JPH06265245A - 冷媒成分比検出方法 - Google Patents

冷媒成分比検出方法

Info

Publication number
JPH06265245A
JPH06265245A JP5354493A JP5354493A JPH06265245A JP H06265245 A JPH06265245 A JP H06265245A JP 5354493 A JP5354493 A JP 5354493A JP 5354493 A JP5354493 A JP 5354493A JP H06265245 A JPH06265245 A JP H06265245A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
mixed refrigerant
component ratio
mixed
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5354493A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3207962B2 (ja
Inventor
Tetsuji Yamashita
哲司 山下
Tetsuo Sano
哲夫 佐野
Yasuhiro Arai
康弘 新井
Takayoshi Iwanaga
隆喜 岩永
Koichi Goto
功一 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP05354493A priority Critical patent/JP3207962B2/ja
Publication of JPH06265245A publication Critical patent/JPH06265245A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3207962B2 publication Critical patent/JP3207962B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、小型の装置で、混合冷媒の冷媒漏
れをいち早く確実に検出することを目的とする。 【構成】 混合冷媒5の成分比を検出することにより、
冷凍サイクルからの当該混合冷媒5の漏れを判定するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍サイクルにおける
非共沸混合冷媒の冷媒漏れ検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】冷凍サイクル内に封入されている冷媒の
漏れ検出は、冷凍装置や周囲の環境の保護のため必要で
あり、冷媒として非共沸混合冷媒を用いた場合には、そ
の混合成分に可燃性の冷媒が含まれることが考えられ
る。このため冷媒漏れが起こったときは、これをいち早
く確実に検出して適切な処置を行う必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の漏れ検出
装置は、空間内の酸素量検出方式が多く、漏れてから相
当の時間を経ないと検出できなかったり、装置自体が大
がかりであるなどの問題があった。また、比較的小型の
冷凍サイクルには漏れ検出装置が装備されていないもの
もある。
【0004】そこで、本発明は、小型の装置で、混合冷
媒の冷媒漏れをいち早く確実に検出することができる混
合冷媒漏れ検出方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、第1に、非共沸混合冷媒を用いた冷凍サ
イクルにおける混合冷媒漏れ検出方法であって、混合冷
媒の成分比を検出することにより、当該混合冷媒の漏れ
を判定することを要旨とする。
【0006】第2に、上記第1の構成において、前記混
合冷媒の成分比は、当該混合冷媒の比誘電率と温度を検
出し、これらの検出値から演算により判定することを要
旨とする。
【0007】第3に、上記第1の構成において、前記混
合冷媒の成分比は、熱交換器の温度勾配と圧力を検出
し、これらの検出値から判定することを要旨とする。
【0008】
【作用】上記構成において、第1に、非共沸混合冷媒は
低沸点の混合成分が気体になり易く漏れ易い。そこで、
混合冷媒の成分比を監視することで、冷媒漏れが生じた
場合にはこれをいち早く確実に検出することが可能とな
る。
【0009】第2に、混合冷媒を構成する各冷媒単体の
誘電率はそれぞれ異なる温度特性をもっている。このた
め、ある温度における混合冷媒の誘電率は成分比に依存
する。これを逆に云えば混合冷媒の成分比は誘電率と温
度の関数として表される。したがって混合冷媒の比誘電
率と温度の各検出値から混合冷媒の成分比が確実に求め
られる。
【0010】第3に、熱交換器には混合冷媒の成分比に
応じた温度勾配が生じる。但し、冷凍サイクルによって
は通常の使用状態でもサイクルの箇所によっては混合冷
媒の成分比が変ってしまうことがある。しかし、冷媒漏
れが起ると圧力は急激に低下する。そこで、熱交換器の
温度勾配と圧力を同時に検出することにより、これらの
検出値から冷媒漏れが生じたときの混合冷媒の成分比の
