JPH06264800A - 車両用制御装置 - Google Patents

車両用制御装置

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JPH06264800A
JPH06264800A JP5051010A JP5101093A JPH06264800A JP H06264800 A JPH06264800 A JP H06264800A JP 5051010 A JP5051010 A JP 5051010A JP 5101093 A JP5101093 A JP 5101093A JP H06264800 A JPH06264800 A JP H06264800A
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D11/00Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
    • F02D11/06Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance
    • F02D11/10Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
    • F02D11/107Safety-related aspects

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  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スロットルアクチュエータ制御系の故障時に
スロットル弁がどんな位置で固着しても最低限の走行が
可能となり、車両を安全に走行させることができる車両
用制御装置を提供する。 【構成】 102はエンジン101の吸入空気量を調節
するために吸気管103に設けられたスロットル弁、1
04はスロットル弁102を駆動するスロットルアクチ
ュエータ、107はスロットル弁102の開度を検出す
るスロットル開度センサ、109はアクセルペダル10
8の開度を検出するアクセル開度センサ、112は燃料
噴射を行なうインジェクタ、113は点火プラグ、11
7はバイバス路116を通過する空気量を制御するバイ
パス制御弁、118は自動変速機、114は制御部であ
る。アクチュエータ104の制御異常が検出されると
き、アクセル開度に応じて燃料噴射気筒数、点火時期、
バイパス制御弁開度、自動変速機の変速段を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用制御装置に関
し、特にスロットル制御系の例えばスロットル弁の故障
に適切に対処できる車両用制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、例えば特開平2−286837
号公報に示されている従来の車両用制御装置を示す構成
図である。図において、101はエンジン、102はエ
ンジン101の吸入空気量を調節するスロットル弁で吸
気管103に設けられている。104はスロットル弁1
02を駆動するスロットルアクチュエータであり、直流
モータやステッピングモータ等で構成されている。
【0003】105はスロットルアクチュエータ104
とスロットル弁102を結合するシャフト、106はス
ロットル弁102を閉側に作動させるリターンスプリン
グ、107はスロットル弁102の開度を検出するスロ
ットル開度センサとしてのスロットルポジションセンサ
(TPS)、108はアクセルペダル、109はアクセ
ルペダル108の開度を検出するアクセル開度センサと
してのアクセルポジションセンサ(APS)、110は
エンジン101の回転数を検出する回転数センサ、11
1は吸入空気量を計測するエアフローセンサ(AF
S)、112は燃料噴射を行なうインジェクタ、113
は点火プラグ、114は制御部である。
【0004】次に、この車両用制御装置の動作を、図9
のフローチャートに従って説明する。なお、以下に説明
する演算や条件判定は、制御部114内のマイクロコン
ピュータによって行なわれる。まず、ステップS1では
アクセルペダル108に連動して出力が変化するアクセ
ル開度センサ109の値を読み、ステップS2では目標
スロットル開度θsを演算する。この演算は、アクセル
開度αに対して目標スロットル開度θsをどのように対
応させるかを予め設定しておき、所定の関数とそれに対
応する補正から求められる。
【0005】アクセル開度αと目標スロットル開度θs
との関係はアクセル開度αに対する車両の動力性能をど
のように設定するかによって異なったものになるが、一
般的に図10のような特性がある。図10の特性曲線a
はアクセル開度αに対して目標スロットル開度θsを比
