JPH0626375A - 車両用エンジンの排気浄化装置 - Google Patents

車両用エンジンの排気浄化装置

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JPH0626375A
JPH0626375A JP20599692A JP20599692A JPH0626375A JP H0626375 A JPH0626375 A JP H0626375A JP 20599692 A JP20599692 A JP 20599692A JP 20599692 A JP20599692 A JP 20599692A JP H0626375 A JPH0626375 A JP H0626375A
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chamber
exhaust gas
catalyst
upstream
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Ryoichi Tsukihana
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンの各シリンダからそれぞれ排気管を
延出させた場合に、いずれかの排気管からの排気に偏る
ことなくエンジン全体としての排気中の酸素濃度が検出
されるようにし、これにより、空燃比を所望の範囲に制
御するなどして、触媒による排気の浄化の効率を向上さ
せる。 【構成】 多気筒エンジン19の各シリンダ22から延
出した各排気管38の延出端40を排気チャンバー41
の上流端側42に連結する。上記排気チャンバー41の
上流端側42から触媒55に至る間をガイド板61で仕
切り、このガイド板61にガイド孔62を形成する。上
記排気チャンバー41の上流側室50に酸素センサー6
4の検出部66を臨ませる。上記各排気管38の延出端
40の軸方向でみて、これら延出端40の各開口と上記
検出部66とをそれぞれ上記ガイド孔62から偏位させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動二輪車等車両用
エンジンの排気浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、エンジンの排気は大気に放出され
るが、この放出前に、排気をできるだけ浄化させること
が望まれるため、従来、エンジンの排気系に触媒を介設
して、上記浄化を行うことが提案されている(特開昭5
8‐152115号公報)。上記構成において、空燃比
をある範囲にすれば、上記触媒による浄化の効率が向上
することが知られている。そこで、従来、排気系のいず
れかに酸素センサーを設け、この酸素センサーにより排
気中の酸素濃度を検出し、この検出信号により、エンジ
ン用の燃料噴射弁の開、閉弁時間を変化させて、上記空
燃比を制御し、上記したように触媒による浄化の効率を
向上させたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成に
おいて、各シリンダから排出される排気中の酸素濃度
は、通常、互いに相違するため、ある排気管の排気に偏
って酸素濃度を検出すると、エンジンの排気を全体とし
てみたときの酸素濃度と大きく相違するおそれがある。
そして、この場合には、空燃比が所定値に制御されない
ため、触媒による浄化の効率の向上が不十分になるとい
う問題がある。
【0004】
【発明の目的】この発明は、上記のような事情に注目し
てなされたもので、エンジンの各シリンダからそれぞれ
排気管を延出させた場合に、いずれかの排気管からの排
気に偏ることなくエンジン全体としての排気中の酸素濃
度が検出されるようにし、これにより、空燃比を所望の
範囲に制御するなどして、触媒による排気の浄化の効率
を向上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明の特徴とするところは、多気筒エンジンの各
シリンダから延出する各排気管の延出端を排気チャンバ
ーの上流端側に連結し、上記排気チャンバーの中途部に
触媒を配設し、同上排気チャンバーの上流端側から上記
触媒に至る間をガイド板で仕切り、上記各排気管からの
排気を上記触媒の所定部位に案内するガイド孔を上記ガ
イド板に形成し、上記排気チャンバーの上流端側から上
記ガイド板に至る上流側室に酸素センサーの検出部を臨
ませた場合において、上記各排気管の延出端の軸方向で
