JPH0626271Y2 - 頚部揉捏用枕 - Google Patents

頚部揉捏用枕

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JPH0626271Y2
JPH0626271Y2 JP3267791U JP3267791U JPH0626271Y2 JP H0626271 Y2 JPH0626271 Y2 JP H0626271Y2 JP 3267791 U JP3267791 U JP 3267791U JP 3267791 U JP3267791 U JP 3267791U JP H0626271 Y2 JPH0626271 Y2 JP H0626271Y2
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neck
elastic plate
kneading
pillow
groove
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JP3267791U
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JPH04114342U (ja
Inventor
廣彦 加藤
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廣彦 加藤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は体重を利用して首筋をマ
ッサージすることができる頚部揉捏用枕に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から肩凝り及び背中部分の凝り等の
治療方法として、マッサージ師とか指圧治療者による揉
捏(じゅうねつ)療法が有効であり、例えば企業内に指
圧治療者を常駐させて需要者の要望に応じるようにした
例もある。また、上記人手による治療方法以外にも近時
各種機械的なマッサージ器具とか、低周波の発振作用を
利用した治療器具も市販されており、多くの利用者に提
供されている。
【0003】特に近時はオフィスにコンピュータとかワ
ープロ等のOA機器が広く普及しており、これらの機器
を扱うオペレータは、眼精疲労とか腕部、腰部の痛み等
に加えて上記肩凝りとか背中及び頚部の凝りが生じ易
く、症状が進行すると不眠症の原因ともなってしまうた
め、前記揉捏とかその他の手段によってこれら肩凝りと
か背中及び頚部の凝りを揉みほぐしておくことが肝要で
ある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のマッサージ師とか指圧治療者による揉み療法
とか各種治療器具は、肩凝りとか背中部分の凝りに対し
て有効であるが、人間の頚部の凝りに対しては有効に利
用することが出来ないという課題があった。即ち、人間
の頚部は、肩とか背中とは異なって各種神経が集中して
いる場所であるため、この頚部を強く揉んだり指圧する
と痛みを伴う外、発熱を誘発することがあり、このよう
な頚部の凝りに対して治療者による効果的な治療は困難
である。特に頚骨の両脇にあって、上項線(うなじ)と
肩甲骨との間に位置する僧帽筋に凝り現象が発生し易
く、この部位の凝り,疲労を早期に取り除くことが要求
されている。これはOA機器を操作するはオペレータが
画面とか原稿を注視する必要があり、この作業姿勢によ
って前記僧帽筋に凝りが生じ易くなるものと考えられ
る。更に上記と同様な理由によって、頚部に対して機械
的なマッサージ器具とか低周波利用の振動治療器具を使
用することも好ましくない。
【0005】そこで本考案はこのような従来のマッサー
ジとか指圧治療に頼ることなく、自身の体重を利用して
頚部を適度に押圧して頚部の凝りをほぐし、疲労を除く
ことができる頚部揉捏用枕を提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、平面視が長方形の上方が開口された箱体の
内部に、該箱体の長手方向に沿って平行に配置された複
数個の仕切板を固定して、この仕切板によって箱体の内
方に長手方向に沿って平行な複数個の溝部を形成し、上
記溝部内に、適宜な弾力を保持するとともに一部が箱体
の上方に適宜寸法だけ突出する形状を有する弾性プレー
トを遊嵌した頚部揉捏用枕を基本的構成としている。上
記弾性プレートは、特定の弾力が付与された単体でなる
ゴム板もしくは合成樹脂板で構成され、もしくは該弾性
プレートの幅員方向の略中央部分に硬質材を配置すると
ともに、該弾性プレートの幅員方向の両側にそれぞれ硬
度が異なる軟質材を一体に固定したプレート構造にして
ある。更に上記弾性プレートの幅員方向の両端部で使用
者の頚部が当接する部位に、曲面部を形成してあり、
又、上記弾性プレートの厚みを溝部の幅員よりも僅かに
小さく形成して、挿入された弾性プレートと溝部の壁面
との間に特定の遊びを形成してある。更に上記箱体に形
成された溝部の底部にクッション性を持つ緩衝具を挿入
して、この緩衝具の上部から弾性プレートを遊嵌した頚
部揉捏用枕の構成にしてある。
【0007】
【作用】かかる頚部揉捏用枕によれば、箱体の溝部から
突出する弾性プレートの上縁部に使用者の頚部を当接
し、使用者の体重を利用して頚部を適度に押圧し、か
つ、頚部を左右に回動させるとか体重を移動させること
によって弾性プレートによって頚部が適度にマッサージ
され、指圧を行った場合と同様な揉捏作用が得られる。
また、使用時に弾性プレートの上下を逆にすることによ
って頚部に当接する軟質材の硬度が適宜変更されるの
で、使用者の好みに応じて弾性プレートの挿入方向を選
択することが可能である。
【0008】上記弾性プレートを1枚用いた場合には、
頚部への押圧範囲は狭いが押圧力が強く、弾性プレート
を2枚以上用いた場合には、頚部への押圧範囲は広くな
るとともに押圧力も緩やかとなるので、使用目的に応じ
て弾性プレートの使用枚数を選択することができる。更
に箱体に形成された溝部の底部にクッション性を持つ緩
衝具を挿入して、この緩衝具の上部から弾性プレートを
遊嵌したことにより、頚部に対する弾性プレートの当り
を柔らかくし、かつ、弾性プレートの高さを変更するこ
とが出来る。
【0009】
【実施例】以下図面に基づいて本考案にかかる頚部揉捏
