JPH06258042A - 距離測定方法および装置 - Google Patents

距離測定方法および装置

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JPH06258042A
JPH06258042A JP5072926A JP7292693A JPH06258042A JP H06258042 A JPH06258042 A JP H06258042A JP 5072926 A JP5072926 A JP 5072926A JP 7292693 A JP7292693 A JP 7292693A JP H06258042 A JPH06258042 A JP H06258042A
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JP
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angle
reference plane
slit light
scanning mirror
distance
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Atsushi Yokoyama
敦 横山
Takayuki Ashigahara
隆之 芦ヶ原
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    • G01S17/00Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
    • G01S17/88Lidar systems specially adapted for specific applications
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    • GPHYSICS
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    • G01S17/02Systems using the reflection of electromagnetic waves other than radio waves
    • G01S17/06Systems determining position data of a target
    • G01S17/46Indirect determination of position data

Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定対象物体の表面の位置を高精度且つ高速
に測定する。 【構成】 基準平面を位置S0、S1およびS2に配置
したときに基準平面から反射したスリット光が撮像面7
のセルPijに入射するための走査ミラー3の角度差θ1
およびθ2を示すカウント値C1およびC2を求め、基準
面を位置S2に配置したときに基準平面から反射したス
リット光が撮像面7のセルPijに入射するための走査ミ
ラー3の角度θS2と、測定対象物体を配置したときに測
定対象物体の面から反射されたスリット光が撮像面7の
セルPijに入射するための走査ミラー3の角度θSXとの
角度差を示すカウント値Cxを求め、所定の演算を行っ
て、測定対象物体と位置とS0との距離を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、三次元物体の形状測定
に好適な距離測定方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、三次元物体の距離測定方法として
は、走査ミラーを回転させることによりスリット光を測
定対象物体の表面に沿って走査し、測定対象物体からの
反射スリット光が、撮像面を構成するセルを通過する時
点を検出して測定対象物体の表面の位置を測定する距離
測定方法が知られている。
【0003】図11は、このような距離測定方法を実現
する従来の装置の一例を示す。レーザ光源1から出射さ
れた例えば赤外レーザ等のレーザ光は、光学系2によっ
てスリット状される。スリット状にされたレーザ光は、
所定位置に配置されたガルバノミラー等からなる走査ミ
ラー3によって反射される。そして、走査ミラー3によ
って反射されたスリット光3Sは、走査ミラー3を回転
させることにより、測定対象物体4の表面に沿って走査
される。
【0004】測定対象物体4からの反射スリット光は、
光学系6によって撮像面7上に結像される。微分回路お
よび積分回路等を含んで構成される制御回路5Cは、測
定対象物体4からの反射スリット光が、撮像面7内に二
次元的に配置された各撮像セルすなわち受光セルPij
通過するタイミングを求めて、走査ミラー3の回転位置
を求める。この走査ミラー3の回転位置、および撮像面
7と走査ミラー3との位置関係から、三角測量の原理
で、撮像面7の各撮像セルPij毎に測定対象物体4まで
の距離を測定する。
【0005】図12は、三角測量法に基づく測定対象物
体4の表面の三次元座標位置の測定原理を示す。撮像面
7と、この撮像面7中の撮像セルPij上に反射スリット
光が結像される測定対象物体4上の位置までの距離Zij
は、三角測量の原理で、撮像面7の結像位置と走査ミラ
ー3の回転中心との距離Bij、撮像面7と走査ミラー3
からの反射スリット光3Sとのなす角度αij、撮像面7
に対して測定対象物体4から入射されるスリット光の入
射角度βij、および走査ミラー3の回転中心から撮像面
7の延長面への垂直方向距離Aを使用して、次の(式
2)により求めることができる。
【0006】
【数2】
【0007】(式2)の3つのパラメータBij、βij
よびAは、光源1、光学系2、走査ミラー3、光学系6
および撮像面7の配置等によって一義的に定まる定数で
ある。撮像面7と走査ミラー3からの反射スリット光3
Sとがなす角度αijは、上述したように、まず撮像面7
内の各撮像セルPij上を測定対象物体4からの反射スリ
