JPH06262159A - 廃棄物処理装置 - Google Patents

廃棄物処理装置

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JPH06262159A
JPH06262159A JP5052726A JP5272693A JPH06262159A JP H06262159 A JPH06262159 A JP H06262159A JP 5052726 A JP5052726 A JP 5052726A JP 5272693 A JP5272693 A JP 5272693A JP H06262159 A JPH06262159 A JP H06262159A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原料投入口から投入したばかりの粒の大きい
生ごみ(廃棄物)を、先に投入された原料中に円滑に撹
拌させ、これによって該原料の撹拌発酵を効率良く行わ
せることが可能な廃棄物処理装置の提供を目的とする。 【構成】 容器10内の大部分の原料を原料受板14に
より支持するとともに、この原料受板14の下方に空間
部を形成し、この空間部内に、原料投入口24、原料落
下口18を通じて、外部から投入された原料を優先的に
受け入れ、更に、この原料を、スクリューコンベア25
により、先に投入されている菌が混入された原料と円滑
に混合撹拌させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生ごみ等の廃棄物を家
庭等で容易に分解するための廃棄物処理装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の廃棄物処理装置として、本出願
人は特願昭4ー98213号に示す「生ごみ処理装置」
を既に提供している。この生ごみ処理装置は、図5で示
すように原料(廃棄物)である生ごみが投入される容器
1と、該容器1内に設けられた撹拌搬送機2と、該容器
1に設けられた原料投入口3とを有し、前記撹拌搬送機
2を、容器1の中心に上下方向に設けられた中心軸4
と、中心軸4を中心として回転自在であり、前方側(矢
印(イ)側)に位置する生ごみを掻き上げて後方側(矢
印(ロ)側)に落下させる撹拌手段5と、該撹拌手段5
の後方側に設けられて、撹拌手段5に掻き上げられた生
ごみに押圧され、該生ごみに押圧されることにより、前
記撹拌手段5を前方に走行させる受圧板6と、撹拌手段
5を駆動する駆動手段7とから構成されたものである。
また、上記生ごみ処理装置の側部には原料投入口3が設
けられており、この原料投入口3を通じて容器1内に生
ごみが投入できるようになっている。
【0003】そして、上記のように構成された生ごみ処
理装置では、撹拌搬送機2の撹拌手段5により、矢印
(ハ)で示すように、前方側(矢印(イ)側)の生ごみ
を掻き上げて受圧板6の後方側(矢印(ロ)側)に落下
させ、これにより受圧板6が、掻き上げられた後方側に
堆積した生ごみに押圧され、撹拌搬送機2が前方(受圧
板6が位置する側とは反対の側)に向けて一方向に走行
されるようになっている。そして、このように撹拌搬送
機2を走行させつつ、該撹拌搬送機2により生ごみを混
合撹拌することで、該生ごみが、予め投入しておいた菌
により発酵され、分解されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に構成された生ごみ処理装置では、撹拌搬送機2の撹拌
手段5により、前方の生ごみを掻き上げて後方の受圧板
6の後方側に落下させるようにしているので、原料投入
口3から投入したばかりの生ごみも掻き上げられて、受
圧板6の後方上に堆積される。すなわち、上記生ごみ処
理装置では、原料投入口3から投入したばかりの粒の大
きい生ごみも全て掻き上げられるようになっているの
で、粒の大きい生ごみが、先に投入され堆積されている
生ごみの中になかなか混合されず、内部への混合に時間
が多くかかり、その結果、発酵が円滑に進まないという
問題があり、この点において改良の余地が残されてい
た。
【0005】この発明は、上記の事情に鑑みてなされた
ものであって、原料投入口から投入したばかりの粒の大
きい生ごみ(廃棄物)を、先に投入された原料中に円滑
に撹拌させ、これによって該原料の撹拌発酵を効率良く
