JPH0626585A - 調節弁 - Google Patents

調節弁

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Publication number
JPH0626585A
JPH0626585A JP17866892A JP17866892A JPH0626585A JP H0626585 A JPH0626585 A JP H0626585A JP 17866892 A JP17866892 A JP 17866892A JP 17866892 A JP17866892 A JP 17866892A JP H0626585 A JPH0626585 A JP H0626585A
Authority
JP
Japan
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rotor
platen
control valve
stator
valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP17866892A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Takeishi
洋明 武石
Reiji Mitarai
礼治 御手洗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP17866892A priority Critical patent/JPH0626585A/ja
Publication of JPH0626585A publication Critical patent/JPH0626585A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弁機構の簡素化や制御応答性の向上等を図る
調節弁を提供することを目的とする。 【構成】 流路管5の外周部に振動波モータUSMを配
置すると共に、流路管5内に、開口を有する回転盤3を
開口を有する固定盤4に対して回転可能に配置し、振動
波モータUSMのロータ1を回転盤3に固定する。振動
波モータUSMの駆動により回転するロータ1によって
回転盤3を直接回転駆動し、流量等を調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は調節弁の機構およびその
駆動装置に関するものであり、多くの産業分野、例えば
化学、電力、上下水道等の流体を扱う自動プロセスにお
ける、流量あるいは圧力制御の技術分野において使用さ
れるものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術の一例として、遠隔制御式のグ
ローブ弁を図6に示す。遠隔制御を行う駆動部11に
は、空気式、油圧式、電気式アクチュエータ等が用いら
れ、これによってバルブプラグ12を上下して流体を制
御する構成である。
【0003】駆動部には、上述のように種々のアクチュ
エータが用いられ得るわけだが、空気式、油圧式アクチ
ュエータの場合、加圧機などの付属設備が必要であり規
模としても大がかりなものとなっていた。
【0004】一方、電気式アクチュエータは、比較的小
型化できるうえ電気信号による遠隔操作が可能であるこ
となどから現在最も広く用いられている。しかし、動力
源は回転形の電磁モータを用いるのが普通で、バルブス
トロークとしての直動変位を得るためには、ナット・ネ
ジを用いた変換機構が必要となる。このため流路管上に
モータ・運動変換機構のユニットを図6の様に付設する
ものであり、込み入った配管群のなかでは最適箇所に設
置できなかったり、全体としてのスペース効率を低下さ
せる問題があった。また、減速変換が基本であるので、
応答性を向上させることは難しかった。
【0005】また、使用されるプラントの保安上の問題
は重要である。電気式アクチュエータは電磁ノイズの発
生源であり、ノイズ条件の厳しい環境ではそのままでは
使用できなかった。更に、電機子・ブラシからはアーク
を発生するものであるから、対象流体が可燃性ガスの場
合、ガスへの引火を防止するための特殊な防爆シールド
を施す必要があり、甚だ高価なものとなっていた。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】本発明は、上述の
従来技術において問題となっていた、弁機構の簡易化、
線形性向上、駆動部分の省スペース、全体としての低価
格化、信頼性向上、制御応答性向上及び安全性確保など
の課題を、一度に解決しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
するための手段は、進行波型モータの中核である円環状
のステータとロータにそれぞれに弁Cv値を可変とする
形状を持った固定盤と回転盤を接合する構成をとること
である。
【0008】先ず、弁のアクチュエータとして進行波型
モータを使用することの利点を示そう。進行波型モータ
は基本的には、2枚の接したリング、即ち振動盤である
ステータと振動から駆動力を得て回転をするロータから
なる。簡易な構成であることとリング状という特殊な形
状は、流路管に付設するアクチュエータとして適したも
のである。また、ステータに固着された圧電素子による
超音波機械振動が駆動源であるので、静粛性がよい、電
磁ノイズを発生しない、アークを飛ばさないこと等、電
磁モータに比べて環境に対して極めてクリーンといえ
る。
【0009】弁構造、即ち流体絞り機構については、ロ
ータの回転変位が直接弁の絞り変位となる手段をとる。
前記ステータとロータそれぞれに部分的に開口部を設け
た絞り盤を接する形で設置し、ロータ回転変位に従い2
枚併せた開口部面積が変更される構成とする。開口部の
形状は、流体の粘性を考慮して、ロータ変位に対して弁
Cv値が比例するように選ぶ。
【0010】
【実施例】図1は本発明による調節弁の第1実施例を示
す断面図である。
【0011】図において、5は液体又は気体等の流体が
流れる流路管で、流れ方向に直交して回転盤3と固定盤
4とが接して配置されている。進行波型モータは駆動部
である公知の円環形状に形式されたロータ1と、ロータ
1が接する円環形状のステータ2を主要な部材として構
成されている。
【0012】ここで、進行波型モータの駆動原理を簡単
に説明すると、図2に示すように、ステータ2の片面側
には分極処理の施された圧電素子10が接着固定され、
この圧電素子10に位相の異なる交流電圧を印加する
と、ステータ2の他面側に進行性の振動波が形成され、
この他面側に接するロータ1を進行性振動波により摩擦
駆動するものである。
【0013】このように、進行波型モータは電磁ノイズ
