JPH0626351Y2 - 精米機の吸引ファン取付け構造 - Google Patents

精米機の吸引ファン取付け構造

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JPH0626351Y2
JPH0626351Y2 JP14225289U JP14225289U JPH0626351Y2 JP H0626351 Y2 JPH0626351 Y2 JP H0626351Y2 JP 14225289 U JP14225289 U JP 14225289U JP 14225289 U JP14225289 U JP 14225289U JP H0626351 Y2 JPH0626351 Y2 JP H0626351Y2
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suction
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芳美 大和
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カンリウ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は穀粒タンクと精白室との間に穀粒を循環させる
ことによって精白動作を行う循環型精米機に関し、さら
に詳しくは、穀粒から剥離した糠、籾殻等を排除するた
めの選別機構を構成する吸引ファンの取付け構造に関す
るものである。
〔従来の技術〕
精米機としては、精白室に穀粒を循環させることによっ
て精白動作を行う循環型精米機が知られている。この種
の精米機では、得られる白米の食味を良好に維持するた
めに、籾殻はなるべく早い時期に除去することが望まし
い。また、精白される殻粒が加熱状態とならないように
冷却することが望ましい。そこで、従来においては、精
米機の穀粒タンク内の穀粒を精白室の側に落下させるた
めの落とし口の部分に、選別機構が組み込まれた構造と
されている。この選別機構は、タンクから落下する穀粒
を精白室の側に案内する選別室と、吸引ファンとを備え
ており、外部から選別室を通って吸引ファンの側に空気
流を形成して、穀粒を冷却すると共に、穀粒に混在して
いる比較的軽い糠、籾殻等を空気流に乗せて、外部に排
出するようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
この構成の選別機構は、各種の形成のものがあるが、い
ずれも、精米機本体に一体的に固定された構造となって
いる。しかし、このように一体的に固定された構造では
次のような問題点がある。
すなわち、精米機の運転中においては、吸引ファンの風
路内壁の部分、選別室内壁の部分への糠等の付着が特に
多い。付着量が多くなると、選別動作が不良となり、さ
らには詰まりが発生してしまう。このような糠等の付着
を取り除くために、定期的にこれらの部分を清掃する必
要があるが、選別機構が一体的に精米機本体に固定され
ているので、このような部分の清掃は容易ではない。
勿論、選別機構を構成する吸引ファンなどの部分がビス
などによって取外し可能に精米機本体に取付けられてい
る場合があるが、この場合においては、吸引ファンなど
の取付け取外し作業に手間が掛かるという欠点がある。
本考案の課題は、このような従来の問題点に着目して、
選別室内などの清掃を容易にできるように、選別機構を
構成する吸引ファンの取付け取外しを簡単にできる構造
を実現することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、本考案では、穀粒を穀粒
タンクと精白室との間を循環させて精白すると共に、穀
粒タンクと精白室との間には選別室が配置され、この選
別室内を精白室に向けて落下する穀粒に混在している籾
殻の少なくとも一部を、選別室に連通した吸出通路を介
して吸引ファンによって吸引して精米機本体外の排出す
るようになった精米機において、吸引ファンの筐体の少
なくとも一部は強磁性材料から形成されており、また、
吸出通路の外側開口が位置する精米機本体側の部位に
は、吸引ファンの吸引口が呼出通路の外側開口に合致す
る位置となるように、この吸引ファンを支持する案内支
持部材が配置されており、さらに、この案内支持部材に
支持された前記吸引ファンの筐体における強磁性材料か
らなる部分が当接する精米機本体側の部位には、永久磁
石が取付けられていることを特徴としている。
また、本考案においては、上記の吸引ファンの吸引口お
よび上記の吸出通路の外側開口のいずれか一方の側に
は、弾性パッキンが取付けられた構造となったことを特
徴としている。
〔作用〕
この構成においては、吸引ファンを、精米機本体側の案
内支持部材によって規定される位置に取りつけると、吸
引ファンの筐体が精米機本体側の永久磁石の側に吸引さ
れてここに固定される。この結果、吸引ファンは確実に
精米機本体側に固定された状態となる。このように固定
された吸引ファンは、永久磁石の吸引力に抗して引っ張
れば、簡単に取り外すことができる。この後は、露出し
た選別室側の部分の清掃を容易に行なうことができる。
また、吸引ファンを取りつけた状態においては、吸引フ