ット光が横切るタイミングを求め、これから走査ミラー
3の回転位置を求めることによって求めることができ
る。従って、撮像面7内の各セルからの測定対象物体4
までの距離Zijを、三角測量の原理に基づいて、求める
ことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の距離測
定方法および装置は、次のような問題点がある。
【0009】(1)各パラメータの導出が困難 測定対象物体4までの距離Zijを高精度に求めるには、
4つのパラメータBij、βij、Aおよびαijを高精度に
求める必要があるが、パラメータαijは、撮像面7と平
行な面と走査ミラー3からの反射スリット光とのなす角
度であり、撮像面7内の撮像セルPijを測定対象物体4
からの反射スリット光が通過するタイミングを高精度に
求めたとしても、パラメータαijを高精度に求めること
は困難である。また、パラメータBij、βij、Aを高精
度に測定するのは、非常に困難である。
【0010】(2)角度データから距離データを導出す
るのが困難 仮に、4つのパラメータBij、βij、Aおよびαijを高
精度に求めることができても、撮像面7に含まれるすべ
ての撮像セルPijのそれぞれについて上記(式2)の演
算を行うのは、非常に時間がかかるので、一枚の距離画
像を測定するのに長時間を要する。
【0011】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、測定対象物体の表面の位置を高精度且つ
高速に測定することができる距離測定方法および装置を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の距離測定
方法は、走査ミラー(例えば、図1の走査ミラー3)を
回転させることによりスリット光を測定対象物体の表面
に沿って走査し、測定対象物体からの反射スリット光
が、撮像面(例えば、図1の撮像面7)を構成するセル
(例えば、図1のセルPij)を通過する時点を検出して
測定対象物体の表面の位置を測定する距離測定方法であ
って、基準平面を第1位置(例えば、図1の位置S0)
に配置したときに基準平面から反射したスリット光が撮
像面の所定のセルに入射するための走査ミラーの第1角
度(例えば、図1の角度θS0)と、基準平面を第1位置
から所定距離(例えば、図1のd)だけ離隔した第2位
置(例えば、図1の位置S1)に配置したときに基準平
面から反射したスリット光が撮像面の所定のセルに入射
するための走査ミラーの第2角度(例えば、図1の角度
θS1)との差である第1角度差(例えば、図2の角度θ
1)を示す値(例えば、実施例ののカウント値C1)を求
め、基準平面を第2位置(例えば、図1の位置S1)に
配置したときに基準平面から反射したスリット光が前記
撮像面の所定のセルに入射するための走査ミラーの第2
角度(例えば、図1の角度θS1)と、基準平面を第2位
置から所定距離と同一距離だけ離隔した第3位置(例え
ば、図1の位置S2)に配置したときに基準平面から反
射したスリット光が撮像面の所定のセルに入射するため
の走査ミラーの第3角度(例えば、図1の角度θS2)と
の差である第2角度差(例えば、図2の角度θ2)を示
す値(例えば、実施例のカウント値C2)を求め、基準
平面を第3位置(例えば、図1の位置S2)に配置した
ときに基準平面から反射したスリット光が撮像面の所定
のセルに入射するための走査ミラーの第3角度(例え
ば、図1の角度θS2)と、測定対象物体を配置したとき
に測定対象物体の面から反射したスリット光が撮像面の
所定のセルに入射するための走査ミラーの第4角度との
差である第3角度差(例えば、図2の角度θx)を示す
値(例えば、例えば、実施例のカウント値Cx)を求
め、第1角度差を示す値、第2角度差を示す値および第
3角度差を示す値を使用して、測定対象物体と第1位置
との距離を求めることを特徴とする。
【0013】本発明の第2の距離測定方法は、走査ミラ
ーを回転させることによりスリット光を測定対象物体の
表面に沿って走査し、測定対象物体からの反射スリット
光が、撮像面を構成するセルを通過する時点を検出して
測定対象物体の表面の位置を測定する距離測定方法であ
って、基準平面を第1位置に配置したときに基準平面か
ら反射したスリット光が撮像面の所定のセルに入射する
ための走査ミラーの第1角度と、基準平面を第1位置か
ら所定距離dだけ離隔した第2位置に配置したときに基
準平面から反射したスリット光が撮像面の所定のセルに
入射するための走査ミラーの第2角度との差である第1
角度差を示すカウント値C1を求め、基準平面を第2位
置に配置したときに基準平面から反射したスリット光が
撮像面の所定のセルに入射するための走査ミラーの第2
角度と、基準平面を第2位置から所定距離と同一距離d
だけ離隔した第3位置に配置したときに基準平面から反
射したスリット光が撮像面の所定のセルに入射するため
の走査ミラーの第3角度との差である第2角度差を示す
カウント値C2を求め、基準平面を第3位置に配置した
ときに基準平面から反射したスリット光が撮像面の所定
のセルに入射するための走査ミラーの第3角度と、測定
対象物体を配置したときに前記測定対象物体の面から反
射したスリット光が撮像面の所定のセルに入射するため
の走査ミラーの第4角度との差である第3角度差を示す
カウント値Cxを求め、走査ミラーの回転角度とカウン
ト値との関係を示すパラメータkを求め、測定対象物体
と前記第1位置とのxを、次の(式3)に従って
【0014】
【数3】
【0015】求めることを特徴とする。
【0016】本発明の第1の距離測定装置は、走査ミラ
ーを回転させることによりスリット光を測定対象物体の
表面に沿って走査し、測定対象物体からの反射スリット
光が、撮像面を構成するセルを通過する時点を検出して
測定対象物体の表面の位置を測定する距離測定装置であ
って、走査ミラーの回転角度を示すカウント値を出力す
る計数手段(例えば、図3および図4のカウンタ12)
と、基準平面を第1位置に配置したときに基準平面から
