JP7223173B2 - 加圧水型原子炉用の水素化システムおよびそれに応じた方法 - Google Patents

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Description

本発明は、一次原子炉冷却材回路、付随する化学体積制御系およびそれに応じた水素化システムを含む加圧水型原子炉に関する。本発明はまた、加圧水型原子炉を運転する関連の方法にも関する。
加圧水型原子炉は、内部を高圧下で一次原子炉冷却材が循環する一次原子炉冷却材回路を含む。化学体積制御系(CVCS)が一次原子炉冷却材回路に対して流体連通されている。CVCSは、一次原子炉冷却材内へのさまざまな流体のための進入または注入点を通常提供する低圧部分を含む。詳細には、例えば溶存酸素を結合させるために、一次原子炉冷却材中に水素を注入することが必要な場合がある。
先行技術文献、欧州特許第0852800号明細書は、請求項1の前文に係る加圧水型原子炉を開示している。開示されたシステムにおいて、水素補給ラインは、高圧充填ポンプの上流側で(すなわちその吸込み側で)CVCSの低圧部分の中に吐出しており、こうして水素の低圧注入を実現する(典型的動作圧力:3バール)
それ以外に、低圧ラインへのヒドラジンまたは過酸化水素の注入のための湿式化学システムが存在する。
これらのアプローチの欠点は、通常、水素補給量の制限に関するものである。注入プロセスは一時的に不活発であり、その効果には時間的な遅延がある。さらに、湿式化学解決法は、有毒で、発ガン性、腐食性があり、かつ/または、概して環境およびオペレータにとって有害であり、遊離水素を提供しない。
欧州特許第0852800号明細書
したがって、本発明の基礎を成す目的は、一次原子炉冷却材内への効率的かつ迅速な水素注入に好適である、水素化システムを伴う加圧水型原子炉および応分の運転方法を提供することにある。該装置および応分のプロセスは、摂動に対して信頼性が高く強固であるものとする。モジュール式でスペースを節約できる構造が望ましい。
本発明によると、これらの目的は、請求項1に係る加圧水型原子炉によって満たされる。関連の運転方法は、請求項7で規定されている。
したがって、重要な特徴は、高圧補給ポンプが水素ガス補給ライン内に配設されて、一次原子炉冷却材用の充填ポンプの吐出圧力(または出口圧力)よりも高い補給圧力を提供していること、および補給ラインが充填ライン内に、すなわち充填ポンプの下流側の注入点において吐出していることにある。
共通のアプローチについての提案された技術的修正は、システムの低圧部分における受動的注入に代わる能動的高圧注入の創出である。
この設計は、定義された時間内で精確な定義された量の水素を提供することのできる水素注入を得ることの必要性に基づいたものである。現在の設計では、発電所設計に基づいて体積制御タンク(VCT)か気体分離器のいずれかにおける気体水素の量の変動が存在する。両方の場合において、関連のシステム部分の最大動作圧力は、1バールから4バール(過渡期の場合の方が高い)まで変動している。本発明に係る高圧水素注入については、注入点は、高圧充填ポンプの下流側にある。水素注入のための物理特性の観点から見た利点は、圧力が低圧注入の場合よりもおよそ40倍高い一方で、特定の表面を介して特定の時間内で特定の圧力で拡散することにある。
受動的メカニズム(例えば水素化ステーション内での注入またはVCT内の噴霧ランスなど)の代りに、高圧充填ポンプの下流側での注入を保証するべくパイプ内の気体圧力を上昇させるために、好ましくはピストンコンプレッサを使用する。
ピストンコンプレッサの出口圧力の調節は、充填ライン内の動作条件によって制限されることになる。この設計によると、拡散プロセスは、高い圧力に起因して速度が大幅に増大される。気泡が充填流中に直接注入され、ここで水素溶解度はシステムの低圧部分よりも約50倍高い。これによりまた、水素化プロセスはより容易に制御可能なものにもなる(すなわち、調節効果の待ち時間が短縮される)。
該設計の別のメリットは、(VCTが連結され窒素でフラッシングされている)水素化ステーションを介した低圧注入の場合ほどには窒素汚染が発生しないという点にある。これによって、炉心内のC14の創出は制限され、こうして放射性沈殿物の量は制限される。
