JPH0625814A - 鋼板の非接触制振装置 - Google Patents
鋼板の非接触制振装置Info
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- JPH0625814A JPH0625814A JP4200179A JP20017992A JPH0625814A JP H0625814 A JPH0625814 A JP H0625814A JP 4200179 A JP4200179 A JP 4200179A JP 20017992 A JP20017992 A JP 20017992A JP H0625814 A JPH0625814 A JP H0625814A
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Coating With Molten Metal (AREA)
- Control Of Heat Treatment Processes (AREA)
Abstract
を減し、製品のめっきむらや傷を無くす。 【構成】 振動により鋼板位置が変化すると、位置検出
器4からの鋼板位置信号は、別に入力されている鋼板位
置目標値8から減算され変位量が求められる。この変位
量は制御装置7内のP・I・D演算器9に入力され変位
量を0にするために必要とされる力をこの演算器9で求
める。この力に掛算器10で係数を乗算して電流値に変
換し、別に入力されたバイアス電流11を加算して電流
指令値とする。掛算器10で乗ずる係数は、鋼板の振動
を低減するため鋼板の走行ライン中に対向して配設した
電磁石に流れる励磁電流を電流検出器13で検出して電
流指令値に変更し、この電流指令値は電磁石駆動装置1
2に入力され電磁石5,6に励磁電流が出力される。こ
の結果鋼板の形状が変化しても力と電流の関係が自動的
に補正されるため制御性能が一定に保たれ鋼板の振動を
低減できる。
Description
適用される鋼板の非接触制振装置に関する。
0.5mm〜5mm、板幅約700mm〜1900mm
の鋼板を搬送させながら溶融亜鉛めっきや焼鈍などの表
面処理・加工を行なっているが、鋼板を乾燥・冷却する
ための冷却風や機械系のガタ等により鋼板が振動する
と、めっきむらや傷が発生し、製品の品質が低下する。
触制振装置の構成を図4、図5に示す。
はロール2,3を介して矢印の方向に搬送されており、
該フロータあるいはロール2,3の間には鋼板1の両側
面に対向して電磁石5,6が設置され、さらに電磁石
5,6の中間に鋼板1の位置を検出する位置検出器4が
鋼板面に臨んで設置されている。
て制御装置15に入力され、同位置検出値が位置目標値
に保たれるように電磁石に出力する電流を調整する。な
お図5は図4を上から見た図で、電磁石及び位置検出器
は板幅方向に数箇所設置されており、各々同一の構成と
なっている。
ロック図に基づき説明すると、位置検出器4からの鋼板
位置検出値は鋼板の位置目標値8から減算され、P・I
・D(比例・積分・微分)演算器9に入力され、鋼板の
位置を目標値にするために必要とされる力を演算する。
して電流値に変換し、一定の電流(バイアス電流)11
を加算し、電流指令値を演算する。
力され、電磁石5,6に励磁電流が出力され、鋼板1の
振動を電磁力を用いて非接触で低減する。
ち力を電流に変換する係数は、従来は次のように決定し
ていた。電磁石の発生する吸引力fは図7に示すように
励磁電流iの2乗に比例し、
等により決まる定数である。
傍で変化すると仮定して、バイアス電流i0 での傾き
は図5に示すように幅方向に反り返った形状を有してお
り、この形状は鋼板搬送にともない常時変化している。
においては、制御装置15は鋼板を図5中一点鎖線で示
す目標位置に保持するような励磁電流を電磁石5に対し
出力するため、鋼板の反りが大きな場合は、前記バイア
ス電流i0 から大きくずれた励磁電流、例えばi1 ,i
2 が流れることになる。
一量変化させても吸引力の変化量は、励磁電流がi0 の
場合とは異なるため、力不足により振動が低減できない
あるいは過剰力により鋼板が発振する等の問題が生じ
る。
(3)式により求めた固定値を用いて力を電流に変換し
ているため、鋼板の反り量により制御性能が変化し、そ
の結果製品の品質が低下するという不具合があった。
もので鋼板の形状が変化しても振動を低減させることの
できる非接触制振装置を提供することを目的としてい
る。
の構成として本発明の鋼板の非接触制振装置は、鋼板を
搬送するロールあるいはフロータ間に鋼板に対向して配
設された電磁石と、該電磁石に近接して配置された鋼板
の位置を検出する位置検出器と、鋼板の位置目標値と前
記位置検出器により測定された検出値との差である変位
量に基づいて鋼板の位置を一定に保つ電流指令値を演算
し、電磁石に出力する制御装置を備えた鋼板の非接触制
振装置において、前記電磁石に流れる電流値を検出ある
いは推定する手段と、検出あるいは推定された電流値と
前記鋼板変位量に基づき電流指令値を演算する手段とを
備えることを特徴としている。
生ずる振動を低減させるため、鋼板に対向して設けた電
磁石に流れる電流を電流検出器で検出するかあるいは検
出器を用いずに推定する手段によりオンラインで励磁電
流推定値ia (t) を求め、力を電流に変換する係数を下
式(4)で求めることにより、鋼板形状変化による励磁
電流の動作点変化を補正し、制御性能を一定に保つこと
ができる。
することが可能となり、製品の品質向上が可能となる。
に説明する。図1は本発明の実施例に係わる非接触制振
装置の全体構成図、図2は同装置における第1の実施例
制御回路のブロック図を示す。なお、装置の構成につい
てはさきに従来装置として図4に説明したものと同様で
あるため、ここではその説明を省略するものとする。
ータ2により搬送された鋼板1は、その搬送途中におい
て冷却風や機械のガタ等により鋼板振動を生じ、この振
動による鋼板位置の変化は電磁石5,6の中間位置に配
設された位置検出器4により測定され、別に入力された
鋼板位置目標値8から減算され変位量が求められる。
・D(比例・積分・微分)演算器9に入力され、変位量
を0にするために必要とされる力を該演算器9で求め
る。
値に変換し、別に入力されたバイアス電流11を加算し
て電流指令値とする。
石に流れる励磁電流を電流検出器13で検出し、検出さ
れた電流値ia (t) を用いて前記(4)式で変更する。
力され、電磁石5,6へ励磁電流が出力される。
化して励磁電流の動作点が変化しても、力と電流の関係
が前記(4)式で自動的に補正されるため制御性能が一
定に保たれる。
ると、図3は本発明非接触制振装置における第2の実施
例制御回路のブロック図を示す。なお図3の符号8〜1
2は図2の実施例のものと同一物である。
器を用いずに推定する手段を用いる。すなわち、図3に
おいて、P・I・D演算器9で求めた電流値とバイアス
電流値を加算した後の電流指令値は励磁電流推定値ip
(t)として、最新の値が記憶装置14に記憶される。
で乗じる係数Cを
作点変化を補正し、制御性能を一定に保つことができ、
鋼板の振動を低減することができる。
が、本発明は上記実施例に限定されることなく、本発明
技術思想の範囲内において種々設計変更が可能であり、
それ等は何れも本発明の技術的範囲に属するものであ
る。
ば、電磁石に流れる励磁電流を検出器を用いて検出する
か、あるいは検出器を用いることなく推定し、力から電
流に変換する係数を励磁電流に応じて変更することによ
り、鋼板の形状が変化しても制御性能を一定に保つこと
ができ、従来装置に比べ鋼板の振動を低減することがで
きる。
で発生する製品のめっきむらや傷がなくなり、製品の品
質向上を図ることができる。
成図である。
路のブロック図である。
路のブロック図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 鋼板を搬送するロールあるいはフロータ
間に、鋼板に対向して配置された電磁石と、該電磁石に
近接して配置された鋼板の位置を検出する位置検出器
と、鋼板の位置目標値と前記位置検出器により測定され
た検出値との差である変位量に基づいて鋼板の位置を一
定に保つ電流指令値を演算し、電磁石に出力する制御装
置を備えた鋼板の非接触制振装置において、前記電磁石
に流れる電流値を検出あるいは推定する手段と、検出あ
るいは推定された電流値と前記鋼板変位量に基づき電流
指令値を演算する手段とを備えることを特徴とする鋼板
の非接触制振装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4200179A JP2941569B2 (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 鋼板の非接触制振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4200179A JP2941569B2 (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 鋼板の非接触制振装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0625814A true JPH0625814A (ja) | 1994-02-01 |
JP2941569B2 JP2941569B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=16420112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4200179A Expired - Lifetime JP2941569B2 (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 鋼板の非接触制振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2941569B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0664806A (ja) * | 1992-08-18 | 1994-03-08 | Nippon Steel Corp | 鋼帯の振動抑制装置 |
JP2008150663A (ja) * | 2006-12-18 | 2008-07-03 | Jfe Steel Kk | 鋼帯形状検出装置 |
KR20150074941A (ko) * | 2013-12-24 | 2015-07-02 | 주식회사 포스코 | 강판진동제어장치 |
-
1992
- 1992-07-06 JP JP4200179A patent/JP2941569B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0664806A (ja) * | 1992-08-18 | 1994-03-08 | Nippon Steel Corp | 鋼帯の振動抑制装置 |
JP2008150663A (ja) * | 2006-12-18 | 2008-07-03 | Jfe Steel Kk | 鋼帯形状検出装置 |
KR20150074941A (ko) * | 2013-12-24 | 2015-07-02 | 주식회사 포스코 | 강판진동제어장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2941569B2 (ja) | 1999-08-25 |
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