反射したスリット光が撮像面の所定のセルに入射するた
めの走査ミラーの第1角度を示す計数手段からのカウン
ト値と、基準平面を前記第1位置から所定距離だけ離隔
した第2位置に配置したときに基準平面から反射したス
リット光が撮像面の所定のセルに入射するための走査ミ
ラーの第2角度を示す計数手段からのカウント値との差
を求める第1減算手段(例えば、図4の減算器142
A)と、基準平面を第2位置に配置したときに基準平面
から反射したスリット光が撮像面の所定のセルに入射す
るための走査ミラーの第2角度を示す計数手段からのカ
ウント値と、基準平面を第2位置から所定距離と同一距
離だけ離隔した第3位置に配置したときに基準平面から
反射したスリット光が撮像面の所定のセルに入射するた
めの走査ミラーの第3角度を示す計数手段からのカウン
ト値との差を求める第2減算手段(例えば、図4の減算
器142B)と、基準平面を第3位置に配置したときに
基準平面から反射したスリット光が撮像面の所定のセル
に入射するための走査ミラーの第3角度を示す計数手段
からのカウント値と、測定対象物体を配置したときに測
定対象物体の面から反射したスリット光が撮像面の所定
のセルに入射するための走査ミラーの第4角度を示す計
数手段からのカウント値との差を求める第3減算手段
(例えば、図4の減算器142C)と、第1、第2およ
び第3減算手段の出力、ならびに走査ミラーの回転角度
と計数手段の出力カウント値との関係を示すパラメータ
を使用して、測定対象物体と第1位置との距離を演算に
より求める演算手段(例えば、図4の演算器143)と
を備えることを特徴とする。
【0017】本発明の第2の距離測定装置は、走査ミラ
ーを回転させることによりスリット光を測定対象物体の
表面に沿って走査し、測定対象物体からの反射スリット
光が、撮像面を構成するセルを通過する時点を検出して
測定対象物体の表面の位置を測定する距離測定装置であ
って、走査ミラーの回転角度を示すカウント値を出力す
る計数手段(例えば、図3および図4のカウンタ12)
と、基準平面を第1位置から所定距離離隔した位置(例
えば、図1の位置S2)に配置したときに基準平面から
反射したスリット光が撮像面の所定のセルに入射するた
めの走査ミラーの角度を示す前記計数手段からのカウン
ト値と、測定対象物体を配置したときに測定対象物体の
面から反射したスリット光が撮像面の所定のセルに入射
するための走査ミラーの角度を示す計数手段からのカウ
ント値との差を求める減算手段(例えば、図4の減算器
142C)と、少なくとも前記減算手段の出力に応じ
て、測定対象物体と前記第1位置との距離を出力するル
ックアップテーブル(例えば、図5または図6のルック
アップテーブル)とを備えることを特徴とする。
【0018】
【作用】本発明の第1の距離測定方法においては、基準
平面を第1位置に配置したときに基準平面から反射した
スリット光が撮像面の所定のセルに入射するための走査
ミラーの第1角度と、基準平面を第1位置から所定距離
だけ離隔した第2位置に配置したときに基準平面から反
射したスリット光が撮像面の所定のセルに入射するため
の走査ミラーの第2角度との差である第1角度差を示す
値が求められ、基準平面を第2位置に配置したときに基
準平面から反射したスリット光が前記撮像面の所定のセ
ルに入射するための走査ミラーの第2角度と、基準平面
を第2位置から所定距離と同一距離だけ離隔した第3位
置に配置したときに基準平面から反射したスリット光が
撮像面の所定のセルに入射するための走査ミラーの第3
角度との差である第2角度差を示す値が求められ、基準
平面を第3位置に配置したときに基準平面から反射した
スリット光が撮像面の所定のセルに入射するための走査
ミラーの第3角度と、測定対象物体を配置したときに測
定対象物体の面から反射したスリット光が撮像面の所定
のセルに入射するための走査ミラーの第4角度との差で
ある第3角度差を示す値が求められ、第1角度差を示す
値、第2角度差を示す値および第3角度差を示す値を使
用して測定対象物体と第1位置との距離が求められる。
従って、高精度および高速度に測定対象物体までの距離
を測定できる。
【0019】本発明の第2の距離測定方法においては、
基準平面を第1位置に配置したときに基準平面から反射
したスリット光が撮像面の所定のセルに入射するための
走査ミラーの第1角度と、基準平面を第1位置から所定
距離dだけ離隔した第2位置に配置したときに基準平面
から反射したスリット光が撮像面の所定のセルに入射す
るための走査ミラーの第2角度との差である第1角度差
を示すカウント値C1が求められ、基準平面を第2位置
に配置したときに基準平面から反射したスリット光が撮
像面の所定のセルに入射するための走査ミラーの第2角
度と、基準平面を第2位置から所定距離と同一距離dだ
け離隔した第3位置に配置したときに基準平面から反射
したスリット光が撮像面の所定のセルに入射するための
走査ミラーの第3角度との差である第2角度差を示すカ
ウント値C2が求められ、基準平面を第3位置に配置し
たときに基準平面から反射したスリット光が撮像面の所
定のセルに入射するための走査ミラーの第3角度と、測
定対象物体を配置したときに測定対象物体の面から反射
したスリット光が撮像面の所定のセルに入射するための
走査ミラーの第4角度との差である第3角度差を示すカ
ウント値Cxが求められ、走査ミラーの回転角度とカウ
ント値との関係を示すパラメータkが求められ、測定対
象物体と第1位置とのxが、上記(式3)に従って求め
られる。従って、高精度および高速度に測定対象物体ま
での距離を測定できる。
【0020】本発明の第1の距離測定装置においては、
計数手段が、走査ミラーの回転角度を示すカウント値を
出力し、第1減算手段が、基準平面を第1位置に配置し
たときに基準平面から反射したスリット光が撮像面の所
定のセルに入射するための走査ミラーの第1角度を示す
計数手段からのカウント値と、基準平面を第1位置から
所定距離だけ離隔した第2位置に配置したときに基準平
面から反射したスリット光が撮像面の所定のセルに入射
するための走査ミラーの第2角度を示す計数手段からの
