JPH06259333A - パリティエラー検査機構 - Google Patents

パリティエラー検査機構

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JPH06259333A
JPH06259333A JP5072822A JP7282293A JPH06259333A JP H06259333 A JPH06259333 A JP H06259333A JP 5072822 A JP5072822 A JP 5072822A JP 7282293 A JP7282293 A JP 7282293A JP H06259333 A JPH06259333 A JP H06259333A
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JP
Japan
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memory
error
check
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JP5072822A
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English (en)
Inventor
Koji Kitamura
浩二 北村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パリティエラーの発生箇所がパリティエラー
検査機構か又はメモリーにあるかその容易迅速な特定を
計る。 【構成】 メモリーに対する検査データと制御データを
出力する中央処理装置(CPU)101と、検査データ
から生成されたパリティデータを記憶するメモリー10
4と、メモリーに記憶するパリティデータを生成し、読
取データのパリティエラーを検査してエラー割込信号g
を発生するパリティジェネレータ・チェッカ(PGC)
102と、メモリーの書込/読取データを記憶してCP
UにPCGとメモリーを検査させるパリティレジスタ1
03と、前記制御データに基づき制御信号fを発生する
チェックデータ発信部Aと、制御信号fに従い読取デー
タを反転してPGCに送りCPUにPGC自体を検査さ
せる制御部Bとから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタルデータの伝送
又は記憶に伴うパリティエラーを検査するパリティエラ
ー検査機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータの資源間及び機能間
等におけるディジタルデータの伝送及び記憶が発達する
に伴い、パリティエラーの検査が幅広く行われ、最近は
データ処理の信頼性を向上するため、単一ビットエラー
検知及び修正、及び2ビットエラー検知等益々パリティ
エラー検査技術も高度化してきた。
【0003】元来、パリティエラー検査の基本的技術の
開発はその重要性から中央処理装置(CPU)とメモリ
ーとの間のデータ伝送に対するものから発達してきた。
従って、以下、図4に示す中央処理装置とメモリー間の
データ伝送を例にとり、従来のパリティエラー検査機構
について説明する。図4は中央処理装置とメモリー間の
パリティエラー検査機構の基本構成を示す機能ブロック
図である。
【0004】図4において、201は中央処理装置(C
PU)、202は中央処理装置201からメモリーに記
憶するデータlを受信してパリティデータmを生成し、
又はメモリーから読取られたパリティデータmのパリテ
ィエラーを検査するパリティジェネレータ・チェッカ、
203はパリティジェネレータ・チェッカ202から出
力したパリティデータmを記憶するメモリー(以下、パ
リティ用メモリーと呼ぶ)、nはパリティジェネレータ
・チェッカ202でパリティエラーが検出されたときに
中央処理装置101に対して出力されるエラー割込信号
である。
【0005】次に、上記のように構成されたパリティエ
ラー検査機構の動作について説明する。中央処理装置2
01から出力されたデータlは、まずパリティジェネレ
ータ・チェッカ202に送られる。パリティジェネレー
タ・チェッカ202は入力したデータlに基づきパリテ
ィデータmを生成してパリティ用メモリー203に出力
し、そこで記憶させる。
【0006】又、中央処理装置201の制御によりパリ
ティ用メモリー203からパリティデータmを読取る。
出力したパリティデータmはパリティジェネレータ・チ
ェッカ202でそのパリティエラーが検査される。パリ
ティエラーが存在する、すなわちパリティデータが誤り
であると判断されると、パリティジェネレータ・チェッ
カ202から中央処理装置201に対してエラー割込信