時間およびコストの観点から見ると、重要な点は、100%の出力条件に達するために水素濃度が上昇するのを待つ始動中に費やす時間が短縮されることである。
該設計はまた、任意の箇所において容易に倍増でき(冗長性)、こうして高い利用可能性が保証される。
要約すると、本発明は、(任意の好適なタイプのものであり得る)充填ポンプの下流側でCVCSの任意の好適な位置で水素を注入するために、高圧補給ポンプ、好ましくはピストンコンプレッサまたは膜コンプレッサを使用する。この概念はまた、補給ポンプおよび充填ポンプの吐出圧力に比べて一次原子炉冷却材回路の圧力が全体的に低いことに起因する、背圧の無い一次原子炉冷却材の水素化として要約することもできる。
要点をまとめると、充填ポンプ(典型的吐出圧力:185バール)の下流側に注入点を有するここで提案されている高圧注入は、とりわけ以下の利点を提案する:
・ 配管以外には、気体水素を含むキャビティが存在しない。
・ したがって、より優れた漏れ検出/防止に起因して、爆発の危険性は小さくなる。
・ より短い応答時間での水素制御。
・ 摂動に対する堅牢性に起因して一次原子炉冷却材回路内部の水素濃度をより高く、より安定したものにすることができる。
・ CVCS内部のVCTの、窒素を用いた不活性化は、もはや不要である。
・ モジュール式の構造。
欠点は、気体補給ライン内の高圧補給ポンプの必要性、および補給ライン内に優勢な高い水素圧力である。
好ましい一実施形態においては、補給ポンプと充填ライン内への注入点との間の補給ラインの一区分内に、遮断弁が配設されている。
好ましくは、気体補給ラインは、内壁と外壁の間に真空の隙間を伴う二重壁パイプを含み、漏れ検出システムが、隙間の内部の圧力を監視するように、そして好ましくは、漏れのあるライン区分を遮断するように設計されている。
別の有利な実施形態において、水素化システムは、注入点の下流側で充填ライン内の一次原子炉冷却材の水素含有量を測定する水素センサを伴う制御システムを含み、制御システムは、前記測定された水素含有量が水素化システムの設定された水素補給量と整合しない場合に遮断弁を閉鎖するように設計されている。
さらに別の有利な実施形態において、水素化システムは、レットダウンライン内の一次原子炉冷却材の水素含有量を測定する水素センサを伴う制御システムを含み、制御システムは、前記測定された水素含有量と前記水素含有量についての所与の設定点との間の差に基づいて補給ポンプの出力を設定することによって、水素補給量を制御するように設計されている。
本発明の例示的実施形態について、以下で、添付図面を参照しながら論述する。
加圧水型原子炉の概略図を提供する。 加圧水型原子炉の化学体積制御系に結合された水素化システムの概略的配管および計装図を示す。 応分の計装および制御機能の流れ図を示す。 図2に係るシステム内で使用するための二重壁パイプまたはタンク上の漏れ検知システムを示す。
図1によると、加圧水型原子炉(PWR)2は、一次原子炉冷却材を搬送する一次原子炉冷却材回路4を含む。一次原子炉冷却材回路4は、原子炉圧力容器(RPV)6、加圧器8、蒸気発生器10および原子炉冷却材ポンプ(RCP)12を含む。蒸気発生器10は、二次原子炉冷却材回路に対し熱的連結を提供する。循環する一次原子炉冷却材の体積、化学組成および他の物理的特性は、一次原子炉冷却材回路4に対して流体連通されている原子炉化学体積制御系(CVCS)14によって制御可能である。これは、図1に概略的に示されている。
図2は、原子力発電所(NPP)内のPWR2のCVCS14に結合された水素化システム16の簡略化された配管および計装図(P&ID)を示す。上記で説明されているように、CVCS14は、一次原子炉冷却材回路4から一次原子炉冷却材流を連続的に抽出し、それを化学的および/または物理的に処理し、前記処理の後それを一次原子炉冷却材回路4内に再充填する目的でPWR2の一次原子炉冷却材回路4に対して流体結合されている。処理は通常、運転中の一次原子炉冷却材回路4内の高い圧力(例えば185バール)に比べて低い圧力(例えば4バール)で達成される。