カウント値との差を求め、第2減算手段が、基準平面を
第2位置に配置したときに基準平面から反射したスリッ
ト光が撮像面の所定のセルに入射するための走査ミラー
の第2角度を示す計数手段からのカウント値と、基準平
面を第2位置から所定距離と同一距離だけ離隔した第3
位置に配置したときに基準平面から反射したスリット光
が撮像面の所定のセルに入射するための走査ミラーの第
3角度を示す計数手段からのカウント値との差を求め、
第4減算手段が、基準平面を第3位置に配置したときに
基準平面から反射したスリット光が撮像面の所定のセル
に入射するための走査ミラーの第3角度を示す計数手段
からのカウント値と、測定対象物体を配置したときに測
定対象物体の面から反射したスリット光が撮像面の所定
のセルに入射するための走査ミラーの第4角度を示す計
数手段からのカウント値との差を求め、演算手段が、第
1、第2および第3減算手段の出力、ならびに走査ミラ
ーの回転角度と計数手段の出力カウント値との関係を示
すパラメータを使用して、測定対象物体と第1位置との
距離を演算により求める。従って、高精度および高速度
に測定対象物体までの距離を測定できる。
【0021】本発明の第2の距離測定装置においては、
計数手段が、走査ミラーの回転角度を示すカウント値を
出力し、減算手段が、基準平面を第1位置から所定距離
離隔した位置に配置したときに基準平面から反射したス
リット光が撮像面の所定のセルに入射するための走査ミ
ラーの角度を示す前記計数手段からのカウント値と、測
定対象物体を配置したときに測定対象物体の面から反射
したスリット光が撮像面の所定のセルに入射するための
走査ミラーの角度を示す計数手段からのカウント値との
差を求め、ルックアップテーブルが、少なくとも前記減
算手段の出力に応じて、測定対象物体と前記第1位置と
の距離を出力する。従って、高精度でより高速度に測定
対象物体までの距離を測定できる。
【0022】
【実施例】図1は、本発明の距離測定方法および装置に
使用される原理を説明するための図であり、図2は、図
1の一部の幾何学的関係を詳細に示す図である。ここで
は、第1平面位置S0から測定対象物体の面までの距離
を測定する場合について考える。まず、基準平面を第1
平面位置S0に配置したときに基準平面から反射したス
リット光が撮像面7の各セルに入射(すなわちそのセル
を通過)するタイミングを求め、次に、基準平面を第1
平面位置から所定距離dだけ平行移動した第2平面位置
S1に配置したときに基準平面から反射したスリット光
が撮像面7の各セルに入射するタイミングを求め、基準
平面を第2平面位置から所定距離と同一距離dだけ離隔
した第3平面位置S2に配置したときに基準平面から反
射したスリット光が撮像面7の各のセルに入射するタイ
ミングを求める。
【0023】走査ミラー3は、点M0を中心に定速で回
転し、回転中の走査ミラー3の原点位置からの角度θε
は、上記原点位置でリセットされるカウンタの値Cεを
使用して、次の(式4)で与えられる。
【0024】
【数4】
【0025】撮像面7中の受光セルすなわち撮像セルP
ijは、二次元的に配列され、各セルは、レンズ等の光学
系6に依存する固有の視線方向を有する。ここでは、第
1平面位置S0の基準平面から、各セルの視線方向と交
わる測定対象物体の表面の一点までの距離を測定する。
【0026】撮像面7中の任意の撮像セルPijの視線方
向と、第1、第2および第3平面位置S0、S1および
S2に位置する基準平面とのそれぞれの交点P0、P1
よびP2とし、これらの点にスリット光が入射するとき
の走査ミラー3の原点位置からの角度をそれぞれθS0
θS1およびθS2とすると、交点P0および交点P1との距
離aおよび交点P1と交点P2との距離aの関係は、次の
(式5)で示され、
【0027】
【数5】
【0028】線分P00と線分M01との角度θ1、お
よび線分P10と線分M02との角度θ2は、次の(式
6)および(式7)で示すことができる。
【0029】
【数6】
【0030】
【数7】
【0031】また、走査ミラー3の回転中心M0から視
線方向に下ろした垂線と、線分P02の延長線との交点
をPfとし、角度θBが次の(式8)で示される角度と
し、
【0032】
【数8】
【0033】直線P02上の、点P0から距離mにある
測定対象物体の測定点をPxとし、角度θxが次の(式
9)で示される角度とすると、
【0034】
【数9】
【0035】第1平面位置S0に位置する基準平面から
点Pxまでの距離xは、(式5)から、次の(式10)
で示すことができる。
【0036】
【数10】
【0037】線分P2fの長さをB、線分M0fの長さ
をCとすると、次の(式11)、(式12)および(式
13)の関係が成立する。
【0038】
【数11】
【0039】
【数12】
【0040】
【数13】
【0041】(式11)、(式12)および(式13)
から次の(式14)が得られる。
【0042】
【数14】
【0043】(式13)および(式14)から、tan
θBは、次の(式15)で示すことができる。
【0044】
【数15】
【0045】点Pxから点P2までの長さn、および点P
xから点P1までの長さmは、(式14)および(式1
5)から、次の(式16)および(式17)で示され
る。
【0046】
【数16】
【0047】
【数17】
【0048】従って、第1平面位置S0に位置する基準
平面から測定対象物体の測定点Pxまでの距離xは、
(式4)、(式5)、(式10)および(式17)か
ら、次の(式18)で示すことができる。
【0049】
【数18】
【0050】(式18)において、カウント値C1は、
基準平面を第1平面位置S0に配置したときに基準平面
から反射したスリット光が撮像面7のセルPijに入射す
るための走査ミラー3の角度θS0と、基準平面を第1平
面位置から距離dだけ離隔した第2平面位置S1に配置
したときに基準平面から反射したスリット光が撮像面7
のセルPijに入射するための走査ミラー3の角度θS1
の差である角度差θ1を示し、カウント値C2は、基準平
