JPH06261010A - フェージングシミュレーション方法およびフェージングシミュレータ - Google Patents

フェージングシミュレーション方法およびフェージングシミュレータ

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JPH06261010A
JPH06261010A JP5043760A JP4376093A JPH06261010A JP H06261010 A JPH06261010 A JP H06261010A JP 5043760 A JP5043760 A JP 5043760A JP 4376093 A JP4376093 A JP 4376093A JP H06261010 A JPH06261010 A JP H06261010A
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JP
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amplitude
circuit
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signal
digital
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JP5043760A
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Junichi Hasegawa
淳一 長谷川
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B17/00Monitoring; Testing
    • H04B17/0082Monitoring; Testing using service channels; using auxiliary channels
    • H04B17/0087Monitoring; Testing using service channels; using auxiliary channels using auxiliary channels or channel simulators
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B17/00Monitoring; Testing
    • H04B17/30Monitoring; Testing of propagation channels
    • H04B17/391Modelling the propagation channel
    • H04B17/3912Simulation models, e.g. distribution of spectral power density or received signal strength indicator [RSSI] for a given geographic region

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、フェージングシミュレーション方
法およびフェージングシミュレータに関し、ノッチ周波
数をスイープさせても減衰率が変化せず広帯域なフェー
ジング特性を安定に実現できるようにすることを目的と
する。 【構成】 送信機と受信機との間にフェージングシミュ
レータを介装し、送信機からの信号がフェージングシミ
ュレータの第1および第2パス擬似回路2,7へ入力さ
れ、第1パス擬似回路2では、その第1可変減衰器3の
減衰量を制御して、通過する信号振幅を制御し、更に第
1遅延回路4で通過する信号を遅延する一方、第2パス
擬似回路7では、その可変移相器8を制御して、通過す
る信号位相を制御し、更に振幅特性平準化用振幅補正値
を振幅制御制御信号に加えた信号により、第2可変減衰
器9での減衰量を制御して、第2パス擬似回路7を通過
する信号振幅を制御し、更に第2遅延回路10で通過す
る信号を遅延し、その後、合成器11で、第1,第2パ
ス擬似回路2,7からの信号を合成し、合成信号を、受
信機へ入力するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (目次) 産業上の利用分野(図14) 従来の技術(図15,図16) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1,図2) 作用(図1,図2) 実施例 ・第1実施例の説明(図3〜図5) ・第2実施例の説明(図6) ・第3実施例の説明(図7,図8) ・第4実施例の説明(図9) ・第5実施例の説明(図10) ・第6実施例の説明(図11) ・第7実施例の説明(図12) ・第8実施例の説明(図13) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、フェージングシミュレ
ーション方法およびフェージングシミュレータに関す
る。デジタル無線通信は、FM通信と比べて広帯域の周
波数を用いるため、ある周波数だけレベルが落ちてしま
うという選択性フェージングによる波形歪によって、エ
ラーが発生する場合がある。このため、フェージングに
対する無線機器の性能をあらかじめ試験して確かめてお
く必要があり、フェージングシミュレータが図14のよ
うにして用いられている。すなわち、この図14に示す
ように、送信機81と受信機83との間に、フェージン
グシミュレータ82を介装し、送信機81からの信号を
フェージングシミュレータ82へ入力して、このフェー
ジングシミュレータ82で、送信機81からの送信信号
に対して、フェージングが生じた場合と同様な波形歪を
施すことにより、擬似的にフェージングを発生させたあ
と、このフェージングシミュレータ82の出力を受信機
83で受けることによって、フェージングに対する無線
システムの性能試験を行なえるようになっているのであ
る。
【0003】
【従来の技術】図15は従来のフェージングシミュレー
タを示すブロック図であり、この図15において、91
は分配器で、この分配器91は、入力信号を分配するも
のである。そして、この分配器91から第1可変減衰器
92,遅延補償器93,遅延素子94を経て合成器98
へ至る回路により第1パス201が形成され、分配器9
1から無限移相器95,第2可変減衰器96,遅延素子
97を経て合成器98へ至る回路により、第2パス20
2が形成される。
【0004】ここで、第1可変減衰器92は、第1パス
201を通過する信号の振幅を減衰するものであり、遅
延補償器93,遅延素子94は、第1パス201を通過
する信号の遅延時間を設定するものである。無限移相器
95は、第2パス202を通過する信号の移相を変化さ
せることにより、フェージングのノッチ周波数を変化さ
せるものであり、第2可変減衰器96は、第2パス20
2を通過する信号の振幅を減衰するものであり、遅延素
子97は第2パス202を通過する信号の遅延時間を設
定するものである。
【0005】また、合成器98は、第1パス201およ
び第2パス202からの各信号を合成するものである。
なお、99は可変減衰器であり、この可変減衰器99
は、合成器98で合成された信号の振幅を減衰して、入
出力の利得を変化させるものである。さらに、100は
制御部であり、この制御部100は、以下に述べる位相
制御手段101,第1振幅制御手段102,第2振幅制
御手段103,レベル制御部104を備えて構成され
る。
【0006】ここで、位相制御手段101は無限移相器
95を制御して第2パス202を通過する信号位相を制
御するものである。第1振幅制御手段102は、第1可
変減衰器92の減衰量を制御して、第1パス201を通
過する信号振幅を制御するものであり、第2振幅制御手
段103は、第2可変減衰器96の減衰量を制御して、
第2パス202を通過する信号振幅を制御するものであ
る。
【0007】レベル制御手段104は、可変減衰器99
での信号振幅の減衰量を制御するものである。このよう
な構成により、入力信号は、分配器91で第1パス20
1と第2パス202へ分配され、第1パス201におい
ては、入力信号は第1振幅制御手段102に制御された
第1可変減衰器92で信号振幅を減衰され、次いで遅延
補償器93,遅延素子94で遅延させられるとともに、
第2パス202においては、入力信号は位相制御手段1
01に制御された無限移相器95で位相を変化させら
れ、第2振幅制御手段103に制御された第2可変減衰
器96で信号振幅を減衰された後、遅延素子97で遅延
させられる。合成器98は、第1パス201および第2
パス202からの各信号を合成し、可変減衰器99は、
レベル制御部104の制御を受けて、出力信号の振幅を
減衰し、入出力の利得を変化させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のフェージングシミュレータでは、広帯域化す
ると、移相器として無限移相器を用いているため、第2
