JPH0626443U - 作物栽培ハウス - Google Patents
作物栽培ハウスInfo
- Publication number
- JPH0626443U JPH0626443U JP6349292U JP6349292U JPH0626443U JP H0626443 U JPH0626443 U JP H0626443U JP 6349292 U JP6349292 U JP 6349292U JP 6349292 U JP6349292 U JP 6349292U JP H0626443 U JPH0626443 U JP H0626443U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbon dioxide
- concentration
- crop cultivation
- control unit
- cultivation house
- Prior art date
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- Pending
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Landscapes
- Greenhouses (AREA)
- Cultivation Of Plants (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ビニールハウス内の炭酸ガス濃度が作物や人
体に障害となる危険濃度に達した場合には警報を発し
て、作業者に報知することのできる作物栽培ハウスを提
供すること。 【構成】 炭酸ガスの濃度を検出する炭酸ガス濃度検出
センサと、同炭酸ガス濃度検出センサを入力側に接続し
た制御部と、同制御部の出力側に接続した警報部とを具
備し、炭酸ガス濃度検出センサによる検出結果にもとづ
いて制御部により警報部を警報作動させるようにした。
体に障害となる危険濃度に達した場合には警報を発し
て、作業者に報知することのできる作物栽培ハウスを提
供すること。 【構成】 炭酸ガスの濃度を検出する炭酸ガス濃度検出
センサと、同炭酸ガス濃度検出センサを入力側に接続し
た制御部と、同制御部の出力側に接続した警報部とを具
備し、炭酸ガス濃度検出センサによる検出結果にもとづ
いて制御部により警報部を警報作動させるようにした。
Description
【0001】
本考案は、作物栽培ハウスに関するものである。
【0002】
従来、作物栽培ハウス内にて作物を生育させるハウス栽培の一形態として、作 物栽培ハウス内に炭酸ガス(二酸化炭素)を供給して、同作物栽培ハウス内の炭 酸ガス濃度を高めることにより、作物の成長を促すようにしたものがある。
【0003】
ところが、上記した作物栽培ハウスでは、作物栽培ハウス内の炭酸ガスが作物 にとって障害となる濃度(例えば、2000ppm )、さらには、作業者の人体に危険 な濃度(例えば、5000ppm )となっているにもかかわらず、その炭酸ガスの濃度 がわからないために、作物の栽培効率を低下させたり、作物栽培ハウス内に入っ た作業者が炭酸ガス中毒等を起こすという事故が生じていた。
【0004】
そこで、本考案は、炭酸ガスの濃度を検出する炭酸ガス濃度検出センサと、同 炭酸ガス濃度検出センサを入力側に接続した制御部と、同制御部の出力側に接続 した警報部とを具備し、炭酸ガス濃度検出センサによる検出結果にもとづいて制 御部により警報部を警報作動させるようにしたことを特徴とする作物栽培ハウス を提供せんとするものである。
【0005】 ここで、炭酸ガスとは、二酸化炭素のことである。
【0006】
作物栽培ハウス内で作物の栽培を行なう際には、同作物栽培ハウス内に炭酸ガ スを供給して、同作物栽培ハウス内の炭酸ガス濃度を高めて、作物の成長を促す 。
【0007】 この際、作物栽培ハウス内には炭酸ガス濃度検出センサを設け、同センサによ り作物栽培ハウス内の炭酸ガス濃度を検出し、同検出結果を制御部に入力して、 検出結果が所定の炭酸ガス濃度、すなわち、作物や人体に障害となる濃度(例え ば、2000ppm )に達した場合には、制御部より警報部に信号を出力して、同警報 部の駆動部を警報作動させて、作業者に炭酸ガス濃度が危険濃度に達しているこ とを報知する。
【0008】
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0009】 図1及び図2に示すAは、本考案に係る作物栽培ハウスであり、同作物栽培ハウ スAは、ビニールハウス1に炭酸ガス供給装置2を設け、同炭酸ガス供給装置2 よりビニールハウス1内に炭酸ガス(二酸化炭素)を供給して、同ビニールハウ ス1内にて成育させる作物の成長を促すことができるようにしている。2aは炭酸 ガス供給パイプである。
【0010】 そして、図2に示すように、ビニールハウス1の前後壁1a,1b にはそれぞれ換 気装置3,3を取付け、同換気装置3,3により、ビニールハウス1内の換気を 適宜行なうことができるようにしている。7は出入口である。
【0011】 また、図1及び図2に示すように、ビニールハウス1の前壁1aには制御部4を 設け、同制御部4の入力側に炭酸ガス濃度検出センサ5と操作パネル部8とを接 続する一方、同制御部4の出力側に警報部6と前記炭酸ガス供給装置2と換気装 置3とを接続している。
【0012】 操作パネル部8には、運転スイッチや炭酸ガス濃度設定ボリューム等を設けて いる。
【0013】 炭酸ガス濃度検出センサ5は、図3に示すように、地中に下端部を差込み可能 とした支柱5aと、同支柱5aの下端に取付けた鍔状の踏込み兼固定板5bと、支柱5a の上端に取付けたセンサ本体5cとから形成しており、踏込み兼固定板5bとセンサ 本体5cとの間には、一定の間隔(例えば、50cm)を保持して、センサ本体5c の地上高を一定に確保して、空気より重い炭酸ガスの濃度の検出を確実に行なう ことができるようにしている。5dはセンサーケーブルである。
