JPH0625738Y2 - トランスファの歯打音防止構造 - Google Patents

トランスファの歯打音防止構造

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JPH0625738Y2
JPH0625738Y2 JP1988142955U JP14295588U JPH0625738Y2 JP H0625738 Y2 JPH0625738 Y2 JP H0625738Y2 JP 1988142955 U JP1988142955 U JP 1988142955U JP 14295588 U JP14295588 U JP 14295588U JP H0625738 Y2 JPH0625738 Y2 JP H0625738Y2
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JP
Japan
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transfer
dynamic damper
input shaft
rattling noise
transmission
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JP1988142955U
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JPH0266757U (ja
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修 亀田
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、変速装置におけるトランスファの歯打音防止
構造に関するものである。
(従来の技術) 従来より、車両用等の変速装置として、例えば実開昭5
9−125648号公報に開示されるように、主変速機
の出力側にトランスファが配設されるとともに、この両
者間に変速レバーやシャフト等からなる変速操作手段が
配置される構成のものはよく知られている。また、上記
トランスファの歯打音を防止するための装置には種々の
型式のものがあり、例えばトランンスファの軸上にダイ
ナミックダンパーを設けてなるものも知られている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上記変速操作手段は、その操作レバーやシャ
フト等が互いに連動するように構成されており、この変
速操作手段に対しても主変速機やトランスファのギヤ潤
滑の場合と同様に回転軸上に潤滑用の羽根車を設けてエ
ンジンオイルを掻揚げて潤滑を行うこともある。
しかし、このような潤滑構造は、部品点数の増加を招く
とともにケース内に専用の配置スペースを確保しなけれ
ばならず、コストの低廉化および変速装置の小型化に反
する結果となる。
本考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、特に、上述の如くトランスファの歯
打音を防止するために設けられるダイナミックダンパー
に着目し、このダンパーを利用して変速操作手段を潤滑
するように構成することにより、コストの低廉化および
変速装置の小型化を図りつつ変速操作手段の潤滑を良好
に行い得るようにするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の解決手段は、主変速
機の出力側にトランスファが配設され、この両者間に変
速操作手段が配置された変速装置において、上記トラン
スファの入力軸上にダイナミックダンパーが設けられて
おり、該ダイナミックダンパーは上記トランスファの入
力軸の長手方向に関して上記変速操作手段と同じ位置に
対応位置しているとともに、該ダイナミックダンパーの
質量体には上記変速操作手段に対してオイルを掻揚げる
ための羽根が設けられている構成にしたものである。
(作用) 上記の構成により、本考案では、トランスファの入力軸
の回転と一体的にダイナミックダンパーが回転すると、
該ダイナミックダンパーの質量体に設けられた羽根がオ
イルを掻揚げることにより、このダイナミックダンパー
とはトランスファの入力軸の長手方向に関して同じ位置
に対応位置する変速操作手段に対してオイルが供給さ
れ、その潤滑が行われる。
しかも、上記ダイナミックダンパーは、トランスファの
歯打音を防止するためにその入力軸等に設けられる既存
のものであるため、このダイナミックダンパーの質量体
にオイル掻揚げ用の羽根を設けて変速操作手段の潤滑を
行う構造では、その潤滑専用の部品点数および配置スペ
ースが少なくて済むことになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例に係わるトランスファの歯打
音防止構造を備える4輪駆動車用の変速装置を示し、1
は主変速機、2は主変速機1の出力側に配設されたトラ
ンスファであって、該トランスファは4輪駆動と2輪駆
動との切換えをするものである。3は上記主変速機1と
トランスファ2との間に配設されたアダプターケースで
あり、該アダプターケース3内で主変速機1の出力軸4