みて、これら延出端の各開口と上記検出部とをそれぞれ
上記ガイド孔から偏位させた点にある。
【0006】
【作 用】上記構成による作用は次の如くである。多気
筒エンジン19の各シリンダ22から延出する各排気管
38の延出端40を排気チャンバー41の上流端側42
に連結し、上記排気チャンバー41の中途部に触媒55
を配設し、同上排気チャンバー41の上流端側42から
上記触媒55に至る間をガイド板61で仕切り、上記各
排気管38からの排気60を上記触媒55の所定部位に
案内するガイド孔62を上記ガイド板61に形成し、上
記排気チャンバー41の上流端側42から上記ガイド板
61に至る上流側室50に酸素センサー64の検出部6
6を臨ませた場合において、上記各排気管38の延出端
40の軸方向でみて、これら延出端40の各開口と上記
検出部66とをそれぞれ上記ガイド孔62から偏位させ
てある。このため、各排気管38から上記上流側室50
に流入した排気60は、一旦ガイド板61に衝突してか
ら、ガイド孔62を通り触媒55に至ることとなる。
【0007】よって、上記上流側室50に流入した排気
60は、上記衝突によって一旦上記上流側室50内に拡
散することから、上記各排気管38の延出端40のう
ち、一部の延出端40に偏って酸素センサー64の検出
部66が設けられたとしても、この検出部66は、各排
気管38からの排気60中の酸素濃度をそれぞれ検出す
る。この結果、上記エンジン19の各シリンダ22から
それぞれ排気管38が延出した場合でも、いずれかの排
気管38からの排気60に偏ることなく、エンジン19
全体としての排気60中の酸素濃度が検出されることと
なる。上記の場合、排気60を触媒55の所定部位に案
内するガイド板61は、上流側室50内に排気60を拡
散させるための部材として有効利用されている。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。図2において、符号1は車両たる自動二輪車で、図
中矢印Frはその前方を示している。上記自動二輪車1
の車体フレーム2は、側面視で倒立U字状の主フレーム
3を有している。この主フレーム3の前部に上リンク4
と下リンク5とがそれぞれ上下揺動自在に枢支され、こ
れらの各揺動端にステアリングナックル7が操向自在に
支承され、かつ、このステアリングナックル7の下端に
前輪8が支承されている。また、上記下リンク5の前部
が、前緩衝器9によって上記主フレーム3の前部に支持
され、上記前緩衝器9は、前輪8が走行面から受ける衝
撃を緩衝する。
【0009】上記主フレーム3から前上方に向かってブ
ラケット10が突設され、このブラケット10の突出端
にハンドル11が支承されている。このハンドル11と
上記ステアリングナックル7とが連動バー12により互
いに連結され、上記ハンドル11の操向操作で、上記ス
テアリングナックル7を介し前輪8が操向されるように
なっている。
【0010】上記主フレーム3の後下部にはリヤアーム
14が上下揺動自在に枢支され、このリヤアーム14の
揺動端に後輪15が支承されている。また、上記リヤア
ーム14の前部が、後緩衝器16とリンク機構17とに
よって主フレーム3の後上部に支持され、上記後緩衝器
16とリンク機構17は、後輪15が走行面から受ける
衝撃を緩衝する。
【0011】上記主フレーム3の枠内で、この主フレー
ム3に4気筒エンジン19が支持されている。この場
合、上記主フレーム3の前、後各下端同士が補強フレー
ム20で着脱自在に連結され、主フレーム3の剛性が高
められている。一方、上記補強フレーム20を取り外せ
ば、主フレーム3からのエンジン19の取り外しが容易
にできるようになっている。
【0012】上記エンジン19はクランクケース21
と、このクランクケース21から前上方に向って突出す
る4つの並列シリンダ22を有し、これら各シリンダ2
2の頂部にはそれぞれ燃料噴射弁23が取り付けられて
いる。また、上記クランクケース21の後部に動力伝達
装置24が連設されている。そして、上記エンジン19
の動力は上記動力伝達装置24を介して後輪15に伝え
られ、自動二輪車1の走行が可能となっている。
【0013】上記シリンダ22の後面側から上方に向っ
て吸気管26が延び、その上端にエアクリーナ27が連
結され、このエアクリーナ27と吸気管26とを順次通
って外気がシリンダ22に吸入される。
【0014】上記エアクリーナ27の後方近傍に燃料タ
ンク28が設けられ、この燃料タンク28は上記主フレ
ーム3に支持されている。また、上記エアクリーナ27
