JPH0625791Y2 - 風量調整式空気吹出口接続ユニット - Google Patents
風量調整式空気吹出口接続ユニットInfo
- Publication number
- JPH0625791Y2 JPH0625791Y2 JP14602088U JP14602088U JPH0625791Y2 JP H0625791 Y2 JPH0625791 Y2 JP H0625791Y2 JP 14602088 U JP14602088 U JP 14602088U JP 14602088 U JP14602088 U JP 14602088U JP H0625791 Y2 JPH0625791 Y2 JP H0625791Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- blow
- tube
- connection unit
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Air-Flow Control Members (AREA)
- Duct Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、一般に建物の天井内において床スラブから吊
り下げられ、水平方向ダクトに接続されると共に下面に
空気吹出口との接続部を有する空気吹出口接続ユニット
に関する。
り下げられ、水平方向ダクトに接続されると共に下面に
空気吹出口との接続部を有する空気吹出口接続ユニット
に関する。
(従来の技術) 天井内を走行する空調配管用の水平方向ダクトから室内
に空気を均一に送り込むためのアネモと呼ばれる室内側
吹出口までの接続部品として、各種の接続ユニットが考
案され、様々な商品名で提供されている。
に空気を均一に送り込むためのアネモと呼ばれる室内側
吹出口までの接続部品として、各種の接続ユニットが考
案され、様々な商品名で提供されている。
しかしながら、これらの接続ユニットには吹出機能を確
保するための整流板、シヤッター板、ダンパーなどが包
含されるため、一般に鉛直方向の取付高さが大きくな
り、上階の床スラブと天井板との間隔がある程度大きく
(例えば400mm以上)なければ取付けられず、その適
用範囲が限定されるという欠点があった。またこれらの
接続ユニットを取付ける作業は容易でなく、主ダクトや
主配管の付近、梁下などでは取付が困難であった。
保するための整流板、シヤッター板、ダンパーなどが包
含されるため、一般に鉛直方向の取付高さが大きくな
り、上階の床スラブと天井板との間隔がある程度大きく
(例えば400mm以上)なければ取付けられず、その適
用範囲が限定されるという欠点があった。またこれらの
接続ユニットを取付ける作業は容易でなく、主ダクトや
主配管の付近、梁下などでは取付が困難であった。
接続ユニットには風量の調節や気流分布の改善等の性能
が求められる一方で、騒音の発生を防止しなければなら
ない。
が求められる一方で、騒音の発生を防止しなければなら
ない。
実開昭55−149133号「天井内吊下型空気吹出口
接続ユニット」では、胴体の中心下方に吹出筒が突出し
ているため全高が大きくなり、さらに風量調整筒が胴体
と二重に配置されかつ帯状の風量調節用操作片が空気流
路の中央に設置されているので、入口ダクトからの空気
がほぼ直進して吹出口側へと流れ、この際に大きな風切
り音が出るという欠点がある。
接続ユニット」では、胴体の中心下方に吹出筒が突出し
ているため全高が大きくなり、さらに風量調整筒が胴体
と二重に配置されかつ帯状の風量調節用操作片が空気流
路の中央に設置されているので、入口ダクトからの空気
がほぼ直進して吹出口側へと流れ、この際に大きな風切
り音が出るという欠点がある。
実開昭55−149134号や実公昭58−13237
号も同様の構造であり、前述した欠点を除去することが
できない。
号も同様の構造であり、前述した欠点を除去することが
できない。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案の目的は、鉛直方向の寸法が短くて取付作業が容
易であり天井空間が狭い場所にでも取付けが可能な接続
ユニットを提供することにある。
易であり天井空間が狭い場所にでも取付けが可能な接続
ユニットを提供することにある。
(問題点を解決するための手段とその作用) 本考案の前述した目的は、その第1の態様において、鉛
直方向に延びる筒形でその一側面にダクトとの接続筒が