変化が確実に求められる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。
【0012】図1乃至図5は、本発明の第1実施例を示
す図である。図4は、非共沸混合冷媒を用いた冷凍サイ
クルの全体構成を示しており、同図において、11は圧
縮機、12は凝縮器、13は絞り機構、14は蒸発器で
あり、この冷凍サイクルにおける液相配管の部分に混合
冷媒漏れ検出装置10が配設されている。図1は、この
混合冷媒漏れ検出装置10の構成の詳細を示している。
図1において、1,2は対の誘電率検出用電極、3は冷
媒配管、4は絶縁体、5は液混合冷媒、6は温度検出装
置、7は成分比演算装置である。このような装置構成に
おいて、誘電率検出用電極1,2間の静電容量Cr は、
次式(1)で示される。
【0013】 Cr =εo ・εr ・(S/d) …(1) ここで、εo は真空中の誘電率、εr は混合冷媒の比誘
電率、Sは電極の面積、dは電極間距離を示す。(1)
式よりεr は、 εr =(Cr ・d)/(εo ・S) …(2) として算出され、電極1,2間の静電容量を検出するこ
とで混合冷媒5の誘電率を求めることができる。一般に
冷媒の比誘電率は温度特性を持っているため、図2に示
すように、予め混合される冷媒単体の誘電率の温度特性
を計測しておく。ここでは例として冷媒Aと冷媒Bを用
いるものとする。そして、次式(3),(4)のように
各冷媒の温度特性式を算出する。
【0014】 冷媒A単体の特性式→εA =αT+β …(3) 冷媒B単体の特性式→εB =γT+δ …(4) ここで、εA は冷媒A単体の誘電率、εB は冷媒B単体
の誘電率、Tは冷媒温度、α,β,γ、及びδは定数で
ある。
【0015】一方、これらの冷媒がA:B=x:(10
0−x)[%]で混合された場合、その混合冷媒の誘電
率εr は、
【数1】 εr =εA ・(x/100)+εB ・((100−x)/100) …(5) で示される。(5)式をxについて整理すると、
【数2】 x=(100・(εr −εB ))/(εA −εB ) …(6) となり、(6)式のεr には(2)式、εA には(3)
式、εB には(4)式を代入することで、成分比xを演
算することができ、混合冷媒の成分比xはその誘電率と
温度の関数で表すことができる。そして誘電率と温度と
が誘電率検出用電極1,2と温度検出装置6でそれぞれ
検出され、(6)式の演算が成分比演算装置7でなされ
て混合冷媒5の成分比が求められる。
【0016】非共沸混合冷媒では、低沸点側の冷媒成分
が気体になり易いことからスローリークの場合は、この
冷媒成分が漏れ易い。そこで、例えば表1に示すよう
な、A,Bという2種の冷媒を混合した場合は、上述の
ようにして求められた成分比を監視することで図3に示
すように冷媒漏れを検出できる。
【0017】 なお、冷凍サイクル中への混合冷媒漏れ検出装置10の
設置は、図5に示すように、冷凍サイクル中に強制的に
混合冷媒を貯留させる冷媒貯留容器15を設け、この冷
媒貯留容器15の部分に混合冷媒漏れ検出装置10を設
置してもよい。16は冷媒貯留容器15の温度を制御す
る貯留容器温度制御装置である。
【0018】次いで、図6及び図7には、本発明の第2
実施例を示す。本実施例は混合冷媒の冷媒漏れを、熱交
換器の温度勾配と圧力を検出し、これらの検出値から判
定するようにしたものである。図6は、ある冷媒を混合
した場合のP−h線図を示している。混合冷媒は、その
成分比によっては2相域で同図に示すような温度勾配が
生じる。そこで、図7に示すように、この温度差(ΔT
=T2 −T1 )を検出することで、冷媒漏れによってあ
る一部の冷媒成分が抜けて混合冷媒の冷媒の成分比が変
わった場合には、温度差ΔTも変化することからその冷
媒漏れを検知することが可能となる。但し、冷凍サイク
ルによっては通常の使用状態でもサイクルの箇所によっ
ては成分比が変わってしまうことがあるため、同時にそ
の圧力を検出することで更に漏れ検出を確実に判定する
ことが可能となる。冷媒漏れが起こると、圧力は急激に
低下するからである。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1に、混合冷媒の成分比を検出することにより、冷凍
サイクルからの当該混合冷媒の漏れを判定するようにし
たため、非共沸混合冷媒は低沸点の混合成分が気体にな
り易く漏れ易いことから、小型の装置で、混合冷媒の冷
媒漏れをいち早く確実に検出することができる。
【0020】第2に、混合冷媒の成分比は、当該混合冷
媒の比誘電率と温度を検出し、これらの検出値から演算
により判定するようにしたため、混合冷媒の成分比はそ
の誘電率と温度の関数として表されることから、混合冷
媒の成分比を確実に求めることができる。
【0021】第3に、混合冷媒の成分比は、熱交換器の
温度勾配と圧力を検出し、これらの検出値から判定する
ようにしたため、熱交換器には混合冷媒の成分比に応じ
た温度勾配が生じ、また冷媒漏れが起るとその圧力が急
激に低下することから、冷媒漏れが生じたときの混合冷
媒の成分比の変化を確実に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る混合冷媒漏れ検出方法の第1実施
例に適用される混合成分比検出装置の構成図である。