と燃料タンク28とを上方から開閉自在に覆うカバー体
29が設けられている。同上主フレーム3の後部から後
上方に向ってシートフレーム30が突設され、このシー
トフレーム30上にシート31が支持されている。ま
た、車体を前方、および左右各側方から覆う樹脂製のカ
ウリング32が設けられている。
【0015】上記燃料タンク28は板金製で、その頂面
には燃料注入口35が取り付けられ、この燃料注入口3
5はキャップ36により開閉自在に閉じられている。同
上燃料タンク28内の燃料が前記燃料噴射弁23を介し
エンジン19に供給され、このエンジン19の駆動に供
される。
【0016】全図において、上記エンジン19の各シリ
ンダ22からそれぞれ排気管38が延出している。これ
ら排気管38は上記各シリンダ22から一旦前下方に延
びた後、後方に向って折返され、この折返し部は前記ク
ランクケース21の下面近傍を通って後方に延出してい
る。また、上記各排気管38の延出端40は左右に並設
されて、互いにほぼ平行に延びている。
【0017】41は排気チャンバーで、この排気チャン
バー41は前記動力伝達装置24の下面近傍に位置し、
その前面側たる上流端側42に上記各延出端40が連結
されている。また、上記排気チャンバー41の後面側た
る下流端側43から後方に向って他の排気管44が延出
し、その延出端にはサイレンサー(図示せず)が連結さ
れている。上記排気チャンバー41の下面には板金製の
プロテクタ45が溶接され、このプロテクタ45には左
右に延びる補強用のビード45aが前後に複数形成され
ている。このプロテクタ45は走行中に跳ね上げられた
石等が上記排気チャンバー41に衝突することを防止す
る。
【0018】上記排気チャンバー41は板金製で、上下
に対面する倒立椀状の上面板46と、椀状の下面板47
とを有し、これら上、下面板46,47は最中状に接合
しており、この各接合部が互いに溶接されている。ま
た、この排気チャンバー41は正面視で、左右に長いほ
ぼ楕円形をなしている。
【0019】上記排気チャンバー41の前後中途部には
前後一対の仕切板48,49が溶接されている。これら
仕切板48,49は、上記排気チャンバー41内を上流
側室50、中間室51、および下流側室52に区画して
いる。そして、上記上流側室50に前記排気管38の延
出端40が連通し、下流側室52には上記他の排気管4
4が連通している。
【0020】上記仕切板48,49を前後に貫通する筒
体54が設けられている。この筒体54は上記排気チャ
ンバー41とほぼ同じ軸心53上に位置して、上記各仕
切板48,49に溶接されて支持されている。
【0021】上記筒体54内には触媒55が取り付けら
れている。この触媒55は三元触媒であり、特に図1で
示すように、上記排気チャンバー41とほぼ同じ軸心5
3上に位置する多重チューブ56と、これら相隣るチュ
ーブ56,56間に設けられるコルゲートプレート57
とで構成され、これらチューブ56とコルゲートプレー
ト57とは互いに連結されて一体化されている。そし
て、これらチューブ56とコルゲートプレート57との
間の空間が前後直線的に延びる排気通路58となってい
る。前記エンジン19からの排気60は上記各排気管3
8、排気チャンバー41の上流側室50、触媒55の排
気通路58、同上排気チャンバー41の下流側室52、
および他の排気管44を順次通り抜け、車体の後方に放
出される。この場合、上記触媒55はCO,HC,NO
x の3成分を同時に浄化する。
【0022】上記排気チャンバー41の上流端側42か
ら触媒55に至る間を仕切る板金製のガイド板61が設
けられている。このガイド板61は触媒55の前端近傍
に設けられている。また、上記各排気管38の延出端4
0からの排気60を、上記触媒55の所定部位たる上部
に案内するガイド孔62が形成されている。
【0023】64は酸素センサーで、この酸素センサー
64は排気チャンバー41に溶接されたソケット65に
着脱自在にねじ止めされ、その検出部66は排気チャン
バー41の上流端側42から上記ガイド板61に至る上
流側室50の右側部に臨んでいる。この酸素センサー6
4は電子的な制御装置67に接続されている。この酸素
センサー64は上記上流側室50における排気60中の
酸素濃度を検出して、この検出信号を上記制御装置67
に入力する。すると、この制御装置67によって、前記
燃料噴射弁23の開弁時間、もしくは閉弁時間等が制御
され、これによって、空燃比が制御されるようになって
いる。この場合、上記触媒55は理論空燃比(14.
