JPH0625747U - 汚泥濃度の測定装置 - Google Patents
汚泥濃度の測定装置Info
- Publication number
- JPH0625747U JPH0625747U JP6044892U JP6044892U JPH0625747U JP H0625747 U JPH0625747 U JP H0625747U JP 6044892 U JP6044892 U JP 6044892U JP 6044892 U JP6044892 U JP 6044892U JP H0625747 U JPH0625747 U JP H0625747U
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- JP
- Japan
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- sludge
- concentration
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- Treatment Of Sludge (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 測定槽5内の汚泥中に浸漬した回転体6と、
この回転体6に連結した駆動軸7と、駆動軸7を介して
回転体6を回転駆動する駆動装置8と、駆動軸7の途中
に装着したトルク検出装置9と、トルク検出装置9およ
び駆動装置8に接続した制御装置10とを備え、制御装
置には清水時のトルクと計測時のトルクとのトルクの差
値を検出値として検出値と計測時の汚泥の濃度との相関
を示すトルク−濃度関数を予め設定した。 【効果】 回転体および駆動軸にし渣のからみや軸受の
摩耗等が生じても、常に正確な汚泥の濃度を測定するこ
とができる。
この回転体6に連結した駆動軸7と、駆動軸7を介して
回転体6を回転駆動する駆動装置8と、駆動軸7の途中
に装着したトルク検出装置9と、トルク検出装置9およ
び駆動装置8に接続した制御装置10とを備え、制御装
置には清水時のトルクと計測時のトルクとのトルクの差
値を検出値として検出値と計測時の汚泥の濃度との相関
を示すトルク−濃度関数を予め設定した。 【効果】 回転体および駆動軸にし渣のからみや軸受の
摩耗等が生じても、常に正確な汚泥の濃度を測定するこ
とができる。
Description
【0001】
本考案は、下・廃水処理設備等における汚泥濃度の測定装置に関し、測定誤差 を自動的に補正するものに関する。
【0002】
従来、下・廃水処理設備等においては、遠心濃縮機を用いて被処理汚泥を濃縮 して被処理汚泥の濃度を高めている。そして、分離水を分離して濃縮した濃縮汚 泥を次工程のフィルタープレス等で脱水し、脱水ケーキを形成している。しかし 、下・廃水処理設備に流入する下水や廃水は一定した性状を有しないので、遠心 濃縮機に投入される汚泥も性状が一定せず、遠心濃縮機から排出する濃縮汚泥の 濃度が安定しない。
【0003】 このため、遠心濃縮機から排出する濃縮汚泥の濃度を測定し、測定値に基づい て遠心濃縮機への被処理汚泥の供給流量や遠心濃縮機のボウルの回転速度等を調 整し、安定した濃度の濃縮汚泥を排出するように遠心濃縮機を制御している。こ の濃縮汚泥の濃度の測定は遠心濃縮機から排出する濃縮汚泥を測定槽に導き、測 定槽に滞留する濃縮汚泥をトルク型濃度計を用いて計測している。トルク型濃度 計は濃縮汚泥中に浸漬した円盤を駆動軸を介してモータで駆動し、駆動軸の途中 に設けたトルク計により駆動軸に生じるねじり角から回転円盤を回転するに要す るトルクを検出し、予め求めておいたトルク−濃度関数に基づき、検出したトル クから濃縮汚泥の濃度を計測するものである。
【0004】
しかし、従来のトルク型濃度計においては、駆動軸および円盤に濃縮汚泥中の し渣が絡まったり、駆動軸の軸受が摩耗したりすると負荷の増加に伴って検出す るトルクが増加し、そのままのトルクをトルク−濃度関数に当てはめると濃度の 測定値に誤差が生じる問題があり、定期的なメンテナンスによって装置の補修や トルク−濃度関数の修正が必要であった。
【0005】 本考案は上記課題を解決するもので、経年変化による軸受の劣化やし渣の絡ま りによる負荷の増加に影響されることなく、常に正確に濃縮汚泥の濃度を計測す ることができる汚泥濃度の測定装置を提供することを目的とする。
【0006】
上記課題を解決するために本考案は、測定槽内の汚泥中に浸漬した回転体と、 この回転体に連結した駆動軸と、駆動軸を介して回転体を回転駆動する駆動装置 と、駆動軸の途中に装着したトルク検出装置と、トルク検出装置および駆動装置 に接続した制御装置とを備え、制御装置には清水時のトルクと計測時のトルクと のトルクの差値を検出値として検出値と計測時の汚泥の濃度との相関を示すトル ク−濃度関数を予め設定した構成としたものである。
【0007】
上記構成により、測定槽内に清水を投入し、駆動装置により駆動軸を介して回 転体を回転させ、清水中における回転体の回転に要するトルクT1 をトルク検出 装置によって計測する。次に、清水の排水後に測定槽内に測定対象の汚泥を投入 し、汚泥中における回転体の回転に要するトルクT2 を計測する。そして、制御 装置において双方のトルクT1 ,T2 の差値ΔTを求め、予め制御装置に設定し たトルク−濃度関数からΔTに対応する汚泥の濃度を算出する。
【0008】 上述の動作において、経年変化によって回転体および駆動軸にし渣のからみや 軸受の摩耗等が生じても、同状態で清水中におけるトルクT1 と汚泥中における トルクT2 を計測するので、差値Δには経年変化による影響が及ばない。したが って、清水中におけるトルクT1 と汚泥中におけるトルクT2 との差値と汚泥濃 度の相関に基づいて計測時の汚泥濃度を測定することにより、常に正確な汚泥の 濃度を測定することができ、トルク−濃度関数の修正等の従来のメンテナンスが 不要となる。
【0009】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図1において、遠心濃縮 機1は下・廃水処理施設において汚泥2を濃縮するものであり、濃縮処理によっ て濃縮汚泥3と分離水4を排出する。また、分離水4は次の処理工程に供給し、 濃縮汚泥3は測定槽5に供給した後に、フィルタープレス等の次の処理工程に供 給する。
