JPH0626007A - 地下アスファルトプラント - Google Patents
地下アスファルトプラントInfo
- Publication number
- JPH0626007A JPH0626007A JP4182222A JP18222292A JPH0626007A JP H0626007 A JPH0626007 A JP H0626007A JP 4182222 A JP4182222 A JP 4182222A JP 18222292 A JP18222292 A JP 18222292A JP H0626007 A JPH0626007 A JP H0626007A
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- asphalt
- underground
- air
- mixer
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- Pending
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- Road Paving Machines (AREA)
- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】アスファルトプラントを、地下式とすることに
なり、用地の有効利用と、確保を容易にすると共に、製
造過程において発生する騒音、粉塵等の環境公害を防
ぎ、さらに、プラントとアスファルト合材供給地までの
運搬距離の遠隔化を抑止する。 【構成】アスファルト合材の製造装置10を地下室内に
設置し、地上側に、製造装置10から発生する粉塵等を
含む排ガスを浄化する地下室内に集塵装置51aを備え
たスタック51と、ストレージサイロ37を設置し、地
下内には、地下室内の空気の流れを制御する空調手段1
6と、製造したアスファルト合材を地上に設けた前記ス
トレージサイロ37に送り込む搬出手段35と、地下内
を監視する監視手段30と、この監視手段30からの情
報により地下室内を管理する管理手段40とを有する地
下アスファルトプラント。
なり、用地の有効利用と、確保を容易にすると共に、製
造過程において発生する騒音、粉塵等の環境公害を防
ぎ、さらに、プラントとアスファルト合材供給地までの
運搬距離の遠隔化を抑止する。 【構成】アスファルト合材の製造装置10を地下室内に
設置し、地上側に、製造装置10から発生する粉塵等を
含む排ガスを浄化する地下室内に集塵装置51aを備え
たスタック51と、ストレージサイロ37を設置し、地
下内には、地下室内の空気の流れを制御する空調手段1
6と、製造したアスファルト合材を地上に設けた前記ス
トレージサイロ37に送り込む搬出手段35と、地下内
を監視する監視手段30と、この監視手段30からの情
報により地下室内を管理する管理手段40とを有する地
下アスファルトプラント。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、道路舗装に使用する
アスファルト合材の製造プラントに係り,特に地下式に
構成した地下アスファルトプラントに関する。
アスファルト合材の製造プラントに係り,特に地下式に
構成した地下アスファルトプラントに関する。
【0002】
【従来の技術】道路舗装に使用するアスファルト合材
は,従来,地上に設置したアスファルトプラントによっ
て製造される。そして,このアスファルトプラントを基
地として,製造した合材をダンプトラック等で舗装現場
に運び込み,舗設するようにしている。
は,従来,地上に設置したアスファルトプラントによっ
て製造される。そして,このアスファルトプラントを基
地として,製造した合材をダンプトラック等で舗装現場
に運び込み,舗設するようにしている。
【0003】ところで,道路の整備拡充や自動車交通量
の増大にともなって,新規舗装や維持管理等のための補
修舗装などが多くあり,アスファルト合材の需要量が増
えると共に,特にアスファルト合材の生産基地であるア
スファルトプラントと,使用地である舗設現場との距離
が遠隔化される傾向にある。
の増大にともなって,新規舗装や維持管理等のための補
修舗装などが多くあり,アスファルト合材の需要量が増
えると共に,特にアスファルト合材の生産基地であるア
スファルトプラントと,使用地である舗設現場との距離
が遠隔化される傾向にある。
【0004】その結果,次のような問題が生起してい
る。すなわち,アスファルトプラントで製造した合材の
運搬中における温度降下をどのようにして防ぐかという
問題である。特に,遠隔化と,それに並行して発生する
交通渋滞等の影響による運搬時間の延びによる合材の温
度降下である。ちなみに,アスファルト合材の温度は,
適正な舗装品質を確保するため、運搬車から荷下ろしす
る時点において、少なくとも150〜170度に維持さ
れていることが必要である。
る。すなわち,アスファルトプラントで製造した合材の
運搬中における温度降下をどのようにして防ぐかという
問題である。特に,遠隔化と,それに並行して発生する
交通渋滞等の影響による運搬時間の延びによる合材の温
度降下である。ちなみに,アスファルト合材の温度は,
適正な舗装品質を確保するため、運搬車から荷下ろしす
る時点において、少なくとも150〜170度に維持さ
れていることが必要である。
【0005】そこで現在これに対応する手段としては,
次のような方法がとられ、ないし検討されている。 (1)運搬車両を保温構造の車両とし,運搬距離,時間
に左右されることなく所定の合材温度で搬入可能とす
る。 (2)新規舗装現場あるいは補修舗装現場の近接した位
置に,仮設アスファルトプラントを設置する。 (3)所定のアスファルトプラントから運ぶ合材を舗設
現場の近くに一時的に貯蔵できる装置ないし設備を設け
る、いわゆるサテライト貯蔵設備を設ける。
次のような方法がとられ、ないし検討されている。 (1)運搬車両を保温構造の車両とし,運搬距離,時間
に左右されることなく所定の合材温度で搬入可能とす
る。 (2)新規舗装現場あるいは補修舗装現場の近接した位
