JPH10267337A - 建物の地下施設における換気システム - Google Patents
建物の地下施設における換気システムInfo
- Publication number
- JPH10267337A JPH10267337A JP9165697A JP9165697A JPH10267337A JP H10267337 A JPH10267337 A JP H10267337A JP 9165697 A JP9165697 A JP 9165697A JP 9165697 A JP9165697 A JP 9165697A JP H10267337 A JPH10267337 A JP H10267337A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 建物階高を低減して、建物構造躯体の建設費
を低減し、また、地下施設の空間の気積を減少して換気
量を減少し、換気設備にかかわる建設費及び運転費を低
減すると共に電力消費量を低減して省エネルギー化を図
ることができ、さらに空気より重い有害ガスは地下施設
の下から、空気より軽い有害ガスは上部から排気して、
換気効率を向上し、居住環境を改善し、建物の汚れを防
止する。 【解決手段】 建物の地下部分に設けられた施設におい
て、有害ガスが空気より重い場合、施設内への給気を湧
水槽空間を経由して施設内に立設した給気スタックの上
端の給気口から行い、施設内の有害ガスを含んだ汚れた
空気の排気を床面に設けた排気口から湧水槽内に配した
排気ダクトを経由して行う。有害ガスが空気より軽い場
合は、施設内の給気、排気の位置を逆にして給排を行
う。
を低減し、また、地下施設の空間の気積を減少して換気
量を減少し、換気設備にかかわる建設費及び運転費を低
減すると共に電力消費量を低減して省エネルギー化を図
ることができ、さらに空気より重い有害ガスは地下施設
の下から、空気より軽い有害ガスは上部から排気して、
換気効率を向上し、居住環境を改善し、建物の汚れを防
止する。 【解決手段】 建物の地下部分に設けられた施設におい
て、有害ガスが空気より重い場合、施設内への給気を湧
水槽空間を経由して施設内に立設した給気スタックの上
端の給気口から行い、施設内の有害ガスを含んだ汚れた
空気の排気を床面に設けた排気口から湧水槽内に配した
排気ダクトを経由して行う。有害ガスが空気より軽い場
合は、施設内の給気、排気の位置を逆にして給排を行
う。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の地下部分に
設けられた駐車場等種々の地下施設において発生する有
害ガスを除去する換気システムに関する。
設けられた駐車場等種々の地下施設において発生する有
害ガスを除去する換気システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、建物の地下部分に設けられた駐車
場で有害ガスを除去する為に、次のような換気システム
が採られている。 図３に示すように地下駐車場１の空間上部に、給気
用ダクト２及び排気用ダクト３を設け、地下駐車場１の
各室１ａ〜１ｄごとに給気用ダクト２に給気口４を、排
気用ダクト３に排気口５を設け、換気の必要な室１ａ〜
１ｄに対して給気用ダクト２に連なる給気ファン６と排
気用ダクト３に連なる排気ファン７とを運転して、給気
口４より給気し、排気口５より排気する単一ダクト方
式。 図４に示すように地下駐車場１の空間上部に、高速
給気ファン８及びこれに連なる高速給気ダクト９を設
け、この高速給気ダクト９から地下駐車場１の各室１ａ
〜１ｄごとに給気ノズル１０を分岐して設け、地下駐車
場１の給気用ダクト１１に連なる給気ファン１２，排気
用ダクト１３に連なる排気ファン１４を運転して地下駐
車場１内の給排を行う際、給気ノズル１０から空気を高
速にて吹き出し、誘引効果にて地下駐車場１内の空気を
給気用ダクト１１側から排気用ダクト１３側の一定方向
に移動させるディリベント方式。 図５に示すように地下駐車場１の空間上部に、各室
１ａ〜１ｄごとにノズル付ファンユニット１５を設け、
地下駐車場１の給気用ダクト１１に連なる給気ファン１
２，排気用ダクト１３に連なる排気ファン１４を運転し
て地下駐車場１内の給排を行う際、ノズル付ファンユニ
ット１５の運転により給気用ダクト１１の給気口１１ａ
からの外気を排気用ダクト１３の排気口１３ａまで順次
移送しながら全体をよどみなく換気するトップベント方
式。 図６に示すように地下駐車場１の空間上部に、各室
１ａ〜１ｄごとに誘導ファン１６と誘導ノズル１７とを
交互に設け、地下駐車場１の給気用ダクト１１に連なる
給気ファン１２，排気用ダクト１３に連なる排気ファン
１４を運転して地下駐車場１内の給排を行う際、給気用
ダクト１１の給気口１１ａから室１ａに入った外気を誘
導ファン１６で撹拌して次の室１ｂに送り、室１ｂに入
った外気を誘導ノズル１７で撹拌して次の室１ｃの下方
に送り、室１ｃに入った外気を誘導ファン１６で撹拌し
て次の室１ｄに送り、室１ｄに入った外気を誘導ノズル
１７で撹拌して排気用ダクト１３の排気口１３ａに導い
て全体をよどみなく換気するパークベント方式。
場で有害ガスを除去する為に、次のような換気システム
が採られている。 図３に示すように地下駐車場１の空間上部に、給気
用ダクト２及び排気用ダクト３を設け、地下駐車場１の
各室１ａ〜１ｄごとに給気用ダクト２に給気口４を、排
気用ダクト３に排気口５を設け、換気の必要な室１ａ〜
１ｄに対して給気用ダクト２に連なる給気ファン６と排
気用ダクト３に連なる排気ファン７とを運転して、給気
口４より給気し、排気口５より排気する単一ダクト方
式。 図４に示すように地下駐車場１の空間上部に、高速
給気ファン８及びこれに連なる高速給気ダクト９を設
け、この高速給気ダクト９から地下駐車場１の各室１ａ
〜１ｄごとに給気ノズル１０を分岐して設け、地下駐車
場１の給気用ダクト１１に連なる給気ファン１２，排気
用ダクト１３に連なる排気ファン１４を運転して地下駐
車場１内の給排を行う際、給気ノズル１０から空気を高
速にて吹き出し、誘引効果にて地下駐車場１内の空気を
給気用ダクト１１側から排気用ダクト１３側の一定方向
に移動させるディリベント方式。 図５に示すように地下駐車場１の空間上部に、各室
１ａ〜１ｄごとにノズル付ファンユニット１５を設け、
地下駐車場１の給気用ダクト１１に連なる給気ファン１
２，排気用ダクト１３に連なる排気ファン１４を運転し
て地下駐車場１内の給排を行う際、ノズル付ファンユニ
ット１５の運転により給気用ダクト１１の給気口１１ａ
からの外気を排気用ダクト１３の排気口１３ａまで順次
移送しながら全体をよどみなく換気するトップベント方
式。 図６に示すように地下駐車場１の空間上部に、各室
１ａ〜１ｄごとに誘導ファン１６と誘導ノズル１７とを
交互に設け、地下駐車場１の給気用ダクト１１に連なる
給気ファン１２，排気用ダクト１３に連なる排気ファン
１４を運転して地下駐車場１内の給排を行う際、給気用
ダクト１１の給気口１１ａから室１ａに入った外気を誘
導ファン１６で撹拌して次の室１ｂに送り、室１ｂに入
った外気を誘導ノズル１７で撹拌して次の室１ｃの下方
に送り、室１ｃに入った外気を誘導ファン１６で撹拌し
て次の室１ｄに送り、室１ｄに入った外気を誘導ノズル
１７で撹拌して排気用ダクト１３の排気口１３ａに導い
て全体をよどみなく換気するパークベント方式。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記各方式
の地下駐車場の換気システムは、給排気の為の配管，機
器等を地下駐車場１の空間上部に設けるので、法定高さ
に加えて余分な建物階高を設定する必要があり、その分
建物構造躯体の建設費が高くなった。また、地下駐車場
１の空間の気積が余分に多くなって、法定換気量も余分
に必要となり、換気設備にかかわる建設費及び運転に必
要な電力も余分に必要となる。さらに、換気にかかわる
給気及び排気は、地下駐車場１の空間上部より行うの
で、空気より重い排気ガス等の場合は、捕集効率が悪
く、居住環境が悪化すると共に建物の汚れがひどくな
り、空気より軽い排気ガスの場合は、給気側との混合が
発生し、同様に捕集効率が低下する。そこで本発明は、
建物階高を低減して、建物構造躯体の建設費を低減し、
また、地下施設の空間の気積を減少して換気量を減少
し、換気設備にかかわる建設費及び運転費を低減すると
共に電力消費量を低減して省エネルギー化を図ることが
でき、さらに空気より重い有害ガスは地下施設の下か
ら、空気より軽い有害ガスは上部から排気して換気効率
を向上し、居住環境を改善し、建物の汚れを防止できる
建物の地下駐車場をはじめとする種々の地下施設におけ
る換気システムを提供しようとするものである。
の地下駐車場の換気システムは、給排気の為の配管，機
器等を地下駐車場１の空間上部に設けるので、法定高さ
に加えて余分な建物階高を設定する必要があり、その分
建物構造躯体の建設費が高くなった。また、地下駐車場
１の空間の気積が余分に多くなって、法定換気量も余分
に必要となり、換気設備にかかわる建設費及び運転に必
要な電力も余分に必要となる。さらに、換気にかかわる
給気及び排気は、地下駐車場１の空間上部より行うの
で、空気より重い排気ガス等の場合は、捕集効率が悪
く、居住環境が悪化すると共に建物の汚れがひどくな
り、空気より軽い排気ガスの場合は、給気側との混合が
発生し、同様に捕集効率が低下する。そこで本発明は、
建物階高を低減して、建物構造躯体の建設費を低減し、
また、地下施設の空間の気積を減少して換気量を減少
し、換気設備にかかわる建設費及び運転費を低減すると
共に電力消費量を低減して省エネルギー化を図ることが
でき、さらに空気より重い有害ガスは地下施設の下か
ら、空気より軽い有害ガスは上部から排気して換気効率
を向上し、居住環境を改善し、建物の汚れを防止できる
建物の地下駐車場をはじめとする種々の地下施設におけ
る換気システムを提供しようとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の建物の地下施設における換気システムは、建
物の地下の最下階の下部に設けられている湧水槽と称さ
れる空間を利用することを特徴とするものである。湧水
槽は、建物の耐圧盤及び地中壁を通して湧いてくる湧水
を集め、且つ排出するポンプを設けるため、室内への湿
気の侵入防止の目的があるが、それ以外の目的には全く
使われていない空間である。通常、湧水槽の深さは、基
礎梁の高さ分より、建物高さの８％程度ある。高さ３０
ｍの建物であれば、２．４ｍとなる。本発明ではこの湧
水槽内に排気ダクトを設けて、湧水槽内の空間を有効に
利用し、上記課題を解決しようとするもので、その手段
としては次の２つがある。
の本発明の建物の地下施設における換気システムは、建
物の地下の最下階の下部に設けられている湧水槽と称さ
れる空間を利用することを特徴とするものである。湧水
槽は、建物の耐圧盤及び地中壁を通して湧いてくる湧水
を集め、且つ排出するポンプを設けるため、室内への湿
気の侵入防止の目的があるが、それ以外の目的には全く
使われていない空間である。通常、湧水槽の深さは、基
礎梁の高さ分より、建物高さの８％程度ある。高さ３０
ｍの建物であれば、２．４ｍとなる。本発明ではこの湧
水槽内に排気ダクトを設けて、湧水槽内の空間を有効に
利用し、上記課題を解決しようとするもので、その手段
としては次の２つがある。
【０００５】その１つは、建物の地下部分に設けられた
施設において、有害ガスが空気より重い場合、施設内へ
の給気を湧水槽空間を経由して施設内に立設した給気ス
タックの上端の給気口から行い、施設内の有害ガスを含
む汚染された空気の排気を床面に設けた排気口から湧水
槽内に配した排気ダクトを経由して行うことを特徴とす
るものである。
施設において、有害ガスが空気より重い場合、施設内へ
の給気を湧水槽空間を経由して施設内に立設した給気ス
タックの上端の給気口から行い、施設内の有害ガスを含
む汚染された空気の排気を床面に設けた排気口から湧水
槽内に配した排気ダクトを経由して行うことを特徴とす
るものである。
【０００６】他の１つは、建物の地下部分に設けられた
施設において、有害ガスが空気より軽い場合、施設内へ
の給気を湧水槽空間を経由して施設内床面に設けた給気
口から行い、施設内の有害ガスを含む汚染された空気の
排気を施設内に立設した排気スタックの上端の排気口か
ら湧水槽内に配した排気ダクトを経由して行うことを特
徴とするものである。
施設において、有害ガスが空気より軽い場合、施設内へ
の給気を湧水槽空間を経由して施設内床面に設けた給気
口から行い、施設内の有害ガスを含む汚染された空気の
排気を施設内に立設した排気スタックの上端の排気口か
ら湧水槽内に配した排気ダクトを経由して行うことを特
徴とするものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明による建物の地下施設にお
ける換気システムの１つの一実施形態を図１によって説
明する。２０は建物の地下施設の一例である地下駐車場
で、有害ガスである車両の排気ガスが空気より重い場合
の換気システムは、地下駐車場２０内への給気を次のよ
うに行う。即ち、地下室に付置した給気筒２１を経由し
て換気機械室２２に設けた送風機２３にて給気用の外気
を地下駐車場２０の下側の湧水槽２４内に送給し、この
送給された外気を湧水槽２４の基礎梁のスリーブ２５を
通して地下駐車場２０の床面２６に設けた開口部２７よ
り地下駐車場２０内に立設した給気スタック２８に通
し、上端の給気口２９より地下駐車場２０内に給気す
る。そして、地下駐車場２０内の排気ガスを含む汚染さ
れた空気の排気を次のように行う。即ち、地下駐車場２
０の床面２６に設けた排気口３０から湧水槽２４内に配
設した排気ダクト３１を経由して換気機械室２２′に設
けた排風機３２にて吸引し、地下室に付置した排気筒３
３を経由して大気に放出する。
ける換気システムの１つの一実施形態を図１によって説
明する。２０は建物の地下施設の一例である地下駐車場
で、有害ガスである車両の排気ガスが空気より重い場合
の換気システムは、地下駐車場２０内への給気を次のよ
うに行う。即ち、地下室に付置した給気筒２１を経由し
て換気機械室２２に設けた送風機２３にて給気用の外気
を地下駐車場２０の下側の湧水槽２４内に送給し、この
送給された外気を湧水槽２４の基礎梁のスリーブ２５を
通して地下駐車場２０の床面２６に設けた開口部２７よ
り地下駐車場２０内に立設した給気スタック２８に通
し、上端の給気口２９より地下駐車場２０内に給気す
る。そして、地下駐車場２０内の排気ガスを含む汚染さ
れた空気の排気を次のように行う。即ち、地下駐車場２
０の床面２６に設けた排気口３０から湧水槽２４内に配
設した排気ダクト３１を経由して換気機械室２２′に設
けた排風機３２にて吸引し、地下室に付置した排気筒３
３を経由して大気に放出する。
【０００８】尚、地下駐車場２０の床面２６に設けた排
気口３０から排気ダクト３１内へは、清掃時の排水や火
災時の消火水が浸入する恐れがあり、また排気ダクト３
１の内部に結露水が発生する恐れがあるので、排気ダク
ト３１は出口側が高く、入口側が低くなるように勾配を
付けると共にその最下位に自動排水用のトラップや逆止
弁等が設けられる。
気口３０から排気ダクト３１内へは、清掃時の排水や火
災時の消火水が浸入する恐れがあり、また排気ダクト３
１の内部に結露水が発生する恐れがあるので、排気ダク
ト３１は出口側が高く、入口側が低くなるように勾配を
付けると共にその最下位に自動排水用のトラップや逆止
弁等が設けられる。
【０００９】本発明による建物の地下施設における換気
システムの他の１つのの一実施例を図２によって説明す
る。３５は建物の地下施設の他の一例である地下貯蔵施
設で、貯蔵物の有害な発生ガスが空気より軽い場合の換
気システムは、地下貯蔵施設３５内への給気を次のよう
に行う。即ち、地下室に付置した給気筒３６を経由して
換気機械室３７に設けた送風機３８にて給気用の外気を
地下貯蔵施設３５の下側の湧水槽３９内に送給し、この
送給された外気を地下貯蔵施設３５の床面４１に設けた
給気口４２から地下貯蔵施設３５内に給気する。そし
て、地下貯蔵施設３５内の貯蔵物の有害な発生ガスを含
む汚染された空気の排気を次のように行う。即ち、地下
貯蔵施設３５内に立設した排気スタック４３の上端の排
気口４４から排気スタック４３を経由し、さらに床面４
１に設けた開口部４５より湧水槽３９内に配設した排気
ダクト４０を経由して換気機械室３７′に設けた排風機
４６にて吸引し、地下室に付置した排気筒４７を経由し
て大気に放出する。
システムの他の１つのの一実施例を図２によって説明す
る。３５は建物の地下施設の他の一例である地下貯蔵施
設で、貯蔵物の有害な発生ガスが空気より軽い場合の換
気システムは、地下貯蔵施設３５内への給気を次のよう
に行う。即ち、地下室に付置した給気筒３６を経由して
換気機械室３７に設けた送風機３８にて給気用の外気を
地下貯蔵施設３５の下側の湧水槽３９内に送給し、この
送給された外気を地下貯蔵施設３５の床面４１に設けた
給気口４２から地下貯蔵施設３５内に給気する。そし
て、地下貯蔵施設３５内の貯蔵物の有害な発生ガスを含
む汚染された空気の排気を次のように行う。即ち、地下
貯蔵施設３５内に立設した排気スタック４３の上端の排
気口４４から排気スタック４３を経由し、さらに床面４
１に設けた開口部４５より湧水槽３９内に配設した排気
ダクト４０を経由して換気機械室３７′に設けた排風機
４６にて吸引し、地下室に付置した排気筒４７を経由し
て大気に放出する。
【００１０】尚、排気ダクト４０の内部に結露水が発生
する恐れがあるので、排気ダクト４０は出口側が高く、
入口側が低くなるように勾配を付けると共にその最下位
に自動排水用のトラップや逆止弁等が設けられる。
する恐れがあるので、排気ダクト４０は出口側が高く、
入口側が低くなるように勾配を付けると共にその最下位
に自動排水用のトラップや逆止弁等が設けられる。
【００１１】
【発明の効果】以上の説明で判るように本発明の建物の
地下施設における換気システムでは、排気ダクトを地下
施設の下の湧水槽内に配設しているので、地下施設にお
いてダクト設置スペースを省略でき、建物階高をその分
低減でき、建物構造躯体の建設費を低減できる。また、
地下施設の空間の気積が減少して換気量が減少し、換気
設備にかかわる建設費及び運転費が低減することができ
ると共に電力消費量を低減して省エネルギー化を図るこ
とがてきる。さらに、空気より重い有害ガスは地下施設
の下から、空気より軽い有害ガスは上部からと、自然法
則にしたがった排出を行うので、換気効率が向上し、居
住環境が改善され、建物の汚れが防止される。その上、
本発明の換気システムでは、湧水槽を給気が経由する場
合、夏期は地中熱にて冷却され、冬期は加温されるの
で、居住環境改善に寄与できる。しかも湧水槽内を常時
給気が経由するので、湿気を除去するのに有効である。
地下施設における換気システムでは、排気ダクトを地下
施設の下の湧水槽内に配設しているので、地下施設にお
いてダクト設置スペースを省略でき、建物階高をその分
低減でき、建物構造躯体の建設費を低減できる。また、
地下施設の空間の気積が減少して換気量が減少し、換気
設備にかかわる建設費及び運転費が低減することができ
ると共に電力消費量を低減して省エネルギー化を図るこ
とがてきる。さらに、空気より重い有害ガスは地下施設
の下から、空気より軽い有害ガスは上部からと、自然法
則にしたがった排出を行うので、換気効率が向上し、居
住環境が改善され、建物の汚れが防止される。その上、
本発明の換気システムでは、湧水槽を給気が経由する場
合、夏期は地中熱にて冷却され、冬期は加温されるの
で、居住環境改善に寄与できる。しかも湧水槽内を常時
給気が経由するので、湿気を除去するのに有効である。
【図１】本発明による建物の地下施設における換気シス
テムの１つの一実施形態を示す図である。
テムの１つの一実施形態を示す図である。
【図２】本発明による建物の地下施設における換気シス
テムの他の１つの一実施形態を示す図である。
テムの他の１つの一実施形態を示す図である。
【図３】従来の地下駐車場の単一ダクト方式の換気シス
テムを示す図である。
テムを示す図である。
【図４】従来の地下駐車場のディリベント方式の換気シ
ステムを示す図である。
ステムを示す図である。
【図５】従来の地下駐車場のトップベント方式の換気シ
ステムを示す図である。
ステムを示す図である。
【図６】従来の地下駐車場のパークベント方式の換気シ
ステムを示す図である。
ステムを示す図である。
２０ 地下駐車場 ２１ 給気筒 ２２，２２′ 換気機械室 ２３ 送風機 ２４ 湧水槽 ２５ 基礎梁のスリーブ ２６ 地下駐車場の床面 ２７ 床面の開口部 ２８ 給気スタック ２９ 給気口 ３０ 排気口 ３１ 排気ダクト ３２ 排風機 ３３ 排気筒 ３５ 地下貯蔵施設 ３６ 給気筒 ３７，３７′ 換気機械室 ３８ 送風機 ３９ 湧水槽 ４０ 排気ダクト ４１ 地下貯蔵施設の床面 ４２ 給気口 ４３ 排気スタック ４４ 排気口 ４５ 床面の開口部 ４６ 排風機 ４７ 排気筒
Claims (2)
- 【請求項１】 建物の地下部分に設けられた施設におい
て、有害ガスが空気より重い場合、施設内への給気を湧
水槽空間を経由して施設内に立設した給気スタックの上
端の給気口から行い、施設内の有害ガスを含む汚染され
た空気の排気を床面に設けた排気口から湧水槽内に配し
た排気ダクトを経由して行うことを特徴とする建物の地
下施設における換気システム。 - 【請求項２】 建物の地下部分に設けられた施設におい
て、有害ガスが空気より軽い場合、施設内への給気を湧
水槽空間を経由して施設内床面に設けた給気口から行
い、施設内の有害ガスを含む汚染された空気の排気を施
設内に立設した排気スタックの上端の排気口から湧水槽
内に配した排気ダクトを経由して行うことを特徴とする
建物の地下施設における換気システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9165697A JPH10267337A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 建物の地下施設における換気システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9165697A JPH10267337A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 建物の地下施設における換気システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10267337A true JPH10267337A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=14032557
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9165697A Pending JPH10267337A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 建物の地下施設における換気システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10267337A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN103557569A (zh) * | 2013-10-12 | 2014-02-05 | 广州市第四建筑工程有限公司 | 地下建筑排风、排水联合回收利用方法 |
| CN104863178A (zh) * | 2015-04-20 | 2015-08-26 | 青岛艾迪森科技有限公司 | 可置于地下的电动汽车充电装置 |
| CN105783174A (zh) * | 2016-05-03 | 2016-07-20 | 甘肃省建筑设计研究院 | 一种基于太阳能的地下汽车库机械通风系统 |
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| WO2021035766A1 (zh) * | 2019-08-28 | 2021-03-04 | 曹文杰 | 一种新型车库 |
-
1997
- 1997-03-25 JP JP9165697A patent/JPH10267337A/ja active Pending
Cited By (10)
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