JP2001310173A - 生ゴミ処理装置 - Google Patents

生ゴミ処理装置

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JP2001310173A
JP2001310173A JP2000133842A JP2000133842A JP2001310173A JP 2001310173 A JP2001310173 A JP 2001310173A JP 2000133842 A JP2000133842 A JP 2000133842A JP 2000133842 A JP2000133842 A JP 2000133842A JP 2001310173 A JP2001310173 A JP 2001310173A
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JP
Japan
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garbage
processing tank
housing
processing
sorting
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JP2000133842A
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English (en)
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Takayuki Manpuku
隆之 万福
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MANPUKU SHOJI KK
Original Assignee
MANPUKU SHOJI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スーパーマーケット等において大量に発生す
る生ゴミを、コンパクトな一台の装置により処理できる
ようにした生ゴミ処理装置を提供すること。 【解決手段】 生ゴミ処理装置は、生ゴミを分解処理す
る処理槽8の複数個を並列的に設け、生ゴミが各処理槽
8を循環するよう構成されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミを分解処理
する生ゴミ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の生ゴミ処理装置として、例え
ば、特開平7−206559号公報、特開平8−309
317号公報、特開平9−294968号公報、特開平
11−299480号公報等に記載のものが公知であ
る。前記従来のものは、生ゴミ(有機性廃棄物)を好気
性バクテリアによって分解処理するものであり、処理槽
内に攪拌手段を設けて成るものであった。そして、処理
槽内に生ゴミを投入し、バクテリアと共に前記攪拌手段
により生ゴミを攪拌して、分解処理するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のものは、装
置としては小型のため、家庭用において使用するには問
題はないが、スーパマーケット等において毎日多量に出
る生ゴミを処理するには、処理能力の点から適したもの
ではなかった。なお、前記特開平9−294968号公
報に記載のものは、循環式としてかなり大量の生ゴミを
処理できるように構成されているが、処理槽が一つのた
め、その処理能力に限界があり、更に大量の生ゴミを処
理するには、そのような装置を複数台設置しなければな
らず、各装置の運転管理が面倒になると言う問題があっ
た。
【0004】そこで、本発明は、スーパーマーケット等
において大量に発生する生ゴミを、コンパクトな一台の
装置により処理できるようにした生ゴミ処理装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、次の手段を講じた。即ち、本発明の特徴
とするところは、生ゴミを分解処理する処理槽の複数個
を並列的に設け、生ゴミが各処理槽を循環するよう構成
した点にある。前記処理槽には、該処理槽の一端から他
