JPS6027780Y2 - 気筒数制御デイ−ゼルエンジン - Google Patents

気筒数制御デイ−ゼルエンジン

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JPS6027780Y2
JPS6027780Y2 JP9910779U JP9910779U JPS6027780Y2 JP S6027780 Y2 JPS6027780 Y2 JP S6027780Y2 JP 9910779 U JP9910779 U JP 9910779U JP 9910779 U JP9910779 U JP 9910779U JP S6027780 Y2 JPS6027780 Y2 JP S6027780Y2
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JP
Japan
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cylinder
cylinders
air
diesel engine
combustion chamber
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JP9910779U
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JPS5617317U (ja
Inventor
利明 田中
正治 牛村
雅幸 田村
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日産自動車株式会社
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  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ディーゼルエンジン、とりわけエンジン運
転状態に応じて一部気筒の燃料供給を休止し、稼動する
気筒数を制御する気筒数制御ディーゼルエンジンにおけ
るHC,Co、NOxおよび遊離カーボン(パーティキ
ュレート)を低減するようにしたディーゼルエンジンに
関する。
従来のディーゼルエンジンとしては、例えば第1図に示
すようなものがある。
図中1はシリンダヘッド、2はシリンダブロック、3は
ピストン、4は燃焼室、5は燃焼室4に連通ずる渦流室
、6は該渦流室5に臨設した燃料噴射ノズルを示し、こ
のディーゼルエンジンは吸気行程で充てん率80〜90
%に相当する空気を吸入し、圧縮行程中でその吸入空気
を圧縮して(圧縮比は約20〜2堵度)渦流室5に圧入
し、圧縮上死点近辺で燃料噴射ノズル6より燃料を高温
な圧縮ガス内に噴射して着火させ、燃焼室4にこの燃焼
火炎を噴射して拡散燃焼を生じさせしめ、動力を得よう
というものである。
図中、7は渦流室5に臨設した始動用グロープラグ、−
8はインテークポート、9は吸気弁、10はウォーター
ジャケットを示す。
しかしながら、このような従来のディーゼルエンジンに
あっては、圧縮上死点にて、燃焼室内に燃料を噴射し、
燃焼せしめようということで、圧縮上死点時の筒内ガス
温度をできるだけ高くするため、圧縮比としては、20
〜2堀度が必要となり、上死点時のシリンダヘッドとピ
ストンのクリアランスが非常に狭くなっており、吸気ス
ワールは膨張行程中には、はとんど消滅してしまってい
る。
又、拡散燃焼であるということから、膨張行程中は、燃
焼室内では酸素不足の部分と酸素余剰の部分が生じ、当
然のことながら、酸素不足な部分では燃料は完全燃焼せ
ず、不完全燃焼ガスHCを排出するのみならず、中間生
成物として遊離カーボン(パーティキュレート)を多量
に排出するという問題点があった。
そこで、燃焼室へ新たな空気を供給する手段も提供され
ているが(特開昭53−92016号公報参照)、この
手段にあっては、空気供給装置として特別に空気ポンプ
等を用いて工ンジンの全運転中に常時空気供給を行なう
ものであるから、装置自体の大型化や保守管理を余儀な
くされることは勿論のこと、不必要な時でも作動してい
るため装置の作動効率が悪いという問題がある。
また、休止気筒から稼動気筒へ空気を供給するものも提
案されてはいるが(特公昭54−1788環公報参照)
、これは空気を単に稼動気筒の吸入行程時にのみ吸気通