パス202の周波数振幅特性は図16(b)に示すよう
になり、図16(a)に示した第1パス201の周波数
振幅特性のようなフラットな特性ではなくなってしま
い、これによりノッチ周波数をスイープさせたときの減
衰量が変化してしまうという問題がある。
【0009】具体的に説明すると、第1パス201と第
2パス202の遅延時間差をτ1 、振幅比をρ1 、位相
差をθ1 、第1パス201の振幅をAとした時の出力振
幅特性A(ω)は、次のようになる。 A(ω)=A(1+2ρcos(2πfτ1 +θ1 )+ρ1 2 1/2 ここで、fは周波数である。
【0010】さらに、A(ω)が最小になる(ノッチ減
衰量が最大になる)条件は、2πfτ1 +θ1 =πのと
きで、このとき、A(ω)=A((1−ρ)2 1/2
A(1−ρ)となり、減衰比はA(ω)/A=1−ρと
なる。また、これをdB(デシベル)に換算すると、2
0log(A(ω)/A)=20log(1−ρ)とな
る。
【0011】例えば、ρ=0.97(−0.26dB)
とすると、図16(c)のkで示すように、ノッチ点f
0 での減衰量は20log(1−0.97)=−30d
Bとなる。次に、θ1 を変化させ、ノッチ点をf=f0
−Δfにすると、このとき、第2パス202の振幅特性
は、図16(b)のように、f0 点より−1dBである
と、−0.26dB−1dB=−1.26dB、すなわ
ち、ρ=0.86と変わり、この時の減衰量は、図16
(c)のjで示すように、20log(1−0.86)
=−17dBになってしまうという課題がある。なお、
ノッチ点をf=f0+Δfにした場合も、同様の課題が
ある。
【0012】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、ノッチ周波数をスイープさせても減衰率が変
化せず広帯域なフェージング特性を安定に実現すること
の可能な、フェージングシミュレータを提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は第1の発明の原理
ブロック図で、この図1において、1は分配器であり、
この分配器1は、送信機からの入力信号を分配するもの
である。2は第1パス擬似回路であり、この第1パス擬
似回路2は、分配器1で分配された入力信号を受けるも
ので、第1可変減衰器3と、遅延補償器5と遅延素子6
とから成る第1遅延回路4とを有する。
【0014】7は第2パス擬似回路であり、この第2パ
ス擬似回路7は、分配器1で分配された入力信号を受け
るもので、可変移相器8と第2可変減衰器9と第2遅延
回路10とを有する。11は合成器であり、この合成器
11は、第1パス擬似回路2および第2パス擬似回路7
からの各信号を合成するものである。
【0015】12は第1振幅制御手段であり、この第1
振幅制御手段12は、第1可変減衰器3の減衰量を制御
することにより、第1パス擬似回路2を通過する信号振
幅を制御するものである。13は第2振幅制御手段であ
り、この第2振幅制御手段13は、第2可変減衰器9の
減衰量を制御することにより、第2パス擬似回路7を通
過する信号振幅を制御するものである。
【0016】14は位相制御手段であり、この位相制御
手段14は、可変移相器8を制御することにより、第2
パス擬似回路7を通過する信号位相を制御するものであ
る。15は周波数情報検出手段であり、この周波数情報
検出手段15は、位相制御手段14による可変移相器8
の制御情報からノッチ周波数情報を検出するものであ
る。
【0017】16は振幅補正値設定手段であり、この振
幅補正値設定手段16は、周波数情報検出手段15で検
出されたノッチ周波数情報に基づいて、第2パス擬似回
路7の振幅特性を平準化するための振幅補正値を設定す
るのである。17は加算手段であり、この加算手段17
は、振幅補正値設定手段16で設定された振幅補正値を
第2振幅制御手段13からの制御信号に加えるものであ
る。
【0018】18はレべル制御手段であり、このレべル
制御手段18は、可変減衰器20での信号振幅の減衰量
を制御するものである。なお、上述した第1振幅制御手
段12,第2振幅制御手段13,位相制御手段14,周
波数情報検出手段15,振幅補正値設定手段16,加算
手段17,レベル制御手段18によって、制御部19が
構成される。
【0019】また、可変減衰器20は、合成器11で合
成された信号の振幅を減衰するもので、その出力は受信
機へ送られる。なお、上記の第1振幅制御手段12およ
び第2振幅制御手段13がそれぞれ所定のアドレスに所
望のデジタル振幅制御データを記憶した記憶手段として
構成され、該位相制御手段14が所定のアドレスに所望
のデジタル位相制御データを記憶した記憶手段として構
成され、該振幅補正値設定手段16が所定のアドレスに
所望のデジタル振幅補正値データを記憶した記憶手段と
して構成され、且つ、上記の各記憶手段にアドレス情報
を指示する手段が該周波数情報検出手段15を構成して
も良い。
【0020】さらに、この場合、上記の第2振幅制御手
段13および振幅補正値設定手段16を構成する記憶手
段からのデジタル出力をアナログデータに変換するデジ
タル/アナログ変換手段が設けられ、該加算手段17
が、該デジタル/アナログ変換手段で変換されたアナロ
グデータを加算するアナログ式加算手段として構成され
ても良い。
【0021】もしくは、該加算手段が、上記の第2振幅
制御手段13および振幅補正値設定手段16を構成する
記憶手段からのデジタル出力を加算するデジタル式加算
手段として構成されるとともに、該デジタル式加算手段
からのデジタル出力をアナログデータに変換するデジタ
ル/アナログ変換手段が設けられても良い。また、該第
1遅延回路4および該第2遅延回路10がそれぞれ可変
遅延回路として構成されても良い。
【0022】さらに、この場合、遅延度の異なる複数の
遅延素子と、これらの遅延素子のいずれかを選択する選
択器とで、該可変遅延回路が構成されるとともに、異な
った遅延素子を選択することにより得られる異なった第
2パス擬似回路振幅特性をそれぞれ平準化するための振
幅補正値を設定する複数の振幅補正値設定部と、これら
の振幅補正値設定部のいずれかを選択する選択器とで、
該振幅補正値設定手段16が構成されても良い。
【0023】図2は第2の発明の原理ブロック図であ
り、この図2において、図1に示した第1の発明と重複
するものは、同様であるので、詳細な説明は省略する。
但し、この場合、制御部19は、振幅補正値設定手段1
6,加算手段17の代わりに、第1および第2振幅補正
値設定手段21,23,第1および第2加算手段22,
24を備えて構成される。
【0024】すなわち、第1振幅補正値設定手段21
は、周波数情報検出手段15で検出されたノッチ周波数
情報に基づいて、第1パス擬似回路2の振幅特性を平準
化するための振幅補正値を設定するものであり、第1加
算手段22は、第1振幅補正値設定手段21で設定され
た振幅補正値を第1振幅制御手段12からの制御信号に
加えるものである。
【0025】また、第2振幅補正値設定手段23は、周
波数情報検出手段15で検出されたノッチ周波数情報に
基づいて、第2パス擬似回路7の振幅特性を平準化する
ための振幅補正値を設定するものであり、第2加算手段
24は、第2振幅補正値設定手段23で設定された振幅
補正値を第2振幅制御手段13からの制御信号に加える
ものである。
【0026】なお、上記の第1振幅制御手段12および
第2振幅制御手段13がそれぞれ所定のアドレスに所望
のデジタル振幅制御データを記憶した記憶手段として構
成され、該位相制御手段14が所定のアドレスに所望の
デジタル位相制御データを記憶した記憶手段として構成
され、該第1振幅補正値設定手段21および該第2振幅
補正値設定手段23が所定のアドレスに所望のデジタル
振幅補正値データを記憶した記憶手段として構成され、
且つ、上記の各記憶手段にアドレス情報を指示する手段
が該周波数情報検出手段15を構成しても良い。
【0027】さらに、この場合、上記の第1振幅制御手
段12および第1振幅補正値設定手段21を構成する記
憶手段からのデジタル出力をアナログデータに変換する
第1デジタル/アナログ変換手段が設けられ、該第1加
算手段22が、該第1デジタル/アナログ変換手段で変
換されたアナログデータを加算するアナログ式加算手段
として構成されるとともに、上記の第2振幅制御手段1
3および第2振幅補正値設定手段23を構成する記憶手
段からのデジタル出力をアナログデータに変換する第2
デジタル/アナログ変換手段が設けられ、該第2加算手
段24が、該第2デジタル/アナログ変換手段で変換さ
れたアナログデータを加算するアナログ式加算手段とし
て構成されても良い。
【0028】もしくは、該第1加算手段22が、上記の
第1振幅制御手段12および第1振幅補正値設定手段2
1を構成する記憶手段からのデジタル出力を加算するデ
ジタル式加算手段として構成されるとともに、該デジタ
ル式加算手段からのデジタル出力をアナログデータに変