号nが送られ、パリティ用メモリー203から読取られ
たパリティデータmにパリティエラーがあることを知ら
せる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の構
成では、パリティエラーは主にメモリーにおいて発生す
るため、パリティエラーの検査はメモリーにデータを記
憶する際メモリーに発生するかもしれない記憶エラーを
検査するという観点から、メモリーからパリティデータ
を読取ったときにのみそのパリティエラーを検査すると
いう方式を採用してきた。
【0008】しかし、実際に、パリティエラーはデータ
を中央処理装置からメモリーに記憶し、又、メモリーか
らそのデータを読取り中央処理装置に返送する全ての経
路において発生する可能性がある。特に、メモリーのほ
か、パリティジェネレータ又はパリティチェッカそれ自
体において発生する可能性もある。しかし、上記のよう
な従来の方式では、パリティエラーがどこで発生したか
の特定が難かしく、パリティエラーが発生した場合、ま
ずメモリーを交換し、それでも修復されなければパリテ
ィジェネレータ及びパリティチェッカ等の関連機能を順
々に交換してパリティエラーの発生部所を特定していか
なければならないというのが実状であった。
【0009】しかしながら、このような状態では、パリ
ティエラーの発生部所の特定が困難であり、その特定に
時間がかかるばかりでなく、交換部品も多くなるほか、
システムに対する使用者の信頼性が失われる結果になる
という問題があった。
【0010】本発明は、上記のような従来技術の問題に
鑑みてなされたもので、メモリーにおけるパリティエラ
ーを特定するほか、パリティジェネレータ・チェッカ自
体におけるパリティエラーの発生を特定することによ
り、パリティエラーの発生部所を容易迅速に特定するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるパリティエ
ラー検査機構は、上記の課題を解決するため、メモリー
に書込む検査データ及び制御データを出力する中央処理
装置と、該検査データを記憶するパリティ用メモリー
と、検査データをパリティ処理してパリティ用メモリー
に記憶するためのパリティデータを出力し、パリティ用
メモリーから読取られたパリティメモリーデータのパリ
ティエラーを検査してエラーを検出したときエラー割込
信号を発生するパリティジェネレータ・チェッカと、パ
リティジェネレータ・チェッカからのパリティデータを
一時記憶用のパリティレジスタと前記パリティ用メモリ
ーとに送り、パリティ用メモリーから読取られたパリテ
ィメモリーデータをパリティレジスタに送ると共に検査
のため正誤データに変換して前記パリティジェネレータ
・チェッカに送る制御部とから成り、ライトサイクルに
おいて、中央処理装置によりパリティレジスタに一時記
憶したパリティデータを検査してパリティジェネレータ
・チェッカのパリティジェネレータ機能の正誤を判断
し、リードサイクルにおいて、中央処理装置によりパリ
ティレジスタに一時記憶されたパリティメモリーデータ
の検査結果とパリティジェネレータ・チェッカにおける
正誤データの検査結果とにより、パリティジェネレータ
・チェッカのパリティエラー検査機能及びパリティ用メ
モリーの正誤を判断するようにしたことを特徴とするも
のである。
【0012】本発明によるパリティエラー検査機構は、
上記の課題を解決するため、中央処理装置からの制御デ
ータに従いパリティエラー検査機能を検査するか否かを
任意に指定するチェックデータを制御部に出力するチェ
ックデータ発信部を備え、制御部はチェックデータの制
御によりパリティエラー検査機能の検査を実行するか否
かを選択し、該検査を選択したときは正誤データをパリ
ティエラー検査機能の検査用データに変換する処理手段
を含むことを特徴とするものである。
【0013】本発明によるパリティエラー検査機構は、
上記の課題を解決するため、処理手段がチェックデータ
とパリティ用メモリーから読取られたパリティメモリー
データとを入力する排他的論理和手段を含み、チェック
データが一方の状態にあるときはパリティメモリーデー
タを強制反転してパリティエラー検査機能に出力し、パ
リティエラーの検査の結果パリティエラー検査機能から
出力したエラー割込信号と中央処理装置におけるパリテ
ィレジスタのパリティメモリーデータの検査の結果とに
より、パリティ用メモリーにおけるパリティエラーの存
否とパリティエラー検査機能におけるパリティエラーの
存否とを同時に判別するようにしたことを特徴とするも
のである。
【0014】
【作用】本発明は、上記のように構成し、特にパリティ
ジェネレータ・チェッカとパリティ用メモリーとの間に
接続されパリティ用メモリーに対して書込み及び読取る