【0010】 そして、測定槽5には円盤状をなす回転体6を浸漬しており、回転体6は駆動 軸7を介して駆動装置8に連結している。また、駆動軸7の途中にはトルク検出 装置9を装着しており、トルク検出装置9は回転体6を回転するに要するトルク を検出する。さらに、駆動装置8およびトルク検出装置9に接続して制御装置1 0を設けており、制御装置10には表示装置11を接続している。
【0011】 そして、制御装置10には、清水時のトルクと計測時のトルクとのトルクの差 値を検出値として検出値と計測時の汚泥の濃度との相関を示すトルク−濃度関数 を予め設定してある。
【0012】 以下、上記構成における作用について説明する。始めに、測定槽内に清水を投 入する。この清水は始動時の遠心濃縮機1の洗浄排水を用いても良いし、別途に 設けた系路12から供給しても良い。そして、制御装置10からの指示により駆 動装置8を駆動し、駆動軸7を介して回転体6を回転させながら、清水中におけ る回転体6の回転に要するトルクT1 をトルク検出装置9によって計測する。
【0013】 次に、測定槽5の清水を排水路13を通して排水し、その後に測定槽5に遠心 濃縮機1から排出する濃縮汚泥3を投入する。その後、前述の清水時と同様にし て濃縮汚泥3における回転体6の回転に要するトルクT2 を計測する。さらに、 制御装置10において双方のトルクT1 ,T2 の差値ΔTを求め、予め制御装置 10に設定したトルク−濃度関数からΔTに対応する汚泥の濃度を算出し、算出 した濃度値を表示装置11に出力する。
【0014】 上述の動作において、経年変化によって回転体6および駆動軸7にし渣のから みや軸受の摩耗等が生じても、同状態で清水中におけるトルクT1 と濃縮汚泥中 におけるトルクT2 を計測するので、差値Δには経年変化による影響が及ばない 。したがって、清水中におけるトルクT1 と濃縮汚泥中におけるトルクT2 との 差値と汚泥濃度の相関に基づいて計測時の汚泥濃度を測定することにより、常に 正確な汚泥の濃度を測定することができ、トルク−濃度関数の修正等の従来のメ ンテナンスが不要となる。
【0015】 また、清水時におけるトルクが予め定めた一定値以上に達した場合に、制御装 置10から表示装置11に警告を出力し、定期的なメンテナンスをしなくてもメ ンテナンス時期がわかるように構成しても良い。
【0016】
以上述べたように本考案によれば、清水中におけるトルクT1 と汚泥中におけ るトルクT2 との差値ΔTと汚泥濃度の相関に基づいて計測時の汚泥濃度を測定 することにより、回転体および駆動軸にし渣のからみや軸受の摩耗等が生じても 、常に正確な汚泥の濃度を測定することができる。
【図1】本考案の一実施例における汚泥濃度の測定装置
を示す全体構成図である。
を示す全体構成図である。
1 遠心濃縮機 3 濃縮汚泥 5 測定槽 6 回転体 7 駆動軸 8 駆動装置 9 トルク検出装置 10 制御装置
Claims (1)
- 【請求項1】 測定槽内の汚泥中に浸漬した回転体と、
この回転体に連結した駆動軸と、駆動軸を介して回転体
を回転駆動する駆動装置と、駆動軸の途中に装着したト
ルク検出装置と、トルク検出装置および駆動装置に接続
した制御装置とを備え、制御装置には清水時のトルクと
計測時のトルクとのトルクの差値を検出値として検出値
と計測時の汚泥の濃度との相関を示すトルク−濃度関数
を予め設定したことを特徴とする汚泥濃度の測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6044892U JPH0625747U (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 汚泥濃度の測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6044892U JPH0625747U (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 汚泥濃度の測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0625747U true JPH0625747U (ja) | 1994-04-08 |
Family
ID=13142569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6044892U Pending JPH0625747U (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 汚泥濃度の測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0625747U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2628714A1 (en) | 2005-04-14 | 2013-08-21 | Ishigaki Company Limited | Concentration detection device |
JP2018009911A (ja) * | 2016-07-15 | 2018-01-18 | 株式会社石垣 | 回転型繊維濃度計及び回転型繊維濃度計を用いた汚泥脱水方法 |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP6044892U patent/JPH0625747U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2628714A1 (en) | 2005-04-14 | 2013-08-21 | Ishigaki Company Limited | Concentration detection device |
JP2018009911A (ja) * | 2016-07-15 | 2018-01-18 | 株式会社石垣 | 回転型繊維濃度計及び回転型繊維濃度計を用いた汚泥脱水方法 |
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