レットダウンライン18、略してレットダウンは、減圧器(ここでは図示せず)により減圧された後の低圧一次原子炉冷却材流を搬送する。一次原子炉冷却材流から熱を除去するために、冷却媒体(次の段落を参照のこと)が流れる熱交換器20が、レットダウンライン18内に配設される。熱交換器20の下流側では、低圧低温の一次原子炉冷却材が、CVCS14の主ライン22を通って導かれ、化学的および/または物理的処理に付され得る。主ライン22を、レットダウンライン18の下流側区分とみなすことができる。例えば、必要とされる場合にホウ酸および/または脱塩水を一次原子炉冷却材流中に注入するために、主ライン22に対してホウ酸供給ラインおよび/または脱塩水供給ライン(ここでは図示せず)を連結することができる。さらに、補償槽として作用するように意図された、CVCS14の主ライン22に対し流体連通された体積制御タンク(VCT)24が存在する。さらに、例えば、気体廃棄物の除去を容易にするためまたは概して脱気を目的として、VCT24に取付けられた流体吐出ライン28が存在し得る。
VCT24に対するT字形連結30の下流側には、流れる一次原子炉冷却材の圧力を一次原子炉冷却材回路4に結び付けられたレベル(例えば185バール)に戻し、後続する充填ライン34を介して前記回路またはループ内にそれを再注入または充填するために、主ライン22へと切換えられた高圧充填ポンプ32が存在する。より厳密には、図示した例において、冗長性を理由として並流構成の2つの高圧充填ポンプ32が存在する。さらに、一次原子炉冷却材回路4内への注入の前に一次原子炉冷却材の温度を上昇させるために充填ライン34内に配設された、加熱媒体が流れる熱交換器20が存在する。有利には、レットダウンライン18内を通過する高温流入一次原子炉冷却材は加熱媒体として作用し、こうして回復力のある加熱および冷却が達成されることになる。
CVCS14を通過する一次原子炉冷却材内への水素(H)の注入を容易にするために、CVCS14に対して流体連通された水素化システム16が存在する。本発明によると、水素化システム16は、充填ライン34を通過する高圧一次原子炉冷却材流の中に高圧水素を注入するように設計されている。このために、水素供給36または水素源、詳細には例えば40バールの低圧または中圧で水素を提供する水素ボンベまたは電解槽が存在する。水素(気体)補給ライン38が、水素供給36から充填ライン34まで通じており、注入点は充填ポンプ32の下流側にある。充填ポンプ32の吐出圧力よりもわずかに高く、ひいては充填ライン34内で優勢な圧力よりも高い補給圧力を提供するため、補給ライン38内に高圧補給ポンプ40が配設される。
好ましい実施形態においては、気体補給ライン38を必要以上に加圧しないようにおよび/または補給ポンプ40上に不要な圧力過渡変化を誘発しないようにするために、遮断弁44がソレノイド弁でありかつ補給ポンプ40の膜コンプレッサが流出に幾分かの時間を必要とする場合に、補給ポンプ40を迂回し好ましくは排気システム内に通じる任意のオーバーフローラインが存在する。
補給ライン38と充填ライン34の間の連結、好ましくは単純なT字形連結42またはノズルは、好ましくは、充填ポンプ32と熱交換器20の間の充填ライン34の一区分内に位置設定される。補給ポンプ40とT字形連結42との間で補給ライン38内に配設された遮断弁44が、補給ポンプ40の状態の如何に関わらず補給ライン38の閉鎖を可能にし、これにより、所望される場合または必要とされる場合に、CVCS14から水素化システム16を結合解除し、充填ライン34内への水素流を中断する。
補給ポンプ40は、好ましくは、ピストンコンプレッサまたは膜コンプレッサ、要するにコンプレッサ70であり、好ましくはモータ速度の調整が可能である。このことはすなわち、圧送出力ひいては水素補給量が調整可能であることを意味する。水素補給量は、応分の制御システム46によって圧送出力を介して制御される(図3および以下のさらなる説明を参照のこと)。代替的には、コンプレッサ技術に基づいて、補給ライン38内の制御弁および追加の計装で構成される解決法を制御用として予測することができる。制御システム46はまた、遮断弁44も制御または設定する。したがって、補給ポンプ40および遮断弁44は、水素化システム16の動作主体とみなされ得る。好適な制御スキームについて以下でさらに詳細に説明する。
好ましくは、補給ポンプ40に対する低圧水素分配からの連結は、高圧配管のパイプ長を短くするために充填ライン34に対するT字形連結42の近傍で行なわれることになる。連結は好ましくは、メンテナンスの可能性を保証し認定義務を低くするために、原子炉建物の外側に位置設定されるものと予測される。既存のシステムにおいて、気体補給ライン38を連結するためのT字形連結42を除いて、充填ライン34に対する追加の変更は全く必要でない。
