JP2897902B2 - 横型遠心濃縮機における濃度計の異常判定装置 - Google Patents

横型遠心濃縮機における濃度計の異常判定装置

Info

Publication number
JP2897902B2
JP2897902B2 JP4277980A JP27798092A JP2897902B2 JP 2897902 B2 JP2897902 B2 JP 2897902B2 JP 4277980 A JP4277980 A JP 4277980A JP 27798092 A JP27798092 A JP 27798092A JP 2897902 B2 JP2897902 B2 JP 2897902B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concentration
outer cylinder
centrifugal concentrator
concentrated sludge
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4277980A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0699103A (ja
Inventor
進 藤波
浩良 水上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP4277980A priority Critical patent/JP2897902B2/ja
Publication of JPH0699103A publication Critical patent/JPH0699103A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2897902B2 publication Critical patent/JP2897902B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Centrifugal Separators (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、横型遠心濃縮機におい
て、濃縮汚泥濃度を検出する濃度計の異常を判定する装
置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】下水処理場から発生する汚泥の濃縮処理
にあたっては、従来、実開昭62−79556号公報、
等に記載されているような横型の遠心濃縮機が多く用い
られている。 【0003】この横型遠心濃縮機は、高速回転される円
筒状の外筒内に、外筒と相対速度差をもって回転される
スクリュコンベアが設けられており、一端側から供給さ
れた汚泥を、外筒とスクリュコンベアとの間の環状空間
を他端側に移送する間に固液分離して、環状空間の外周
部より濃縮汚泥を取出すとともに内周部より分離水を取
出すようにしたものである。そして、この種の機械で
は、取出される濃縮汚泥濃度を一定にするため、外筒の
回転数の制御等を行うようにしており、その濃縮汚泥の
濃度は濃度計を用いて検出している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記濃縮汚泥を検出す
る濃度計としては、一般にトルク検出式及び超音波式の
ものが使用されているが、それら濃度計には信頼性の問
題があり、濃度の誤読が多く、そのため制御が不安定に
なるという欠点がある。すなわち、トルク検出式のもの
では、汚泥中にある篩渣などがからむと高濃度の信号が
出るようになり、そうすればその信号に対応して外筒の
回転数を低下させるので、その制御結果として、実際の
濃縮汚泥濃度は目標値より低くなる。また、超音波式の
ものでは、濃縮汚泥中に気泡が混入すると高濃度の信号
が出ることになり、上記同様にして実際の濃縮汚泥濃度
は目標値より低くなるように制御されることになる。 【0005】本発明は上記のことにかんがみなされたも
ので、濃縮汚泥濃度を検出する濃度計の値の変化や機械
の運転状況により、濃度計の検出値の異常を判定できる
ようにした装置を提供し、横型遠心濃縮機の安定した制
御が行えるようにしようとするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題点を解決するため、鋭意研究を重ねた結果、濃度計検
出値の異常の判定には、検出値の経時変化とそれに対応
した外筒回転数とが深く係っていることを見出し、本発
明を形成するに至った。すなわち、本発明の濃度計の異
常判定装置は、スクリュウコンベア4を収容した高速回
転する外筒1の一端側より汚泥を供給して固液分離し、
他端側の円周部から濃縮汚泥を、中心部から分離水を取
出すようにした横型遠心濃縮機Aに、取出される濃縮汚
泥の濃度を測定する濃度計17と横型遠心濃縮機Aの外筒
1の回転数を測定する装置18とを設置するとともに、上
記濃度及び回転数の測定値を入力し、現在の濃縮汚泥濃
度Cu2と現在より所定時間X4 前の濃度汚泥濃度Cu1
の差が設定値X3 より大となり、かつ、現在の外筒の回
転数Kb2と現在より上記所定時間X4 前の外筒の回転数
Kb1との差が設定値X2 より小となった場合、あるい
は、以上の条件にかかわらず、現在の濃縮汚泥濃度Cu2
が設定値X1 より大となった場合に、上記濃度計17の異
常を示す信号を発する判定器30を設けたことを特徴とす
るものである。 【0007】 【作用】上記構成の装置において、判定器Bへの濃度絶
対値判定部20演算部22とには濃度計17の値が入力される
とともに、回転計18の値が演算部22に入力される。そし
て、入力された現在時の濃縮汚泥の濃度Cu2と設定値X
1 との比較(Cu2>X1 )論理値信号dが出力判定部21
に送られる。 【0008】また、演算部22では、現在の濃度Cu2と現
在より所定時間X4 秒前の濃度Cu1との差と設定値X3
との比較(Cu2−Cu1>X3 )論理値bと、現在の外筒
回転数Kb2と現在より所定時間X4 秒前の回転数Kb1
の差と設定値X2 との比較(Kb2−Kb1<X2 )論理値
aとの論理積が、複合判定部24で演算され、その論理値
Cが出力判定部21に送られ、そこで論理値dとの論理和
が計算され、その結果が標示器30へ送られて、濃度計17
の異常が示される。 【0009】 【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明装置の全体概略図で、Aは横
型遠心濃縮機、Bは濃度計異常判定器である。 【0010】遠心濃縮機Aは、図2にも示すように、外
筒1はその両端に設けた中空軸2により軸承に支持さ
れ、駆動装置3により高速回転されるようになってお
り、その外筒1内には外周にスクリュを有するスクリュ
コンベア4が収められ、その一側端に突設された中空な
回転軸5は外筒1の中空軸2,2に挿通され、一側の中
空軸2から突出した回転軸5は駆動装置6に接続され、
スクリューコンベア4は外筒1とわずかな相対速度をも