等の発生がなく、またロータ1の回転を直接利用するこ
とができ、さらにカメラのフォーカス用モータとして用
いられているのと同様に、流路管5の周囲に配置されて
いるため場所をとらないという大きな特長を有してい
る。
【0014】本実施例ではロータ1の片面側に玉軸受6
を配置すると共に、流路管5のフランジ5aと玉軸受6
との間に板バネ8を配し、ロータ1の回転を保証しつ
つ、ロータ1をステータ2に加圧接触させ、駆動に要す
る摩擦力を得ている。
【0015】一方、回転盤3は、ロータ1に固定され、
固定盤4はステータ2に固定され、ロータ1の回転によ
り回転盤3は固定盤4に対して回転する。なお、振動波
モータUSMの外周はハウジング9により覆われてい
る。
【0016】他方、流体の絞り機構をなす回転盤3と固
定盤4には、図3に示すように、扇形状の開口3a,4
aとが夫々形成されており、図4に両盤を合わせた場合
の絞り作用を示す。
【0017】図4に於いて、ハッチングを与えている部
分が流体の通過する開口部である。また、図5に於いて
はロータ回転変位角度に対する、開口部面積と弁Cv値
の関係をグラフ化して説明したものである。ここで云う
Cv値とは f=Cv√(2ΔP/ρ) なる関係における流量係数の意味である。ここで、fは
流量、ΔPは前後差圧、ρは流体密度である。
【0018】図5に示すように流体粘性に応じて変位−
面積曲線を変更することによって直線性の良い変位−C
v特性が得られる。変位−面積曲線は概ね次のような関
係式で実験的に決定されるものである。
【0019】S=κθσ ここで、Sは開口部面積、θはロータ変位角度、κは常
数であり、指数σは1.0未満の正の値である。粘性の
小さいガスの場合は、乱流を無視すればσ≒1である。
【0020】本実施例に於いては、流体のシール技術に
ついては特に記していないが、流路管と進行波型モータ
との隔離には硬化ゴム等を用いればよい。進行波型モー
タは低速回転で高いトルク特性を有しているので駆動負
荷としての懸念には及ばない。また、流路遮断について
は、通常は別個にソレノイド型遮断弁を用いるのが普通
であるのでここでは取り立てて記述しない。
【0021】[他の実施例]絞り盤の開口部形状は、上
記実施例以外にも容易に変形例が考えられようが、形状
の具体例についてはこれ以上記さない。観点を変え、弁
の圧損を低減する形状について図7の例を挙げておく。
これは図3の回転盤3に対応するものである。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、進行波型モータ用いて
いるため、特に防爆シールを設けたり、減速機等を設け
る必要がなく、また調節弁として特に、スペース効率が
よい、安全性に富む、応答性がよい、及び安価に製造で
きる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を表す全体図。
【図2】アクチュエータである進行波型モータのロータ
とステータを表す部分図。
【図3】弁機構絞り部分の開口部形状の一例を示す簡易
図。
【図4】ロータの回転変位に対して図1の実施例の作用
を表す説明図。
【図5】ロータの回転変位に対して図1の実施例の作用
を表す説明図。
【図6】従来の技術を代表するグローブ弁である。
【図7】その他の実施例として調節弁の一部分を簡単に
示したものである。
【符号の説明】
1…ロータ 2…ステータ 3…回転盤 4…固定盤 5…管 6…玉軸受け 7…リング 8…板バネ 9…ハウジング 10…圧電素子 11…駆動部 12…バルブプ
ラグ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の通過する管において、流路に直交
    する向きに固定盤と回転盤を接したかたちで設置し、こ
    れら固定盤と回転盤にはそれぞれ開口部と閉口部とが与
    えられており回転盤の回転角度により両盤合わせた流体
    通過部面積が可変となる関係であり、固定盤と回転盤の
    外周には円環状進行波型モータのステータとロータがそ
    れぞれに具備されており、該ステータにより回転盤を駆
    動することを特徴とする調節弁。
  2. 【請求項2】 請求項1において、固定盤と回転盤何れ
    か或は両方には、流体の粘性に応じて、回転角度とCv
    値とが線形になるように開口部形状が選定されているこ
    とを特徴とする調節弁。
JP17866892A 1992-07-06 1992-07-06 調節弁 Pending JPH0626585A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17866892A JPH0626585A (ja) 1992-07-06 1992-07-06 調節弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17866892A JPH0626585A (ja) 1992-07-06 1992-07-06 調節弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0626585A true JPH0626585A (ja) 1994-02-01

Family

ID=16052483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17866892A Pending JPH0626585A (ja) 1992-07-06 1992-07-06 調節弁

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JP (1) JPH0626585A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007021393A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Hitachi Ltd 微細気泡を利用した水処理設備
JP2008508494A (ja) * 2004-08-03 2008-03-21 ハリス コーポレイション 単極モータを用いた内蔵制御バルブ
JP2010151215A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Teikusu:Kk 流量調整弁
JP2022526777A (ja) * 2019-04-01 2022-05-26 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 部品にコーティングするためのコーティング装置

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