JPS6336447B2 - - Google Patents

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JPS6336447B2
JPS6336447B2 JP6059382A JP6059382A JPS6336447B2 JP S6336447 B2 JPS6336447 B2 JP S6336447B2 JP 6059382 A JP6059382 A JP 6059382A JP 6059382 A JP6059382 A JP 6059382A JP S6336447 B2 JPS6336447 B2 JP S6336447B2
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JP
Japan
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resistance
temperature
resistor
potential
current
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JP6059382A
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JPS58178234A (ja
Inventor
Kenji Yamaguchi
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YOKOKAWA DENKI KK
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YOKOKAWA DENKI KK
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Publication date
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Priority to JP6059382A priority Critical patent/JPS58178234A/ja
Publication of JPS58178234A publication Critical patent/JPS58178234A/ja
Publication of JPS6336447B2 publication Critical patent/JPS6336447B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K7/00Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements
    • G01K7/16Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements using resistive elements
    • G01K7/22Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements using resistive elements the element being a non-linear resistance, e.g. thermistor
    • G01K7/24Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements using resistive elements the element being a non-linear resistance, e.g. thermistor in a specially-adapted circuit, e.g. bridge circuit
    • G01K7/25Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements using resistive elements the element being a non-linear resistance, e.g. thermistor in a specially-adapted circuit, e.g. bridge circuit for modifying the output characteristic, e.g. linearising

