JPH06262677A - 二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルム - Google Patents

二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルム

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JPH06262677A
JPH06262677A JP12511992A JP12511992A JPH06262677A JP H06262677 A JPH06262677 A JP H06262677A JP 12511992 A JP12511992 A JP 12511992A JP 12511992 A JP12511992 A JP 12511992A JP H06262677 A JPH06262677 A JP H06262677A
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JP
Japan
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film
longitudinal direction
polyethylene terephthalate
stretching
biaxially oriented
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Application number
JP12511992A
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English (en)
Inventor
Tomonori Yoshinaga
知則 吉永
Masayuki Imai
正幸 今井
Toru Mizukami
透 水上
Naonobu Oda
尚伸 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Magphane KK
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Nippon Magphane KK
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スリット性、耐擦傷性および高温での寸法安
定性に優れた、かつ長手方向の強度が高い、二軸配向ポ
リエチレンテレフタートフィルムおよびその製造方法を
提供する。 【構成】 長手方向のF5値が12〜25kg/mm2
範囲であり、長手方向の熱収縮率が6%以下であり、下
記式Iで表される非晶部分が寄与する複屈折dna
0.06〜0.13の範囲であり、そして、密度が1.
383〜1.394g/cm3の範囲である二軸配向ポ
リエチレンテレフタレートフィルム。 【数1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二軸配向ポリエチレン
テレフタレートフィルムおよびその製造方法に関し、よ
り詳しくは、長手方向の強度が高く、かつスリット性、
耐擦傷性および高温での寸法安定性に優れた二軸配向ポ
リエチレンテレフタレートフィルムおよびその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートは、その物
理的、化学的性質により磁気記録材料、特に磁気テープ
用ベースフイルムとして好適に使用されている。
【0003】ポリエチレンテレフタレートフィルムを磁
気テープ用ベースフィルムとして使用する場合、フィル
ムの重要な特性の一つとして、スリット性に優れている
こと、即ち、フィルムをスリットする際にヒゲおよび粉
の発生がないことが要求される。磁性層を形成したベー
スフィルムを所定の幅にスリットして磁気テープに加工
する際に、フィルムの切断面からヒゲや粉が発生する
と、得られる磁気テープの磁性層に発生した粉が付着し
てドロップアウト(信号の欠落)等が生じ、低品質とな
る。
【0004】フィルムのスリット性を向上させる一般的
な方法としては、フィルムの結晶化度を高くする方法が
知られている。しかしこの方法では、フィルムの他の特
性が劣るという問題がある。例えば、フィルムの長手
方向の弾性率が小さくなり、その結果、長手方向の強度
が低くなる。上記フィルムを磁気テープ用ベースフィ
ルムとして使用した場合に、磁性層が形成されたフィル