水平方向に突設されている胴体と、前記胴体の上面を閉
塞する天板と、前記胴体下面に接続される環状の底板
と、前記底板の中間開口から内側に向けて鉛直方向上方
に突出する吹出筒と、前記吹出筒の中心軸線に沿い前記
天板へと延伸するねじ付きロッドと、前記ねじ付きロッ
ドに支持されそのねじと係合するナットにより上下に移
動可能で前記吹出筒の上部開口との間の隙間を調整する
シヤッター板と、前記接続筒の内端と前記シヤッター板
との間に介在し鉛直方向に延伸する動圧遮蔽板とを備え
て成る風量調整式の空気吹出口接続ユニットによって達
成される。
直方向に延びる筒形でその一側面にダクトとの接続筒が
水平方向に突設されている胴体と、前記胴体の上面を閉
塞する天板と、前記胴体下面に接続される環状の底板
と、前記底板の中間開口から内側に向けて鉛直方向上方
に突出する吹出筒と、前記吹出筒の中心軸線に沿い前記
天板へと延伸するねじ付きロッドと、前記ねじ付きロッ
ドに支持されそのねじと係合するナットにより上下に移
動可能で前記吹出筒の上部開口との間の隙間を調整する
シヤッター板と、前記接続筒の内端と前記シヤッター板
との間に介在し鉛直方向に延伸する動圧遮蔽板とを備え
て成る風量調整式の空気吹出口接続ユニットによって達
成される。
かかる構成に基づき、本考案の接続ユニットによれば、
吹出筒が底板から上方に突出しているので従来の接続ユ
ニットで下方に突出していた部分が不要になり、全高を
30〜40%低くすることができる。また、この吹出筒
の上面にシヤッター板を配置し、接続筒から気流が流れ
込む側に動圧遮蔽板を配置したので、入口ダクトからの
空気は動圧遮蔽板によってユニット内にほぼ静圧のみと
なり、シヤッター板の全周から吹出筒の中心に向けて送
り込まれた空気流は均一な流れとなって吹出口から送り
出されることになる。かくして、気流分布が改善される
と共に急激な流れを生じないので騒音の発生が防止でき
ることになる。
吹出筒が底板から上方に突出しているので従来の接続ユ
ニットで下方に突出していた部分が不要になり、全高を
30〜40%低くすることができる。また、この吹出筒
の上面にシヤッター板を配置し、接続筒から気流が流れ
込む側に動圧遮蔽板を配置したので、入口ダクトからの
空気は動圧遮蔽板によってユニット内にほぼ静圧のみと
なり、シヤッター板の全周から吹出筒の中心に向けて送
り込まれた空気流は均一な流れとなって吹出口から送り
出されることになる。かくして、気流分布が改善される
と共に急激な流れを生じないので騒音の発生が防止でき
ることになる。
シヤッター板の全周から中心に向けて流入する均一な気
流は、それらを部分的に制止することで吹出口からの気
流分布を自由に制御することができる。これは取付ける
アネモ型吹出器具の種類に影響されない利点がある。流
入気流の制止は、吹出筒とシヤッター板との間をマグネ
ットシート等で塞ぐことにより容易に達成できる。
流は、それらを部分的に制止することで吹出口からの気
流分布を自由に制御することができる。これは取付ける
アネモ型吹出器具の種類に影響されない利点がある。流
入気流の制止は、吹出筒とシヤッター板との間をマグネ
ットシート等で塞ぐことにより容易に達成できる。
本考案はその第2の態様において、鉛直方向に延びる筒
形でその一側面にダクトとの接続筒が水平方向に突設さ
れている胴体と、前記胴体の上面を閉塞する天板と、前
記胴体下面に接続される環状の底板と、前記底板の中間
開口から鉛直方向上方に突出する吹出筒と、前記天板付
近から前記吹出筒の中心軸線に対し斜め下方へと延伸す
る複数のコイルばねと、前記各コイルばねの下端に取付
けられコイルばねの弾性により浮動支持されて前記吹出
筒の上部開口との間の隙間をそこを通過する空気によっ
て自動的に調整するシヤッター板と、前記シヤッター板
を包囲して鉛直方向に延伸する筒形の動圧遮蔽板とを備
えて成る風量調整式空気吹出口接続ユニットを提供す
る。
形でその一側面にダクトとの接続筒が水平方向に突設さ
れている胴体と、前記胴体の上面を閉塞する天板と、前
記胴体下面に接続される環状の底板と、前記底板の中間
開口から鉛直方向上方に突出する吹出筒と、前記天板付
近から前記吹出筒の中心軸線に対し斜め下方へと延伸す
る複数のコイルばねと、前記各コイルばねの下端に取付
けられコイルばねの弾性により浮動支持されて前記吹出
筒の上部開口との間の隙間をそこを通過する空気によっ
て自動的に調整するシヤッター板と、前記シヤッター板