検査データを制御する制御部と、制御部からの書込デー
タ及び読取データを一時記憶し中央処理装置における検
査の用に供するパリティレジスタとを含み、書込みの
際、中央処理装置がパリティレジスタを介してパリティ
用メモリーに対する書込データを検査することによりパ
リティジェネレータ・チェッカのパリティジェネレータ
機能を検査し、読取りの際、中央制御装置がパリティレ
ジスタを介してメモリーからの読取データを検査するこ
とによりパリティ用メモリーを検査し、その結果とパリ
ティジェネレータ・チェッカによる読取データの検査結
果とによりパリティエラー検査機能を検査するように構
成したことにより、パリティジェネレータ・チェッカの
パリティジェネレータ機能及びパリティエラー検査機能
とパリティ用メモリーとにおけるパリティエラーの存否
を容易迅速に判別検出することが可能となる。
【0015】更に、本発明は、上記のように構成し、特
に中央処理装置からの制御データ及び検査データに従っ
てパリティジェネレータ・チェッカのパリティエラー検
査機能を検査するか否かを任意に選択することができ、
検査を選択した場合、パリティ用メモリーからの読取デ
ータを検査用に処理してパリティエラー検査機能に送る
よう構成したことにより、パリティエラー検査機能を希
望により任意選択的に検査しうるようにした。
【0016】更に、本発明は、上記のように構成し、特
にパリティエラー検査機能の検査を選択した場合、パリ
ティ用メモリーからの読取データを強制反転してパリテ
ィエラー検査機能に送りそこで検査した結果とパリティ
レジスタを介して中央処理装置において検査した読取デ
ータの検査の結果とにより、パリティ用メモリーとパリ
ティエラー検査機能とを同時に検査するように構成した
ことにより、容易迅速且つ任意にパリティ用メモリー及
びパリティエラー検査機能の検査が可能となる。
【0017】
【実施例】以下、添付図面に基づき本発明の一実施例を
詳細に説明する。図1(a)は本発明の一実施例による
パリティエラー検査機構の基本機能を示すブロック図で
あり、図1(b)は図1(a)に示すチェックデータ発
信部Aの一実施例を示す図であり、又図1(c)は図1
(a)に示す制御部Bの一実施例を示す図である。
【0018】図1(a)において、101はシステム全
体の制御を行う中央処理装置(CPU)、104はパリ
ティデータを記憶するパリティ用メモリー、102は中
央処理装置101からパリティ用メモリー104に書込
む3ビットデータaを受信してパリティを付しパリティ
データcを生成出力するパリティジェネレータ機能と、
パリティ用メモリー104から読取られたパリティデー
タcを入力してそのパリティエラーを検査するパリティ
エラー検査機能とを有するパリティジェネレータ・チェ
ッカであり、103はパリティジェネレータ・チェッカ
を経由したパリティメモリーデータdとパリティ用メモ
リーからのパリティメモリーデータdとを一時記憶し、
その検査のため中央処理装置101に送るパリティレジ
スタである。
【0019】又、Aは中央処理装置101から出力した
3ビットデータを一時記憶して初期設定し、別に中央処
理装置101から出力された、例えば、アドレスデータ
の下位2ビットbを取込み、3ビットデータの下位2ビ
ットとアドレスデータの下位2ビットbとを比較した結
果その一致不一致を示す信号であるチェックデータfを
出力するチェックデータ発信部、Bはチェックデータf
の制御によりパリティジェネレータ・チェッカ102の
検査を選択した場合、パリティ用メモリー104から読
取られたパリティメモリーデータdを処理してパリティ
ジェネレータ・チェッカ102に供給し、その検査の用
に供するようにし、パリティジェネレータ・チェッカ1
02からのパリティデータc及びパリティ用メモリー1
04からのパリティメモリーデータdを検査のためパリ
ティレジスタ103に供給するようにした制御部であ
る。
【0020】図1(b)は図1(c)に示すチェックデ
ータ発信部Aを詳細に示すブロック図である。図1
(b)において、105は中央処理装置101からの3
ビットデータaを入力して記憶し、それを初期設定値h
として出力するレジスタであり、106はレジスタ10
5からの初期設定値hの下位2ビットと中央処理装置1
01からのアドレスの下位2ビットbとを比較してその
一致不一致を表わすチェックデータfを制御部B(図1
(a))に出力するコンパレータである。
【0021】図1(c)は、図1(a)に示す制御部B
を詳細に示すブロック図である。図1(c)において、
107は中央処理装置101のライトサイクルにおい
て、パリティジェネレータ・チェッカ102から出力さ
れた書込データであるパリティデータcを受信し中央処
理装置101から出力されたライト信号jの制御により