ムの磁性層表面を平滑に仕上げるカレンダー工程におい
て、フィルムが極めて高圧力が加わるロール間を通過す
るため、フィルムの表面に擦傷が発生する。上記フィ
ルムを磁気テープ用ベースフィルムとして使用した場合
に、磁性層が形成されたフィルムをカセットに巻取るロ
ーディング工程において、ガイドピンにより、その表面
に擦傷が発生する。
【0005】またスリット性の改善された二軸配向ポリ
エチレンテレフタレートフィルムとして、特開昭63−
104822号公報に開示されている、結晶面配向係
数、全面配向係数、マイクロボイド個数、結晶サイズ、
フィルムの長手方向の熱収縮率および歪弾性率が特定さ
れたフィルム、および特開昭63−170018号公報
に開示されている、耐衝撃強度および引張強度が特定さ
れたフィルムがある。
【0006】これらのフィルムは優れたスリット性を有
するが、必ずしも満足し得る耐擦傷性を有しない。
【0007】フィルムのスリット性と耐擦傷性の両方を
改善した二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルム
が特開平2−60937号公報に開示されている。この
フィルムは、硬度の異なる2種類の無機粒子を含有す
る。このように、フィルムに異なる2成分が分散されて
いるため、ポリエチレンテレフタレートの結晶構造が乱
れ、その結果、フィルムのスリット性が高くなる。同時
に、フィルム表面に微細突起が形成されるため、フィル
ムの耐擦傷性が高くなる。
【0008】しかしフィルムに無機粒子を分散させる方
法は、フィルムの他の特性、例えば、引張強度が低下し
たり、あるいはフィルム表面の突起の大きさまたは数に
よっては、磁気テープ用ベースフィルムとして用いた時
の磁気テープの電磁変換特性が悪化することがある。さ
らに、スリットする際の条件や加工条件等によっては、
フィルムに含有されていた無機粒子が脱落するため、か
えって粉を生じやすくなるという欠点がある。
【0009】磁気テープの生産工程や使用環境において
は、磁気テープは著しい高温にさらされる場合がある。
その場合、フィルムが高温により熱収縮し、その結果、
磁気テープの電気信号にひずみを生ずる。従って、フィ
ルムの高温での寸法安定性もフィルムの重要な特性の一
つである。
【0010】長手方向の強度が高く、かつ高温での寸法
安定性に優れたフィルムが、特公平2−4060号公報
に開示されている。このフィルムは非晶配向係数が特定
範囲にある。しかし、この非晶配向係数には、フィルム
厚み方向の配向が考慮されていないため、実際の非晶配
向を表さない。そのため、フィルムのスリット性は必ず
しも改善されていない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、スリット
性、耐擦傷性および高温での寸法安定性に優れ、かつ長
手方向の強度が高い、二軸配向ポリエチレンテレフター
トフィルムおよびその製造方法を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の二軸配向ポリエ
チレンテレフタレートフィルムは、室温における長手方
向のF5値が12〜25kg/mm2の範囲であり、15
0℃における長手方向の熱収縮率が6%以下であり、下
記式Iで表される非晶部分が寄与する複屈折dna
0.06〜0.13の範囲であり、かつ密度が1.38
3〜1.394g/cm3の範囲であり、そのことによ
り上記課題が達成される。
【0013】
【数2】
【0014】(式中、nax、nayおよびnazは、それぞ
れ、フィルムの長手方向、幅方向および厚さ方向の非晶
部分が寄与する屈折率を示す)。
【0015】次に本発明を詳しく説明する。
【0016】本発明の二軸配向ポリエチレンテレフタレ
ートフィルムは、エチレングリコールおよびテレフタル
酸を主な構成成分として含有する。本発明の目的を阻害
しない範囲であれば、他のジカルボン酸成分およびグリ
コール成分を共重合させても良い。上記の他のジカルボ
ン酸成分としては、イソフタル酸、p−β−オキシエト
キシ安息香酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、4,
4’−ジカルボキシベンゾフェノン、ビス−(4−カル
ボキシフェニルエタン)、アジピン酸、セバシン酸、5
−ナトリウムスルホイソフタル酸、シクロヘキサン−
1、4−ジカルボン酸などが挙げられる。上記の他のグ
リコール成分としては、プロピレングリコール、ブタン
ジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコ
ール、ビスフェノールAなどのエチレンオキサイド付加
物、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリテトラメチレングリコールなどが挙げられる。
この他、p−オキシ安息香酸などのオキシカルボン酸成
分も利用され得る。
【0017】このようなポリエチレンテレフタレートの
重合法としては、テレフタル酸とエチレングリコール、
および必要に応じて他のジカルボン酸成分およびジオー
ル成分を直接反応させる直接重合法、およびテレフタル
酸のジメチルエステル(必要に応じて他のジカルボン酸
のメチルエステルを含む)とエチレングリコール(必要
に応じて他のジオール成分を含む)とをエステル交換反
応させるエステル交換法等の任意の製造方法が利用され
得る。
【0018】本発明の二軸配向ポリエチレンテレフタレ
ートフィルムは、フィルム表面の滑り性を付与するため
に、不活性粒子を含有してもよい。この不活性粒子は、
無機粒子であっても有機粒子であってもよい。無機不活
性粒子の素材としては、Ca、Mg、SrまたはBaの
炭酸塩;Na、K、Mg、Ca、BaまたはAlの硫酸
塩;Na、K、Mg、Ca、Sr、Ba、Al、Tiま
たはZrのリン酸塩;二酸化ケイ素;アルミナ;非晶質
あるいは結晶質の粘土鉱物、アルミノシリケート化合物
等の複合ケイ酸化合物;ジルコン、フライアッシュ等の
温石綿;ZrまたはTiの酸化物;Ca、Ba、Znま
たはMnのテレフタル酸塩;BaまたはPbのクロム酸
塩;カーボンブラック、グラファイト等の炭素;ガラス
粉、ガラスビーズ等のガラス;ホタル石;ZnS等が挙
げられる。これらの中で、例えば、炭酸カルシウム、無
水ケイ酸、含水ケイ酸、酸化アルミニウム、ケイ酸アル
ミニウム、硫酸バリウム、リン酸カルシウム、リン酸ジ
ルコニウム、酸化チタン、安息香酸リチウム、ガラス
粉、粘土(カオリン、ベントナイト、白土等)、タルク
およびケイ藻土等が好適である。有機不活性粒子の素材
としては、架橋ポリスチレン樹脂、架橋アクリル樹脂、
ベンゾグアナミン樹脂、シリコン樹脂および架橋ポリエ
ステル樹脂等が挙げられる。これらの不活性粒子は、天
然品であっても合成品であってもよく、また複合塩の形
で用いてもよい。さらに、これらの不活性粒子は単独あ
るいは2種以上用いてもよい。
【0019】上記不活性粒子の平均粒径は、0.05〜
5.0μmが好ましく、0.1〜2.5μmがより好ま
しい。上記不活性粒子の含有量は、本発明の目的を阻害
しない範囲であり、ポリエチレンテレフタレート100
重量部に対して0.05〜40重量部が好ましく、0.
2〜10重量部がより好ましい。
【0020】本発明の二軸配向ポリエチレンテレフタレ
ートフィルムは、その長手方向のF5値が12〜25k
g/mm2の範囲であり、12〜22kg/mm2の範囲
であることが好ましく、特に14〜20kg/mm2
範囲であることが好ましい。フィルムの長手方向のF5
値が12kg/mm2未満の場合、得られるフィルムの
長手方向の強度が悪く、一方、フィルムの長手方向のF
5値が25kg/mm2を超える場合、得られるフィルム
の配向結晶化が進むため、フィルムの密度が1.383
〜1.394g/cm3の範囲にならないため、得られ
るフィルムの耐擦傷性が悪くなる。さらにスリット時に
粉が発生する。ここでF5値とは、フィルムを5%伸長
するのに要する応力をいう。
【0021】本発明の二軸配向ポリエチレンテレフタレ
ートフィルムは、その長手方向の熱収縮率が6%以下で
あり、4.5%以下であることが好ましく、3%以下で
あることが特に好ましい。フィルムの長手方向の熱収縮
率が6%を超える場合、このフィルムを磁気テープ用の
ベースフィルムとして用いる場合の製造工程中の安定性
に問題がある。
【0022】本発明の二軸配向ポリエチレンテレフタレ
ートフィルムは、その密度が1.383〜1.394g
/cm3の範囲であり、1.386〜1.392g/c
3の範囲であることが好ましく、特に1.388〜
1.390g/cm3の範囲であるが好ましい。フィル
ムの密度が1.383g/cm3未満の場合、得られる
フィルムの熱収縮率が大きくなるため、フィルムの高温
での寸法安定性が悪くなり、さらにスリット時に粉が発
生する。一方、フィルムの密度が1.394g/cm3
を超える場合、得られるフィルムの耐擦傷性が悪くな
る。