って回転されるようになっている。そして、スクリュコ
ンベア4の回転軸5の一側は回転継手を介して汚泥投入
管7と接続され、汚泥は回転軸5中を通って外筒1とス
クリュコンベア4との間に形成された環状空間8の一側
に送られるようになっている。 【0011】スクリュコンベア4の他側端には、環状空
間8と連通された分離水取出管9が外筒1の中空軸2内
に挿通して設けられ、その先端部は分離水排出室10内に
突出されている。また、分離水取出管9内には、先端を
濃縮汚泥排出室11内に突出させた濃縮汚泥取出管12が同
芯状に挿通されており、その閉塞された基端部には環状
空間8の外周部に開口された導入管13が接続されてい
る。 【0012】そして、濃縮汚泥排出室11に突出した濃縮
汚泥取出管12の開口には、その開口度を調節して排出量
を調整する濃縮汚泥制御バルブ14が管軸方向に進退自在
に設けられており、排出室10,11にはそれぞれ流出管1
5,16が設けられ、濃縮汚泥の流出管16には濃度計17が
設けられている。さらに、駆動装置3には外筒1を回転
する中空軸2の回転計18が設けられている。 【0013】判定器Bは、図3に示すように、濃縮汚泥
の濃度絶対値判定部20と、外筒1の回転数と濃縮汚泥濃
度とを導入して行う出力判定部21と演算部22とを備えて
いる。 【0014】濃度絶対値判定部20には、濃度計17により
測定された濃縮汚泥濃度Cu が入力され、その現在時の
濃度Cu2とあらかじめ設定された定数X1 と対比されて
(Cu2>X1 ),出力判定部23に信号を送るようになっ
ている。 【0015】また、濃縮汚泥の濃度は演算部22にも入力
され、現在の濃度Cu2と、あらかじめ設定された定数X
4 秒前の濃度Cu1(濃度メモリー25にセーブされてい
る)との差Cu2−Cu1と、あらかじめ設定された定数X
3 とが濃度変化判定部26で対比され(Cu2−Cu1)>X
3 )、その時の論理値bが複合判定部24に送られる。 【0016】他方、回転計18により計測された外筒1の
回転数Kb は、演算部22に入力されて、その現在時の回
転数Kb2とあらかじめ設定された定数X4 秒前の回転数
Kb1(回転数メモリー27にセーブされている)との差
(Kb2−Kb1)と、あらかじめ設定された定数X2 とが
回転変化判定部28で対比され(Kb2−Kb1)>Х2 、そ
のときの論理値aが複合判定部24に送られる。 【0017】そして、上記の論理値aとbとの論理和C
が出力判定部21に送られ、その論理値Cと、さきに計算
した論理値dとの論理和を出力するようになっている。
すなわち、出力判定部21は、Cu2>X1 または{(Kb2
−Kb1)<X2 、かつ、(Cu2−Cu1)>X3 }のとき
に、濃度計17の異常を示す信号を出力するようになって
おり、その信号は例えば標示器30に送られ警告すること
になるのである。 【0018】なお、上記の定数X1 〜X4 は、遠心濃縮
機の容量や負荷の程度により異なるが、X1 =5〜7,
2 =−90〜110 ,X3 =−0.4 〜0.6 ,X4 =23〜25
の範囲とするのがよい。また、この判定のためには、過
去23〜25回分程度の濃縮汚泥濃度と外筒回転数のデータ
が必要とされる。 【0019】それで、濃度計17の異常が示されたとき
は、外筒の回転数を自動的に一定値に保持した後、オペ
レーターが外筒の回転数をもとの状態に戻して運転を続
行する。この操作は運転中に行うので、稼動率は低下す
ることがない。なお、インバータなどで回転数を設定し
ている場合には、回転計で回転数を測らず、それに代わ
り設定回転数を利用することもできる。 【0020】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
遠心濃縮機より取出される濃縮汚泥の濃度及び遠心濃縮
機の外筒回転数を入力し、現在時の濃度と設定値との対
比、または、濃度と回転数の各時間差における値と現在
時の濃度との関係から、濃度計の篩渣のからみや濃縮汚
泥への気泡の混入によっておきる濃度計の誤読を判断す
ることができ、それによって、遠心濃縮機を停止するこ
となく、処置することができることになり、濃度計の信
頼性の悪さをカバーし、稼動率を低下することなく運転
制御が行えることになる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明装置の概要を示す全体図である。 【図2】同遠心濃縮機を示す縦断面図である。 【図3】本発明装置における判定器のブロック図であ
る。 【符号の説明】 A 遠心濃縮機 B 判定器 1 外筒 2 中空軸 3 駆動装置 4 スクリュコンベア 5 回転軸 7 汚泥供給管 8 環状空間 9 分離水取出管 12 濃縮汚泥取出管 13 導入管 14 濃縮汚泥制御バルブ 17 濃度計 18 回転計 20 濃度絶対値判定部 21 出力判定部 22 演算部 30 標示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B04B 1/20,13/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 スクリュウコンベアを収容した高速回転する外筒の一端
    側より汚泥を供給して固液分離し、他端側の円周部から
    濃縮汚泥を、中心部から分離水を取出すようにした横型
    遠心濃縮機に、取出される濃縮汚泥の濃度を測定する濃
    度計と横型遠心濃縮機の外筒の回転数を測定する装置と
    を設置するとともに、上記濃度及び回転数の測定値を入
    力し、現在の濃縮汚泥濃度と現在より所定時間前の濃度
    汚泥濃度との差が設定値より大となり、かつ、現在の外
    筒の回転数と現在より上記所定時間前の外筒の回転数と
    の差が設定値より小となった場合、あるいは、以上の条
    件にかかわらず、現在の濃縮汚泥濃度が設定値より大と
    なった場合に、上記濃度計の異常を示す信号を発する判
    定器を設けたことを特徴とする、横型遠心濃縮機におけ
    る濃度計の異常判定装置。
JP4277980A 1992-09-22 1992-09-22 横型遠心濃縮機における濃度計の異常判定装置 Expired - Lifetime JP2897902B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4277980A JP2897902B2 (ja) 1992-09-22 1992-09-22 横型遠心濃縮機における濃度計の異常判定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4277980A JP2897902B2 (ja) 1992-09-22 1992-09-22 横型遠心濃縮機における濃度計の異常判定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0699103A JPH0699103A (ja) 1994-04-12
JP2897902B2 true JP2897902B2 (ja) 1999-05-31