6)に近い値で浄化の効率が急激に向上する特性を有し
ている。そこで、上記理論空燃比が得られるように上記
燃料噴射弁23が制御されるようになっている。
【0024】上記構成において、各排気管38の延出端
40は、この延出端40の軸方向でみて(正面視で)、
排気チャンバー41の下部側に沿うよう配置され、これ
ら延出端40が前記クランクケース21の下面と干渉し
合うことが防止されている。一方、上記ガイド孔62は
左右に長いほぼ楕円形をなし、かつ、その軸心69は排
気チャンバー41の軸心53よりも少し上方に位置して
いる。つまり、上記ガイド孔62は触媒55の上部に対
応するようガイド板61の上部に形成されている。そし
て、これにより、上記延出端40の各開口と、上記ガイ
ド孔62とは上下に偏位させられている。
【0025】また、上記酸素センサー64の検出部66
は上流側室50の右側に位置しており、これにより、上
記ガイド孔62と検出部66も左右に偏位させられてい
る。このため、各排気管38から排気チャンバー41内
の上流側室50に流入した排気60は、一旦ガイド板6
1に衝突してから、ガイド孔62を通り触媒55に至る
こととなる。
【0026】これにより、上記上流側室50に流入した
排気60は、上記衝突によって一旦上記上流側室50内
に拡散させられるようになっており、よって、上記酸素
センサー64の検出部66は各排気管38からの排気6
0中の酸素濃度をそれぞれ検出して、エンジン19全体
としての排気60中の酸素濃度を検出する。そして、こ
の検出信号により、前記制御装置67を介して空燃比が
理論空燃比に近い所望の範囲に制御されて、触媒55に
よる排気60の浄化の効率が向上させられている。ま
た、上記したように各排気管38から上記上流側室50
側に流入した排気60は、一旦ガイド板61に衝突して
上記上流側室50内に拡散することから、各排気管38
の排気60同士が上記上流側室50内で互いに混合され
ることとなる。
【0027】上記の場合、排気60を触媒55に案内す
るガイド板61が、上流側室50内に排気60を拡散さ
せるための部材として有効利用されている。一方、前記
したように排気チャンバー41の下面にはプロテクタ4
5が取り付けられているため、このプロテクタ45は、
排気チャンバー41の下部における放熱効果を低くさせ
るものとなっている。
【0028】ところで、前記したようにガイド孔62は
ガイド板61の上部に形成されており、各排気管38か
らの排気60は上記ガイド孔62に案内されて触媒55
の上部側に送り込まれるため、上記プロテクタ45に阻
害されることなく、上記排気チャンバー41の上部側か
ら、排気60の熱が効果的に放熱される。そして、これ
により、触媒55の各部の温度が全体的に均等にさせら
れている。
【0029】前記筒体54の後端外縁には円形の補強環
70が嵌着されている。この補強環70は、上記筒体5
4の剛性を向上させており、これにより、この筒体54
による触媒55の支持強度が向上させられている。特
に、図4と図6で示すように、上記補強環70の下部内
縁には延長板71が取り付けられ、この延長板71は触
媒55下部の下流端側を塞いでいる。このため、排気6
0は触媒55の上部側を主に通過させられるようになっ
ている。72は水切り孔であり、上記延長板71に形成
されている。
【0030】図3と図4において、74は排気温度セン
サーである。この排気温度センサー74は排気チャンバ
ー41の下流端側43に着脱自在に取り付けられ、その
検出部75は前記下流側室52内に臨んでいる。この検
出部75は上記触媒55に近接して設けられており、こ
こで、排気60の温度を検出することにより、上記触媒
55の温度が間接的に検出される。
【0031】なお、図1中仮想線で示すように、ガイド
孔62を円形とし、これを排気チャンバー41とほぼ同
じ軸心53上に形成してもよい。また、図6中仮想線で
示すように延長板71はなくてもよい。
【0032】
【発明の効果】この発明によれば、多気筒エンジンの各