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は測温抵抗体による温度測定回路の改
良に関し、特に測温抵抗体の抵抗値変化がもたら
す測定電流の変動による測定誤差、差動増幅器に
流入する電流によつて発生する誤差等を充分小さ
い値に軽減することができると共に、測温抵抗体
が持つ温度対抵抗値変化の非直線性を直線化補正
することができる測温抵抗体による温度測定回路
を提供しようとするものである。
<発明の背景> 本出願人は先に特願昭56−67272及び特願昭56
−67273において測温抵抗体による温度測定回路
を提案した。この先に提案した先願発明では第1
図に示す従来回路を第2図及び第3図に示す回路
構成に改め、この結果として測温抵抗体の抵抗値
変化がもたらす測定電流の変動による測定誤差、
差動増幅器に流入する電流によつて発生する誤差
等を充分小さい値に軽減することができる温度測
定回路を提案したものである。
第2図及び第3図に示す先願発明の特徴とする
点は測定範囲の基準温度において接続点Bの電位
を共通電位点Dの電位に等価的に等しくなるよう
に制御する電位制御手段102を設けた点と、こ
の電位制御手段102の制御により基準温度にお
いて接続点Bの電位を等価的に共通電位点Dの電
位となるように制御したことにより、接続点Bの
電位を不平衡形増幅器103により取出すことが
できるようにした点、更にこの増幅器103の出
力側と正帰還入力点との間に接続した第1電流補
正手段18を設けた点である。
不平衡形増幅器は一般に差動増幅器より入力イ
ンピーダンスを高くできることから不平衝形増幅
器103の使用により電流設定抵抗器1から測温
抵抗体3に流入する電流が増幅器103に分流す
る量を小さくできる。よつて増幅器103に分流
する電流によつて発生する誤差値を小さくできる
利点が得られる。
更に第1電流補正手段18により測温抵抗体3
の抵抗値が変化した場合、この第1電流補正手段
18により測温抵抗体3を流れる電流が常に一定
となるように補正される。よつて測温抵抗体3の
抵抗値が変化することにより、測温抵抗体3を流
れる電流が変動し、この結果発生する測定誤差を
除去できる利点が得られる。
結局、先願発明では測温抵抗体3の抵抗値変化
を忠実に電圧信号V0として取出すことを意図し
たものである。従つて測温抵抗体3が温度対抵抗
値特性において非直線特性を持つ場合は出力電圧
V0は温度に対して非直線特性をもつて取出され
ることとなる。
<発明の概要> この発明では先願発明で提案した構造に加えて
第4図及び第5図に示すように第2電流補正手段
401を設け、この第2電流補正手段401によ
り測温抵抗体3の温度対抵抗値変化特性の非直線
性を直線化補正し、出力電圧信号V0が温度に対
して直線的に変化するようにした測温抵抗体によ
る温度測定装置を提供しようとするものである。
この出願の発明を説明する前に第1図に示す従
来の温度測定回路と第2図及び第3図に示す先願
の発明に関して説明することとする。
<第1図に示す従来回路の説明> 従来の温度測定回路は定電圧源VEと基準電位
点D間に抵抗器1,2,4と測温抵抗体3によつ
て構成した抵抗ブリツジを接続し、測温抵抗体3
と抵抗器4に発生する電圧の差電圧と差動増幅器
5によつて増幅して取出す回路構造とされてい
る。この温度測定回路は一般に広く用いられてお
り、その特徴とする点は測温抵抗体3が三線式で
あつてそのリード線6と7に同一方向に電流を流
し、その和の電流をリード線8に流して帰路させ
るようにし、このようにしてリード線6及び7の
線路抵抗rに発生する電圧E1,E2を端子9及び
10間で相殺するようにした点である。
一般には抵抗器1及び2によつて測温抵抗体3
と抵抗器4を流れる電流を設定し、抵抗器4によ
つて差動増幅器の出力端子12に出力される出力
電圧V0のゼロ点を設定する。従つて抵抗器1及
び2を測定電流設定抵抗器と称し、抵抗器4をゼ
ロサブレツシヨン抵抗器と称している。抵抗器
1,2,4の抵抗値をR1,R2,R4とし、測定抵
抗体3の基準温度における抵抗値つまり測定レン
ジの0%時の抵抗値をR3とすれば、一般にはR1
=R2、R3=R4のように設定される。また差動増
幅器5の演算抵抗器13,14と15,16の抵
抗値をRa,Rb,Ra′,Rb′とした場合Ra=Ra′、
Rb=Rb′に選定するものとする。
<第1図の回路の欠点> ところでこの第1図に示す回路は次のような欠
