JPH06258612A

JPH06258612A - 液晶式プロジェクタ装置

Info

Publication number: JPH06258612A
Application number: JP5047610A
Authority: JP
Inventors: Shinya Nozaki; 晋也野崎
Original assignee: Fujitsu General Ltd
Current assignee: Fujitsu General Ltd
Priority date: 1993-03-09
Filing date: 1993-03-09
Publication date: 1994-09-16

Abstract

(57)【要約】【目的】１台の液晶式プロジェクタ装置を３板式の高
性能型、および持ち運びし易い単板式の簡易型に組み替
えられるようにする。【構成】装置を光源部１、分光・画像生成部２、およ
び画像生成・投写部３の３ブロックに分離可能に構成す
る。そして、これら３ブロックを組み合わせた場合は液
晶表示板23、26および33を用いた３板式の高性能型プロ
ジェクタ装置となり、光源部および画像生成・投写部の
みを組み合わせた場合は液晶表示板33を１枚用いた単板
式の簡易型プロジェクタ装置となる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は液晶式プロジェクタ装置
に係り、装置を光源部、分光・画像生成部、および画像
生成・投写部の３ブロックに分離可能に構成し、用途に
応じ、３ブロックを組み合わせて使用する、若しくは光
源部および画像生成・投写部のみを組み合わせて使用す
るものに関する。

【０００２】

【従来の技術】液晶式プロジェクタ装置には、光源より
の白色光をダイクロイックミラー等により赤、緑および
青の３原色光に分解し、３原色の映像信号により駆動さ
れる３枚の液晶表示板にそれぞれ入射して３原色の画像
の光に生成し、これら３画像の光をダイクロイックミラ
ー等により１画像の光に合成し、投写レンズを介してス
クリーンに投写するようにした、いわゆる高性能型に類
する３板式のものがあり、他方、３原色の映像信号によ
り駆動される１枚の液晶表示板を用いてカラー画像の光
に生成する、いわゆる簡易型に類する単板式のもの等が
ある。この単板式のものは、光学系が簡単なため装置が
小型で移動が容易であるため、屋外等に持ち出してスク
リーンに投写する場合等に好適であるが、室内で使用す
る場合は３板式のものの方が良質の画像を投写できる等
の点で好適である。室内または屋外で共に使用する機会
が多いならばこれら高性能型と簡易型の双方を持たざる
を得ないであろうが、屋外で使用する機会がそれほど多
くないような場合にはこれでは不経済である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】普段、室内で使用する
場合は高性能型プロジェクタ装置として使用でき、屋外
に持ち出す場合はその一部を分離し、簡易型プロジェク
タ装置として使用することができれば、時々屋外に持ち
出すような使い方の場合に経済的である。本発明はこの
ような点に鑑み、１台のプロジェクタ装置を用途に応じ
て３板式の高性能型および単板式の簡易型に組み替えら
れるようにし、室内等で使用する場合は高品質の映像を
見ることができ、屋外に持ち出す等の場合は小型軽量の
ものにして持ち運びし易くするものを提供することにあ
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、光源よりの白色光を３原色光に分光し、３
原色の映像信号によりそれぞれ駆動される３枚の液晶表
示板にそれぞれ入射して３原色の画像の光に生成し、ダ
イクロイックミラー等により１画像の光に合成し、投写
レンズを介してスクリーンに投写する液晶式プロジェク
タ装置において、白色光を出射する光源部と、光源部よ
りの白色光を３原色光に分光し、分光された第１色の光
を第１液晶表示板に入射し第１色の画像の光に生成して
出射し、分光された第２色の光を第２液晶表示板に入射
し第２色の画像の光に生成して出射し、分光された第３
色の光を出射するようにした分光・画像生成部と、前記
分光・画像生成部よりの第３色の光を第３液晶表示板に
入射して第３色の画像の光に生成し、前記分光・画像生
成部よりの第１色の画像の光および第２色の画像の光と
共にダイクロイックミラー等を介して１画像の光に合成
し、投写レンズによりスクリーンに投写する画像生成・
投写部とでなり、前記光源部、分光・画像生成部および
画像生成・投写部を分離可能な構造に構成し、前記光源
部、分光・画像生成部および画像生成・投写部を所要の
位置関係に組み合わせてなる液晶式プロジェクタ装置を
提供するものである。