換する第3デジタル/アナログ変換手段が設けられると
ともに、該第2加算手段24が、上記の第2振幅制御手
段13および第2振幅補正値設定手段23を構成する記
憶手段からのデジタル出力を加算するデジタル式加算手
段として構成されるとともに、該デジタル式加算手段か
らのデジタル出力をアナログデータに変換する第4デジ
タル/アナログ変換手段が設けられても良い。
【0029】また、該第1遅延回路4および該第2遅延
回路10がそれぞれ可変遅延回路として構成されても良
い。さらに、この場合、遅延度の異なる複数の遅延素子
と、これらの遅延素子のいずれかを選択する選択器と
で、該可変遅延回路が構成され、且つ、異なった遅延素
子を選択することにより得られる異なった第1パス擬似
回路2振幅特性をそれぞれ平準化するための振幅補正値
を設定する複数の振幅補正値設定部と、これらの振幅補
正値設定部のいずれかを選択する選択器とで、該第1振
幅補正値設定手段21が構成されるとともに、異なった
遅延素子を選択することにより得られる異なった第2パ
ス擬似回路7振幅特性をそれぞれ平準化するための振幅
補正値を設定する複数の振幅補正値設定部と、これらの
振幅補正値設定部のいずれかを選択する選択器とで、該
第2振幅補正値設定手段23が構成されても良い。
【0030】
【作用】上述の第1の発明では、図1に示すように、分
配器1で分配された送信機からの入力信号を受けて、第
1パス擬似回路2においては、第1振幅制御手段12が
第1可変減衰器3の減衰量を制御することにより、通過
する信号振幅が制御され、次いで第1遅延回路4によ
り、通過する信号が遅延される。一方、第2パス擬似回
路7においては、位相制御手段14が可変移相器8を制
御することにより、通過する信号位相が制御され、次い
で第2可変減衰器9での減衰量を制御して第2パス擬似
回路7を通過する信号振幅を制御すべく第2振幅制御手
段13により送られる制御信号に、位相制御手段14に
よる可変移相器8の制御情報から周波数情報検出手段1
5で検出されたノッチ周波数情報に基づいて、第2パス
擬似回路7の振幅特性を平準化するために振幅補正値設
定手段16が設定した振幅補正値を加算手段17が加え
た信号により、通過する信号振幅が制御され、そして、
第2遅延回路10により、通過する信号が遅延される。
【0031】合成器11では、第1パス擬似回路2およ
び第2パス擬似回路7からの各信号が合成され、可変減
衰器20では、レベル制御手段18の制御に基づいて、
合成器11で合成された信号の振幅が減衰されてから、
受信機へ送られる。なお、上記の第1振幅制御手段12
および第2振幅制御手段13がそれぞれ所定のアドレス
に所望のデジタル振幅制御データを記憶した記憶手段と
して構成され、該位相制御手段14が所定のアドレスに
所望のデジタル位相制御データを記憶した記憶手段とし
て構成され、該振幅補正値設定手段16が所定のアドレ
スに所望のデジタル振幅補正値データを記憶した記憶手
段として構成され、且つ、上記の各記憶手段にアドレス
情報を指示する手段が該周波数情報検出手段15を構成
した場合には、周波数情報検出手段15の指示するアド
レス情報に基づいて第1振幅制御手段12および第2振
幅制御手段13はそれぞれ該アドレスに対応するデジタ
ル振幅制御データを出力し、位相制御手段14は該アド
レスに対応するデジタル位相制御データを出力し、振幅
補正値設定手段16は該アドレスに対応するデジタル振
幅補正値データを出力する。
【0032】さらにこの場合、上記の第2振幅制御手段
13および振幅補正値設定手段16を構成する記憶手段
からのデジタル出力をアナログデータに変換するデジタ
ル/アナログ変換手段が設けられ、該加算手段17が、
該デジタル/アナログ変換手段で変換されたアナログデ
ータを加算するアナログ式加算手段として構成された場
合には、第2振幅制御手段13および振幅補正値設定手
段16を構成する記憶手段からのデジタル出力は、該デ
ジタル/アナログ変換手段にてアナログデータに変換さ
れ、該デジタル/アナログ変換手段で変換されたアナロ
グデータは、加算手段17にて加算される。
【0033】また、該加算手段17が、上記の第2振幅
制御手段13および振幅補正値設定手段16を構成する
記憶手段からのデジタル出力を加算するデジタル式加算
手段として構成されるとともに、該デジタル式加算手段
からのデジタル出力をアナログデータに変換するデジタ
ル/アナログ変換手段が設けられた場合には、加算手段
17は、第2振幅制御手段13および振幅補正値設定手
段16からのデジタル出力を加算し、加算手段17から
のデジタル出力は、該デジタル/アナログ変換手段によ
りアナログデータに変換される。
【0034】さらに、該第1遅延回路4および該第2遅
延回路10がそれぞれ可変遅延回路として構成された場
合には、第1遅延回路4および第2遅延回路10は、そ
れぞれ遅延度を変化させることができ、更にこの場合、
遅延度の異なる複数の遅延素子と、これらの遅延素子の
いずれかを選択する選択器とで、該可変遅延回路が構成
されるとともに、異なった遅延素子を選択することによ
り得られる異なった第2パス擬似回路7振幅特性をそれ
ぞれ平準化するための振幅補正値を設定する複数の振幅
補正値設定部と、これらの振幅補正値設定部のいずれか
を選択する選択器とで、該振幅補正値設定手段16が構
成された場合には、選択器により、選択された遅延素子
に応じて該可変遅延回路の遅延度が決定し、異なった遅
延素子を選択することにより、得られる異なった第2パ
ス擬似回路7の振幅特性は、振幅補正値設定手段16に
おいて選択器により選択された振幅補正値設定部によっ
て設定される振幅補正値によりそれぞれ平準化される。
【0035】また、上述の第2発明では、図2に示すよ
うに、分配器1で分配された送信機からの入力信号を受
けて、第1パス擬似回路2においては、第1可変減衰器
3での減衰量を制御して第1パス擬似回路2を通過する
信号振幅を制御すベく第1振幅制御手段12により、送
られる制御信号に、位相制御手段14による可変移相器
8の制御情報から周波数情報検出手段で検出されたノッ
チ周波数情報に基づいて、第1パス擬似回路2の振幅特
性を平準化するために第1振幅補正値設定手段21が設
定した振幅補正値を第1加算手段22が加えた信号によ
り、通過する信号振幅が制御され、次いで第1遅延回路
4により、通過する信号が遅延される。
【0036】一方、第2パス擬似回路7においては、位
相制御手段14が可変移相器8を制御することにより、
通過する信号位相が制御され、次いで第2可変減衰器9
での減衰量を制御して第2パス擬似回路7を通過する信
号振幅を制御すべく、第2振幅制御手段13により送ら
れる制御信号に、位相制御手段14による可変移相器8
の制御情報から周波数情報検出手段で検出されたノッチ
周波数情報に基づいて、第2パス擬似回路の振幅特性を
平準化するために第2振幅補正値設定手段21が設定し
た振幅補正値を第2加算手段22が加えた信号により、
通過する信号振幅が制御され、そして第2遅延回路10
により、通過する信号が遅延される。
【0037】合成器11では、第1パス擬似回路2およ
び第2パス擬似回路7からの各信号が合成され、可変減
衰器20では、レベル制御手段18の制御に基づいて、
合成器11で合成された信号の振幅が減衰されてから、
受信機へ送られる。なお、上記の第1振幅制御手段12
および第2振幅制御手段13がそれぞれ所定のアドレス
に所望のデジタル振幅制御データを記憶した記憶手段と
して構成され、該位相制御手段14が所定のアドレスに
所望のデジタル位相制御データを記憶した記憶手段とし
て構成され、該第1振幅補正値設定手段21および該第
2振幅補正値設定手段23が所定のアドレスに所望のデ
ジタル振幅補正値データを記憶した記憶手段として構成
され、且つ、上記の各記憶手段にアドレス情報を指示す
る手段が該周波数情報検出手段15を構成した場合に
は、第1振幅制御手段12および第2振幅制御手段13
はそれぞれ該アドレスに対応するデジタル振幅制御デー
タを出力し、位相制御手段14は該アドレスに対応する
デジタル位相制御データを出力し、第1振幅補正値設定
手段21および第2振幅補正値設定手段23は該アドレ
スに対応するデジタル振幅補正値データを出力する。
【0038】さらにこの場合、上記の第1振幅制御手段
12および第1振幅補正値設定手段21を構成する記憶
手段からのデジタル出力をアナログデータに変換する第
1デジタル/アナログ変換手段が設けられ、該第1加算
手段22が、該第1デジタル/アナログ変換手段で変換
されたアナログデータを加算するアナログ式加算手段と
して構成されるとともに、上記の第2振幅制御手段13
および第2振幅補正値設定手段23を構成する記憶手段
からのデジタル出力をアナログデータに変換する第2デ
ジタル/アナログ変換手段が設けられ、該第2加算手段
24が、該第2デジタル/アナログ変換手段で変換され
たアナログデータを加算するアナログ式加算手段として
構成された場合には、第1加算手段22は、第1振幅制