行わせることが可能な廃棄物処理装置の提供を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明では、生ごみ等の原料が貯留される円筒
状の容器と、容器内に上下に向けて回転自在に設けられ
た第1の原料搬送筒と、この第1の原料搬送筒の下端部
に水平となるように設けられた原料受板と、この原料受
板の下部に上下方向に、かつ前記第1の原料搬送筒と同
軸状に設けられるとともに、該第1の原料搬送筒と連通
するように設けられた第2の原料搬送筒と、前記第1の
原料搬送筒の下端部に設けられた原料取込口と、前記原
料受板の下方に対して外部から原料を供給するための原
料投入口と、これら第1,第2の原料搬送筒内に同軸状
に回転自在に設けられ、前記原料取込口を通じて取り込
まれた原料受板上の原料、前記原料投入口を通じて投入
された原料受板下の原料を、これら第1,第2の原料搬
送筒を通じて容器の上部位置に搬送するスクリューコン
ベアとを具備するようにしている。
【0007】第2の発明では、前記第2の原料搬送筒を
第1の原料搬送筒より小径に設け、また、前記スクリュ
ーコンベアを、第1,第2の原料搬送筒の内径に合わせ
て2段階の径を有するように設けるようにしている。
【0008】第3の発明では、前記容器の上部位置に、
前記スクリューコンベアにより搬送されて、容器内に貯
留した原料の上面を均一化させるためのレベルゲージを
設けるようにした。
【0009】第4の発明では、前記第1の原料搬送筒の
外周面に、前記容器内に貯留した原料にブリッジが形成
されることを防止する突起を設けるようにした。
【0010】第5の発明では、前記容器の下部位置に、
前記原料投入口を通じて投入された原料をスクリューコ
ンベアの原料搬送位置に集め、かつ粒子の大きい原料を
切断する求心羽根を回転自在に設けるようにした。
【0011】
【作用】第1の発明によれば、第1,第2の原料搬送筒
と、スクリューコンベアとが駆動された場合に、まず、
原料投入口から原料受板下に供給された原料は第2の原
料搬送筒、第1の原料搬送筒に沿って上昇搬送され、一
方、容器内の原料受板上に貯留されている原料は、原料
取込口を通じて第1の原料搬送筒内に取り込まれ、更に
該スクリューコンベアにより第1の原料搬送筒を通じて
上方搬送される。すなわち、第1の原料搬送筒内では、
既に容器内に貯留されていた原料(原料を分解するため
の菌が含有されている)と、新たに投入された原料とが
混合された状態で上昇搬送され、更に、この原料は、第
1の原料搬送筒の上端開口部から容器内に排出される。
そして、容器上部に排出された原料は、その下部側から
原料取込口を通じて第1の原料搬送筒内に取り込まれる
ことから順次降下してゆき、かつ、この過程で生ごみ等
の原料が菌により発酵される。
【0012】そして、このような原料投入口、原料取込
口からの原料の取り込み、第1の原料搬送筒内における
原料の上昇搬送、第1の原料搬送筒からの原料の排出、
容器内における原料の下降が繰り返し行われることによ
り、生ごみ等の原料が完全発酵されるようになってい
る。すなわち、この第1の発明によれば、原料投入口か
ら投入された原料を、第1,第2の原料搬送筒を通じて
容器の上部に放出した後、該容器内の原料を、下部側か
ら原料取込口を通じて第1の原料搬送筒内に取り込ませ
ることにより順次下降させることができるので、全原料
が容器内で循環しつつ撹拌され、これによって従来のよ
うに、新しく投入された原料が先に投入された原料と混
ざり難いといった不具合も解消され、原料の効率良い発
酵処理を行うことができる。
【0013】第2の発明によれば、第2の原料搬送筒を
第1の原料搬送筒より小径に設け、また、スクリューコ
ンベアを、第1,第2の原料搬送筒の内径に合わせて2
段階の径を有するように設けたので、原料投入口、第2
の原料搬送筒を経た後、第1の原料搬送筒に沿って搬送
される原料と、原料取込口を経た後、第1の原料搬送筒
に沿って搬送される原料とを、同じ第1の原料搬送筒内
において、平行した別ルートにより搬送することがで
き、これにより、原料受板下に投入された新たな原料
が、先に貯留されている原料により、原料搬送筒内の上
昇が妨げられることは無く、原料の円滑な上昇搬送が行
える。
【0014】第3の発明によれば、容器の上部位置に設
けられたレベルゲージにより、スクリューコンベアによ