例的に変化させた場合を示し、特性曲線bはアクセル開
度αの低開度領域における目標スロットル開度θsの変
化を緩やかなものとしている。これは、発進時や低速走
行時に吸入空気量の変化が大きいと、ショックを生じた
り微調整し難いという現象を改善するためである。
【0006】一方、図11に示すように、エンジン10
1の出力トルクはエンジン回転数に対して一様ではな
く、低回転数領域や高回転数領域で低下する。したがっ
て、図11の開度補正係数Neにより特性曲線bを補正
すれば、エンジン回転数領域による出力トルク不足のフ
ィーリングを改善することができる。なお、このような
アクセル開度αに対する目標スロットル開度θsの制御
特性は一例に過ぎず、車両の性格(スムーズさ、スポー
ツ感等)やエンジン性能によって異なる場合もある。
【0007】図9に戻って、ステップS3では実スロッ
トル開度θrをスロットル開度センサ107から読み込
み、ステップS4では目標スロットル開度θsと実スロ
ットル開度θrとの偏差eを算出し、θrがθsより小さ
い場合にはステップS5で偏差eに応じてスロットルア
クチュエータ104を開側に駆動し、θrがθsより大き
い場合にはステップS6で偏差eに応じてスロットルア
クチュエータ104を閉側に駆動する。
【0008】以上のように、スロットルアクチュエータ
104を用いてスロットル弁102を開閉駆動すること
により自由度が高い制御が可能となり、また車速信号を
フィードバックすれば定速走行装置の機能を付加するこ
とができる。しかしながら、スロットル弁102を電気
的に制御すると、従来のアクセルペダル108によって
メカニカルに連動して開閉する場合と異なり、スロット
ルアクチュエータ104や制御部114等の故障によっ
てスロットル弁102が不動作となり、車両の暴走を招
くこともあり得るので、フェールセーフが重要となる。
【0009】次に、故障時の動作を、図12のフローチ
ャートに従って説明する。ステップS11ではアクセル
開度やエンジン回転数をもとに目標吸入空気量atを演
算により求め、ステップS12で目標吸入空気量atが
得られるようにスロットル弁102の開度を制御する。
続いて、ステップS13ではエアフローセンサ111の
出力から実吸入空気量arを求め、ステップS14で目
標吸入空気量atと実吸入空気量arの偏差|at−ar|
が所定値Kより大きいか否かを判定する。|at−ar|
>Kでないときは、ステップS18でスロットル開度セ
ンサ107の断線検出を、例えばセンサ出力電圧により
行う。
【0010】ステップS14で|at−ar|>Kでな
く、ステップS18でスロットル開度センサ107が断
線でないとき、ステップS19で正常時の処理する。す
なわち、燃料噴射気筒数は全噴射とし、燃料噴射量や点
火時期をエアフローセンサ111や回転数センサ110
の出力値から周知の方法で制御する。一方、ステップS
14で|at−ar|>Kであるとき、あるいはステップ
S18でスロットル開度センサ107が断線であるとき
は、ステップS15でアクセル開度αを読み込み、ステ
ップS16,ステップS17でアクセル開度αに応じて
噴射気筒数Nや点火時期IGを決定して制御する。以上
のようにしてスロットル制御系の異常時にも最低限の走
行が可能である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両用制御装置
は以上のように構成されているので、ある程度以上スロ
ットル弁が開いた状態で固着した場合には走行が可能で
あるが、例えば全閉で固着した場合には出力不足で走行
が不可能であるという問題点があった。一方、全開側で
固着した場合、燃料を噴射する気筒数を少なくしてもエ
ンジン出力をしぼり切れずに危険であった。
【0012】この発明はこのような問題点を解決するた
めになされたもので、スロットル弁が全閉で固着した場
合でも安全に走行できると共に、全開で固着した場合に
おいても出力過剰によって急発進することなく余裕をも
った運転をできる車両用制御装置を提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両用制
御装置は、アクセル開度を検出するアクセル開度センサ
と、上記アクセル開度に応じてスロットル弁の開度を調
節するスロットルアクチュエータと、上記スロットル弁
をバイパスする吸気通路に設けられ、エンジンの運転状
態に応じて開度制御されるバイパス制御弁と、上記エン
ジンへの吸入空気量に従って燃料を調節するインジェク
タと、車速を切り換える自動変速機と、上記スロットル
アクチュエータの制御異常を検出する異常検出手段と、
この異常検出手段による異常検出時に異常レベルに応じ
て、上記アクセル開度をパラメータとして上記バイパス
制御弁、上記インジェクタおよび上記自動変速機を制御