用枕の一実施例を詳述する。図1により全体的に示した
頚部揉捏用枕1の斜視図及び図2に示した同平面図にお
いて、3は基板であり、この基板3上に平面視が長方形
の上方が開口された箱体5が固定されている。この箱体
5の内部には、長手方向に沿って平行に配置された複数
個の仕切板7,7が箱体5と一体的に固定されていて、
この仕切板7,7によって箱体5の内方に長手方向に沿
って平行な複数個の溝部9,9,9が形成されている。
【0010】そして上記溝部9,9,9内に、図1に示
したように適宜な弾力を保持するゴム等で成る弾性プレ
ート11,11が遊嵌されている。この弾性プレート1
1,11は、溝部9,9,9内に挿入された際に該弾性
プレート11,11の一部が箱体5の上方に適宜寸法だ
け突出する形状となっており、更に弾性プレート11,
11の厚みが溝部9,9,9の幅員よりも僅かに小さく
形成されている。従って溝部9,9,9内に挿入された
際には、弾性プレート11,11と溝部9,9,9の壁
面との間に特定の遊びを有した状態となっている。
【0011】上記弾性プレート11,11の材質は、特
定の弾力が付与された単体でなるゴム板もしくは合成樹
脂板であっても良いが、本実施例の場合には図3,図4
に示したように、該弾性プレート11の幅員方向の略中
央部分に硬度が50度の硬質材11aが用いられてお
り、該弾性プレート11の幅員方向の一方側には硬度が
30度の軟質材11bが一体に固定され、かつ、幅員方
向の他方側には硬度が20度の軟質材11cが一体に固
定されている。そして弾性プレート11の幅員方向の両
端部,即ち上記軟質材11b,11cの端末部には、曲
面部11d,11eが形成されている。尚、前記基板3
は使用時の安定度を高めるために設けたものであり、従
って箱体5によって充分な安定感が得られる場合には上
記基板3の設置を省略することが可能である。
【0012】図5は上記本実施例にかかる頚部揉捏用枕
1の使用の実際例を示すものであり、図示したように箱
体5の溝部9,9から突出する弾性プレート11,11
の上縁部に使用者の頚部13を当接する。そして使用者
の体重を利用して頚部13を適度に押圧し、必要に応じ
て頚部13を左右に回動させるとか体重を移動させるこ
とによって弾性プレート11,11によって頚部13が
適度にマッサージされ、かつ、指圧を行った場合と同様
な揉捏作用が得られる。
【0013】上記の使用時に、弾性プレート11,11
の上下を逆にすることによって頚部13に当接する軟質
材の硬度が20度もしくは30度の何れかに変更される
ので、使用者の好みに応じて弾性プレート11,11の
挿入方向を選択することができる。又、上記軟質材11
b,11cの端末部に形成された曲面部11d,11e
が使用者の頚部13が当接することにより、頚部13へ
の当りが柔らげられて使用感が高められる。
【0014】図5の使用例では弾性プレート11が2枚
用いられているが、この弾性プレート11は1枚もしく
は3枚用いても良い。弾性プレート11を1枚用いた場
合には、頚部13への押圧範囲は狭いが押圧力が強く、
弾性プレート11を2枚以上用いた場合には、頚部13
への押圧範囲は広くなるとともに押圧力も緩やかとなる
ので、使用目的に応じて弾性プレート11の使用枚数を
選択すれば良い。
【0015】図6は本実施例の他の使用例を示すもので
あり、本例の場合、箱体5に形成された溝部9の底部に
クッション性を持つ緩衝具15を挿入して、この緩衝具
15の上部から弾性プレート11を遊嵌した構成となっ
ている。緩衝具15としては弾力性を有する部材であれ
ば何でも良いが、溝部9の形状から勘案してゴムチュー
ブを用いるのが有効である。このような緩衝具15を挿
入することによって使用者の頚部13に対する弾性プレ
ート11の当りを柔らかくするとともに該弾性プレート
11の高さを変更して使用者の好みに対応することが出
来る。
【0016】本考案は頚部を揉捏することを目的とする
ものであるが、同様の使用方法により、腕部や脚部のマ
ッサージのためにも使用できるものである。
【0017】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案にか
かる頚部揉捏用枕によれば、箱体の溝部から突出する弾
性プレートの上縁部に使用者の頚部を当接し、使用者の
体重を利用して頚部を適度に押圧もしくは頚部を左右に
回動させ、体重を移動させることによって弾性プレート
によって頚部を適度にマッサージすることができる。特
に頚骨の両脇にあって、上項線と肩甲骨との間に位置す
る僧帽筋に発生する凝りに対して有効であり、この部位
の凝り,疲労を早期に取り除くことが出来る。使用時に
おけるマッサージ作用は緩やかであるため、各種神経が
集中している頚部に対して適度な揉捏作用がもたらさ
れ、従って頚部の痛みとか発熱を誘発することなく効果
的な治療を施すことが可能となる。
【0018】上記の使用時に弾性プレートの上下を逆に
することによって頚部に当接する軟質材の硬度が適宜変
更されるので、使用者の好みに応じて弾性プレートの挿
入方向を選択することが可能である。そして上記弾性プ
レートを1枚用いると頚部への押圧範囲は狭いが押圧力
が強く、弾性プレートを2枚以上用いると頚部への押圧
範囲は広くなるとともに押圧力も緩やかとなるので、使
用目的に応じて弾性プレートの使用枚数を選択すること
ができる。
【0019】更に溝部の底部にクッション性を持つ緩衝
具を挿入したことによって頚部に対する弾性プレートの
当りを柔らかくし、かつ、弾性プレートの高さを変更す
ることが出来る。従って本発明によれば、従来のマッサ
ージとか指圧治療に頼ることなく、自身の体重を利用し
て頚部の凝りをほぐし、疲労を除くことができる頚部揉
捏用枕を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる頚部揉捏用枕を全体的に示した
斜視図。
【図2】図1の平面図。
【図3】本発明で採用した弾性プレートの側面図。
【図4】図3のA−A線に沿う断面図。
【図5】本発明の使用時の状態を示す概要図。
【図6】本発明の他の使用例を示す要部断面図。
【符号の説明】
1…頚部揉捏要枕 3…基板 5…箱体 7…仕切板 9…溝部 11…弾性プレート 11a…硬質材 11b,11c…軟質材 11d,11e…曲面部 13…頚部 15…緩衝具