置に,仮設アスファルトプラントを設置する。 (3)所定のアスファルトプラントから運ぶ合材を舗設
現場の近くに一時的に貯蔵できる装置ないし設備を設け
る、いわゆるサテライト貯蔵設備を設ける。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】まず前記第1の対応
は,保温構造の車両建造にコストがかかり過ぎる欠点が
ある。次に現在最も普及している第2の対応、すなわ
ち、舗設現場近くに仮設プラントを設置するという構想
は、アスファルトプラント自体が稼働時に、多量の粉塵
や煤煙、さらには騒音を発生する関係で,いわゆる環境
汚染の要因となりかねない。したがって、仮設であるに
しても、充分な環境汚染防止の付帯設備を整備させる必
要がある。その結果、建設費は割高となり、しかも仮設
であるため、舗設作業終了後は撤去する必要があり、環
境汚染の防止という視点からも,また経済効率性の点か
らも問題点がある。
は,保温構造の車両建造にコストがかかり過ぎる欠点が
ある。次に現在最も普及している第2の対応、すなわ
ち、舗設現場近くに仮設プラントを設置するという構想
は、アスファルトプラント自体が稼働時に、多量の粉塵
や煤煙、さらには騒音を発生する関係で,いわゆる環境
汚染の要因となりかねない。したがって、仮設であるに
しても、充分な環境汚染防止の付帯設備を整備させる必
要がある。その結果、建設費は割高となり、しかも仮設
であるため、舗設作業終了後は撤去する必要があり、環
境汚染の防止という視点からも,また経済効率性の点か
らも問題点がある。
【0007】第3の舗設現場近くに,合材を一時的にス
トックするサテライト方式の貯蔵装置ないし貯蔵設備を
設けるという対応は、舗設現場近くに仮設プラントを設
ける前記第2の対応に比較し、経済効率等の点において
有利ではある。しかし、一旦プラントからダンプトラッ
ク等で運び込んだ合材を再度一時的とは言え、貯蔵装置
なり設備に移し換えてストックするため、合材を舗設す
るまでの中間過程における合材の取り扱いが煩雑であ
る。
トックするサテライト方式の貯蔵装置ないし貯蔵設備を
設けるという対応は、舗設現場近くに仮設プラントを設
ける前記第2の対応に比較し、経済効率等の点において
有利ではある。しかし、一旦プラントからダンプトラッ
ク等で運び込んだ合材を再度一時的とは言え、貯蔵装置
なり設備に移し換えてストックするため、合材を舗設す
るまでの中間過程における合材の取り扱いが煩雑であ
る。
【0008】さらに、前記第2の仮設プラントを設ける
対応も、サテライト方式の一時的な貯蔵設備を設ける対
応も、いずれも地上にそれらを設置するため、しかるべ
き用地を確保しなければならない。特に道路沿線の用地
は、相対的に割高であると共に、その確保が困難であ
る。この発明は、このような背景をふまえ、環境汚染
や、用地の効率的な利用という観点からアスファルトプ
ラント自体を地下に設置し,前記問題点を解決しようと
いうコンセプトに基づいて発明した地下アスファルトプ
ラントを提供することを目的とする。
対応も、サテライト方式の一時的な貯蔵設備を設ける対
応も、いずれも地上にそれらを設置するため、しかるべ
き用地を確保しなければならない。特に道路沿線の用地
は、相対的に割高であると共に、その確保が困難であ
る。この発明は、このような背景をふまえ、環境汚染
や、用地の効率的な利用という観点からアスファルトプ
ラント自体を地下に設置し,前記問題点を解決しようと
いうコンセプトに基づいて発明した地下アスファルトプ
ラントを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するための手段として、骨材を乾燥させるドライヤ
と,このドライヤで乾燥した骨材をサイズ別に収納する
ホッパと,アスファルトと石粉を収納する各タンクと、
前記各材料を攪拌混合するミキサとを上方側から順に設
置すると共に、ミキサの石粉およびアスファルトを収納
する石粉タンクおよびアスファルトタンクを前記ミキサ
の上側位置に設けたアスファルト合材の製造装置を地下
室内に設けた構成とした。そして、地上側には、前記地
下室内の製造装置に集塵装置を介して接続したスタック
と、アスファルト合材を貯蔵するストレージサイロを設
置し、前記ミキサで製造されたアスファルト合材を前記
ストレージサイロに搬送手段により送り込んでいる。
解決するための手段として、骨材を乾燥させるドライヤ
と,このドライヤで乾燥した骨材をサイズ別に収納する
ホッパと,アスファルトと石粉を収納する各タンクと、
前記各材料を攪拌混合するミキサとを上方側から順に設
置すると共に、ミキサの石粉およびアスファルトを収納
する石粉タンクおよびアスファルトタンクを前記ミキサ
の上側位置に設けたアスファルト合材の製造装置を地下
室内に設けた構成とした。そして、地上側には、前記地
下室内の製造装置に集塵装置を介して接続したスタック
と、アスファルト合材を貯蔵するストレージサイロを設
置し、前記ミキサで製造されたアスファルト合材を前記
ストレージサイロに搬送手段により送り込んでいる。
【0010】さらに、前記地下室内の空気の流れを地上
側から最地階側に制御するため、外気を地下室内に送り
込む送風装置と、地下室内の空気を大気中に放出する排
気装置とを有する空調手段を設けた。なお、排気装置の
吸入口は地下の最地階側に設定した。
側から最地階側に制御するため、外気を地下室内に送り
込む送風装置と、地下室内の空気を大気中に放出する排
気装置とを有する空調手段を設けた。なお、排気装置の
吸入口は地下の最地階側に設定した。
【0011】そして、地下室内の前記各手段および装置
の稼働状態や稼働環境を監視するため、地下室内におけ
る材料漏れや、地下室内の空気の状態を検出する検出手
段と、地下室内の各装置の作動を認識する視認手段とか
らなる監視手段を設けた。そして、この監視手段からの
情報に基づいて地下室内の各装置を操作する管理手段を
地上に設けた地下アスファルトプラントに構成したこと
を特徴とするものである。
の稼働状態や稼働環境を監視するため、地下室内におけ
る材料漏れや、地下室内の空気の状態を検出する検出手
段と、地下室内の各装置の作動を認識する視認手段とか
