JP3571154B2 - フィルタ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はフィルタ装置に関する。
【0002】
さらに詳しくは、液滴捕集装置を用いて濾材での捕捉ミストを回収除去する各種用途のフィルタ装置に関する。
【0003】
【従来の技術】
従来、上記の如き液滴捕集装置では、図4に示すように、処理済気体EAの排気路6に介装した送風機8の吸引力により給気路5から上部室3に処理対象気体SAを導入することにおいて、上部室3に導入された処理対象気体SAは、拡散を伴うだけの単純な気流経路で液滴捕捉材層2に向かって流れるものとなっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の従来装置では、処理対象気体SAに含まれる液滴のほとんど全てを液滴捕捉材層2の捕捉機能により捕捉し、そして、この捕捉液滴を凝集大粒化させて液滴捕捉材層2から下部室下部の受け部7へ落下させるが、この落下の際に、排気路開口6aに向かう処理済気体EAの気流に再び乗って(すなわち、再飛散して)処理済気体EAとともに排気路6へ持ち出される液滴が多く、これが原因で液滴捕集効率の低下を招いていた。
【0005】
以上の実情に対し、本発明の主たる課題は、上記の如き再飛散による排気路への液滴持ち出しを効果的に防止できて、高い液滴捕集効率を得られる液滴捕集装置を提供する点にある。
【0006】
また、この液滴捕集装置を用いて濾材の再生処理を良好に行えるフィルタ装置を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
〔1〕請求項1記載の発明では、濾材における付着液(捕捉ミストが凝集した液)を吸引ヘッドにより吸引除去して濾材を再生する。そして、この濾材再生において、付着液とともに吸引ヘッドに吸引される気体(すなわち、吸引液の分散液滴を含む気体)を、処理対象気体として、吸引ヘッドに接続の吸引路を介し前記液滴捕集装置に導入し、これにより、この液滴捕集装置において濾材からの吸引液を分離捕集し、液滴を分離除去した処理済気体を前記排気路へ送出する。
【0008】
これに対し、排気路を介して導出する処理済気体(すなわち、吸引ヘッドからの吸引気体で液滴を分離除去したもの)を、気体通過方向において濾材の上流側で浄化対象気体に合流させることにより、処理済気体中に分離捕集し切れない微細なミストや塵埃が仮に残存したとしても、これら微細ミストや微細塵埃を濾材で捕捉でき、この点、吸引による濾材再生において濾材からの吸引液や吸引塵埃の漏出を一層確実に防止できる。
【0009】
〔2〕請求項2記載の発明では、前記濾材に通過させる浄化対象気体の含有ミストのうち濾材に至る以前に落下するものを、気体通過方向において濾材の上流側に設けたドレンパンで受け止める。そして、液滴捕集装置から捕集液回収路を介して導出する捕集液(すなわち、濾材再生において濾材から吸引した液)を、ドレンパンにおける受け止め液と合流させて集合排出路へ導くことにより、元は同じ液である捕集液とドレンパンの受け止め液とを一括に処理でき、液の後処理を容易できる。
【0010】
〔3〕請求項3記載の発明では、前記上部室において給気路から供給される処理対象気体を旋回付与手段により縦軸芯周りで旋回させることにより、上部室に導入した処理対象気体中の液滴のうち比較的大粒径のものは、旋回に伴う遠心作用により上部室の内周面に衝突させて捕捉し、その後、この衝突液滴を上部室の内周面、及び、それに続く下部室の内周面を伝わせる形態で下部室下部の受け部まで流下させる。
【0011】
一方、遠心作用が小さくて上部室内周面への衝突には至らない比較的小粒径の液滴(すなわち、処理対象気体に乗ったままの液滴)は、処理対象気体が液滴捕捉材層を通過する過程において液滴捕捉材層で捕捉し、この捕捉後、凝集大粒化させて液滴捕捉材層から下部室下部の受け部に落下させるが、上記の如く室の内周面を伝って流下する液は気流による再飛散を生じ難く、また、この内周面を伝って流下する液量分だけ、下部室内における液滴捕捉材層からの落下液滴量そのものが減少することで、下部室内での落下液滴の再飛散量(排気路開口へ向かう気流に再び乗る落下液滴の量)も減少する。