を包囲して鉛直方向に延伸する筒形の動圧遮蔽板とを備
えて成る風量調整式空気吹出口接続ユニットを提供す
る。
この態様によれば、シヤッター板が自動的に上下して風
量を調整することができるので、制御性に優れた接続ユ
ニットが得られる。
量を調整することができるので、制御性に優れた接続ユ
ニットが得られる。
本考案の他の特徴及び利点は、添付図面の実施例を参照
した以下の記載により明らかとなろう。
した以下の記載により明らかとなろう。
(実施例) 第1図、第2図、第3図は、本考案の第1の実施例によ
る空気吹出口接続ユニット10をその下端にアネモ型吹
出口90を取付けた状態で表わしている。
る空気吹出口接続ユニット10をその下端にアネモ型吹
出口90を取付けた状態で表わしている。
この接続ユニット10の外殻は、胴体12、天板14及
び底板16で構成されている。胴体12は鉛直方向に延
びる五角形筒形で、その一側面にダクト(図示せず)と
の接続筒11が水平方向に突設されている。天板14は
胴体12の上面を閉塞し、底板16は環状に形成されて
胴体12の下面に接続されている。これら外殻の内側に
は、周知の方法で断熱材13が貼り付けられている。
び底板16で構成されている。胴体12は鉛直方向に延
びる五角形筒形で、その一側面にダクト(図示せず)と
の接続筒11が水平方向に突設されている。天板14は
胴体12の上面を閉塞し、底板16は環状に形成されて
胴体12の下面に接続されている。これら外殻の内側に
は、周知の方法で断熱材13が貼り付けられている。
胴体12を五角形に形成したのは、接続口11から流入
した空気が左右に均等に分かれて壁面に衝突し、できる
だけ滑らかに流れることを意図したものであり、五角形
に限定する必要はない。
した空気が左右に均等に分かれて壁面に衝突し、できる
だけ滑らかに流れることを意図したものであり、五角形
に限定する必要はない。
また、接続筒11を長円形に形成したのは、高さ方向の
寸法を小さくするためであり、長円形に限定する必要は
ない。
寸法を小さくするためであり、長円形に限定する必要は
ない。
本考案の特徴に従い、底板16の中央開口17から内側
に向けて鉛直方向上方に吹出筒18が突出しており、こ
の吹出筒内部にアネモ型の吹出口92が嵌入し、接続ユ
ニット10とアネモ90との間はストッパ94で固定さ
れている。このストッパ94は両者の間にはさみ込まれ
る形式になっており、吹出筒との間の接続方向のずれを
吸収できる利点がある。
に向けて鉛直方向上方に吹出筒18が突出しており、こ
の吹出筒内部にアネモ型の吹出口92が嵌入し、接続ユ
ニット10とアネモ90との間はストッパ94で固定さ
れている。このストッパ94は両者の間にはさみ込まれ
る形式になっており、吹出筒との間の接続方向のずれを
吸収できる利点がある。
吹出筒18の中心には天板14へと鉛直方向に延伸する
ロッド20が配置され、ロッド20の上端は建物の床ス
ラブに設置されたインサート(図示せず)に挿入固定さ
れる。一方、ロッド20の下端には雄ねじ22が刻設さ
れ、このねじと係合するナット24が下端に溶接されて
いる円板状のシヤッター板26が、ねじ溝に沿って回転
しながら上下に移動可能となっている。このシヤッター
板26は、手で回転させることにより吹出筒18の上部
開口19との間の隙間を微妙に調整することができる。
ロッド20が配置され、ロッド20の上端は建物の床ス
ラブに設置されたインサート(図示せず)に挿入固定さ
れる。一方、ロッド20の下端には雄ねじ22が刻設さ
れ、このねじと係合するナット24が下端に溶接されて
いる円板状のシヤッター板26が、ねじ溝に沿って回転
しながら上下に移動可能となっている。このシヤッター
板26は、手で回転させることにより吹出筒18の上部
開口19との間の隙間を微妙に調整することができる。
さらに、接続筒11の内端11Eとシヤッター板26と
の間に、鉛直方向に延伸する円弧状の動圧遮蔽板28が
配置され、この遮蔽板28はステーにより吹出筒18の
外周上に固定されている。
の間に、鉛直方向に延伸する円弧状の動圧遮蔽板28が
配置され、この遮蔽板28はステーにより吹出筒18の
外周上に固定されている。
本考案の第1実施例による接続ユニット10は以上のよ
うに構成されているので、第3図から明らかなように、
吹出筒18は底板16から上方にだけ突出し下方には突
出していない。従って、従来の接続ユニットで下方に突
出していた部分が不要になって全高が30〜40%程度
減少する。かくして、床スラブと天井板との間隔が小さ