ァンの吸引口と、精米機本体側の吸出通路の外側開口と
が、弾性パッキンを挟んだ状態で接合される。よって、
この接合部分の気密性が確保される。
〔実施例〕
以下に、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図には本例の精米機の全体構成を示してある。図に
示すように、精米機1は、上側に漏斗状の穀粒タンク2
が配置され、下側には籾殻収納部3が配置され、これら
の間に、精白室4が水平に配置された構成となってい
る。穀粒タンク2の下側には落とし口2aが形成され、
この落とし口2aと、精白室4の入口4aとの間には選
別室5が配置されている。精白室4はほぼ円筒形状をし
ており、その中を同心状に精白ロール4bが配列され、
この精白ロール4bの元端側は、モータ4cの出力軸に
同軸に接続されている。精白ロール4bの中程の下側位
置には、除糠網4dが配置され、ここを介して精白室内
で剥離された籾殻、糠が籾殻収納部3内に落下する。精
白ロール4bの先端側の精白室部分は、穀粒タンク2の
下側と連通しており、この連通部2bの通路断面は圧迫
板6によって変更可能とされ、この通路断面を変更する
ことによって、精白室内での籾摺りおよび玄米の精白状
態を調整可能となっている。また、精白ロール4bの先
端側の精白室部分の下側には、出口ハンドル4eが配置
され、ここを介して、精白された後の白米が、出口受け
4fを通って取り出される。
一方、上記の選別室5は、断面が長方形をした筒状鋼板
によって区画形成されており、この選別室は下方に向か
うに連れて断面が絞られた形状となっている。選別室5
の上下方向の途中位置から斜め上方に向けて、選別室下
壁51と、下側に開口した溝型断面形状の鋼板52とに
よって区画形成される吸出通路53が配置されており、
この吸出通路53の上端開口53aの側は精米機本体外
に露出している。この上端開口53aが露出している精
米機本体部分には、モータ付きのシロッコファン装置8
が取外し可能の取付けら、このシロッコファン装置8の
全体は、プラスチックス製のカバー9によって覆われて
いる。このカバー9もまた、精米機本体に対して着脱可
能となっている。
次に、第2図ないし第4図を参照して、上記のシロッコ
ファン装置8およびその取付け部分の構造を説明する。
まず、シロッコファン装置8は、大径の筒状ケース81
と小径の筒状ケース82がほぼ同軸に接続された輪郭形
状となっており、前側の大径の筒状ケース81内には、
シロッコファン本体83が装着され、後ろ側のケース8
2内には、モータ84が装着され、このモータの出力軸
の先端が大径のケース側に突出し、この部分にシロッコ
ファン本体83が固着されている。この構成のシロッコ
ファン装置8の前面板85は強磁性材料から形成されて
おり、本例では鋼板からなっている。第3図に示すよう
に、この前面板85は、スカート状に両側に向けて広が
っており、これら左右の延長部分85a、85bの先端
には、これと直交する方向にL型ガイド86a、86b
が固着されている。また、この前面板85には、その中
心よりも僅かに下方位置において水平方向に延びる長方
形の吸引口85cが形成されている。
これに対して、精米機本体側においては、精白モータ4
cの上側から垂直に延びる垂直外胴部分11aの上端に
は水平外胴部分11bが連続しており、この水平外胴部
分11bには、上記のシロッコファン装置8の前側ケー
ス81の下半部分が上方からはめ込み可能な装着穴11
cが形成されている。第3図に示すように、この装着穴
11cの両側縁部分12a、12bは、上記のシロッコ
ファン装置の前側ケースの両側端に取りつけたL型ガイ
ド86a、86bを案内可能なレール部とされている。
また、第4図に示すように、このレール部12a、12
bには、これらの上面から僅かに突出したストッパー部
12c、12dが配置されており、これらのストッパー
部によって、レール部上の所定の位置にシロッコファン
装置8が位置決めされる。このようにして、ストッパー
部によって位置決めされた状態では、シロッコファン装
置の吸引口85cが、前述した吸出通路53の上端開口
53aと合致するように設定されている。一方、この装
着穴11cの一方の側には、精米機内に導風筒13が着
脱可能に取付けられており、この導風筒13の元端は、
シロッコファン装置の前側ケース81に形成した吹き出
し口81aに接続され、先端側は、垂直外胴部分11a
を貫通して水平方向に延びて外部に突出しており、その
先端にサイクロン14が取付けられている。
次に、第2図および第3図から分かるように、装着穴1
1c内にシロッコファン装置8を取りつけた状態におい
て、この装置の前面板85の下側部分を臨む精米機本体
側の部分には、一対の永久磁石21、21が取付けられ
ている。すなわち、斜めに延びる吸出通路53の下側位
置には、三角形状の断面となるように補強板22が固着
されており、この補強板22の垂直面22aに、一対の
永久磁石21、21が固着されている。また、吸出通路
53の上端開口53aの外周には、環状の弾性パッキン
23が固着されている。なお、選別室5には、外部に連
通した空気吸引口24が形成されており、また、吸出通
路の上側の位置には、大気連通穴25が形成されてい
る。