面を第2平面位置S1に配置したときに基準平面から反
射したスリット光が撮像面7のセルPijに入射するため
の走査ミラー3の角度θS1と、基準平面を第2平面位置
から距離dと同一距離dだけ離隔した第3平面位置S2
に配置したときに基準平面から反射したスリット光が撮
像面7のセルPijに入射するための走査ミラー3の角度
θS2との差である角度θ2を示し、カウント値Cxは、基
準平面を第3平面位置S2に配置したときに基準平面か
ら反射したスリット光が撮像面7のセルPijに入射する
ための走査ミラー3の角度θS2と、測定対象物体を配置
したときに測定対象物体の面から反射したスリット光が
撮像面7のセルPijに入射するための走査ミラー3の角
度θsxとの差である角度θxを示す。
【0051】走査ミラー3の回転角度とカウント値との
関係を示すパラメータkは、基準平面を、第1、第2、
および第3平面位置S0、S1、およびS2以外の予め
知られた平面位置に配置し、(式18)を使用して求め
ることができる。
【0052】図3は、本発明による距離測定装置の一実
施例を示す。スリット光発生レーザ1から射出されたス
リット光3Sは、ガルバノミラー等からなる走査ミラー
3によって、まず最初に図1の第1平面位置S0に配置
された基準平面上を、次に図1の第2平面位置S1に配
置された基準平面上を、次に図1の第3基準位置に配置
された基準平面上を、最後に三次元物体である測定対象
物体4上を走査させられる。スリット光発生レーザ1と
しては、例えば、波長670nmの半導体レーザ(レン
ズの出口で10mW、スリット光の幅約1mm)を使用
できる。なお、実際には、光源1から出射された光をス
リット状にする光学系2も設けられるが、図示の簡単化
のために、図3には示されていない。
【0053】図1の第1平面位置S0に配置された基準
平面、図1の第2平面位置S1に配置された基準平面、
図1の第3基準位置に配置された基準平面、および測定
対象物体4によって順次反射されたスリット光は、撮像
装置5のレンズ6を通して撮像面7に連続的に投射され
る。撮像面7は、アレイ状に配置された複数の撮像セル
8から構成されている。セル8は、視線方向の基準平面
または測定対象物体4上をスリット光2が通過すると、
すなわち基準平面または測定対象物体4からの反射スリ
ット光が自らを通過すると信号を出力する。
【0054】セル8の出力信号は、読み出し部9によっ
て読み出され、信号を出力したセル8に対応するカウン
ト値記憶メモリ10のメモリセル10Pに、そのときカ
ウンタ12が出力しているカウント値が記憶される。カ
ウンタ12のカウントアップ、セル8の信号出力、およ
びメモリセル10Pのカウンタト値記憶は、外部からの
動作クロック13(例えば、100kHz程度)に同期
して行われる。
【0055】走査ミラー3は、一定角速度で回転してい
るため、カウンタ12の出力は、ミラー3の角度情報に
相当する。演算処理部14は、各メモリセル10Pに記
憶されたカウント値に基づいて、図1の第1平面位置か
ら測定対象物体の面までの距離を演算する。
【0056】走査ミラー制御装置15は、走査ミラー3
が1回走査する毎に、リセット信号(例えば、60Hz
程度)を出力し、これにより、カウンタ12およびカウ
ント値記憶メモリ10の内容がリセットされる。
【0057】図4は、図3の演算処理部14の一構成例
を示す。メモリプレーン141Aは、カウント値記憶メ
モリ10のセルと同数のセルを有し、各セル141AP
は基準平面を第1平面位置S0に配置したときに基準平
面から反射したスリット光が撮像面7のセルPijに入射
するための走査ミラー3の角度θS0を示すカウント値C
S0をカウント値記憶メモリ10のセル10Pから受け
て、これを記憶する。
【0058】メモリプレーン141Bは、、カウント値
記憶メモリ10のセルと同数のセルを有し、各セル14
1BPは、基準平面を第1平面位置から距離dだけ離隔
した第2平面位置S1に配置したときに基準平面から反
射したスリット光が撮像面7のセルPijに入射するため
の走査ミラー3の角度θS1を示すカウント値CS1をカウ
ント値記憶メモリ10のセル10Pから受けて、これを
記憶する。
【0059】メモリプレーン141Cは、、カウント値
記憶メモリ10のセルと同数のセルを有し、各セル14
1CPは、基準平面を第2平面位置S1から距離dと同
一距離dだけ離隔した第3平面位置S2に配置したとき
に基準平面から反射したスリット光が撮像面7のセルP
ijに入射するための走査ミラー3の角度θS2を示すカウ
ント値CS2をカウント値記憶メモリ10のセル10Pか
ら受けて、これを記憶する。
【0060】メモリプレーン141Dは、カウント値記
憶メモリ10のセルと同数のセルを有し、各セル141
DPは、測定対象物体4を配置したときに測定対象物体
4の面から反射したスリット光が撮像面7のセルPij
入射するための走査ミラー3の角度θSxを示すカウント
値CSxをカウント値記憶メモリ10のセル10Pから受
けて、これを記憶する。
【0061】減算器142Aは、メモリプレーン141
Aから出力されるカウント値CS0とメモリプレーン14
1Bから出力されるカウント値CS1との差C1を求め、
演算器143に出力する。減算器142Bは、メモリプ
レーン141Bから出力されるカウント値CS1とメモリ
プレーン141Cから出力されるカウント値CS2との差
2を求め、演算器143に出力する。減算器142C
は、メモリプレーン141Cから出力されるカウント値
S2とメモリプレーン141Dから出力されるカウント
値CS3との差Cxを求め、演算器143に出力する。
【0062】演算器143は、減算器142A、減算器
142Bおよび減算器142Cからカウント値C1、C2
およびCxを受けるとともに、パラメータkを受けて、
(式18)の演算を行って、距離xを求めて出力する。
【0063】図4の例では、演算器143が(式18)
の演算を行っているが、撮像面7の各セル8(すなわち
ij)について取り得るカウント値C1、C2およびCx