り搬送されて容器内に貯留した原料の上面を均一化させ
ることができ、これにより容器内の貯留スペースに無駄
無く原料を貯留できる。
【0015】第4の発明によれば、第1の原料搬送筒の
外周面に突起を設けたので、第1の原料搬送筒とともに
突起が回転した場合に、該突起により、容器内に貯留し
た原料が撹拌されて、該原料の降下途中においてブリッ
ジが形成されることを防止できる。
【0016】第5の発明によれば、容器の下部位置に設
けた求心羽根により、原料投入口を通じて投入された原
料を容器の中央に集め、かつ粒子の大きい原料を切断す
ることができ、これにより該原料を、第2の原料搬送筒
内のスクリューコンベアにより効率良く上昇搬送でき
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4を参照
して詳細に説明する。まず、図1〜図3において、符号
10で示すものは生ごみ等の原料(廃棄物)が貯留され
る容器である。この容器10は全体として円筒状に形成
されたものであって、その中央部には中心線Zを中心と
して回転自在な回転体11が支持されている。
【0018】この回転体11は、ベアリング12(図3
参照)により容器10の底部に回転自在に支持されて、
底面が中心部に向けて傾斜するように設けられた求心容
器13と、この求心容器13の上部に水平に固定され
て、その上面に原料を受ける原料受板14と、この原料
受板14の上部に、容器10の中心線Zに軸線が一致す
るように上下方向に固定された第1の原料搬送筒15
と、原料受板14の下部に、第1の原料搬送筒15と同
軸状となる位置に固定されて、該第1の原料搬送筒15
より小径にかつ該第1の原料搬送筒15と連通されるよ
うに設けられた第2の原料搬送筒16とを備えたもので
あって、第1の原料搬送筒15の下端部円筒面には、周
方向に一定の間隔をおいて原料取込口17が設けられ、
また、原料受板14の外周縁近傍には、周方向に一定の
間隔をおいて原料落下口18が設けられている。
【0019】また、前記第1の原料搬送筒15の外周面
には、突起19(後述する)が上下方向に一定の間隔を
おいて複数設けられ、これら突起19が第1の原料搬送
筒15とともに回転した場合に、これら突起19が容器
10内の原料を撹拌し、これにより容器10内の原料に
ブリッジが形成されることを防止するようにしている。
なお、前記回転体11は、図3で示すように、求心容
器13の底面の回転軸20を、プーリ21、ベルト22
等を介して駆動モータ23で駆動することにより、Zを
中心に回転されるようになっている。
【0020】前記容器10には、原料(廃棄物)を外部
から容器10内に投入するための原料投入口24が設け
られている。この原料投入口24は、容器10の外周面
から更に外側に突出するように設けられたものであっ
て、この原料投入口24から投入された原料は、原料落
下口18を通じて求心容器13内に落下され、更にこの
求心容器13の傾斜した底面に沿って該求心容器13の
中央部に移動する。
【0021】一方、前記回転体11における第1の原料
搬送筒15、第2の原料搬送筒16内の内部にはスクリ
ューコンベア25が設けられている。このスクリューコ
ンベア25は、容器10の中心線Zに軸線が一致するよ
うに、ベアリング26,27(図3参照)により該容器
10に回転自在に支持され、かつ第2の原料搬送筒16
の内径に合わせた小径部25A、第1の原料搬送筒15
の内径に合わせた大径部25Bという二段階の径を有す
るものであって、前記原料投入口24を通じて投入され
た原料受板14下の原料、前記原料取込口17を通じて
取り込まれた原料受板14上の原料を、これら第1の原
料搬送筒15、第2の原料搬送筒16を通じて容器10
の上部位置に搬送させるものである。なお、このスクリ
ューコンベア25は、その回転軸28をプーリ29、ベ
ルト30等を介して駆動モータ31で駆動することによ
り、Zを中心に回転されるようになっている。また、こ
のスクリューコンベア25は、原料搬送筒15,16よ
り高速で回転駆動される。また、原料搬送筒15,16
は、スクリューコンベア25とは回転方向が逆向きとな
るように駆動される。
【0022】また、前記容器10内の上部位置にはレベ
ルゲージ32が水平に設けられている。このレベルゲー
ジ32は、起端部が容器10の内壁に固定され、かつ先