らなる監視手段を設けた。そして、この監視手段からの
情報に基づいて地下室内の各装置を操作する管理手段を
地上に設けた地下アスファルトプラントに構成したこと
を特徴とするものである。
【0012】
【作用】この発明は、上記のように構成しているので以
下のような作用を有する。 地下室内の製造装置を稼働しアスファルト合材を製
造する過程で発生する粉塵やミスト、排ガス等は、集塵
装置を介して地上側に設置したスタックから大気中に浄
化されて放出される。 地下室内で製造されたアスファルト合材は、搬出手
段を構成する搬送バケットにより地上に設けたストレー
ジサイロに搬出される。また、アスファルト合材が製造
されている際、地下室内の各手段、装置の稼働状況ある
いは地下室内の環境は、地下室内に設置した検知手段等
からなる監視手段により監視されると共に、地上に設け
た管理手段を介して操作管理される。
下のような作用を有する。 地下室内の製造装置を稼働しアスファルト合材を製
造する過程で発生する粉塵やミスト、排ガス等は、集塵
装置を介して地上側に設置したスタックから大気中に浄
化されて放出される。 地下室内で製造されたアスファルト合材は、搬出手
段を構成する搬送バケットにより地上に設けたストレー
ジサイロに搬出される。また、アスファルト合材が製造
されている際、地下室内の各手段、装置の稼働状況ある
いは地下室内の環境は、地下室内に設置した検知手段等
からなる監視手段により監視されると共に、地上に設け
た管理手段を介して操作管理される。
【0013】 さらに、アスファルトプラントの稼働
にともなって地下室内で発生する粉塵は、前記集塵装置
を備えたスタックとは別系統として設けた空調手段、す
なわち、外気を地下室内に送り込む送風装置と、地下室
内の空気を吸入し、大気中に放出する排気装置とからな
る空調手段により、浄化されて大気中に放出される。ま
た、地下室内の空気は、常に地上側に設定した送風装置
から送り込まれた空気によって最地階側に流れ、吸入口
から排気装置を介して大気中に放出される。
にともなって地下室内で発生する粉塵は、前記集塵装置
を備えたスタックとは別系統として設けた空調手段、す
なわち、外気を地下室内に送り込む送風装置と、地下室
内の空気を吸入し、大気中に放出する排気装置とからな
る空調手段により、浄化されて大気中に放出される。ま
た、地下室内の空気は、常に地上側に設定した送風装置
から送り込まれた空気によって最地階側に流れ、吸入口
から排気装置を介して大気中に放出される。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1は地下アスファルトプラントの要部を示す
断面図、図2はアスファルトプラントの地上側からの矢
視平面図、図3は搬出手段を示す一部断面図、図4は監
視手段の系統図を含む地下アスファルトプラントの管理
系統図である。
明する。図1は地下アスファルトプラントの要部を示す
断面図、図2はアスファルトプラントの地上側からの矢
視平面図、図3は搬出手段を示す一部断面図、図4は監
視手段の系統図を含む地下アスファルトプラントの管理
系統図である。
【0015】まず、地下アスファルトプラントの設定位
置は、アスファルト合材の需要地である新設道路ないし
既設舗装道路の近隣に設定した。すなわち住宅や商店街
等からできるだけ離れた場所に設定するようにした。も
ちろん道路の直下を設定場所として選定することも可能
である。そして、その設定した場所にオープンカット工
法等の方法でプラントを収納できるスペースを掘削し、
図1で示すように、そのスペース内に、アスファルトプ
ラントの主要装置をコンパクトに設定した。そして、地
上側は覆工板55等で覆った。なお,覆工板55は、側
壁に設けた支持部54等により支持し、覆工板55上を
ダンプトラック50等が走行しても耐えられる構造強度
の収納スペースを有する地下室に構成した。なお、道路
直下に地下室を設定した場合は、覆工板55上を舗装構
造とし、車両等の通行を可能とする。
置は、アスファルト合材の需要地である新設道路ないし
既設舗装道路の近隣に設定した。すなわち住宅や商店街
等からできるだけ離れた場所に設定するようにした。も
ちろん道路の直下を設定場所として選定することも可能
である。そして、その設定した場所にオープンカット工
法等の方法でプラントを収納できるスペースを掘削し、
図1で示すように、そのスペース内に、アスファルトプ
ラントの主要装置をコンパクトに設定した。そして、地
上側は覆工板55等で覆った。なお,覆工板55は、側
壁に設けた支持部54等により支持し、覆工板55上を
ダンプトラック50等が走行しても耐えられる構造強度
の収納スペースを有する地下室に構成した。なお、道路
直下に地下室を設定した場合は、覆工板55上を舗装構
造とし、車両等の通行を可能とする。
【0016】ついで、その地下室のスペース内に、図1
で示すように、アスファルト合材を製造する製造装置1
0と、図4で示すように、地下室内の空気の流れを制御
する空調手段16と、前記製造装置10を監視する監視
手段30とを設け、さらに、前記製造装置10で製造し
たアスファルト合材を地上に設けたストレージサイロ3
7に搬出する搬出手段35を設けた。そして、前記監視
手段30からの情報に基づいて地下室内を管理する管理
手段40は地上側に設けた。
で示すように、アスファルト合材を製造する製造装置1
0と、図4で示すように、地下室内の空気の流れを制御
する空調手段16と、前記製造装置10を監視する監視
手段30とを設け、さらに、前記製造装置10で製造し
たアスファルト合材を地上に設けたストレージサイロ3
7に搬出する搬出手段35を設けた。そして、前記監視
手段30からの情報に基づいて地下室内を管理する管理
手段40は地上側に設けた。
【0017】前記地下室内に設置する製造装置10の主
要設備は、図1で示すように、各種サイズの骨材を加
熱、乾燥させるドライヤ1と、このドライヤ1で乾燥し
た骨材を、ふるい部1aを介して各種サイズ別に収納す
る収納ホッパ2と、この収納ホッパ2から計量装置3を
介して送られてきた各種サイズの骨材を、攪拌混合する