【0012】
つまり、このことにより、排気路への液滴持ち出しを効果的に防止できて、液滴捕集効率を従来装置に比べ大きく向上させることができる。
【0013】
また、液滴捕捉材層による液滴捕捉に加え、上記の如く遠心作用を利用した液滴捕捉を併用するから、液滴の捕捉性能そのものも従来装置に比べ向上でき、この点からも、上記液滴持ち出しの防止と相まって液滴捕集効率を効果的に向上させることができる。
【0014】
さらにまた、上部室での旋回による液滴捕捉により、液滴捕捉材層中の保持液滴量も少なくなることで、従来装置に比べ液滴捕捉材層の気体通過抵抗が小さくなり、これにより 、気体搬送に要する動力も節減できる。
【0015】
そして、この構成によれば、排気路への液滴持ち出しを効果的に防止した状態で高い液滴捕集効率をもって濾材からの吸引液を分離捕集できるから、処理済気体を濾材の上流側へ還流させる場合において、処理済気体中に多くの液滴が残存して、この残存液滴が濾材に大量に再付着するといったことを効果的に防止した状態で、濾材の再生処理を良好に行うことができる。
【0016】
〔4〕請求項4記載の発明では、平面視において前記上部室の内周面を円形に形成することにより、その平面視円形内周面による案内をもって、旋回付与手段による上部室での縦軸芯周りでの旋回流形成を効率良く行うことができ、これにより、前述の旋回による液滴捕捉機能を高めて、液滴捕集効率の向上をさらに促進できる。
【0017】
〔5〕請求項5記載の発明では、前記旋回付与手段として、上部室に対する給気路の開口を、平面視において上部室内周面の接線方向で処理対象気体を上部室に流入させる構造にし、この接線方向での気体流入により、上部室内周面を案内面とする状態で処理対象気体の流入速度エネルギーを旋回力に変換して、上部室内で縦軸芯周りの旋回流を形成させる。
【0018】
つまり、この構成によれば、液滴捕集装置に対する本来装備の気体搬送装置を利用して上部室での旋回流形成を行うから、旋回付与手段として本来の気体搬送装置とは別の専用駆動装置を設けて、この専用駆動装置により旋回流形成を行うに比べ、装置構成を簡略化して装置製作を容易にするとともに装置コストを安価にすることができる。
【0019】
なお、前記下部室において、排気路の開口を上方から囲う邪魔板を設ければ、この邪魔板の障壁作用をもって、落下液滴の再飛散による排気路への液滴流出を一層確実に防止することができ、これにより、液滴捕集効率の向上をさらに促進できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は液滴捕集装置を示し、縦向きに設置する円筒状容器1の内部を外形形状が円盤状の液滴捕捉材層2により上部室3と下部室4とに仕切り、液滴を含む処理対象気体SAの給気路5を上部室3に開口させるとともに、液滴捕捉材層2を通過させて含有液滴を除去した処理済気体EAに対する排気路6を下部室4に開口させ、そして、下部室4の下部において排気路6の開口6aよりも低い部分を、液滴捕捉材層2での捕捉後に凝集大粒化して液滴捕捉材層2から落下する液滴の受け部7にしてある。
【0021】
8は排気路6に介装した送風機であり、この送風機8の吸引力により、処理対象気体SAを給気路5から上部室3に導入して液滴捕捉材層2に通過させるとともに、液滴捕捉材層2を通過した処理済気体EAを下部室4から排気路6へ導出する。
【0022】
9は捕集液Lの取り出し用として受け部7の最下部よりも若干高い位置で受け部7に開口させた捕集液回収路であり、この捕集液回収路9には送風機8の吸引力による逆流を防止するトラップ10を設けてある。また、11は塵埃などの堆積物を液Lとともに取り出すために受け部7の最下部に開口させた清掃用排液路であり、この清掃用排液路11には通常時は閉弁状態にしておく開閉弁12を設けてある。
