JPH06256998A - メッキ液の攪拌方法 - Google Patents

メッキ液の攪拌方法

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JPH06256998A
JPH06256998A JP7084793A JP7084793A JPH06256998A JP H06256998 A JPH06256998 A JP H06256998A JP 7084793 A JP7084793 A JP 7084793A JP 7084793 A JP7084793 A JP 7084793A JP H06256998 A JPH06256998 A JP H06256998A
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JP
Japan
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plating
plating solution
plating liquid
ultrasonic
cavitation
Prior art date
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Pending
Application number
JP7084793A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruki Sonoda
治毅 園田
Tadahiro Kamiya
肇宏 神谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SPC Electronics Corp
Original Assignee
SPC Electronics Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by SPC Electronics Corp filed Critical SPC Electronics Corp
Priority to JP7084793A priority Critical patent/JPH06256998A/ja
Publication of JPH06256998A publication Critical patent/JPH06256998A/ja
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  • Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
  • Chemically Coating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】回転機構の設置や配管などを行う必要性を排除
して、装置全体の小型化ならびに信頼性の向上を図ると
ともに、処理物に対してメッキを均一に施すことがで
き、しかも処理物やメッキの表面を損傷する恐れのない
メッキ液の攪拌方法を提供する。 【構成】メッキ槽102内に収容されたメッキ液104
を攪拌する際に、メッキ液104中にキャビテーション
を発生することなく直進流を発生する周波数の超音波を
放射し、メッキ液104中に直進流を発生させてメッキ
液を攪拌する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メッキ液の攪拌方法に
関し、さらに詳細には、半導体ウエハなどの表面にメッ
キを行うなどの際に用いて好適なメッキ液の攪拌方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体ウエハなどの処理物の
表面にメッキを行う際には、処理物の表面上に短時間で
均一にメッキが施されるようにするため、メッキ処理中
にメッキ槽内に収容されたメッキ液の攪拌を行ってい
た。
【0003】こうしたメッキ液の攪拌を行う方法として
は、機械式のポンプ攪拌が一般に知られており、図2
は、機械式のポンプ攪拌によりメッキ液の攪拌を行うた
めの、従来のメッキ装置の構成を示している。
【0004】このメッキ装置100においては、メッキ
槽102の中にメッキ液104を満たし、メッキ液10
4中にメッキする処理物たる半導体ウエハ106を配置
する。さらにメッキ液104中に、半導体ウエハ106
と対向するようにしてアノード・メッシュ電極108を
配設するとともに、メッキ液104を所望の温度に加熱
するためのヒーター110を配設する。
【0005】そして、メッキ槽102外部に、プラス側
をアノード・メッシュ電極108に接続するとともに、
マイナス側を半導体ウエハ106に接続したメッキ電流
源112を配設する。
【0006】なお、半導体ウエハ106の表面には、メ
ッキするための金属薄膜が添着されている。そして、こ
の金属薄膜にメッキ電流源112から電流を供給できる
ように、コンタクト・ピンが取り付けられている。
【0007】さらに、メッキ槽102外部には、循環パ
イプ114を介してメッキ槽102と連結された電動ポ
ンプ116が配設されている。この電動ポンプ116に
よって、メッキ槽102内のメッキ液を循環パイプ11
4を介して循環できるように構成されている。
【0008】以上の構成において、半導体ウエハ106
に対してメッキ処理を行う際には、電動ポンプ116を
駆動して、循環パイプ114を介してメッキ槽102内
のメッキ液104の循環を行う。こうしたメッキ液10
4の循環により、メッキ液104の攪拌が行われること
になる。
【0009】このメッキ液104の攪拌により、メッキ
液104の組成および温度の均一化が図られるととも、
電離によって発生したガスを半導体ウエハ106表面か
ら離脱させて、ピットの発生が防止される。また、メッ
キ処理の処理時間の短縮化が可能になり、作業効率を向
上することができるようになるので、半導体ウエハ10
6に短時間で均一なメッキを施すことができるようにな
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た機械式のポンプ攪拌によるメッキ装置においては、循
環パイプの配管を行う必要があるため、装置全体が大型
化かつ複雑化し、広い設置スペースを必要とするととも
に、コスト・アップを招来するという問題点があった。
また、電動ポンプはメッキ液による損傷を非常に受けや
すく、寿命が短いという問題点があった。
【0011】このために、こうした回転機構の設置や配
管などを行う必要のある機械式のポンプ攪拌に代えて、
回転機構や配管を必要としない攪拌方法として、エアー