する制御手段とを備えたものである。
【0014】
【作用】この発明においては、スロットルアクチュエー
タの制御異常が検出されると、その異常レベルに応じ
て、アクセル開度をパラメータとして燃料噴射気筒数、
点火時期、バイパス制御弁開度、自動変速機の変速段が
制御されるため、スロットル弁がどんな位置で固着して
も最低限の走行が可能となる。
【0015】
【実施例】
実施例1.図1は、この発明に係る車両用制御装置の一
実施例を示している。この図1において、図8と対応す
る部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
図において、114Aは制御部、115はエアコン、パ
ワーステアリング、電気負荷等のエンジン補機の負荷状
態を表わす負荷センサ、116はスロットル弁102を
バイパスして吸気管103に接続されたバイパス路、1
17はバイバス路116を通過する空気量を制御するバ
イパス制御弁、118は自動変速機、119は自動変速
機118の変速段を制御する油圧ソレノイドである。本
例は以上のように構成し、その他は図8の例と同様に構
成する。
【0016】次に、本例の動作について説明する。スロ
ットルアクチュエータ104の制御は、従来同様に図9
のフローチャートに沿って行なわれる。また、吸気管1
03にバイパス路116を設け、バイパス路116にバ
イパス制御弁117を設けてアイドル回転数を制御する
ことは従来から行なわれており、基本的な動作は、エン
ジン補機による負荷状態(エアコン、パワーステアリン
グ、電気負荷等)に応じてバイパス制御弁117の開度
をオープンループで制御し、スロットル弁102の全閉
時(アクセルオフ)にはエンジン回転数が予め定められ
た値となるようにフィードバック制御する。
【0017】図2は、スロットルアクチュエータ104
の制御に異常が生じたときの動作を示すフローチャート
である。ステップS20では実スロットル開度θrと目
標スロットル開度θsとの偏差βを求める。スロットル
アクチュエータ104の制御系が正常である場合には、
ある程度以上の差が生じることはないので異常検出をす
ることができる。
【0018】ステップS21では偏差βが所定値β1よ
り大きいか否かを判定し、小さい場合にはステップS2
8〜S32の正常処理、大きい場合にはステップS22
〜S27の故障処理をする。β>β1でないときは、ス
テップS28で図9のフローチャートのようなスロット
ルアクチュエータ104の制御をし、ステップS29〜
S32で従来同様に周知の方法でそれぞれ燃料、点火時
期、アイドル回転数、変速機の制御をする。
【0019】一方、β>β1であって異常検出された場
合には、ステップS22でスロットルアクチュエータ1
04の駆動を停止し、スロットル弁102を閉じ方向に
不正するリターンスプリング106によりスロットル弁
102を全閉位置に復帰させる。しかしながら、異常の
発生具合いによっては中間あるいは全開の位置でスロッ
トル弁102が固着してしまう場合もあり得る。このた
め、ステップS23でアクセル開度αを読み込み、ステ
ップS24でアクセル開度αと実スロットル開度θrパ
ラメータに燃料を噴射する気筒数Nを制御してエンジン
出力を運転者の意志に従って制御する。
【0020】図3に4気筒エンジンの場合のアクセル開
度α、実スロットル開度θrと気筒数Nの関係の一例を
示している。図示のように、例えば実スロットル開度θ
rが全開付近で固着した場合は、アクセル開度αが全閉
から全開になるにつれ、噴射気筒数Nは1→2→3とな
ってエンジン出力は増大する。同様に中間付近ではNは
2→3→4となる。しかし、全閉付近では、全気筒噴射
してもエンジン出力は小さく、またエンストを回避する
ため噴射気筒数Nだけではエンジン出力の有効な制御は
できない。
【0021】そこで、ステップS25で実スロットル開
度θrとアクセル開度αをパラメータに、例えば図4に
示すような関係でバイパス制御弁117を駆動してエン
ジン出力を制御する。図に示すように実スロットル開度
θrが全閉付近である場合には、アクセル開度αに従っ
てバイパス制御弁117の開度を0%〜100%へ制御
してエンジン出力を制御する。また、θrがある程度以
上大きい場合には、バイパス制御弁117の開度は0%
でよい。
【0022】ステップS26では実スロットル開度θr
とアクセル開度αをパラメータに、図5に示すような遅
角領域と通常進角領域に分け、点火時期IGを制御す
る。実スロットル開度θrが大きい開度で固着した場合
には、エンジン出力過剰なので遅角する。この遅角領域
は図4に示したバイパス制御弁117の開度0%の領
域、または図3における噴射気筒数Nが1〜3の領域に
ほぼ相当する。通常進角領域では例えばエンジン回転数
Neと充填効率CEをパラメータとして周知の方法で決