それをパリティメモリーデータdとしてパリティレジス
タ103とパリティ用メモリー104とに出力するスリ
ーステートバッファである。
【0022】又、図1(c)の108は、中央処理装置
のリードサイクルにおいて、チェックデータ発信部Aか
ら出力されたチェックデータfを入力し、パリティ用メ
モリー104からパリティメモリーデータdを入力して
その両入力の排他的論理和をとることにより、チェック
データfのハイ又はロー状態に従い入力したパリティメ
モリーデータdを反転し又は反転しない正誤データi
(後に詳細に説明する)を出力する排他的論理和手段で
ある。
【0023】次に、109は排他的論理和手段108か
らの正誤データiを入力して中央処理装置101から出
力されたリード信号kの制御によりパリティジェネレー
タ・チェッカ102に対しパリティデータcを出力し
(前述のように、又後に詳細に述べるように、チェック
データfの状態がアクティブハイ(H)の場合はパリテ
ィメモリーデータdを反転したデータであり、チェック
データfの状態がロー(L)の場合は反転しない正常な
データである)、そこでパリティエラーの検査を行わせ
るようにしたスリーステートバッファである。信号gは
パリティジェネレータ・チェッカにおけるデータの検査
の結果、パリティエラーが存在する(パリティデータc
が反転している場合は、データそのものが正しい場合に
パリティエラーとなる)と判断された場合、中央処理装
置に対してそれを通知するエラー割込信号である。
【0024】次に、本発明の一実施例によるパリティエ
ラー検査機構の動作の説明に入る前に、下記表1及び表
2を使用して、チェックデータ発信部A及び制御部Bに
よるパリティメモリーデータdの処理方法と、パリティ
レジスタ103を介して中央処理装置101が検査した
データの検査結果とエラー割込信号gの有無とによるメ
モリー104及びパリティジェネレータ・チェッカ10
2のパリティエラー検査機能におけるパリティエラーの
判別方法とを詳細に説明する。まず、下記表1を参照し
て、チェックデータ発信部A及び制御部Bによるパリテ
ィメモリーデータdの処理方法について説明する。
【0025】
【表1】
【0026】前述したように、チェックデータ発信部A
のレジスタ105は中央処理装置101から3ビットデ
ータを入力して初期設定値hを設定する。その初期設定
値hのビット配列は、例えば、a2 a1 a0=HLHとする
と、その各ビットは、上位ビットa2=H、中位ビットa1
=L、下位ビットa0=Hである。上記ビットa2はコンパ
レータ106に対するイネーブル信号(アクティブハ
イ)であって、中位ビットa1及び下位ビットa0をデータ
として使用する。
【0027】コンパレータ106はレジスタ105から
初期設置値hを入力してその中位ビットa1及び下位ビッ
トa0と、別に中央処理装置101から入力したアドレス
の下位2ビットb1及びb0とをそれぞれ比較する。上記表
1に示すように、アドレスの下位2ビットb1及びb0に対
するハイ(H)及びロー(L)の組合せは、 b1 b0=L
L、LH、HL、HHの4通りである。
【0028】そして、コンパレータ106は初期設定値
hとアドレスの下位2ビットとの比較の結果をチェック
データfとして出力する(図1(c))。その値は表1
に示すようになり、チェックデータ発信部Aの出力(チ
ェックデータf)はアドレスの下位2ビット b1 b0=L
Hの場合にのみアクティブハイ(H)となり、排他的論
理和手段108において入力したパリティメモリーデー
タを反転し、その他の場合はロー(L)である。すなわ
ち、比較対象の初期設定値hの中位ビットa1及び下位ビ
ットa0はLHであるから、アドレスの下位2ビット b1
b0がそれと同じビット配列の場合にのみチェックデータ
fがハイ(H)となるからである。又、表1から明らか
なように、初期設定値hの上位ビットa2=Lの場合はコ
ンパレータ106は作動せずチェックデータfの値はロ
ー(L)である。
【0029】次に、下記表2を参照して、パリティジェ
ネレータ・チェッカ102のパリティエラー検査機能及
びパリティ用メモリー104のパリティエラー発生部所
の判別方法について説明する。
【0030】
【表2】
【0031】リードサイクルにおいて、前述のように、
パリティ用メモリー104から読取られ、制御部Bの排
他的論理和手段108(図1(c))に入力したパリテ
ィメモリーデータdは、チェックデータfがロー(L)
の場合、反転せずに正誤データiとなり、スリーステー
トバッファ109を介しパリティデータcとしてパリテ
ィジェネレータ・チェッカ102に入力される。そこ
で、パリティデータdは通常通りにパリティエラーの検
査を受け、パリティエラーと判断されると、エラー割込
信号gが中央処理装置101に出力される。
