JPH06265762A - 屋内光ファイバケーブル - Google Patents
屋内光ファイバケーブルInfo
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- JPH06265762A JPH06265762A JP5049237A JP4923793A JPH06265762A JP H06265762 A JPH06265762 A JP H06265762A JP 5049237 A JP5049237 A JP 5049237A JP 4923793 A JP4923793 A JP 4923793A JP H06265762 A JPH06265762 A JP H06265762A
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- JP
- Japan
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- optical fiber
- fiber core
- fiber cable
- core wire
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/44—Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
- G02B6/4401—Optical cables
- G02B6/4403—Optical cables with ribbon structure
- G02B6/4404—Multi-podded
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ケーブル幅が小さく、押圧に強く、しかも分
離配線を可能にする屋内光ファイバケーブルを提供す
る。 【構成】 所定の間隔を隔てて２本の光ファイバ心線１
を並べ、さらにその外側を一括に覆う平形の被覆３を設
けた光ファイバケーブル１０において、それぞれの光フ
ァイバ心線１の隣にその光ファイバ心線１を押圧力から
保護するための抗張力体２を並べ、これらの光ファイバ
心線１と抗張力体２とをそれぞれ１本ずつ一括に覆う２
つの被覆３、３を設けると共に、これら被覆３同士を一
体に接合した。
離配線を可能にする屋内光ファイバケーブルを提供す
る。 【構成】 所定の間隔を隔てて２本の光ファイバ心線１
を並べ、さらにその外側を一括に覆う平形の被覆３を設
けた光ファイバケーブル１０において、それぞれの光フ
ァイバ心線１の隣にその光ファイバ心線１を押圧力から
保護するための抗張力体２を並べ、これらの光ファイバ
心線１と抗張力体２とをそれぞれ１本ずつ一括に覆う２
つの被覆３、３を設けると共に、これら被覆３同士を一
体に接合した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ステップル等の固定具
を用いて屋内に配線するための複線心の屋内光ファイバ
ケーブルに係り、特に、ケーブル幅が小さく、押圧に強
く、しかも分離配線を可能にする屋内光ファイバケーブ
ルに関するものである。
を用いて屋内に配線するための複線心の屋内光ファイバ
ケーブルに係り、特に、ケーブル幅が小さく、押圧に強
く、しかも分離配線を可能にする屋内光ファイバケーブ
ルに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】屋内に配線するための光ファイバケーブ
ルには、２本の光ファイバ心線を平行に配置した平形の
光ファイバケーブルがある。平形の光ファイバケーブル
は、所定の間隔を隔てて２本の光ファイバ心線を並べ、
その外側を一括に覆う被覆を設けたものである。被覆
は、２本の光ファイバ心線が並んでいる方向に平行な側
面（平行面）を有する。配線時には、この被覆の平行面
の一側を壁、柱等の構造物に当て付け、被覆の反対側に
ステップル等の固定具を掛け渡し、固定具を構造物に打
ち込む。このように平形の光ファイバケーブルは、平行
面を固定具で押さえて固定するようになっている。
ルには、２本の光ファイバ心線を平行に配置した平形の
光ファイバケーブルがある。平形の光ファイバケーブル
は、所定の間隔を隔てて２本の光ファイバ心線を並べ、
その外側を一括に覆う被覆を設けたものである。被覆
は、２本の光ファイバ心線が並んでいる方向に平行な側
面（平行面）を有する。配線時には、この被覆の平行面
の一側を壁、柱等の構造物に当て付け、被覆の反対側に
ステップル等の固定具を掛け渡し、固定具を構造物に打
ち込む。このように平形の光ファイバケーブルは、平行
面を固定具で押さえて固定するようになっている。
【０００３】図２の光ファイバケーブル２０は、２本の