に対し、予め距離xを求めて、図5のルックアップテー
ブル143Tに記憶しておき、図4の減算器142A、
142Bおよび143Cからカウント値C1、C2および
xを受ける毎に、ルックアップテーブル143Tから
距離xを出力するようにすれば、より高速に距離を求め
ることができる。
【0064】また、図1の第1、第2および第3平面位
置S0、S1およびS2を固定とする場合には、変数は
カウント値Cxのみとなるので、図6のルックアップテ
ーブル144Tのように、カウント値Cxを入力するだ
けで、距離xを求めることができる。
【0065】第1、第2および第3平面位置S0、S1
およびS2を撮像面7に平行にすることにより、すなわ
ち基準平面を撮像面7に平行に配置することにより、撮
像面7内において縦方向に並ぶ複数のセルに対しては、
同一のルックアップテーブルでよくなる。すなわち、例
えば、図7のように、撮像面7の横方向に8個のセルが
並ぶときには、8つのルックアップテーブル144T
1、144T2、144T3、・・・144T8を設け
るだけでよい。
【0066】図8は、8×16(横方向8セル×縦方向
16セル)の撮像面の横方向の8個のセルのそれぞれに
対するカウント値から距離への変換のためのルックアッ
プテーブルの内容の一例を示す。この例では、aを90
mmとし、カメラすなわち撮像面から約33cmの位置
を第1平面位置S0とし、S0からの距離を示してい
る。
【0067】なお、上記例では、カウント値C1、C2
よびCxから、図4の演算器143により(式18)の
演算を行うことにより、あるいは図5または図6のルッ
クアップテーブル143Tまたは144Tを使用するこ
とにより、距離xを求めているが、カウント値C1、C2
およびCxに対応する走査ミラー3の回転角度θ1、θ2
およびθxを使用し、(式17)の演算を行うことによ
り、あるいは図9のような回転角度θ1、θ2およびθx
を入力とするルックップテーブル145Tまたは、回転
角度θxを入力とするルックップテーブルを使用して、
距離xを求めてもよい。
【0068】また、カウント値C1、C2およびCx以外
の、走査ミラー3の回転角度θ1、θ 2およびθxを示す
値を使用して、距離xを求めてもよい。
【0069】なお、実際の測定環境において、互いに平
行で等間隔な第1、第2および第3平面位置S0、S1
およびS2に基準平面を配置するには、図10に示され
ているような、それぞれ第1、第2および第3平面位置
S0、S1およびS2に対応する互いに平行で等間隔の
溝151、152および153が形成された位置設定用
治具150し、基準面用平板160を、順次、溝15
1、152および153に配置すればよい。
【0070】また、上記実施例では、パラメータkは、
基準平面を、第1、第2、および第3平面位置S0、S
1、およびS2以外の予め知られた平面位置に配置し、
(式18)を使用して求めることとしたが、探索手法を
用いて得てもよい。
【0071】また、上記例では、互いに平行で等間隔な
第1、第2および第3平面位置S0、S1およびS2に
基準平面を順次配置して、測定対象物体までの距離を測
定したが、互いに平行で等間隔な4つ以上の平面位置に
基準面を順次配置して、距離測定を行うこともできる。
【0072】また、上記実施例は、第1平面位置S0を
基準にして測定対象物体の表面の三次元座標位置を求め
ているが、距離測定装置の位置を基準にして測定対象物
体の表面の三次元座標位置を求めるには、第1平面位置
と距離測定装置との位置関係を予め求めておけばよい。
【0073】
【発明の効果】本発明の第1の距離測定方法によれば、
基準平面を第1位置に配置したときに基準平面から反射
したスリット光が撮像面の所定のセルに入射するための
走査ミラーの第1角度と、基準平面を第1位置から所定
距離だけ離隔した第2位置に配置したときに基準平面か
ら反射したスリット光が撮像面の所定のセルに入射する
ための走査ミラーの第2角度との差である第1角度差を
示す値を求め、基準平面を第2位置に配置したときに基
準平面から反射したスリット光が前記撮像面の所定のセ
ルに入射するための走査ミラーの第2角度と、基準平面
を第2位置から所定距離と同一距離だけ離隔した第3位
置に配置したときに基準平面から反射したスリット光が
撮像面の所定のセルに入射するための走査ミラーの第3
角度との差である第2角度差を示す値を求め、基準平面
を第3位置に配置したときに基準平面から反射したスリ
ット光が撮像面の所定のセルに入射するための走査ミラ
ーの第3角度と、測定対象物体を配置したときに測定対
象物体の面から反射したスリット光が撮像面の所定のセ
ルに入射するための走査ミラーの第4角度との差である
第3角度差を示す値を求め、第1角度差を示す値、第2
角度差を示す値および第3角度差を示す値を使用して測
定対象物体と第1位置との距離を求めるようにしたの
で、高精度および高速度に測定対象物体までの距離を測
定できる。
【0074】本発明の第2の距離測定方法によれば、基
準平面を第1位置に配置したときに基準平面から反射し
たスリット光が撮像面の所定のセルに入射するための走
査ミラーの第1角度と、基準平面を第1位置から所定距
離dだけ離隔した第2位置に配置したときに基準平面か
ら反射したスリット光が撮像面の所定のセルに入射する
ための走査ミラーの第2角度との差である第1角度差を
示すカウント値C1を求め、基準平面を第2位置に配置
したときに基準平面から反射したスリット光が撮像面の
所定のセルに入射するための走査ミラーの第2角度と、
基準平面を第2位置から所定距離と同一距離dだけ離隔
した第3位置に配置したときに基準平面から反射したス
リット光が撮像面の所定のセルに入射するための走査ミ
ラーの第3角度との差である第2角度差を示すカウント
値C2を求め、基準平面を第3位置に配置したときに基
準平面から反射したスリット光が撮像面の所定のセルに
入射するための走査ミラーの第3角度と、測定対象物体
を配置したときに測定対象物体の面から反射したスリッ
ト光が撮像面の所定のセルに入射するための走査ミラー
の第4角度との差である第3角度差を示すカウント値C
xを求め、走査ミラーの回転角度とカウント値との関係
を示すパラメータkを求め、測定対象物体と第1位置と
のxを、上記(式3)に従って求めるようにしたので、
高精度および高速度に測定対象物体までの距離を測定で
きる。
【0075】本発明の第1の距離測定装置によれば、計
数手段が、走査ミラーの回転角度を示すカウント値を出
力し、第1減算手段が、基準平面を第1位置に配置した
ときに基準平面から反射したスリット光が撮像面の所定
のセルに入射するための走査ミラーの第1角度を示す計
数手段からのカウント値と、基準平面を前記第1位置か
ら所定距離だけ離隔した第2位置に配置したときに基準
平面から反射したスリット光が撮像面の所定のセルに入
射するための走査ミラーの第2角度を示す計数手段から
のカウント値との差を求め、第2減算手段が、基準平面
を第2位置に配置したときに基準平面から反射したスリ
ット光が撮像面の所定のセルに入射するための走査ミラ
ーの第2角度を示す計数手段からのカウント値と、基準
平面を第2位置から所定距離と同一距離だけ離隔した第
3位置に配置したときに基準平面から反射したスリット
光が撮像面の所定のセルに入射するための走査ミラーの
第3角度を示す計数手段からのカウント値との差を求
め、第4減算手段が、基準平面を第3位置に配置したと
きに基準平面から反射したスリット光が撮像面の所定の
セルに入射するための走査ミラーの第3角度を示す計数
手段からのカウント値と、測定対象物体を配置したとき
に測定対象物体の面から反射したスリット光が撮像面の
所定のセルに入射するための走査ミラーの第4角度を示
す計数手段からのカウント値との差を求め、演算手段
が、第1、第2および第3減算手段の出力、ならびに走
査ミラーの回転角度と計数手段の出力カウント値との関
係を示すパラメータを使用して、測定対象物体と第1位
置との距離を演算により求めるようにしたので、高精度
および高速度に測定対象物体までの距離を測定できる。
【0076】本発明の第2の距離測定装置によれば、計
数手段が、走査ミラーの回転角度を示すカウント値を出
力し、減算手段が、基準平面を第1位置から所定距離離
隔した位置に配置したときに基準平面から反射したスリ
ット光が撮像面の所定のセルに入射するための走査ミラ
ーの角度を示す前記計数手段からのカウント値と、測定
対象物体を配置したときに測定対象物体の面から反射し
たスリット光が撮像面の所定のセルに入射するための走
査ミラーの角度を示す計数手段からのカウント値との差
を求め、ルックアップテーブルが、少なくとも前記減算
手段の出力に応じて、測定対象物体と前記第1位置との
距離を出力するようにしたので、高精度でより高速度に
測定対象物体までの距離を測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の距離測定方法および装置に使用される
原理を説明するための図である。
【図2】図1の一部の幾何学的関係を詳細に示す図であ
る。
【図3】本発明の距離測定装置の一実施例の構成を示す
ブロック図である。
【図4】図3の演算処理部14の一構成例を示すブロッ
ク図である。
【図5】図4の演算器143の代わりに使用できるルッ
クアップテーブルの一例を示すブロック図である。
【図6】図5のルックアップテーブルの変形例を示すブ
ロック図である。
【図7】撮像面7とルックアッブテーブルとの関係を示
す図である。
【図8】図7のルックアップテーブル144T1乃至1
44T8の記憶内容の一例を示すグラフである。
【図9】図5のルックアップテーブルの変形例を示すブ
ロック図である。
【図10】基準面を位置決めするために使用する位置設
定用治具の一例を示す斜視図である。
【図11】従来の距離測定装置の一例を示す斜視図であ
る。
【図12】図1の従来例に使用される三角測量法を説明
するための図である。
【符号の説明】
1 レーザ光源 3 走査ミラー 3S スリット光 4 測定対象物体 7 撮像面 8 撮像セル 10 カウント値記憶メモリ 10P メモリセル 12 カウンタ 14 演算処理部 15 走査ミラー制御装置 141A,141B,141C,141D メモリプレ
ーン 141AP,141BP,141CP,141DP メ
モリプレーンセル 142A,142B,142C,142D 減算器 143 演算器 143T,144T,145T ルックアップテーブル 150 位置設定用治具 151,152,153 溝 160 基準面用平板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査ミラーを回転させることによりスリ
    ット光を測定対象物体の表面に沿って走査し、前記測定
    対象物体からの反射スリット光が、撮像面を構成するセ
    ルを通過する時点を検出して前記測定対象物体の表面の
    位置を測定する距離測定方法において、 基準平面を第1位置に配置したときに前記基準平面から
    反射したスリット光が前記撮像面の所定のセルに入射す
    るための前記走査ミラーの第1角度と、前記基準平面を
    前記第1位置から所定距離だけ離隔した第2位置に配置
    したときに前記基準平面から反射したスリット光が前記
    撮像面の所定のセルに入射するための前記走査ミラーの
    第2角度との差である第1角度差を示す値を求め、 前記基準平面を第2位置に配置したときに前記基準平面
    から反射したスリット光が前記撮像面の所定のセルに入
    射するための前記走査ミラーの第2角度と、前記基準平
    面を前記第2位置から前記所定距離と同一距離だけ離隔
    した第3位置に配置したときに前記基準平面から反射し
    たスリット光が前記撮像面の所定のセルに入射するため
    の前記走査ミラーの第3角度との差である第2角度差を
    示す値を求め、 前記基準平面を第3位置に配置したときに前記基準平面
    から反射したスリット光が前記撮像面の所定のセルに入
    射するための前記走査ミラーの第3角度と、前記測定対