【0032】一方、チェックデータfがアクティブハイ
(H)の場合、排他的論理和手段108に入力したパリ
ティメモリーデータdは反転した正誤データiとなり、
リード信号kの制御の下にスリーステートバッファ10
9を介しパリティデータcとしてパリティジェネレータ
・チェッカ102に入力される。入力したパリティデー
タcはそのパリティエラー検査機能においてパリティエ
ラーの存否に対する検査を受けるのであるが、この場
合、パリティデータcは反転しているので、パリティエ
ラー検査機能が正常に作動していれば、反転する前のパ
リティメモリーデータdにパリティエラーがない場合に
のみパリティジェネレータ・チェッカ102から中央処
理装置に対してエラー割込信号gが出力されることにな
る。
【0033】又、パリティ用メモリー104から読取ら
れたパリティメモリーデータdはパリティレジスタ10
3を介して中央処理装置101に送られ、そこで検査を
受ける。パリティメモリーデータdの検査結果とエラー
割込信号gの発生の有無との組合せにより、中央処理装
置101は上記表2に示すように、パリティエラーがパ
リティ用メモリーにあるか又は(及び)パリティジェネ
レータ・チェッカにあるか、又はパリティエラーがない
かを判別する。
【0034】すなわち、パリティジェネレータ・チェッ
カ102のみについて見れば、そこで検査を受けている
パリティデータcが正常であればその反転状態ではエラ
ー割込信号gが発生するのであるから、表2の第1行及
び第2行の状態においてのみパリティジェネレータ・チ
ェッカ102は一応正常であるとみなされる。又、パリ
ティレジスタ103を介してパリティ用メモリー104
から直接中央処理装置101に入力され検査を受けたパ
リティデータcにパリティエラーがなければ中央処理装
置101によりパリティ用メモリー104にパリティエ
ラーがないと判断される。
【0035】しかしながら、パリティ用メモリー104
にパリティエラーが存在する場合、パリティジェネレー
タ・チェッカ102に入力されたパリティデータcは反
転しているのであるからエラー割込信号gは発生しな
い。その場合、パリティジェネレータ・チェッカ102
における正誤の判断は逆になる。すなわち、パリティ用
メモリー104にパリティエラーがある場合は、パリテ
ィジェネレータ・チェッカ102にもパリティエラーが
ある場合にのみエラー割込信号gが発生する。それは表
2の第1行に示す状態であって、その場合はエラー割込
信号gが発生したとしてもパリティジェネレータ・チェ
ッカ102は正常ではないであろう。従って、実際に
は、パリティジェネレータ・チェッカ102におけるパ
リティエラーとパリティ用メモリー104におけるパリ
ティエラーとの組合せによってパリティエラーの発生部
所を判断しなければならず、その判断の結果は表2に示
すように4通りとなる。
【0036】まず、表2の第1行に示すように、エラー
割込信号g有り、パリティ用メモリー104異常の場
合、パリティジェネレータ・チェッカ102に入力され
たパリティデータcはパリティエラーの反転であるか
ら、パリティジェネレータ・チェッカ102が正常であ
ればエラー割込信号gは発生しないはずであるのに発生
したので、中央処理装置101はパリティジェネレータ
・チェッカ102及びパリティ用メモリー104共に故
障と判断する。
【0037】次に、表2の第2行に示すように、エラー
割込信号g有り、パリティ用メモリー104正常の場
合、パリティジェネレータ・チェッカ102に入力した
パリティデータcは正常なものが反転した状態であるか
らパリティジェネレータ・チェッカ102が正常であれ
ばエラー割込信号gが出るはずである。従って、この場
合、中央処理装置101はパリティジェネレータ・チェ
ッカ102及びパリティ用メモリー104共に正常と判
断する。
【0038】又、表2の第3行に示すように、エラー割
込信号g無し、パリティ用メモリー104異常の場合、
パリティジェネレータ・チェッカ102に入力したパリ
ティデータcはパリティエラーの反転であるからパリテ
ィジェネレータ・チェッカ102が正常であればエラー
割込信号gは発生しない。従って、中央処理装置101
はパリティ用メモリー104のみが異常と判断する。
【0039】最後に、表2の第4行に示すように、エラ
ー割込信号g無し、パリティ用メモリー104正常の場
合、パリティジェネレータ・チェッカ102に入力した
パリティデータcはパリティエラーなしの反転であるか
らパリティジェネレータ・チェッカ102が正常であれ
ばエラー割込信号gは発生するはずであるのに発生して
いないので、中央処理装置101はパリティジェネレー
タ・チェッカ102のみが異常と判断する。
【0040】次に、図2及び図3を参照して、以上説明