【0023】
液滴捕集材層2は、ワイヤーなどの線材や金網などの網材、あるいは、繊維などを構成材として空隙率の大きな立体構造を形成したものであり、通過する処理対象気体SA中の液滴を構成材に接触させて捕捉し、その後、層中で捕捉液滴どうしを凝集させて大粒化した状態で層から離脱落下させるものである。
【0024】
上部室3に対する給気路5の開口5aは、平面視において、円形の上部室内周面3aに沿わせる状態で処理対象気体SAを上部室3に流入させる、換言すれば、平面視において上部室内周面3aの接線方向で処理対象気体SAを上部室3に流入させる構造としてあり、これにより、給気路5から流入する処理対象気体SAを上部室3において縦軸芯P周りで旋回させるようにしてある。
【0025】
つまり、この給気路開口構造を旋回付与手段Cとして、上部室で処理対象気体SAを縦軸芯周りで旋回させることにより、処理対象気体SA中の液滴のうち比較的大粒径のものは、旋回に伴う遠心作用により上部室3の内周面3aに衝突させて捕捉し、この衝突液滴を上部室3の内周面3a、及び、それに続く下部室4の内周面4aを伝わせる形態で下部室下部の受け部7まで流下させる。
【0026】
そして、遠心作用が小さくて上部室内周面3aへの衝突には至らない比較的小粒径の液滴(すなわち、処理対象気体SAに乗ったままの液滴)のみを、液滴捕捉材層2における処理対象気体SAの通過過程で液滴捕捉材層2により捕捉して凝集大粒化状態で液滴捕捉材層2から受け部7に落下させるようにし、これにより、下部室4内における液滴捕捉材層2からの落下液滴量そのものを小量化して、落下液滴の再飛散による排気路6への液滴流出を防止する。
【0027】
また、下部室4には排気路6の開口6aを上方から囲う邪魔板13を設けてあり、この邪魔板13の障壁作用によっても、落下液滴の再飛散による排気路6への液滴流出を合わせ防止する。
【0028】
この邪魔板13は、その囲い空間の下向き開口が排気路開口6aよりも充分に大きい開口面積を有して、この下向き開口における処理済気体EAの流速が排気路開口6aにおける処理済気体EAの流速よりも小さくなるようにしてあり、これにより、邪魔板13の上面を伝って邪魔板13の板縁から落下する液滴や、邪魔板13の板縁近傍を落下する液滴捕捉材層2からの落下液滴が、再飛散状態で邪魔板13の囲い空間内に侵入して排気路開口6aに至るといったことを防止する。
【0029】
14は容器1の蓋であり、この蓋14を開けることにより容器1の上部開口から容器内を容易に清掃できるように、また、この蓋14を開けて液滴捕捉材層2を容器1から取り出すことにより、液滴捕捉材層2の清掃や交換を容易に行えるようにしてある。
【0030】
図3は上記の液滴捕集装置Xを用いたフィルタ装置を示し、ダクト15に介装したフィルタケース16において帯状の濾材17を張設し、オイルや酸性液などのミストを含む浄化対象気体SSAを張設濾材17に通過させることにより、その含有ミストを濾材17で捕捉分離して通過気体SSAを浄化する。
【0031】
濾材17は、その張設部(すなわち気体通過部)において一定期間使用すると、その使用済分を下部配置の巻き取りロール18に巻き取るとともに、その巻き取り量に相当の量を上部配置の繰り出しロール19から張設部に繰り出して濾材更新するようにしてあり、この濾材更新の際の濾材移動については、濾材張設部の下流側にネット状の無端回動帯20を設け、通過気体SSAにより張設部の濾材17をネット状無端回動帯20に押し当てた状態で、この無端回動帯20に対する上下の回転支軸21a,21b、並びに、繰り出しロール19及び巻き取りロール18の夫々に対する回転支軸22a,22bをモータ23により連動回転させることにより、濾材17をネット状無端回動帯20とともに移動させて、巻き取りロール18への濾材巻き取りと繰り出しロール19からの濾材繰り出しを行う。
【0032】
24は上記の各回転支軸21a,21b,22a,22bをモータ23により連動回転させるチェーン伝動機構、25a,25bは濾材17に対する繰り出し側及び巻き取り側の案内用遊転ローラである。