点がある。
(1) 測定温度が変化するに伴なつて測温抵抗体3
の抵抗値R3が変化するものであるがR3が変化
することによつて測温抵抗体を流れる測定電流
が変化し、誤差が発生する。つまり測温抵抗体
3の抵抗値R3が測定温度に応じて変化すると
抵抗器1と測温抵抗体3を流れる電流値が変化
する。この電流の変動によりリード線6におけ
る電圧降下E1が変化し、その変化分が誤差と
なる。更に測温抵抗体3の抵抗値R3と測温抵
抗体3での電圧降下との関係が非線形となる。
この測定誤差は、R1≫R3の関係に選定するこ
とにより或る程度は軽減できるがそれには限界
がある。
(2) ブリツジを流れる測定電流が差動増幅器5の
演算抵抗器13,15に分流し、これにより測
定電流に変化を与え、この測定電流の変化によ
り誤差が発生する。
つまり差動増幅器の演算抵抗13,15を流
れる電流は演算抵抗器13,14の抵抗値Ra
とRa′が大きい程小さくなり誤差も小さくな
る。然し乍ら演算抵抗器13と15の抵抗値は
増幅器で必要とするバイアス電流値によつて制
限され、現状では無制限に大きくできるもので
はない。従つて差動増幅器を用いる限りにおい
ては差動増幅器に分流する電流によつて発生す
る誤差を充分小さくできない欠点がある。
(3) 測温抵抗体3のリード線6及び7の長さが変
わり、その抵抗分rが変化するとスパン誤差が
発生する欠点がある。
つまりリード線6及び7の長さが変わるとブ
リツジを流れる測定電流が変化する。これによ
り測温抵抗体が所定温度範囲内において所定の
抵抗値変化をもたらしても、その抵抗値変化に
より所定の電圧変化を取出し得なくなりスパン
誤差が発生する。
このスパン誤差を小さくするには(1)項と同様
にR1≫R3及びR2≫R4の関係に選定することに
よつて或る程度の軽減は達せられるが、リード
線6及び7の長さが大幅に変わつた場合にはそ
れに応じたスパン誤差が発生し無視できないも
のとなつている。つまり製造時に調整のために
接続したリード線6,7と実際にフイールドに
設置される場合のリード線6,7の長さには大
きな違いがあるのが普通である。よつてフイー
ルドに設置した状態で再度スパン調整をしなけ
ればならない欠点がある。
(4) 差動増幅器5を構成する演算抵抗器13〜1
6の相互の比の温度変動に起因し、出力端子1
2にゼロサプレツシヨン抵抗器R4における電
圧降下に比例した約 Ra+Rb/Ra 倍されたゼロ点変動が生じる。
<先願発明の説明> 先願発明の目的とするところは上述の(1)〜(4)項
で説明した各種の誤差及びゼロ点変動を除去する
ことができる測温抵抗体による温度測定回路を提
供するにある。以下に特願昭56−67273で提案し
た温度測定回路について第2図を用いて詳細に説
明する。
この先願発明においては測定電流設定抵抗器1
及び2と、測定抵抗器3によつて直列回路101
を構成すると共に電流設定抵抗器2とゼロサブレ
ツシヨン抵抗器4とリード線7,8と演算増幅器
17とにより、電流設定抵抗器1と測温抵抗体3
との接続点Bの電位を等価的に基準電位点Dの電
位となるように制御する電位制御手段102を設
ける。更に測定電流設定抵抗器1と測温抵抗体3
の接続点Bと基準電位点Dの間の電圧を不平衡増
幅器103により取出すようにし、更に増幅器1
03の出力側と正帰還入力点との間に第1電流補
正手段18を設けたものである。
電位制御手段102は演算増幅器17と、電流
設定抵抗器2及びゼロサプレツシヨン抵抗器4に
よつて構成することができる。演算増幅器17の
例えば反転入力端子を接続点A点に接続し、非反
転入力端子を基準電位点Dに接続する。更に演算
増幅器17の出力を端子11に接続しブリツジを
流れる電流を演算増幅器17によつて吸引し、A
点の電位を基準電位点Dの電位と等しくなるよう
に制御する。こゝで測定レンジの0%の状態で
R3=R4に選定することにより、この時の接続点
Bの電位を接続点Aの電位と等しくすることがで
き、測定範囲の基準温度において接続点Bの電位
を等価的に基準電位となるように制御することが
できる。
また不平衡増幅器103は出力端12と基準電
位点Dの間に接続した抵抗器20と21の分圧点
から負帰還を掛け、出力と正帰還入力端子との間
に第1電流補正手段18を接続し、この正帰還入
力点をB点に接続する。第1電流補正手段18は
例えば抵抗器によつて構成することができる。こ
の抵抗器の抵抗値Rcを適当値に設定することに