御手段12および第1振幅補正値設定手段21からのデ
ジタル出力を加算し、第1加算手段22からのデジタル
出力は、該第1デジタル/アナログ変換手段によりアナ
ログデータに変換されるとともに、第2加算手段24
は、第2振幅制御手段13および第2振幅補正値設定手
段23からのデジタル出力を加算し、第2加算手段24
からのデジタル出力は、該第2デジタル/アナログ変換
手段によりアナログデータに変換される。
【0039】また、第1加算手段22が、第1振幅制御
手段12および第1振幅補正値設定手段21を構成する
記憶手段からのデジタル出力を加算するデジタル式加算
手段として構成されるとともに、このデジタル式加算手
段からのデジタル出力をアナログデータに変換する第3
デジタル/アナログ変換手段が設けられるとともに、第
2加算手段24が、第2振幅制御手段13および第2振
幅補正値設定手段23を構成する記憶手段からのデジタ
ル出力を加算するデジタル式加算手段として構成される
とともに、該デジタル式加算手段からのデジタル出力を
アナログデータに変換する第4デジタル/アナログ変換
手段が設けられた場合には、第1加算手段22は、第1
振幅制御手段12および第1振幅補正値設定手段21か
らのデジタル出力を加算し、第3デジタル/アナログ変
換手段が、この第1加算手段22からのデジタル出力を
アナログデータに変換するとともに、第2加算手段24
が、第2振幅制御手段13および第2振幅補正値設定手
段23からのデジタル出力を加算し、第4デジタル/ア
ナログ変換手段が、この第2加算手段24からのデジタ
ル出力をアナログデータに変換する。
【0040】また、該第1遅延回路4および該第2遅延
回路10がそれぞれ可変遅延回路として構成された場合
には、第1遅延回路4および第2遅延回路10はそれぞ
れ遅延度を変化させることができ、さらにこの場合、遅
延度の異なる複数の遅延素子と、これらの遅延素子のい
ずれかを選択する選択器とで、該可変遅延回路が構成さ
れ、且つ、異なった遅延素子を選択することにより得ら
れる異なった第1パス擬似回路2振幅特性をそれぞれ平
準化するための振幅補正値を設定する複数の振幅補正値
設定部と、これらの振幅補正値設定部のいずれかを選択
する選択器とで、該第1振幅補正値設定手段21が構成
されるとともに、異なった遅延素子を選択することによ
り得られる異なった第2パス擬似回路振幅特性をそれぞ
れ平準化するための振幅補正値を設定する複数の振幅補
正値設定部と、これらの振幅補正値設定部のいずれかを
選択する選択器とで、該第2振幅補正値設定手段23が
構成された場合には、選択器により選択された遅延素子
に応じて該可変遅延回路の遅延度が決定し、異なった遅
延素子を選択することにより得られる第1パス擬似回路
2の振幅特性は、第1振幅補正値設定手段21において
選択器により選択された振幅補正値設定部によって設定
される振幅補正値によりそれぞれ平準化されるとともに
異なった遅延素子を選択することにより得られる第2パ
ス擬似回路7の振幅特性は、第2振幅補正値設定手段2
3において選択器により選択された振幅補正値設定部に
よって設定される振幅補正値によりそれぞれ平準化され
る。
【0041】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 (a)第1実施例の説明 図3は本発明の第1実施例を示すブロック図で、この図
3において、31は分配器であり、この分配器31は、
送信機(図14参照)からの入力信号を分配するもので
ある。
【0042】そして、この分配器31から第1可変減衰
器32,遅延補償器33,第1遅延回路を構成する遅延
素子34を経て合成器38へ至る回路(第1パス擬似回
路)により第1パス201が形成されるとともに、分配
器31から無限移相器35,第2可変減衰器36,第2
遅延回路を構成する遅延素子37を経て合成器38へ至
る回路(第2パス擬似回路)により第2パス202が形
成される。
【0043】ここで、第1可変減衰器32は第1パス2
01を通過する信号の振幅を減衰するものであり、遅延
補償器33,遅延素子34は第1パス201を通過する
信号の遅延時間を設定するものである。無限移相器35
は、第2パス202を通過する信号の位相を変化させる
ことにより、フェージングのノッチ周波数を変化させる
ものであり、第2可変減衰器36は、第2パス202を
通過する信号の振幅を減衰するものであり、遅延素子3
7は、第2パス202を通過する信号の遅延時間を設定
するものである。
【0044】合成器38は、第1パス201および第2
パス202からの各信号を合成するものである。39は
可変減衰器であり、この可変減衰器39は、合成器38
で合成された信号の振幅を減衰して入出力の利得を変化
させるものである。40は制御部(CONT部)であ
り、この制御部40は、無限移相器35での位相変化量
や、第1可変減衰器32,第2可変減衰器36,可変減
衰器39それぞれの減衰量などを制御するために指令を
出すものである。
【0045】41〜46は記憶手段としてのROMであ
り、ROM41は余弦波データをROM42は正弦波デ
ータをそれぞれ格納しており、これらのROM41,4
2で、無限移相器35を制御することにより、第2パス
202を通過する信号位相を制御する位相制御手段を構
成する。また、ROM43はノッチ周波数に対応した振
幅補正値データを格納し、ROM44は第2可変減衰器
36での減衰量制御に関するデータを、ROM45は第
1可変減衰器32での減衰量制御に関するデータを、R
OM46は可変減衰器39での減衰量制御に関するデー
タをそれぞれ格納している。
【0046】従って、ROM43は、ノッチ周波数情報
に基づいて、第2パス202の振幅特性を平準化するた
めの振幅補正値を設定する振幅補正値設定手段を構成
し、ROM44は、第2可変減衰器36の減衰量を制御
することにより、第2パス202を通過する信号振幅を
制御する第2振幅制御手段を構成し、ROM45は、第
1可変減衰器32の減衰量を制御することにより、第1
パス202を通過する信号振幅を制御する第1振幅制御
手段を構成し、ROM46は、可変減衰器39での信号
振幅の減衰量を制御するレべル制御手段を構成する。
【0047】47〜51はD/Aコンバータ(デジタル
/アナログ変換手段)で、各D/Aコンバータ47〜5
1はそれぞれROM41〜46からのデジタル出力をア
ナログ信号に変換するものである。また、53はアナロ
グ式加算回路であり、この加算回路53は、オペアンプ
(演算増幅器)と抵抗器とから構成され、D/Aコンバ
ータ49からの振幅補正値データとD/Aコンバータ5
0からの振幅減衰量データとを加算するものである。
【0048】ところで、制御部40は、ROM41,4
2,43に共通のアドレス情報を指示すもので、このア
ドレス指示機能が、ノッチ周波数情報を検出する周波数
情報検出手段と同じ機能をもつことになる。すなわち、
無限移相器35での位相変化量によってノッチ周波数が
決定されるため、制御部40がROM41とROM42
に指定したアドレスをノッチ周波数情報として用いるこ
とができ、従って、ROM43は、ROM41とROM
42と同一のアドレスを用いて、ノッチ周波数に対応し
た振幅補正値データを出力できるのである。
【0049】上述の構成により、本フェージングシミュ
レータを使用して、フェージングに対する無線システム
の性能試験を行なうには、送信機と受信機との間に、本
フェージングシミュレータを介装すればよい(図14参
照)。これにより、送信機からの入力信号は、本フェー
ジングシミュレータの分配器31で第1パス201と第
2パス202へ分配され、第1パス201においては、
入力信号は第1可変減衰器32で信号振幅を減衰され、
次いで遅延補償器33,遅延素子34で遅延させられる
とともに、第2パス202においては、入力信号は無限
移相器35で位相を変化させられ、次いで第2可変減衰
器36で信号振幅を減衰され、遅延素子37で遅延させ
られる。第1パス201および第2パス202を通過し
た信号は合成器38で合成され、合成された信号は、可
変減衰器39で信号振幅を減衰されてから出力される。
【0050】第1可変減衰器32での減衰量の制御は、
制御部40がROM45に指定したアドレスに格納して
あるデジタルデータをD/Aコンバータ51がアナログ
データに変換したものを、第1可変減衰器32へ入力す
ることによって行なう。また、無限移相器35での位相
変化量の制御は、制御部40が指定するアドレスに格納
してあるデジタルデータをROM41とROM42とが
出力し、D/Aコンバータ47とD/Aコンバータ48
がそれぞれ対応するデジタルデータをアナログデータに
変換したものを、無限移相器35に入力することによっ
て行なうが、図4に無限移相器35の仕組みを説明する
図を示す。図4中の記号a,b,c,dは、図3中に記
したa,b,c,dと対応している。この図4におい
て、54は分配器(ハイブリッド回路)であり、この分
配器54は、一方には入力信号をそのまま出力するが、