な建物にも適用することができる。また、その外形は単
純な形状であり、ダクトとの接続部分とアネモとの接続
部分が一体化されているので、取付けが容易であり、作
業に要する時間を削減することができる。
うに構成されているので、第3図から明らかなように、
吹出筒18は底板16から上方にだけ突出し下方には突
出していない。従って、従来の接続ユニットで下方に突
出していた部分が不要になって全高が30〜40%程度
減少する。かくして、床スラブと天井板との間隔が小さ
な建物にも適用することができる。また、その外形は単
純な形状であり、ダクトとの接続部分とアネモとの接続
部分が一体化されているので、取付けが容易であり、作
業に要する時間を削減することができる。
第4図に示すように、ダクトとの接続筒11から入った
空気は、動圧遮蔽板28に衝突して分岐させられ、ユニ
ット内を回流して均一に充満させられた後、シヤッター
板26と吹出筒18の上部開口19との間の隙間の全周
から吹出筒18の中心に向けて流入し、アネモ側へと流
出していく。かくして、気流分布は均一になり、室内へ
供給される空気量の分布が安定して室温を一定に保つの
に有利となる。
空気は、動圧遮蔽板28に衝突して分岐させられ、ユニ
ット内を回流して均一に充満させられた後、シヤッター
板26と吹出筒18の上部開口19との間の隙間の全周
から吹出筒18の中心に向けて流入し、アネモ側へと流
出していく。かくして、気流分布は均一になり、室内へ
供給される空気量の分布が安定して室温を一定に保つの
に有利となる。
第5図は、円弧状の動圧遮蔽板28の代わりに円弧状の
動圧遮蔽板30を用いた場合の気流分布を表わしてお
り、さらに一層均一化された流れとなって吹出筒18か
らアネモ側へと流出していく様子が理解されよう。
動圧遮蔽板30を用いた場合の気流分布を表わしてお
り、さらに一層均一化された流れとなって吹出筒18か
らアネモ側へと流出していく様子が理解されよう。
第6図、第7図は、シヤッター板26の全周から中心に
向けて流入する気流を部分的に制止することで吹出筒1
8からの気流分布を自由に制御する方法を表わしてお
り、気流を制止する手段として吹出筒18の内側上端に
マグネットシート42を取付けている。第6図におい
て、対向する2つの気流AとBは中心で衝突するためそ
れぞれ元の方向へと流出していくが、マグネットシート
42と反対側から流入する気流Cは衝突する気流がない
ためそのまま直進する方向へと流出していく。かくして
第7図に示したように、吹出筒18の下では矢印A,
B,C方向に空気は流れるが、矢印Cと反対方向には空
気が流れにくいことになって、気流分布が制御されたこ
とになる。このような制御方法は、取付けるアネモ型吹
出器具の種類に影響されないという利点がある。
向けて流入する気流を部分的に制止することで吹出筒1
8からの気流分布を自由に制御する方法を表わしてお
り、気流を制止する手段として吹出筒18の内側上端に
マグネットシート42を取付けている。第6図におい
て、対向する2つの気流AとBは中心で衝突するためそ
れぞれ元の方向へと流出していくが、マグネットシート
42と反対側から流入する気流Cは衝突する気流がない
ためそのまま直進する方向へと流出していく。かくして
第7図に示したように、吹出筒18の下では矢印A,
B,C方向に空気は流れるが、矢印Cと反対方向には空
気が流れにくいことになって、気流分布が制御されたこ
とになる。このような制御方法は、取付けるアネモ型吹
出器具の種類に影響されないという利点がある。
第8図は本考案の第2実施例による接続ユニット50を
表わしており、その外殻は第1実施例と同様であり、吹
出筒18の上面に環状のフランジ部52を形成した点
と、シヤッター板26の周囲を包囲する筒形の動圧遮蔽
板30を配置した点と、アネモ側の吹出口92の外周と
吹出筒18との間に吸込口56を設けた点とが相違して
いる。遮蔽板30はステーにより吹出筒18の外周上に
固定され、また吹出口92も図示しないスペーサを介し
て吹出筒18内に装着されている。
表わしており、その外殻は第1実施例と同様であり、吹
出筒18の上面に環状のフランジ部52を形成した点
と、シヤッター板26の周囲を包囲する筒形の動圧遮蔽
板30を配置した点と、アネモ側の吹出口92の外周と
吹出筒18との間に吸込口56を設けた点とが相違して
いる。遮蔽板30はステーにより吹出筒18の外周上に
固定され、また吹出口92も図示しないスペーサを介し