発電所のフルパワー運転中に第2の注入トレインに対するメンテナンスを可能にする第2の(冗長)コンプレッサにより、停止時間を短縮することができる。VCT24は、今までいかなる雰囲気についても容易に使用可能であったが、これはまた、水素化に影響を及ぼすことなく脱気手段のためにも使用可能であると考えられる。
多くの水素濃度センサによって、要するに水素センサまたはH2センサによって、制御システム46に対してセンサ入力が提供される。
レットダウンライン18またはCVCS14の後続する主ライン22内の低圧低温の一次原子炉冷却材流中の水素含有量または濃度を測定するために、第1の水素センサ48が配設されている。これはまた、レットダウンセンサまたは「H2レットダウン」とも呼ばれる。図示された例において、測定点は、熱交換器20の下流側、そしてVCT24に対するT字形連結30の上流側にある。実用上の理由から、測定は好ましくは、主流からバイパス内へのインバウンドである。言い換えると、主ライン22に対して並流構成で配設された短い分岐ライン50が存在し、ここでバイパス内への入口52および出口54はT字形連結によって実現され、こうして一次原子炉冷却材の分岐流が主流から迂回させられ、その後再びそれと合流するようになっている。水素センサ48は、前記分岐ライン50の内部に直接かまたは2次分岐内のいずれかに配設されている。
水素化システム16の注入点の下流側(すなわちT字形連結42の下流側)で、充填ライン34内部の一次原子炉冷却材の高圧部分、ただし好ましくは低温冷却材流中の水素含有量または濃度を測定するために、第2の水素センサ56が配設されている。これはまた、充填センサまたは「H2充填」とも呼ばれる。示された例において、測定点は、熱交換器20の上流側にある。第1の水素センサ48と同様に、第2の水素センサ56は、主流のバイパス内に配設され得る。すなわち、充填ライン34から迂回する分岐ライン58が存在してよく、こうして、第2の水素センサ56は前記分岐ライン58の内部または二次分岐内に配設されることになる。図1に示されているように、分岐ライン58は、主ライン22の低圧区分または第1の水素センサ48の分岐ライン50に通じていてよく、好ましくは第1の水素センサ48の下流側に吐出する。このようにして、CVCS14の高圧区分から低圧区分へのサンプリング逆流が実現される。逆流ライン60内の減圧弁(ここでは明示されていない)が、異なる圧力レベルを補償する。
I&C機能および制御概念の説明:
図3に視覚化されている計装および制御(I&C)概念は、水素化システム2の制御のために統合すべき簡略化された論理を示す。機器(詳細にはセンサ、弁、コンプレッサ)はまた、発電所自体のI&C内に統合されてよく、あるいは独立型ブラックボックスI&Cと共に供給されてもよい。この概念のための入力には、H2濃度設定点および発電所オペレータが求めるだけの数の構成要素フィードバック信号が含まれる。I&C自体は、標準的なI&C構成要素に基づくことになり、したがってあらゆる既存のI&C構造内に容易に実装される。追加の構成要素、例えば水素源としての電解装置もまた、必要とされる場合にはブラックボックス内に実装可能である。
測定:
上述の通り、好ましくは2つの水素オンライン測定が存在し、1つはレットダウンライン18(後続する主ライン22を含む)に連結され、1つは充填ライン34に連結されている。レットダウンライン測定は、オンライン測定に対するインタフェースを物理的に容易にするために、CVCS14の低圧/低温部分内に位置設定される。測定は、好ましくは主流からバイパス内へのインバウンドであることになる。充填ライン34および/またはレットダウンライン18内の各場所における利用可能性の理由から、水素センサ48、56は、例えば1-out-of-2または2-out-of-3信号を提供する単純な投票論理を用いて、2回または3回実装され得る。
アクチュエータ:
上記で論述した通り、本質的に2つのアクチュエータが水素化ステーションの設計において予測されている。CVCS14の主充填ライン34内に水素を注入するための補給ポンプ40として使用されるピストンまたは膜コンプレッサ70と、いずれかの通常運転の場合のための遮断機能または、制限機能の専用であるコンプレッサ70の下流側の遮断弁44である。コンプレッサ技術に基づいて、気体補給ライン38内に追加の制御弁が必要であるかまたは有益である可能性がある。