したパリティエラー検査機構の動作について説明する。
まず、図2に基づきパリティエラー検出機構のライトサ
イクルの動作について説明する。図2は、その動作の流
れを示すフローチャートである。
【0041】中央処理装置101はライトサイクルを開
始してステップS1に進み、パリティジェネレータ・チ
ェッカ102に対して3ビットデータaを出力する。パ
リティジェネレータ・チェッカ102は受取った3ビッ
トデータaにパリティを付してパリティデータcを生成
し、スリーステートバッファ107(図1(c))に出
力する(ステップS3)。次に、スリーステートバッフ
ァ107は中央処理装置101からライト信号j(図1
(c))を受信して、その制御によりパリティメモリー
データdをパリティ用メモリー104及びパリティレジ
スタ103に出力してそこに書込ませる(ステップS
5)。中央処理装置101は、パリティレジスタ103
に記憶されたパリティメモリーデータdを読込み、その
パリティエラーの有無を検査してパリティジェネレータ
・チェッカ102のパリティジェネレータ機能が正常か
異常かを判断する(ステップS7)。
【0042】次に、図3に基づきパリティエラー検査機
構のリードサイクルの動作を説明する。図3はその動作
の流れを示すフローチャートである。中央処理装置10
1はリードサイクルを開始してステップS11に進み、
チェックデータ発信部A内のレジスタ105に対して3
ビットデータaを送り、そこに初期設定値hとして記憶
する。次に、中央処理装置101はアドレスの下位2ビ
ットbをチェックデータ発信部A内のコンパレータ10
6に出力する(ステップS13)。コンパレータ106
はレジスタ105の初期設定値hと上記アドレスの下位
2ビットbとを随時比較して一致不一致を判断し、その
結果をチェックデータfとして制御部B(図1(c))
の排他的論理和手段108の一方の入力に出力する(ス
テップS15)。
【0043】前述のように、排他的論理和手段108は
チェックデータfがアクティブハイ(H)の場合におい
てのみ、排他的論理和手段108の他方の入力に入力し
たパリティメモリーデータdを反転して出力する。すな
わち、排他的論理和手段108はチェックデータfの状
態(ハイ又はロー)によりパリティ用メモリー104か
ら読取られたパリティメモリーデータdを反転又は反転
せずに正誤データiとしてスリーステートバッファ10
9に出力する(ステップS17)。又、パリティメモリ
ーデータdはパリティレジスタ103にも記憶される。
【0044】次に、中央処理装置101は、パリティレ
ジスタ103に記憶されたパリティメモリーデータeを
読込んで、その内容についてパリティエラーの有無を検
査することによりパリティ用メモリー104が正常か異
常かを判断する(ステップS19)。
【0045】処理はステップS21に進み、スリーステ
ートバッファ109は、中央処理装置101から受けた
リード信号kの制御により、入力した正誤データをパリ
ティデータcとしてパリティジェネレータ・チェッカ1
02に出力する。パリティジェネレータ・チェッカ10
2は入力したパリティデータcのパリティエラーを検査
して中央処理装置101に送る。パリティデータcにパ
リティエラーが存在する場合、パリティジェネレータ・
チェッカ102は中央処理装置101に対してエラー割
込信号gを出力する(ステップS23)。このエラー割
込信号gの有無と中央処理装置101におけるパリティ
レジスタ103からのパリティメモリーデータeに対す
る検査結果とにより、パリティジェネレータ・チェッカ
102のパリティ検査機能とパリティ用メモリー104
とが正常か異常かを判断することは前述のとおりであ
る。
【0046】尚、パリティジェネレータ・チェッカ10
2自体の検査を行わない場合、前述のように、コンパレ
ータ106のイネーブル信号をa2=Lにすると、チェッ
クデータfの出力もロー(L)となり、パリティメモリ
ーデータdを反転しない。そのため、パリティメモリー
データdと正誤データiとは同一となり、パリティジェ
ネレータ・チェッカ102は従来通りのパリティエラー
の検査を行うことになる。
【0047】以上、本発明の一実施例を説明したが、本
発明はその趣旨に従い、広く変化変更可能である。例え
ば、本発明のパリティエラー検査機構は中央処理装置と
メモリー間のみでなく、他の処理装置及び(又は)資源
間等でデータを伝送するところに広く適用可能である。
又、パリティは偶数パリティでも奇数パリティでもよ
く、中央処理装置101から出力する検査用の3ビット
データは他のビット数でもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パリティ用メモリーのみでなく、パリティジェネレータ