光ファイバ心線２１の中間に線軸方向の張力を補うため
の円柱状の抗張力体２２を配し、さらにその外側を一括
に覆う被覆２３を設けたものである。上記円柱状の抗張
力体２２は、外部からの線軸方向の張力に対抗して光フ
ァイバケーブル２０の伸びを抑制するだけでなく、径方
向の押圧力に対抗して光ファイバ心線２１が潰されるの
を防止する。このためには、抗張力体２２の径は光ファ
イバ心線２１の径より大きい。
光ファイバ心線２１の中間に線軸方向の張力を補うため
の円柱状の抗張力体２２を配し、さらにその外側を一括
に覆う被覆２３を設けたものである。上記円柱状の抗張
力体２２は、外部からの線軸方向の張力に対抗して光フ
ァイバケーブル２０の伸びを抑制するだけでなく、径方
向の押圧力に対抗して光ファイバ心線２１が潰されるの
を防止する。このためには、抗張力体２２の径は光ファ
イバ心線２１の径より大きい。
【０００４】図３の光ファイバケーブル３０は、２本の
金属管３１にそれぞれ光ファイバ心線３２を収容し、こ
れらの金属管３１の外側を一括に覆う被覆３３を設けた
ものである。この構造では、金属管３１が上記円柱状の
抗張力体２２の代わりに、外部からの線軸方向の張力、
径方向の押圧力に対抗する。
金属管３１にそれぞれ光ファイバ心線３２を収容し、こ
れらの金属管３１の外側を一括に覆う被覆３３を設けた
ものである。この構造では、金属管３１が上記円柱状の
抗張力体２２の代わりに、外部からの線軸方向の張力、
径方向の押圧力に対抗する。
【０００５】図２、図３に示した従来の平形の光ファイ
バケーブルは、平行面に与えられた押圧力が抗張力体、
金属管等により受け止められるので、ステップル等の固
定具を使用して光ファイバ心線に影響なく固定できる。
従って、屋内に配線することが容易である。そして、任
意の２点間に１本の光ファイバケーブルを布設するだけ
で、２本の光ファイバ心線を同時に配線することができ
る。
バケーブルは、平行面に与えられた押圧力が抗張力体、
金属管等により受け止められるので、ステップル等の固
定具を使用して光ファイバ心線に影響なく固定できる。
従って、屋内に配線することが容易である。そして、任
意の２点間に１本の光ファイバケーブルを布設するだけ
で、２本の光ファイバ心線を同時に配線することができ
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図２の構造
にあっては、光ファイバ心線２１を押圧力から守るため
に、抗張力体２２の径を光ファイバ心線２１の径より大
きくする必要がある。２本の光ファイバ心線２１と円柱
状の抗張力体２２とを並べると、ケーブル幅がかなり大
きくなる。ケーブル幅が大きいと、屋内に布設する際に
場所をとるので不便である。
にあっては、光ファイバ心線２１を押圧力から守るため
に、抗張力体２２の径を光ファイバ心線２１の径より大
きくする必要がある。２本の光ファイバ心線２１と円柱
状の抗張力体２２とを並べると、ケーブル幅がかなり大
きくなる。ケーブル幅が大きいと、屋内に布設する際に
場所をとるので不便である。
【０００７】また、布設された光ファイバケーブル２０
の途中から２本の光ファイバ心線２１を分離して別々の
配線先に配線しようとするとき、抗張力体２２はいずれ
か一方に伴って分離されることになり、他方の光ファイ
バ心線は単独になる。光ファイバ心線を単独で配線する
ことは、押圧力から守る手段がないことになり問題であ
る。
の途中から２本の光ファイバ心線２１を分離して別々の
配線先に配線しようとするとき、抗張力体２２はいずれ
か一方に伴って分離されることになり、他方の光ファイ
バ心線は単独になる。光ファイバ心線を単独で配線する
ことは、押圧力から守る手段がないことになり問題であ
る。
【０００８】分離配線を可能にするために、抗張力体２
２を２本設けることが考えられるが、そうすると前記の
ように抗張力体２２が１本でも大きいケーブル幅が、さ
らに大きくなることになり、問題である。
２を２本設けることが考えられるが、そうすると前記の
ように抗張力体２２が１本でも大きいケーブル幅が、さ
らに大きくなることになり、問題である。
【０００９】一方、図３の構造にあっては、光ファイバ
心線３２がそれぞれ金属管３１に収容されているので分
離配線は可能である。しかし、金属管３１は、光ファイ
バ心線３２を収容できるだけの内径を必要とし、押圧力
に耐えるだけの肉厚を必要とする。光ファイバケーブル
３０の幅や太さを大きくしないで、金属管３１に強度を
持たせるのは困難である。
心線３２がそれぞれ金属管３１に収容されているので分
離配線は可能である。しかし、金属管３１は、光ファイ
バ心線３２を収容できるだけの内径を必要とし、押圧力
に耐えるだけの肉厚を必要とする。光ファイバケーブル
３０の幅や太さを大きくしないで、金属管３１に強度を
