JPH06264829A - 副室機関のegr装置 - Google Patents
副室機関のegr装置Info
- Publication number
- JPH06264829A JPH06264829A JP3314019A JP31401991A JPH06264829A JP H06264829 A JPH06264829 A JP H06264829A JP 3314019 A JP3314019 A JP 3314019A JP 31401991 A JP31401991 A JP 31401991A JP H06264829 A JPH06264829 A JP H06264829A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustion chamber
- chamber
- egr
- auxiliary
- exhaust gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 主燃焼室まわりの壁付近にEGRした排気ガ
スが存在せず、余分の排気ガスをEGRすることのない
副室機関のEGR装置を提供するにある。 【構成】 本発明の副室機関のEGR装置は、主燃焼室
と副燃焼室をそなえたものにおいて、副燃焼室に開口す
るEGR室62と、該EGR室と副燃焼室61を結ぶ通
路63を開閉する制御弁64と、クランク軸より回転信
号をとり適時前記制御弁を開閉する制御器66とを有し
てなることを特徴としている。
スが存在せず、余分の排気ガスをEGRすることのない
副室機関のEGR装置を提供するにある。 【構成】 本発明の副室機関のEGR装置は、主燃焼室
と副燃焼室をそなえたものにおいて、副燃焼室に開口す
るEGR室62と、該EGR室と副燃焼室61を結ぶ通
路63を開閉する制御弁64と、クランク軸より回転信
号をとり適時前記制御弁を開閉する制御器66とを有し
てなることを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は副室機関のEGR装置に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来形副室機関のEGR装置を示
している。この機関ではピストン11の上部には主燃焼
室12が設けられ、その上部には該主燃焼室と連通する
副燃焼室21を具えている。副燃焼室21には燃料噴射
弁22を有しており、主燃焼室12には給気弁32と給
気通路31を介して給気が供給され、排気弁42をへた
排気は排気通路41を介して排出される。最近ディーゼ
ル機関の排ガス公害が特に問題となっており、NOx を
低減するために給気に排気を混合する排ガス再循環(E
GR)が行われつつある状況にある。
している。この機関ではピストン11の上部には主燃焼
室12が設けられ、その上部には該主燃焼室と連通する
副燃焼室21を具えている。副燃焼室21には燃料噴射
弁22を有しており、主燃焼室12には給気弁32と給
気通路31を介して給気が供給され、排気弁42をへた
排気は排気通路41を介して排出される。最近ディーゼ
ル機関の排ガス公害が特に問題となっており、NOx を
低減するために給気に排気を混合する排ガス再循環(E
GR)が行われつつある状況にある。
【0003】即ち排気通路41内の排気ガスの一部が管
43をへて給気通路31に導かれて給気と混合し主燃焼
室でEGR燃焼が行われる。前記管43内にはEGR弁
44が挿入され、クランク軸13からの回転信号51を
介して制御器52が最適のクランクタイミングでEGR
弁44を開閉しEGRが行われる。機関では圧縮行程に
おいて、燃料噴射弁22から噴射された燃料の一部は副
燃焼室21で燃焼し、副燃焼室21の圧力が上昇して副
燃焼室21内の既燃ガスと空気と燃料が主燃焼室12に
噴出し、主燃焼室12内の空気と出合い燃焼する。この
際EGRが行われているのでNOx の生成量を減少させ
ることができる。
43をへて給気通路31に導かれて給気と混合し主燃焼
室でEGR燃焼が行われる。前記管43内にはEGR弁
44が挿入され、クランク軸13からの回転信号51を
介して制御器52が最適のクランクタイミングでEGR
弁44を開閉しEGRが行われる。機関では圧縮行程に
おいて、燃料噴射弁22から噴射された燃料の一部は副
燃焼室21で燃焼し、副燃焼室21の圧力が上昇して副
燃焼室21内の既燃ガスと空気と燃料が主燃焼室12に
噴出し、主燃焼室12内の空気と出合い燃焼する。この
際EGRが行われているのでNOx の生成量を減少させ
ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが前記従来例で