【0023】本発明の二軸配向ポリエチレンテレフタレ
ートフィルムは、その非晶部分が寄与する複屈折dna
が0.06〜0.13の範囲であり、0.07〜0.1
1の範囲であることが好ましく、0.08〜0.10の
範囲であることが特に好ましい。フィルムの非晶部分が
寄与する複屈折dnaが0.06未満の場合、得られる
フィルム長手方向の強度が悪くなる。一方、フィルムの
非晶部分が寄与する複屈折dnaが0.13を超える場
合、得られたフィルムのスリット性が悪くなる。
【0024】フィルムの非晶部分が寄与する複屈折dn
aは下記式Iで表され、非晶部分の配向の程度を意味す
る:
【0025】
【数3】
【0026】上記式I中のフィルムの長手方向の非晶部
分が寄与する屈折率nax、フィルムの幅方向の非晶部分
が寄与する屈折率naY、およびフィルムの厚さ方向の非
晶部分が寄与する屈折率nazはそれぞれ下記式II、III
およびIVで表される。
【0027】
【数4】
【0028】ここで、nはフィルム全体の屈折率、
CX、nCYおよびnCZはそれぞれフィルムの長手方向、
幅方向および厚さ方向の結晶部分が寄与する屈折率、f
cはフィルムの結晶化度を表す。nCX、nCYおよびnCZ
は、次のようにして算出される。まずX線回折を用いて
フィルム中のポリエチレンテレフタレート結晶子の長手
方向、幅方向および厚さ方向の配向分布を測定する。ポ
リエチレンテレフタレートの単結晶の屈折率は既知の値
を用いた。そして、これらの配向分布と屈折率とを乗じ
て全空間に対して積分することにより算出される。
【0029】本発明の二軸配向ポリエステルフィルムの
厚みは6〜15μmが好ましい。
【0030】本発明の二軸配向ポリエステルフィルム
は、次のように製造される。
【0031】まず、前記の方法により得られたポリエチ
レンテレフタレートを溶融押出して未延伸フィルムを得
る。溶融押出の方法としては、通常の熱可塑性樹脂の溶
融押出方法が採用され、それには、乾燥したポリエチレ
リンテレフタレートチップをスクリュータイプの押出機
に投入し、285℃の樹脂温度で溶融し、ダイズから押
出し、静電気的に冷却ロールに密着させ、冷却固化する
方法がある。
【0032】次に上記未延伸フィルムを加熱する。加熱
温度は110〜125℃が好ましく、加熱温度が110
℃未満の場合、得られる二軸配向ポリエチレンテレフタ
レートフィルムの長手方向の強度が不十分となる場合が
ある。一方、加熱温度が125℃を超える場合、フィル
ムの厚みムラや延伸ムラが生じる場合がある。この工程
において、加熱方法としては、通常の方法が採用され、
例えば、乾燥熱風による加熱が挙げられる。
【0033】次に、上記の加熱されたフィルムを幅方向
に延伸する。延伸倍率は2.8〜4.0倍が好ましく、
延伸温度は上記の加熱温度より0〜25℃低い温度が好
ましく、延伸速度は1000〜1500%/分の範囲が
好ましい。フィルムの延伸が2.8倍未満の場合、得ら
れる二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルムの幅
方向の強度が不十分となる場合がある。一方、フィルム
の延伸が4.0倍を超える場合、得られる二軸配向ポリ
エチレンテレフタレートフィルムの長手方向の強度が不
十分となる場合がある。延伸温度が上記の加熱温度より
高い場合、得られる二軸配向ポリエチレンテレフタレー
トフィルムの幅方向の強度が不十分となる場合がある。
一方、延伸温度が上記の加熱温度より25℃を超えて低
い場合、分子鎖が緊張し、次の長手方向の延伸でフィル
ムが破断する場合がある。延伸速度が1000%/分未
満の場合、得られる二軸配向ポリエチレンテレフタレー
トフィルムの幅方向の強度が不十分となる場合がある。
一方、延伸速度が1500%/分を超える場合、次の長
手方向の延伸時にフィルムが破断する場合がある。この
工程において、加熱方法としては、通常の方法が採用さ
れ、例えば、乾燥熱風による加熱が挙げられる。延伸方
法としては、通常の方法が採用され、例えば、ステンタ
による延伸が挙げられる。
【0034】次に、上記の延伸されたフィルムを長手方
向に延伸する。延伸倍率は4.0〜5.8倍が好まし
く、延伸温度は80〜120℃が好ましく、延伸速度は
6000〜12000%/分が好ましい。フィルムの延
伸が4.0倍未満の場合、得られる二軸配向ポリエチレ
ンテレフタレートフィルムの長手方向の強度が不十分と
なる場合がある。一方、フィルムの延伸が5.8倍を超
える場合、フィルムの配向結晶化が進み、スリット時の