より測温抵抗体3の抵抗値変化からくる電流変動
を抑制することができる。
<第2図の回路の定性的な動作説明> 演算増幅器17の利得が充分大きいものとする
と接続点Aの電位は基準電位点Dと等しい電位と
なるように端子11の電位が制御される。従つて
測定電流設定抵抗器2とゼロサブレツシヨン抵抗
器4を流れる電流は抵抗器2の抵抗値をR2、定
電圧源VEの電圧をVとすればV/R2となり、測
温抵抗体3のリード線7の線路抵抗rに影響を受
けることなく抵抗器2を流れる電流は一定値に保
持される。故にブリツジの下端C点の電位をVc
とすると、 Vc=−V/R2×(R4+r) (1) となる。
B点の電位をVBとすると、出力端子12の出
力電圧V0は、 V0=Ra+Rb/Ra×VB (2) となる。
但し、Raは抵抗器20の抵抗値、Rbは抵抗器
21の抵抗値である。
B点の電位VBは電流設定抵抗器1と、測温抵
抗体3とリード線6の線路抵抗rの直列回路と、
正帰環抵抗器18で構成されるY形回路の接続点
の電位であるからVBは次のように書換えること
ができる。
VB=V・(R3+r)・Rc+Ra+Rb/Ra・VB・(R3
r)R1+−V/R2(R4+r)Rc・R1/R1・Rc+R1(R3
r)+Rc・(R3+r)(3) こゝでRcは第1電流補正手段18を構成する
抵抗器の抵抗値。
これをVBについて解くと、 VB=V/R1(R3+r)−V/R2
(R4+r)/1+(R3+r){1/Rc+1/R1−1/Rc
・(Ra+Rb)/Ra}(4) こゝでR1=R2=Rとすると、 VB=V/R・(R3−R4)/1+
(R3+r){1/Rc+1/R1−1/Rc・(Ra+Rb)/Ra
}(5) となる。
第5式において、(R3+r){1/Rc+1/R1− 1/Rc・(Ra+Rb)/Ra}の項をゼロとすることができ るとVBとR3との間が比例関係となる。
すなわち、 1/Rc−1/Rc・(Ra+Rb)/Ra+1/R1=0 よつて、 Rc=R1・Rb/Ra=R1(k−1) (6) 但しkはk=Ra+Rb/Raであり、これは増幅器 19の利得を示す。
第1電流補正手段18を構成する抵抗器の抵抗
値RcをRc=R1(k−1)の関係に選定すること
により、 VBV/R(R3−R4) よつて、 V0=Ra+Rb/Ra・VB=Ra+Rb/Ra・V/R・(R3−R4) (7) となり出力端子12には測温抵抗体3の抵抗値
R3に比例した出力電圧V0を得ることができる。
<第2図の回路の具体的な効果> 第2図の回路によれば、ブリツジのA点を電位
制御手段102によつて基準電位点Dの電位に保
持し、スパンゼロ時の接続点Bの電位を等価的に
基準電位点Dの電位と等しくなるように制御する
と共に増幅器103に接続した第1電流補正手段
18の抵抗値RcをRc=R1(k−1)に選定する
ことにより測温抵抗体の抵抗値変化による測定電
流の変化を補償することができる。
換言すれば測温抵抗体3の抵抗値R3が大きく
なつたときこれを流れる電流が減少してもその電
流の減少分は第1電流補正手段18を通じてB点
に流入する電流によつて補正される。よつて測温
抵抗体3を流れる電流は常に一定値となるように
動作する。従つて従来例の(1)項で説明した測定電
流の変化に基づくリード線6における電圧降下
E1の変化から来る誤差を解消することができる。
また電流設定抵抗器2とゼロサプレツシヨン抵
抗器4の接続点Aが基準電位に保持されることか
ら不平衡入力の演算増幅器を用いることができ差
動増幅器を利用しなくてよい。不平衡入力形演算
増幅器の入力バイアス電流は測温抵抗体3を流れ
る測定電流に較べて充分小さくすることができ
る。よつて差動増幅器の場合のように抵抗器1と
測温抵抗体3の直列回路101から余分な電流を
分流させないから従来例の(2)項で説明した欠点も
解消できる。
更に出力電圧V0には第7式に示したようにリ
ード線6及び7の線路抵抗rの項を全く含まない
から、線路抵抗rが大きく変化してもこれらの影
響を受けることがない。よつて線路抵抗rが変化
してもスパン誤差が発生することがなく従来の(3)
項の欠点も解消できる。
また測温抵抗体3の抵抗値R3が測定レンジの
0%にあるときの測温抵抗体3の抵抗値R3は増
幅器103の利得の演算に全く関与しない。した
がつて増幅器103の演算抵抗器18,20,2
1の温度変動等によるゼロ点ずれも発生すること
がない。よつて従来の(4)項の欠点も一掃すること
ができる。