端部が容器10の中央部に至るように配置されるととも
に、全体が湾曲形状に設けられたものであって、このレ
ベルゲージ32によって、原料搬送筒15の上部から容
器10上部に排出された原料の上面が盛り上がらないよ
うに、該原料の上面を均一化させるようにしている。
【0023】次に、以上のように構成された廃棄物処理
装置の動作について図3を参照して説明する。 (1) まず、駆動モータ31によりスクリューコンベ
ア25を時計周りに高速で回転させ、駆動モータ23に
より求心容器13、原料受板14、原料搬送筒15,1
6を反時計周りに低速で回転させる。 (2) そして、これらスクリューコンベア25、原料
搬送筒15,16がそれぞれ駆動された状態で、まず、
原料投入口24内に、生ごみなどの廃棄物が原料として
投入された場合には、この原料は、原料落下口18を通
じて求心容器13内に落下し、更にこの求心容器13の
傾斜した底面に沿って該求心容器13の中央部に移動す
る。
【0024】(3) そして、求心容器13の中央部に
移動した原料は、スクリューコンベア25の小径部25
Aに掻き揚げられて、第2の原料搬送筒16、第1の原
料搬送筒15に沿って上昇搬送される。一方、容器10
内の原料受板14上に位置する貯留部10Aには、先に
投入された原料(いちばん最初の段階では、原料分解の
ための菌を含んだ木くず等を充填)が貯留されている
が、この原料は、上記スクリューコンベア25が駆動さ
れることに伴って、原料取込口17を通じて第1の原料
搬送筒15内に取り込まれ、更に該スクリューコンベア
25の大径部25Bにより第1の原料搬送筒15を通じ
て上方搬送される。
【0025】すなわち、第1の原料搬送筒15内では、
先に容器10内に貯留されていた原料(原料を分解する
ための菌が含有されている)と、新たに投入された原料
とが混合された状態で上昇搬送され、更に、この原料
は、第1の原料搬送筒15の上端開口部から容器10の
貯留部10Aに排出される。そして、貯留部10Aに排
出された原料は、その下部側から原料取込口17を通じ
て第1の原料搬送筒15内に取り込まれることから順次
降下してゆき、かつ、この過程で生ごみ等の原料が菌に
より発酵される。そして、このような原料の原料取込口
17からの取り込み、第1の原料搬送筒15内における
原料の上昇搬送、第1の原料搬送筒15からの原料の排
出、容器10内における原料の下降が繰り返し行われる
ことにより、生ごみ等の原料が完全発酵されるようにな
っている。
【0026】(4) また、第1の原料搬送筒15の上
端開口部から容器10の貯留部10Aに原料が排出され
た場合に、この原料は、図3に(イ)で示すように、レ
ベルゲージ32の外側湾曲部32aに沿って容器10の
円筒面近傍にまで移動され、これにより、スクリューコ
ンベア25により搬送されて容器10内に貯留した原料
の上面を均一化させることができる。 (5) また、駆動モータ23による原料搬送筒15の
回転に伴って突起19も回転することになるが、このよ
うに原料搬送筒15とともに突起19が回転した場合に
は、該突起19により貯留部10A内の原料が撹拌さ
れ、これによって該貯留部10Aにおける原料の降下の
際に、該原料にブリッジが形成されることが防止され
る。
【0027】そして、以上説明したような廃棄物処理装
置によれば、原料投入口24から投入された原料を、第
1の原料搬送筒15、第2の原料搬送筒16を通じて容
器10の貯留部10A上部に放出した後、該貯留部10
A内の原料を、下側から原料取込口17を通じて第1の
原料搬送筒15内に取り込ませることにより順次下降さ
せることができるので、全原料が容器10内で循環しつ
つ撹拌され、これによって従来のように、新しく投入さ
れた原料が先に投入された原料と混ざり難いといった不
具合も解消され、原料の効率良い発酵処理を行うことが
できる。
【0028】また、上記廃棄物処理装置によれば、容器
10内の大部分の原料が原料受板14により支持され、
この原料受板14の下方に空間部を形成したので、この
空間部内に、原料投入口24、原料落下口18を通じ
て、外部から投入された原料を優先的に受け入れること
ができ、更に、この原料を、スクリューコンベア25に
より、先に投入されている菌が混入された原料と円滑に
混合撹拌することができ、これにより効率の良い原料の