持たせるのは困難である。
【００１０】また、配線先での接続やコネクタ取り付け
の際には、金属管３１の切断処理が必要である。この切
断処理は、中に入っている光ファイバ心線３２を損なわ
ないように行う必要があるので厄介である。
の際には、金属管３１の切断処理が必要である。この切
断処理は、中に入っている光ファイバ心線３２を損なわ
ないように行う必要があるので厄介である。
【００１１】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、ケーブル幅が小さく、押圧に強く、しかも分離配線
を可能にする屋内光ファイバケーブルを提供することに
ある。
し、ケーブル幅が小さく、押圧に強く、しかも分離配線
を可能にする屋内光ファイバケーブルを提供することに
ある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、所定の間隔を隔てて２本の光ファイバ心線
を並べ、さらにその外側を一括に覆う平形の被覆を設け
た光ファイバケーブルにおいて、それぞれの光ファイバ
心線の隣にその光ファイバ心線を押圧力から保護するた
めの抗張力体を並べ、これらの光ファイバ心線と抗張力
体とをそれぞれ１本ずつ一括に覆う２つの被覆を設ける
と共に、これら被覆同士を一体に接合したものである。
に本発明は、所定の間隔を隔てて２本の光ファイバ心線
を並べ、さらにその外側を一括に覆う平形の被覆を設け
た光ファイバケーブルにおいて、それぞれの光ファイバ
心線の隣にその光ファイバ心線を押圧力から保護するた
めの抗張力体を並べ、これらの光ファイバ心線と抗張力
体とをそれぞれ１本ずつ一括に覆う２つの被覆を設ける
と共に、これら被覆同士を一体に接合したものである。
【００１３】上記抗張力体が、上記光ファイバ心線と上
記被覆同士の接合面との間に配置され、かつこの接合面
に臨む平坦な腹部を有すると共にこの腹部両端より上記
光ファイバ心線側に張り出された張り出し部を有する。
記被覆同士の接合面との間に配置され、かつこの接合面
に臨む平坦な腹部を有すると共にこの腹部両端より上記
光ファイバ心線側に張り出された張り出し部を有する。
【００１４】
【作用】上記構成により、それぞれの抗張力体はそれぞ
れの光ファイバ心線を押圧力から守ることができる。従
って、配線時にこの平行面をステップルで押さえて固定
しても、光ファイバ心線には影響がない。
れの光ファイバ心線を押圧力から守ることができる。従
って、配線時にこの平行面をステップルで押さえて固定
しても、光ファイバ心線には影響がない。
【００１５】布設された光ファイバケーブルの途中から
２本の光ファイバ心線を分離して別々の配線先に配線し
ようとするとき、この光ファイバケーブルを被覆の接合
部で分割させることにより、容易に２本の単心光ファイ
バケーブルに分割できる。分割されたそれぞれの被覆内
に抗張力体が含まれる。従って、両方の単心光ファイバ
ケーブルを光ファイバ心線に影響なくステップルで固定
できる。
２本の光ファイバ心線を分離して別々の配線先に配線し
ようとするとき、この光ファイバケーブルを被覆の接合
部で分割させることにより、容易に２本の単心光ファイ
バケーブルに分割できる。分割されたそれぞれの被覆内
に抗張力体が含まれる。従って、両方の単心光ファイバ
ケーブルを光ファイバ心線に影響なくステップルで固定
できる。
【００１６】２つの抗張力体がともに接合部に臨む平坦
な腹部を有するので、両者を近付けて配置することがで
きる。従って、この光ファイバケーブルは光ファイバ心
線の並び方向の幅が小さく形成できる。また、抗張力体
が光ファイバ心線側に張り出された張り出し部を有して
いるため、光ファイバ心線は抗張力体の腹部、張り出し
部によって広く覆われることになり、径方向からの外圧
から保護される。
な腹部を有するので、両者を近付けて配置することがで
きる。従って、この光ファイバケーブルは光ファイバ心
線の並び方向の幅が小さく形成できる。また、抗張力体
が光ファイバ心線側に張り出された張り出し部を有して
いるため、光ファイバ心線は抗張力体の腹部、張り出し
部によって広く覆われることになり、径方向からの外圧
から保護される。
【００１７】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。
詳述する。
【００１８】図１に示されるように、本発明に係る光フ
ァイバケーブル１０は、所定の間隔を隔てて２本の光フ
ァイバ心線１が配置されている。光ファイバ心線１はナ
イロン被覆を有している。２本の光ファイバ心線１の間
には、これらの光ファイバ心線１の線軸方向の張力を補
い、かつ径方向の押圧力に対抗するための２つの抗張力
体２が設けられている。光ファイバ心線１と抗張力体２
