成を有するので、プラントの
各運転モード（起動時か、出力運転中か等）に適した水
質の水を複数の貯水タンクにそれぞれ貯えておく。そし
て運転モードを変える際には、給水管路内にあった水を
一方のタンクへ移すとともに、他方のタンク内の水を給
水管路に供給する。すなわち、給水管路内の水をいずれ
かのタンク内の水と入れ替えるのである。
各運転モード（起動時か、出力運転中か等）に適した水
質の水を複数の貯水タンクにそれぞれ貯えておく。そし
て運転モードを変える際には、給水管路内にあった水を
一方のタンクへ移すとともに、他方のタンク内の水を給
水管路に供給する。すなわち、給水管路内の水をいずれ
かのタンク内の水と入れ替えるのである。
【０００７】このように本発明においては給水を系外に
排出しないので、水や薬品等の浪費が防止されるばかり
でなく、従来薬品を含む水を排出する際に必要であった
排水処理も不要となる。
排出しないので、水や薬品等の浪費が防止されるばかり
でなく、従来薬品を含む水を排出する際に必要であった
排水処理も不要となる。
【０００８】
【実施例】図１は本発明の一実施例を示す系統図であ
る。本実施例では、復水器（３）から蒸気発生器（１）
に至る給水（５）の管路に遮断弁（７）を設ける。ま
た、２つの貯水タンク（８ａ），（８ｂ）を互いに並列
に設けてタンク管路（９）を形成し、このタンク管路
（９）を上記遮断弁（７）の上流側と下流側に、それぞ
れ管路（１０）と管路（１１）により連通させる。そし
て管路（１０）には制御弁（１２），管路（１１）には
弁（１３）とポンプ（１４）を設ける。更に貯水タンク
（８ａ），（８ｂ）の入口に弁（１５ａ），（１５
ｂ），出口に（１６ａ），（１６ｂ）をそれぞれ設け
る。また、ポンプ（１４）の出口から一方のタンク（８
ａ）に至る管路（１９），弁（２０）および薬注装置
（２１）を設ける。他方のタンク（８ｂ）にもタンク
（８ａ）におけると同時の管路，弁，薬注装置を設ける
ことができる。更に復水器（３）のホットウェル水位を
検出する信号（２２）を入力し、その出力で前記制御弁
（１２）を制御する制御器（２３）を設ける。
る。本実施例では、復水器（３）から蒸気発生器（１）
に至る給水（５）の管路に遮断弁（７）を設ける。ま
た、２つの貯水タンク（８ａ），（８ｂ）を互いに並列
に設けてタンク管路（９）を形成し、このタンク管路
（９）を上記遮断弁（７）の上流側と下流側に、それぞ
れ管路（１０）と管路（１１）により連通させる。そし
て管路（１０）には制御弁（１２），管路（１１）には
弁（１３）とポンプ（１４）を設ける。更に貯水タンク
（８ａ），（８ｂ）の入口に弁（１５ａ），（１５
ｂ），出口に（１６ａ），（１６ｂ）をそれぞれ設け
る。また、ポンプ（１４）の出口から一方のタンク（８
ａ）に至る管路（１９），弁（２０）および薬注装置
（２１）を設ける。他方のタンク（８ｂ）にもタンク
（８ａ）におけると同時の管路，弁，薬注装置を設ける
ことができる。更に復水器（３）のホットウェル水位を
検出する信号（２２）を入力し、その出力で前記制御弁
（１２）を制御する制御器（２３）を設ける。
【０００９】上記のような設備において、一方のタンク
（８ａ）内には、プラントの出力運転中の水質に適した
所定の薬品を含んだ水を貯水しておく。この水の調整
は、弁（１６ｂ）と弁（１３）を閉じるとともに弁（１
６ａ）と弁（２０）を開き、ポンプ（１４）を運転して
管路（１９）に通水しつつ薬注装置（２１）から薬品を
注入して行なう。他方のタンク（８ｂ）内には、プラン
トの起動，停止時に適した水質の水（薬品を含まないこ
ともある。）を貯水しておく。
（８ａ）内には、プラントの出力運転中の水質に適した
所定の薬品を含んだ水を貯水しておく。この水の調整
は、弁（１６ｂ）と弁（１３）を閉じるとともに弁（１
６ａ）と弁（２０）を開き、ポンプ（１４）を運転して
管路（１９）に通水しつつ薬注装置（２１）から薬品を
注入して行なう。他方のタンク（８ｂ）内には、プラン
トの起動，停止時に適した水質の水（薬品を含まないこ
ともある。）を貯水しておく。
【００１０】プラント起動は、タンク（８ｂ）内の水を
管路（１１），ポンプ（１４）により給水（５）の管路
へ充満させて行なう。またプラントの出力運転時には，
弁（７），（１５ａ），（１６ｂ）を閉じるとともに弁
（１５ｂ），（１６ａ），（１３）を開き、出力運転中
に適したタンク（８ａ）内の水をポンプ（１４）により
管路（１１）を経由して、給水（５）の管路へ供給する
とともに、それ以前に給水（５）の管路に充満してい
た、プラント起動時に適した水を、管路（１０），弁
（１５ｂ）を経てタンク（８ｂ）内に貯える。管路（１
０）の流量は、復水器（３）からの信号（２２）を入力
とする制御器（２３）を用い、この制御器（２３）の出
力を受けた制御弁（１２）により調節する。プラント停
止時も同様である。これにより、プラントの運転モード
に応じた水の入れ替えを効率的に行なうことができる。
管路（１１），ポンプ（１４）により給水（５）の管路
へ充満させて行なう。またプラントの出力運転時には，
弁（７），（１５ａ），（１６ｂ）を閉じるとともに弁
（１５ｂ），（１６ａ），（１３）を開き、出力運転中
に適したタンク（８ａ）内の水をポンプ（１４）により
管路（１１）を経由して、給水（５）の管路へ供給する
