JPH0625701B2 - 3線式抵抗温度センサの温度検出回路 - Google Patents

3線式抵抗温度センサの温度検出回路

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JPH0625701B2
JPH0625701B2 JP16748985A JP16748985A JPH0625701B2 JP H0625701 B2 JPH0625701 B2 JP H0625701B2 JP 16748985 A JP16748985 A JP 16748985A JP 16748985 A JP16748985 A JP 16748985A JP H0625701 B2 JPH0625701 B2 JP H0625701B2
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resistance
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resistor
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道夫 佐伯
守 前川
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、サーミスタセンサや白金(Pt)センサの
ような温度によつて抵抗値の変化する3線式抵抗型温度
センサの温度検出回路に関し、特に、温度センサのリー
ド線の抵抗値の影響を全く受けることなく、しかも温度
センサの抵抗値に正確に比例する出力を得ることができ
る3線式の抵抗型温度センサの温度検出回路に関する。
〔従来の技術〕
抵抗型温度センサは、雰囲気の温度に応じて自らの抵抗
値が変化するものであり、最もよく用いられている。こ
の種の温度センサを用いる温度検出回路は、温度センサ
の抵抗値の変化を正確に検出する必要がある。
従来この種の温度検出回路としては、ホイストンブリツ
ジ回路を構成し、これに定電圧源の電圧を印加して演算
増巾器にて演算増巾し、抵抗型温度センサの抵抗値の変
化に対応する電圧出力を得る方式がある。この従来方式
では、抵抗型温度宣センサの抵抗値変化をホイストンブ
リツジの不平衡の電圧変化として検出するために、温度
センサに流れる電流値が変化してしまい、抵抗型温度セ
ンサの抵抗値を正確に検出できない。この問題に対して
の従来方式の対応は、温度検出用回路として演算増巾器
に正帰還を加えて、抵抗型温度センサの抵抗値が増大し
たことによる印加電流の減少を、この正帰還に伴う電流
増加で補つている。この従来方式は正帰還のための抵抗
を追加するだけという極めて単純な構成により、差動出
力と温度センサの抵抗値との間に高精度の直線性が得ら
れる。
〔発明が解決すべき問題点〕
従来の抵抗型温度センサの温度検出回路は以上のように
構成されているので、この直線性は直線性誤差が約0.
3%程度のある程度高精度であるものの、実際的にも理
論的にもこの誤差を消滅させることができないという問
題点があり、しかも抵抗型温度センサの取付け位置の変
動に伴うリード線の抵抗値の変化に従つてこの直線性の
精度が悪い方へ変化してしまうなどの問題点があつた。
また、この他にもホイストンブリツジを定電圧で駆動せ
ずに、ホイストンブリツジの各岐路を定電流源による定
電流で駆動させるという方式もある。この従来方式は、
抵抗型温度センサ抵抗値を電圧値にある程度正確に変換
できるという利点はあるものの、全く同じ特性を有する
定電流源を2個必要とするため装置価格が高くなり、実
用的でないなどの問題点があつた。
この発明は上述の問題点を解消すべくなされたもので、
3線式抵抗型温度センサの抵抗値と温度検出出力との間
の関係の直線性を高精度とししかもリード線の抵抗値の
変化に影響されない精度の高い温度検出が可能でしかも
廉価な3線式抵抗型温度センサの温度検出回路を得るこ
とを目的とする。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するために、この発明は、所定の電圧を
3線式抵抗型温度センサの両側で高圧側および低圧側に
分圧する分圧回路と、夫々の非反転入力端子が前記高圧
側および低圧側に夫々接続された一対の第1および第2
の演算増幅器と、この第1の演算増幅器の出力側とその
非反転入力端子とに接続された帰還抵抗と、前記第1お
よび第2の演算増幅器の夫々の出力に比例した信号を前
記第1および第2の演算増幅器の夫々の反転入力端子側
に出力する反転入力信号発生回路と、前記第1および第
2の演算増幅器の両出力の差をとつて増幅して出力する
出力回路とを備えたものである。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。
第1図はこの発明の一実施例を示し、図において、1は
定電圧回路、2は分圧用抵抗、3は3本のリード線を有
して温度により抵抗が変化する3線式抵抗型温度セン
サ、4,5,6は3線式抵抗型温度センサ3のリード
線、7は分圧用抵抗であり、定電圧回路1と接地との間
に抵抗2、第1のリード線4、3線式の抵抗型温度セン
サ3、第2のリード線5、抵抗7がこの順で直列接続さ
れている。8は第1の演算増幅器であり、出力側と接地
との間に抵抗9と同10とが直列接続され、両者の接続
点aがその(−)入力端子に接続され、その(+)入力
端子は抵抗2と第1のリード線4との接続点bに接続さ
れている。演算増幅器8の出力側とその(+)入力端子
との間に接続された帰還抵抗11と演算増幅器8とによ
り差動増幅器が構成されている。12は第2の演算増幅
器であり、その出力側と接地との間に分圧用抵抗13と
同14とが直列接続され、両者の接続点cがその(+)
入力端子に接続され、その(+)入力端子は第3のリー