端に向けて生ゴミを搬送しつつ攪拌する攪拌コンベヤ手
段が設けられているのが好ましい。前記処理槽の端部に
は、当該処理槽から並設された他の処理槽へ生ゴミを移
送させる移送手段が設けられているのが好ましい。
【0006】前記処理槽は横置き型であり、上下方向及
び左右方向に並設されており、前記攪拌コンベヤ手段
は、スクリュコンベヤから構成され、前記移送手段は、
左右方向に隣接する処理槽へ生ゴミを移送させ横送り手
段と、下段の処理槽から上段の処理槽に生ゴミを移送さ
せる上送り手段と、上段の処理槽から下段の処理槽に生
ゴミを移送させる下送り手段からなるのが好ましい。前
記各処理槽は、密閉型ハウジング内に設けられており、
該ハウジング内の臭気を除去する臭気除去手段が設けら
れているのが好ましい。
【0007】前記臭気除去手段は、前記ハウジング内の
空気を外部に吸引する吸気管と、該吸気管からの空気を
加熱する加熱手段と、加熱された空気を前記ハウジング
内に戻す送風管とからなるのが好ましい。また、前記生
ゴミ処理装置には、生ゴミを投入する投入口が設けら
れ、該投入口に、生ゴミと包装材とを選別して生ゴミを
回収する回収部を有する生ゴミ選別装置の前記生ゴミ回
収部を接続するのが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。本発明の生ゴミ処理装置は、密閉型
のハウジング1を有する。このハウジング1は、左右側
壁2,3と、前後側壁4,5と、天板6と底板7とを有
し、箱形に形成されている。このハウジング1内に、生
ゴミを分解処理する処理槽8の複数個が、並列的に設け
られている。即ち、この実施の形態では、上下2段、左
右2列の計4個の処理槽8が、横置き型として設けられ
ているが、これらの数や配置は特に限定されるものでは
ない。
【0009】以下、便宜上、図2に示す配置において、
下段の2列のものを、A処理槽8a、B処理槽8bと呼
び、上段の2列のものを、C処理槽8c、D処理槽8d
と呼ぶ。A処理槽8aの上方にC処理槽8cが配置され
ている。A処理槽8aに対応したハウジング1の前側壁
4に、生ゴミ投入口9が開閉自在に設けられ、D処理槽
8dに対応したハウジング1の前側壁4に、有機肥料排
出口10が開閉自在に設けられている。図1の矢印で示
す如く、前記生ゴミ投入口9から投入された生ゴミは、
各処理槽8を、A→B→C→D→Aと循環し、最終的に
は、前記有機肥料排出口10から取り出される。
【0010】前記各処理槽8には、生ゴミを一端から他
端に向かって、攪拌しつつ搬送する攪拌コンベヤ手段1
1が設けられている。このコンベヤ手段11は、スクリ
ュコンベヤから構成されている。即ち、ハウジング1の
前後側壁4,5間にわたって、スクリュ軸12が回転自
在に軸支されている。この軸12に、径方向に突出する
同一長さの支柱13が、軸方向及び周方向に所定間隔を
置いて設けられている。この支柱13の頂部を連続して
結ぶように、螺旋羽根14が設けられている。この螺旋
羽根14は、帯鋼または丸棒、パイプ等から形成される
のが好ましい。
【0011】前記スクリュ軸12の一端は、ハウジング
1の後側壁5から外方に突出し、該突出端部にスプロケ
ット15が設けられている。そして、後側壁5には、架
台16が設けられ、該架台16に2台のモータ17が載
置されている。この内の一台のモータ17の出力軸スプ
ロケット18と、A、C処理槽8a、8cのスクリュ軸
12に設けられたスプロケット15間にチェーン19が
掛け渡されている。また、他の一台のモータ17の出力
軸スプロケット18と、B、D処理槽8b、8dのスク
リュ軸12に設けられたスプロケット15間にチェーン
19が掛け渡されている。そして、各スクリュ軸12の
回転方向は、図4に示すものとされている。前記各槽8
の螺旋羽根14のねじり方向は、図4に示す回転方向に
対して、図1に示す移動方向に生ゴミを移動させる方向
とされている。
【0012】前記各槽8の底部は、螺旋羽根14の回転
軌跡に沿った円弧状底板20で覆われている。そして、
左右の処理槽8間は、垂直隔壁21で仕切られている。
この垂直隔壁21の高さは、スクリュ軸12のセンタよ
り少し高い程度であり、垂直隔壁21の上部において、
左右の処理槽8は、連通している。 前記各処理槽8の
端部には、当該処理槽8から並設された他の処理槽8へ