【図2】上記第1実施例における混合冷媒の誘電率の温
度特性例を示す図である。
【図3】上記第1実施例において漏れ前後の混合冷媒の
成分比の変化を示す図である。
【図4】上記第1実施例に適用される冷凍サイクルの構
成例を示す図である。
【図5】上記第1実施例に適用される冷凍サイクルの他
の構成例を示す図である。
【図6】本発明の第2実施例を説明するためのP−h線
図である。
【図7】上記第2実施例において冷媒漏れ前後の熱交換
器の圧力と温度勾配の変化を示す図である。
【符号の説明】
1,2 対の誘電率検出用電極 5 液混合冷媒 6 温度検出装置 7 成分比演算装置 10 混合冷媒漏れ検出装置 14 蒸発器(熱交換器)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 冷媒成分比検出方法
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍サイクルにおける
非共沸混合冷媒の成分比検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】冷凍サイクル内に封入されている冷媒の
漏れ検出は、冷凍装置や周囲の環境の保護のため必要で
あり、冷媒として非共沸混合冷媒を用いた場合には、そ
の混合成分に可燃性の冷媒が含まれることが考えられ
る。このため冷媒漏れが起こったときは、これをいち早
く確実に検出して適切な処置を行う必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の漏れ検出
装置は、空間内の酸素量検出方式が多く、漏れてから相
当の時間を経ないと検出できなかったり、装置自体が大
がかりであるなどの問題があった。また、比較的小型の
冷凍サイクルには漏れ検出装置が装備されていないもの
もある。
【0004】そこで、本発明は、小型の装置で、混合冷
媒の冷媒漏れをいち早く確実に検出することに寄与し得
る冷媒成分比検出方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、第1に、非共沸混合冷媒を用いた冷凍サ
イクルにおける混合冷媒の成分比検出方法であって、当
該混合冷媒の比誘電率と温度を検出し、これらの検出値
に基づいて当該混合冷媒の成分比を求めることを要旨と
する。
【0006】第2に、上記第1の構成において、前記混
合冷媒の成分比は、熱交換器の温度勾配と圧力を検出
し、これらの検出値から求めることを要旨とする。
【0007】
【作用】上記構成において、第1に、非共沸混合冷媒は
低沸点の混合成分が気体になり易く漏れ易い。そこで、
混合冷媒の成分比を監視することで、冷媒漏れが生じた
場合にはこれをいち早く確実に検出することが可能とな
る。ここで、混合冷媒を構成する各冷媒単体の誘電率は
それぞれ異なる温度特性をもっている。このため、ある
温度における混合冷媒の誘電率は成分比に依存する。こ
れを逆に云えば混合冷媒の成分比は誘電率と温度の関数
として表される。したがって混合冷媒の比誘電率と温度
の各検出値から混合冷媒の成分比が確実に求められる。
【0008】第2に、熱交換器には混合冷媒の成分比に
応じた温度勾配が生じる。但し、冷凍サイクルによって
は通常の使用状態でもサイクルの箇所によっては混合冷
媒の成分比が変ってしまうことがある。しかし、冷媒漏
れが起ると圧力は急激に低下する。そこで、熱交換器の
温度勾配と圧力を同時に検出することにより、これらの
検出値から冷媒漏れが生じたときの混合冷媒の成分比の
変化が確実に求められる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。
【0010】図1乃至図5は、本発明の第1実施例を示
す図である。図4は、非共沸混合冷媒を用いた冷凍サイ
クルの全体構成を示しており、同図において、11は圧
縮機、12は凝縮器、13は絞り機構、14は蒸発器で
あり、この冷凍サイクルにおける液相配管の部分に混合
冷媒漏れ検出装置10が配設されている。図1は、この
混合冷媒漏れ検出装置10の構成の詳細を示している。
図1において、1,2は対の誘電率検出用電極、3は冷
媒配管、4は絶縁体、5は液混合冷媒、6は温度検出装
置、7は成分比演算装置である。このような装置構成に
おいて、誘電率検出用電極1,2間の静電容量Cr は、
次式(1)で示される。
【0011】 Cr =εo ・εr ・(S/d) …(1) ここで、εo は真空中の誘電率、εr は混合冷媒の比誘
電率、Sは電極の面積、dは電極間距離を示す。(1)
式よりεr は、 εr =(Cr ・d)/(εo ・S) …(2) として算出され、電極1,2間の静電容量を検出するこ
とで混合冷媒5の誘電率を求めることができる。一般に
冷媒の比誘電率は温度特性を持っているため、図2に示
すように、予め混合される冷媒単体の誘電率の温度特性
を計測しておく。ここでは例として冷媒Aと冷媒Bを用
いるものとする。そして、次式(3),(4)のように
各冷媒の温度特性式を算出する。
【0012】 冷媒A単体の特性式→εA =αT+β …(3) 冷媒B単体の特性式→εB =γT+δ …(4) ここで、εA は冷媒A単体の誘電率、εB は冷媒B単体
の誘電率、Tは冷媒温度、α,β,γ、及びδは定数で
ある。