は管43から導入されるEGRガスは給気全体に分散し
て混合されるため、主燃焼室12内にも一様に分布す
る。そのため、主燃焼室まわりのシリンダ壁付近にもE
GR用の排ガスが導入されるが、該EGR排ガスはNO
x を低減させるのには役立たない。その結果、NOx を
低減に役立たない余分の排ガスをEGRしていることに
なり、空気の吸入効率が悪くなり機関出力の点より好ま
しくない。
は管43から導入されるEGRガスは給気全体に分散し
て混合されるため、主燃焼室12内にも一様に分布す
る。そのため、主燃焼室まわりのシリンダ壁付近にもE
GR用の排ガスが導入されるが、該EGR排ガスはNO
x を低減させるのには役立たない。その結果、NOx を
低減に役立たない余分の排ガスをEGRしていることに
なり、空気の吸入効率が悪くなり機関出力の点より好ま
しくない。
【0005】本発明の目的は前記従来装置の問題点を解
消し、主燃焼室まわりの壁付近にEGRした排気が存在
することがなく余分の排気をEGRすることのない副室
機関のEGR装置を提供するにある。
消し、主燃焼室まわりの壁付近にEGRした排気が存在
することがなく余分の排気をEGRすることのない副室
機関のEGR装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る副室機関の
EGR装置は、主燃焼室の他に副燃焼室を具えた副室機
関において、副燃焼室に開口するEGR室62と、該E
GR室と副燃焼室61を結ぶ通路63を開閉する制御弁
64と、クランク軸より回転信号をとり適時前記制御弁
を開閉する制御器66とを有してなることを特徴として
いる。
EGR装置は、主燃焼室の他に副燃焼室を具えた副室機
関において、副燃焼室に開口するEGR室62と、該E
GR室と副燃焼室61を結ぶ通路63を開閉する制御弁
64と、クランク軸より回転信号をとり適時前記制御弁
を開閉する制御器66とを有してなることを特徴として
いる。
【0007】
【作用】制御弁64を開き燃焼後の高圧の排気をEGR
室にいったん溜め、次のサイクルである給気行程後半あ
るいは圧縮行程前半に制御弁64を制御器66を介して
再び開き、先にEGR室62に溜めておいて排気を副燃
焼室へ注入するようにしたので、効率のよいEGRが行
われNOx の低減が実現できる。
室にいったん溜め、次のサイクルである給気行程後半あ
るいは圧縮行程前半に制御弁64を制御器66を介して
再び開き、先にEGR室62に溜めておいて排気を副燃
焼室へ注入するようにしたので、効率のよいEGRが行
われNOx の低減が実現できる。
【0008】
【実施例】以下図1〜2を参照し本発明の一実施例につ
いて説明する。図1は本発明の第1実施例に係わる全体
図、図2は主燃焼室内での圧力と容積の変化図である。
本副室機関は、主燃焼室12と副燃焼室61を有してな
り、該副燃焼室61にはEGR室62と連通する穴が開
口している。副燃焼室61とEGR室62を連通する管
63には制御弁64が設けられている。この制御弁64
はクランク軸13の回転信号を受けた制御器66の出力
信号により開閉制御される。
いて説明する。図1は本発明の第1実施例に係わる全体
図、図2は主燃焼室内での圧力と容積の変化図である。
本副室機関は、主燃焼室12と副燃焼室61を有してな
り、該副燃焼室61にはEGR室62と連通する穴が開
口している。副燃焼室61とEGR室62を連通する管
63には制御弁64が設けられている。この制御弁64
はクランク軸13の回転信号を受けた制御器66の出力
信号により開閉制御される。
【0009】次に前記実施例の作用について説明する。
図2は本機関のpv線図である。給気行程(IN)でシ
リンダ内に給気した空気を圧縮行程(C)で圧縮した
後、上死点より少し前に燃料弁22から燃料を噴射して
燃焼させ、燃焼膨張行程Eの後半で排気弁を開いて(E
VO)、排気行程(EX)に進め排気を行ない、再び給
気行程(IN)に戻る。燃焼膨張行程Eの後半で制御弁
64を開き、燃焼後の高圧排ガスをEGR室62に流入
させ、制御弁64をいったん閉めて排気をEGR室62
に溜める
図2は本機関のpv線図である。給気行程(IN)でシ
リンダ内に給気した空気を圧縮行程(C)で圧縮した
後、上死点より少し前に燃料弁22から燃料を噴射して
燃焼させ、燃焼膨張行程Eの後半で排気弁を開いて(E
VO)、排気行程(EX)に進め排気を行ない、再び給
気行程(IN)に戻る。燃焼膨張行程Eの後半で制御弁
64を開き、燃焼後の高圧排ガスをEGR室62に流入
させ、制御弁64をいったん閉めて排気をEGR室62
に溜める
【0010】その後給気行程(IN)の後半あるいは圧
縮行程(C)の前半で再び制御弁64を開いてEGR室
62内の高圧排ガスを副燃焼室61へ注入しEGRを行
なう。この結果、EGRされた排ガスは副燃焼室61お
よび副燃焼61から主燃焼室12へ流出した付近に主と
して存在することになる。従って、燃焼が初期に行われ
る高温部分にEGRガスが主として偏在することとな
り、EGRによるNOx 低減が効果的に実現できる。
縮行程(C)の前半で再び制御弁64を開いてEGR室
62内の高圧排ガスを副燃焼室61へ注入しEGRを行
なう。この結果、EGRされた排ガスは副燃焼室61お
よび副燃焼61から主燃焼室12へ流出した付近に主と
して存在することになる。従って、燃焼が初期に行われ
る高温部分にEGRガスが主として偏在することとな
り、EGRによるNOx 低減が効果的に実現できる。
【0011】
【発明の効果】本発明は前記のとおり構成したので、主
燃焼室まわりのシリンダ壁付近にはEGRした排ガスが
存在することがなくなり、余分の排ガスがEGRされる
ことはない。又従来のEGRでは排気の圧力が給気の圧
力よりも高いときにのみ排気が給気に流入できるもので
あるが、本発明では高圧の排気をEGR室62に溜めて
いるので、排気通路41の圧力が給気通路31の圧力よ
りも低いときでもEGRを実現することができEGRの
タイミングを最適に設定できる。
燃焼室まわりのシリンダ壁付近にはEGRした排ガスが
存在することがなくなり、余分の排ガスがEGRされる
ことはない。又従来のEGRでは排気の圧力が給気の圧
力よりも高いときにのみ排気が給気に流入できるもので
あるが、本発明では高圧の排気をEGR室62に溜めて
いるので、排気通路41の圧力が給気通路31の圧力よ
りも低いときでもEGRを実現することができEGRの
タイミングを最適に設定できる。
【図1】本発明の第1実施例の全体図
【図2】主燃焼室内の圧力と容積の変化図
【図3】従来例の図1応当図
12…主燃焼室、31…給気通路、43…管、41…排
気通路、61…副燃焼室、62…EGR室、63…副燃
焼室とEGR室を結ぶ通路、64…制御弁、66…制御
器。
気通路、61…副燃焼室、62…EGR室、63…副燃
焼室とEGR室を結ぶ通路、64…制御弁、66…制御
器。
Claims (1)
- 【請求項1】 主燃焼室の他に副燃焼室を具えた副室機
関において、副燃焼室に開口するEGR室62と、該E
GR室と副燃焼室61を結ぶ排ガス通路63を開閉する
制御弁64と、クランク軸より回転信号をとり適時前記
制御弁を開閉制御する制御器66とを有してなる副室機
関のEGR装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3314019A JPH06264829A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 副室機関のegr装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3314019A JPH06264829A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 副室機関のegr装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06264829A true JPH06264829A (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=18048227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3314019A Pending JPH06264829A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 副室機関のegr装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06264829A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015055185A (ja) * | 2013-09-11 | 2015-03-23 | 東邦瓦斯株式会社 | ガスエンジン |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP3314019A patent/JPH06264829A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015055185A (ja) * | 2013-09-11 | 2015-03-23 | 東邦瓦斯株式会社 | ガスエンジン |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000411 |