生ゴミを移送させる移送手段が設けられている。前記移
送手段は、左右方向に隣接する処理槽8へ生ゴミを移送
させる横送り手段22と、下段の処理槽8から上段の処
理槽8に生ゴミを移送させる上送り手段23と、上段の
処理槽8から下段の処理槽8に生ゴミを移送させる下送
り手段24からなる。
【0013】A処理槽8aとB処理槽8b間の横送り手
段22は、A処理槽8aのスクリュ軸12の後端部に設
けられた掻き上げ板25から構成され、当該掻き上げ板
25によって掻き上げられた生ゴミは、垂直隔壁21の
上方の空間を通って、B処理槽8bへ移送される。B処
理槽8bからC処理槽8cへ生ゴミを移送する上送り手
段23は、B処理槽8bのスクリュ12軸の前端部に設
けられた掻き上げ板25と、ハウジング1の前側壁4に
設けられた筒状スクリュコンベヤ26とからなる。この
筒状スクリュコンベヤ26は、外筒27と、該外筒27
内に収納された搬送スクリュ28と、該搬送スクリュ2
8を回転駆動するモータ29とからなる。前記外筒27
の下部に入口30が設けられ、上部に出口31が設けら
れている。前記下部の入口30は、B処理槽8bに対応
するハウジング1の前側壁4に設けられた開口に対面
し、上部の出口31は、C処理槽8cに対応するハウジ
ング1の前側壁4に設けられた開口に対面している。B
処理槽8bの掻き上げ板25により掻き上げられた生ゴ
ミは、筒状スクリュコンベヤ26の入口30から外筒2
7内部に入り、搬送スクリュ28で上方に移送され、出
口31からC処理槽8cに排出される。
【0014】C処理槽8cとD処理槽8d間の横送り手
段22は、C処理槽8cのスクリュ軸12の後端部に設
けられた掻き上げ板25から構成され、当該掻き上げ板
25によって掻き上げられた生ゴミは、垂直隔壁21の
上方の空間を通って、D処理槽8dへ移送される。D処
理槽8dからA処理槽8aへ生ゴミを移送する下送り手
段24は、D処理槽8dのスクリュ軸12の前端部に設
けられた掻き上げ板25と、ハウジング1の前側壁4に
設けられた筒状ダクト32とからなる。この筒状ダクト
32の上部の入口33は、D処理槽8dに対応するハウ
ジング1の前側壁4に設けられ、下部の出口34は、A
処理槽8aに対応するハウジング1の前側壁4に設けら
れている。D処理槽8dの掻き上げ板25により掻き上
げられた生ゴミは、筒状ダクト32の入口33からダク
ト32の内部に入り、自重で落下して出口34からA処
理槽8aに排出される。
【0015】前記ハウジング1の後側壁5の外面側に
は、臭気除去装置35が設けられている。この臭気除去
手段35は、前記ハウジング1内の空気を外部に吸引す
る吸気管36と、該吸気管36からの空気を加熱する加
熱手段37と、加熱された空気を前記ハウジング1内に
戻す送風管38とからなる。送風管38は、A,B処理
槽8a、8b下部の円弧状底板20とハウジング1の底
板7との間の下部空間に連通するよう配管されている。
この下部空間の空気を、外部に排出するための排気用煙
突39が、ハウジング1の後側壁5に設けられている。
【0016】前記加熱手段37として、電熱ヒータを用
いるのが好ましいが、その他のガスや灯油などを用いた
ものであっても良い。前記構成の生ゴミ処理装置は、ス
ーパマーケットなどで発生する生ゴミ(その大半は売れ
残り商品など)を、好気性発酵菌の活動を利用し、それ
に水分調整材(オガクズや剪定枝クズなど)を加え、良
質の有機肥料の原料を作るものである。まず、2台のモ
ータ17を起動して、A〜D処理槽8a〜8dの各スク
リュウ軸12を回転させる。また上送り手段23のモー
タ29を起動して搬送スクリュ28を回転させる。
【0017】生ゴミ投入口9を開き、生ゴミと水分調整
材及び好気性発酵菌をA処理槽8aへ投入する。投入さ
れた生ゴミなどは、螺旋羽根14によって、攪拌されつ
つ後方(投入口9と反対側)へ搬送される。A処理槽8
aの後端部まで搬送された生ゴミなどは、ハウジング1
の後側壁5に阻害されてそれ以上移動できなくなるが、
スクリュ軸12の後端部に設けられた掻き上げ板25に
よって持ち上げられ、垂直隔壁21の上部を乗り越えて
隣のB処理槽8bに移送される。B処理槽8b内に移動
した生ゴミなどは、螺旋羽根14によって攪拌しつつ前
方に搬送される。そして、ハウジングの前側壁4に阻害