とトランスファ2の入力軸5とがスプライン結合されて
いる。
上記アダプターケース3の上部にはシフトレバー6の操
作に連動して軸方向に移動するシフトシャフト7等が配
設されており、シフトレバー6およびシフトシャフト7
等により主変速機用の変速操作手段8が構成されてい
る。この変速操作手段8に対応位置して、トランスファ
2の入力軸5上には該トランスファ2の歯打音を防止す
るためのダイナミックダンパー9がトランスファ2の入
力軸5の長手方向に関して上記変速操作手段8と同じ位
置に装着されている。
上記ダイナミックダンパー9は、第2図および第3図に
詳示するように、トランスファ2の入力軸5と主変速機
1の出力軸4とに跨って嵌合されたスペーサー10と、
該スペーサー10の外周に同心状に配置されたに円筒形
状の質量体11と、上記スペーサー10と質量体11と
の間に介設されたラバー等の弾性体からなるバネ部材1
2とにより構成されている。上記質量体11の外周面に
は、上記変速操作手段8に対してアダプターケース3の
オイル面Hよりオイルを掻揚げるための複数の羽根1
3,13,…が円周方向に所定間隔毎に設けられてお
り、これらの羽根13,13,…は質量体11と一体成
形されている。
したがって、上記実施例においては、トランスファ2の
入力軸5と一体的に回転するダイナミックダンパー9に
より主変速機1の出力軸4の回転速度変動が抑制されて
トランスファ2の歯打音を低減することができるととも
に、ダイナミックダンパー9の質量体11に設けられた
羽根13,13,…がダイナミックダンパー9の回転に
伴ってアダプターケース3のオイル面Hよりオイルを掻
揚げることにより、このダイナミックダンパー9とはト
ランスファ2の入力軸5の長手方向に関して同じ位置に
対応位置する変速操作手段8におけるレバー6とシャフ
ト7との接触部等に対してオイルが供給され、その潤滑
を良好に行うことができる。
しかも、上記変速操作手段8を潤滑するに当っては、単
にトランスファ2の歯打音防止用のダイナミックダンパ
ー9をトランスファ2の入力軸5上に該入力軸5の長手
方向に関して変速操作手段8と同じ位置に対応位置させ
て設けるとともに、該ダイナミックダンパー9の質量体
11にオイル掻揚げ用の羽根13,13,…を設けただ
けの簡単なものであって、潤滑専用の羽根車やシャフト
等の部材およびその配置スペースを必要としないので、
コストの低廉化および変速装置の小型化等に寄与するこ
とができる。
(考案の効果) 以上の如く、本考案におけるトランスファの歯打音防止
構造によれば、トランスファの入力軸上にダイナミック
ダンパーを該トランスファの入力軸の長手方向に関して
変速操作手段と同じ位置に対応位置させて設けるととも
に、該ダイナミックダンパーの質量体にオイル掻揚げ用
の羽根を設けたことにより、トランスファの歯打音を低
減できるだけでなく変速操作手段の潤滑を良好に行うこ
とができ、しかも、その潤滑専用の部品点数および配置
スペースが少なくて済み、コストの低廉化および変速装
置の小型化に寄与することができるものである。
【図面の簡単な説明】 図面は本考案の実施例を示し、第1図は変速装置の要部
を切開して示す側面図、第2図および第3図はそれぞれ
ダイナミックダンパーの取付部付近の断面図および斜視
図である。 1…主変速機、2…トランスファ、5…入力軸、8…変
速操作手段、9…ダイナミックダンパー、11…質量
体、13…羽根。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主変速機の出力側にトランスファが配設さ
    れ、この両者間に変速操作手段が配置された変速装置に
    おいて、上記トランスファの入力軸上にダイナミックダ
    ンパーが設けられており、該ダイナミックダンパーは上
    記トランスファの入力軸の長手方向に関して上記変速操
    作手段と同じ位置に対応位置しているとともに、該ダイ
    ナミックダンパーの質量体には上記変速操作手段に対し
    てオイルを掻揚げるための羽根が設けられていることを
    特徴とするトランスファの歯打音防止構造。
JP1988142955U 1988-10-31 1988-10-31 トランスファの歯打音防止構造 Expired - Lifetime JPH0625738Y2 (ja)

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JPH0266757U JPH0266757U (ja) 1990-05-21
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JP5735240B2 (ja) * 2010-09-06 2015-06-17 川崎重工業株式会社 エンジンのバランサ軸構造
JP6895360B2 (ja) * 2017-10-13 2021-06-30 Nok株式会社 船外機用防振ブッシュ

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JPH0266757U (ja) 1990-05-21

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