は、ほぼ一列に並んでいる。その外側には、光ファイバ
心線１及び抗張力体２を一括に覆う被覆３が設けられて
いる。この被覆３は、ＰＶＣ（ポリ塩化ビニル）よりな
る。被覆３は、光ファイバ心線１及び抗張力体２をその
並ぶ方向に沿って挟む平行面４を有しており、平行面４
の両端では、ほぼ半円状の輪郭を形成している。
ァイバケーブル１０は、所定の間隔を隔てて２本の光フ
ァイバ心線１が配置されている。光ファイバ心線１はナ
イロン被覆を有している。２本の光ファイバ心線１の間
には、これらの光ファイバ心線１の線軸方向の張力を補
い、かつ径方向の押圧力に対抗するための２つの抗張力
体２が設けられている。光ファイバ心線１と抗張力体２
は、ほぼ一列に並んでいる。その外側には、光ファイバ
心線１及び抗張力体２を一括に覆う被覆３が設けられて
いる。この被覆３は、ＰＶＣ（ポリ塩化ビニル）よりな
る。被覆３は、光ファイバ心線１及び抗張力体２をその
並ぶ方向に沿って挟む平行面４を有しており、平行面４
の両端では、ほぼ半円状の輪郭を形成している。
【００１９】被覆３は、２本の光ファイバ心線１の中間
で２つに分割形成されている。この分割面５は上記平行
面４に対して直角であり、光ファイバケーブル１０を同
形に２分している。ここでは、分割されたそれぞれを単
心光ファイバケーブル１１と呼ぶことにする。上記抗張
力体２は、それぞれの単心光ファイバケーブル１１の被
覆３内に含まれる。そして、それぞれの単心光ファイバ
ケーブル１１において、抗張力体２が光ファイバ心線１
と分割面５との間に位置している。
で２つに分割形成されている。この分割面５は上記平行
面４に対して直角であり、光ファイバケーブル１０を同
形に２分している。ここでは、分割されたそれぞれを単
心光ファイバケーブル１１と呼ぶことにする。上記抗張
力体２は、それぞれの単心光ファイバケーブル１１の被
覆３内に含まれる。そして、それぞれの単心光ファイバ
ケーブル１１において、抗張力体２が光ファイバ心線１
と分割面５との間に位置している。
【００２０】抗張力体２は、分割面５に臨む平坦な腹部
６を有し、腹部６の平行面５間における幅が光ファイバ
心線１の径より広い。腹部６の両端には、平行面５に沿
って光ファイバ心線１側に張り出された張り出し部７が
形成されている。腹部６の幅が光ファイバ心線１の径よ
り広いので、張り出し部７は光ファイバ心線１の平行面
５側を両側から覆うように挟んでいることになる。両張
り出し部７間は、ほぼ光ファイバ心線１に沿った湾曲面
で結ばれている。抗張力体２は、その断面がほぼコ字状
を呈している。抗張力体２は、コ字状の異形鋼線で構成
されている。
６を有し、腹部６の平行面５間における幅が光ファイバ
心線１の径より広い。腹部６の両端には、平行面５に沿
って光ファイバ心線１側に張り出された張り出し部７が
形成されている。腹部６の幅が光ファイバ心線１の径よ
り広いので、張り出し部７は光ファイバ心線１の平行面
５側を両側から覆うように挟んでいることになる。両張
り出し部７間は、ほぼ光ファイバ心線１に沿った湾曲面
で結ばれている。抗張力体２は、その断面がほぼコ字状
を呈している。抗張力体２は、コ字状の異形鋼線で構成
されている。
【００２１】単心光ファイバケーブル１１同士は一体に
接合されている。この実施例では、被覆３を分割面（接
合部といってもよい）５で接着することにより接合が行
われている。光ファイバケーブル１０は、２本の単心光
ファイバケーブル１１を個々に形成した後、これらを接
着して形成される。接着は、加熱接着とし、指の力で容
易に剥離できる程度の接着力とする。また、分割面５と
平行面４とが形成する稜線部８は面取りされており、接
着された光ファイバケーブル１０には、この稜線部８の
ところに溝９が形成される。
接合されている。この実施例では、被覆３を分割面（接
合部といってもよい）５で接着することにより接合が行
われている。光ファイバケーブル１０は、２本の単心光
ファイバケーブル１１を個々に形成した後、これらを接
着して形成される。接着は、加熱接着とし、指の力で容
易に剥離できる程度の接着力とする。また、分割面５と
平行面４とが形成する稜線部８は面取りされており、接
着された光ファイバケーブル１０には、この稜線部８の
ところに溝９が形成される。
【００２２】次に実施例の作用を述べる。
【００２３】光ファイバケーブル１０は、被覆３に平行
面４を有する平形に形成されているので、この平行面４
を配線時にステップルで押さえて固定することができ
る。その際、抗張力体２は、その腹部６が平行面４間で
光ファイバ心線１の径より広い幅を有するので、平行面
４に加わる押圧力から光ファイバ心線１を守ることがで
きる。従って、配線時にこの平行面４をステップルで押
さえて固定しても、光ファイバ心線１には影響がない。