もう一方には位相が90°変化した信号を出力するもの
である。
【0051】55,56はミキサーであり、ミキサー5
5は、入力信号と、ROM41から出力されたD/Aコ
ンバータ47を経てアナログデータとなった余弦波デー
タとを掛け合わせるものであり、ミキサー56は、位相
が90°変化した入力信号と、ROM42から出力され
たD/Aコンバータ48を経てアナログデータとなった
正弦波データとを掛け合わせるものである。
【0052】57は合成器(ハイブリッド回路)であ
り、この合成器57は、ミキサー55,ミキサー56の
出力を合成するものである。従って、分配器54はミキ
サー55には入力信号をそのまま出力し、ミキサー56
には位相が90°変化した入力信号を出力するが、ミキ
サー55では入力信号に余弦波データを、ミキサー56
には位相が90°変化した入力信号に正弦波データをそ
れぞれ掛け合わせて出力し、ミキサー55,56双方の
出力を合成器57が合成することによって、入力信号を
任意量位相変化した出力信号を得ることができる。
【0053】なお、無限移相器35での位相変化量によ
ってノッチ周波数が決定するため、制御部40がROM
41とROM42に指定したアドレスをノッチ周波数情
報として用いることができるので、ROM43は、RO
M41とROM42と同一のアドレスを用いて、ノッチ
周波数に対応した振幅補正値データを出力する。また、
第2可変減衰器36での減衰量の制御は、制御部40が
ROM44に指定したアドレスに格納してあるデジタル
データをD/Aコンバータ50がアナログデータに変換
した振幅減衰量データと、ROM41とROM42に制
御部40が指定したのと同一のアドレスにROM43に
おいて格納してあるデジタルデータをD/Aコンバータ
49がアナログデータに変換した振幅補正値データと
を、加算回路53にて加算し、加算された信号を第2可
変減衰器36に入力することによって行なう。
【0054】可変減衰器39での減衰量の制御は、制御
部40がROM46に指定したアドレスに格納してある
デジタルデータをD/Aコンバータ52がアナログデー
タに変換したものを、可変減衰器39へ入力することに
よって行なう。そして、可変減衰器39の出力は受信機
へ送られる。これにより、本フェージングシミュレータ
で擬似的にフェージングを発生させて、このフェージン
グシミュレータの出力が受信機へ入力されることによ
り、フェージングに対する無線システムの性能試験を行
なうことができるのである。
【0055】次に、本実施例によるノッチ特性を図5に
示す。この図5において、(a)は第1パス201の周
波数特性である。第2パス202では、無限移相器35
の特性によって、例えば、(b)のsに示すように、周
波数f0 ±Δfでは、f0 の場合より1dB振幅変動し
てしまうような周波数特性を持つが、(b)のtに示す
ような変動分を振幅補正値として加えるため、(b)の
uに示すようなフラットな周波数振幅特性を得る。この
ため、ノッチの周波数をf0 からf0 −Δfへ変化して
も、ノッチ周波数に応じた振幅変動分(1dB)を補正
する制御信号を第2可変減衰器36に加えることによ
り、ノッチ周波数がf0 −Δfの場合も(c)のnに示
すように、(c)のmに示すノッチ周波数がf0 の場合
と同様なノッチ特性が得られる。なお、ノッチの周波数
をf0 からf0 +Δfへ変化した場合も、同様なノッチ
特性n′が得られる。
【0056】このとき、ノッチ点の周波数で第1パス2
01と第2パス202の振幅比をf 0 における振幅比と
合う様に補正しているため、ノッチ点以外の周波数でノ
ッチ形状に若干の影響があるが、ノッチ点の減衰量が、
変動することに比べれば影響は少なく使用上問題ない。
また上記の説明では、無限移相器35の特性による振幅
変動分を完全に補正するとしたが、使用上問題なけれ
ば、振幅変動をある程度抑圧するだけでもよい。
【0057】(b)第2実施例の説明 図6は本発明の第2実施例を示すブロック図であり、こ
の図6において、第1実施例と重複しているものは、同
様であるので説明は省略する。この第2実施例は、第2
振幅制御手段としてのROM44の出力と、振幅補正値
設定手段としてのROM43の出力を、A/D変換する
前に、デジタル的に加算した例を示したもので、このた
めに、デジタル式加算器58とD/Aコンバータ59と
が設けられている。
【0058】ここで、加算器58はROM43とROM
44からのデジタル出力を加算するもので、D/Aコン
バータ58は、加算器58の出力をアナログ信号に変換
するものである。なお、その他の構成は前述の第1実施
例と同じである。従って、第2可変減衰器36での減衰
量の制御は、ROM43からのノッチ周波数に対応した
振幅補正値とROM44からの振幅減衰量データを、加
算器58がデジタルデータのまま加算したのち、D/A
コンバータ59がアナログデータに変換したものを、第
2可変減衰器36へ入力することによって行なう。
【0059】上記以外の動作は第1実施例と同様であ
り、以上から、第1実施例で説明したのと同様に、周波
数によらないノッチ特性を得ることが可能となる。 (c)第3実施例の説明 図7は本発明の第3実施例を示すブロック図であり、こ
の図7において、第1実施例と重複しているものは、同
様であるので説明は省略する。
【0060】この第3実施例は、第1遅延回路および第
2遅延回路器がそれぞれ可変遅延回路として構成された
もので、更に各可変遅延回路61;62は、遅延度の異
なる複数の遅延素子34−1〜34−N;37−1〜3
7−Nと、これらの遅延素子34−1〜34−N;37
−1〜37−Nのいずれかを選択する選択器61−1,
61−2;62−1,62−2とをそなえて構成されて
いる。
【0061】従って、可変遅延回路61は、制御部40
から送られるSWCONT指令により、遅延素子34−
1〜34−Nのいずれかを選択することができ、可変遅
延回路62は、制御部から送られるSWCONT指令に
より、遅延素子37−1〜37−Nのいずれかを選択す
ることができるようになっている。ここで、可変遅延回
路61,62は、同様の仕組みを持っているが、この実
施例では、一方の可変遅延回路61の仕組みを説明する
図を図8に示す。この図8において、63,66−1〜
66−N,69−1〜69−N,72は直流カット用の
コンデンサであり、68−1〜68−N,74−1〜7
4−Nはコンデンサ、64,67−1〜67−N,7
1,73−1〜73−Nはコイル、65−1〜65−
N,70−1〜70−Nはピンダイオード(PINダイ
オード)である。
【0062】このような構成により、制御部40からの
SWCONT指令のNビットパルス信号によって、ピン
ダイオード65−1〜65−Nとピンダイオード70−
1〜70−Nからそれぞれ1つずつピンダイオード65
−i,ピンダイオード70−i(1≦i≦N)にハイレ
ベル信号が印加されることにより、ピンダイオード65
−iとピンダイオード70−iはON状態となり、対応
する遅延素子34−iが選択される。
【0063】さらに、図7に示すように、異なった遅延
素子34−1〜34−N;37−1〜37−Nを選択す
ることにより得られる異なった第2パス202の振幅特
性をそれぞれ平準化するための振幅補正値を設定する複
数の振幅補正値設定部としてのROM43−1〜43−
Nと、ROM43−1〜43−Nの出力をアナログ変換
するD/Aコンバータ49−1〜49−Nと、D/Aコ
ンバータ49−1〜49−Nのいずれか即ちROM43
−1〜43−Nのいずれかを選択する選択器60とで、
第2振幅補正値設定手段が構成されている。
【0064】すなわち、ROM43−1〜43−Nは、
それぞれ遅延素子34−1〜34−Nと遅延素子37−
1〜37−Nとに対応した振幅補正値データを格納して
おりスイッチ60は、制御部40から送られるSWCO
NT指令(スイッチ制御信号)により、D/Aコンバー
タ49−1〜49−Nの出力のいずれかを有効とするも
のである。
【0065】上述の構成により、この第3実施例では、
第1パス201および第2パス202の遅延時間は、制
御部40からのSWCONT指令を受けて、可変遅延回
路61,62がそれぞれ遅延素子34−1〜34−Nと
遅延素子37−1〜37−Nの中からいずれか1つずつ
を選択することにより決定し、スイッチ60では選択さ
れた遅延素子34−i,37−iに対応するROM43
−iのD/A変換出力がSWCONT指令により選択さ
れ、ROM43−iから出力されるノッチ周波数に対応
した振幅補正値データが加算手段53でROM44のD
/A変換出力である振幅減衰量データと加算され、第2
可変減衰器36での減衰量制御に使用される。
【0066】上記以外の動作は、第1実施例と同様であ
り、以上から第1実施例で説明したような周波数によら
ないノッチ特性が得られるほか、遅延素子を変更して
も、ROMを交換することなく自動的に振幅補正が可能
となる。 (d)第4実施例の説明 図9は本発明の第4実施例を示すブロック図であり、こ