されてそれ以上移動できなくなるが、スクリュ軸12の
前端部に設けられた掻き上げ板25によって持ち上げら
れ、ハウジング1の前側壁4に設けられた開口から筒状
スクリュコンベヤ26の入口30に投入される。そし
て、筒状スクリュウコンベヤ26によってC処理槽8c
へ移動される。
【0018】C処理槽8cに移動した生ゴミなどは、螺
旋羽根14によって、攪拌されつつ後方へ搬送される。
C処理槽8cの後端部まで搬送された生ゴミなどは、ハ
ウジング1の後側壁5に阻害されてそれ以上移動できな
くなるが、スクリュ軸12の後端部に設けられた掻き上
げ板25によって持ち上げられ、垂直隔壁21の上部を
乗り越えて隣のD処理槽8dに移送される。D処理槽8
d内に移動した生ゴミなどは、螺旋羽根14によって攪
拌しつつ前方に搬送される。そして、ハウジング1の前
側壁4に阻害されてそれ以上移動できなくなるが、スク
リュ軸12の前端部に設けられた掻き上げ板25によっ
て持ち上げられ、ハウジング1の前側壁4に設けられた
開口から筒状ダクト32の入口33に投入される。そし
て、筒状ダクト32の出口34からA処理槽8aへ投入
される。
【0019】以下、同様にして生ゴミなどは各処理槽8
を循環する。そして、新たに投入された新規生ゴミなど
と混ざりながら攪拌、移動を繰り返す。好気性発酵菌の
活動により投入された生ゴミと水分調整材は分解され、
その体積、質量は大幅に減少するが、徐々に処理槽8内
の発酵分解物質は増えていくので、定期的に有機肥料排
出口10から取り出し、有機肥料の原料とする。前記発
酵分解の段階で発生する臭気は、加熱手段37を通すこ
とにより分解可能である。そして、この加熱手段37に
より加熱された空気により、A、B処理槽8a,8bの
底部を暖めることにより、好気性発酵菌の活動をより一
層促すことができる。
【0020】なお、前記生ゴミ処理装置は、次の図5〜
8に示す生ゴミ選別装置と接続し、当該選別装置により
選別された生ゴミを、生ゴミ投入口9から連続的に投入
するように構成するのが好ましい。図5〜8に示す生ゴ
ミ選別装置は、架台51と、該架台51に支持されたハ
ウジング52とを有する。このハウジング52は、基本
的には、左右側板、前後側板、底板及び天板で囲われた
処理空間を形成している。なお、この生ゴミ選別装置に
ついて言う「左右」方向とは、図5における左右方向を
いい、「前後」方向とは、図5の紙面に垂直な方向をい
い、「上下」とは、図5における上下方向をいう。
【0021】前記ハウジング52に、包装された生ゴミ
を投入する投入部53と、前記投入部53から投入され
た前記包装生ゴミを搬送する搬送部54と、該搬送部5
4から搬送されてきた包装生ゴミを破砕して、生ゴミと
包装材とを遠心分離する選別部55と、分離された生ゴ
ミを回収する生ゴミ回収部56と、分離された包装材を
回収する包装材回収部57とが形成されている。前記投
入部53は、前記ハウジング52の左端部に形成され、
上方開口の投入口58を有した投入室を有する。この投
入室は、下方膨出の円弧状底板59と、該底板59の前
後両端部より上方に傾斜状に延設された傾斜状側板60
とを有して、断面V字状に形成されている。
【0022】前記投入室の図5における左端部は、前記
ハウジング52の左側板を構成する垂直板61で囲われ
ている。投入室の右端部は開放されている。前記投入口
58の下方には、左下方に傾斜状の案内板62が設けら
れており、該案内板62は、投入口58から投入される
包装された生ゴミを、投入室の左端部に寄せる役目をし
ている。前記ハウジング52の左右側板間にわたって回
転軸63が、水平状に且つ回転自在に支持されている。
この回転軸63の右端部は、ハウジング52から外方に
突出し、該突出端部にプーリ64が設けられている。前
記ハウジング52の天板65には、モータ66が載置さ
れ、該モータ66の出力軸のプーリ67と、前記回転軸
63のプーリ64とがベルト63Aで連動連結されてい
る。
【0023】前記回転軸63の投入室内に位置する部分
には、螺旋羽根68が設けられている。前記投入室の円
弧状底板59は、この螺旋羽根68の外周に所定の隙間
を有して配置されている。前記螺旋羽根68が、前記搬
送部54を構成している。従って、前記螺旋羽根68の
ねじれ方向は、前記モータ66による回転軸の回転によ
