JPH0625678Y2 - スクロール型圧縮機における固定スクロール固定構造 - Google Patents

スクロール型圧縮機における固定スクロール固定構造

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JPH0625678Y2
JPH0625678Y2 JP1988054807U JP5480788U JPH0625678Y2 JP H0625678 Y2 JPH0625678 Y2 JP H0625678Y2 JP 1988054807 U JP1988054807 U JP 1988054807U JP 5480788 U JP5480788 U JP 5480788U JP H0625678 Y2 JPH0625678 Y2 JP H0625678Y2
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JP1988054807U
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孝志 伴
哲彦 深沼
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株式会社豊田自動織機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は空調機器用のスクロール型圧縮機における固定
スクロールの固定構造に関するものである。
従来技術 従来、スクロール型圧縮機における固定スクロール固定
構造として、例えば、第3図に示す特公昭58−553
59号公報に開示されたものがある。これは固定スクロ
ール部材51のうず巻部51aとは反対の面上に軸方向
に突出する複数の脚部51bが形成されており、該脚部
51bの先端面がカップ状ケース52(以下ケース52
と称す)の底部内面に接触し、該ケース52外部から該
脚部51bにねじ込まれたねじ53により固定スクロー
ル部材51がケース52に固定配置されている。
考案が解決しようとする問題点 ところが、前記構成にすると、ケース52に固定スクロ
ール部材51を取付ける場合、ケース52内に固定スク
ロール部材51を脚部51bのねじ穴51cとケース5
2に明けられた貫通穴52aとを一致させて嵌め込まな
ければならない。しかし、固定スクロール部材51をケ
ース52内に嵌合させると、前記貫通孔52aはスクロ
ール部材51によつて確認できなくなり、一旦脚部51
bをケース52底壁に当接させた後、ケース52外部よ
りねじ穴51cと貫通孔52aとが一致するまで固定ス
クロール部材51を回転させて位置合わせをする必要が
ある。しかし、ケース52内は吸入室Aと吐出室Bとに
分ける必要があり、この場合の嵌め込みはすきまばめと
しなければならず、シール部材54が抵抗となり、固定
スクロール部材51を回しながらねじ穴51cと貫通穴
52aとを一致させるのは非常に困難である。
即ち、このような固定スクロールの固定構造では、取付
け作業は困難極まりないとともに、取付けミスが生じ易
く、生産性は低下する。さらに、取付ミスが生じるたび
に位置合わせをするため、固定スクロールを回転させた
り、取付け直したりすることはシール部を傷つけシール
部の洩れ原因ともなる。
問題点を解決するための手段 そこで、本考案では固定スクロールの取付けを容易にす
るため、固定スクロール部材のうず巻部とは反対の面上
に、その先端部がねじ切りされた複数の突出部を軸方向
に突出形成し、シエル底部内面の該突出部と対向した位
置に、貫通孔を有するガイド部を突出形成することによ
つて、該ガイド部に前記突出部を嵌合させながら固定ス
クロール部材をシエル内に組み込み、該ガイド部の貫通
孔に突出部を挿入させながら固定スクロール部材をシエ
ル内に組み込み、シエルを貫通した突出部の先端部にナ
ットを螺合する固定スクロールの固定構造を提供する。
作用 即ち、固定スクロール部材はシエル内に密封状態にすき
まばめする前に突出部をガイド部の貫通孔に挿入するこ
とにより位置決めが行われ、その後押し込むのみでシエ
ル内に嵌め込まれ、ガイド部を貫通した突出部がシエル
外部よりナツトで締め付けられ、シエルに固定される。
実施例 以下、本考案を具体化した一実施例を図面に基づいて説
明する。第1図に示すように、圧縮機1はフロントプレ
ート2とこれに配設されたシエル3とにより形成された
ハウジング4を有している。フロントプレート2は中心
部に貫通孔5が明けられており、貫通孔5には主軸6が
ボールベアリング7により回転可能に支持されている。
また、フロントプレート2前面には、スリーブ8が主軸
6を内包するように設置されている。スリーブ8内には
ボールベアリング9が配設され主軸6を回転可能に支持
しており、また、リツプシール10が配置され、主軸6
に沿つての流体の洩れを防いでいる。
主軸6の内端には偏心軸11が主軸6に対し偏心回転す
るように取付けられており、可動スクロール部材12は
その円環状のボス部12aが偏心軸11にニードルベア
リング13を介して回軸可能に支持されている。そし
て、固定スクロール部材14はそのうず巻部14aが可
動スクロール部材12のうず巻部12bと180°の角
度をずらせてかみ合わされて取付けられており、中心部
には吐出孔14bが形成されている。なお、15はバラ
ンスウエイトであり、また、フロントリングプレート1
6、シユー17、ボール18及びリアリングプレート1
9により可動スクロール自転防止機構20が形成されて
いる。
以上の構成は従来のスクロール型圧縮機が一般に有する
