JPH0626042Y2 - エンド・インシユレ−タ - Google Patents

エンド・インシユレ−タ

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JPH0626042Y2
JPH0626042Y2 JP1983179642U JP17964283U JPH0626042Y2 JP H0626042 Y2 JPH0626042 Y2 JP H0626042Y2 JP 1983179642 U JP1983179642 U JP 1983179642U JP 17964283 U JP17964283 U JP 17964283U JP H0626042 Y2 JPH0626042 Y2 JP H0626042Y2
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JP
Japan
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bent
fin
armature
groove
armature coil
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Application number
JP1983179642U
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JPS6089755U (ja
Inventor
光夫 藤本
Original Assignee
マブチモ−タ−株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エンド・インシユレータ、特に小型モータ又
は発電機の電機子コアの両端面に装着されるエンド・イ
ンシユレータに関するものである。
小型のモータや発電機の電機子コイルは自動巻線機によ
つて巻かれるが、巻装された電機子コイルと電機子コア
との絶縁を良好に保つため、及び能率よく巻線を行うた
め種々の方法が提案されている。
電機子コイルと電機子コアとの絶縁を良好に保ち、かつ
能率よく巻線を行う一手段として、第1図図示の如きエ
ンド・インシユレータ1を第3図に示された電機子コア
2の両端面に装着し、電機子コイル3を巻装する提案が
なされている(特公昭58-26259)。
傘状の翼と当該翼に連らなる脚部とを有するキノコ状形
状部が複数個放射方向に突出してなる断面形状の電機子
コアが積層して構成されている電機子に対応して,エン
ド・インシュレータ1がもうけられる。即ち上記電機子
コア2の両端面に装着されるエンド・インシユレータ1
は、積層された電機子コア2の端面の形状と大略同様の
形状をしたエンド部1aと、巻装された電機子コイル3
が当接するエンド部1aの縁部に連続して設けられたひ
れ部1bとを備えている。そして第2図図示の如くエン
ド部1aとひれ部1bとは鈍角θの角度をなしている。
このエンド・インシユレータ1は電機子コイル3の巻装
により容易に屈曲するポリカーボネート等のプラスチツ
ク・シート材が用いられ、該プラスチツク・シート材か
らプレス加工等により、第1図図示の形状に打ち抜くと
同時に上記説明の鈍角θとなるひれ部1bを形成してい
る。このひれ部1bは電機子コア2の軸4方向のスロツ
ト面を絶縁するものであり、電機子コア2のスロツトに
電機子コイル3を巻回することにより、ひれ部1bはほ
ぼ直角に押し付けられて電機子コア2の軸4方向のスロ
ツト面に密着し、電機子コイル3と電機子コア2との絶
縁を行うようにしている。
第1図に示されたエンド・インシユレータ1を用いて電
機子コイル3の自動巻線を行う場合、電機子コイル3に
テンシヨンが掛かりながら巻装される所の上記脚部の所
に位置するひれ部1b′はほぼ直角に押し付けられ屈曲
するが、電機子コイル3のテンシヨンが掛からないでい
わばコイルが接触する所の上記翼の下方に位置するひれ
部1b′は直角に押し付けられない状態で、すなわちス
プリング・バツクのかかつた位置で電機子コイル3が接
触され不安定となる。これにより電機子コイル3がコア
2上でガタが生じシヨートを起したり、電機子コア2と
の間で絶縁不良が生じる欠点があつた。
即ち、0.1〜0.2m/mの厚みをもつポリエステル樹脂やポ
リカーボネート樹脂等のプラスチック・シートをエンド
・インシユレータ1として使用すると、このひれ部1b
の折り曲げ加工の際、その材質的な特性から、例えば折
り曲げ部のアール(R)を小さくするとひび割れ等が生ず
ることがある。また折り曲げ部の弾性によりスプリング
・バック量が大きく、そのバラツキも大きくなり、ひれ
部1b″などの部分での折り曲げ角度が不定的となる。
従がつてこのエンド・インシユレータ1を電機子コア2
の両端面に装着したとき、電機子コア2とエンド・イン
シユレータ1との装着にガタが生じ、電機子コイル3の
巻回に当つてエンド・インシユレータ1の位置がずれ、
巻線不良や、電機子コイル3が電機子コア2と電気的接
触をして絶縁不良を引き起す等の問題点が生じる。
本考案は上記の欠点や問題点を解決することを目的とし
ており、エンド・インシユレータのひれ部の折り曲げ部
が小さなアールで折り曲げることができると共に、その
スプリング・バツク量が小さく、かつひれ部の折り曲げ
加工の際絶縁材にひび割れが生じ難いエンド・インシユ
レータを提供することを目的としている。以下第4図以
降の図面を参照しながら説明する。
第4図は本考案に係るエンド・インシユレータの一実施