定される正常時の点火時期で制御する。
【0023】ステップS27では同様に実スロットル開
度θrとアクセル開度αにより、図6のような2つの制
御領域(領域I、領域II)に分け、変速段GEARを
制御する。領域Iではエンジン回転数が低い状態で走行
するように、例えば3速固定とする。主に、バイパス制
御弁117の流量でエンジン出力の制御をしている領域
IIでは図7に示すように変速位置を正常時よりに変速
し、加速性を向上させる。
【0024】実施例2.なお、上述実施例においては、
スロットルアクチュエータ104の制御の異常を目標ス
ロットル開度θsと実スロットル開度θrとの偏差βの大
小によって判定したが、エンジン101の吸入空気量
(エアフローセンサ111の出力)とアクセル開度αま
たは目標スロットル開度θsとの関係等から異常を判定
するようにしてもよく、さらに他のセンサを付加しても
よい。また、噴射気筒数Nの制御では気筒数Nの切り換
え時にショックが発生するので、切り換え判定値に不感
帯(ヒステリシス)を設けたり、切り換え後所定時間は
切り換えを禁止することが効果的である。さらに、自動
変速機でロックアップ機構をもつものでは、異常処理実
施中はロックアップ禁止としておくことで、切り換えシ
ョックをトルクコンバータで吸収できる。
【0025】また、自動変速機制御で、正常時にスロッ
トル開度θrをエンジン出力パラメータとして用いてい
る変速段や変速油圧制御では、異常処理実施中は実スロ
ットル開度θrに代えてθr+g(θB)を用いること
で、エンジン出力パラメータの精度が維持されて制御性
が良くなる。ただし、θBはバイパス制御弁開度、gは
予め設定された関数である。さらに、スロットルアクチ
ュエータ制御、燃料制御、点火制御、バイパス制御弁制
御、自動変速機の変速段制御を行なう制御部は個別に設
け、信号線で情報交換するように構成してもよい。
【0026】実施例3.噴射気筒数Nを制御する際、噴
射を停止する気筒を点火間隔を考慮しながら所定時間毎
に入れ換え、エンジン101の熱バランスを均等に保
ち、エンジン101の劣化を防止してもよい。
【0027】実施例4.スロットル弁202がある程度
以上開いた状態で固着し、噴射気筒数Nを制御してエン
ジン出力を制御している場合は、エンジンの過回転燃料
カット回転数を正常の値よりも低く設定してもよい。ま
た、このカット回転数は変速機のレンジや補機の負荷状
態やエンジンの暖機状態で切り換えてもよい。
【0028】実施例5.異常処理実施中は、運転席に取
り付けた故障表示ランプを点灯し、運転者にその旨を警
告するようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、アクセ
ル開度を検出するアクセル開度センサと、上記アクセル
開度に応じてスロットル弁の開度を調節するスロットル
アクチュエータと、上記スロットル弁をバイパスする吸
気通路に設けられ、エンジンの運転状態に応じて開度制
御されるバイパス制御弁と、上記エンジンへの吸入空気
量に従って燃料を調節するインジェクタと、車速を切り
換える自動変速機と、上記スロットルアクチュエータの
制御異常を検出する異常検出手段と、この異常検出手段
による異常検出時に異常レベルに応じて、上記アクセル
開度をパラメータとして上記バイパス制御弁、上記イン
ジェクタおよび上記自動変速機を制御する制御手段とを
備えたので、スロットルアクチュエータの制御異常が検
出されると、その異常レベルに応じてアクセル開度をパ
ラメータとして燃料噴射気筒数、点火時期、バイパス制
御弁開度、自動変速機の変速段が制御されるため、スロ
ットル弁がどんな位置で固着しても最低限の走行が可能
となり、車両の安全性を高めることができる等の効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る車両用制御装置の一実施例を示
す構成図である。
【図2】この発明に係る車両用制御装置の一実施例の異
常判定およびその後の処理動作を示すフローチャートで
ある。
【図3】アクセル開度とスロットル開度をパラメータと
する燃料噴射気筒数の関係図である。
【図4】アクセル開度とスロットル開度をパラメータと
するバイパス制御弁開度の関係図である。
【図5】アクセル開度とスロットル開度をパラメータと
する点火時期制御領域の関係図である。
【図6】アクセル開度とスロットル開度をパラメータと
する自動変速機制御領域の関係図である。
【図7】正常時と異常処理時の変速位置の関係図であ
る。
【図8】従来の車両用制御装置の一例を示す構成図であ
る。
【図9】スロットルアクチュエータの制御動作を示すフ
ローチャートである。
【図10】アクセル開度と目標スロットル開度の関係図
である。
【図11】エンジン回転数とエンジントルク、開度補正
係数の関係図である。
