JPH0625949Y2 - 含浸部品保持装置 - Google Patents

含浸部品保持装置

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JPH0625949Y2
JPH0625949Y2 JP13638088U JP13638088U JPH0625949Y2 JP H0625949 Y2 JPH0625949 Y2 JP H0625949Y2 JP 13638088 U JP13638088 U JP 13638088U JP 13638088 U JP13638088 U JP 13638088U JP H0625949 Y2 JPH0625949 Y2 JP H0625949Y2
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JP
Japan
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hanger bar
terminal pin
varnish
impregnated
impregnation
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JP13638088U
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JPH0256425U (ja
Inventor
光昭 和田
Original Assignee
東芝ケミカル株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は電気機器・電子機器部品の絶縁処理に用いられ
るワニス含浸処理装置に関する。
(従来の技術) 電気機器部品のうち巻線部品、例えばトランス・モータ
ーのステータ等の絶縁処理としては古くからワニス含浸
処理が確立されている。特に近年では連続含浸処理法が
普及し生産効率が高められている。
これらの巻線部品のうち接続ピンや接続端子部のような
接続金物が一体に設けられている部品は、完成部品とし
て出荷された後、組み立てメーカーにおいて基板や匡体
内に組み込まれる際ハンダ付けされるので、障害を生じ
ないように巻き線部品メーカーにおいて、含浸作業時に
部品についてワニス付着必要部(巻線、コアー等)とワ
ニス付着禁止部(接続金物)の区別をする必要がある。
もし、ワニス付着禁止部にワニスが付着すると導通不良
を生じるので洗浄・剥離等のワニス除去作業という余分
な工数を必要とし、作業効率の低下とコストアップとい
うデメリットを生じる。
これを避けるには、ワイヤ含浸の際ピン部がワニス液面
より下にならないよう管理した含浸させる必要があっ
て、手作業ではこの条件を満足することは可能である
が、非常に作業性が劣ることは避けられないものであ
る。
従来の連続含浸処理設備によれば、第3図に示すよう
に、被処理部品21は金属ハンガー22上に並べられた
状態で、昇降装置23の上部に設けられたワニス含浸処
理槽24を上昇させることにより含浸処理が行なわれ
る。
この処理設備を用いて含浸深さの精度を上げるには、金
属ハンガー22に凹凸がなく水平精度の高いこと、即ち
傾斜のないことが要求されるとともに、被処理部品のの
せかたについても、常に重量バランス配分をとるよう注
意しながら金属ハンガーにのせる必要がある。
これを怠り、含浸作業時において、金属ハンガーが傾斜
したまま含浸を行なうと、一方の側においてワニス含浸
禁止部にワニスが付着し、他方の側に於いてワニス含浸
必要部に対し必要な含浸が行なわれないという状態が発
生し、前記一方の側の被処理部品はワニス除去作業を必
要とする不良が、前記他方の側の被処理部品にはワニス
含浸不足による不良が発生する。
しかも上記の装置においては、被処理部品を重量バラン
ス配分良く金属ハンガー上に注意を払って配置しても、
金属ハンガー上に被処理部品をのせた状態で含浸後乾燥
を行なうため、ハンガー底板表面へのワニスの付着・乾
燥・硬化により凹凸が形成される。このような凹凸部に
対してワニスの含浸・付着・乾燥・硬化が繰り返される
とこの凹凸はますます激しくなる。このため、通常は数
回の使用で、甚だしい時は一回の使用でも、金属ハンガ
ーの水平精度が著しく低下し部品の水平置き含浸作業が
出来なくなるという欠点があった。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、ワニス含浸処理装置に被処理部品をのせると
きに重量バランス配分のとれるよう格別な注意を払う必
要がある上にワニスの底板表面への付着により凹凸を生
じ水平精度が損なわれるという欠点を持つ金属ハンガー
を用いる必要のない含浸部品保持装置を提供しようとす
るものである。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案の含浸部品保持装置は、含浸作業中含浸部品の荷
重を支持するハンガーバーと、前記ハンガーバーに係合
し含浸部品の端子ピン把持する端子ピン把持具とからな
り、前記端子ピン把持具は板状弾性部材を折り曲げ三角
形状とした板ばねからなる端子ピン保持部と、前記板ば
ねの縁部に対し回動可能に構成されるとともに前記ハン
ガーバーが貫通可能に係合するハンガーバー係合部を有
する2個の拡開部材とから構成され、前記2個の拡開部
材に設けられたハンガーバー係合部の位置は前記板ばね
の縁部からの距離が等しくされていることを特徴とす
る。
(作用) 本考案は、含浸部品の端子ピンを把持する端子ピン把持
具がハンガーバーが貫通可能に構成され、かつ端子ピン
把持具の拡開部材に設けられたハンガーバー係合部の位
置は端子ピン把持具の板ばねの縁部からの距離が等しく
されているので含浸部品を水平に保持することが出来る
ので、ワニス含浸槽の液面を上昇させるだけで、ワニス
付着必要部と、ワニス付着禁止部とを精度良く正確に区
