JPH0625962A - 高い荷重効率の糸 - Google Patents
高い荷重効率の糸Info
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 改良された荷重効率を有する柔軟な糸、ロー
ビングまたはトウを得ることを目的とする。 【構成】 潤滑環境中で張力を付与して個々のフィラメ
ントを整列させそして潤滑環境の成分として含まれるポ
リマー樹脂によってそれらを整列して保持することから
成る方法が提供される。。
ビングまたはトウを得ることを目的とする。 【構成】 潤滑環境中で張力を付与して個々のフィラメ
ントを整列させそして潤滑環境の成分として含まれるポ
リマー樹脂によってそれらを整列して保持することから
成る方法が提供される。。
Description
【0001】
【0002】
【発明の分野】本発明は、低い引張歪で高い引張荷重効
率を示す柔軟な繊維糸を製造するための方法及びその方
法の生成物に関する。
率を示す柔軟な繊維糸を製造するための方法及びその方
法の生成物に関する。
【0003】
【先行技術の説明】ヤング(Young)の出願に対し
て1972年3月14日に発行された米国特許3,64
8,452は、炭素繊維束を弾性固体に転換し得る液に
よって含浸して柔軟で耐久性の撚られたコードを製造す
ることを述べている。
て1972年3月14日に発行された米国特許3,64
8,452は、炭素繊維束を弾性固体に転換し得る液に
よって含浸して柔軟で耐久性の撚られたコードを製造す
ることを述べている。
【0004】ババヤン(Babayan)の出願に対し
て1978年6月20日に発行された米国特許4,09
5,404は、糸を熱可塑性ポリウレタン樹脂の溶液に
よって含浸し、次にそれから溶媒を蒸発させる、ポリア
ミド糸を含浸するための方法を述べている。次に数本の
これらの含浸された糸を撚って螺旋ケーブルとしそして
この熱可塑性樹脂の融点より高く加熱して完全な構造体
に一緒に接合する。
て1978年6月20日に発行された米国特許4,09
5,404は、糸を熱可塑性ポリウレタン樹脂の溶液に
よって含浸し、次にそれから溶媒を蒸発させる、ポリア
ミド糸を含浸するための方法を述べている。次に数本の
これらの含浸された糸を撚って螺旋ケーブルとしそして
この熱可塑性樹脂の融点より高く加熱して完全な構造体
に一緒に接合する。
【0005】日本公開公報63−135555は、振動
する表面との接触によって繊維束の含浸を改良するため
の方法を述べている。
する表面との接触によって繊維束の含浸を改良するため
の方法を述べている。
【0006】
【発明の要約】本発明は、繊維束を潤滑液によって含浸
すること;含浸された束に張力を付与すること;張力を
かけられた束を、束中への潤滑剤の浸透及び個々の繊維
の平行整列を促進する機械的エネルギーにさらすこと;
並びにこの液を固化して、それを、これらの繊維を平行
整列に保持する固体に転換することによって糸、ロービ
ングまたはトウの繊維束中の個々の繊維の平行整列を改
良するための方法を提供する。糸中の個々の繊維の整列
におけるこのような改良は、結果として糸の荷重効率の
増加をもたらす。
すること;含浸された束に張力を付与すること;張力を
かけられた束を、束中への潤滑剤の浸透及び個々の繊維
の平行整列を促進する機械的エネルギーにさらすこと;
並びにこの液を固化して、それを、これらの繊維を平行
整列に保持する固体に転換することによって糸、ロービ
ングまたはトウの繊維束中の個々の繊維の平行整列を改
良するための方法を提供する。糸中の個々の繊維の整列
におけるこのような改良は、結果として糸の荷重効率の
増加をもたらす。
【0007】本発明はまた、上で述べたように処理され
なかった糸、ロービングまたはトウのものよりも低い引
張歪(0.5%未満)でのより高い荷重によって特徴付
けられる改良された荷重効率を有する柔軟な糸、ロービ
ングまたはトウを提供する。
なかった糸、ロービングまたはトウのものよりも低い引
張歪(0.5%未満)でのより高い荷重によって特徴付
けられる改良された荷重効率を有する柔軟な糸、ロービ
ングまたはトウを提供する。
【0008】個々のフィラメントに関する特定の伸びで
の引張荷重(LASE)は、糸、ロービングまたはトウ
が撚られていない場合においてさえ、複数のそれらのフ
ィラメントから作られた糸、ロービングまたはトウに関
する同じ特定の伸びでの荷重よりも大きいことはよく知
られている。繊維束におけるこのようなLASEのフィ
ラメントあたりの損失のための理由は完全には理解され
ていないが、束中のすべてのフィラメントが束の軸と完
全には整列していなくてそしてかくして、束に付与され
る引張力の均等な配分を受けないという事実のために、
繊維束のLASEが幾らか減少すると信じられる。繊維
束における減少したLASEの現象は、高い引張弾性率
物質のフィラメントから作られた糸、ロービングまたは
トウにおいてそして低い引張伸び(0.5%未満)で特
に着目される。本発明を説明する目的のために、糸、ロ
ービング、トウ及び類似物を含む繊維束を、本明細書中
では以後、糸と呼ぶ。
の引張荷重(LASE)は、糸、ロービングまたはトウ
が撚られていない場合においてさえ、複数のそれらのフ
ィラメントから作られた糸、ロービングまたはトウに関
する同じ特定の伸びでの荷重よりも大きいことはよく知
られている。繊維束におけるこのようなLASEのフィ
ラメントあたりの損失のための理由は完全には理解され
ていないが、束中のすべてのフィラメントが束の軸と完
全には整列していなくてそしてかくして、束に付与され
る引張力の均等な配分を受けないという事実のために、
繊維束のLASEが幾らか減少すると信じられる。繊維
束における減少したLASEの現象は、高い引張弾性率
物質のフィラメントから作られた糸、ロービングまたは