Family

ID=17590953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4277980A Expired - Lifetime JP2897902B2 (ja) 1992-09-22 1992-09-22 横型遠心濃縮機における濃度計の異常判定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2897902B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997020634A1 (en) * 1995-12-01 1997-06-12 Baker Hughes Incorporated Method and apparatus for controlling and monitoring continuous feed centrifuge

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0699103A (ja) 1994-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4369915A (en) Method and apparatus for regulating the differential rpm of two rotating parts
US3532264A (en) Centrifugal separation apparatus
JP3731292B2 (ja) 汚泥遠心脱水機の運転制御方法
JP2897902B2 (ja) 横型遠心濃縮機における濃度計の異常判定装置
JP3003970B2 (ja) 横型遠心濃縮機における排出制御バルブの詰り傾向判定装置
JPH0531400A (ja) 脱水装置
JPS63134022A (ja) バグフイルタの目詰り判定方法
JPS58205554A (ja) 汚泥濃縮装置
JPH0625747U (ja) 汚泥濃度の測定装置
US6185983B1 (en) Method and apparatus for automatically determining zero setting of impeller-type mass flow rate-measuring device when flow is absent
JPS56134156A (en) Controlling device for drilling machine
JP3416431B2 (ja) 連続遠心分離装置
JPH0734879B2 (ja) 液液分離用遠心分離装置
JPH11262686A (ja) 遠心脱水機における滞留量の測定方法並びにこれを用いた脱水制御方法
JPH0227714B2 (ja)
JPS58202763A (ja) 振動バレル加工機における流動圧制御方法及び装置
JPH05261316A (ja) 固液分離機の捕集量監視装置
JPH0235951A (ja) 遠心分離機
JPH0318427Y2 (ja)
JPH05337400A (ja) 横型遠心濃縮装置
JPS6138679Y2 (ja)
JPS59173153A (ja) 遠心分離機制御装置
JPS5574361A (en) Drive control device for cylindrical rotor
JPH0220931U (ja)
JPS60222150A (ja) 精米機の糠取出装置