の図9において、第1〜3実施例と重複しているもの
は、同様であるので説明は省略する。
【0067】この第4実施例は、SWCONT指令に従
って、スイッチ60によって、可変遅延回路61,62
で選択された遅延素子34−i,37−iに対応するR
OM43−iの出力するノッチ周波数に対応した振幅補
正値デジタルデータを選択し、デジタル式加算器58
で、振幅補正値デジタルデータと、ROM44の出力す
る振幅減衰量デジタルデータとを加算したのち、この加
算データをD/Aコンバータ59でアナログデータに変
換したものを、第2可変減衰器36での減衰量制御に使
用したものである。
【0068】上記以外の動作は第3実施例と同様であ
り、以上から前述の第3実施例と同様な効果を得ること
ができる。すなわち、第1実施例で説明したような周波
数によらないノッチ特性が得られるほか、遅延素子を変
更しても、ROMを交換することなく自動的に振幅補正
が可能となる。 (e)第5実施例の説明 図10は本発明の第5実施例を示すブロック図であり、
この図10において、第1実施例と重複しているもの
は、同様であるので説明は省略する。
【0069】この第5実施例は、第2パス202の振幅
特性を平準化するための振幅補正に加えて、第1パス2
01の振幅特性を平準化するための振幅補正も行なって
おり、このため、第2振幅補正値設定手段を構成するR
OM43のほか、第1振幅補正値設定手段を構成するR
OM75を設けている。すなわち、ROM75は、ノッ
チ周波数に対応した第1パス201のための振幅補正値
データを格納している。なお、76はROM75のデジ
タル出力をアナログ信号に変換するためのD/Aコンバ
ータである。77はアナログ式加算回路であり、この加
算回路77は、オペアンプと抵抗器とから構成され、D
/Aコンバータ76からの振幅補正値データとD/Aコ
ンバータ51からの振幅減衰量データとを加算するもの
である。
【0070】このような構成により、ROM75の出力
するノッチ周波数に対応する第1パス201のための振
幅補正値をD/Aコンバータ76でアナログ変換したも
のと、ROM45の出力する振幅減衰量データとを加算
回路77が加算したものを、第1可変移相器32での減
衰量制御に使用する。もちろん、ROM43の出力する
ノッチ周波数に対応する第2パス202のための振幅補
正値をD/Aコンバータ49でアナログ変換したもの
と、ROM44の出力する振幅減衰量データとを加算回
路53が加算したものを、第2可変移相器36での減衰
量制御に使用することが行なわれる。
【0071】上記以外の構成あるいは動作は第1,5実
施例と同様であり、以上から、第1,5実施例と同様な
効果が得られるほか、両パスのいずれからでも平準化の
ための補正が可能になるので、更に補正に際しての汎用
化を促進できる。 (f)第6実施例の説明 図11は本発明の第6実施例を示すブロック図であり、
この図11において、第1〜5実施例と重複しているも
のは、同様であるので説明は省略する。
【0072】この第6実施例は、第1振幅制御手段とし
てのROM45の出力と、第1振幅補正値設定手段とし
てのROM75の出力を、A/D変換する前に、デジタ
ル的に加算するとともに、第2振幅制御手段としてのR
OM44の出力と、第2振幅補正値設定手段としてのR
OM43の出力を、A/D変換する前に、デジタル的に
加算した例を示したもので、このために、ROM45,
75,44,43とデジタル式加算器78,58とD/
Aコンバータ79,59とを設けている。
【0073】このような構成により、第1パス201に
ついてのROM75からのノッチ周波数に対応した振幅
補正値とROM45からの振幅減衰量データを、加算器
78がデジタルデータのまま加算したのち、D/Aコン
バータ79がアナログ変換したものを、第1可変減衰器
32での減衰量制御に使用する。もちろん、第2パス2
02についてのROM44からのノッチ周波数に対応し
た振幅補正値とROM43からの振幅減衰量データを、
加算器58がデジタルデータのまま加算したのち、D/
Aコンバータ59がアナログ変換したものを、第2可変
減衰器36での減衰量制御に使用する。
【0074】上記以外の構成あるいは動作は第2,5実
施例と同様であり、以上から、第2,5実施例と同様な
効果を得ることができる。 (g)第7実施例の説明 図12は本発明の第7実施例を示すブロック図であり、
この図12において、第1〜6実施例と重複しているも
のは、同様であるので説明は省略する。
【0075】この第7実施例では、第1遅延回路および
第2遅延回路器がそれぞれ可変遅延回路として構成さ
れ、更に各可変遅延回路61;62は、遅延度の異なる
複数の遅延素子34−1〜34−N;37−1〜37−
Nと、これらの遅延素子34−1〜34−N;37−1
〜37−Nのいずれかを選択する選択器61−1,61
−2;62−1,62−2とをそなえて構成されたもの
において、異なった遅延素子34−1〜34−N;37
−1〜37−Nを選択することにより得られる異なった
第1パス201の振幅特性をそれぞれ平準化するための
振幅補正値を設定する複数の振幅補正値設定部としての
ROM75−1〜75−Nと、ROM75−1〜75−
Nの出力をアナログ変換するD/Aコンバータ76−1
〜76−Nと、D/Aコンバータ76−1〜76−Nの
いずれか、即ちこれらのROM75−1〜75−Nのい
ずれかを選択する選択器80とで、第1振幅補正値設定
手段が構成されるとともに、異なった遅延素子34−1
〜34−N;37−1〜37−Nを選択することにより
得られる異なった第2パス202の振幅特性をそれぞれ
平準化するための振幅補正値を設定する複数の振幅補正
値設定部としてのROM43−1〜43−Nと、ROM
43−1〜43−Nの出力をアナログ変換するD/Aコ
ンバータ49−1〜49−Nと、D/Aコンバータ49
−1〜49−Nのいずれか即ちこれらのROM43−1
〜43−Nのいずれかを選択する選択器60とで、第2
振幅補正値設定手段が構成されている。
【0076】すなわち、ROM75−1〜75−N;4
3−1〜43−Nは、それぞれ遅延素子34−1〜34
−Nと遅延素子37−1〜37−Nとに対応した振幅補
正値データを格納しており、スイッチ80,60は、制
御部40から送られるSWCONT指令(スイッチ制御
信号)により、D/Aコンバータ76−1〜76−N;
49−1〜49−Nの出力のいずれかを有効とするもの
である。
【0077】このような構成により、SWCONT指令
に従って、スイッチ80で可変遅延回路61,62で選
択された遅延素子34−i,37−iに対応するROM
75−iのD/A変換出力が選択され、ROM75−i
から出力されるノッチ周波数に対応した振幅補正値デー
タが、加算回路77でROM45のD/A変換出力であ
る振幅減衰量データと加算され、第1可変減衰器32で
の減衰量制御に使用される。もちろん、SWCONT指
令に従って、スイッチ60で可変遅延回路61,62で
選択された遅延素子34−i,37−iに対応するRO
M43−iのD/A変換出力が選択され、ROM43−
iから出力されるノッチ周波数に対応した振幅補正値デ
ータが、加算回路53でROM44のD/A変換出力で
ある振幅減衰量データと加算され、第2可変減衰器36
での減衰量制御に使用される。
【0078】上記以外の構成あるいは動作は第3,5実
施例と同様であり、以上から、第3,5実施例と同様な
効果を得ることができる。 (h)第8実施例の説明 図13は本発明の第8実施例を示すブロック図であり、
この図13において、第1〜7実施例と重複しているも
のは、同様であるので説明は省略する。
【0079】この第8実施例では、SWCONT指令に
従って、スイッチ80で可変遅延回路61,62で選択
された遅延素子34−i,37−iに対応するROM7
5−iの出力するノッチ周波数に対応した振幅補正値デ
ジタルデータが選択され、加算器78で、振幅補正値デ
ジタルデータと、ROM45の出力する振幅減衰量デジ
タルデータが加算され、その後、加算データをD/Aコ
ンバータ79でアナログ変換したものを第1可変減衰器
32での減衰量制御に使用している。もちろん、SWC
ONT指令に従って、スイッチ60で可変遅延回路6
1,62で選択された遅延素子34−i,37−iに対
応するROM43−iの出力するノッチ周波数に対応し
た振幅補正値デジタルデータが選択され、加算器58
で、振幅補正値デジタルデータと、ROM44の出力す
る振幅減衰量デジタルデータが加算され、その後、加算
データをD/Aコンバータ59でアナログ変換したもの
を第2可変減衰器36での減衰量制御に使用している。
【0080】上記以外の構成あるいは動作は第4,5実
施例と同様であり、以上から、第4,5実施例と同様な
効果を得ることができる。
【0081】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
簡易な構成で、広帯域なフェージング特性を安定して実
現することが可能であり、従って、本発明の使用により