トウにおいてそして低い引張伸び(0.5%未満)で特
に着目される。本発明を説明する目的のために、糸、ロ
ービング、トウ及び類似物を含む繊維束を、本明細書中
では以後、糸と呼ぶ。
【0009】糸のLASEが、この糸を構成する個々の
フィラメントのLASEの合計未満である限り、与えら
れた伸びで荷重を支持する糸の能力の幾らかが失われ
る。糸の荷重潜在力は、“荷重効率”という術語によっ
て特徴付けられる。本発明の目的のために、荷重効率
は、0.5%歪での糸の応力及び0.5%歪でのフィラ
メントの応力の比を100倍するとして定義される。荷
重効率及びその意味は、荷重効率が測定される%歪みを
変えることによって幾らか変化する;しかし、本発明の
目的のためには、0.5%歪が適切である。高い荷重効
率を有する糸を持つことは、糸の荷重支持潜在力が殆ど
失われていない糸を持つことである。
フィラメントのLASEの合計未満である限り、与えら
れた伸びで荷重を支持する糸の能力の幾らかが失われ
る。糸の荷重潜在力は、“荷重効率”という術語によっ
て特徴付けられる。本発明の目的のために、荷重効率
は、0.5%歪での糸の応力及び0.5%歪でのフィラ
メントの応力の比を100倍するとして定義される。荷
重効率及びその意味は、荷重効率が測定される%歪みを
変えることによって幾らか変化する;しかし、本発明の
目的のためには、0.5%歪が適切である。高い荷重効
率を有する糸を持つことは、糸の荷重支持潜在力が殆ど
失われていない糸を持つことである。
【0010】低い効率の構造体のこの問題に対する一つ
の解決策は、低い効率に起因するこの損失を単純に乗り
越えるためのもっと太い糸の使用である。この解決策は
ある場合には成功裏に使用することができるけれども、
重量、容量またはコスト制限が使用することができる繊
維の量を限定する応用においては受け入れられない。高
い荷重効率の糸には、引張歪があるレベル未満に保持さ
れねばならない構造体における特別な用途がある。一つ
のこのような用途は、例えば、繊維光学または電気機械
ケーブル中の強化剤としてである。その他の用途は、自
動車または宇宙の応用のための精密機械制御ケーブルを
含む。
の解決策は、低い効率に起因するこの損失を単純に乗り
越えるためのもっと太い糸の使用である。この解決策は
ある場合には成功裏に使用することができるけれども、
重量、容量またはコスト制限が使用することができる繊
維の量を限定する応用においては受け入れられない。高
い荷重効率の糸には、引張歪があるレベル未満に保持さ
れねばならない構造体における特別な用途がある。一つ
のこのような用途は、例えば、繊維光学または電気機械
ケーブル中の強化剤としてである。その他の用途は、自
動車または宇宙の応用のための精密機械制御ケーブルを
含む。
【0011】本発明の方法には、アラミドポリマー物質
から作られた繊維における特別な用途がある。アラミド
繊維の典型例は、ポリ(m−フェニレンイソフタルアミ
ド)(MPD−I)及びポリ(p−フェニレンテレフタ
ルアミド)(PPD−T)の繊維である。PPD−T繊
維は、本発明の方法における使用のために特に好まし
い。“PPD−T”とは、p−フェニレンジアミン及び
テレフタロイルクロリドのモル - 対 - モル重合から生
成するポリマー並びに、また、p−フェニレンジアミン
と一緒の小量のその他のジアミンのそしてテレフタロイ
ルクロリドと一緒の小量のその他の二酸クロリドの組み
入れから生成するコポリマーを意味する。PPD−T
は、また、その他の芳香族ジアミン及びその他の芳香族
二酸クロリド例えば、2,6−ナフタロイルクロリドま
たはクロロ−若しくはジクロロテレフタロイルクロリド
の組み入れから生成するコポリマーも意味する。PPD
−Tの製造は、米国特許3,869,429;4,30
8,374及び4,698,414中に述べられてい
る。本発明はまた、引張強化剤として使用されるその他
の高弾性率繊維のために有用である。これらは、炭素、
ガラス、アルミナ、窒化ホウ素、ジルコニア、及びその
他の無機繊維を含み;そしてそれはまた、高弾性率有機
繊維例えばポリエチレン及びポリビニルアルコールのた
めに有用である。
から作られた繊維における特別な用途がある。アラミド
繊維の典型例は、ポリ(m−フェニレンイソフタルアミ
ド)(MPD−I)及びポリ(p−フェニレンテレフタ
ルアミド)(PPD−T)の繊維である。PPD−T繊
維は、本発明の方法における使用のために特に好まし
い。“PPD−T”とは、p−フェニレンジアミン及び
テレフタロイルクロリドのモル - 対 - モル重合から生
成するポリマー並びに、また、p−フェニレンジアミン
と一緒の小量のその他のジアミンのそしてテレフタロイ
ルクロリドと一緒の小量のその他の二酸クロリドの組み
入れから生成するコポリマーを意味する。PPD−T
は、また、その他の芳香族ジアミン及びその他の芳香族
二酸クロリド例えば、2,6−ナフタロイルクロリドま
たはクロロ−若しくはジクロロテレフタロイルクロリド
の組み入れから生成するコポリマーも意味する。PPD
−Tの製造は、米国特許3,869,429;4,30
8,374及び4,698,414中に述べられてい
る。本発明はまた、引張強化剤として使用されるその他
の高弾性率繊維のために有用である。これらは、炭素、
ガラス、アルミナ、窒化ホウ素、ジルコニア、及びその
他の無機繊維を含み;そしてそれはまた、高弾性率有機
繊維例えばポリエチレン及びポリビニルアルコールのた
めに有用である。
【0012】本発明の方法は、連続的な繊維、即ち、ス
テープルまたは短く切られた繊維物質から作られた糸に
対する、連続的なフィラメントから作られた繊維を処理
するために有用である。さらにまた、本発明の方法によ
って処理される連続的な繊維はフィラメントあたり0.