粉が発生する場合がある。延伸温度が80℃未満の場
合、フィルムの残留応力が大きくなり、寸法安定性が悪
くなる場合がある。一方、延伸温度が120℃を超える
場合、得られる二軸配向ポリエチレンテレフタレートフ
ィルムの長手方向の強度が不十分となる場合がある。延
伸速度が6000%/分未満の場合、得られる二軸配向
ポリエチレンテレフタレートフィルムの長手方向の強度
が不十分となる場合がある。一方、再延伸速度が120
00%/分を超える場合、フィルムの寸法安定性が悪く
なる場合がある。
【0035】この工程において、加熱方法としては、通
常の方法が採用され、例えば、ロールで直接加熱する方
法が挙げられる。延伸方法としては、通常の方法が採用
され、例えば、ロール間の速度差を利用して延伸する方
法が挙げられる。
【0036】最後に、上記の延伸されたフィルムを熱固
定する。熱固定温度は180〜225℃が好ましく、熱
固定温度が180℃未満の場合、フィルムの寸法安定性
が悪くなる場合がある。一方、熱固定温度が225℃を
超える場合、フィルムの結晶化度が上昇するため、耐擦
傷性が悪くなる場合があり、さらにスリット時に粉が生
じる場合がある。
【0037】この工程において、熱固定方法としては、
通常の方法が採用され、例えば、乾燥熱風による加熱が
挙げられる。
【0038】得られた二軸配向ポリエチレンテレフタレ
ートフィルムの結晶子の配向は、主に、幅方向延伸時の
温度と延伸倍率、及び長手方向延伸時の温度と延伸倍率
の組み合わせによって決められるが、製膜機の仕様によ
る加熱方式や延伸方式によって傾向が異なるので、使用
製膜機によって適正な条件が選択される。
【0039】
【作用】本発明の二軸配向ポリエチレンテレフタレート
フィルムは、その非晶部分が寄与する複屈折が0.06
〜0.13の範囲であるため、スリット性に優れ、従っ
て、磁気テープ用ベースフィルムとして用いた場合にド
ロップアウト等の品質欠陥がない。さらに長手方向の強
度が高い。
【0040】さらに、本発明の二軸配向ポリエチレンテ
レフタレートフィルムは、その密度が1.383〜1.
394g/cm3の範囲であるため、耐擦傷性および高
温での寸法安定性に優れている。
【0041】さらに長手方向のF5値が12〜25kg
/mm2の範囲にあるため、長手方向の強度がさらに高
くなる。
【0042】さらに長手方向の熱収縮率が6%以下であ
るため、フィルムの製造工程中の安定性が高くなる。
【0043】
【実施例】次に本発明を実施例および比較例を挙げて説
明する。実施例および比較例で得られた二軸配向ポリエ
チレンテレフタレートフィルムについて、以下に示す特
性を以下に示す方法により測定した。その結果を表2に
示す。
【0044】1)フィルムの密度 n−ヘキサン−四塩化炭素系密度勾配管を用いて測定し
た。
【0045】2)フィルムの非晶部分が寄与する複屈折 以下の方法により、フィルム全体の屈折率n、フィルム
の長手方向、幅方向および厚さ方向の結晶部分が寄与す
る屈折率nCX、nCYおよびnCZ、フィルムの結晶化度f
cを測定し、前記式II、IIIおよびIVより、フィルムの長
手方向、幅方向、厚さ方向の非結晶部分が寄与する屈折
率nax、naYおよびnazを求めた。次いで、nax、naY
およびnazを用いて前記式Iより非結晶部分が寄与する
複屈折を求めた。
【0046】屈折率の測定 特級ヨウ化メチレンを中間液として用い、アタゴ社製ア
ッベ屈折計を用いて行った。
【0047】フィルムの結晶部分が寄与する屈折率n
cX、nCYおよびnCZ ポリエチレンレフタレート単結晶の屈折率とフィルム中
のポリエチレンレフタレート結晶子の配向分布より求め
た。配向分布は次のようにして測定した。フィルムを約
500μmに積層してX線用試料とし、X線回折装置
(理学電機(株)製Rotaflex)の試料ホルダー
に設置した。X線回折ピークを用いて、フィルムの3方
向(長手方向、幅方向、厚さ方向)の方位各方向に走査
して、そのピークの半値幅を求めた。この半値幅より、
結晶子の配向分布としてガウス分布を算出した。長手方
向(x軸)および幅方向(y軸)まわりの配向分布を求
めるときは、結晶の(100)面ピークを用いた。厚さ
方向(z軸)まわりの配向分布を求める場合には(10
5)面ピークを用いた。測定条件は、次の通りである。
【0048】時定数 :1秒 走引速度 :2度/分 X線 :Cu−Kα線(Niフィルター) X線出力 :40kV 100mA。
【0049】結晶化度fC 四塩化炭素−nヘキサン系密度勾配管を用いて測定し
た。結晶化度は下記式Vより算出した。
【0050】
【数5】
【0051】ここで、ρはフィルムの密度、ρcはフィ
ルムを構成するポリエチレンテレフタレートが結晶であ
る場合の理論密度、ρaはフィルムを構成するポリエチ
レンテレフタレートが完全に非晶である場合の密度であ
る。
【0052】3)フィルムのスリット性 シェアーカッター方式のスリッター(西村製作所製)で
フィルムをスリットし、その時に発生した粉およびヒゲ
を以下に示す方法により評価した。スリッターのライン
スピードは100m/分とした。スリッターは、クラス
1000のクリーンルームに設置されていた。
【0053】粉の評価 スリッターの回転刃直後に粉塵計を設け、スリット中の
粒径が0.3μm以上の粉塵の量を測定した。粉塵量
は、クリアランスの調整具合や、スリッターの条数によ
って異なるので、多くのデータを集め、相対的に3段階
に評価した。
【0054】◎・・・粉の発生がほとんどない ○・・・粉の発生が少ない △・・・粉の発生が多い。
【0055】ヒゲの評価 フィルムの断面を走査型電子顕微鏡にて観察し、ヒゲの
発生状況を以下の3段階に評価した。
【0056】◎・・・ヒゲの発生がほとんどない ○・・・ヒゲの発生が少ない △・・・ヒゲの発生が多い。
【0057】4)フィルムの耐擦傷性 図1に示す装置を用い、テンションメーター3を用いて
張力を一定とし、フィルム1を200m走行させてステ
ンレス製の固定ピン2に付着した白粉量を目視により以
下の3段階に評価した。図1において、αは135゜で
ある。
【0058】◎・・・粉の付着がほとんどない ○・・・粉の付着が少ない △・・・粉の付着が多い。
【0059】5)フィルム熱収縮率 フィルムを幅方向×長手方向=10×100mm2の短
冊状にカットして試料片とした。この試料片を150℃
に保持されたギアオーブン中に無緊張状態で30分間放
置した。その後、これを室温中に取り出し、熱処理前後
の試料片の長さの差の、処理前の試料片長さに対する割
合を算出した。
【0060】6)フィルムのF5値 フィルムを長手方向に100mm+つかみしろに、幅方
向に10mmに切り、引っ張り試験機を用い、100m
m/minの速度で伸長した。5%伸長した時のフィル
ムの強度を測定した。
【0061】実施例1 極限粘度0.60のポリエチレンテレフタレートを常法
によって製造し、これを乾燥させた。次いで、このポリ
エチレンテレフタレートを280℃で溶融し、これをT
型口金からシート状に吐出させた。次いで、この溶融シ
ートを10℃の冷却ロールで冷却して厚さ180μmの
未延伸フィルムを得た。次いで、この未延伸フィルムを
幅方向延伸用のテンターへ導き、100℃の雰囲気温度
で10秒間予熱し、続いて冷却することなく95℃の雰
囲気中で、幅方向へ延伸速度1200%/分で3.8倍
延伸した。次にこの延伸されたフィルムを80℃のロー
ルで予熱し、同時に、表面温度700℃の赤外線加熱ヒ
ーターによって加熱した後、長手方向へ延伸速度800
0%/分で4.8倍延伸した。この2軸延伸フィルムを
次のテンターに導き、200℃の熱風下に置いて3秒間
緊張熱固定した後、150℃の熱風下で、フィルム幅に
対して、3%弛緩熱固定して二軸配向ポリエチレンテレ
フタレートフィルムを得た。
【0062】比較例1および比較例2 表1に示す冷却ロール温度と幅方向の延伸条件とする以
外は実施例1と同様にして二軸配向ポリエチレンテレフ
タレートフィルムを得た。
【0063】
【表1】
【0064】
【表2】
【0065】実施例1で得られた二軸配向ポリエチレン
テレフタレートフィルムは、スリット性および耐擦傷性
に優れ、かつ高温での寸法安定性を有している。一方、
比較例1および2で得られた二軸配向ポリエチレンテレ
フタレートフィルムは、耐擦傷性および高温での寸法安
定性に優れているが、スリット性が悪い。
【0066】
【発明の効果】以上の説明が明らかなように、本発明に
よれば、耐擦傷性、スリット性および高温での寸法安定
性に優れ、かつ長手方向の強度が高いた二軸配向ポリエ
チレンテレフタレートフィルムを提供することができ、
従って、このフィルムは、高密度磁気記録用フィルム等
に好適に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルムの耐擦傷性を評価するために用いられ
る装置である。
【符号の説明】
1 フィルム 2 直径6mmのステンレス製の固定ピン 3 テンションメーター
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】上記式I中のフィルムの長手方向の非晶部
分が寄与する屈折率nax、フィルムの幅方向の非晶部分
が寄与する屈折率nay、およびフィルムの厚さ方向の非
晶部分が寄与する屈折率nazはそれぞれ下記式II、III
およびIVで表される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】ここで、nはフィルム全体の屈折率、
cx、ncyおよびnczはそれぞれフィルムの長手方向、
幅方向および厚さ方向の結晶部分が寄与する屈折率、f
cはフィルムの結晶化度を表す。ncx、ncyおよびncz
は、次のようにして算出される。まずX線回折を用いて
フィルム中のポリエチレンテレフタレート結晶子の長手
方向、幅方向および厚さ方向の配向分布を測定する。ポ
リエチレンテレフタレートの単結晶の屈折率は既知の値
を用いた。そして、これらの配向分布と屈折率とを乗じ
て全空間に対して積分することにより算出される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】2)フィルムの非晶部分が寄与する複屈折 以下の方法により、フィルム全体の屈折率n、フィルム
の長手方向、幅方向および厚さ方向の結晶部分が寄与す
る屈折率ncx、ncyおよびncz、フィルムの結晶化度f
cを測定し、前記式II、IIIおよびIVより、フィルムの長
手方向、幅方向、厚さ方向の非結晶部分が寄与する屈折
率nax、nayおよびnazを求めた。次いで、nax、nay
およびnazを用いて前記式Iより非結晶部分が寄与する
複屈折を求めた。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】フィルムの結晶部分が寄与する屈折率n
cx、ncyおよびncz ポリエチレンレフタレート単結晶の屈折率とフィルム中
のポリエチレンレフタレート結晶子の配向分布より求め
た。配向分布は次のようにして測定した。フィルムを約
500μmに積層してX線用試料とし、X線回折装置
(理学電機(株)製Rotaflex)の試料ホルダー
に設置した。X線回折ピークを用いて、フィルムの3方
向(長手方向、幅方向、厚さ方向)の方位各方向に走査
して、そのピークの半値幅を求めた。この半値幅より、
結晶子の配向分布としてガウス分布を算出した。長手方
向(x軸)および幅方向(y軸)まわりの配向分布を求
めるときは、結晶の(100)面ピークを用いた。厚さ
方向(z軸)まわりの配向分布を求める場合には(10
5)面ピークを用いた。測定条件は、次の通りである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】結晶化度fc 四塩化炭素−nヘキサン系密度勾配管を用いて測定し
た。結晶化度は下記式Vより算出した。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】上記式I中のフィルムの長手方向の非晶部
分が寄与する屈折率nax、フィルムの幅方向の非晶部分
が寄与する屈折率nay、およびフィルムの厚さ方向の非
晶部分が寄与する屈折率nazはそれぞれ下記式II、III
およびIVで表される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】ここで、nはフィルム全体の屈折率、
cx、ncyおよびnczはそれぞれフィルムの長手方向、
幅方向および厚さ方向の結晶部分が寄与する屈折率、f
cはフィルムの結晶化度を表す。ncx、ncyおよびncz
は、次のようにして算出される。まずX線回折を用いて
フィルム中のポリエチレンテレフタレート結晶子の長手
方向、幅方向および厚さ方向の配向分布を測定する。ポ
リエチレンテレフタレートの単結晶の屈折率は既知の値
を用いた。そして、これらの配向分布と屈折率とを乗じ
て全空間に対して積分することにより算出される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】2)フィルムの非晶部分が寄与する複屈折 以下の方法により、フィルム全体の屈折率n、フィルム
の長手方向、幅方向および厚さ方向の結晶部分が寄与す
る屈折率ncx、ncyおよびncz、フィルムの結晶化度f
cを測定し、前記式II、IIIおよびIVより、フィルムの長
手方向、幅方向、厚さ方向の非結晶部分が寄与する屈折