て吹出筒18内に装着されている。
この実施例は、室内側の空気を二次空気として誘引し各
種の制御を可能にすると共に、筒形の遮蔽板を設けて気
流の分布をさらに一層改善したものである。
種の制御を可能にすると共に、筒形の遮蔽板を設けて気
流の分布をさらに一層改善したものである。
第9図は本考案の第3実施例による接続ユニット70を
表わしている。この接続ユニット70の外殻は、胴体1
2、天板14、底板16で構成され、底板16の中央開
口17から鉛直方向上方に吹出筒18が突出している。
天板14の下部に固定されたブラケット72から吹出筒
18の中心軸線に対し斜め下方へと複数個のコイルばね
74が延伸し、各コイルばね74の下端は平板状のシヤ
ッター板76の外周に取付けられている。シヤッター板
76の中央部はスリーブ状に形成されて、ロッド20に
沿って上下に摺動するようになっている。従って、シヤ
ッター板76はコイルばねの弾性により浮動支持されて
おり、吹出筒18の上部開口19との間の隙間はそこを
通過する空気によって自動的に調整されることになる。
表わしている。この接続ユニット70の外殻は、胴体1
2、天板14、底板16で構成され、底板16の中央開
口17から鉛直方向上方に吹出筒18が突出している。
天板14の下部に固定されたブラケット72から吹出筒
18の中心軸線に対し斜め下方へと複数個のコイルばね
74が延伸し、各コイルばね74の下端は平板状のシヤ
ッター板76の外周に取付けられている。シヤッター板
76の中央部はスリーブ状に形成されて、ロッド20に
沿って上下に摺動するようになっている。従って、シヤ
ッター板76はコイルばねの弾性により浮動支持されて
おり、吹出筒18の上部開口19との間の隙間はそこを
通過する空気によって自動的に調整されることになる。
シヤッター板76を吊り下げているコイルばね74は斜
めに配置されているので、シヤッター板の上下に伴う変
位置は直線的ではなく二次曲線となり、シヤッター板7
6が大きく下がるにつれて弾性反発力が急激に増大す
る。この性質は、シヤッター板と吹出筒との隙間を通過
しようとする一定風量の気流が発生させる圧力損失の傾
向と良く一致し、自動的な風量調整の作用が得られるこ
とになる。
めに配置されているので、シヤッター板の上下に伴う変
位置は直線的ではなく二次曲線となり、シヤッター板7
6が大きく下がるにつれて弾性反発力が急激に増大す
る。この性質は、シヤッター板と吹出筒との隙間を通過
しようとする一定風量の気流が発生させる圧力損失の傾
向と良く一致し、自動的な風量調整の作用が得られるこ
とになる。
(考案の効果) 以上詳細に説明した如く、本考案による風量調整式空気
吹出口接続ユニットによれば、鉛直方向の寸法が短くな
り、ダクト及びアネモ側への取付作業が容易になり、天
井空間が狭い場所にでも取付が可能になってその適用範
囲が著しく拡大する。さらに、シヤッター板や遮蔽板の
配置を変化させることにより風量や空気分布を微妙に制
御することができて、空調効果に優れた接続ユニットが
提供されることになり、その実用的効果には顕著なもの
がある。
吹出口接続ユニットによれば、鉛直方向の寸法が短くな
り、ダクト及びアネモ側への取付作業が容易になり、天
井空間が狭い場所にでも取付が可能になってその適用範
囲が著しく拡大する。さらに、シヤッター板や遮蔽板の
配置を変化させることにより風量や空気分布を微妙に制
御することができて、空調効果に優れた接続ユニットが
提供されることになり、その実用的効果には顕著なもの
がある。
第1図は本考案の第1実施例による接続ユニットにアネ
モを取付けて上方から見た斜視図、第2図はそれを下方
から見た斜視図、第3図は第1実施例の接続ユニットの
縦断面図、第4図は円弧状の遮蔽板を用いた場合の気流
分布を表わす概略水平断面図、第5図は円筒状の遮蔽板
を用いた場合の気流分布を表わす概略水平断面図、第6
図は気流制御板による制御作用を表わす概略斜視図、第
7図は気流の方向を表わす概略平面図、第8図は第2実
施例の縦断面図、第9図は第3実施例の縦断面図であ
る。 10,50,70…接続ユニット 11…接続筒、11E…内端部 12…胴体、14…天板 16…底板、17…中央開口 18…吹出筒、19…上部開口 20…ロッド、22…ねじ 24…ナット 26,76…シヤッター板 28,30…遮蔽板 74…コイルばね、90…アネモ
モを取付けて上方から見た斜視図、第2図はそれを下方
から見た斜視図、第3図は第1実施例の接続ユニットの
