JPH0625729U - 灯油タンクの水溜り検知装置 - Google Patents

灯油タンクの水溜り検知装置

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JPH0625729U
JPH0625729U JP6642092U JP6642092U JPH0625729U JP H0625729 U JPH0625729 U JP H0625729U JP 6642092 U JP6642092 U JP 6642092U JP 6642092 U JP6642092 U JP 6642092U JP H0625729 U JPH0625729 U JP H0625729U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 水が溜つていないときにはフロート8が水面
検知用フオトリフレクタ(フオトリフレクタ)7より下
方に位置するため、発光素子7aの光は反射されずに灯
油中を進み、受光素子7bでは受光されない。水が溜つ
てフロート8が水面検知用フオトリフレクタ7の正面と
対応する高さに浮き上がると、発光素子7aから発せら
れた光はフロート8の内周で反射して受光素子7bで受
光され、受光素子7bからは受光信号が水検知信号とし
て出力される。 【効果】 光学的に検知するから、従来の電極式のよう
に検知精度が水質の影響を受けたり電極の腐食のために
感度の経時的な変化を来すことがなく、長期間にわたつ
て確実に検知できる。フロートには永久磁石を内蔵しな
いから、フロートに作用させる浮力が小さくて済み、フ
ロートを小さくして装置全体の小型化を実現できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、石油ストーブ等の灯油を貯留するタンクの底に水が溜つたのを検知 する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、タンクの底に水が溜つたのを検知するには、正負両極に接続した2つの 電極を小間隔を空けてタンク底部に配置し、水が溜ると両電極間に電流が流れる のを利用して検知するようにした電極式と、永久磁石を内蔵したフロートをタン クの底に沈め、水が溜ると浮き上がつたフロートでリードスイツチを作動させる ようにしたフロート式とがあつた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、電極式は溜つた水の性質によつて電気抵抗が変化するため水の 有無を電流値により正確に判別することが困難であり、また、電極の腐食により 感度が経時的に変化する不具合があつた。これに対し、フロート式はこのような 不具合がないかわりに、永久磁石を内蔵しつつ比重を水より小さくしなければな らないため、小型化が困難であるという欠点があつた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するための手段として、灯油を貯留するタンクの底 部近くに、略水平方向に光を発する発光素子と略水平方向の光を受光する受光素 子とを並設したフオトリフレクタを設置するとともに、比重が水より小さく灯油 より大きいフロートをフオトリフレクタの正面位置と下方位置または上方位置に 昇降自由に配置した構成とした。
【0005】
【作用】
本考案は上記構成になり、水が溜つていないときにフロートがフオトリフレク タより下方に位置する場合には、発光素子の光は直進して受光素子は受光信号を 発しないのであるが、水が溜るとフロートが浮き上がり、フオトリフレクタの正 面位置に達すると発光素子から発せられた光はフロートで反射して受光素子が受 光信号を発し、これが水検知信号となる。
【0006】 逆に、水が溜つていないときにフロートがフオトリフレクタの正面に位置する 場合には発光素子の光はフロートで反射して受光素子は受光信号を出し続けるの であるが、水が溜るとフロートが浮き上がり、フオトリフレクタの正面位置から 退避するとフロートからの反射光がなくなり受光素子は不受光信号を発し、これ が水検知信号となる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の第1実施例を図1に基づいて説明する。 図示しない灯油が貯留されるタンク1内には、透明な合成樹脂材料からなり、 内部に制御回路基板4を固定した上下方向に細長いケース3がタンク1の上面の 開口2を通して収容されており、収容されたケース3の下端はタンク1の底部近 くに位置している。