ド線6を介して3線式抵抗型温度センサ3とその第2の
リード線5との接続点dに接続されている。15は出力
回路例えば第3の演算増幅器であり、第1の演算増幅器
8と第2の演算増幅器12との出力の差をとつて増幅し
て出力する。
ここで、抵抗14,同13,同10,同9,同2,同1
1および同7の抵抗値は夫々r1,r2,r3,r4
5,r6およびr7とする。また、第1〜第3のリード
線4〜6の各抵抗値は全てrとし、3線式抵抗型温度
センサ3の抵抗値はRとする。また、定電圧回路1の出
力電圧をvとし、帰還抵抗11に流れる電流をi
し、b点から抵抗型温度センサ3および抵抗7を通つて
接地に到る電流をiとし、分圧用抵抗2を流れる電流
を(i0−i6)とし、第1の演算増幅器8の出力v
し、第2の演算増幅器12の出力をvとする。差動増
幅器の第1の演算増幅器8の(+),(−)入力端子は
イマジナリシヨート状態にあるので、出力電圧v0は抵
抗10と抵抗11とにかかる電圧の和に等しいことから
次式が成立する。
また、b点の電圧はa点の電圧に等しいことから、 (2)式の右辺は電流iが第1のリード線4→3線式抵
抗型温度センサ3→第2のリード線5→抵抗7を流れる
ことによるb点の電圧である。また、b点の電圧は定電
圧回路1の電圧vから抵抗2に流れる電流(i0
6)による電圧降下分を差引いた値に等しく、イマジ
ナリシヨート状態からb点電圧はa点電圧に等しいこと
から (3)式より 第2の演算増幅器12もイマジナリシヨート状態にあ
り、c点電位はd点電位に等しいことから、 が成立する。
(2)式と(5)式からiを消去して、 但し、 また、(4)式と(5)式とからiを消去して、 但し、 である。
(6)式と(7)式からv0−v1=Δvを求めると、 ここで、K=B 即ち 且つ2B−A+1=0 即ち が満足されるように、抵抗値r1,r2,r3,r4
5,r6が選定されると(8)式は、 となる。これにA=2B+1を代入して整理すると、 となる。ここで、 とr7は一定値なのでΔvは3線式抵抗型温度センサ3
の抵抗値Rに完全に比例する。
すなわち、第1の演算増巾器8の出力v0と、第2の演
算増巾器12の出力v1との差分値Δvは、3線式抵抗
型温度センサ3の抵抗値Rに理論的にも実際的にも完全
に比例することになる。即ち、第3の演算増幅器15の
増幅率、例えばμ=1を(10)式の両辺にかけると(10)式
はそのまま成立し、左辺の式は第3の演算増幅器15の
出力信号であり、それは抵抗値Rと完全に比例関係にあ
る。しかも、このΔvにはリード線の抵抗rの要素が
全く入つてこないことから、3線式抵抗型温度センサ3
の取付け位置を変更するようなことがあつても、何ら誤
差が生ずることはない。
次に、3線式抵抗型温度センサ3が断線した場合につい
て述べる。3線式抵抗型温度センサ3がバーンアウト即
ち断線すると第1の演算増幅器8の出力電圧vは非常
に大きくなり、第2の演算増幅器12の出力電圧v1
非常に小さくなる。このため、Δv=v0−v1は非常に
増大する。また、(10)式から Δv∝(R−r) であり、Δvが非常に大きくなることは抵抗値Rが非常
に大きくなつたと判断される(この場合には測定器の針
が振りきれる)。従つて、温度の上昇に伴つて抵抗値の
大きくなるような特性の3線式抵抗型温度センサに対し
てはバーンアウトに対して安全サイドが確保される。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明は、3線式抵抗型温度セ
ンサの抵抗値とこの抵抗値の変化を利用して検出した温
度検出信号の出力との関係が完全な直線性を有し、しか
も温度検出信号の出力はリード線の抵抗値と全く無関係
となるので高精度の温度検出が可能であり、しかも3線
式抵抗型温度センサのバーンアウトに対しても安全であ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の回路図である。 図において、1は定電圧回路、2は分圧用抵抗(第1の
抵抗)、3は3線式抵抗型温度センサ、4,5,6はリ
ード線(第1〜第3のリード線)、7は分圧用抵抗、8
は第1の演算増幅器、9は抵抗(第3の抵抗)、10は
抵抗(第4の抵抗)、11は帰還抵抗、12は第2の演
算増幅器、13は抵抗(第5の抵抗)、14は抵抗(第
6の抵抗)、15は出力回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のリード線を第1の抵抗を介して定電
    圧源に接続し第2のリード線を第2の抵抗を介して接地
    に接続した3線式抵抗型温度センサと、非反転入力端子
    を前記第1の抵抗と前記第1のリード線との接続点に接
    続した第1の演算増幅器と、非反転入力端子を前記3線
    式抵抗型温度センサの第3のリード線を介して前記第2
    のリード線と前記第2の抵抗との接続点に接続した第2
    の演算増幅器と、前記第1の演算増幅器の出力端とその
    非反転入力端子間に接続した帰還抵抗と、前記第1の演
    算増幅器の出力側と接地間に直列接続した第3および第
    4の抵抗と、前記第2の演算増幅器の出力側と接地間に
    直列接続した第5および第6の抵抗と、前記第1および
    第2の演算増幅器の両出力の差をとって出力する出力回
    路とを備え、前記第5および第6の抵抗の夫々の抵抗値
    をr,rとし、前記第3および第4の抵抗の夫々の
    抵抗値をr,rとし、前記第1の抵抗の抵抗値をr
    とし、前記帰還抵抗の抵抗値をrとすると、 の関係が成立する構成としたことを特徴とする3線式抵
    抗型温度センサの温度検出回路。
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