【0013】一方、これらの冷媒がA:B=x:(10
0−x)[%]で混合された場合、その混合冷媒の誘電
率εr は、
【数1】 εr =εA ・(x/100)+εB ・((100−x)/100) …(5) で示される。(5)式をxについて整理すると、
【数2】 x=(100・(εr −εB ))/(εA −εB ) …(6) となり、(6)式のεr には(2)式、εA には(3)
式、εB には(4)式を代入することで、成分比xを演
算することができ、混合冷媒の成分比xはその誘電率と
温度の関数で表すことができる。そして誘電率と温度と
が誘電率検出用電極1,2と温度検出装置6でそれぞれ
検出され、(6)式の演算が成分比演算装置7でなされ
て混合冷媒5の成分比が求められる。
【0014】非共沸混合冷媒では、低沸点側の冷媒成分
が気体になり易いことからスローリークの場合は、この
冷媒成分が漏れ易い。そこで、例えば表1に示すよう
な、A,Bという2種の冷媒を混合した場合は、上述の
ようにして求められた成分比を監視することで図3に示
すように冷媒漏れを検出できる。
【0015】 なお、冷凍サイクル中への混合冷媒漏れ検出装置10の
設置は、図5に示すように、冷凍サイクル中に強制的に
混合冷媒を貯留させる冷媒貯留容器15を設け、この冷
媒貯留容器15の部分に混合冷媒漏れ検出装置10を設
置してもよい。16は冷媒貯留容器15の温度を制御す
る貯留容器温度制御装置である。
【0016】次いで、図6及び図7には、本発明の第2
実施例を示す。本実施例は混合冷媒の冷媒漏れを、熱交
換器の温度勾配と圧力を検出し、これらの検出値から判
定するようにしたものである。図6は、ある冷媒を混合
した場合のP−h線図を示している。混合冷媒は、その
成分比によっては2相域で同図に示すような温度勾配が
生じる。そこで、図7に示すように、この温度差(ΔT
=T2 −T1 )を検出することで、冷媒漏れによってあ
る一部の冷媒成分が抜けて混合冷媒の冷媒の成分比が変
わった場合には、温度差ΔTも変化することからその冷
媒漏れを検知することが可能となる。但し、冷凍サイク
ルによっては通常の使用状態でもサイクルの箇所によっ
ては成分比が変わってしまうことがあるため、同時にそ
の圧力を検出することで更に漏れ検出を確実に判定する
ことが可能となる。冷媒漏れが起こると、圧力は急激に
低下するからである。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1に、混合冷媒の成分比を検出することにより、冷凍
サイクルからの当該混合冷媒の漏れを判定するようにし
たため、非共沸混合冷媒は低沸点の混合成分が気体にな
り易く漏れ易いことから、小型の装置で、混合冷媒の冷
媒漏れをいち早く確実に検出することができる。ここ
で、混合冷媒の成分比は、当該混合冷媒の比誘電率と温
度を検出し、これらの検出値から演算により求めるよう
にしたため、混合冷媒の成分比はその誘電率と温度の関
数として表されることから、混合冷媒の成分比を確実に
求めることができる。
【0018】第2に、混合冷媒の成分比は、熱交換器の
温度勾配と圧力を検出し、これらの検出値から求めるよ
うにしたため、熱交換器には混合冷媒の成分比に応じた
温度勾配が生じ、また冷媒漏れが起るとその圧力が急激
に低下することから、冷媒漏れが生じたときの混合冷媒
の成分比の変化を確実に求めることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩永 隆喜 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内 (72)発明者 後藤 功一 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非共沸混合冷媒を用いた冷凍サイクルに
    おける混合冷媒漏れ検出方法であって、混合冷媒の成分
    比を検出することにより、当該混合冷媒の漏れを判定す
    ることを特徴とする混合冷媒漏れ検出方法。
  2. 【請求項2】 前記混合冷媒の成分比は、当該混合冷媒
    の比誘電率と温度を検出し、これらの検出値から演算に
    より判定することを特徴とする請求項1記載の混合冷媒
    漏れ検出方法。
  3. 【請求項3】 前記混合冷媒の成分比は、熱交換器の温
    度勾配と圧力を検出し、これらの検出値から判定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の混合冷媒漏れ検出方法。
JP05354493A 1993-03-15 1993-03-15 混合冷媒漏れ検出方法 Expired - Fee Related JP3207962B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05354493A JP3207962B2 (ja) 1993-03-15 1993-03-15 混合冷媒漏れ検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05354493A JP3207962B2 (ja) 1993-03-15 1993-03-15 混合冷媒漏れ検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06265245A true JPH06265245A (ja) 1994-09-20