路を介して供給する構成であり、燃焼室への強力なガス
流動は全く考慮されていないため、上記同様に燃焼室内
で酸素不足の部分と酸素余剰の部分が生じて不完全燃焼
を招来し特にパーティキュレートを排出するといった問
題がある。
この考案は、このような従来の問題点に着目してなされ
たもので、多気筒ディーゼルエンジンの一部気筒を休止
する時、この一部気筒には燃料を供給せず、コンプレッ
サとして利用し、該休止筒内で圧縮された高圧気体を稼
動している気筒の膨張行程中に気筒内に噴射してガス流
動を生じさせることにより、上記問題点を解決すること
を目的としている。
以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第2図は、この考案の一実施例を示す図である。
まず構成を説明すると、多気筒ディーゼルエンジンの運
転状態に応じて、気筒の一部を休止させる所謂、気筒数
制御ディーゼルエンジンにおいて、休止気筒2OAのシ
リンダヘッド21には、電磁バルブ27を取り付けてい
る。
電磁バルブ27の働きは、一部気筒の稼動体止したとい
う信号を得た場合つまり低負荷域にはその通路を開放し
、燃焼室20aとエア通路25を連通ずるものである。
又、稼動気筒20Bにはエア噴射用チェックバルブ24
を設置してあり、稼動気筒燃焼室20b内圧力よりエア
通路25内圧力が高くなった時に、通路を開放する働き
を行う。
次に、タイミングカム28およびエア通路開閉装置29
の働きと説明する。
エア通路開閉装置29は休止気筒燃焼室20aと稼動気
筒燃焼室20bとを連通ずるエア通路25の間に取り付
けられており、タミングカム28のカムプロフィルの位
置により通路25の連通を0N−OFFする。
図中22は燃焼噴射ノズル、23は渦流室、26はピス
トンを示す。
次に第3図にて、6気筒デイーゼルエンジンのタイミン
グおよび、各気筒の筒内圧を示す。
6気筒デイーゼルエンジンの場合、噴射順序は1−5−
3−6−2−4であり休止気筒を#5゜#6. #4と
すると図に示すとおり稼動気筒の排気弁開前60°〜排
気弁開時まで約608C^間は、稼動気筒の気筒内圧の
方が大きくなって、休止気筒で圧縮した空気を稼動気筒
の気筒内へ噴射できることが伴る。
次に以上の構成よりなる気筒数制御エンジンの作用を説
明する。
タイミングカム28は、稼動気m20Bのクランクシャ
フトの働きにより同期して駆動され、稼動気筒2OBの
ビス1フ26位置が圧縮上死点時から膨張下死点程度の
間、タイミングカム28のノーズがエア通路開閉装置2
9に作動し、エア通路25を開状態としている。
稼動気筒20Bでは、ピストン26が圧縮上死点近辺で
燃料噴射ノズル22より燃料が噴射され、燃焼が開始し
、それにともない除々にピストン26が下降し始め、気
筒内圧が下がっていく。
一方休止気筒20Aは、6気筒エンジンの場合クランク
角で12060Aずつ遅れて、ピストンが動き、筒内圧
が上昇していく。
従って、稼動気筒20B例えば第1気筒と、これから1
200遅れる休止気筒20Aの第5気筒とを、エア通路
25て連通ずると、この時のエア通路25の配管中の各
バルブの挙動をみると、電磁バルブ27は、低負荷域で
一部気筒運転を行っている場合は電気信号により開状態
が続いており、又エア通路開閉装置29も前記したよう
にタイミングカム28によって開状態であり、エア通路
25内圧力即ち、休止気筒の気筒内圧力が稼動気筒燃焼
室内圧力より高くなった場合、その圧力差により、エア
噴射用チェックバルブ24が開き、休止気筒て圧縮され
た高圧空気が噴射される。
又休止気筒燃焼室内圧力と、稼動気筒燃焼室内圧力との
関係は図3に示すとおりであり、アイドル時は稼動気筒
の膨張行程の約60’ ”程度空気を噴射供給すること
が可能である。
稼動気筒20Bの膨張行程時に、高圧空気を噴射供給す
ると、燃焼室20b内にガス流動を発生させることがで
き、この流動によって、拡散燃焼に起因する酸素不足の
部分と、酸素余剰の部分とが激しくかきまわされて混合
、均一化し、燃料の酸素と接する機械及び時間を多くし
て、完全燃焼させ、不完全燃焼によるHC,COの生皮
や遊離カーボンの生皮を著しく低減するのである。
第4図には、他の実施例を示す。
この実施例は、吸気マニホルド31内を遮断弁32より
稼動気筒側通路31aと休止気筒側通路31bとに隔成
し、一部気筒運転時に遮断弁32より休止気筒20Aへ