り、投入口58から投入された生ゴミを、図5の右方向
に搬送する方向とされている。前記選別部55は、前記
投入室の右端部に連接するハウジング52に形成された
選別室を有する。この選別室は、下方膨出の半円弧状底
板69と、該底板69の前後両端部より上方に垂直状に
延設された側板70とを有して、断面U字状に形成され
ている。選別室の上方は、ハウジングの水平天板65に
より覆われている。
【0024】この選別室内を貫通する前記回転軸63に
は、複数枚の選別羽根71が、周方向所定間隔を置いて
配置されている。図9,10に示すように、前記選別羽
根71は、周方向4等分位置に放射状に設けられ、回転
軸63の軸方向に沿って連続し、且つ、軸線と平行した
板状羽根とされている。この選別羽根71の左端部は、
前記螺旋羽根68の右端部と同位置に位置し、該選別羽
根71の左端部は、折り曲げ成形されて、入口突起72
が形成されている。入口突起72は、三角形状を呈し、
90°以下の角度で立ち上げ(折り曲げ)られている。
【0025】この選別羽根71は、前記螺旋羽根68よ
りも径大に形成されている。選別羽根71と回転軸63
との取り付け基部には、補強材73が設けられて、選別
羽根71の変形を防止している。前記選別室の底板69
は、前記選別羽根71の回転軌跡と所定の隙間を有して
配置された孔あき板で構成されている。前記選別羽根7
1と底板69とのクリアランスは、15mm〜20mm
とされている。前記孔あき板は、厚さ3mm程度のパン
チングメタルからなり、孔74の直径は15mm程度と
され、隣接する孔74は三角形の各頂点に位置するよう
配置され、その孔74の前後左右ピッチは22×25m
m程度とされている。そして、孔74の周縁は1.5m
m程度の面取りが施されている。この面取りにより、包
装材の発泡スチールのトレイなどが孔74に引っ掛かっ
て微粉砕されるのが防止れる。
【0026】前記選別羽根71の上方には、前記回転軸
63に対して傾斜状に配置された固定羽根55が前記回
転軸63の軸方向に所定間隔を有して配置されている。
この固定羽根75は、前記ハウジング52の天板65に
固定され、長方形に形成されている。前記固定羽根75
の傾斜方向は、前記選別羽根71の回転によって回転さ
れる生ゴミが、図5の右方向へ螺旋状に進行する方向に
沿うように傾斜している。また、この固定羽根75は、
前記選別羽根71の回転により起生される径方向風力を
軸方向螺旋風力に変更する機能も有している。
【0027】前記生ゴミ回収部56は、前記孔あき板6
9の下方において該孔あき板69から排出される生ゴミ
を貯留する貯留室を有する。この貯留室は、下方膨出の
円弧状底板76と、該底板76の前後両端部より上方に
傾斜状に延設された傾斜状側板77とを有して、断面V
字状に形成され、前記孔あき板69の側方及び下方を覆
っている。前記選別室の前後側板70と、貯留室の傾斜
状側板77の上端との間に、掃除用開口部78が形成さ
れている。そして、この開口部78を開閉自在に閉塞す
る蓋79が設けられている。この蓋79を開いて、前記
孔あき板69の目詰まりを掃除することができる。
【0028】前記貯留室には、貯留室内の生ゴミを外部
に排出するための排出手段80が設けられている。この
排出手段80は、貯留室の底板76に沿って水平状に配
置されたスクリュウコンベヤ81を有し、このスクリュ
ウコンベヤ81と底板76との間には所定の隙間が形成
されている。貯留室の左端側壁には、前記スクリュウコ
ンベヤ81を駆動するためのモータ82が取り付けられ
ている。貯留室の右端部の前側板77及び底板76にか
けて、生ゴミ回収用開口部83が形成され、該開口部8
3に生ゴミ排出筒84が上方傾斜状に設けられている。
この生ゴミ排出筒84の下面に、水抜き孔85が多数形
成されている。
【0029】この生ゴミ排出筒84の出口が、前記生ゴ
ミ処理装置の生ゴミ投入口10に接続されている。前記
包装材回収部57は、前記搬送部54とは反対側の前記
選別室端部(右端部)の後側板70に設けられた開口部
86により構成され、該開口部86には、下方に開口す
るフード87が取り付けられている。前記構成の生ゴミ
選別装置は、スーパーマーケット等で発生する、包装さ
れた生ゴミ(その大半は売れ残り商品)を、包装材と生