ミキサ6と、このミキサ6で攪拌混合して製造したアス
ファルト合材を受け取る収納バケット8をもって構成し
た。なお、収納バケット8は、後述する搬出手段35の
搬送バケット36の位置まで移動可能に設け、搬送バケ
ット36の位置に収納バケット8が到来すると、収納し
ているアスファルト合材を搬送バケット36に受け渡す
構成とした。なお、前記ドライヤ1に骨材を供給する手
段としては図2で示すように、地下室の天蓋に相当する
覆工板55に搬入口1aを設け、この搬入口1aを介し
て供給するようにした。
要設備は、図1で示すように、各種サイズの骨材を加
熱、乾燥させるドライヤ1と、このドライヤ1で乾燥し
た骨材を、ふるい部1aを介して各種サイズ別に収納す
る収納ホッパ2と、この収納ホッパ2から計量装置3を
介して送られてきた各種サイズの骨材を、攪拌混合する
ミキサ6と、このミキサ6で攪拌混合して製造したアス
ファルト合材を受け取る収納バケット8をもって構成し
た。なお、収納バケット8は、後述する搬出手段35の
搬送バケット36の位置まで移動可能に設け、搬送バケ
ット36の位置に収納バケット8が到来すると、収納し
ているアスファルト合材を搬送バケット36に受け渡す
構成とした。なお、前記ドライヤ1に骨材を供給する手
段としては図2で示すように、地下室の天蓋に相当する
覆工板55に搬入口1aを設け、この搬入口1aを介し
て供給するようにした。
【0018】また、前記ミキサ6において骨材と一緒に
攪拌混合するアスファルトおよび石粉は、図1で示すよ
うに、地下室内の上部に近い中央部のやや左側位置に、
アスファルトタンク4、石粉タンク5を並列させて設置
した。そして、これらから、それぞれ適量の材料を搬送
パイプを介してミキサ6内に供給する構成とした。な
お、アスファルトタンク4および石粉タンク5に対する
材料の補給は、図2で示すように、地上の覆工板55に
設置した搬入口4a、5aを介して行うようにした。
攪拌混合するアスファルトおよび石粉は、図1で示すよ
うに、地下室内の上部に近い中央部のやや左側位置に、
アスファルトタンク4、石粉タンク5を並列させて設置
した。そして、これらから、それぞれ適量の材料を搬送
パイプを介してミキサ6内に供給する構成とした。な
お、アスファルトタンク4および石粉タンク5に対する
材料の補給は、図2で示すように、地上の覆工板55に
設置した搬入口4a、5aを介して行うようにした。
【0019】なお、再生合材(再生アスファルト合材)
を使用する場合は、図1で示すように、あらかじめ地下
室内の所定位置(図1で右側上部)に再生合材タンク7
を設置しておき、ここから所定量を搬送パイプを介して
ミキサ6内に送る構成とした。7aは再生合材タンク7
の合材搬入口である。また、前記ドライヤ1は、地下室
内の所定位置に設けた重油タンク9から、燃料を供給
し、この燃料によって骨材の加熱乾燥処理を行うように
した。また、前記製造装置10から排出される排ガス、
特に多量の排ガスを排出するドライヤ1およびミキサ6
の周辺には、図面上には表示していないが、仕切板を設
けて囲いを設置し、放出される粉塵等を含む排ガスを地
下室内に拡散させることなく効率的に捕捉できる構成と
した。そして、図1で示すように地上側に設けたスタッ
ク51を介して大気中へ放出させるようにした。スタッ
ク51には、バックフィルター(図示せず)からなる集
塵装置51aを地下室側に組み込み、排ガスを浄化して
放出する構成とした。
を使用する場合は、図1で示すように、あらかじめ地下
室内の所定位置(図1で右側上部)に再生合材タンク7
を設置しておき、ここから所定量を搬送パイプを介して
ミキサ6内に送る構成とした。7aは再生合材タンク7
の合材搬入口である。また、前記ドライヤ1は、地下室
内の所定位置に設けた重油タンク9から、燃料を供給
し、この燃料によって骨材の加熱乾燥処理を行うように
した。また、前記製造装置10から排出される排ガス、
特に多量の排ガスを排出するドライヤ1およびミキサ6
の周辺には、図面上には表示していないが、仕切板を設
けて囲いを設置し、放出される粉塵等を含む排ガスを地
下室内に拡散させることなく効率的に捕捉できる構成と
した。そして、図1で示すように地上側に設けたスタッ
ク51を介して大気中へ放出させるようにした。スタッ
ク51には、バックフィルター(図示せず)からなる集
塵装置51aを地下室側に組み込み、排ガスを浄化して
放出する構成とした。
【0020】地下室内に設定するアスファルトプラント
の主要装置であるドライヤ1と、骨材の収納ホッパ2
と,ミキサー6と、収納バケット8は、地下室の上段側
より順に配置し、プラント全体が地下室内にコンパクト
に収納できるようにした。
の主要装置であるドライヤ1と、骨材の収納ホッパ2
と,ミキサー6と、収納バケット8は、地下室の上段側
より順に配置し、プラント全体が地下室内にコンパクト
に収納できるようにした。
【0021】さらに、前記地下室内の製造装置10で製
造したアスファルト合材を地上に設けたストレージサイ
ロ37へ搬送する搬送手段35は、図3で示すように、
前記ミキサ6の直下に設けた収納バケット8から合材を
受ける搬送バケット36と、この搬送バケット36を前
記ストレージサイロ37側へ引き上げるための駆動装置
39をもって構成した。すなわち駆動装置39の駆動モ
ータ39aにより、巻き取り送り出し自在なワイヤーロ
ープ(図示せず)の先端部を、前記搬送バケット36に
連結し、駆動モータ39aを作動させることによりワイ
ヤーロープを介して搬送バケット36が地上側に設けた
ストレージサイロ37側へ引き揚げられる。いわゆる、
リフト形式の搬送手段35に構成した。そして、引き揚
げた搬送バケット36から合材をストレージサイロ37
へ収納するようにした。なお、図3で示す39bは、ワ
イヤーロープのガイド、38は、搬送バケットのフレー
ムガイドである。さらに、実施例ではストレージサイロ
37は、保温構造とし、収納したアスファルト合材が冷
却しないようにした。
造したアスファルト合材を地上に設けたストレージサイ
ロ37へ搬送する搬送手段35は、図3で示すように、
前記ミキサ6の直下に設けた収納バケット8から合材を