・チェッカ自体におけるパリティエラーの発生を特定し
うるようにしたことにより、パリティエラー発生の際、
容易迅速に故障部所を特定しそれを交換しうるようにし
たため、故障修理に必要な時間を短縮して経費を節減す
ることができ、使用者の信頼性を増大することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施例によるパリティエラー
検査機構の基本機能を示すブロック図。 (b)図1(a)に示すチェックデータ発信部Aの詳細
なブロック図。 (c)図1(a)に示す制御部Bの詳細なブロック図。
【図2】図1の実施例によるパリティエラー検査機構の
ライトサイクル動作を示すフローチャート。
【図3】図1の実施例によるパリティエラー検査機構の
リードサイクル動作を示すフローチャート。
【図4】従来のパリティエラー検査機構の基本構成を示
すブロック図。
【符号の説明】
101 中央処理装置 102 パリティジェネレータ・チェッカ 103 パリティレジスタ 104 パリティ用メモリー 105 レジスタ 106 コンパレータ 107 スリーステートバッファ 108 排他的論理和手段 109 スリーステートバッファ 201 中央処理装置 202 パリティジェネレータ・チェッカ 203 パリティ用メモリー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリーに書込む検査データ及び制御デー
    タを出力する中央処理装置と、前記検査データを記憶す
    るパリティ用メモリーと、前記検査データから前記パリ
    ティ用メモリーに記憶するためのパリティデータを出力
    し、前記パリティ用メモリーから読取られたパリティメ
    モリーデータのパリティエラーを検査してエラーを検出
    したときエラー割込信号を発生するパリティジェネレー
    タ・チェッカと、前記パリティジェネレータ・チェッカ
    からのパリティデータを一時記憶用のパリティレジスタ
    と前記パリティ用メモリーとに送り、前記パリティ用メ
    モリーから読取られたパリティメモリーデータを前記パ
    リティレジスタに送ると共に検査のため正誤データに変
    換して前記パリティジェネレータ・チェッカに送る制御
    部とから成り、ライトサイクルにおいて、前記中央処理
    装置により前記パリティレジスタに一時記憶したパリテ
    ィデータを検査して前記パリティジェネレータ・チェッ
    カのパリティジェネレータ機能の正誤を判断し、リード
    サイクルにおいて、前記中央処理装置により前記パリテ
    ィレジスタに一時記憶されたパリティメモリーデータの
    検査結果と前記パリティジェネレータ・チェッカにおけ
    る前記正誤データの検査結果とにより、前記パリティジ
    ェネレータ・チェッカのパリティエラー検査機能及び前
    記パリティ用メモリーの正誤を判断するようにしたこと
    を特徴とするパリティエラー検査機構。
  2. 【請求項2】前記パリティエラー検査機構は、前記中央
    処理装置からの前記制御データに従い前記パリティエラ
    ー検査機能を検査するか否かを任意に指定するチェック
    データを前記制御部に出力するチェックデータ発信部を
    備え、前記制御部は前記チェックデータの制御により前
    記パリティエラー検査機能の検査を実行するか否かを選
    択し、該検査を選択したとき、前記正誤データを前記パ
    リティエラー検査機能の検査用データに変換する処理手
    段を含むことを特徴とする請求項1記載のパリティエラ
    ー検査機構。
  3. 【請求項3】前記処理手段は前記チェックデータと前記
    パリティ用メモリーから読取られたパリティメモリーデ
    ータとを入力する排他的論理和手段を含み、前記チェッ
    クデータが一方の状態にあるとき、前記パリティメモリ
    ーデータを強制反転して前記パリティエラー検査機能に
    出力し、パリティエラーの検査の結果前記パリティエラ
    ー検査機能から出力したエラー割込信号と前記中央処理
    装置における前記パリティレジスタのパリティメモリー
    データの検査の結果とにより、前記パリティ用メモリー
    におけるパリティエラーの存否と前記パリティエラー検
    査機能におけるパリティエラーの存否とを同時に判別す
    るようにしたことを特徴とする請求項2記載のパリティ
    エラー検査機構。
JP5072822A 1993-03-09 1993-03-09 パリティエラー検査機構 Pending JPH06259333A (ja)

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