1〜20デニールの範囲でよく、そしてこれらのフィラ
メントを組み合わせて一本の糸あたり100〜1000
0またはそれより多いフィラメントの糸にしてよい。本
方法は、高い初期引張弾性率を有する繊維のために特に
価値あるものである:それは、一般に、300gpdよ
り大きい。繊維誤配向に最も敏感であるのはこれらの繊
維である。本方法はまた、複数の紡績糸から成る高い荷
重効率で大きなデニールのロービング及びトウの製造に
おいて有用である。
テープルまたは短く切られた繊維物質から作られた糸に
対する、連続的なフィラメントから作られた繊維を処理
するために有用である。さらにまた、本発明の方法によ
って処理される連続的な繊維はフィラメントあたり0.
1〜20デニールの範囲でよく、そしてこれらのフィラ
メントを組み合わせて一本の糸あたり100〜1000
0またはそれより多いフィラメントの糸にしてよい。本
方法は、高い初期引張弾性率を有する繊維のために特に
価値あるものである:それは、一般に、300gpdよ
り大きい。繊維誤配向に最も敏感であるのはこれらの繊
維である。本方法はまた、複数の紡績糸から成る高い荷
重効率で大きなデニールのロービング及びトウの製造に
おいて有用である。
【0013】本発明の方法は、好ましくは紡糸プロセス
それ自体の連続として、動いている糸に関して実施され
る。しかしながら、本方法は、既に仕上げされそしてス
プールに巻かれた繊維を巻き戻すことによってオフライ
ンで実施することもできる。図面を参照して説明する
と、糸10は、引張ロール12及び13によって供給パ
ッケージ11から引張られ、そして引張ロール12及び
13に対する引張ロール19及び20の力によって本発
明の方法を実施するために適切な張力下に保持される。
引張ロール19及び20からの張力は、種々の方向変更
ロール14を回って糸10を潤滑液付与機15及び機械
的エネルギー付与機16に引張る。潤滑液及び機械的エ
ネルギーの付与の後で、今や潤滑液が含浸されそして個
々のフィラメントが整列された糸10を、別の方向変更
ロール17を回してオーブン18中にそしてそれを通し
て引張り、このオーブンで潤滑液が乾燥または硬化され
て、固体の柔軟なポリマー糸マトリックス物質が生成さ
れる。本発明の生成物としての糸10は、引張ロール1
9及び20から巻取ステーション21に引張られてパッ
ケージされる。
それ自体の連続として、動いている糸に関して実施され
る。しかしながら、本方法は、既に仕上げされそしてス
プールに巻かれた繊維を巻き戻すことによってオフライ
ンで実施することもできる。図面を参照して説明する
と、糸10は、引張ロール12及び13によって供給パ
ッケージ11から引張られ、そして引張ロール12及び
13に対する引張ロール19及び20の力によって本発
明の方法を実施するために適切な張力下に保持される。
引張ロール19及び20からの張力は、種々の方向変更
ロール14を回って糸10を潤滑液付与機15及び機械
的エネルギー付与機16に引張る。潤滑液及び機械的エ
ネルギーの付与の後で、今や潤滑液が含浸されそして個
々のフィラメントが整列された糸10を、別の方向変更
ロール17を回してオーブン18中にそしてそれを通し
て引張り、このオーブンで潤滑液が乾燥または硬化され
て、固体の柔軟なポリマー糸マトリックス物質が生成さ
れる。本発明の生成物としての糸10は、引張ロール1
9及び20から巻取ステーション21に引張られてパッ
ケージされる。
【0014】全体として、本方法は、処理される糸への
張力の付与及び潤滑液と糸との接触を含む。この潤滑液
は、張力付与の前または後のいずれでも付与することが
できる。張力及び潤滑液が付与された後で、エネルギー
を糸及び潤滑液に導入して、この液が各々のフィラメン
トを包む糸を通して混入されるようにせしめそして個々
のフィラメントがお互いに整列されるようにせしめる。
張力下に糸を維持しながら潤滑液を乾燥する。
張力の付与及び潤滑液と糸との接触を含む。この潤滑液
は、張力付与の前または後のいずれでも付与することが
できる。張力及び潤滑液が付与された後で、エネルギー
を糸及び潤滑液に導入して、この液が各々のフィラメン
トを包む糸を通して混入されるようにせしめそして個々
のフィラメントがお互いに整列されるようにせしめる。
張力下に糸を維持しながら潤滑液を乾燥する。
【0015】張力は、数種のよく知られている手段例え
ば隣合うニップロールを通してまたは何対かの引張ロー
ルの回りの幾つかの抱き(wraps)において糸を引
張ることによって糸に付与することができる。付与され
る張力の量は、いかなる場合においても、糸の使用の間
に予期されるものよりも大きくなければならないが、個
々の繊維を破断するほど大きくてはならない。本発明の
実際において一般的に付与される張力は、デニールあた
り1〜5gである。繊維整列プロセスの間に、張力は減
少しそして一定の張力装置が使用されていない場合に
は、最後の張力は糸の使用において予期される張力未満
に低下してはならない。付与される張力が使用される張
力未満である場合にはまたは処理の間に張力が使用され
る張力未満に低下する場合には、本発明の方法のすべて
の利益は実現されないであろう。整列張力は、糸形成に
おいて幾らか平行ではない姿勢で誤配置または位置付け
されるすべてのフィラメントがプロセスにおける後段階
で整列される機会を持つように、糸に付与される。
ば隣合うニップロールを通してまたは何対かの引張ロー
ルの回りの幾つかの抱き(wraps)において糸を引
張ることによって糸に付与することができる。付与され
る張力の量は、いかなる場合においても、糸の使用の間
に予期されるものよりも大きくなければならないが、個
々の繊維を破断するほど大きくてはならない。本発明の
実際において一般的に付与される張力は、デニールあた
り1〜5gである。繊維整列プロセスの間に、張力は減
少しそして一定の張力装置が使用されていない場合に
は、最後の張力は糸の使用において予期される張力未満
に低下してはならない。付与される張力が使用される張
力未満である場合にはまたは処理の間に張力が使用され
る張力未満に低下する場合には、本発明の方法のすべて
の利益は実現されないであろう。整列張力は、糸形成に
おいて幾らか平行ではない姿勢で誤配置または位置付け
されるすべてのフィラメントがプロセスにおける後段階
で整列される機会を持つように、糸に付与される。
【0016】それによって糸が処理される潤滑液は、フ
ィラメント対フィラメントの潤滑、及び個々のフィラメ
ントがこの液が乾燥または硬化される前にそれらの隣合
うものと平行配列にスライドする機会及びこの液が乾燥
または硬化した後でその平行配列に保持されるであろう
ような柔軟な固体物質に乾燥または硬化される能力を与
える任意の液でよい。この潤滑液は、通常は、ある種の
エラストマー物質から作られるポリマー溶液またはラテ
ックスであるが、このようなことは要求はされない。潤
滑液は、ポリウレタン、スチレン - ブタジエンゴム、
天然ゴムの有機溶液から作られてきた。また、ポリフル
オロエチレンプロピレン、ビニルポリマー、アクリルゴ
ム、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン及び天然ゴムのよう
な物質のラテックスも潤滑液として利用されてきた。潤
滑液が、固化の後での個々のフィラメントの平行構造の
保持を可能にするであろう物質を含むことが好ましいの
で、この潤滑液は、少なくとも一つの成分として、ポリ
マー、好ましくはエラストマー物質を有することが好ま
しい。アクリル及びポリウレタンゴムがエラストマー成
分として特に好ましい。潤滑液として溶液またはラテッ
クスが利用される時には、物質の濃度が、処理される糸
を容易に含浸することができる液の粘度を維持すること
を可能にするほど十分に低いことに注意を払わなければ
ならない。
ィラメント対フィラメントの潤滑、及び個々のフィラメ
ントがこの液が乾燥または硬化される前にそれらの隣合
うものと平行配列にスライドする機会及びこの液が乾燥
または硬化した後でその平行配列に保持されるであろう
ような柔軟な固体物質に乾燥または硬化される能力を与
える任意の液でよい。この潤滑液は、通常は、ある種の
エラストマー物質から作られるポリマー溶液またはラテ
ックスであるが、このようなことは要求はされない。潤
滑液は、ポリウレタン、スチレン - ブタジエンゴム、
天然ゴムの有機溶液から作られてきた。また、ポリフル
オロエチレンプロピレン、ビニルポリマー、アクリルゴ
ム、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン及び天然ゴムのよう
な物質のラテックスも潤滑液として利用されてきた。潤
滑液が、固化の後での個々のフィラメントの平行構造の
保持を可能にするであろう物質を含むことが好ましいの
で、この潤滑液は、少なくとも一つの成分として、ポリ
マー、好ましくはエラストマー物質を有することが好ま
しい。アクリル及びポリウレタンゴムがエラストマー成
分として特に好ましい。潤滑液として溶液またはラテッ
クスが利用される時には、物質の濃度が、処理される糸
を容易に含浸することができる液の粘度を維持すること
を可能にするほど十分に低いことに注意を払わなければ
ならない。
【0017】エラストマーの濃度はまた、十分な量が繊
維の間に供給されて、それらをそれらの好ましい整列さ
れた位置で固定するように十分に高くなければならな
い。これは、一般に、糸中の5容量%より多いエラスト
マーを要求するであろう。本発明の目的のためには、束
に組み入れられるエラストマーの量に上限はない。しか
しながら、経済的なそして処理の考慮によって上限が指
定されるであろう。この方法からの生成物の糸の柔軟性
を維持するためには、エラストマー成分は十分に低い弾
性率を持たねばならない。さもなければ、生成物は、上
で述べた応用のためには堅すぎそして限られた有用性の
ものとなる可能性がある。比較的堅くそして柔軟ではな
いマトリックスポリマーも使用することができるであろ
うけれども、本エラストマーは100%の伸びで100
0psi未満の引張弾性率を有することが好ましいこと
が見い出された。エラストマーが低い応力緩和を有し、
その結果生成物が使用前の輸送及び貯蔵の間に高い荷重
効率を保留することが望ましい。エラストマーが、使用
の間に遭遇するであろうあらゆる低温でその柔軟性を保
留することもまた望ましい。さもなければ、糸は、この
ような低温では堅くそして一般的には使用不能になるで
あろう。
維の間に供給されて、それらをそれらの好ましい整列さ
れた位置で固定するように十分に高くなければならな
い。これは、一般に、糸中の5容量%より多いエラスト
マーを要求するであろう。本発明の目的のためには、束
に組み入れられるエラストマーの量に上限はない。しか
しながら、経済的なそして処理の考慮によって上限が指
定されるであろう。この方法からの生成物の糸の柔軟性
を維持するためには、エラストマー成分は十分に低い弾
性率を持たねばならない。さもなければ、生成物は、上
で述べた応用のためには堅すぎそして限られた有用性の
ものとなる可能性がある。比較的堅くそして柔軟ではな
いマトリックスポリマーも使用することができるであろ
うけれども、本エラストマーは100%の伸びで100
0psi未満の引張弾性率を有することが好ましいこと
が見い出された。エラストマーが低い応力緩和を有し、
その結果生成物が使用前の輸送及び貯蔵の間に高い荷重
効率を保留することが望ましい。エラストマーが、使用
の間に遭遇するであろうあらゆる低温でその柔軟性を保
留することもまた望ましい。さもなければ、糸は、この
ような低温では堅くそして一般的には使用不能になるで
あろう。
【0018】一度潤滑液が糸と接触させられそして張力
が付与されると、潤滑液が個々のフィラメントを湿らせ
そして糸構造中の隙間の空間中にそれが入るようにせし
めるために、機械的エネルギーがこの糸及び液に付与さ
れる。この機械的エネルギーは二重の目的に役立つ。第
一に、それは、各々のフィラメントが潤滑液によって完
全に湿らされること及び糸が完全に液によって含浸され
ることを確実にするために、有用である;そして第二
に、この機械的エネルギーは、一度潤滑化されそして張
力下では、平行でないフィラメントを平行な形態に滑り
込ませるために必要な原動力を供給する目的に役立つ。
このエネルギーは、多数の方法の任意のものによって、
例えば湿った糸をコームを通して、ロールの上をまたは
ピンの回りを通過させることによって付与することがで
きる。含浸させそして整列させるエネルギーもまた、超
音波領域まで及びそれを含む周波数で操作されるピエゾ
電気変換器の使用によって供給することができるような
振動の力によって導入することもできる。
が付与されると、潤滑液が個々のフィラメントを湿らせ
そして糸構造中の隙間の空間中にそれが入るようにせし
めるために、機械的エネルギーがこの糸及び液に付与さ
れる。この機械的エネルギーは二重の目的に役立つ。第
一に、それは、各々のフィラメントが潤滑液によって完
全に湿らされること及び糸が完全に液によって含浸され
ることを確実にするために、有用である;そして第二
に、この機械的エネルギーは、一度潤滑化されそして張
力下では、平行でないフィラメントを平行な形態に滑り
込ませるために必要な原動力を供給する目的に役立つ。
このエネルギーは、多数の方法の任意のものによって、
例えば湿った糸をコームを通して、ロールの上をまたは
ピンの回りを通過させることによって付与することがで
きる。含浸させそして整列させるエネルギーもまた、超
音波領域まで及びそれを含む周波数で操作されるピエゾ
電気変換器の使用によって供給することができるような
振動の力によって導入することもできる。
【0019】一度機械的エネルギーが潤滑液による糸の
含浸及び個々のフィラメントの整列を引き起こすのに適
切な量で付与されると、含浸された糸は、整列された構
造にフィラメントを保持するために必要とされるエラス
トマー物質中に含浸液を固化させるためにさらに処理さ
れる。固化は、樹脂溶液から溶媒を蒸発させること、分
散液を蒸発させること;ラテックス樹脂中の樹脂を硬化
させること;未硬化の樹脂を硬化させること等によって
達成することができる。糸が、潤滑液中に含まれる溶媒
を蒸発させるために及び/またはその溶媒中に溶解また
は分散されたすべての樹脂を硬化、凝固若しくは融解さ
せるために設計された条件にさらされている間は、含浸
された糸に張力が維持される。一般原則として、乾燥及
び硬化のための条件は、単に糸を100〜250℃の温
度に加熱することを含む。必要とされる時間は溶媒の量
及びタイプ並びにエラストマー樹脂の硬化反応性または
融点に依存するであろう。加熱は、任意の普通に使用さ
れる方法例えば伝導、照射または誘導によって達成する
ことができる。張力下での繊維の熱処理がそれらの初期
弾性率を増加させるために望ましい場合には、上で述べ
た条件はこのような加熱処理を達成するために調節する
ことができる。
含浸及び個々のフィラメントの整列を引き起こすのに適
切な量で付与されると、含浸された糸は、整列された構
造にフィラメントを保持するために必要とされるエラス
トマー物質中に含浸液を固化させるためにさらに処理さ
れる。固化は、樹脂溶液から溶媒を蒸発させること、分
散液を蒸発させること;ラテックス樹脂中の樹脂を硬化
させること;未硬化の樹脂を硬化させること等によって
達成することができる。糸が、潤滑液中に含まれる溶媒
を蒸発させるために及び/またはその溶媒中に溶解また
は分散されたすべての樹脂を硬化、凝固若しくは融解さ
せるために設計された条件にさらされている間は、含浸
された糸に張力が維持される。一般原則として、乾燥及
び硬化のための条件は、単に糸を100〜250℃の温
度に加熱することを含む。必要とされる時間は溶媒の量
及びタイプ並びにエラストマー樹脂の硬化反応性または
融点に依存するであろう。加熱は、任意の普通に使用さ
れる方法例えば伝導、照射または誘導によって達成する
ことができる。張力下での繊維の熱処理がそれらの初期
弾性率を増加させるために望ましい場合には、上で述べ
た条件はこのような加熱処理を達成するために調節する
ことができる。
【0020】試験方法 デニール 。フィラメントのデニールは、変化する周波数
で張力下の2〜4cmの長さのフィラメントを振動させ
ることによってその基本共鳴周波数から計算される(A
STM D1577−66、パート25、1968)。
糸のデニールは、9,000mの糸のgでの重量であ
る。
で張力下の2〜4cmの長さのフィラメントを振動させ
ることによってその基本共鳴周波数から計算される(A
STM D1577−66、パート25、1968)。
糸のデニールは、9,000mの糸のgでの重量であ
る。
【0021】0.5%歪での応力。本明細書中の実施例
の実施に関しては、糸の引張試験は、細かな黄色研磨剤
(crocus)布によって表面処理された100kg
容量の平らな面の空気作用のクランプを有するインスト
ロンのモデル1122引張試験器において為された。標
本の長さは通常は500または700mmであった。ク
ロスヘッド速度は20mm/minであった。
の実施に関しては、糸の引張試験は、細かな黄色研磨剤
(crocus)布によって表面処理された100kg
容量の平らな面の空気作用のクランプを有するインスト
ロンのモデル1122引張試験器において為された。標
本の長さは通常は500または700mmであった。ク
ロスヘッド速度は20mm/minであった。
【0022】単一のフィラメントの引張試験はまた、1
00gの力のフルスケール荷重での500g容量の空気
作用のクランプを備えたインストロンのモデル1122
引張試験器で実施された。標本長さは通常は254mm
であった。クロスヘッド速度は20mm/minであっ
た。クランプ及び取り扱いを容易にするために、フィラ
メント末端をシアノアクリレート接着剤を有する板紙タ
ブ上に装着した。
00gの力のフルスケール荷重での500g容量の空気
作用のクランプを備えたインストロンのモデル1122
引張試験器で実施された。標本長さは通常は254mm
であった。クロスヘッド速度は20mm/minであっ
た。クランプ及び取り扱いを容易にするために、フィラ
メント末端をシアノアクリレート接着剤を有する板紙タ
ブ上に装着した。
【0023】すべての引張試験は、55RH及び25℃
で為された。
で為された。
【0024】一般的な試験手順、データ収集、及び解析
は、糸及び単一のフィラメントの両方に関して同じ方法
で実施した。糸またはフィラメントの標本を、糸または
フィラメントに予備応力が存在しないことを確実にして
クランプ中に装着した。次にクロスヘッドの動きを、コ
ンピュータが応力及びクロスヘッド変位を監視している
間に、初期化した。試験の開始は、応力が0.1gpd
に到達した時点として取った。その時点での標本長さ
を、クランプの間の元の距離+0.1gpdの応力に到
達するのに先立つクロスヘッドの変位を基にしてコンピ
ュータ演算した。応力対歪曲線の原点は、最初の10個
の応力/歪データ対の一次回帰によって引き続いて位置
付けた。この方法によって、応力対歪曲線をコンピュー
タ演算した。荷重効率(Loading Effici
ency)。
は、糸及び単一のフィラメントの両方に関して同じ方法
で実施した。糸またはフィラメントの標本を、糸または
フィラメントに予備応力が存在しないことを確実にして
クランプ中に装着した。次にクロスヘッドの動きを、コ
ンピュータが応力及びクロスヘッド変位を監視している
間に、初期化した。試験の開始は、応力が0.1gpd
に到達した時点として取った。その時点での標本長さ
を、クランプの間の元の距離+0.1gpdの応力に到
達するのに先立つクロスヘッドの変位を基にしてコンピ
ュータ演算した。応力対歪曲線の原点は、最初の10個
の応力/歪データ対の一次回帰によって引き続いて位置
付けた。この方法によって、応力対歪曲線をコンピュー
タ演算した。荷重効率(Loading Effici
ency)。
【0025】(L.E.%)を以下のように定義する:
【0026】
【数1】(L.E.%)=(0.5%での糸の応力)×
100/(0.5%でのフィラメントの応力)
100/(0.5%でのフィラメントの応力)
【0027】
【実施例】好ましい実施態様の説明 実施例1 この実施例においては、ポリ(p−フェニレンテレフタ
ルアミド)から作られた糸を本発明の方法によって処理
し、そしてその糸を未処理の糸と比較した。この糸は、
E.I.デュポン デ ネモアス アンド カンパニ
ー、ウィルミントン、DE、USAによって“ケプラー
(Kevlar)149”という商標名の下で販売され
ている、商業的に入手できる1140デニールのアラミ
ド繊維製品であった。
ルアミド)から作られた糸を本発明の方法によって処理
し、そしてその糸を未処理の糸と比較した。この糸は、
E.I.デュポン デ ネモアス アンド カンパニ
ー、ウィルミントン、DE、USAによって“ケプラー
(Kevlar)149”という商標名の下で販売され
ている、商業的に入手できる1140デニールのアラミ
ド繊維製品であった。
【0028】未処理の糸に関する0.5%伸びでの単一
のフィラメント及び糸の応力は、それぞれ、デニールあ
たり5.8g及び4.7gと測定された。未処理の糸
(対照)に関する荷重効率(L.E.%)は81%であ
った。
のフィラメント及び糸の応力は、それぞれ、デニールあ
たり5.8g及び4.7gと測定された。未処理の糸
(対照)に関する荷重効率(L.E.%)は81%であ
った。
【0029】この糸を図面中に図式的に示された機械を
使用して処理した。3kgの力の張力を、引張ロール組
み合わせの相対速度を調節することによってこの糸に付
与した。計量された量のFEP炭化フッ素樹脂分散液
を、穴を開けられたチューブによってこの糸に付与し
た。次に、この糸を、40,000Hzでのピエゾ電気
変換器によって駆動された振動する表面と接触させた。
追加の量の同じ炭化フッ素樹脂分散液をこの糸に付与し
そして次にこの糸を放射熱オーブンを通過させて、水を
蒸発させそして樹脂を融解した。オーブン中の滞留時間
は30秒であった。オーブンの設定温度は300℃であ
った。最後の含浸された糸は約45%樹脂であった。F
EP炭化フッ素樹脂分散液は、E.I.デュポン デ
ネモアス アンド カンパニー、ウィルミントン、D
E、USAによって“テフロン 120”という商標名
の下で販売されているポリフルオロエチレンプロピレン
の55重量%の水性分散液であった。
使用して処理した。3kgの力の張力を、引張ロール組
み合わせの相対速度を調節することによってこの糸に付
与した。計量された量のFEP炭化フッ素樹脂分散液
を、穴を開けられたチューブによってこの糸に付与し
た。次に、この糸を、40,000Hzでのピエゾ電気
変換器によって駆動された振動する表面と接触させた。
追加の量の同じ炭化フッ素樹脂分散液をこの糸に付与し
そして次にこの糸を放射熱オーブンを通過させて、水を
蒸発させそして樹脂を融解した。オーブン中の滞留時間
は30秒であった。オーブンの設定温度は300℃であ
った。最後の含浸された糸は約45%樹脂であった。F
EP炭化フッ素樹脂分散液は、E.I.デュポン デ
ネモアス アンド カンパニー、ウィルミントン、D
E、USAによって“テフロン 120”という商標名
の下で販売されているポリフルオロエチレンプロピレン
の55重量%の水性分散液であった。
【0030】処理された糸の0.5%伸びでの応力を表
1中に示す。出発の糸からのフィラメントの性質を基に
した糸のL.E.は100%であった。
1中に示す。出発の糸からのフィラメントの性質を基に
した糸のL.E.は100%であった。
【0031】実施例2 同じ糸を、付与された張力が5kgの力であり、オーブ
ンの滞留時間が60秒であり、そして最終生成物が70
%樹脂であった以外は実施例1におけるように処理し
た。L.E.は、再び、100%であった(表1を参
照)。
ンの滞留時間が60秒であり、そして最終生成物が70
%樹脂であった以外は実施例1におけるように処理し
た。L.E.は、再び、100%であった(表1を参
照)。
【0032】
【表1】 表1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 実施例1 実施例2 処理条件 張力、kgf 3.0 5.0 オーブン温度、℃ 300 275‐300 時間、秒 30 60 樹脂、% 45 70 0.5%歪での応力 平均、gpd 5.8 5.8 標準偏差 0.3 0.2 n 4 5 L.E.、% 100 100実施例3 実施例1において使用したのと同じ糸をビニル樹脂ラテ
ックスを使用して処理した。オーブンの設定温度は29
0℃でありそしてオーブン中の糸の滞留時間は12秒で
あった。最終生成物は20%樹脂であった。異なる張力
レベル(1.6、2.6及び3.8kgの力)で3つの
実験を行った。生成物の糸のL.E.は、それぞれ、8
6%、93%及び100%であった。そしてこれは、本
方法における張力の影響を示す(表2参照)。このビニ
ル樹脂ラテックスは、エア プロダクツ アンド ケミ
カルズ、インク.(Inc.)、アレンタウン(All
entown)、PA、USAによって“エアフレック
ス(Airflex)TL60”という商標名の下で販
売されているエチレン/塩化ビニルコポリマーの50重
量%ラテックスであった。
ックスを使用して処理した。オーブンの設定温度は29
0℃でありそしてオーブン中の糸の滞留時間は12秒で
あった。最終生成物は20%樹脂であった。異なる張力
レベル(1.6、2.6及び3.8kgの力)で3つの
実験を行った。生成物の糸のL.E.は、それぞれ、8
6%、93%及び100%であった。そしてこれは、本
方法における張力の影響を示す(表2参照)。このビニ
ル樹脂ラテックスは、エア プロダクツ アンド ケミ
カルズ、インク.(Inc.)、アレンタウン(All
entown)、PA、USAによって“エアフレック
ス(Airflex)TL60”という商標名の下で販
売されているエチレン/塩化ビニルコポリマーの50重
量%ラテックスであった。
【0033】
【表2】 表2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 実験1 実験2 実験3 処理条件 張力、kgf 1.6 2.8 3.6 オーブン 温度、℃ 290 290 300 時間、秒 12 12 13 樹脂、% 20 20 20 0.5%歪での応力 平均、gpd 5.0 5.4 5.8 標準偏差 0.2 0.1 0.1 n 5 5 7 L.E.、% 86 93 100実施例4 実施例1において使用したのと同じ糸をアクリル及びニ
トリルゴムラテックスを使用して処理した。オーブンの
設定温度は500℃でありそしてオーブン中の糸の滞留
時間は5.3〜6.0秒であった。最終生成物は20%
〜27%樹脂であった。生成物の糸のL.E.(表3参
照)は、95%及び100%であった。
トリルゴムラテックスを使用して処理した。オーブンの
設定温度は500℃でありそしてオーブン中の糸の滞留
時間は5.3〜6.0秒であった。最終生成物は20%
〜27%樹脂であった。生成物の糸のL.E.(表3参
照)は、95%及び100%であった。
【0034】
【表3】 表3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― ニトリルゴム* アクリルゴム** 処理条件 張力、kgf 2.3 4.0 オーブン温度、℃ 500 500 時間、秒 5.3 5.3 樹脂、% 20 27 0.5%歪での応力 平均、gpd 5.5 5.9 標準偏差 0.3 0.1 n 10 7 L.E.、% 95 100 * B.F.グッドリッチによって“ハイカー(Hyc
ar)1578”という商標名の下で販売されているニ
トリルゴムラテックス。
ar)1578”という商標名の下で販売されているニ
トリルゴムラテックス。
【0035】** 1重量部の、B.F.グッドリッチ
によって“ハイカー21260”という商標名の下で販
売されているアクリルゴムラテックス;1重量部のカオ
リン;1重量部の水;及び0.2重量部の界面活性剤;
の水性分散液。
によって“ハイカー21260”という商標名の下で販
売されているアクリルゴムラテックス;1重量部のカオ
リン;1重量部の水;及び0.2重量部の界面活性剤;
の水性分散液。
【0036】本発明の主なる特徴及び態様は以下の通り
である。
である。
【0037】1)a)糸に整列張力を付与すること; b)該糸を潤滑液と接触させること; c)張力下の糸及び糸と接触している潤滑液を機械的エ
ネルギーにさらすこと; d)糸を張力下に維持しながら潤滑液を固化すること; のステップから成る、糸の荷重効率を増加させるための
方法。
ネルギーにさらすこと; d)糸を張力下に維持しながら潤滑液を固化すること; のステップから成る、糸の荷重効率を増加させるための
方法。
【0038】2)糸に付与される張力がデニールあたり
1〜5gである、上記1に記載の方法。
1〜5gである、上記1に記載の方法。
【0039】3)該潤滑液が溶媒を蒸発させることによ
ってステップ(d)において固化される、樹脂及び溶媒
の溶液である、上記1に記載の方法。
ってステップ(d)において固化される、樹脂及び溶媒
の溶液である、上記1に記載の方法。
【0040】4)該潤滑液が分散液中の樹脂のラテック
スである、上記1に記載の方法。
スである、上記1に記載の方法。
【0041】5)該エネルギーが振動するエネルギーで
ある、上記1に記載の方法。
ある、上記1に記載の方法。
【0042】6)a)繊維束に整列張力を付与するこ
と; b)該繊維束を潤滑液と接触させること; c)張力下の繊維束及び繊維束と接触している潤滑液を
機械的エネルギーにさらすこと; d)繊維束を張力下に維持しながら潤滑液を固化するこ
と; のステップから成る、繊維束の荷重効率を増加させるた
めの方法。
と; b)該繊維束を潤滑液と接触させること; c)張力下の繊維束及び繊維束と接触している潤滑液を
機械的エネルギーにさらすこと; d)繊維束を張力下に維持しながら潤滑液を固化するこ
と; のステップから成る、繊維束の荷重効率を増加させるた
めの方法。
【0043】7)繊維束に付与される張力がデニールあ
たり1〜5gである、上記6に記載の方法。
たり1〜5gである、上記6に記載の方法。
【0044】8)該潤滑液が溶媒を蒸発させることによ
ってステップ(d)において固化される、樹脂及び溶媒
の溶液である、上記6に記載の方法。
ってステップ(d)において固化される、樹脂及び溶媒
の溶液である、上記6に記載の方法。
【0045】9)該潤滑液が分散液中の樹脂のラテック
スである、上記6に記載の方法。
スである、上記6に記載の方法。
【0046】10)該エネルギーが振動するエネルギー
である、上記6に記載の方法。
である、上記6に記載の方法。
【図1】本発明の方法の代表例である。
10 糸 11 供給パッケージ 12、13、19及び20 引張ロール 14及び17 方向変更ロール 15 潤滑液付与機 16 機械的エネルギー付与機 18 オーブン 21 巻取ステーション
Claims (2)
- 【請求項1】 a)糸に整列張力を付与すること; b)該糸を潤滑液と接触させること; c)張力下の糸及び糸と接触している潤滑液を機械的エ
ネルギーにさらすこと; d)糸を張力下に維持しながら潤滑液を固化すること; のステップから成る、糸の荷重効率を増加させるための
方法。 - 【請求項2】 a)繊維束に整列張力を付与すること; b)該繊維束を潤滑液と接触させること; c)張力下の繊維束及び繊維束と接触している潤滑液を
機械的エネルギーにさらすこと; d)繊維束を張力下に維持しながら潤滑液を固化するこ
と; のステップから成る、繊維束の荷重効率を増加させるた
めの方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US58199790A | 1990-09-13 | 1990-09-13 | |
US581997 | 1990-09-13 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0625962A true JPH0625962A (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=24327426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25866191A Pending JPH0625962A (ja) | 1990-09-13 | 1991-09-11 | 高い荷重効率の糸 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0475430A1 (ja) |
JP (1) | JPH0625962A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001161541A (ja) * | 1999-12-13 | 2001-06-19 | Suminoe Textile Co Ltd | タフテッド製品 |
CN102995210A (zh) * | 2012-12-31 | 2013-03-27 | 东华大学 | 一种芳纶长丝后处理装置及方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114103172B (zh) * | 2021-11-26 | 2023-11-03 | 中航复合材料有限责任公司 | 一种非对称浸润高准直高表面粘性织物预浸料的制备方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1275412A (en) * | 1968-08-03 | 1972-05-24 | Dunlop Holdings Ltd | Reinforcing yarns or cords |
US3807273A (en) * | 1972-05-24 | 1974-04-30 | Sutures Inc | Method of making pliable, dyed and braided polyester sutures |
US4522774A (en) * | 1981-06-11 | 1985-06-11 | Badische Corporation | Integrated process for the production of textured polycaprolactam multifilament yarn |
EP0067387B1 (en) * | 1981-06-11 | 1986-11-26 | BASF Corporation | Integrated process for the production of textured multifilament yarn |
DE3272614D1 (en) * | 1981-11-27 | 1986-09-18 | Frances H White | Apparatus and method for lubricating strand material |
FR2524499B1 (fr) * | 1982-04-01 | 1985-08-16 | Rhovyl | Fils et fibres a base de melanges de polychlorure de vinyle et polymere acrylique et leur procede d'obtention |
-
1991
- 1991-09-11 JP JP25866191A patent/JPH0625962A/ja active Pending
- 1991-09-13 EP EP91115546A patent/EP0475430A1/en not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001161541A (ja) * | 1999-12-13 | 2001-06-19 | Suminoe Textile Co Ltd | タフテッド製品 |
CN102995210A (zh) * | 2012-12-31 | 2013-03-27 | 东华大学 | 一种芳纶长丝后处理装置及方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0475430A1 (en) | 1992-03-18 |
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