上記の精米機1におけるシロッコファン装置8の装着動
作を説明する。まず、精米機本体に形成した装着穴11
cの両側縁におけるレール部12a、12b上に、シロ
ッコファン装置8を乗せ、然る後にこれを、このレール
部に沿って摺動させ、ストッパー部12c、12dを超
えた位置に設置する。これにより、シロッコファン装置
8は、その前面側の吸引口85cが精米機本体側の吸出
通路53の上端開口53aに対して、弾性パッキン22
を挟んだ状態で接続される。また、この前面板85の下
半部は、一対の永久磁石21、21によって吸着され、
これによって、シロッコファン装置8は確実に精米機本
体側に固定される。
このようにシロッコファン装置8を固定した後に、精米
機およびシロッコファン装置を駆動すると、シロッコフ
ァン本体83の吸引力によって、吸引口24から選別室
5および吸出通路53を通り、さらに導風筒13を通っ
てサイクロン14から排出される空気流が形成される。
この空気流によって、タンク2から選別室5内に落下し
た穀粒に混在している比較的軽い糠、籾殻などが、吸出
通路53を通って外部に排出される。また、この空気流
によって、穀粒の冷却が行われる。
次に、精白動作を行うことによって、選別室内などに付
着した糠を清掃する場合には、単に、永久磁石21、2
1の吸着力に抗して、シロッコファン装置8を引き出す
のみで、この装置8は簡単に精米機本体側から取り外す
ことができる。これによって、選別室5に通ずる吸出通
路53の部分が露出するので、糠の付着し易いこの部分
の清掃作業を短時間で、しかも煩わしいシロッコファン
装置の着脱操作を伴なうことなくできる。
ここに、シロッコファン装置を精米機本体側とは別個に
オンオフ可能としておけば、精白される米の過冷却など
を防止できるので好ましい。
なお、以上説明した例は、本考案の一実施例を説明する
ものであり、本考案をこの例の構造に限定するものでは
ない。例えば、永久磁石の個数、形状あるいは取付け位
置は上記とは異なるようにしてもよい。また、シロッコ
ファン装置を装着するために形成する精米機本体側の装
着部分の構造も、上記とは異なる構造としてもよい。さ
らには、本例ではシロッコファンを用いているが、これ
以外のファンを使用してもよいことは勿論である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案においては、永久磁石の吸
引力を利用して、精米機本体に着脱可能に取付けられた
吸引ファンを精米機本体側に固定するようにしている。
従って、ビスなどを使用することなく、吸引ファンを精
米機本体に固定でき、その着脱操作も極めて容易とな
る。よって、この吸引ファンを取外しての選別室部分の
清掃作業が極めて簡単になるという優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した精米機を示す概略縦断面図、
第2図は第1図の精米機の選別室の部分を拡大して示す
部分断面図、第3図は第2図のIII−III線で切断した部
分を示す部分断面図、第4図は第3図のIV−IV線で切断
した部分を示す部分断面図である。 〔符号の説明〕 1……精米機 2……タンク 4……精白室 5……選別室 8……シロッコファン装置 9……カバー 11c……シロッコファン装置の装着穴 12a、12b……レール部 12c、12d……ストッパー部 22……永久磁石 53……吸出通路 53a……吸出通路の開口 85……シロッコファン装置の前面板 85c……吸引口 86a、86b……ガイド。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】穀粒を穀粒タンクと精白室との間に循環さ
    せて精白すると共に、前記穀粒タンクと前記精白室との
    間には選別室が配置され、この選別室内を精白室に向け
    て落下する穀粒に混在している籾殻の少なくとも一部
    を、前記選別室に連通した吸出通路を介して吸引ファン
    によって吸引して精米機本体外に排出するようになった
    精米機において、 前記吸引ファンの筐体の少なくとも一部は強磁性材料か
    ら形成されており、 前記吸出通路の外側開口が露出する前記精米機本体側の
    部位には、前記吸引ファンの吸引口が前記吸出通路の外
    側開口に合致する位置となるように、当該吸引ファンを
    支持する案内支持部材が配置され、 この案内支持部材に支持された前記吸引ファンの筐体に
    おける前記強磁性材料からなる部分が当接する前記精米
    機本体側の部位には、永久磁石が取付けられていること
    を特徴とする精米機の吸引ファン取付け構造。
  2. 【請求項2】請求項第1項に記載の吸引ファン取付け構
    造において、前記吸引ファンの吸引口および前記吸出通
    路の外側開口のいずれか一方の側には弾性パッキンが取
    付けられていることを特徴とする精米機の吸引ファン取
    付け構造。
JP14225289U 1989-12-08 1989-12-08 精米機の吸引ファン取付け構造 Expired - Lifetime JPH0626351Y2 (ja)

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