多システムにわたるフェージングシミュレーションも可
能となる。さらに、本発明を使用すれば、機器の持つ多
少の周波数特性を許容できるため、ハードウェアのコス
ト低減を実現できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の原理ブロック図である。
【図2】第2の発明の原理ブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図4】無限移相器を説明する図である。
【図5】第1実施例におけるノッチ特性を示す図であ
る。
【図6】本発明の第2実施例を示すブロック図である。
【図7】本発明の第3実施例を示すブロック図である。
【図8】可変遅延回路の仕組みを説明する図である。
【図9】本発明の第4実施例を示すブロック図である。
【図10】本発明の第5実施例を示すブロック図であ
る。
【図11】本発明の第6実施例を示すブロック図であ
る。
【図12】本発明の第7実施例を示すブロック図であ
る。
【図13】本発明の第8実施例を示すブロック図であ
る。
【図14】フェージングシミュレータの用いられ方を説
明する図である。
【図15】従来例を示すブロック図である。
【図16】従来のフェージングシミュレータにおけるノ
ッチ特性を示す図である。
【符号の説明】
1,31,54,91 分配器 2 第1パス擬似回路 3,32,92 第1可変減衰器 4 第1遅延回路 5,33,93 遅延補償器 6,34,37,94,97,34−1〜34−N,3
7−1〜37−N 遅延素子 7 第2パス擬似回路 8 可変移相器 9,36,96 第2可変減衰器 10 第2遅延回路 11,38,57,98 合成器 12,102 第1振幅制御手段 13,103 第2振幅制御手段 14,101 位相制御手段 15 周波数情報検出手段 16 振幅補正値設定手段 17 加算手段 18,104 レベル制御手段 19,100 制御部 20,39,99 可変減衰器 21 第1振幅補正値設定手段 23 第2振幅補正値設定手段 22 第1加算手段 24 第2加算手段 35,95 無限移相器 40 制御部 41〜46,43−1〜43−N,75,75−1〜7
5−N ROM 47〜52,59,49−1〜49−N,76,76−
1〜76−N,79D/ Aコンバータ 53,77 アナログ式加算回路 55,56 ミキサ 58,78 加算器 60,80 スイッチ 61,62 可変遅延回路 61−1,61−2,62−1,62−2 選択器 63,66−1〜66−N,68−1〜68−N,69
−1〜69−N,72,74−1〜74−N コンデン
サ 64,67−1〜67−N,71,73−1〜73−N
コイル 65−1〜65−N,70−1〜70−N ピンダイオ
ード 81 送信機 82 フェージングシミュレータ 83 受信機 201 第1パス 202 第2パス

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信機と受信機との間に、 入力信号を分配する分配器(1)と、該分配器(1)で
    分配された入力信号を受け第1可変減衰器(3)と第1
    遅延回路(4)とを有する第1パス擬似回路(2)と、
    該分配器(1)で分配された入力信号を受け可変移相器
    (8)と第2可変減衰器(9)と第2遅延回路(10)
    とを有する第2パス擬似回路(7)と、該第1パス擬似
    回路(2)および該第2パス擬似回路(7)からの各信
    号を合成する合成器(11)とを有するフェージングシ
    ミュレータを介装し、 該送信機からの信号を該フェージングシミュレータへ入
    力して、該フェージングシミュレータで擬似的にフェー
    ジングを発生させたあと、該フェージングシミュレータ
    の出力を該受信機で受けることにより、フェージングに
    対する無線システムの性能試験を行なうフェージングシ
    ミュレーション方法において、 該送信機から該フェージングシミュレータへ入力され該
    分配器(1)で分配された入力信号が、該第1パス擬似
    回路(2)および該第2パス擬似回路(7)へそれぞれ
    入力され、 該第1パス擬似回路(2)においては、該第1可変減衰
    器(3)の減衰量を制御することにより、通過する信号
    振幅が制御され、ついで該第1遅延回路(4)により、
    通過する信号が遅延される一方、 該第2パス擬似回路(7)においては、該可変移相器
    (8)を制御することにより、通過する信号位相が制御
    され、ついで、ノッチ周波数情報に基づいて該第2パス
    擬似回路(7)の振幅特性を平準化するために設定され
    た振幅補正値を振幅制御制御信号に加えた信号によっ
    て、該第2可変減衰器(9)での減衰量を制御して、該
    第2パス擬似回路(7)を通過する信号振幅が制御さ
    れ、そして、該第2遅延回路(10)により、通過する
    信号が遅延されて、 その後、該合成器(11)で、該第1パス擬似回路
    (2)および該第2パス擬似回路(7)からの各信号が
    合成されてから、 この合成信号が、該受信機へ入力されることを特徴とす
    る、フェージングシミュレーション方法。
  2. 【請求項2】 入力信号を分配する分配器(1)と、 該分配器(1)で分配された入力信号を受け、第1可変
    減衰器(3)と第1遅延回路(4)とを有する第1パス
    擬似回路(2)と、 該分配器(1)で分配された入力信号を受け、可変移相
    器(8)と第2可変減衰器(9)と第2遅延回路(1
    0)とを有する第2パス擬似回路(7)と、 該第1パス擬似回路(2)および該第2パス擬似回路
    (7)からの各信号を合成する合成器(11)とをそな
    えるとともに、 該第1可変減衰器(3)の減衰量を制御することより、
    該第1パス擬似回路(2)を通過する信号振幅を制御す
    る第1振幅制御手段(12)と、 該第2可変減衰器(9)の減衰量を制御することより、
    該第2パス擬似回路(7)を通過する信号振幅を制御す
    る第2振幅制御手段(13)と、 該可変移相器(8)を制御することにより、該第2パス
    擬似回路(7)を通過する信号位相を制御する位相制御
    手段(14)とをそなえ、 該位相制御手段(14)による可変移相器制御情報から
    ノッチ周波数情報を検出する周波数情報検出手段(1
    5)と、 該周波数情報検出手段(15)で検出されたノッチ周波
    数情報に基づいて、該第2パス擬似回路(7)の振幅特
    性を平準化するための振幅補正値を設定する振幅補正値
    設定手段(16)と、 該振幅補正値設定手段(16)で設定された振幅補正値
    を該第2振幅制御手段(13)からの制御信号に加える
    加算手段(17)とが設けられたことを特徴とする、フ
    ェージングシミュレータ。
  3. 【請求項3】 上記の第1振幅制御手段(12)および
    第2振幅制御手段(13)がそれぞれ所定のアドレスに
    所望のデジタル振幅制御データを記憶した記憶手段とし
    て構成され、該位相制御手段(14)が所定のアドレス
    に所望のデジタル位相制御データを記憶した記憶手段と
    して構成され、該振幅補正値設定手段(16)が所定の
    アドレスに所望のデジタル振幅補正値データを記憶した
    記憶手段として構成され、且つ、上記の各記憶手段にア
    ドレス情報を指示する手段が該周波数情報検出手段(1
    5)を構成していることを特徴とする請求項2記載のフ
    ェージングシミュレータ。
  4. 【請求項4】 上記の第2振幅制御手段(13)および
    振幅補正値設定手段(16)を構成する記憶手段からの
    デジタル出力をアナログデータに変換するデジタル/ア
    ナログ変換手段が設けられ、該加算手段(17)が、該
    デジタル/アナログ変換手段で変換されたアナログデー
    タを加算するアナログ式加算手段として構成されたこと
    を特徴とする請求項3記載のフェージングシミュレー
    タ。
  5. 【請求項5】 該加算手段が、上記の第2振幅制御手段
    (13)および振幅補正値設定手段(16)を構成する
    記憶手段からのデジタル出力を加算するデジタル式加算
    手段として構成されるとともに、該デジタル式加算手段
    からのデジタル出力をアナログデータに変換するデジタ
    ル/アナログ変換手段が設けられたことを特徴とする請
    求項3記載のフェージングシミュレータ。
  6. 【請求項6】 該第1遅延回路(4)および該第2遅延
    回路(10)がそれぞれ可変遅延回路として構成された
    ことを特徴とする請求項2記載のフェージングシミュレ
    ータ。
  7. 【請求項7】 遅延度の異なる複数の遅延素子と、これ
    らの遅延素子のいずれかを選択する選択器とで、該可変