縦断面図、第4図は円弧状の遮蔽板を用いた場合の気流
分布を表わす概略水平断面図、第5図は円筒状の遮蔽板
を用いた場合の気流分布を表わす概略水平断面図、第6
図は気流制御板による制御作用を表わす概略斜視図、第
7図は気流の方向を表わす概略平面図、第8図は第2実
施例の縦断面図、第9図は第3実施例の縦断面図であ
る。 10,50,70…接続ユニット 11…接続筒、11E…内端部 12…胴体、14…天板 16…底板、17…中央開口 18…吹出筒、19…上部開口 20…ロッド、22…ねじ 24…ナット 26,76…シヤッター板 28,30…遮蔽板 74…コイルばね、90…アネモ
Claims (2)
- 【請求項1】鉛直方向に延びる筒形でその一側面にダク
トとの接続筒が水平方向に突設されている胴体と、 前記胴体の上面を閉塞する天板と、 前記胴体下面に接続される環状の底板と、 前記底板の中央開口から内側に向けて鉛直方向上方に突
出する吹出筒と、 前記吹出筒の中心軸線に沿い前記天板へと延伸するねじ
付きロッドと、 前記ねじ付きロッドに支持されそのねじと係合するナッ
トにより上下に移動可能で前記吹出筒の上部開口との間
の隙間を調整するシヤッター板と、 前記接続筒の内端と前記シヤッター板との間に介在し鉛
直方向に延伸する動圧遮蔽板とを備えることを特徴とす
る風量調整式空気吹出口接続ユニット。 - 【請求項2】鉛直方向に延びる筒形でその一側面にダク
トとの接続筒が水平方向に突設されている胴体と、 前記胴体の上面を閉塞する天板と、 前記胴体下面に接続される環状の底板と、 前記底板の中央開口から内側に向けて鉛直方向上方に突
出する吹出筒と、 前記天板付近から前記吹出筒の中心軸線に対して斜め下
方へと延伸する複数のコイルばねと、 前記各コイルばねの下端に取付けられコイルばねの弾性
により浮動支持されて前記吹出筒の上部開口との間の隙
間をそこを通過する空気によって自動的に調整するシヤ
ッター板と、 前記シヤッター板を包囲して鉛直方向に延伸する筒形の
動圧遮蔽板とを備えることを特徴とする風量調整式空気
吹出口接続ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14602088U JPH0625791Y2 (ja) | 1988-11-10 | 1988-11-10 | 風量調整式空気吹出口接続ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14602088U JPH0625791Y2 (ja) | 1988-11-10 | 1988-11-10 | 風量調整式空気吹出口接続ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0267837U JPH0267837U (ja) | 1990-05-23 |
JPH0625791Y2 true JPH0625791Y2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=31415129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14602088U Expired - Lifetime JPH0625791Y2 (ja) | 1988-11-10 | 1988-11-10 | 風量調整式空気吹出口接続ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0625791Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006010154A (ja) * | 2004-06-24 | 2006-01-12 | Kuken Kogyo Co Ltd | 吹出口装置 |
CN110131871B (zh) * | 2019-06-25 | 2024-06-11 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 一种导风机构以及空调器 |
-
1988
- 1988-11-10 JP JP14602088U patent/JPH0625791Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0267837U (ja) | 1990-05-23 |
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