【0033】
液滴捕集装置Xの装備については、その容器1及び送風機8をフィルタケース16の外部でその近傍に設置し、一方、フィルタケース16の内部において濾材張設部の下部で巻き取りロール18の近傍に、濾材17の全巾にわたって気体流れ方向の上流側から濾材17に接した状態ないしは近接した状態で、濾材17における付着液(すなわち、捕捉ミストが凝集した液)を濾材17から吸引除去する吸引ヘッド26を設け、この吸引ヘッド26に接続の吸引路27を前記の給気路5として液滴捕集装置Xにおける容器1内の上部室3に連通させてある。
【0034】
つまり、濾材更新の際に合わせ送風機8を運転して送風機8の吸引力を吸引ヘッド26に作用させることで、巻き取りロール18に巻き取る濾材17の付着液を吸引ヘッド26により吸引除去し、巻き取りロール18への巻き取り濾材17を再生する。また、吸引ヘッド26から付着液とともに吸引される気体SA(すなわち、吸引液の分散液滴を含む気体)を吸引路27を介して液滴捕集装置Xの上部室3へ導くことで、この液滴捕集装置Xにより濾材17からの吸引液を分離捕集する。
【0035】
フィルタケース16の上流側におけるダクト15の底部には、通過浄化対象気体SSAに含まれるミストのうち濾材張設部に至る以前に大粒化して自重落下するものを受け止め、この受け止め液を集合排出路28aに導くドレンパン28を設けてあり、これに対し、液滴捕集装置Xの捕集液回収路9は、液滴捕集装置Xによる上記捕集液Lをこのドレンパン28上に流出させてドレンパン受け止め液とともに集合排出路28aへ排出するように、その出口9aをダクト15内のドレンパン28上に開口させてある。また、液滴捕集装置Xの排気路6は、液滴捕集装置Xでの処理済気体EAを再度、浄化対象気体SSAとともに濾材17に通過させるように、その出口6bをフィルタケース16の上流側でダクト15内に開口させてある。
【0036】
濾材更新及びそれに伴う送風機8の運転はタイマー制御により設定時間毎に自動的に行うようにしてあり、そして、設定回数の濾材更新により繰り出しロール19の濾材17を使い切ると、モータ23の逆転運転により、巻き取りロール18における濾材17(すなわち、巻き取りの際に付着液を吸引除去して再生した濾材)の全量を一旦繰り出しロール19の側へ自動的に巻き戻し、その後、再び前述の設定時間毎の濾材更新を行いながら、濾材17を再使用するようにしてある。
【0037】
また、この巻き戻しの際にも送風機8を自動運転して、繰り出しロール19へ送る濾材17に対し吸引ヘッド26を再度吸引作用させ、これにより、濾材17の再使用にあたり、付着液除去を一層完全にしてより高い濾材再生度を得るようにしてある。
【0038】
なお、29はモータ23及び送風機8に対する制御盤であり、この制御盤29により前記の自動濾材更新、自動巻き戻し、及び、これら濾材更新や巻き戻しに伴う送風機自動運転を行う。
【0039】
〔別の実施形態〕
次に別の実施形態を列記する。
本発明の液滴捕集装置において、処理対象気体は空気を初め、どのような気体であってもよく、また、その処理対象気体が含む液滴も、オイル、酸性液、アルカリ性液、水など、どのような液体の液滴であってもよい。
【0040】
前述の実施形態では、旋回付与手段として、平面視で給気路開口から上部室内周面の接線方向に処理対象気体を流入させる構成を採用したが、旋回付与手段はこの構成に限定されるものではなく、例えば、プロペラなどの専用の駆動装置により、上部室において縦軸芯周りの旋回流を形成するようにしてもよい。
【0041】
縦軸芯周りの旋回流を形成する上で上部室内周面の平面形状は円形することが好ましいが、場合によっては、上部室内周面の平面形状を楕円や多角形など、円形以外の形状にしてもよい。
【0042】
上部室内周面の平面形状を円形にすることにおいて、上部室の立体形状は前述の実施形態の如き直円筒形状に限定されるものではなく、円錐形状や逆円錐形状、あるいは、上下中間部が括れた円筒形状や上下中間部が拡径した円筒形状など、種々の立体形状を採用できる。
【0043】
排気路開口を上方から囲う邪魔板を下部室に設ける場合、その邪魔板の具体的形状・構造は種々の構成変更が可能であり、また、場合によっては邪魔板の装備を省略してもよい。
【0044】
本発明のフィルタ装置において、浄化対象気体は空気を初め、どのような気体であってもよく、また、その浄化対象気体が含むミストも、オイル、酸性液、アルカリ性液、水など、どのような液体のミストであってもよい。
【0045】
また、本発明のフィルタ装置は、浄化対象気体に含まれるミストの捕捉を主目的とするもの、あるいは、ミストとともに浄化対象気体に含まれる塵埃など、ミスト以外の含有物の捕捉を主目的とするもののいずれであってもよい。
【0046】
前述の実施形態においては、濾材を移動させながら固定の吸引ヘッドを濾材に対し吸引作用させる例を示したが、逆に、濾材を固定として、吸引ヘッドを移動させながら吸引ヘッドを濾材に対し吸引作用させる形態を採用してもよく、また、吸引ヘッドの具体的構造も種々の構成変更が可能である。
【0047】
濾材は巻き取り式に限らず、張設状態で固定設置するものであってもよく、また、濾材移動が可能な形式とする場合、その濾材移動のための具体構造も種々形式を採用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液滴捕集装置の側面視構造図
【図2】液滴捕集装置の平面視構造図
【図3】フィルタ装置の全体斜視図
【図4】従来の液滴捕集装置の側面視構造図
【符号の説明】
SA 処理対象気体
2 液滴捕捉材層
1 容器
3 上部室
4 下部室
5 給気路
6 排気路
EA 処理済気体
7 受け部
C 旋回付与手段
3a 上部室内周面
5a 給気路開口
SSA 浄化対象気体
17 濾材
26 吸引ヘッド
27 吸引路
28 ドレンパン
9 捕集液回収路
L 捕集液
28a 集合排出路
液滴捕集装置

Claims (5)

  1. ミストを含む浄化対象気体を通過させる過程でその含有ミストを捕捉する濾材に対し、その濾材における付着液を吸引除去して濾材を再生する吸引ヘッドを設け、
    液滴を含む処理対象気体を給気路から導入して、含有液滴を除去した処理済気体を排気路へ導出するとともに捕集液を捕集液回収路を介して導出する液滴捕集装置を設け、
    前記吸引ヘッドに接続の吸引路を前記給気路として前記液滴捕集装置に連通させるとともに、前記排気路へ導出する処理済気体を気体通過方向において前記濾材の上流側で浄化対象気体に合流させる構成にしてあるフィルタ装置。
  2. 気体通過方向において前記濾材の上流側に、浄化対象気体の含有ミストのうち落下するものを受け止めるドレンパンを設け、
    前記捕集液回収路を介して導出する捕集液を、前記ドレンパンにおける受け止め液と合流させて集合排出路へ導く構成としてある請求項1記載のフィルタ装置。
  3. 前記液滴捕集装置を構成するのに、
    液滴を含む処理対象気体を通過させる過程でその含有液滴を捕捉する液滴捕捉材層により、容器の内部を上部室と下部室とに仕切り、
    前記給気路を前記上部室に開口させるとともに、前記排気路を前記下部室に開口させ、
    前記下部室において前記排気路の開口よりも低い部分を、前記液滴捕捉材層での捕捉後に凝集大粒化して落下する液滴の受け部にし、
    前記上部室において前記給気路から供給される処理対象気体を縦軸芯周りで旋回させる旋回付与手段を設けてある請求項1又は2記載のフィルタ装置。
  4. 平面視において前記上部室の内周面を円形に形成してある請求項3記載のフィルタ装置。
  5. 前記旋回付与手段として、前記上部室に対する前記給気路の開口を、平面視において上部室内周面の接線方向で処理対象気体を前記上部室に流入させる構造にしてある請求項3又は4記載のフィルタ装置。
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