【0008】 ケース3の後述する水溜りの検知を行うのに影響のない任意の高さにおいては 、基板4の一方の面に、水平方向に光を発する発光素子5aとこの発光素子5a の発光方向と略平行な方向の光を受光する受光素子5bとを同じ高さに並べて設 けた灯油の油面検知用フオトリフレクタ5が固設されているとともに、ケース3 の外周に、断面が直角二等辺三角形をなすプリズム6が油面検知用フオトリフレ クタ5と対応して一体に形成されており、これによつて、油面検知手段が構成さ れている。
【0009】 この油面検知手段は、油面が油面検知用フオトリフレクタ5よりも高いときに は、プリズム6の外面に灯油が接触しているために発光素子5aから発せられた 光がプリズム6の斜面で反射せず、図1(B)に示すように受光素子5bで受光 されない状態となり、油面が下がつて油面検知用フオトリフレクタ5よりも低く なると、プリズム6の外面に灯油が接触しないために発光素子5aからの光がプ リズム6の2つの斜面で反射して図1(C)に示すように受光素子5bで受光さ れ、このときに受光素子5bから出力される受光信号によつて油面が低下したこ とを検知するようになつている。
【0010】 次に、タンク1の底部に水が溜つたことを検知するための手段について説明す る。
【0011】 ケース3内の基板4の下端部位置には、水平方向における一定角度の範囲で扇 状に広がるように光を発する発光素子7aと、この発光素子7aと同じ高さに並 べて設けられて水平方向に向かつてくる光を受光する受光素子7bとを備えた水 面検知用フオトリフレクタ(本考案の構成要素であるフオトリフレクタに相当す る)7が固設されている。
【0012】 また、ケース3の下端部分には、円筒形をなして内周が光を反射させる反射面 8aとなつており、比重が水よりも小さくて灯油よりも大きい0.9程度のフロ ート8が、その下面板8bの中心孔8cをケース3の下端面に突成した案内杆9 に上下動自由に遊嵌させた状態で設けられている。
【0013】 このフロート8は、その下端が案内杆9の下端の鍔9aに係止して上端が水面 検知用フオトリフレクタ7よりも下方となる図1(A)に実線で示す位置と、上 端が水面検知用フオトリフレクタ7よりも上方となつて内周の反射面8aが水面 検知用フオトリフレクタ7の正面と対応する図1(A)に鎖線で示す位置との間 で上下移動するように案内されている。
【0014】 次に、本第1実施例の作用を説明する。 タンク1内に水が溜つていない状態または溜つた水の量が極く少ない状態では 、フロート8に作用する浮力はその全部または大部分がフロート8よりも比重の 小さい灯油から受けるものであるため、フロート8は浮き上がらず、図1(A) に実線で示す下方位置にある。
【0015】 このときに、フロート8はその上端の高さが水面検知用フオトリフレクタ7よ りも低くてその正面を開放させていることから、水面検知用フオトリフレクタ7 の発光素子7aから発せられる光は、図1(B)に示すように、ケース3を透過 してそのまま灯油中を直進する。このため、受光素子7bでは光が受光されず、 受光素子7bは受光信号を出力しない。
【0016】 タンク1内に溜る水の量が多くなつてそのフロート8に対する相対水面高さが 一定以上になると、比重の大きい水から受ける浮力によつてフロート8が浮き上 がり、この浮き上がつたフロート8の内周の反射面8aが水面検知用フオトリフ レクタ7の正面と対応する。
【0017】 このときに、発光素子7aから発せられる光は、図1(C)に示すように、ケ ース3を透過した後にフロート8の内周の反射面8aで反射し、再びケース3を 透過して受光素子7bに到達する。光を受光した受光素子7bからは受光信号が 水検知信号として出力されるのであつて、これにより、タンク1内に水が所定量 以上溜つたことが検知される。
【0018】 以下、本考案の第2実施例を図2に基づいて説明する。 タンク1内には、前述の第1実施例と同じ油面検知手段を備えた透明なケース 13が収容されている。
【0019】 ケース13内の基板14の下端部位置には、水平方向における一定角度の範囲 で扇状に広がるように光を発する発光素子17aと、この発光素子17aと同じ 高さに並べて設けられて水平方向に向かつてくる光を受光する受光素子17bと を備えた水面検知用フオトリフレクタ(本考案の構成要素であるフオトリフレク タに相当する)17が固設されている。
【0020】 また、ケース13の下端部分には、円環形をなして内周が光を反射させる反射 面18aとなつており、比重が水よりも小さくて灯油よりも大きい0.9程度の フロート18が上下動自由に遊嵌されている。
【0021】 このフロート18は、ケース13の下端の鍔13aに係止して内周の反射面1 8aを水面検知用フオトリフレクタ17の正面と対応させる図2(A)に実線で 示す位置と、ケース13の鍔13aから水面検知用フオトリフレクタ17よりも 上方へ浮き上がつた図2(A)に鎖線で示す位置との間で上下移動するようにな つている。
【0022】 次に、本第2実施例の作用を説明する。 タンク1内に水が溜つていない状態または溜つた水の量が極く少ない状態では 、フロート18に作用する浮力はその全部または大部分がフロート18よりも比 重の小さい灯油から受けるものであるため、フロート18は浮き上がらず、図2 (A)に実線で示す下方位置にある。
【0023】 このときに、フロート18の内周の反射面18aが水面検知用フオトリフレク タ17の正面と対応していることから、発光素子17aから発せられる光は、図 2(C)に示すように、ケース13を透過した後にフロート18の内周の反射面 18aで反射し、再びケース13を透過して受光素子17bに到達する。光を受 光した受光素子17bからは受光信号が出力される。
【0024】 タンク1内に溜る水の量が多くなつてそのフロート18に対する相対水面高さ が一定以上になると、比重の大きい水から受ける浮力によつてフロート18が水 面検知用フオトリフレクタ17よりも上方まで浮き上がる。
【0025】 このフロート18の上動にともなつて水面検知用フオトリフレクタ17の正面 が開放されることから、水面検知用フオトリフレクタ17の発光素子17aから 発せられる光は、図2(B)に示すように、ケース13を透過してそのまま灯油 中を直進する。このため、受光素子17bでは光が受光されず、受光素子17b からは不受光信号が水検知信号として出力されるのであつて、これにより、タン ク1内に水が所定量以上溜つたことが検知される。
【0026】
【考案の効果】
上記実施例において具体的に説明したように、本考案装置は、光学的に検知を 行うようにしたから、従来の電極式のように検知精度が水質の影響を受けたり電 極の腐食のために感度の経時的な変化を来すということがなく、長期間にわたつ て確実に検知を行うことができる効果がある。
【0027】 また、従来のフロート式では内蔵した永久磁石の分の浮力を得るためにフロー トを大きくする必要があつたのに対し、フロートに永久磁石を内蔵しない本考案 装置においては、フロートに作用させる浮力が小さくて済み、フロートを小さく して検知装置全体の小型化を実現することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)第1実施例の縦断面図である。
【図1】(B)第1実施例の水溜りを検知しない状態を
あらわす横断面図である
【図1】(C)第1実施例の水溜りを検知する状態をあ
らわす横断面図である。
【図2】(A)第2実施例の縦断面図である。
【図2】(B)第2実施例の水溜りを検知する状態をあ
らわす横断面図である。
【図2】(C)第2実施例の水溜りを検知しない状態を
あらわす横断面図である。
【符号の説明】
1:タンク 7、17:水面検知用フオトリフレクタ
(フオトリフレクタ) 7a、17a:発光素子 7b、17b:受光素子
8、18:フロート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 灯油を貯留するタンクの底部近くに、略
    水平方向に光を発する発光素子と略水平方向の光を受光
    する受光素子とを並設したフオトリフレクタを設置する
    とともに、比重が水より小さく灯油より大きいフロート
    を前記フオトリフレクタの正面位置と下方位置または上
    方位置に昇降自由に配置したことを特徴とする灯油タン
    クの水溜り検知装置。
JP1992066420U 1992-08-28 1992-08-28 灯油タンクの油面及び水溜り検知装置 Expired - Lifetime JP2567396Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS643519A (en) * 1987-06-26 1989-01-09 Nitto Machinery Liquid level indicator

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS643519A (en) * 1987-06-26 1989-01-09 Nitto Machinery Liquid level indicator

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