【0014】 そして、本実施例では、炭酸ガス濃度検出センサ5をビニールハウス1内の地 面Gの中央部に支柱5aの下端を抜差し自在に差込んで立設するようにしている。
【0015】 警報部6は、ビニールハウス1の前壁1aに取付けており、同警報部6は、警報 ブザー6aと警報ランプ6bとから形成して、音と光で作業者に警報を報知させるこ とができるようにしている。
【0016】 次に、ビニールハウス1内への炭酸ガスの供給制御について、図4を参照しな がら説明する。
【0017】 すなわち、操作パネル部8の運転スイッチをONして(9) 、ビニールハウス1 内に炭酸ガス供給装置2より炭酸ガスを供給する(10)。
【0018】 そして、ビニールハウス1内の炭酸ガス濃度を炭酸ガス濃度検出センサ5によ り検出し(11)、かかる炭酸ガス濃度が許容濃度(例えば2000ppm )に達したこと を検出した場合には(11Y) 、同検出結果を制御部4に入力して、同制御部4より 信号を出力して炭酸ガス供給装置2を停止させると共に(12)、換気装置3,3を 始動させて、ビニールハウス1内を換気する(13)。
【0019】 続いて、炭酸ガス濃度検出センサ5が所定減少濃度(例えば、許容濃度の20〜 30%減少濃度)に達したことを検出した場合には(14Y) 、制御部4により換気装 置3,3を停止させ(15)、再度炭酸ガス供給装置2を始動させて、ビニールハウ ス1内に炭酸ガスを供給する。
【0020】 このようにして、ビニールハウス1内の炭酸ガス濃度を一定の許容濃度に保つ ことにより、作物の成長を促進するようにしている。
【0021】
本考案によれば、次のような効果が得られる。
【0022】 すなわち、本考案では、作物栽培ハウス内の炭酸ガス濃度を検出して、同炭酸 ガス濃度が作物や人体に障害となる危険濃度に達した場合には、警報部を警報作 動させて、作業者に報知することができるようにしているために、作業者は速や かに作物栽培ハウス内の炭酸ガス濃度を安全濃度まで低下させる等の対処をする ことができて、作物の炭酸ガス被害や作業者自身の炭酸ガス中毒等の事故を確実 に防止することができる。
【図1】本考案に係る作物栽培ハウスの平面説明図。
【図2】図1のI-I 線断面図。
【図3】炭酸ガス濃度検出センサの使用状態説明図。
【図4】炭酸ガスの供給制御フローチャート。
A 作物栽培ハウス 1 ビニールハウス 2 炭酸ガス供給装置 3 換気装置 4 制御部 5 炭酸ガス濃度検出センサ 6 警報部
フロントページの続き (72)考案者 竹村 明 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 (72)考案者 野口 延浩 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 炭酸ガスの濃度を検出する炭酸ガス濃度
検出センサと、同炭酸ガス濃度検出センサを入力側に接
続した制御部と、同制御部の出力側に接続した警報部と
を具備し、炭酸ガス濃度検出センサによる検出結果にも
とづいて制御部により警報部を警報作動させるようにし
たことを特徴とする作物栽培ハウス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6349292U JPH0626443U (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 作物栽培ハウス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6349292U JPH0626443U (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 作物栽培ハウス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0626443U true JPH0626443U (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=13230804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6349292U Pending JPH0626443U (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 作物栽培ハウス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0626443U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2012133026A1 (ja) * | 2011-03-25 | 2014-07-28 | 小谷 一 | Co2散布装置 |
JP2019083775A (ja) * | 2017-11-09 | 2019-06-06 | 株式会社バリテック新潟 | 炭酸ガス供給装置 |
-
1992
- 1992-09-10 JP JP6349292U patent/JPH0626443U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2012133026A1 (ja) * | 2011-03-25 | 2014-07-28 | 小谷 一 | Co2散布装置 |
JP2019083775A (ja) * | 2017-11-09 | 2019-06-06 | 株式会社バリテック新潟 | 炭酸ガス供給装置 |
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