制御:
水素化システム16の制御は、レットダウンライン18内の水素測定に基づく。レットダウンライン18内の水素濃度は、主一次ポンプ(すなわち原子炉冷却材ポンプ12)が運転中であること、ひいては主一次原子炉冷却材回路4が均質化された条件下にあることを条件として、一次原子炉冷却材回路4内のものと本質的に同じである。
水素化システム16の設定点(図中「設定点」と記されている)は、恒常値としてオペレータによって設定され、レットダウンライン18(H2レットダウン)内のH2濃度と共に、制御偏差はレットダウンライン18内のH2濃度を設定点(当然、設定点は主一次回路内の目標値である)から減算することによって導出される。PIDコントローラ66は、設定点と、レットダウンライン18内で測定された水素濃度との間の差に基づいて可変的GAIN制御により制御の反応度を調節する。設定点と、レットダウンライン18内のH2濃度の間の偏差が大きければ大きいほど、偏差に比例して増大させられるGAINに起因して、コントローラの反応度はより高くなる。
補給ポンプ40の(速度調節型)コンプレッサ70は、PIDコントローラ66を介して調整される。それは、遮断弁44の閉鎖、センサエラー、原子炉冷却材ポンプ(RCP)圧力低下またはH2 max信号のような異なるいくつかの信号に基づいて停止させられる。遮断弁44は、類似の要領で動作させられる。
PIDコントローラ66からコンプレッサ70への信号は、遮断弁44を開放する信号に比べて調節の開始のために遅延させられる。制御ループが連続的な起動状態とならないようにするために、遮断弁44は、定義された最低制御偏差の場合にのみ開放される。調節によりこのステップが不要であることが示された場合には、限界をゼロに設定することができる。
制限:
基本的に、「MAX濃度到達」信号と「MIN濃度到達」信号が存在し、両方共、レットダウンライン18内で測定された水素濃度から生成される。概念をより堅牢なものとするために、CVCS14の部分が動作中でない場合、原子力サンプリングシステムからの外部信号を有することもまた可能である。
レットダウンライン18内の水素センサ48は、技術的濃度規定限界に到達次第の水素化中断、または主一次システム内の水素濃度の他のタイプの摂動、または負荷追従運転の場合の水素化の開始のために運転安全装置として作用する。
充填ライン34内の水素センサ56は、注入能力を検査するために使用される。コンプレッサ70が運転中であるにもかかわらず充填ライン34内の濃度が上昇しない場合、コンプレッサ70は停止される(例えば補給ライン遮断の場合)。
運転安全性:
水素格納配管に必要な安全性を提供するため、補給ライン38、詳細には補給ポンプ40の下流側のその高圧区分については、好ましくは、漏れ監視システム82を伴う二重壁パイプ80が使用されることになる。概略的実施例が図4に示されている。通常の運転条件下では、内壁84と外壁86の間の部域(隙間)は、小型真空ポンプ90で真空下に保たれることになる。応分の圧力計88が検出すべき隙間内の圧力上昇が関与する内壁84(または外壁86)の漏れの場合、アラームがトリガされ、パイプを遮断するための自動的アクションが可能となる(圧力計88および補給ポンプの有線信号が好ましい)。このようなアラームの場合、自動アクションには、上流側でのピストンコンプレッサ70の直接的停止が含まれ、こうして二重壁パイプ部分内の水素量は制限されることが考えられる。
2 加圧水型原子炉(PWR)
4 一次原子炉冷却材回路
6 原子炉圧力容器(RPV)
8 加圧器
10 蒸気発生器
12 原子炉冷却材ポンプ(RCP)
14 原子炉化学体積制御系(CVCS)
16 水素化システム
18 レットダウンライン
20 熱交換器
22 主ライン
24 体積制御タンク(VCT)
26 流体供給ライン
28 流体吐出ライン
30 T字形連結
32 充填ポンプ
34 充填ライン
36 水素供給
38 気体補給ライン
40 補給ポンプ
42 T字形連結
44 遮断弁
46 制御システム
48 水素センサ
50 分岐ライン
52 入口
54 出口
56 水素センサ
58 分岐ライン
60 逆流ライン
