JPS6142274Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はフユーズ回路基板用ホルダーに関する
ものである。

フユーズ回路基板は、例えば、第１図に示すよ
うに、紙基材やガラス基材等の基板１に、亜鉛箔
等のフユーズ回路２を印刷して、端子３及び４を
幅広にしている。

このフユーズ回路基板１を他の基板に接続する
場合、端子３及び４に各々リード線５及び６を接
続し、これ等のリード線５及び６を他の基板に接
続するようにしており、特にリード線５とリード
線６とが短絡しないよう、かつ、間隔が一定に維
持されるように接続しなければならず、接続作業
が困難である欠点がある。

また、フユーズ回路基板１のフユーズ回路２が
作動した後等で取り外す場合、リード線５及び６
と他の基板との接続を外す必要があり、作業が困
難になる欠点がある。

本考案は、以上の欠点を改良し、接続及び取り
外しの容易なフユーズ回路基板用ホルダーの提供
を目的とするものである。

本考案は、上記の目的を達成するために、複数
の押圧体によりフユーズ回路基板を挾持しうるフ
ユーズ回路基板用ホルダーにおいて、フユーズ回
路基板に印刷されたフユーズ回路の端子に電気的
に接続される端子用押圧体と、突起を有し該突起
がフユーズ回路基板に設けられた孔に挿入されう
る保持用押圧体とを有することを特徴とするフユ
ーズ回路基板用ホルダーを提供するものである。

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。

第２図において、１１は金属製のフユーズ回路
基板用ホルダーである。このホルダー１１の下部
は平板状で、３本の取付脚１２，１３及び１４が
下方に突出しており、この取付脚１２，１３及び
１４が他の基板等に設けられた孔に挿入され接続
されるようになつている。１５はホルダー１１の
下部から上方に延長されている支持部である。１
６及び１７はこの支持部１５の途中から分離され
互いに平行に引き出されている保持用押圧体であ
り、先端に各々突起１８及び１９が設けられ壱て
いる。２０は端子用の押圧体であり保持用押圧体
１６及び１７と同じ位置から、かつそれ等の延長
方向と所定の角度をもつて引き出されており、波
状に形成されている。

上記実施例のホルダー１１によりフユーズ回路
基板２１をホルドする場合には第３図に示す通
り、保持用押圧体１６及び１７を端子押圧体２０
との間にフユーズ回路基板２１を挾持させる。こ
の際に、端子押圧体２０がフユーズ回路基板２１
の端子２２に接触するようにする。また、保持用
押圧体１６及び１７に設けられた各突起１８及び
１９はフユーズ回路基板２１の端子２２の近傍に
設けられた孔２３及び２４に挿入される。

すなわち、フユーズ回路基板２１は各押圧体１
６，１７及び２０の間に挿入するだけで他の回路
基板と電気的に接続され、また、各押圧体１６，
１７及び２０を広げることにより取り外され各作
業が容易に行なえる。しかも、押圧体１６及び１
７に設けられている突起１８及び１９がフユーズ
回路基板２１に設けられた孔２３及び２４に挿入
されるので、使用中に振動が加えられたとしても
外れることなく確実に保持される。

なお、上記の実施例においては、フユーズ回路
の端子毎に一個づつのホルダーを用いる構成とし
たが、例えば、第４図に示す通り、予じめ２個以
上のホルダー２５及び絶縁板２７で接続する構成
としてもよい。

以上の通り、本考案によれば、フユーズ回路基
板を他の回路基板に接続する作業が容易に行な
え、作動後等の取り外し作業も容易になり、か
つ、耐振性を向上しうるフユーズ回路基板用ホル
ダーが得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はフユーズ回路基板の平面図、第２図は
本考案の実施例の斜視図、第３図は第２図に示す
実施例によりフユーズ回路基板を挾持した状態の
斜視図、第４図は本考案の実施例の斜視図を示
す。 １１，２５，２６……フユーズ回路基板用ホル
ダー、１６，１７……保持用の押圧体、１８，１
９……突起、２０……端子用の押圧体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 複数の押圧体によりフユーズ回路基盤を挟持し
   うるフユーズ回路基板用ホルダーにおいてフユー
   ズ回路基板に印刷されたフユーズ回路の端子に電
   気的に接続される端子用押圧体と突起を有し該突
   起がフユーズ回路基板のフユーズ回路部分以外に
   設けられた孔に挿入されうる保持用押圧体とを有
   することを特徴とするフユーズ回路基板用ホルダ
   ー。