構成と同様であり、以下に本考案独自の固定スクロール
固定構造について詳述する。
前記固定スクロール部材のうず巻部14aとは反対の面
上には固定スクロール部材14部材14外周と同心円上
の位置に、4本の突出部21が等間隔で軸方向に突出し
て形成されている。各突出部21の先端部21aはねじ
切りされている。一方、第2図に示すように、シエル3
の底部内面には固定スクロール部材14の突出部21と
対向する位置に貫通孔22aを有するガイド部22が突
出して形成されている。このガイド部22の貫通孔22
aは前記突出部21を嵌合可能でかつ突出部21の長さ
より短く形成されている。なお、ガイド部22のシエル
3底部側はナツト23を収納するためのナツト受座22
bが形成されており、このナツト受座22b内にてガイ
ド部22を貫通した突出部21の先端ねじ部21aにナ
ツト23が螺合されている。
次に、本実施例の作用について説明する。まず、固定ス
クロール部材14に形成された突出部21をシエル3内
に突出形成されたガイド部22の貫通孔22aに挿入す
ることにより、固定スクロール部材14のシエル3への
取付け位置は決められ、その後さらに固定スクロール部
材14を押し込むことにより、固定スクロール部材14
はシエル3に嵌め込まれる。そして、ガイド部22を貫
通した突出部21をナット23で締付けることにより、
固定スクロール部材14にシエル3に固定される。
なお、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、
例えば、突出部とガイド部との嵌合部にシールリングを
狭持させれば嵌合部の密閉性は向上する。
効果 以上詳述したように、本考案による固定スクロール固定
構造にすれば、ガイド部がシエル底部から突出している
ため、固定スクロールは嵌め込み位置前、すなわち、固
定スクロールが自由に回転できる位置で位置合わせする
ことができる。従つて、固定スクロール取付け作業は簡
素化され、圧縮機の生産性は向上する。
また、固定スクロールは確実に所定の位置へ嵌め込まれ
るため、従来のように嵌め込み後に固定スクロールを回
転させたり、取付け直したりしてシール部材を傷つける
ことはないので、シール部の耐久性は向上する。
シエル外部を貫通した突出部にナットを螺合し固定スク
ロール部材をシエルに固定することにより、螺合時にね
じ切り部より生ずる切粉が圧縮機に残留することがない
ため、圧縮機の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すスクロール型圧縮機の
縦断面図、第2図は同じく要部斜視図、第3図は従来の
スクロール型圧縮機を示す縦断面図である。 1……圧縮機、2……フロントプレート、3……シエ
ル、4……ハウジング、12……可動スクロール部材、
14……固定スクロール部材、21……突出部、22…
…ガイド部、22a……貫通孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントプレートとシエルより構成された
    ハウジング内のリヤ側に固定スクロール部材を、フロン
    ト側にうず巻部が該固定スクロール部材のうず巻部と角
    度をずらせてかみ合わされた可動スクロール部材を配設
    し、該可動スクロール部材を偏心回転させて、両うず巻
    部間に形成される密閉された圧縮室を中心方向へ移動さ
    せながら容積を減縮し圧縮作用を行い、中心部より圧縮
    流体を吐出させるようにしたスクロール型圧縮機におい
    て、前記固定スクロール部材のうず巻部とは反対の面上
    に、その先端部がねじ切りされた複数の突出部を軸方向
    に突出形成するとともに、シエル底部内面の該突出部と
    対向する位置に、前記突出部を嵌合可能な貫通孔を有す
    るガイド部を突出形成し、該ガイド部の貫通孔に前記突
    出部を嵌合し、前記シエルを貫通する前記突出部の先端
    部にナットを螺合したことを特徴とするスクロール型圧
    縮機における固定スクロール固定構造。
JP1988054807U 1988-04-22 1988-04-22 スクロール型圧縮機における固定スクロール固定構造 Expired - Lifetime JPH0625678Y2 (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01159191U JPH01159191U (ja) 1989-11-02
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JP1988054807U Expired - Lifetime JPH0625678Y2 (ja) 1988-04-22 1988-04-22 スクロール型圧縮機における固定スクロール固定構造

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59142485U (ja) * 1983-03-15 1984-09-22 サンデン株式会社 スクロ−ル型圧縮機
JPS6123391A (ja) * 1984-07-11 1986-01-31 松下電器産業株式会社 チツプ状回路部品の取付装置

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JPH01159191U (ja) 1989-11-02

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