シリンダから延出する各排気管の延出端を排気チャンバ
ーの上流端側に連結し、上記排気チャンバーの中途部に
触媒を配設し、同上排気チャンバーの上流端側から上記
触媒に至る間をガイド板で仕切り、上記各排気管からの
排気を上記触媒の所定部位に案内するガイド孔を上記ガ
イド板に形成し、上記排気チャンバーの上流端側から上
記ガイド板に至る上流側室に酸素センサーの検出部を臨
ませた場合において、上記各排気管の延出端の軸方向で
みて、これら延出端の各開口と上記検出部とをそれぞれ
上記ガイド孔から偏位させてある。
【0033】このため、各排気管から上記上流側室に流
入した排気は、一旦ガイド板に衝突して上記上流側室内
に拡散することから、上記各排気管の延出端のうち、一
部の延出端に偏って酸素センサーの検出部が設けられた
としても、この検出部は、各排気管からの排気中の酸素
濃度をそれぞれ検出する。よって、上記エンジンの各シ
リンダからそれぞれ排気管が延出した場合に、いずれか
の排気管からの排気に偏ることなくエンジン全体として
の排気中の酸素濃度が検出されるのであり、このため、
この検出信号で、空燃比が所望の範囲に制御されるなど
して、触媒による排気の浄化の効率が向上させられるこ
ととなる。
【0034】また、上記したように各排気管から上記上
流側室側に流入した排気は、一旦ガイド板に衝突して上
記上流側室内に拡散することから、各排気管の排気同士
が上記上流側室内で互いに混合されることとなる。この
ため、第1に、各排気同士で、その含有成分にばらつき
があるとしても、上記した排気同士の混合で上記含有成
分が均質化される。また、第2に、上記各排気は触媒の
各排気通路に対し偏りなく流れることとなる。よって、
この点でも、触媒たる排気の浄化の効率が向上させられ
る。また、上記の場合、排気を触媒の所定部位に案内す
るガイド板は、上流側室内に排気を拡散させるための部
材として有効利用されたため、前記した排気の浄化効率
を向上させるための構成は、上記のようにガイド板を利
用した分、簡単に得られることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】排気チャンバーの正面拡大図である。
【図2】自動二輪車の全体側面図である。
【図3】排気管と排気チャンバーの平面部分断面図であ
る。
【図4】排気チャンバーの側面断面図である。
【図5】排気チャンバーの正面図である。
【図6】排気チャンバーの背面図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車(車両) 19 エンジン 22 シリンダ 38 排気管 40 延出端 41 排気チャンバー 42 上流端側 43 下流端側 50 上流側室 55 触媒 60 排気 61 ガイド板 62 ガイド孔 64 酸素センサー 66 検出部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多気筒エンジンの各シリンダからそれぞ
    れ排気管を延出させ、これら各排気管の延出端を互いに
    並設させて排気チャンバーの上流端側に連結し、上記排
    気チャンバーの中途部に触媒を配設し、同上排気チャン
    バーの上流端側から上記触媒に至る間をガイド板で仕切
    り、上記各排気管からの排気を上記触媒の所定部位に案
    内するガイド孔を上記ガイド板に形成し、上記排気チャ
    ンバーの上流端側から上記ガイド板に至る同上排気チャ
    ンバー内の上流側室に酸素センサーの検出部を臨ませた
    車両用エンジンの排気浄化装置において、 上記各排気管の延出端の軸方向でみて、これら延出端の
    各開口と上記検出部とをそれぞれ上記ガイド孔から偏位
    させた車両用エンジンの排気浄化装置。
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Cited By (9)

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