JP3207962B2 JP3207962B2 (ja) 2001-09-10

Family

ID=12945749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05354493A Expired - Fee Related JP3207962B2 (ja) 1993-03-15 1993-03-15 混合冷媒漏れ検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3207962B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08100970A (ja) * 1994-09-30 1996-04-16 Toshiba Corp 冷凍装置
WO2018155513A1 (ja) * 2017-02-27 2018-08-30 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 組成異常検知装置及び組成異常検知方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3287719B1 (en) 2015-04-23 2019-07-31 Mitsubishi Electric Corporation Refrigeration cycle device
CN111094877B (zh) 2017-09-14 2021-08-10 三菱电机株式会社 制冷循环装置以及制冷装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08100970A (ja) * 1994-09-30 1996-04-16 Toshiba Corp 冷凍装置
WO2018155513A1 (ja) * 2017-02-27 2018-08-30 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 組成異常検知装置及び組成異常検知方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3207962B2 (ja) 2001-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10122711A (ja) 冷凍サイクル制御装置
US5647222A (en) Method and device for diagnosis of the refrigerant quantity in an air conditioning system
US5526678A (en) Time of flight measurement/rate of rise measurement method for remote leak detection in evacuated spaces
JPH06265245A (ja) 冷媒成分比検出方法
EP3287719B1 (en) Refrigeration cycle device
CN115930357A (zh) 冷媒循环系统的冷媒泄漏检测方法及使用该方法的空调
US2761312A (en) Liquid phase water indicator
JP2009115325A (ja) 冷却装置
US3753356A (en) Means and method for determining the liquid refrigerant charge in a refrigeration system
JPH06137725A (ja) 冷凍装置の冷媒漏れ検知方式
JP3240700B2 (ja) 非共沸混合冷媒を用いた冷凍サイクル
US6079217A (en) Method and system for the determination of a ternary refrigerant mixture composition
JP2003021611A (ja) 油分率測定装置およびこれを用いた冷凍装置
US5392639A (en) Apparatus and method for identifying and distinguishing different refrigerants
JPH0798168A (ja) 潤滑油の希釈度及び冷媒の成分比検出装置
CN212057533U (zh) 空调室外机及空调器
JPH09113079A (ja) 空気調和機の冷媒封入量検知装置
JP3234930B2 (ja) 空気調和機
JPH07146042A (ja) 冷媒成分比検出装置及びこれを用いた空気調和装置
JP3213433B2 (ja) 冷凍サイクル装置
JP2000146374A (ja) 冷凍装置
JPH0979711A (ja) 冷媒量判定装置
JPH102642A (ja) 冷凍サイクル
JPH08100970A (ja) 冷凍装置
KR100434386B1 (ko) 냉매누설감지를통한에어콘의운전제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees