JPH0625968A - 布地の風綿除去装置 - Google Patents

布地の風綿除去装置

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JPH0625968A
JPH0625968A JP17983492A JP17983492A JPH0625968A JP H0625968 A JPH0625968 A JP H0625968A JP 17983492 A JP17983492 A JP 17983492A JP 17983492 A JP17983492 A JP 17983492A JP H0625968 A JPH0625968 A JP H0625968A
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JP
Japan
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fly
web
exhaust nozzle
wastes
suction
Prior art date
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Pending
Application number
JP17983492A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsunenari Nishi
恒成 西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
INFUINITSUTO NISHI KK
Original Assignee
INFUINITSUTO NISHI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 布地W上の風綿等の異物を効率よく除去す
る。 【構成】 吸引ノズル11、11と排気ノズル12とを
並設し、両者間に、フィルタボックス20とブロワ31
とを介装する。フィルタボックス20には、フィルタエ
レメントとして、エア流路21を斜めに横切る孔明き板
23、24を設ける。孔明き板23、24は、吸引ノズ
ル11、11を介して吸引された風綿を捕捉し、排気ノ
ズル12は、布地W上の風綿を浮き立たせ、吸引ノズル
11、11によって吸引され易くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、布地を捺染工程に搬
入し、プリント模様を付す場合等において、布地の表面
に付着している風綿等を効率よく除去するための布地の
風綿除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多くの布地は、捺染工程によるプリント
模様を付して市場に出荷されるが、捺染工程に搬入され
る布地に風綿等の異物(以下、単に風綿という)が付着
していると、プリント模様に欠点が発生してしまうこと
は、よく知られているとおりである。そこで、布地は、
捺染工程の直前において、適当な風綿除去装置にかけ、
付着している風綿を除去することが必要である。
【0003】かかる目的に使用される従来の風綿除去装
置は、布地の表面に接近させる吸引ノズルと、吸引ノズ
ルに接続するフィルタボックスとブロワとからなり、吸
引ノズルによって吸引される風綿は、フィルタボックス
によって捕捉されるようになっている。なお、吸引ノズ
ルは、一般に、下向きに固定し、その直下を一定速度で
走行する布地の表面を掃引するようにして動作させるの
が普通である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、吸引ノズルは、布地の表面を一方向に掃引する
に過ぎないので、布地に付着している風綿は、そのすべ
てを除去することが難しく、製品の品質が低下してしま
うことが少なくないという問題があった。また、フィル
タボックスは、微細な風綿を効率よく捕捉することを主
眼として、微細メッシュのフィルタエレメントを使用し
ているから、目詰りを起こし易く、長期間に亘って安定
な性能を発揮させることが困難であるという問題もあっ
た。
【0005】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、吸引ノズルに排気ノズルを並設すると
ともに、フィルタエレメントとして孔明き板を使用する
ことによって、風綿の除去性能を大幅に向上し、しか
も、それを長期に亘って安定に維持することができる布
地の風綿除去装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、布地の幅方向に長い吸引ノズル
と、吸引ノズルに並設する排気ノズルと、吸引ノズルと
排気ノズルとの間に介装するフィルタボックスとブロワ
とを備え、フィルタボックスは、エア流路を斜めに横切
る孔明き板と、孔明き板の下方に形成する風綿貯留室と
を備えることをその要旨とする。
【0007】なお、吸引ノズルは、排気ノズルの前後に
並設することができ、また、孔明き板は、孔径が異なる
複数枚を組み合わせることができる。
【0008】
【作用】かかる発明の構成によるときは、吸引ノズル
は、排気ノズルと並設されているから、両者に近接して
布地を走行させれば、布地の表面に付着している風綿
は、まず排気ノズルから噴出するエア流によって布地の
表面から浮き立たせられ、その後、吸引ノズルによって
吸引されることになり、吸引ノズルのみによる場合に比
して、格段に効率よく除去することができる。また、フ
イルタボックスは、フィルタエレメントとして、エア流
路を斜めに横切る孔明き板を使用するから、風綿は、孔
の周縁に掛かるようにして捕捉することができる一方、
多少の風綿が捕捉されても、孔明き板は、その総開孔面
積が殆ど変化せず、したがって、有害な目詰りを起こす
ことがない。なお、孔明き板によって捕捉された風綿
は、その自重により、塊状になって下方の風綿貯留室に
自然落下するから、落下した風綿を取り出す以外に、格
別な清掃作業も殆ど不要である。
【0009】排気ノズルの前後に吸引ノズルを並設する
ときは、まず、上流側の吸引ノズルによって、自由状態
にある風綿を吸引させ、その後、下流側の吸引ノズルに
より、排気ノズルからのエア流によって浮き立たせた風
綿を吸引させることができるので、総合的な風綿除去効
率を一層向上させることができる。
【0010】孔径が異なる複数枚の孔明き板を組み合わ
せれば、大径の孔明き板によって大形の風綿を捕捉させ
た後、小径の孔明き板により、小形の風綿を効率よく捕
捉させることができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0012】布地の風綿除去装置は、吸引ノズル11、
11と、排気ノズル12と、フィルタボックス20と、
ブロワ31とを組み合わせてなる(図1)。
【0013】吸引ノズル11、11は、排気ノズル12
の前後に並設されており、連結材13、13を介し、一
体に組み立てられている。
【0014】吸引ノズル11、11は、それぞれ、布地
Wの幅方向に長い中空平板状に形成されており(図1、
図2)、その上部には、連結部11aが形成されてい
る。また、各吸引ノズル11の底部は、開口部11bと
なっている。一方、排気ノズル12は、上部に連結部1
2aを形成するとともに、その底部は、孔12b、12
b…を列設形成する底板12cによって閉じられてい
る。
【0015】フィルタボックス20は、上部のエア流路
21と下部の風綿貯留室22とを一体に組み立ててなる
(図1、図3)。
【0016】エア流路21の上流側には、吸引ノズル1
1、11と対応する2又のヘッダ部21aが形成されて
おり、ヘッダ部21aは、エアホース21b、21bを
介して吸引ノズル11、11の連結部11a、11aに
連結されている。
【0017】エア流路21には、フィルタエレメントと
して、孔明き板23、24が装着されている。孔明き板
23、24は、エア流路21を斜めに横切るように、ヘ
ッダ部21aに向けて下向きに装着されている。上流側
の孔明き板23は、その下部が風綿貯留室22にまで垂
下し、風綿貯留室22に突出する部分は、ヘッダ部21
aに向けて折り曲げられている。孔明き板23、24に
は、それぞれ、多数の孔23a、23a…、24a、2
4a…が一面に形成されており、上流側の孔明き板23
の孔径は、たとえば約6〜8mm程度とし、下流側の孔明
き板24の孔径は、たとえば約3mm程度とするのがよ
い。
【0018】風綿貯留室22は、適当なロック機構22
a、22aを設け、下方に開閉可能となっている。ま
た、エア流路21の下流側には、アダプタ部21cが形
成されている。
【0019】ブロワ31は、ケーシング31aに収納さ
れており、ケーシング31aの吸込側は、エアホース2
1dを介し、アダプタ部21cに接続されている。ま
た、ケーシング31aの排出側は、エアホース31bを
介し、排気ノズル12の連結部12aに連結されてい
る。
【0020】いま、ブロワ31を運転すると、エアは、
排気ノズル12から排出されるとともに、吸引ノズル1
1、11を介して吸引され、フィルタボックス20を介
してブロワ31に到達する。すなわち、排気ノズル12
は、その底面の孔12b、12b…からエア流を吹き出
すことができる一方、吸引ノズル11、11の開口部1
1b、11bには、吸引方向のエア流を作ることができ
る。そこで、吸引ノズル11、11、排気ノズル12の
直近下方に布地Wを伸展し、布地Wを一方向に走行させ
れば(図1の矢印K方向)、吸引ノズル11、11は、
布地Wを掃引し、布地Wの表面に付着している風綿を吸
引して除去することができる。また、このとき、吸引ノ
ズル11、11は、排気ノズル12の前後両側に並設さ
れており、排気ノズル12からのエア流が、布地W上の
風綿を浮き立たせることができるから、布地W上の風綿
を極めて良好に吸引し、除去することができる。
【0021】フィルタボックス20の孔明き板23、2
4は、吸引ノズル11、11を介して吸引される風綿を
捕捉する。すなわち、孔明き板23、24は、エア流路
21を斜めに横切るから、エアによって搬送される風綿
は、孔明き板23、24を通過する際に、孔23a、2
3a…、24a、24a…の周縁に掛かり、孔明き板2
3、24を通過することができないからである。なお、
実験によれば、上流側の孔明き板23は、吸引される風
綿の殆ど大部分を捕捉することができ、下流側の孔明き
板24による風綿の捕捉量は、極く僅かである。また、
孔明き板23、24によって捕捉された風綿は、ある程
度の量が孔明き板23、24の表面に堆積すると、その
自重によって風綿貯留室22に塊状となって自然落下す
る。そこで、作業員は、適宜の時間間隔ごとに風綿貯留
室22を開き、落下した風綿を廃棄すればよい。
【0022】上流側の孔明き板23は、その下部が風綿
貯留室22にまで垂下され、しかも、上流側に向けて屈
曲されている。そこで、エア流路21を通るエアは、そ
の流れの方向が風綿貯留室22側に曲げられても、風綿
貯留室22を介して孔明き板23の下流側にまわり込む
ことが少ない。なお、エア流路21を通過するエアの流
速は、約10m/秒以下とし、好ましくは、約3〜6m
/秒の程度にするのがよい。過大な流速は、エア流路2
1、風綿貯留室22内のエアの流れを極端に乱してしま
うため、風綿の捕捉性能を低下させる一方、流速が不足
すると、一旦捕捉した風綿が孔23a、23a…、24
a、24a…の周縁から外れたり、風綿が屈曲しながら
孔23a、23a…、24a、24a…を通り抜けたり
することが多くなり、却って捕捉性能を低下させるから
である。
【0023】なお、吸引ノズル11、11から排気ノズ
ル12に至る一連の系は、フィルタボックス20、ブロ
ワ31を含むほぼ密閉された循環系を形成している。そ
こで、仮に、フィルタボックス20が吸引ノズル11、
11を介して吸引された風綿を100%捕捉することが
できなかったとしても、ブロワ31は、排気ノズル12
を介し、捕捉できなかった風綿を布地W上に吹き出し、
下流側の吸引ノズル11は、これを確実に再吸引するこ
とができる。すなわち、フィルタボックス20によって
捕捉できなかった風綿は、ブロワ31によって外部に放
散されてしまうことがなく、吸引ノズル11、11によ
って再吸引することができるから、布地Wに再付着して
製品品質を損なうおそれがない。
【0024】以上の説明において、吸引ノズル11、1
1は、下流側のもののみとしてもよい。また、吸引ノズ
ル11、11、排気ノズル12や、フィルタボックス2
0の外形形状は、単なる一例であって、任意に変更する
ことができるものとする。たとえば、吸引ノズル11、
11と排気ノズル12とは、一体に組み立てず、別体に
してもよく、また、それぞれの形状は、布地Wの幅方向
に長く、布地Wを一様に掃引することができる限り、必
ずしも、中空平板状にする必要はない。さらに、フィル
タボックス20の風綿貯留室22は、その全体を下方に
開くに代えて、側壁部に開閉扉を設けてもよい。
【0025】また、この発明は、布地Wが、一般的な布
地の他、タオル地やパイル生地、毛足の長いカーペット
用生地等であっても、十分な風綿除去性能を発揮するこ
とができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、吸引ノズルと排気ノズルとを並設し、吸引ノズルと
排気ノズルとの間にフィルタボックスとブロワとを介装
し、フィルタボックスには、エア流路を斜めに横切る孔
明き板と、孔明き板の下方の風綿貯留室とを設けること
によって、排気ノズルは、布地の表面に付着している風
綿を浮き立たせ、吸引ノズルは、それを吸引して除去す
ることができる上、フィルタボックスは、フィルタエレ
メントとして孔明き板を使用するから、有害な目詰りの
発生が殆どなく、したがって、従来技術に比し、風綿の
除去性能を大幅に向上することができるとともに、長期
に亘り、それを安定に維持することができるという優れ
た効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成説明図
【図2】 要部構成図(1)
【図3】 要部構成図(2)
【符号の説明】
W…布地 11…吸引ノズル 12…排気ノズル 20…フィルタボックス 21…エア流路 22…風綿貯留室 23、24…孔明き板 31…ブロワ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布地の幅方向に長い吸引ノズルと、該吸
    引ノズルに並設する排気ノズルと、前記吸引ノズルと排
    気ノズルとの間に介装するフィルタボックスとブロワと
    を備えてなり、前記フィルタボックスは、エア流路を斜
    めに横切る孔明き板と、該孔明き板の下方に形成する風
    綿貯留室とを備えることを特徴とする布地の風綿除去装
    置。
  2. 【請求項2】 前記吸引ノズルは、前記排気ノズルの前
    後に並設することを特徴とする請求項1記載の布地の風
    綿除去装置。
  3. 【請求項3】 前記孔明き板は、孔径が異なる複数枚を
    組み合わせることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の布地の風綿除去装置。
JP17983492A 1992-07-07 1992-07-07 布地の風綿除去装置 Pending JPH0625968A (ja)

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JP17983492A JPH0625968A (ja) 1992-07-07 1992-07-07 布地の風綿除去装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102943371A (zh) * 2012-12-12 2013-02-27 吴江市科时达纺织有限公司 一种安全、返尘少的成卷机用吸尘装置
CN114457521A (zh) * 2021-12-20 2022-05-10 际华三五零九纺织有限公司 一种纺织设备用来回往复移动的高速水射流清洗装置

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