とともに、それ以前に給水（５）の管路に充満してい
た、プラント起動時に適した水を、管路（１０），弁
（１５ｂ）を経てタンク（８ｂ）内に貯える。管路（１
０）の流量は、復水器（３）からの信号（２２）を入力
とする制御器（２３）を用い、この制御器（２３）の出
力を受けた制御弁（１２）により調節する。プラント停
止時も同様である。これにより、プラントの運転モード
に応じた水の入れ替えを効率的に行なうことができる。
【００１１】以上の説明から明らかなように、本実施例
においては、各運転モードに適した水質の水を２つのタ
ンク（８ａ），（８ｂ）に貯えておき、プラントの運転
モードに応じて、それらの水をボイラ給水（５）の管路
内の水と入れ替えるだけで、外部には排出しないので、
水や薬品等の浪費が防止され、運転費用が低減される。
そしてそのように、それまで使用していた薬品を含む水
を外部へ排出しないので、排水処理に要する費用が不要
となり、更に費用を節減できる。
においては、各運転モードに適した水質の水を２つのタ
ンク（８ａ），（８ｂ）に貯えておき、プラントの運転
モードに応じて、それらの水をボイラ給水（５）の管路
内の水と入れ替えるだけで、外部には排出しないので、
水や薬品等の浪費が防止され、運転費用が低減される。
そしてそのように、それまで使用していた薬品を含む水
を外部へ排出しないので、排水処理に要する費用が不要
となり、更に費用を節減できる。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、各運転モードに適した
水質の水を複数のタンクに貯えておき、プラントの運転
モードに応じてボイラ系統内の水をいずれかのタンク内
の水と入れ替えるだけで外部には排出しないので、水や
薬品等の浪費が防止され、運転費用が低減される。そし
てそのように、それまで使用していた薬品を含む水を外
部へ排出しないので、排水処理に要する費用が不要とな
り、更に費用を節減できる。
水質の水を複数のタンクに貯えておき、プラントの運転
モードに応じてボイラ系統内の水をいずれかのタンク内
の水と入れ替えるだけで外部には排出しないので、水や
薬品等の浪費が防止され、運転費用が低減される。そし
てそのように、それまで使用していた薬品を含む水を外
部へ排出しないので、排水処理に要する費用が不要とな
り、更に費用を節減できる。
【図１】図１は本発明の一実施例を示す系統図である。
【図２】図２は従来の蒸気プラントの一例を示す系統図
である。
である。
（１） 蒸気発生器 （２） タービン （３） 復水器 （４） ポンプ （５） 給水 （６） 制御弁 （７） 遮断弁 （８ａ），（８ｂ） 貯水タンク （９） タンク管路 （１２） 制御弁 （１４） ポンプ （２１） 薬注装置 （２２） 信号 （２３） 制御器
Claims (1)
- 【請求項１】 蒸気発生器，タービンおよび復水器を備
えた蒸気プラントにおいて、上記復水器から上記蒸気発
生器に至る給水管路に遮断弁を設けるとともに、複数の
貯水タンクを互いに並列に設けたタンク管路により上記
遮断弁の上流側と下流側とを連通させたことを特徴とす
る給水装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18082692A JPH0626609A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 給水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18082692A JPH0626609A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 給水装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0626609A true JPH0626609A (ja) | 1994-02-04 |
Family
ID=16090036
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18082692A Withdrawn JPH0626609A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 給水装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0626609A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012032032A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Miura Co Ltd | クローズドドレンシステム |
-
1992
- 1992-07-08 JP JP18082692A patent/JPH0626609A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012032032A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Miura Co Ltd | クローズドドレンシステム |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |