JPH0626266Y2 - 遺体収納袋 - Google Patents

遺体収納袋

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Publication number
JPH0626266Y2
JPH0626266Y2 JP1989069937U JP6993789U JPH0626266Y2 JP H0626266 Y2 JPH0626266 Y2 JP H0626266Y2 JP 1989069937 U JP1989069937 U JP 1989069937U JP 6993789 U JP6993789 U JP 6993789U JP H0626266 Y2 JPH0626266 Y2 JP H0626266Y2
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JP
Japan
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bag
storage bag
transparent window
bag body
preservative
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989069937U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH039730U (ja
Inventor
秀年 高橋
Original Assignee
株式会社ユニチカリサーチラボ
株式会社ユーテス
社会福祉法人東京コロニー
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は地震,火災その他の事故などによる死亡者の遺
体を収納する際に用いる遺体収納袋に関するものであ
る。
従来の技術 従来、遺体は主として木製の柩に収納されているが、地
震,火災,交通事故その他の原因で死亡者が多数の場合
や、山岳,海上などで通常の木製の柩では運搬,輸送が
困難な場合などに、毛布や担架などが使用されている。
考案が解決しようとする課題 遺体収納袋としては、上記のような状況から次のような
要件が備わっていることが必要である。
1.山岳,海上など運搬の条件が悪い場合でも、容易に
運搬できること。
2.地震,火事その他の事故などで遺体が多数で、かな
り長時間にわたって放置せざるを得ない場合でも、腐敗
を可能な限り遅延することができること。
3.遺体の身元確認の際、開袋することなく顔部などの
確認ができること。
しかしながら、遺体収納袋として上記のような要件を満
足するものは未だ知られていない。
本考案は、上記のような要件を満足して運搬が容易で、
腐敗防止機能を有し、遺体確認作業が簡単な遺体収納袋
を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために本考案の遺体収納袋は、開
閉自在の袋本体の上面に、一端部付近に透明窓部および
この透明窓部を覆うカバー、中央部付近にゴム層部をそ
れぞれ配設し、かつ前記袋本体の外側部に把手部材を配
設するとともに、内部に防腐剤収納用の内部ポケットを
配設したことを特徴とするものである。
作用 上記の構成において、開閉自在であることにより遺体を
容易に収納でき、外側部の把手部材により運搬作業が簡
便で、開袋することなくカバーを開いて透明窓部を通し
て遺体の身元確認を行なうことができ、かつゴム層部を
通して気密性を損なうことなく遺体に防腐剤を注射で
き、しかも内部ポケット内に防腐剤を収納するので比較
的長期間にわたって、遺体の腐敗を防ぎ、悪臭の発生を
防止して保管することができる。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例の遺体収納袋を示す平面図、
第2図は同遺体収納袋の長辺側側面図、第3図は同遺体
収納袋の短辺側側面図、第4図は同遺体収納袋の概略斜
視図である。第1図〜第4図において、袋本体1は長方
形状で、長手方向の一端部側の幅が漸減して台形状とな
っており、外側面部に設けたファスナ2により上面側が
開閉自在であり、上面1aの台形状に幅が漸減した端部
の反対側の端部付近に透明材料から透明窓部3を配設
し、この透明窓部3の上にはカバー4を、一辺を上面1
aに固着し対向する一辺の裏面と上面1aとの間に面フ
ァスナ5を取付けて、開閉自在に配設しており、また上
面1aの中央部付近にゴム層部6を配設している。また
袋本体1の外側部に把手部材7を、複数箇所に設けたル
ープ片7aと各ループ片7aに連続して挿通したロープ
7bとで形成している。さらに袋本体1の内部に防腐剤
収納用の内部ポケット8を設け、かつ上面1aに遺品な
どを収納できる上面ポケット9を配設するとともに、こ
の上面ポケット9の表面にメモ入れ10を取付けている。
袋本体1は大きさ180cm×80cmの防水加工を施したポリ
エステル布製であり、上記のようにファスナ2で密閉で
き、これを開閉して遺体を収納し、あるいは取出すこと
ができる。透明窓部3は大きさ50cm×50cmで透明ポリ塩
化ビニルフィルム製であり、袋本体1の内部に収納した
遺体の顔面部分とほぼ対応する位置に配設しており、袋
本体1を開くことなくカバー4を開いて透明窓部3を通
して遺体の身元確認を行なうことができる。袋本体1の
上面1aの中央部付近に設けたゴム層部6は、長径10c
m,短径5cmの楕円形状で、このゴム層部6に注射器の
針を通して、袋本体1の気密性を損なうことなく遺体の
腐敗しやすい腹部に防腐剤を注射することができる。ま
た袋本体1の内部に配設した内部ポケット8は大きさ20
cm×15cmで、防腐剤を収納して遺体の腐敗を防ぎ悪臭の
発生を防止することができる。また上面ポケット9は大
きさ20cm×20cm×10cmでファスナ(図示せず)で開閉