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面視が長方形の上方が開口された箱体
    の内部に、該箱体の長手方向に沿って平行に配置された
    複数個の仕切板を固定して、この仕切板によって箱体の
    内方に長手方向に沿って平行な複数個の溝部を形成し、
    上記溝部内に、適宜な弾力を保持するとともに一部が箱
    体の上方に適宜寸法だけ突出する形状を有する弾性プレ
    ートを遊嵌したことを特徴とする頚部揉捏用枕。
  2. 【請求項2】 上記弾性プレートは、特定の弾力が付与
    された単体でなるゴム板もしくは合成樹脂板である請求
    項1記載の頚部揉捏用枕。
  3. 【請求項3】 上記弾性プレートの幅員方向の略中央部
    分に硬質材を配置するとともに、該弾性プレートの幅員
    方向の両側にそれぞれ硬度が異なる軟質材を一体に固定
    して成る請求項1,2記載の頚部揉捏用枕。
  4. 【請求項4】 上記弾性プレートの幅員方向の両端部で
    使用者の頚部が当接する部位に、曲面部を形成した請求
    項1,2,3記載の頚部揉捏用枕。
  5. 【請求項5】 上記弾性プレートの厚みを溝部の幅員よ
    りも僅かに小さく形成して、該溝部内に挿入された際の
    弾性プレートと溝部の壁面との間に特定の遊びを形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の頚部揉捏用枕。
  6. 【請求項6】 上記箱体に形成された溝部の底部にクッ
    ション性を持つ緩衝具を挿入して、この緩衝具の上部か
    ら弾性プレートを遊嵌したことを特徴とする請求項1記
    載の頚部揉捏用枕。
JP3267791U 1991-03-27 1991-03-27 頚部揉捏用枕 Expired - Lifetime JPH0626271Y2 (ja)

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JP3267791U JPH0626271Y2 (ja) 1991-03-27 1991-03-27 頚部揉捏用枕

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Publication Number Publication Date
JPH04114342U JPH04114342U (ja) 1992-10-08
JPH0626271Y2 true JPH0626271Y2 (ja) 1994-07-20

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JP3267791U Expired - Lifetime JPH0626271Y2 (ja) 1991-03-27 1991-03-27 頚部揉捏用枕

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200466492Y1 (ko) * 2012-06-18 2013-04-18 최소연 집중형 발바닥 지압장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200466492Y1 (ko) * 2012-06-18 2013-04-18 최소연 집중형 발바닥 지압장치
WO2013191368A1 (ko) * 2012-06-18 2013-12-27 Choi So Yeon 집중형 발바닥 지압장치

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Publication number Publication date
JPH04114342U (ja) 1992-10-08

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