【図12】従来装置の異常判定およびその後の処理動作
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 エンジン 102 スロットル弁 103 吸気管 104 スロットルアクチュエータ 107 スロットル開度センサ 108 アクセルペダル 109 アクセル開度センサ 112 インジェクタ 113 点火プラグ 114A 制御部 116 バイパス路 117 バイパス制御弁 118 自動変速機 119 油圧ソレノイド
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両用制
御装置は、アクセル開度を検出するアクセル開度センサ
と、上記アクセル開度に応じてスロットル弁の開度を調
節するスロットルアクチュエータと、上記スロットル弁
をバイパスする吸気通路に設けられ、エンジンの運転状
態に応じて開度制御されるバイパス制御弁と、上記エン
ジンへの吸入空気量に従って燃料を調節するインジェク
タと、車速によって変速段を切り換える自動変速機と、
上記スロットルアクチュエータの制御異常を検出する異
常検出手段と、この異常検出手段による異常検出時に異
常レベルに応じて、上記アクセル開度をパラメータとし
て上記バイパス制御弁、上記インジェクタおよび上記自
動変速機を制御する制御手段とを備えたものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】ステップS26では実スロットル開度θr
とアクセル開度αをパラメータに、図5に示すような遅
角領域と通常進角領域に分け、点火時期IGを制御す
る。実スロットル開度θrが大きい開度で固着した場合
には、エンジン出力過剰なので遅角して出力を低減
る。この遅角領域は図4に示したバイパス制御弁117
の開度0%の領域、または図3における噴射気筒数Nが
1〜3の領域にほぼ相当する。通常進角領域では例えば
エンジン回転数Neと充填効率CEをパラメータとして
周知の方法で決定される正常時の点火時期で制御する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】ステップS27では同様に実スロットル開
度θrとアクセル開度αにより、図6のような2つの制
御領域(領域I、領域II)に分け、変速段GEARを
制御する。領域Iではエンジン回転数が低い状態で走行
するように、例えば3速固定とする。主に、バイパス制
御弁117の流量でエンジン出力の制御をしている領域
IIでは図7に示すように変速位置を正常時よりも車速
が高い側で変速し、加速性を向上させる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、アクセ
ル開度を検出するアクセル開度センサと、上記アクセル
開度に応じてスロットル弁の開度を調節するスロットル
アクチュエータと、上記スロットル弁をバイパスする吸
気通路に設けられ、エンジンの運転状態に応じて開度制
御されるバイパス制御弁と、上記エンジンへの吸入空気
量に従って燃料を調節するインジェクタと、車速により
変速段を切り換える自動変速機と、上記スロットルアク
チュエータの制御異常を検出する異常検出手段と、この
異常検出手段による異常検出時に異常レベルに応じて、
上記アクセル開度をパラメータとして上記バイパス制御
弁、上記インジェクタおよび上記自動変速機を制御する
制御手段とを備えたので、スロットルアクチュエータの
制御異常が検出されると、その異常レベルに応じてアク
セル開度をパラメータとして燃料噴射気筒数、点火時
期、バイパス制御弁開度、自動変速機の変速段が制御さ
れるため、スロットル弁がどんな位置で固着しても最低
限の走行が可能となり、車両の安全性を高めることがで
きる等の効果がある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクセル開度を検出するアクセル開度セ
    ンサと、 上記アクセル開度に応じてスロットル弁の開度を調節す
    るスロットルアクチュエータと、 上記スロットル弁をバイパスする吸気通路に設けられ、
    エンジンの運転状態に応じて開度制御されるバイパス制
    御弁と、 上記エンジンへの吸入空気量に従って燃料を調節するイ
    ンジェクタと、 車速を切り換える自動変速機と、 上記スロットルアクチュエータの制御異常を検出する異
    常検出手段と、 この異常検出手段による異常検出時に異常レベルに応じ
    て、上記アクセル開度をパラメータとして上記バイパス
    制御弁、上記インジェクタおよび上記自動変速機を制御
    する制御手段とを備えたことを特徴とする車両用制御装
    置。
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