【０００５】

【作用】以上のように構成したので、本発明による液晶
式プロジェクタ装置は、装置を、白色光を出射する光源
部と、光源部よりの白色光を３原色の光に分光し、第１
色の光を第１液晶表示板に入射し第１色の画像の光に生
成して出射し、分光された第２色の光を第２液晶表示板
に入射し第２色の画像の光に生成して出射し、分光され
た第３色の光を出射する分光・画像生成部と、前記分光
・画像生成部よりの第１色の画像の光および第２色の画
像の光と共にダイクロイックミラー等を介して１画像の
光に合成し、投写レンズによりスクリーンに投写する画
像生成・投写部の３つに分離でき、これら光源部、分光
・画像生成部および画像生成・投写部を組み合わせるこ
とにより３板式の高性能型プロジェクタ装置を構成で
き、あるいは、前記光源部および画像生成・投写部の組
み合わせにより単板式の簡易型プロジェクタ装置を構成
することができる。すなわち、１台の液晶プロジェクタ
装置を高画質の映像をスクリーンに投写できる高性能
型、若しくは持ち運びに便利な簡易型の二通りの使い分
けができる。

【０００６】

【実施例】以下、図面に基づいて本発明による液晶式プ
ロジェクタ装置の実施例を詳細に説明する。図１は本発
明による液晶式プロジェクタ装置の一実施例の要部構成
図である。図において、１は光源部、２は分光・画像生
成部、３は画像生成・投写部で、これらの各部を組み合
わせて３板式のプロジェクタ装置を構成する。

【０００７】光源部１は、白色ハロゲンランプ等の光を
放物面鏡により平行光線に集光して出射する。分光・画
像生成部２は、光源部１より入射された白色光のうち、
ダイクロイックミラー21を透過した青光をミラー22で反
射し、集光レンズを介し青色映像信号で駆動される液晶
表示板23に入射して青色画像の光に生成し、ダイクロイ
ックミラー24を透過して出射する。また、前記ダイクロ
イックミラー21で反射された緑光および赤光のうち、ダ
イクロイックミラー25で反射された緑光を、集光レンズ
を介し緑色映像信号で駆動される液晶表示板26に入射
し、緑色画像の光に生成し、前記ダイクロイックミラー
24で反射し、このダイクロイックミラー24を透過した前
記青色画像の光と共に出射する。また、前記ダイクロイ
ックミラー25を透過した赤光は、ミラー27で反射して出
射する。

【０００８】画像生成・投写部３は、前記ミラー27で反
射された赤光を、集光レンズを介し赤色映像信号で駆動
される液晶表示板33に入射し、赤色画像の光に生成し、
ダイクロイックミラー31を透過し、このダイクロイック
ミラー31で反射される前記ダイクロイックミラー24より
の青色画像の光および緑色画像の光と共に、投写レンズ
32を介してスクリーンに投写する。

【０００９】図２は、前記光源部１および画像生成・投
写部３の組み合わせにより構成した簡易型プロジェクタ
装置の例である。この組み合わせの際、外光の侵入を防
ぐため、画像生成・投写部３の下方の穴を蓋41で塞ぐよ
うにする。そして、液晶表示板33は、例えば、図３
（イ）に示すように、液晶表示板に素子の配列に相応さ
せてＲ（赤）、Ｇ（緑）およびＢ（青）の３色のフィル
タを配設したのとし、各素子をフィルタの色に相応する
色の映像信号で駆動し、これにより、単板でカラー画像
を生成するようにする。この場合、ダイクロイックミラ
ー31を取り外せるようにし、液晶表示板33を前方（図の
右方）にスライドさせ、液晶表示板33の後方に光源部１
を挿着する構造に構成してもよい。

【００１０】なお、上述のように構成された画像生成・
投写部３に、分光・画像生成部２を組み合わせて３板式
プロジェクタ装置に構成するため、他の２枚の液晶表示
板23および液晶表示板26に、一方には図３（ロ）のよう
に、（イ）の色配列と異なる色配列のフィルタを配設
し、他方には図３（ハ）のように、前記（イ）の色配列
および（ロ）の色配列と異なる色配列のフィルタを配設
したものとし、前記液晶表示板33と同様、これら液晶表
示板23および液晶表示板26の各素子を、それぞれ、配設
されたフィルタの色に相応する色の映像信号で駆動する
ようにし、同時に、ダイクロイックミラー21、24、25お
よび31に代えて、全色の光の一部を透過し一部を反射す
るハーフミラーを使用するようにしてもよい。

【００１１】あるいは、液晶表示板33に上述のような３
色のフィルタを配設せず、白黒の映像信号により駆動す
ることとし、スクリーンに白黒画像で投写するようにし
てもよい。

【００１２】

【発明の効果】以上に説明したように、本発明による液
晶式プロジェクタ装置によれば、１台のプロジェクタ装
置を３板式の高性能型、および単板式の簡易型に組み替
えることができるものであるから、室内等で使用する場
合には３板式に組み立てて高画質の映像が見られるよう
にし、屋外等に持ち出す場合には単板式に組み替えて持
ち運びし易いようにできるので、屋外等に持ち出す機会
がさほど多くないような場合に経済的である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による液晶式プロジェクタ装置の一実施
例の要部構成図である。

【図２】本発明による液晶式プロジェクタ装置を簡易型
に組み替えた場合の一実施例の要部構成図である。

【図３】液晶表示板の画素配列の一例である。

【符号の説明】

１光源部２分光・画像生成部３画像生成・投写部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】光源よりの白色光を３原色光に分光し、
３原色の映像信号によりそれぞれ駆動される３枚の液晶
表示板にそれぞれ入射して３原色の画像の光に生成し、
ダイクロイックミラー等により１画像の光に合成し、投
写レンズを介してスクリーンに投写する液晶式プロジェ
クタ装置において、白色光を出射する光源部と、光源部
よりの白色光を３原色光に分光し、分光された第１色の
光を第１液晶表示板に入射し第１色の画像の光に生成し
て出射し、分光された第２色の光を第２液晶表示板に入
射し第２色の画像の光に生成して出射し、分光された第
３色の光を出射するようにした分光・画像生成部と、前
記分光・画像生成部よりの第３色の光を第３液晶表示板
に入射して第３色の画像の光に生成し、前記分光・画像
生成部よりの第１色の画像の光および第２色の画像の光
と共にダイクロイックミラー等を介して１画像の光に合
成し、投写レンズによりスクリーンに投写する画像生成
・投写部とでなり、前記光源部、分光・画像生成部およ
び画像生成・投写部を分離可能な構造に構成し、前記光
源部、分光・画像生成部および画像生成・投写部を所要
の位置関係に組み合わせてなる液晶式プロジェクタ装
置。
【請求項２】前記光源部および画像生成・投写部より
なり、光源部および画像生成・投写部を所要の位置関係
に組み合わせ、前記第３液晶表示板を白黒の映像信号に
より駆動し、光源部よりの光を前記第３液晶表示板に入
射して白黒画像の光に生成し、前記投写レンズによりス
クリーンに投写するように構成した請求項１記載の液晶
式プロジェクタ装置。
【請求項３】光源よりの白色光をカラー映像信号によ
り駆動される３枚の液晶表示板に入射し、それぞれでカ
ラー画像の光に生成し、一方からの入射光を透過し他方
からの入射光を反射するミラーを介して１画像の光に合
成し、投写レンズを介してスクリーンに投写する液晶式
プロジェクタ装置において、白色光を出射する光源部
と、光源部よりの白色光を第４液晶表示板に入射して第
４の画像の光に生成して出射し、光源部よりの白色光を
第５液晶表示板に入射して第５の画像の光に生成して出
射し、光源部よりの白色光を出射するようにした画像生
成部と、前記画像生成部よりの白色光を第６液晶表示板
に入射して第６の画像の光に生成し、前記第６の画像の
光を透過し前記画像生成部よりの第４の画像の光および
第５の画像の光を反射するミラーを介して１画像の光に
合成し、投写レンズによりスクリーンに投写する画像生
成・投写部とでなり、前記光源部、画像生成部および画
像生成・投写部を分離可能な構造に構成し、前記光源
部、画像生成部および画像生成投写部を所要の位置関係
に組み合わせてなる液晶式プロジェクタ装置。
【請求項４】前記光源部および画像生成・投写部より
なり、前記光源部および画像生成・投写部を所要の位置
関係に組み合わせ、前記第６液晶表示板をカラー映像信
号により駆動し、光源部よりの光を前記第６液晶表示板
に入射してカラー画像の光に生成し、前記投写レンズに
よりスクリーンに投写するように構成した請求項３記載
の液晶式プロジェクタ装置。
【請求項５】前記第４液晶表示板の３原色の画素配
列、第５液晶表示板の３原色の画素配列および第６液晶
表示板の３原色の画素配列を、互いに異なる画素配列に
なるように構成した請求項３記載の液晶式プロジェクタ
装置。