66 PIDコントローラ
70 コンプレッサ
80 二重壁パイプ
82 漏れ監視システム
84 内壁
86 外壁
88 圧力計
90 真空ポンプ

Claims (8)

  1. 運転中一次原子炉冷却材が流れる一次原子炉冷却材回路(4)を含み、かつ前記一次原子炉冷却材用の化学体積制御系(14)を含む加圧水型原子炉(2)において、前記化学体積制御系(14)が、前記一次原子炉冷却材の流れの方向に沿って、レットダウンライン(18)、所与の吐出圧力を有する高圧充填ポンプ(32)、および前記一次原子炉冷却材回路(4)に通じる充填ライン(34)を含みかつ、化学体積制御系(14)が、水素供給(36)および水素補給ライン(38)を伴う水素化システム(16)をさらに含んでいる加圧水型原子炉であって、
    高圧補給ポンプ(40)が前記水素補給ライン(38)内に配設されて、前記高圧充填ポンプ(32)の前記吐出圧力よりも高い気体圧力を提供していること、および前記水素補給ライン(38)が前記充填ライン(34)内に吐出していることを特徴とし、
    加熱媒体が流れるように構成されている熱交換器(20)が、前記一次原子炉冷却材回路(4)内への注入の前に前記一次原子炉冷却材の温度を上昇させるために前記充填ライン(34)内に配設され、
    前記水素補給ライン(38)と前記充填ライン(34)の間の連結が、前記高圧充填ポンプ(32)と前記熱交換器(20)の間の前記充填ライン(34)の一区分内に位置設定される、加圧水型原子炉(2)。
  2. 前記高圧補給ポンプ(40)が、コンプレッサを含む、請求項1に記載の加圧水型原子炉(2)。
  3. 前記コンプレッサが、ピストンコンプレッサまたは膜コンプレッサである、請求項2に記載の加圧水型原子炉(2)。
  4. 前記高圧補給ポンプ(40)と前記充填ライン(34)内への注入点との間の前記水素補給ライン(38)の一区分内に、遮断弁(44)が配設されている、請求項1から3のいずれか一つに記載の加圧水型原子炉(2)。
  5. 前記水素補給ライン(38)が、内壁(84)と外壁(86)の間に真空の隙間を伴う二重壁パイプ(80)を含み、漏れ検出システムが、前記隙間の内部の圧力を監視するように設計されている、請求項に記載の加圧水型原子炉(2)。
  6. 前記注入点の下流側で前記充填ライン(34)内の前記一次原子炉冷却材の水素含有量を測定する水素センサ(56)を伴う制御システム(46)を含み、前記制御システム(46)が、前記測定された水素含有量が前記水素化システム(16)によって提供される水素の水素補給量と整合しない場合に前記遮断弁(44)を閉鎖するように設計されている、請求項またはに記載の加圧水型原子炉(2)。
  7. 前記レットダウンライン(18)内の前記一次原子炉冷却材の水素含有量を測定する水素センサ(48)を伴う制御システム(46)を含み、前記制御システム(46)は、前記測定された水素含有量と前記水素含有量についての所与の設定点との間の差に基づいて前記高圧補給ポンプ(40)の出力を設定することによって、水素補給量を制御するように設計されている、請求項1からのいずれか一つに記載の加圧水型原子炉(2)。
  8. 加圧水型原子炉(2)を運転する方法において、前記加圧型原子炉(2)が、運転中一次原子炉冷却材が流れる一次原子炉冷却材回路(4)を含み、かつ前記一次原子炉冷却材用の化学体積制御系(14)を含み、前記化学体積制御系(14)が、前記一次原子炉冷却材の流れの方向に沿って、レットダウンライン(18)、所与の吐出圧力を有する高圧充填ポンプ(32)、および一次原子炉冷却材回路(4)に通じる充填ライン(34)を含んでいる方法であって、加熱媒体が流れるように構成されている熱交換器(20)が、前記一次原子炉冷却材回路(4)内への注入の前に前記一次原子炉冷却材の温度を上昇させるために前記充填ライン(34)内に配設され、水素補給ライン(38)と前記充填ライン(34)の間の連結が、高圧充填ポンプ(32)と前記熱交換器(20)の間の前記充填ライン(34)の一区分内に位置設定され、前記高圧充填ポンプ(32)の前記吐出圧力よりも高い圧力まで水素を加圧し、その後加圧した水素を、前記充填ライン(34)を介して前記一次原子炉冷却材内に注入するステップを含む方法。
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