し、遺品を収納することができ、袋本体1を開くことな
く遺品を確認でき、透明窓部3を設けたことと相俟って
遺体確認を開袋することなく容易に行なうことができ
る。
以上のように上記実施例の遺体収納袋は、袋本体1がポ
リエステル布製であることもあって不使用時は小さく折
畳むとができて保管しやすく、突発的な災害などに備え
て備蓄が極めて容易であり、また上面1aに設けた透明
窓部3およびゴム層部6により、開袋することなく遺体
の身元確認や防腐剤の注射などを行なうことができて、
開袋による雑菌や悪臭の影響を無くし、内部ポケット8
内の防腐剤の効果とも相俟って長期間にわたって遺体を
保管することができ、しかも袋本体1の外側部に把手部
材7を設けているので、この把手部材7を持って容易に
運搬することができる。
なお上記実施例では、把手部材7をループ片7aにロー
プ7bを挿通して形成したが、ロープ7bに代えて棒片
などを挿通してもよく、また第5図に示すように複数箇
所に環状帯7cを配設して形成してもよく、この環状帯
7cを持って運搬することができる。
考案の効果 以上のように本考案の遺体収納袋は、災害,事故などに
備えて備蓄が容易であり、遺体の収納作業を簡便に行な
うことができる。また、袋本体を開くことなくカバーを
開いて透明窓部を通して身元確認を行うことができ、し
かも、カバー開いて透明窓部を通して身元確認を行うこ
とができるので、身元確認を行なうときのみカバーを開
けばよく、遺体の頭部(顔部)が常時視界に曝されるこ
とがなく、遺体の尊厳を損なうことがない。また、本考
案にあっては、ゴム層部を有するので、このゴム層部に
注射器の針を通して、袋本体の気密性を損なうことなく
遺体の腐敗しやすい腹部に防腐剤を注射することができ
る。さらに袋本体の内部ポケットに防腐剤を収納するの
で、雑菌や悪臭の影響を防止し、腐敗の進行を抑えて長
期間にわたって保管が可能で、しかも袋本体の外側部の
把手部材を利用して運搬も容易に行なうことができるな
どの格別の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の遺体収納袋を示す平面図、
第2図は同遺体収納袋の長辺側側面図、第3図は同遺体
収納袋の短辺側側面図、第4図は同遺体収納袋の概略斜
視図、第5図は本考案の他の実施例における遺体収納袋
の要部の側面図である。 1……袋本体、1a……上面、3……透明窓部、6……
ゴム層部、7……把手部材、7a……ループ片、7b…
…ロープ、7c……環状帯、8……内部ポケット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実公 昭61−28610(JP,Y2) 実公 昭61−28609(JP,Y2) 実公 昭50−11510(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉自在の袋本体の上面に、一端部付近に
    透明窓部およびこの透明窓部を覆うカバー、中央部付近
    にゴム層部をそれぞれ配設し、かつ前記袋本体の外側部
    に把手部材を配設するとともに、内部に防腐剤収納用の
    内部ポケットを配設したことを特徴とする遺体収納袋。
JP1989069937U 1989-06-15 1989-06-15 遺体収納袋 Expired - Lifetime JPH0626266Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989069937U JPH0626266Y2 (ja) 1989-06-15 1989-06-15 遺体収納袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989069937U JPH0626266Y2 (ja) 1989-06-15 1989-06-15 遺体収納袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH039730U JPH039730U (ja) 1991-01-30
JPH0626266Y2 true JPH0626266Y2 (ja) 1994-07-20

Family

ID=31605674

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989069937U Expired - Lifetime JPH0626266Y2 (ja) 1989-06-15 1989-06-15 遺体収納袋

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006167418A (ja) * 2004-12-16 2006-06-29 Seiji Mori 棺パック

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5436646Y2 (ja) * 1973-05-28 1979-11-06
JPS6128609U (ja) * 1984-07-25 1986-02-20 房兌 兵野 石材等建材の面取兼用切断加工機
JPS6128610U (ja) * 1984-07-25 1986-02-20 房兌 兵野 石材等建材の角度切り切断機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006167418A (ja) * 2004-12-16 2006-06-29 Seiji Mori 棺パック

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JPH039730U (ja) 1991-01-30

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