率nax、nayおよびnazを求めた。次いで、nax、nay
およびnazを用いて前記式Iより非結晶部分が寄与する
複屈折を求めた。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】フィルムの結晶部分が寄与する屈折率n
cx、ncyおよびncz ポリエチレンレフタレート単結晶の屈折率とフィルム中
のポリエチレンレフタレート結晶子の配向分布より求め
た。配向分布は次のようにして測定した。フィルムを約
500μmに積層してX線用試料とし、X線回折装置
(理学電機(株)製Rotaflex)の試料ホルダー
に設置した。X線回折ピークを用いて、フィルムの3方
向(長手方向、幅方向、厚さ方向)の方位各方向に走査
して、そのピークの半値幅を求めた。この半値幅より、
結晶子の配向分布としてガウス分布を算出した。長手方
向(x軸)および幅方向(y軸)まわりの配向分布を求
めるときは、結晶の(100)面ピークを用いた。厚さ
方向(z軸)まわりの配向分布を求める場合には(10
5)面ピークを用いた。測定条件は、次の通りである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】結晶化度fc 四塩化炭素−nヘキサン系密度勾配管を用いて測定し
た。結晶化度は下記式Vより算出した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 正幸 滋賀県大津市堅田二丁目1番1号 東洋紡 績株式会社総合研究所内 (72)発明者 水上 透 滋賀県大津市堅田二丁目1番1号 東洋紡 績株式会社総合研究所内 (72)発明者 小田 尚伸 滋賀県大津市堅田二丁目1番1号 東洋紡 績株式会社総合研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室温における長手方向のF5値が12〜2
    5kg/mm2の範囲であり、150℃における長手方
    向の熱収縮率が6%以下であり、下記式Iで表される非
    晶部分が寄与する複屈折dnaが0.06〜0.13の
    範囲であり、かつ密度が1.383〜1.394g/c
    3の範囲である、二軸配向ポリエチレンテレフタレー
    トフィルム: 【数1】 (式中、nax、nayおよびnazは、それぞれフィルムの
    長手方向、幅方向および厚さ方向の非晶部分が寄与する
    屈折率を示す)。
JP12511992A 1992-05-18 1992-05-18 二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルム Pending JPH06262677A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08132523A (ja) * 1994-11-09 1996-05-28 Toray Ind Inc 低熱収縮性ポリエステルフィルム
JPH08164558A (ja) * 1994-12-15 1996-06-25 Toray Ind Inc ポリエステルフィルム
JP2007069523A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Toyobo Co Ltd ヒネリ包装用二軸延伸ポリエステルフィルム
JP2007069521A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Toyobo Co Ltd ヒネリ包装用二軸延伸ポリエステルフィルムの製造方法
JP2007196508A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Toyobo Co Ltd ヒネリ包装用二軸延伸ポリエステルフィルムの製造方法
JP2007268859A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Japan Steel Works Ltd:The シート材の押出成形装置、シート材の押出成形方法、およびシート材
JP2013103361A (ja) * 2011-11-11 2013-05-30 Toray Ind Inc 二軸配向ポリエステルフィルムおよび磁気記録媒体

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Effective date: 20020723