別した含浸処理が可能となる。
(実施例) 以下、本考案に係る含浸部品保持装置の実施例を図面を
参照して説明する。第1図は本実施例の使用中の側面
図、第2図は第1図の正面図である。
図において、含浸作業中含浸部品の荷重を支持するハン
ガーバー1に対して端子ピン把持具2は貫通可能に係合
されている。端子ピン把持具2は含浸部品3の端子ピン
4を把持するもので、鋼板を折り曲げて三角形状とした
板ばね5の縁部6からなる端子ピン保持部7と、前記板
ばねの縁部6に対し回動可能にされた2個の拡開部材8
からなる。
拡開部材8はニッケルめっきされた鋼線からなり、その
中央に、水平に連結する帯金よりなるハンガーバー係合
部9が設けられハンガーバー1を貫通可能に係合してい
る。前記2個の拡開部材においてハンガーバー係合部材
9と端子ピン把持具7との距離1と1′とは等しくされ
ていて含浸部品3の荷重をバランスさせてハンガーバー
1に伝えている。このように拡開部材8には一端の端子
ピン把持具8と他端の開閉つまみ部10の間にハンガー
バー1とA、B二点で接触する水平に連結する帯金から
なる水平保持部で係合しているため常に含浸部品を水平
に保持することができる 拡開部材の上端の開閉つまみ部10はハンガーバーより
上部に突出していて、容易につまんで端子ピンを把持し
たり開放したりでき、三角形状の板ばねにより強力な把
持力が得られるので確実に端子ピンを保持できる。大型
で重量があり、ピン間距離の広いトランスに対しても、
本端子ピン把持具を2個使用することにより水平保持が
可能である。
本実施例の含浸部品保持装置を使用する時は水平面上に
任意に配置された含浸部品の端子ピンを開閉つまみ部1
0を次々つまんでクリップしていくだけで能率よくハン
ガーバー1に対し水平に静止保持することが出来るの
で、含浸時にワニス液面の自動管理されたワニス含浸処
理槽11を用いて常に一定深さまでの含浸が可能となっ
た。
上記実施例においては拡開部材を鋼線で構成した例を示
したが、板金をプレス加工で打ち抜き成形し、鋼線を帯
金で連結したハンガーバー係合部を打ち抜き穴として形
成してもよい。
また、上記実施例に於けるハンガーバー係合部、即ち前
記水平に連結する帯金に対応してハンガーバーの断面を
丸型でなく水平面を有する形状例えば正方形とすること
により含浸部品の重心がハンガーバーの軸の直下になく
ても、含浸ワニスの液面に対して端子ピン保持部の位置
を正確に水平に保つことができるので正確な水平含浸が
極めて容易に達成できる。
[考案の効果] 本考案によれば、含浸部品の端子ピンを把持する端子ピ
ン把持具がハンガーバーが貫通可能に構成され、かつ端
子ピン把持具の拡開部材に設けられたハンガーバー係合
部の位置は端子ピン把持具の板ばねの縁部からの距離が
等しくされているので含浸部品を水平に保持することが
出来るので、ワニス含浸槽の液面を上昇させるだけで、
ワニス付着必要部と、ワニス付着禁止部とを精度良く正
確に区別した含浸処理が可能となりワニス付着禁止部に
付着したワニスの洗浄・剥離等の除去作業を不要として
生産効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例の使用中の側面図、第2図は第1図の
正面図、第3図は従来の含浸処理用保持具の説明図であ
る。 1……ハンガーバー 2……端子ピン把持具 3……含浸部品 4……端子ピン 5……板ばね 6……板ばね縁部 7……端子ピン保持部 8……拡開部材 9……ハンガーバー係合部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】含浸作業中含浸部品の荷重を支持するハン
    ガーバーと、前記ハンガーバーに係合し含浸部品の端子
    ピンを把持する端子ピン把持具とからなり、前記端子ピ
    ン把持具は板状弾性部材を折り曲げ三角形状とした板ば
    ねからなる端子ピン保持部と、前記板ばねの縁部に対し
    回動可能に構成されるとともに前記ハンガーバーが貫通
    可能に係合するハンガーバー係合部を有する2個の拡開
    部材とから構成され、前記2個の拡開部材に設けられた
    ハンガーバー係合部の位置は前記板ばねの縁部からの距
    離が等しくされていることを特徴とする含浸部品保持装
    置。
JP13638088U 1988-10-19 1988-10-19 含浸部品保持装置 Expired - Lifetime JPH0625949Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13638088U JPH0625949Y2 (ja) 1988-10-19 1988-10-19 含浸部品保持装置

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JP13638088U JPH0625949Y2 (ja) 1988-10-19 1988-10-19 含浸部品保持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0256425U JPH0256425U (ja) 1990-04-24
JPH0625949Y2 true JPH0625949Y2 (ja) 1994-07-06

Family

ID=31396834

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JP13638088U Expired - Lifetime JPH0625949Y2 (ja) 1988-10-19 1988-10-19 含浸部品保持装置

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JPH0256425U (ja) 1990-04-24

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