の新気の導入を遮断し、そのかわりに、排気マニホルド
35の稼動気筒側通路31bと吸気マニホルド31の休
止気筒側通路31bとを連通した排気還流通路34に介
装した還流制御弁33を開いて該休止気筒20Aに排気
ガスを吸入させ、それを圧縮して第2図実施例と同様の
通路及びタイミングをとって、稼動気筒20Bへ噴出さ
せることにより、さらにHC,Coおよびパーティキュ
レートを低減しようというものである。
この場合には、稼動気筒20Bの燃焼室中にガス流動を
発生させると共に、稼動気筒20Bの未燃焼成分やパー
ティキュレートを含む排気を再び高温の燃焼室中に噴射
し、酸化させることになるので、より一層の未燃焼成分
の低減を図ることができる。
以上説明してきたように、この考案によれば、気筒数制
御ディーゼルエンジンの一部気筒運転時に、稼動気筒の
膨張行程中、休止気筒で圧縮した加圧気体を該稼動気筒
に噴射供給するようにしであるため、該稼動気筒燃焼室
内ガス流動が増加し、空気利用率が高まるので、HC,
GO等の未燃焼料および遊離カーホン(パーティキュレ
ート)を大幅に低減でき、且つトータルガス重量が増加
することによりガス温度を低く押えられNOxに関して
も低減できるという効果が得られる。
また、エンジン自体の有効利用、つまり排気中のHC,
CO等が多く発生しやすくかつ休止気筒が燃料を供給さ
れない低負荷域にのみ休止気筒から空気を供給するので
、空気供給に対する全気筒の効率のよい作動状態が得ら
れると共に、それに伴う空気供給効率の向上を図ること
ができる。
各実施例では、それぞれ上記共通の効果に加えて、更に
以下の様な効果がある。
即ち、第2図に示す実施例は、酸素を豊富に含む新気を
噴射するので、燃料の酸化機会が一層増加して、未燃焼
成分及びパーティキュレートを更に低減することができ
る。
また、第4図に示す実施例は、元々空燃比の薄いディー
ゼルエンジンであるので、ガス流動を排気で行っても酸
素が不足するということはなく、未燃焼成分やパーティ
キュレートを含む排気を再び高温の燃焼室中に噴射する
ので、ガス流動と再燃焼反応を同時に行なうことができ
、浄化作用が一層向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、一般のディーゼルエンジンの断面図、第2図
は本考案ディーゼルエンジンの一実施例を示す断面図、
第3図は本考案を6気筒デイーゼルエンジンとした時の
筒内圧変化を示す特性図、第4図は本考案の他の実施例
を示す断面図である。 。20A・・・・・・休止気筒、20B・・・・・・稼
動気筒、20a、20b・・・・・・燃焼室、21・・
・・・・シリンダヘッド、22・・・・・・燃料噴射ノ
ズル、23・・・・・・渦流室、24・・・・・・チェ
ック弁、25・・・・・・通路、26・・・・・・ピス
トン、27・・・・・・電磁バルブ、28・・・・・・
タイミングカム、29・・・・・・通路開閉装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンの運転負荷状態に応じて一部気筒への燃料供給
    を休止し、稼動する気筒数を制御する気筒数制御ディー
    ゼルエンジンにおいて、エンジンの低負荷時に休止気筒
    で気体を加圧し、この加圧気体を稼動気筒の膨張行程時
    にエア噴射用チェックバルブから直接稼動気筒の燃焼室
    に噴射供給するように構成したことを特徴とする気筒数
    制御ディーゼルエンジン。
JP9910779U 1979-07-17 1979-07-17 気筒数制御デイ−ゼルエンジン Expired JPS6027780Y2 (ja)

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JP9910779U JPS6027780Y2 (ja) 1979-07-17 1979-07-17 気筒数制御デイ−ゼルエンジン

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JPS5617317U JPS5617317U (ja) 1981-02-16
JPS6027780Y2 true JPS6027780Y2 (ja) 1985-08-22

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