<第3図の説明> 第3図の回路は特願昭56−67272において提案
した回路である。この第3図の回路の特徴は増幅
器の負帰還回路の基準電位端を接続点Aに接続し
た構造にある。この構造とすることにより増幅器
103は接続点Bと電位制御手段102の制御に
よつて得られた等価的な基準電位点(接続点A)
との間の電圧を入力とする。従つて制御手段10
2を構成する演算増幅器17がオフセツト電圧を
持つていても、そのオフセツト電圧が増幅器10
3の入力電圧に加算されない。よつて演算増幅器
103の入力電圧に加算されない。よつて演算増
幅器17のオフセツト電圧が変動したとしても、
つまりA点の電位が多少変動したとしても、A点
の電位変動が増幅器19で増幅されて出力される
ことがない。よつて制御手段17を構成する増幅
器としてオフセツト電圧が充分小さい高価な増幅
素子を用いなくて済む利点が得られる。その他の
作用効果は第2図の場合と全く同様である。
以上により先願発明の特徴とする点が理解でき
よう。ところで、第2図及び第3図に示した先願
発明は第6式に示したようにRc=R1(k−1)と
選定することにより測温抵抗体3の抵抗値変化に
よる測定電流の変動を抑制し、測温抵抗体3の抵
抗値変化を忠実に電圧信号V0として取出すこと
を目的とした。
従つて測温抵抗体3の温度対抵抗値変化特性が
第6図に示す曲線601又は602のような非直
線性を持つ場合は出力端子12から得られる電圧
信号V0の対温度特性も同じ非直線特性を持つ曲
線となる。従つて出力端子12の後段に直線化装
置(リニアライザ)を設けるか或は温度指示計の
目盛を非直線化して刻む、等の対応を採らなけれ
ばならない。
この発明は上述した先願発明の長所を生かした
まま、出力端子12から得られる電圧信号V0
対温度特性を直線化できるようにした温度測定回
路を得ることにある。
<発明の実施例> この発明では第4図に示すように電流設定抵抗
器1と測温抵抗体3との接続点Bに対し、第2電
流補正手段401を設け、この第2電流補正手段
401により測温抵抗体3の抵抗値変化を直線化
補正して出力するようにしたものである。
第2電流補正手段401は直線化補正すべき測
温抵抗体の特性に応じて各種の具体例が考えられ
る。測温抵抗体3は一般に白金抵抗線が主に用い
られる。白金抵抗線の温度対抵抗値特性は第6図
に曲線601として示すように上に凸となる非直
線特性を持つ。このような非直線特性を直線化補
正するには第1電流補正手段18と同様に増幅器
103の出力側と正帰還入力点との間に抵抗器4
02を接続して構成することができる。つまり第
6図に示す曲線601の非直線特性を直線化補正
するには第1電流補正手段18を構成する抵抗器
の抵抗値Rcを上述した曲線Rc=R1(k−1)よ
り小さい値に選定することにより実現できる。従
つてこのときは第1電流補正手段18を構成する
抵抗器に対し或る抵抗器Rfを持つ抵抗器402
を並列接続することにより第2電流補正手段40
1を構成することができる。
また第6図に示す曲線602のように曲線60
1とは逆に下に凸となる非直線特性を持つ測温抵
抗体もある。これは例えばニツケルを主成分とす
る測温抵抗体の場合である。このように温度対抵
抗値変化が下に凸となる必直線特性を直線化補正
するには第1電流補正手段18を構成する抵抗器
の抵抗値Rcを上述した関係Rc=R1(k−1)よ
り大きい値に選定すればよい。
以下にその理由を数式を用いて詳細に説明す
る。第4図において出力電圧V0と測温抵抗体3
との関係は第8式となる。たゞし、3線式測温抵
抗体3の配線抵抗の影響を打消すためにR1=R2
=Rとする。またk=Ra+Rb/Raとする。
V0=k・V/R・R3+R4/1+
(R3+r){1/R1−1/Rc(k−1)}(8) 白金測温抵抗体のT℃における抵抗値RTは日
本工業規格JISC1604によれば、 RT=R0(AT+BT2+1) (9) A:3.974973×103、B:−5.8973×10-7、R0=0
℃における抵抗値である。第8式においてR4
R0と等しい値に設定すると、第8式及び第9式
より、出力電圧V0と温度Tの関係は以下の如く
なる。こゝでα=1/R1−1/Rc(k−1)とする。
V0=k・V/R・R0(AT+BT2)/1+αR0AT+αR0BT2
+αr=k・V/R・R0・AT・1+B/AT/1+αr・
αR0AT+αR0BT2 k・V/R・R0・AT・(1+αr+B/AT+αR0BT2