受ける搬送バケット36と、この搬送バケット36を前
記ストレージサイロ37側へ引き上げるための駆動装置
39をもって構成した。すなわち駆動装置39の駆動モ
ータ39aにより、巻き取り送り出し自在なワイヤーロ
ープ(図示せず)の先端部を、前記搬送バケット36に
連結し、駆動モータ39aを作動させることによりワイ
ヤーロープを介して搬送バケット36が地上側に設けた
ストレージサイロ37側へ引き揚げられる。いわゆる、
リフト形式の搬送手段35に構成した。そして、引き揚
げた搬送バケット36から合材をストレージサイロ37
へ収納するようにした。なお、図3で示す39bは、ワ
イヤーロープのガイド、38は、搬送バケットのフレー
ムガイドである。さらに、実施例ではストレージサイロ
37は、保温構造とし、収納したアスファルト合材が冷
却しないようにした。
【0022】地下室内の環境を制御する前記空調手段1
6は、図2で示すように、地上側に送風装置11、12
を設け、この送風装置11、12をもって地下室内に外
気を送り込むようにすると共に、図1で示す地下室内の
左側、最地階の床面に吸引口13を有する排気装置14
を設けて構成した。そして、この排気装置14により地
下室内の空気を吸引口13からパイプ15介して吸い揚
げ、その吸い揚げた空気を図1で示すフィルター15a
を通して大気中に排出するようにした。したがって、地
下室内の空気の対流は、常に地上側から地下室内の最地
階床側に強制的に流れ、そこから排気装置14により大
気中へ放出される。なお、送風装置11、12および吸
入口13は必要に応じて多数位置に設置しても構わな
い。
6は、図2で示すように、地上側に送風装置11、12
を設け、この送風装置11、12をもって地下室内に外
気を送り込むようにすると共に、図1で示す地下室内の
左側、最地階の床面に吸引口13を有する排気装置14
を設けて構成した。そして、この排気装置14により地
下室内の空気を吸引口13からパイプ15介して吸い揚
げ、その吸い揚げた空気を図1で示すフィルター15a
を通して大気中に排出するようにした。したがって、地
下室内の空気の対流は、常に地上側から地下室内の最地
階床側に強制的に流れ、そこから排気装置14により大
気中へ放出される。なお、送風装置11、12および吸
入口13は必要に応じて多数位置に設置しても構わな
い。
【0023】地下室内におけるプラントの稼働状況を監
視する監視手段30は、先に説明したように地下室内に
おける前記製造装置10からの各種材料の漏れがないか
を検知する検知手段17と、地下室内の空気成分を検出
する空気成分検出手段20と、各装置の作業状態を認識
する視認手段26をもって構成した。図4は、監視手段
30の系統図を含む地下アスファルトプラントの管理系
統図である。
視する監視手段30は、先に説明したように地下室内に
おける前記製造装置10からの各種材料の漏れがないか
を検知する検知手段17と、地下室内の空気成分を検出
する空気成分検出手段20と、各装置の作業状態を認識
する視認手段26をもって構成した。図4は、監視手段
30の系統図を含む地下アスファルトプラントの管理系
統図である。
【0024】さらに、実施例において前記監視手段30
を構成する検知手段17としては、図1で示すように、
製造装置10の収納バケット8の下側近傍に設けたアス
ファルト漏れ探知機18と、重油タンク9の近傍位置に
設置した油分等を検知する重油漏れ探知機19と(図面
では最地階床に設置している)、さらに、地下の最下部
の床に設けた水漏れ探知機20をもって構成した。そし
て、前記水漏れ探知機20は、一定量の水位が溜まると
地下室内に設けた(図1で右下)ポンプ20aにより排
水パイプ20bを介して地上側に排水する自動排水装置
として構成とした。なお、地下室内には、火災発生用の
緊急消火手段として要所要所に放水用のスプリンクラー
(図示せず)を複数基を設けた。
を構成する検知手段17としては、図1で示すように、
製造装置10の収納バケット8の下側近傍に設けたアス
ファルト漏れ探知機18と、重油タンク9の近傍位置に
設置した油分等を検知する重油漏れ探知機19と(図面
では最地階床に設置している)、さらに、地下の最下部
の床に設けた水漏れ探知機20をもって構成した。そし
て、前記水漏れ探知機20は、一定量の水位が溜まると
地下室内に設けた(図1で右下)ポンプ20aにより排
水パイプ20bを介して地上側に排水する自動排水装置
として構成とした。なお、地下室内には、火災発生用の
緊急消火手段として要所要所に放水用のスプリンクラー
(図示せず)を複数基を設けた。
【0025】前記空気成分検出手段21は、地下室内の
各階毎に温度計22と、酸素濃度計23および炭酸ガス
濃度計24を設定し、常時空気成分等を検出できるよう
にした。そして、各濃度・温度の表示は、後述する管理
室41内のディスプレー42に表示し、地下室内の管理
情報として活用できる構成とした。
各階毎に温度計22と、酸素濃度計23および炭酸ガス
濃度計24を設定し、常時空気成分等を検出できるよう
にした。そして、各濃度・温度の表示は、後述する管理
室41内のディスプレー42に表示し、地下室内の管理
情報として活用できる構成とした。
【0026】また、視認手段26としては、図1で示す
ようにテレビカメラを用い、各装置の作業状態を捕捉で
きるようにした。そして、捕捉した画像を後述する管理
室41内のディスプレー42に写し出し作業状況を遠距
離監視できるようにした。また、テレビカメラは管理室
41からの遠隔操作により焦点距離の制御や、視認方向
が変更できるものを使用し、さらに、テレビカメラの映
像を鮮明にするため、地下室内の所定位置に複数基の照
明灯(図示せず)を設けた。
ようにテレビカメラを用い、各装置の作業状態を捕捉で
きるようにした。そして、捕捉した画像を後述する管理
室41内のディスプレー42に写し出し作業状況を遠距
離監視できるようにした。また、テレビカメラは管理室
41からの遠隔操作により焦点距離の制御や、視認方向
が変更できるものを使用し、さらに、テレビカメラの映
像を鮮明にするため、地下室内の所定位置に複数基の照
明灯(図示せず)を設けた。
【0027】図4で示す管理手段40は、図1で示すよ
うに地上に設けた管理室41内に設置した。そして、前
記監視手段30から送られてきた情報を表示するディス
プレー42と、このディスプレー42に表示された数値
あるいは画像に基づいて地下室内の各装置の操作を行う
操作部43を装備させ、地下アスファルトプラントの総
合的管理を行うことができる構成とした。すなわち、ア
スファルト合材の製造装置10や、搬出手段35、その
他前記した各装置および各手段の制御を全てこの操作部
43で制御できる構成とした。
うに地上に設けた管理室41内に設置した。そして、前
記監視手段30から送られてきた情報を表示するディス
プレー42と、このディスプレー42に表示された数値
あるいは画像に基づいて地下室内の各装置の操作を行う
操作部43を装備させ、地下アスファルトプラントの総
合的管理を行うことができる構成とした。すなわち、ア
スファルト合材の製造装置10や、搬出手段35、その
他前記した各装置および各手段の制御を全てこの操作部
43で制御できる構成とした。
【0028】なお、図1で示す44、45は、地下室内
に入るための入口ドアである。また、図では地下室内の
各階に上り下りする手段として階段を設け、この階段に
は、発光塗料を塗布すると共に、階段の所定位置には、
手すり(図示せず)を設け、作業者への安全面を図った
構成とした。さらに、実施例では、作業者が地下室内に
下りて作業をする際に、管理室41内のオペレータと連
絡がとりあえるようにインターホン(図示せず)を所定
の位置に取り付けた。なお、各階に上がり下りする手段
は、階段以外の上がり下りするエレベータ等の手段でも
構わない。
に入るための入口ドアである。また、図では地下室内の
各階に上り下りする手段として階段を設け、この階段に
は、発光塗料を塗布すると共に、階段の所定位置には、
手すり(図示せず)を設け、作業者への安全面を図った
構成とした。さらに、実施例では、作業者が地下室内に
下りて作業をする際に、管理室41内のオペレータと連
絡がとりあえるようにインターホン(図示せず)を所定
の位置に取り付けた。なお、各階に上がり下りする手段
は、階段以外の上がり下りするエレベータ等の手段でも
構わない。
【0029】つぎに、この地下アスファルトプラントの
作動を手順に従って説明する。はじめに、地下室の天蓋
に相当する覆工板55に設けた各材料の搬入口から各種
材料を搬入する。骨材は、ドライヤ1の搬入口1aから
供給し、ドライヤ1で加熱乾燥させ収納ホッパ2側に搬
送させる。そして、搬送した骨材は、サイズ別になるよ
うに、ふるい1aを介して各収納ホッパ2に収納させ
る。収納した骨材は、計量器3で所定量計量したのち、
すなわち1バッチ分を計量したのちミキサー6に送る。
作動を手順に従って説明する。はじめに、地下室の天蓋
に相当する覆工板55に設けた各材料の搬入口から各種
材料を搬入する。骨材は、ドライヤ1の搬入口1aから
供給し、ドライヤ1で加熱乾燥させ収納ホッパ2側に搬
送させる。そして、搬送した骨材は、サイズ別になるよ
うに、ふるい1aを介して各収納ホッパ2に収納させ
る。収納した骨材は、計量器3で所定量計量したのち、
すなわち1バッチ分を計量したのちミキサー6に送る。
【0030】一方、石粉とアスファルトも所定量を計量
し、各石粉タンク5およびアスファルトタンク4からそ
れぞれがミキサー6に送り込む。なお、前記骨材、アス
ファルトおよび石粉に、さらに再生合材を加えて、いわ
ゆる再生アスファルト合材を製造する場合は、再生合材
タンク7より、その適量を取り出しミキサ6に供給す
る。
し、各石粉タンク5およびアスファルトタンク4からそ
れぞれがミキサー6に送り込む。なお、前記骨材、アス
ファルトおよび石粉に、さらに再生合材を加えて、いわ
ゆる再生アスファルト合材を製造する場合は、再生合材
タンク7より、その適量を取り出しミキサ6に供給す
る。
【0031】ミキサ6に供給された各種材料は、ミキサ
6の運転により攪拌混合され、アスファルト合材として
製造される。製造されたアスファルト合材は、直ちにミ
キサ6の下部に設けた収納バケット8に落とし込む。
6の運転により攪拌混合され、アスファルト合材として
製造される。製造されたアスファルト合材は、直ちにミ
キサ6の下部に設けた収納バケット8に落とし込む。
【0032】ついで落とし込んだアスファルト合材を、
地上に設けたストレージサイロ37に搬出させるため、
まず、収納バケット8を移動させる。そして搬送バケッ
ト36の直上位置で、収納しているアスファルト合材を
搬送バケット36に受け渡す。
地上に設けたストレージサイロ37に搬出させるため、
まず、収納バケット8を移動させる。そして搬送バケッ
ト36の直上位置で、収納しているアスファルト合材を
搬送バケット36に受け渡す。
【0033】搬送バケット36への受け渡しが終了した
ところで、駆動装置39を作動させ搬送バケット36を
地上に設けたストレージサイロ37まで搬送させる。そ
して、アスファルト合材を、ストレージサイロ37内に
収納させる。そして、このストレージサイロ37からダ
ンプトラック50等に、所定量のアスファルト合材を積
み荷し、舗設現場へ運び、しかるべき舗設作業を行う。
ところで、駆動装置39を作動させ搬送バケット36を
地上に設けたストレージサイロ37まで搬送させる。そ
して、アスファルト合材を、ストレージサイロ37内に
収納させる。そして、このストレージサイロ37からダ
ンプトラック50等に、所定量のアスファルト合材を積
み荷し、舗設現場へ運び、しかるべき舗設作業を行う。
【0034】ところで、そのアスファルト合材の製造過
程において製造装置10から排出される粉塵やミスト等
は、地上側に設置したスタック51から集塵装置51a
を介して浄化され、大気中に放出される。一方、地下室
内の空気は、地上側から最地階側に、強制されて流れる
ようになっているため、最地階の床に設けられた吸引口
13から吸引され、フィルター15aを介して地上側に
排出される。したがって、地上の大気中に有害な物質を
まき散らすことはほとんどない。
程において製造装置10から排出される粉塵やミスト等
は、地上側に設置したスタック51から集塵装置51a
を介して浄化され、大気中に放出される。一方、地下室
内の空気は、地上側から最地階側に、強制されて流れる
ようになっているため、最地階の床に設けられた吸引口
13から吸引され、フィルター15aを介して地上側に
排出される。したがって、地上の大気中に有害な物質を
まき散らすことはほとんどない。
【0035】地下室内のアスファルトプラントの作動
は、監視手段30により常に監視され、管理室41で管
理される。例えば、地下室内のアスファルトタンク4か
らアスファルト等の材料が漏れた場合には、探知手段1
7が作動し、管理室41のディスプレー42に表示して
異常を知らせる。したがって、管理室41内のオペレー
タが、そのディスプレー42の表示を確認すると共に、
他の監視手段30から送られてきた情報を見ながら各装
置の操作をすることで、その材料漏れに対応することが
できる。なお、作業者が地下室内に下りて作業する場合
には、管理室41内のオペレータとインターホン(図示
せず)により連絡をとりながら作業をすることもでき
る。さらに、地下室内の所定位置には、緊急消火設備と
してのスプリンクラー等が装備されているため、作業の
安全が確保される。また、放水した水が一定レベルに達
すると、水漏れ探知機20が作動し、その水は自動的に
地上側に排出される。
は、監視手段30により常に監視され、管理室41で管
理される。例えば、地下室内のアスファルトタンク4か
らアスファルト等の材料が漏れた場合には、探知手段1
7が作動し、管理室41のディスプレー42に表示して
異常を知らせる。したがって、管理室41内のオペレー
タが、そのディスプレー42の表示を確認すると共に、
他の監視手段30から送られてきた情報を見ながら各装
置の操作をすることで、その材料漏れに対応することが
できる。なお、作業者が地下室内に下りて作業する場合
には、管理室41内のオペレータとインターホン(図示
せず)により連絡をとりながら作業をすることもでき
る。さらに、地下室内の所定位置には、緊急消火設備と
してのスプリンクラー等が装備されているため、作業の
安全が確保される。また、放水した水が一定レベルに達
すると、水漏れ探知機20が作動し、その水は自動的に
地上側に排出される。
【0036】なお、この発明は、上記の実施例に限定さ
れるものではなく、例えば、地下室内に設けた各材料の
収納タンクの位置を近接させて設置し、地下室内のスペ
ースをより効率的に活用することや、製造したアスファ
ルト合材を地上側に搬出する手段として、リフト形式の
収納バケットを用いたが、ホットエレベータであっても
よい。さらに、アスファルトタンクおよび石粉タンク
は、縦方向に地下室内に設置し、搬送装置によってミキ
サまで各材料を投入する構成としてもよい。
れるものではなく、例えば、地下室内に設けた各材料の
収納タンクの位置を近接させて設置し、地下室内のスペ
ースをより効率的に活用することや、製造したアスファ
ルト合材を地上側に搬出する手段として、リフト形式の
収納バケットを用いたが、ホットエレベータであっても
よい。さらに、アスファルトタンクおよび石粉タンク
は、縦方向に地下室内に設置し、搬送装置によってミキ
サまで各材料を投入する構成としてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上、実施例を通して説明したようにこ
の発明は構成したので、次の優れた効果を発揮する。 地下式であるため、周辺の景観を損なうことがな
い。そのため用地の確保が容易となり、施工道路の近傍
に設置することが可能となる。特に道路直下に地下室を
設置してこのアスファルトプラントを設けることによ
り、この効果はさらに顕著となる。すなわち、用地の有
効利用としての効果を発揮する。しかも、製造したアス
ファルト合材の出荷位置、すなわち舗設現場までの輸送
距離が短縮され、適正な温度で直ぐに打設することがで
きる。その結果、コスト、品質ともに優れた舗装を得る
ことができる。 また、補修舗装が必要になった場合、地下アスファ
ルトプラントは,取り壊すことなく維持したまま再び稼
働させることができる。
の発明は構成したので、次の優れた効果を発揮する。 地下式であるため、周辺の景観を損なうことがな
い。そのため用地の確保が容易となり、施工道路の近傍
に設置することが可能となる。特に道路直下に地下室を
設置してこのアスファルトプラントを設けることによ
り、この効果はさらに顕著となる。すなわち、用地の有
効利用としての効果を発揮する。しかも、製造したアス
ファルト合材の出荷位置、すなわち舗設現場までの輸送
距離が短縮され、適正な温度で直ぐに打設することがで
きる。その結果、コスト、品質ともに優れた舗装を得る
ことができる。 また、補修舗装が必要になった場合、地下アスファ
ルトプラントは,取り壊すことなく維持したまま再び稼
働させることができる。
【0038】 アスファルトプラントの稼働に伴う大
気の汚染や騒音は、地下室内に設けられているため防止
される。特に、製造装置から排出される粉塵やミストを
含む排ガスは、集塵装置を介してスタックから排出され
るため、大気の汚染を抑止する。また、地下室内は、空
気制御手段により空気が地上側から最地階側に流れ、フ
ィルターを介して常に大気中に放出しているため、前記
集塵装置を介してスタックから放出される排ガス同様に
浄化され、環境公害を防ぐことができる。 地下室内には、アスファルトプラントの稼働の状況
を監視するための各種検出手段を設け、地上側には、監
視手段からの情報に基づいてプラントの管理を行う管理
設備が設定されているため、操業の安全と効率性、さら
には経済性の高い地下アスファルトプラントとしての機
能が発揮される。
気の汚染や騒音は、地下室内に設けられているため防止
される。特に、製造装置から排出される粉塵やミストを
含む排ガスは、集塵装置を介してスタックから排出され
るため、大気の汚染を抑止する。また、地下室内は、空
気制御手段により空気が地上側から最地階側に流れ、フ
ィルターを介して常に大気中に放出しているため、前記
集塵装置を介してスタックから放出される排ガス同様に
浄化され、環境公害を防ぐことができる。 地下室内には、アスファルトプラントの稼働の状況
を監視するための各種検出手段を設け、地上側には、監
視手段からの情報に基づいてプラントの管理を行う管理
設備が設定されているため、操業の安全と効率性、さら
には経済性の高い地下アスファルトプラントとしての機
能が発揮される。
【図1】この発明の一実施例を示す地下アスファルトプ
ラントの側断面図である。
ラントの側断面図である。
【図2】アスファルトプラントの地上側からの矢視平面
図である。
図である。
【図3】搬出手段を示す一部断面図である。
【図4】監視手段の系統図を含む地下アスファルトプラ
ントの管理系統図である。
ントの管理系統図である。
1 ドライヤ 2 収納ホッパ 3 計量装置 4 アスファルトタンク 5 石粉タンク 6 ミキサ 7 再生合材タンク 8 収納バケット 9 重油タンク 10 製造装置 11,12 送風装置 14 排気装置 16 空調手段 17 検知手段 21 検出手段 26 視認手段 30 監視手段 35 搬出手段 36 搬出バケット 37 ストレージサイロ 40 管理手段 42 認識手段 43 操作手段 51 スタック 51a 集塵装置 55 覆工板
Claims (5)
- 【請求項1】アスファルト合材の製造装置を地下室内に
設けた地下アスファルトプラントにおいて、 地上側に前記地下室内の製造装置に接続するスタック
と、アスファルト合材を貯蔵するストレージサイロを設
置し、 前記地上側に設けたスタックは地下側に集塵装置を介し
て接続され、 前記製造装置は、骨材を加熱乾燥するドライヤと、乾燥
した骨材をサイズ別に分けて収納するホッパと、各種材
料を攪拌混合するミキサとを上側から順に設置すると共
に、前記ミキサに搬送する石粉とアスファルトのそれぞ
れを収納する石粉タンクおよびアスファルトタンクをミ
キサより上側位置に設け、 前記製造装置により製造したアスファルト合材をミキサ
側から地上に設けたストレージサイロに送り込む搬送手
段とからなることを特徴とする地下アスファルトプラン
ト。 - 【請求項2】前記地下室には、地下室内の空気の流れを
制御する空調手段と、地下室内を監視する監視手段と、
この監視手段からの情報により地下室内を管理する管理
手段とを設置した請求項1に記載の地下アスファルトプ
ラント。 - 【請求項3】 前記空調手段は、外気を地下室内に送り
込む送風装置と、地下内の空気を大気中に放出する排気
装置をもって構成した請求項2に記載の地下アスファル
トプラント。 - 【請求項4】前記監視手段は、前記地下室内における材
料漏れを検知する検知手段と、地下室内の空気の状態を
検出する検出手段と、地下室内の各装置の作動を認識す
る視認手段とからなる請求項2、3に記載の地下アスフ
ァルトプラント。 - 【請求項5】前記管理手段は、地上側に設け、前記監視
手段からの情報を認識する認識手段と、この認識手段に
基づいて前記製造装置および前記各手段を遠隔操作する
操作手段とからなる請求項2、3、4に記載の地下アス
ファルトプラント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4182222A JPH0626007A (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 地下アスファルトプラント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4182222A JPH0626007A (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 地下アスファルトプラント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0626007A true JPH0626007A (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=16114482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4182222A Pending JPH0626007A (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 地下アスファルトプラント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0626007A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010013884A (ja) * | 2008-07-07 | 2010-01-21 | Nikko Co Ltd | 携帯端末を利用したアスファルトプラントの遠隔操作システム |
CN107053483A (zh) * | 2017-01-26 | 2017-08-18 | 北京鑫源诺美环保科技有限责任公司 | 沥青混凝土搅拌站下沉式工艺布置 |
JP2020204178A (ja) * | 2019-06-17 | 2020-12-24 | 有限会社あおい運輸 | 品質管理システム、アスファルトプラントおよび車両 |
-
1992
- 1992-07-09 JP JP4182222A patent/JPH0626007A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010013884A (ja) * | 2008-07-07 | 2010-01-21 | Nikko Co Ltd | 携帯端末を利用したアスファルトプラントの遠隔操作システム |
CN107053483A (zh) * | 2017-01-26 | 2017-08-18 | 北京鑫源诺美环保科技有限责任公司 | 沥青混凝土搅拌站下沉式工艺布置 |
JP2020204178A (ja) * | 2019-06-17 | 2020-12-24 | 有限会社あおい運輸 | 品質管理システム、アスファルトプラントおよび車両 |
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