発酵処理を行うことが可能となる。また、上記廃棄物処
理装置では、原料搬送筒15,16とスクリューコンベ
ア25とを互いに逆方向に回転させるようにしたので、
原料搬送筒15,16とスクリューコンベア25との速
度差が大きく、これによって原料搬送筒15,16内面
に原料が付着することも無く、該原料搬送筒15,16
内において効率の良い原料の搬送を行うことができる。
【0029】また、上記廃棄物処理装置によれば、原料
搬送筒16を原料搬送筒15より小径に設け、また、ス
クリューコンベア25を、原料搬送筒15,16の内径
に合わせて2段階の径を有するように設けたので、原料
搬送筒16を経た後、原料搬送筒15に沿って搬送され
る原料と、原料取込口17から取り込まれた後、原料搬
送筒15に沿って搬送される原料とを、点線、実線でそ
れぞれ示すように、同じ原料搬送筒15内において、平
行した別ルートにより搬送することができ、これによ
り、原料受板14下に投入された新たな原料が、先に貯
留されている原料受板14上の原料により、原料搬送筒
15,16内の上昇が妨げられることは無く、原料の円
滑な上昇搬送が行える効果も得られる。
【0030】なお、上記実施例では、求心容器13の底
面を傾斜させることにより、原料受板14下に投入され
た原料を容器10の中央部に集めるようにしたが、これ
に限定されず、図4に示すように、スクリューコンベア
25の回転軸28に求心羽根33を固定し、スクリュー
コンベア25とともにこの求心羽根33を回転させるこ
とにより、原料受板14下に投入された原料を容器10
の中央部に集めても良い。また、この求心羽根33は、
投入された原料の粒が大きい場合、該原料を切断して細
かくする機能も有する。また、原料搬送筒15と16と
の径を違え、かつこれに合わせて、スクリューコンベア
25を小径部25Aと大径部25Bの二段階の径から構
成したが、これに限定されず、スクリューコンベア25
の回転速度調整等により、原料受板14下の原料と、原
料受板14上の原料とが原料搬送筒15,16内を円滑
に上昇搬送されるのであれば、これら原料搬送筒15と
16との径を違えず、かつスクリューコンベア25を同
一径により形成しても良い。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように第1の発
明によれば、原料投入口から投入された原料を、第1,
第2の原料搬送筒を通じて容器の上部に放出した後、該
容器内の原料を、下部側から原料取込口を通じて第1の
原料搬送筒内に取り込ませることにより順次下降させる
ことができるので、全原料が容器内で循環しつつ撹拌さ
れ、これによって従来のように、新しく投入された原料
が先に投入された原料と混ざり難いといった不具合も解
消され、原料の効率良い発酵処理を行うことができる。
また、第1の発明によれば、容器内の大部分の原料を原
料受板により支持するとともに、この原料受板の下方に
空間部を形成したので、この空間部内に、原料投入口を
通じて、外部から投入された原料を優先的に受け入れる
ことができ、更に、この原料を、スクリューコンベアに
より、先に投入されている菌が混入された原料と円滑に
混合撹拌することができ、これにより効率の良い原料の
発酵処理を行うことが可能となる。
【0032】第2の発明によれば、第2の原料搬送筒を
第1の原料搬送筒より小径に設け、また、スクリューコ
ンベアを、第1,第2の原料搬送筒の内径に合わせて2
段階の径を有するように設けたので、原料投入口、第2
の原料搬送筒を経た後、第1の原料搬送筒に沿って搬送
される原料と、原料取込口を経た後、第1の原料搬送筒
に沿って搬送される原料とを、同じ第1の原料搬送筒内
において、平行した別ルートにより搬送することがで
き、これにより、原料受板下に投入された新たな原料
が、先に貯留されている原料により、原料搬送筒内の上
昇が妨げられることは無く、原料の円滑な上昇搬送が行
える効果が得られる。
【0033】第3の発明によれば、容器の上部位置に設
けられたレベルゲージにより、スクリューコンベアによ
り搬送されて容器内に貯留した原料の上面を均一化させ
ることができ、これにより容器内の貯留スペースに無駄
無く原料を貯留できる効果が得られる。
【0034】第4の発明によれば、第1の原料搬送筒の
外周面に突起を設けたので、第1の原料搬送筒とともに