や窒素(N2)などをバブリングして行う攪拌、あるい
は超音波を利用した攪拌などが提案され、実施されてき
ている。
【0012】ところが、エアーやN2などをバブリング
して行う攪拌においては、バブリングの気泡によって、
処理物の表面にメッキを均一に施すことができない恐れ
があるという問題点があった。
【0013】一方、超音波を利用した攪拌は、周波数が
およそ100KHz以下の比較的低い周波数の超音波
を、メッキ液中に放射することによりキャビテーション
を発生させ、このキャビテーションの攪拌作用を利用し
てメッキ液の攪拌を行うものであった。このため、キャ
ビテーションの発生にともなうキャビテーションの破壊
作用によって、処理物やメッキの表面を損傷する恐れが
あるという問題点があった。
【0014】本発明は、従来の技術の有するこのような
種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、回転機構の設置や配管などを行う必要性
を排除して、装置全体の小型化ならびに信頼性の向上を
図るとともに、処理物に対してメッキを均一に施すこと
ができ、しかも処理物やメッキの表面を損傷する恐れの
ないメッキ液の攪拌方法を提供しようとするものであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるメッキ液の攪拌方法は、メッキ槽内
に収容されたメッキ液の攪拌方法において、メッキ液中
にキャビテーションを発生することなく直進流を発生す
る周波数の超音波を放射し、メッキ液中に直進流を発生
させてメッキ液を攪拌するようにしたものである。
【0016】
【作用】メッキ液中にキャビテーションを発生すること
なく直進流を発生する周波数の超音波を放射することに
より、メッキ液中にキャビテーションの発生を防止して
直進流を発生できる。従って、キャビテーションによる
破壊作用により処理物やメッキの表面を損傷することな
く、直進流によりメッキ液を均一に攪拌できる。
【0017】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明によるメッキ
液の攪拌方法の一実施例を詳細に説明するものとする。
【0018】図1には、本発明によるメッキ液の攪拌方
法を実施するためのメッキ装置の構成が示されている。
なお、図2と同一あるいは相当する構成に関しては、同
一の符号を付して示すことにより、構成ならびに作用の
詳細な説明は省略する。
【0019】メッキ装置10においては、メッキ液10
4中にPZTよりなる超音波振動板12を配置してい
る。そして、メッキ槽102外部に配設された超音波発
生用電源14により、超音波振動板12に高周波電力が
印加されるように構成されている。
【0020】なお、本実施例においては、850KHz
の周波数の超音波を生成する超音波振動板12が用いら
れており、超音波発生用電源14は200Wの電力を供
給できる直流電源とされている。
【0021】また、メッキ液104としては、ノン・シ
アン系の金メッキ溶液を使用し、1リットル中に10グ
ラムのベースを含む溶液とされている。
【0022】以上の構成において、ヒーター110によ
りメッキ液104を60゜Cに加熱し、電流密度4mA
/cm2により、半導体ウエハ106に対してメッキ処
理を行った。
【0023】この際に、超音波発生用電源14より高周
波電力を超音波振動板12に印加し、850KHzの周
波数の超音波をメッキ液104中に放射する。このよう
に超音波の波長が、850KHzというキャビテーショ
ンの発生領域以上の周波数に設定されているため、メッ
キ液104にキャビテーションを発生させることなく、
メッキ液104中に直進流を発生することができる。
【0024】従って、キャビテーションによる破壊作用
により半導体ウエハ106やメッキの表面を損傷するこ
となく、直進流によりメッキ液104を均一に攪拌する
ことができる。
【0025】なお、上記実施例においては、超音波の周
波数を850KHzに設定したが、これに限られること
なしに、数十KHz乃至100KHz程度のメッキ液中
にキャビテーションを発生させる領域の周波数以上の周
波数で、メッキ液中に直進流を発生することができる周
波数であるならば、メッキ液の成分などに応じて適宜周
波数を選択してよいことは勿論である。
【0026】また、超音波振動板はPZTに限られるこ
となしに、他の圧電素子などを適宜用いてもよい。
【0027】さらにまた、メッキ液の温度やメッキ処理
時の電流密度なども、適宜選択してよいことは勿論であ
る。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0029】メッキ槽内に収容されたメッキ液の攪拌方
法において、メッキ液中にキャビテーションを発生する
ことなく直進流を発生する周波数の超音波を放射し、メ
ッキ液中に直進流を発生させてメッキ液を攪拌するよう
にしたため、キャビテーションによる破壊作用により処
理物やメッキの表面を損傷することなしに、直進流によ
りメッキ液を均一に攪拌できるようになる。
【0030】従って、回転機構の設置や配管などを行う
必要がなく、装置全体の小型化ならびに信頼性の向上を
図ることができるとともに、処理物に対してメッキを均
一に施すことができ、しかも処理物やメッキの表面を損
傷することを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるメッキ液の攪拌方法を
実施するための、メッキ装置の構成説明図である。
【図2】機械式のポンプ攪拌によりメッキ液の攪拌を行
うための、従来のメッキ装置の構成説明図である。
【符号の説明】
10 メッキ装置 12 超音波振動板 14 超音波発生用電源 102 メッキ槽 104 メッキ液 106 半導体ウエハ 108 アノード・メッシュ電極 110 ヒーター 112 メッキ電流源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メッキ槽内に収容されたメッキ液の攪拌
    方法において、 前記メッキ液中にキャビテーションを発生することなく
    直進流を発生する周波数の超音波を放射し、前記メッキ
    液中に直進流を発生させて前記メッキ液を攪拌すること
    を特徴とするメッキ液の攪拌方法。
JP7084793A 1993-03-05 1993-03-05 メッキ液の攪拌方法 Pending JPH06256998A (ja)

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