)−(αr+αR0BT2)/1+αr+αR0AT+αR0BT2(10)
こゝでα=1/R1−1/Rc(k−1)をαR0A=B/
A となるようにR1とRcを設定すると、 V0=k・V/R・R0・AT・{1+rB/R0A2+B/AT+
(B/AT)2}−{rB/R0A2+(B/AT)2}/1+
rB/R0A2+B/AT+(B/AT)2 =k・V/R・R0・AT1−rB/R0A2+(B/AT)
2/1+rB/R0A2+B/AT+(B/AT)2(11) 第11式より、出力電圧V0は温度Tに比例する
項と、温度Tの高次の項に分けることができる。
この高次の項が非直線誤差成分である。こゝで例
えばPt100を用い、0℃〜100℃までの温度範囲
を測定すると仮定して、A、B、R0、rに実数
をあてはめ、非直線誤差成分Xの大きさを吟味し
てみる。こゝで配線抵抗rは仮りに10Ωとする。
X=−3.7×10-3+(−1.5×10-4×T)2/1
−3.7×103+(−1.5×10-4・T)+(−1.5×10-4×T
2 となる。これから明らかなようにこの発明によ
れば0℃〜100℃の測定範囲で温度Tに依存する
非直線誤差成分Xは10-3以下となることがわか
る。第7図にその結果を示す。第7図の曲線70
1は白金測温抵抗体が持つ非直線誤差値、702
はこの発明による出力電圧V0の非直線誤差値を
示す。
<発明の効果> 第7図から明らかなようにこの発明によれば、
高精度に直線化補正することができる。然も基準
温度において接続点Bの電位を等価的に基準電位
点Dの電位となるように制御する電位制御手段1
02と、不平衡形増幅器103との組合せによ
り、測温抵抗体3の配線抵抗rの影響を受けるこ
とがなく、また増幅器103に流入するバイアス
電流による影響を受けることがない、よつて精度
の高い温度測定回路を得ることができる。
尚、第5図に示す回路の場合には出力電圧V0
は V0=k・V/R・AT・1−rB/R0A2+R4+r/Ra
+(B/AT)2/1+R4+r/Ra+rB/R0A2+B/A
T+(B/AT)2(11)′ となり、上述の第11式とほゞ同様の結果が得ら
れる。よつて第5図に示す回路によつても第4図
の回路と同様に非直線誤差を充分小さい値に直線
化補正することができる。
こゝで先願発明ではα=1/R−1/Rc(k−1)= 0に選定した。これに対しこの出願ではα=1/R1 −1/Rc(k−1)が、αR0A=B/AとなるようにR1 とRcを設定した。先願発明により選定される第
1電流補正手段18の抵抗値をRc1、この出願の
発明で選定した抵抗値Rc2とした場合、 Rc1/Rc2=R1(k−1)/(k−1)A2・R0・R/A2
・R0−R・B =R1(A2・R0−R・B)/A2・R0・R R1=Rであるから Rc1/Rc2=1−R・B/A2・R0(12) となる。白金測温抵抗体による場合は上述した
ようにBはJIS規格で定めるようにB=−5.8973
×10-7であるから、第12式の右辺2項は正とな
る。よつてRc1/Rc2>1となる。従つて第6図に示 すような上に凸となる非直線性を持つ測温抵抗体
の非直線誤差を直線化するには、先願発明で規定
した第1電流補正手段18を構成する抵抗器の抵
抗値Rc1をわずかに小さい値に修正すればよい。
このため第2電流補正手段401としては第1電
流補正手段18と並列に抵抗器402を接続して
構成することができる。
第6図に曲線602として示す下に凸となる非
直線誤差を持つ測温抵抗体の場合は第12式におい
てBは正符号を持つことからRc1/Rc2<1となる。
よつてこのような非直線誤差を直線化補正するに
は第1電流補正手段18に使用する抵抗器の抵抗
値Rc1を、先端発明で規定したRcより大きい値に
修正すればよいこととなる。従つて下に凸となる
非直線性を補正する場合には第2電流補正手段4
01は第1電流補正手段18を構成する抵抗器と
直列に所定の抵抗値を持つ抵抗器を接続して構成
することができる。
このため増幅器103、正帰還回路のプリント
基板に第8図に示すように、第2電流補正手段4
01を接続する端子部801,802及び80
3,804を形成しておき、直線化補正すべき特
性に応じて端子部803と804の間を短絡して
端子部801と803の間に第2電流補正手段4
01を構成する抵抗器402を接続するか、或は
端子部801と802間を開放状態とし、端子部
803と804の間に抵抗器を接続できるように
構成しておくことにより、補正すべき非直線性が