突起が回転した場合に、該突起により、容器内に貯留し
た原料が撹拌されて、該原料の降下途中においてブリッ
ジが形成されることを防止できる効果が得られる。
【0035】第5の発明によれば、容器の下部位置に設
けた求心羽根により、原料投入口を通じて投入された原
料を容器の中央に集め、かつ粒子の大きい原料を切断す
ることができ、これにより該原料を、第2の原料搬送筒
内のスクリューコンベアにより効率良く上昇搬送でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】廃棄物処理装置のスクリューコンベアを示す斜
視図。
【図2】廃棄物処理装置の原料搬送筒の上部を示す斜視
図。
【図3】廃棄物処理装置の原料搬送ルートを示す正断面
図。
【図4】容器の下部に求心羽根を設けた場合の平面図。
【図5】従来の廃棄物処理装置を示す斜視図。
【符号の説明】
10 容器 13 求心容器 14 原料受板 15 第1の原料搬送筒 16 第2の原料搬送筒 17 原料取込口 18 原料落下口 19 突起 24 原料投入口 25 スクリューコンベア 32 レベルゲージ 33 求心羽根

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ごみ等の原料が貯留される円筒状の容
    器と、 容器内に上下に向けて回転自在に設けられた第1の原料
    搬送筒と、 該第1の原料搬送筒の下端部に水平となるように設けら
    れた原料受板と、 この原料受板の下部に上下方向に、かつ前記第1の原料
    搬送筒と同軸状に設けられるとともに、該第1の原料搬
    送筒と連通するように設けられた第2の原料搬送筒と、 前記第1の原料搬送筒の下端部に設けられた原料取込口
    と、 前記原料受板の下方に対して外部から原料を供給するた
    めの原料投入口と、 これら第1,第2の原料搬送筒内に同軸状に回転自在に
    設けられ、前記原料取込口を通じて取り込まれた原料受
    板上の原料、前記原料投入口を通じて投入された原料受
    板下の原料を、これら第1,第2の原料搬送筒を通じて
    容器の上部位置に搬送するスクリューコンベアとから構
    成されていることを特徴とする廃棄物処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の原料搬送筒は第1の原料搬送
    筒より小径に設けられ、また、前記スクリューコンベア
    は第1,第2の原料搬送筒の内径に合わせて2段階の径
    を有するように設けられていることを特徴とする請求項
    1記載の廃棄物処理装置。
  3. 【請求項3】 前記容器の上部位置には、前記スクリュ
    ーコンベアにより搬送されて、容器内に貯留した原料の
    上面を均一化させるためのレベルゲージが設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の廃棄物処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の原料搬送筒の外周面には、前
    記容器内に貯留した原料にブリッジが形成されることを
    防止する突起が設けられていることを特徴とする請求項
    1記載の廃棄物処理装置。
  5. 【請求項5】 前記容器の下部位置には、前記原料投入
    口を通じて投入された原料をスクリューコンベアの原料
    搬送位置に集め、かつ粒子の大きい原料を切断する求心
    羽根が回転自在に設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の廃棄物処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09104501A (ja) * 1995-10-09 1997-04-22 Brother Seimitsu Kogyo Kk 生ゴミ処理装置
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JP2005270758A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd スラリー撹拌装置
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