    遅延回路が構成されるとともに、 異なった遅延素子を選択することにより得られる異なっ
    た第2パス擬似回路(7)の振幅特性をそれぞれ平準化
    するための振幅補正値を設定する複数の振幅補正値設定
    部と、これらの振幅補正値設定部のいずれかを選択する
    選択器とで、該振幅補正値設定手段(16)が構成され
    ていることを特徴とする請求項6記載のフェージングシ
    ミュレータ。
  8. 【請求項8】 送信機と受信機との間に、 入力信号を分配する分配器(1)と、該分配器(1)で
    分配された入力信号を受け第1可変減衰器(3)と第1
    遅延回路(4)とを有する第1パス擬似回路(2)と、
    該分配器(1)で分配された入力信号を受け可変移相器
    (8)と第2可変減衰器(9)と第2遅延回路(10)
    とを有する第2パス擬似回路(7)と、該第1パス擬似
    回路(2)および該第2パス擬似回路(7)からの各信
    号を合成する合成器(11)とを有するフェージングシ
    ミュレータを介装し、 該送信機からの信号を該フェージングシミュレータへ入
    力して、該フェージングシミュレータで擬似的にフェー
    ジングを発生させたあと、該フェージングシミュレータ
    の出力を該受信機で受けることにより、フェージングに
    対する無線システムの性能試験を行なうフェージングシ
    ミュレーション方法において、 該送信機から該フェージングシミュレータへ入力され該
    分配器(1)で分配された入力信号が、該第1パス擬似
    回路(2)および該第2パス擬似回路(7)へそれぞれ
    入力され、 該第1パス擬似回路(2)においては、ノッチ周波数情
    報に基づいて該第1パス擬似回路(2)の振幅特性を平
    準化するために設定された振幅補正値を第1振幅制御制
    御信号に加えた信号によって、該第1可変減衰器(3)
    の減衰量を制御することにより、通過する信号振幅が制
    御され、ついで該第1遅延回路(4)により、通過する
    信号が遅延される一方、 該第2パス擬似回路(7)においては、該可変移相器
    (8)を制御することにより、通過する信号位相が制御
    され、ついで、ノッチ周波数情報に基づいて該第2パス
    擬似回路(7)の振幅特性を平準化するために設定され
    た振幅補正値を第2振幅制御制御信号に加えた信号によ
    って、該第2可変減衰器(9)での減衰量を制御して、
    該第2パス擬似回路(7)を通過する信号振幅が制御さ
    れ、そして、該第2遅延回路(10)により、通過する
    信号が遅延されて、 その後、該合成器(11)で、該第1パス擬似回路
    (2)および該第2パス擬似回路(7)からの各信号が
    合成されてから、 この合成信号が、該受信機へ入力されることを特徴とす
    る、フェージングシミュレーション方法。
  9. 【請求項9】 入力信号を分配する分配器(1)と、 該分配器(1)で分配された入力信号を受け、第1可変
    減衰器(3)と第1遅延補償器(4)とを有する第1パ
    ス擬似回路(2)と、 該分配器(1)で分配された入力信号を受け、可変移相
    器(8)と第2可変減衰器(9)と第2遅延補償器(1
    0)とを有する第2パス擬似回路(7)と、 該第1パス擬似回路(2)および該第2パス擬似回路
    (7)からの各信号を合成する合成器(11)とをそな
    えるとともに、 該第1可変減衰器(3)の減衰量を制御することより、
    該第1パス擬似回路(2)を通過する信号振幅を制御す
    る第1振幅制御手段(12)と、 該第2可変減衰器(9)の減衰量を制御することより、
    該第2パス擬似回路(7)を通過する信号振幅を制御す
    る第2振幅制御手段(13)と、 該可変移相器(8)を制御することにより、該第2パス
    擬似回路(7)を通過する信号位相を制御する位相制御
    手段(14)とをそなえ、 該位相制御手段(14)による可変移相器(8)制御情
    報からノッチ周波数情報を検出する周波数情報検出手段
    (15)と、 該周波数情報検出手段(15)で検出されたノッチ周波
    数情報に基づいて、該第1パス擬似回路(2)の振幅特
    性を平準化するための振幅補正値を設定する第1振幅補
    正値設定手段(21)と、 該第1振幅補正値設定手段(21)で設定された振幅補
    正値を該第1振幅制御手段(12)からの制御信号に加
    える第1加算手段(22)と、 該周波数情報検出手段(15)で検出されたノッチ周波
    数情報に基づいて、該第2パス擬似回路(7)の振幅特
    性を平準化するための振幅補正値を設定する第2振幅補
    正値設定手段(23)と、 該第2振幅補正値設定手段(23)で設定された振幅補
    正値を該第2振幅制御手段(13)からの制御信号に加
    える第2加算手段(24)とが設けられたことを特徴と
    する、フェージングシミュレータ。
  10. 【請求項10】 上記の第1振幅制御手段(12)およ
    び第2振幅制御手段(13)がそれぞれ所定のアドレス
    に所望のデジタル振幅制御データを記憶した記憶手段と
    して構成され、該位相制御手段(14)が所定のアドレ
    スに所望のデジタル位相制御データを記憶した記憶手段
    として構成され、該第1振幅補正値設定手段(21)お
    よび該第2振幅補正値設定手段(23)が所定のアドレ
    スに所望のデジタル振幅補正値データを記憶した記憶手
    段として構成され、且つ、上記の各記憶手段にアドレス
    情報を指示する手段が該周波数情報検出手段(15)を
    構成していることを特徴とする請求項9記載のフェージ
    ングシミュレータ。
  11. 【請求項11】 上記の第1振幅制御手段(12)およ
    び第1振幅補正値設定手段(21)を構成する記憶手段
    からのデジタル出力をアナログデータに変換する第1デ
    ジタル/アナログ変換手段が設けられ、該第1加算手段
    (22)が、該第1デジタル/アナログ変換手段で変換
    されたアナログデータを加算するアナログ式加算手段と
    して構成されるとともに、 上記の第2振幅制御手段(13)および第2振幅補正値
    設定手段(23)を構成する記憶手段からのデジタル出
    力をアナログデータに変換する第2デジタル/アナログ
    変換手段が設けられ、該第2加算手段(24)が、該第
    2デジタル/アナログ変換手段で変換されたアナログデ
    ータを加算するアナログ式加算手段として構成されたこ
    とを特徴とする請求項10記載のフェージングシミュレ
    ータ。
  12. 【請求項12】 該第1加算手段(22)が、上記の第
    1振幅制御手段(12)および第1振幅補正値設定手段
    (21)を構成する記憶手段からのデジタル出力を加算
    するデジタル式加算手段として構成されるとともに、該
    デジタル式加算手段からのデジタル出力をアナログデー
    タに変換する第3デジタル/アナログ変換手段が設けら
    れるとともに、 該第2加算手段(24)が、上記の第2振幅制御手段
    (13)および第2振幅補正値設定手段(23)を構成
    する記憶手段からのデジタル出力を加算するデジタル式
    加算手段として構成されるとともに、該デジタル式加算
    手段からのデジタル出力をアナログデータに変換する第
    4デジタル/アナログ変換手段が設けられたことを特徴
    とする請求項10記載のフェージングシミュレータ。
  13. 【請求項13】 該第1遅延回路(4)および該第2遅
    延回路(10)がそれぞれ可変遅延回路として構成され
    たことを特徴とする請求項9記載のフェージングシミュ
    レータ。
  14. 【請求項14】 遅延度の異なる複数の遅延素子と、こ
    れらの遅延素子のいずれかを選択する選択器とで、該可
    変遅延回路が構成され、 且つ、異なった遅延素子を選択することにより得られる
    異なった第1パス擬似回路(2)振幅特性をそれぞれ平
    準化するための振幅補正値を設定する複数の振幅補正値
    設定部と、これらの振幅補正値設定部のいずれかを選択
    する選択器とで、該第1振幅補正値設定手段(21)が
    構成されるとともに、 異なった遅延素子を選択することにより得られる異なっ
    た第2パス擬似回路(7)振幅特性をそれぞれ平準化す
    るための振幅補正値を設定する複数の振幅補正値設定部
    と、これらの振幅補正値設定部のいずれかを選択する選
    択器とで、該第2振幅補正値設定手段(23)が構成さ
    れていることを特徴とする請求項13記載のフェージン
    グシミュレータ。
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