面４を有する平形に形成されているので、この平行面４
を配線時にステップルで押さえて固定することができ
る。その際、抗張力体２は、その腹部６が平行面４間で
光ファイバ心線１の径より広い幅を有するので、平行面
４に加わる押圧力から光ファイバ心線１を守ることがで
きる。従って、配線時にこの平行面４をステップルで押
さえて固定しても、光ファイバ心線１には影響がない。
【００２４】布設された光ファイバケーブル１０の途中
から２本の光ファイバ心線１を分離して別々の配線先に
配線しようとするときには、光ファイバケーブル１０を
分割面５で剥離させる。指の力で容易に剥離できる程度
の接着力で接着されていると共に溝９に案内されるの
で、容易に２本の単心光ファイバケーブル１１に分割で
きる。分割されたそれぞれの被覆３内に平行面４間で光
ファイバ心線１の径より広い幅を有する抗張力体６が含
まれる。従って、両方の単心光ファイバケーブル１１を
光ファイバ心線１に影響なくステップルで固定できる。
から２本の光ファイバ心線１を分離して別々の配線先に
配線しようとするときには、光ファイバケーブル１０を
分割面５で剥離させる。指の力で容易に剥離できる程度
の接着力で接着されていると共に溝９に案内されるの
で、容易に２本の単心光ファイバケーブル１１に分割で
きる。分割されたそれぞれの被覆３内に平行面４間で光
ファイバ心線１の径より広い幅を有する抗張力体６が含
まれる。従って、両方の単心光ファイバケーブル１１を
光ファイバ心線１に影響なくステップルで固定できる。
【００２５】この光ファイバケーブル１０の構造にあっ
ては、２つの抗張力体２がともに分割面５に臨む平坦な
腹部６を有するので、両者を近付けて配置することがで
きる。従って、この光ファイバケーブル１０は光ファイ
バ心線１の並び方向の幅が小さく形成できる。また、抗
張力体２が平行面４に沿って光ファイバ心線１の側に張
り出された張り出し部７を有しているため、光ファイバ
心線１は抗張力体２の腹部６、張り出し部７によって広
く覆われることになり、径方向からの外圧から保護され
る。
ては、２つの抗張力体２がともに分割面５に臨む平坦な
腹部６を有するので、両者を近付けて配置することがで
きる。従って、この光ファイバケーブル１０は光ファイ
バ心線１の並び方向の幅が小さく形成できる。また、抗
張力体２が平行面４に沿って光ファイバ心線１の側に張
り出された張り出し部７を有しているため、光ファイバ
心線１は抗張力体２の腹部６、張り出し部７によって広
く覆われることになり、径方向からの外圧から保護され
る。
【００２６】なお、本実施例においては、抗張力体２は
異形鋼線で構成したが、アルミニウム或いはガラス繊維
強化プラスチックで成形してもよく、抗張力性が有り固
い材料なら何でもよい。また、被覆３の材料は、ＰＶＣ
や難燃ポリエチレンが望ましいが、その他のプラスチッ
クでもよい。また、分割面（接合部）５の接合方法は、
熱融着法とは限らず、接着剤を塗布して接着する方法で
あってもよいし、双方の被覆３を分割しやすい形状で一
体成形してもよい。
異形鋼線で構成したが、アルミニウム或いはガラス繊維
強化プラスチックで成形してもよく、抗張力性が有り固
い材料なら何でもよい。また、被覆３の材料は、ＰＶＣ
や難燃ポリエチレンが望ましいが、その他のプラスチッ
クでもよい。また、分割面（接合部）５の接合方法は、
熱融着法とは限らず、接着剤を塗布して接着する方法で
あってもよいし、双方の被覆３を分割しやすい形状で一
体成形してもよい。
【００２７】本発明の光ファイバケーブル１０の応用例
として、１本の光ファイバ心線１の代わりに細径の光フ
ァイバを複数集合したユニットを用いることができる。
この場合、図１の抗張力体２の幅より径の細いユニット
を各抗張力体２に抱き合わせて２ユニット収容した平形
の光ファイバケーブル１０が形成され、布設された光フ
ァイバケーブル１０の途中から２本のユニットを分離し
て別々の配線先に配線することができる。
として、１本の光ファイバ心線１の代わりに細径の光フ
ァイバを複数集合したユニットを用いることができる。
この場合、図１の抗張力体２の幅より径の細いユニット
を各抗張力体２に抱き合わせて２ユニット収容した平形
の光ファイバケーブル１０が形成され、布設された光フ
ァイバケーブル１０の途中から２本のユニットを分離し
て別々の配線先に配線することができる。
【００２８】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
る。
【００２９】（１）光ファイバケーブルが平形に形成さ
れ、かつ光ファイバ心線より幅の大きい抗張力体を有し
ているので、ステップルで押さえて固定できる。しか
も、光ファイバケーブルの幅が小さいので、場所を取ら