    象物体を配置したときに前記測定対象物体の面から反射
    したスリット光が前記撮像面の所定のセルに入射するた
    めの前記走査ミラーの第4角度との差である第3角度差
    を示す値を求め、 前記第1角度差を示す値、前記第2角度差を示す値およ
    び前記第3角度差を示す値を使用して、前記測定対象物
    体と前記第1位置との距離を求めることを特徴とする距
    離測定方法。
  2. 【請求項2】 走査ミラーを回転させることによりスリ
    ット光を測定対象物体の表面に沿って走査し、前記測定
    対象物体からの反射スリット光が、撮像面を構成するセ
    ルを通過する時点を検出して前記測定対象物体の表面の
    位置を測定する距離測定方法において、 基準平面を第1位置に配置したときに前記基準平面から
    反射したスリット光が前記撮像面の所定のセルに入射す
    るための前記走査ミラーの第1角度と、前記基準平面を
    前記第1位置から所定距離dだけ離隔した第2位置に配
    置したときに前記基準平面から反射したスリット光が前
    記撮像面の所定のセルに入射するための前記走査ミラー
    の第2角度との差である第1角度差を示すカウント値C
    1を求め、 前記基準平面を第2位置に配置したときに
    前記基準平面から反射したスリット光が前記撮像面の所
    定のセルに入射するための前記走査ミラーの第2角度
    と、前記基準平面を前記第2位置から前記所定距離と同
    一距離dだけ離隔した第3位置に配置したときに前記基
    準平面から反射したスリット光が前記撮像面の所定のセ
    ルに入射するための前記走査ミラーの第3角度との差で
    ある第2角度差を示すカウント値C2を求め、 前記基準平面を第3位置に配置したときに前記基準平面
    から反射したスリット光が前記撮像面の所定のセルに入
    射するための前記走査ミラーの第3角度と、前記測定対
    象物体を配置したときに前記測定対象物体の面から反射
    したスリット光が前記撮像面の所定のセルに入射するた
    めの前記走査ミラーの第4角度との差である第3角度差
    を示すカウント値Cxを求め、 前記走査ミラーの回転角度とカウント値との関係を示す
    パラメータkを求め、 前記測定対象物体と前記第1位置との距離xを、次の
    (式1)に従って 【数1】 求めることを特徴とする距離測定方法。
  3. 【請求項3】 走査ミラーを回転させることによりスリ
    ット光を測定対象物体の表面に沿って走査し、前記測定
    対象物体からの反射スリット光が、撮像面を構成するセ
    ルを通過する時点を検出して前記測定対象物体の表面の
    位置を測定する距離測定装置において、 前記走査ミラーの回転角度を示すカウント値を出力する
    計数手段と、 基準平面を第1位置に配置したときに前記基準平面から
    反射したスリット光が前記撮像面の所定のセルに入射す
    るための前記走査ミラーの第1角度を示す前記計数手段
    からのカウント値と、前記基準平面を前記第1位置から
    所定距離だけ離隔した第2位置に配置したときに前記基
    準平面から反射したスリット光が前記撮像面の所定のセ
    ルに入射するための前記走査ミラーの第2角度を示す前
    記計数手段からのカウント値との差を求める第1減算手
    段と、 前記基準平面を第2位置に配置したときに前記基準平面
    から反射したスリット光が前記撮像面の所定のセルに入
    射するための前記走査ミラーの第2角度を示す前記計数
    手段からのカウント値と、前記基準平面を前記第2位置
    から前記所定距離と同一距離だけ離隔した第3位置に配
    置したときに前記基準平面から反射したスリット光が前
    記撮像面の所定のセルに入射するための前記走査ミラー
    の第3角度を示す前記計数手段からのカウント値との差
    を求める第2減算手段と、 前記基準平面を第3位置に配置したときに前記基準平面
    から反射したスリット光が前記撮像面の所定のセルに入
    射するための前記走査ミラーの第3角度を示す前記計数
    手段からのカウント値と、前記測定対象物体を配置した
    ときに前記測定対象物体の面から反射したスリット光が
    前記撮像面の所定のセルに入射するための前記走査ミラ
    ーの第4角度を示す前記計数手段からのカウント値との
    差を求める第3減算手段と、 前記第1、第2および第3減算手段の出力、ならびに前
    記走査ミラーの回転角度と前記計数手段の出力カウント
    値との関係を示すパラメータを使用して、前記測定対象
    物体と前記第1位置との距離を演算により求める演算手
    段とを備えることを特徴とするの距離測定装置。
  4. 【請求項4】 走査ミラーを回転させることによりスリ
    ット光を測定対象物体の表面に沿って走査し、前記測定
    対象物体からの反射スリット光が、撮像面を構成するセ
    ルを通過する時点を検出して前記測定対象物体の表面の
    位置を測定する距離測定装置において、 前記走査ミラーの回転角度を示すカウント値を出力する
    計数手段と、 前記基準平面を第1位置から所定距離離隔した位置に配
    置したときに前記基準平面から反射したスリット光が前
    記撮像面の所定のセルに入射するための前記走査ミラー
    の角度を示す前記計数手段からのカウント値と、前記測
    定対象物体を配置したときに前記測定対象物体の面から
    反射したスリット光が前記撮像面の所定のセルに入射す
    るための前記走査ミラーの角度を示す前記計数手段から
    のカウント値との差を求める減算手段と、 少なくとも前記減算手段の出力に応じて、前記測定対象
    物体と前記第1位置との距離を出力するルックアップテ
    ーブルとを備えることを特徴とする距離測定装置。
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