ゴミとに選別するために使用される。なお、包装材とし
ては、ポリエチレンなどの合成樹脂フィルム、発泡スチ
ロールのトレイ、紙パックなどがあり、その中身の生ゴ
ミとしては、弁当、うどん、野菜等が例示される。
【0030】まず、回転軸駆動用のモータ66を起動
し、回転軸63を800〜1,000RPMで回転させ
る。包装されたままの生ゴミを、投入部53の投入口5
8から投入する。投入された包装生ゴミは、搬送部54
の螺旋羽根68によって、選別部55に搬送される。選
別部55に搬送された包装生ゴミは、選別羽根71の端
部の入口突起72により、包装が破砕され、内容物の生
ゴミと包装材とに分離される。
【0031】選別羽根71の回転により生じる風力及び
遠心力により、包装材及び生ゴミは、選別羽根71の外
側へ飛ばされようとするが、選別羽根上部に設けられた
傾斜固定羽根75により、包装材回収部57側(図1の
右方向)へ回転しながら移送される。移送された包装材
は、包装材回収部57の開口部86から外部に排出され
る。生ゴミは、包装材との比重差と破砕後の大きさの違
いから、回転しながら移送されて行く段階で、孔あき板
69の孔74から選別室の外部へと排出される。
【0032】前記孔あき板69から排出された生ゴミ
は、選別室下部に設けられた貯留室に受け止められ、
又、貯留室内に配置されたスクリューコンベヤ81によ
って、生ゴミ回収用開口部83から外部へ排出される。
生ゴミ回収用開口部83には生ゴミ排出筒84が接続さ
れているので、スクリュウコンベヤ81によって圧送さ
れてきた生ゴミは、排出筒84を通って生ゴミ処理装置
の生ゴミ投入口10に排出される。このとき、排出筒8
4の下部には水抜き孔85が設けられているので、生ゴ
ミは脱水されて、排出筒84端部から生ゴミ処理装置に
排出される。
【0033】なお、孔あき板69に目詰まりが生じた場
合は、清掃用開口部78の蓋79を開いて、該開口部7
8から高圧水などで、孔あき板69を清掃する。前記選
別された生ゴミは、生ゴミ処理装置により有機肥料作り
の原料に加工される。分離された包装材は、リサイクル
原料として利用される。前記実施の形態によれば、風力
や遠心力を利用して選別するので、従来の圧縮するもの
に比べて、選別効率が向上する。また、本実施の形態に
よれば、連続処理できるので、従来の圧縮するバッチ方
式に比べ、その処理を連続的に行える。
【0034】なお、前記選別装置は、前記実施の態様に
示したものに限定されるものではなく、選別羽根71や
固定羽根75の形状や枚数は、任意であり、要は、風力
や遠心力により、包装材と内容物(生ゴミ)を選別でき
るものであればよい。例えば、選別羽根71を回転軸6
3の軸線に対して傾斜状又は螺旋状に設けても良く、軸
方向に分割されたものであっても良い。また、選別羽根
71の回転数を可変として、処理する生ゴミの種類に応
じて、その回転数を変更できるようにすることができ
る。さらに、螺旋羽根68と選別羽根71とを共通の回
転軸63に設けずに、個別に設けてそれらの回転数を個
別に制御することもできる。
【0035】なお、本発明は、前記実施の形態に示すも
のに限定されるものではなく、例えば、処理槽8の配置
や個数は任意である。また、攪拌コンベヤ手段11とし
て、螺旋羽根14を用いたものに限らず、攪拌手段と搬
送手段とを個別に設けたものであっても良い。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、スーパーマーケット等
において大量に発生する生ゴミを、コンパクトな一台の
装置により処理できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態を示す生ゴミ処理
装置の斜視図である。
【図2】図2は、図1に示す生ゴミ処理装置の前面図で
ある。
【図3】図3は、図1に示す生ゴミ処理装置の正面断面
図である。
【図4】図4は、図1に示す生ゴミ処理装置の後面図で
ある。
【図5】図5は、生ゴミ選別装置の正面図である。
【図6】図6は、図5の左側面図である。
【図7】図7は、図5の右側面図である。
【図8】図8は、図5の平面図である。
【図9】図9は、螺旋羽根と選別羽根の正面図である。