何れの場合にも対応することができる。
また他の方法としては各種の測温抵抗体の非直
線性に対してその非直線性を直線化するための第
2電流補正手段401の抵抗値と第1電流補正手
段18との合成抵抗値を予め求めておき、第1電
流補正手段18を構成する抵抗器を目的とする直
線化補正に必要な抵抗値のものに交換するように
してもよい。またシヨートバーのような切替手段
により測温抵抗体の種類に応じて抵抗値を変更で
きるように構成することもできる。
<この発明の他の実施例> 第1及び第2電流補正手段18及び401の他
の構造としては第9図に示すように電流供給回路
901を設け、この電流供給回路901から出力
される電流値iを増幅器19の出力により制御す
ることにより上述と同様の作用効果を得ることが
できる。
つまり、接続点Bの電圧をVi、電流供給手段
901の出力電流値をi1、抵抗器902の抵抗値
をRc、抵抗器903の抵抗値をRdとすると、 i=Vi・Rd/Ra・Rc となり、接続点Bの電圧Viに比例した電流が接
続点bに注入され、測温抵抗体3の非直線特性を
直線化補正することができる。
従つてこの場合には電流供給手段901が第1
及び第2電流補正手段18と401とを兼ねるこ
ととなる。また第9図に示した電流供給手段90
1は第5図の回路に応用することができることは
容易に理解できよう。
<総括> 以上説明したようにこの発明によれば、先願発
明により提案した踏徴に加えて、測温抵抗体3の
非直線性を直線化補正することができる。然もそ
の直線化補正のためには先願発明で規定した抵抗
値Rcを直線化すべき特性に応じて大きい方向又
は小さい方向にその値を修正するだけで上に凸の
非直線性及び下に凸の非直線性の何れをも直線化
補正することができる。よつて安価に直線性のよ
い温度測定回路を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来一般に使用されている温度測定回
路を説明するための接続図、第2図及び第3図は
先に出願した温度測定回路を説明するための接続
図、第4図はこの出願の第1発明に該当する実施
例を示す接続図、第5図はこの出願の第2発明に
該当する実施例を示す接続図、第6図は測温抵抗
体が持つ非直線性を説明するためのグラフ、第7
図はこの発明の効果を説明するためのグラフ、第
8図はこの発明を適用する場合のプリント基板の
具体例を示す平面図、第9図はこの発明の他の実
施例を示す接続図である。 1:電流設定抵抗器、3:測温抵抗体、10
1:直列回路、VE:定電圧源、102:接続点
Bの電位を等価的に基準電位点Dの電位となるよ
うに制御する電位制御手段、103:増幅器、1
8:第1電流補正手段、401:第2電流補正手
段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 抵抗値が等しく、一端が互に共通接続された
    二つの測定電流設定抵抗器と、この測定電流設定
    抵抗器の一方の一端に一端が接続された三線式測
    温抵抗体と、上記測定電流設定抵抗器の他方の一
    端に一端が接続され他端が上記三線式測温抵抗体
    の他端に接続され測定温度レンジによつて適宜そ
    の値が選定されるゼロサプレツシヨン抵抗器との
    四つの抵抗器によつて構成される抵抗ブリツジ
    と、上記二つの測定電流設定抵抗器の接続点と基
    準電位点の間に一定電圧を与える定電圧源と、上
    記ゼロサプレツシヨン抵抗器と測定電流設定抵抗
    器の接続点が常時基準電位となるように上記測温
    抵抗体とゼロサプレツシヨン抵抗器の接続点の電
    位を制御する手段と、上記測温抵抗体と測定電流
    設定抵抗器の接続点の電位が入力され、その入力
    点が正帰還回路の接続端とされた増幅器とよりな
    り、上記測定電流設定抵抗器の抵抗値をR1、上
    記正帰還回路の正帰還抵抗値をRc、その正帰還
    回路の負帰還利得の逆数をk、上記測温抵抗体の
    抵抗値をR0(AT+BT2+1)(Tは温度)とする
    時、1/R1−1/Rc(k−1)=αがαR0A=B/Aと
    なる ように上記R1とRcとが設定されており、上記測
    温抵抗体の温度に比例した出力が得られることを
    特徴とする測温抵抗体による温度測定回路。
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