ず小さなステップルで固定できる。従って、配線工事が
容易で美観を損なわない。
れ、かつ光ファイバ心線より幅の大きい抗張力体を有し
ているので、ステップルで押さえて固定できる。しか
も、光ファイバケーブルの幅が小さいので、場所を取ら
ず小さなステップルで固定できる。従って、配線工事が
容易で美観を損なわない。
【００３０】（２）光ファイバケーブルの途中のどこか
らでも単心毎に容易に分離でき、しかも単心毎に抗張力
体を有しているので、両方の単心を押圧による障害なく
任意の場所から分離して任意の配線先に配線することが
できる。
らでも単心毎に容易に分離でき、しかも単心毎に抗張力
体を有しているので、両方の単心を押圧による障害なく
任意の場所から分離して任意の配線先に配線することが
できる。
【００３１】（３）被覆を剥ぐことにより、抗張力体と
光ファイバ心線とを容易に分離できるので、光ファイバ
の接続やコネクタ取り付けが容易になる。
光ファイバ心線とを容易に分離できるので、光ファイバ
の接続やコネクタ取り付けが容易になる。
【図１】本発明の一実施例を示す光ファイバケーブルの
断面図である。
断面図である。
【図２】従来例を示す光ファイバケーブルの断面図であ
る。
る。
【図３】従来例を示す光ファイバケーブルの断面図であ
る。
る。
１ 光ファイバ心線 ２ 抗張力体 ３ 被覆 ５ 分割面（接合部） ６ 腹部 ７ 張り出し部 １０ 光ファイバケーブル
Claims (2)
- 【請求項１】 所定の間隔を隔てて２本の光ファイバ心
線を並べ、さらにその外側を一括に覆う平形の被覆を設
けた光ファイバケーブルにおいて、それぞれの光ファイ
バ心線の隣にその光ファイバ心線を押圧力から保護する
ための抗張力体を並べ、これらの光ファイバ心線と抗張
力体とをそれぞれ１本ずつ一括に覆う２つの被覆を設け
ると共に、これら被覆同士を一体に接合したことを特徴
とする屋内光ファイバケーブル。 - 【請求項２】 上記抗張力体が、上記光ファイバ心線と
上記被覆同士の接合部との間に配置され、かつこの接合
部に臨む平坦な腹部を有すると共にこの腹部両端より上
記光ファイバ心線側に張り出された張り出し部を有する
ことを特徴とする請求項１記載の屋内光ファイバケーブ
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05049237A JP3087496B2 (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 屋内光ファイバケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05049237A JP3087496B2 (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 屋内光ファイバケーブル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06265762A true JPH06265762A (ja) | 1994-09-22 |
| JP3087496B2 JP3087496B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=12825284
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05049237A Expired - Fee Related JP3087496B2 (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 屋内光ファイバケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3087496B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101426135B1 (ko) * | 2012-06-25 | 2014-08-05 | 삼성전자주식회사 | 광섬유 케이블 |
-
1993
- 1993-03-10 JP JP05049237A patent/JP3087496B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101426135B1 (ko) * | 2012-06-25 | 2014-08-05 | 삼성전자주식회사 | 광섬유 케이블 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3087496B2 (ja) | 2000-09-11 |
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