【図10】図10は、図9の右側面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 8 処理槽 10 攪拌コンベヤ手段 22 横送り手段 23 上送り手段 24 下送り手段 35 臭気除去手段 36 吸気管 37 加熱手段 38 送風管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D004 AA03 AC05 CA04 CA07 CA15 CA19 CA22 CA48 CB04 CB05 CB13 CB28 CB32 CB44 CB45 CB50 CC08 4G037 AA01 CA01 CA11 DA30 EA03 4G078 AA30 AB20 BA01 BA07 CA02 CA05 CA12 DA09 DB10 DC10 EA10 EA20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ゴミを分解処理する処理槽の複数個を
    並列的に設け、生ゴミが各処理槽を循環するよう構成さ
    れてなる生ゴミ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記処理槽には、該処理槽の一端から他
    端に向けて生ゴミを搬送しつつ攪拌する攪拌コンベヤ手
    段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の生
    ゴミ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記処理槽の端部には、当該処理槽から
    並設された他の処理槽へ生ゴミを移送させる移送手段が
    設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の
    生ゴミ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記処理槽は横置き型であり、上下方向
    及び左右方向に並設されており、前記攪拌コンベヤ手段
    は、スクリュコンベヤから構成され、前記移送手段は、
    左右方向に隣接する処理槽へ生ゴミを移送させ横送り手
    段と、下段の処理槽から上段の処理槽に生ゴミを移送さ
    せる上送り手段と、上段の処理槽から下段の処理槽に生
    ゴミを移送させる下送り手段からなることを特徴とする
    請求項3記載の生ゴミ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記各処理槽は、密閉型ハウジング内に
    設けられており、該ハウジング内の臭気を除去する臭気
    除去手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜
    4の何れか一つに記載の生ゴミ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記臭気除去手段は、前記ハウジング内
    の空気を外部に吸引する吸気管と、該吸気管からの空気
    を加熱する加熱手段と、加熱された空気を前記ハウジン
    グ内に戻す送風管とからなることを特徴とする請求項5
    記載の生ゴミ処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の生ゴミ処理装置には、生
    ゴミを投入する投入口が設けられ、該投入口に、生ゴミ
    と包装材とを選別して生ゴミを回収する回収部を有する
    生ゴミ選別装置の前記生ゴミ回収部が接続されてなるこ
    とを特徴とする生ゴミ処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014500781A (ja) * 2010-09-30 2014-01-16 エクイポリマーズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 混合方法及び混合用デバイス
CN110092674A (zh) * 2019-04-19 2019-08-06 浙江旺能生态科技有限公司 一种双腔推流式易腐垃圾好氧发酵装置

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