例の正面図を示している。エンド部11aは電機子コア2
の形状と大略同一形状をなし、電機子コイル3が挿入さ
れるスロツト部、すなわち巻装された電機子コイル3が
当接する上記エンド部11aの縁部にひれ部11bが連続して
設けられている。このひれ部11bの折り曲げ部11cに沿つ
て、例えば第5図図示の如く幅Amm、深さBmm程度の折り
曲げ溝11dをもうけ、該溝11dをスロツト部全域にわたつ
てあるいは第4図図示溝11dの如く少なくとも上記翼の
下方に位置する所に部分的に形成するようにしている。
第5図は折り曲げ溝の部分の構成を示している。即ち,
上述の如く,幅Amm,深さBmm程度の折り曲げ溝11d
がもうけられる。換言すれば,当該溝11dの底面にお
ける絶縁シートの厚さは,エンド部11aの絶縁シート
の厚さよりも小になっている。そして,上記ひれ部11
bは,上記溝11dの両方の側縁のうちの言わば外側の
側縁の位置で屈曲されて形成されている。しかしこの際
に,折り曲げ溝11dを内側にするように,かつ溝11
dの側縁の位置で,ひれ部11bを折り曲げるようにし
て,ひれ部11bとエンド部11aとの連続部に非所望
な凹凸が発生しないように,かつひれ部11bの折り曲
げ部分に十分な剛性を与え得るようにしてスプリングバ
ックの発生を可能な限りなくするように配慮されてい
る。
ひれ部11bの折り曲げ部11cに沿つて部分的に、又はスロ
ツト部全域にわたつて形成される折り曲げ溝11dは、エ
ンド・インシユレータ11の打ち抜きと同時に形成され
る。すなわちひれ部11bの折り曲げ金型に所望の折り曲
げ溝形を形成しておくことにより、折り曲げ溝11dの形
成と同時にひれ部11bの折り曲げができ、1工程で第4
図図示の如く折り曲げ溝11dが形成された形態でひれ部1
1bの折り曲げられたエンド・インシユレータ11が製作
される。勿論、ひれ部11bの折り曲げ工程とは別の工程
で折り曲げ溝11dを形成することもできる。
このようにひれ部11bの折り曲げ部11cに折り曲げ溝11d
が形成されかつ折り曲げ溝11dの側縁の位置で屈曲さ
れているので,ひれ部11bの折り曲げが容易となると共
に、スプリング・バツク量が減少し、折り曲げ角度のバ
ラツキが少なくなり、安定化する。当該エンド・インシ
ユレータ11を第3図の電機子コア2の両端面に用いて
電機子コイル3の巻回を行つたとき、エンド・インシユ
レータ11の電機子コア2への装着が確実となり、かつ
ひれ部11b′,のスプリング・バツクによる巻装妨害が
なくなり、電機子コイル3のテンシヨンが掛らないひれ
部11b′,の部分にまで電機子コイル3の巻装がゆきわ
たるようになる。従がつて電機子コア2と電機子コイル
3との間にガタが生じることがなくなり、レア・シヨー
トや絶縁不良が発生しなくなる。
以上説明した如く、本考案によれば、エンド・インシユ
レータに設けられたスロツトの折り曲げ部に沿つて少な
くとも上記翼の下方向に部分的に,又は全周に渡つて折
り曲げ溝を形成するという簡単な構造で、電機子コアへ
の装着が確実となり、電機子コイルの巻線不良を低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は従来のエンド・インシユレータの斜視図、第2
図は第1図のI−I断面図、第3図は従来のエンド・イ
ンシユレータが用いられている電機子の断面図、第4図
は本考案に係るエンド・インシユレータの一実施例正面
図、第5図は第4図のII−II拡大断面図を示している。 図中、1はエンド・インシユレータ、1aはエンド部、
1b,1b′,1b″はひれ部、2は電機子コア、3は
電機子コイル、4は軸、11はエンド・インシユレー
タ、11aはエンド部、11b,11b″はひれ部、11cは折
り曲げ部、11dは折り曲げ溝を表わしている。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】傘状の翼と当該翼に連らなる脚部とを有す
    るキノコ状形状部が複数個放射方向に突出してなる断面
    形状の電機子コアが積層して構成されている電機子に対
    応して, 当該電機子コアの形状と大略同一形状のエンド部と, 巻装された電機子コイルが当接する上記エンド部のスロ
    ットの縁部に連続して設けられたひれ部とを備え, 電機子コイルの巻回により上記ひれ部がエンド部と所定
    の角度をもって屈曲される絶縁シートのエンド・インシ
    ュレータにおいて, 上記絶縁シートに設けられたひれ部であって少なくとも
    上記翼の下方に位置するひれ部の折り曲げ部に折り曲げ
    溝を形成してなり,かつ当該折り曲げ溝がその底面にお
    ける絶縁シートの厚さが上記エンド部における絶縁シー
    トの厚さにくらべて小となるように切欠いて形成されて
    なり,上記ひれ部は上記折り曲げ溝を内側にする形でか
    つ当該折り曲げ溝の一方の側縁の位置で屈曲されている
    ことを特徴とするエンド・インシュレータ。
JP1983179642U 1983-11-21 1983-11-21 エンド・インシユレ−タ Expired - Lifetime JPH0626042Y2 (ja)

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JPS6089755U JPS6089755U (ja) 1985-06-19
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