JPH0625603U - マニュアル操作を併用した電子油圧制御回路 - Google Patents

マニュアル操作を併用した電子油圧制御回路

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JPH0625603U
JPH0625603U JP6760592U JP6760592U JPH0625603U JP H0625603 U JPH0625603 U JP H0625603U JP 6760592 U JP6760592 U JP 6760592U JP 6760592 U JP6760592 U JP 6760592U JP H0625603 U JPH0625603 U JP H0625603U
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JP
Japan
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valve
circuit
hydraulic
main
controller
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JP6760592U
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郁夫 北
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子油圧制御回路において、マニュアル介入
を優先させることができるようにしたもの。 【構成】 メイン油圧ポンプ1からメイン操作弁2を経
てアクチュエ−タ3に至る油圧回路4の該メイン操作弁
2の方向を、コントロ−ラ5の指令により作動する比例
電磁制御弁6を介して切換えるようにした電子油圧制御
回路において、比例電磁制御弁6に油圧を供給するパイ
ロット油圧ポンプ7の吐出回路を8,9に分岐して、そ
の回路8,9に電磁制御弁6とマニュアル操作弁10と
を並列に設け、両弁6,10の吐出側をシャトル弁1
1,11を介してメイン操作弁2の切換方向に連結する
と共に、シャトル弁11のマニュアル操作弁10側の回
路91,92 間に、圧力スイッチ12を設けてコントロ
−ラ5に連結したもの。 【効果】 油圧回路の大幅な改良をすることなく、シャ
トル弁と油圧スイッチを追加するのみで電子制御中にマ
ニュアル介入することが可能になり、しかもマニュアル
操作がオ−ト操作に優先して行え、操作性が向上でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は建設機械においてパイロット油圧を用いてメインポンプからの吐出流 量を制御する電子制御回路に係り、特にマニュアル操作を併用した電子油圧制御 回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、油圧回路を電子制御するものとしては、例えば、図2に示すように油圧 ポンプ21からの吐出油をメイン操作弁22を経由してアクチュエ−タ23に供 給する回路24におけるメイン操作弁22の切換えをコントロ−ラ25の指令に より比例電磁制御弁26を使用してパイロット圧により制御する装置がある。こ れらは自動化対策として一定速度で連続的に例えば、掘削作業する場合、オペレ −タが一々操作しなくともコントロ−ラの指令に基づき連続して作業制御ができ るようになっている。図2中、27はパイロット油圧ポンプである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが上述のような制御にはつぎのような問題がある。すなわち、市街地域 における道路地下の掘削作業中に、埋設管等に干渉する等の危険事態の発生時に おいは、コントロ−ラ制御中と云えども、オペレ−タによるマニュアル介入が必 要となる。このような不具合を解消するために、図2の回路にマニュアル操作を 可能とした回路を追加して安全対策を図ったものがある。すなわち図3に示すよ うにコントロ−ラ25制御中、マニュアル介入する場合には、比例電磁制御弁2 6とメイン操作弁22との間にマニュアル操作弁28を並列に連結して常時一方 のみのパイロット油圧ポンプ27の吐出油を連通させるようになっている。した がってコントロ−ラ25制御中に、マニュアル介入する時は、コントロ−ラ25 の制御を停止してマニュアル操作弁28の回路29を連通させるための電磁切換 弁等がさらに必要となるほか、その都度比例電磁弁とマニュアル操作弁の切換え が必要であり、構造も複雑で取扱いも面倒であった。しかも切換え操作を誤ると 機器を破損する恐れもあった。
【0004】 本考案はこれに鑑み、電子油圧制御回路において、マニュアル介入を優先させ ることができるマニュアル操作を併用した電子油圧制御回路を提供して従来技術 の持つ欠点の解消を図ることを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の問題点を解決する手段として本考案は、メイン油圧ポンプから メイン操作弁を経てアクチュエ−タに至る油圧回路の該メイン操作弁の方向を、 コントロ−ラの指令により作動する比例電磁制御弁を介して切換えるようにした 電子油圧制御回路において、前記比例電磁制御弁に油圧を供給するパイロット油 圧ポンプの吐出回路を分岐して、その回路に前記比例電磁制御弁とマニュアル操 作弁とを並列に設け、該両弁の吐出側をシャトル弁を介して前記メイン操作弁の 切換方向に連結すると共に、該シャトル弁のマニュアル操作弁側の回路に圧力ス イッチを設け、該圧力スイッチを前記コントロ−ラに連結したことを特徴とする 。
【0006】
【作用】
上記構成によれば、マニュアル操作弁を操作すると、マニュアル操作弁側の油 圧回路が上昇し、これを圧力スイッチがこれを検知してコントロ−ラの制御を中 断する。したがってマニュアル優先の操作が可能となる。
【0007】
【実施例】
図1は本考案にかかるマニュアル操作弁を併用した電子油圧制御回路の一実施 例である。
【0008】 以下、本考案を図1に示す一実施例を参照して説明する。本考案はメイン油圧 ポンプ1からメイン操作弁2を経てアクチュエ−タ3に至る油圧回路4の該メイ ン操作弁2の方向を、コントロ−ラ5の指令により作動する比例電磁制御弁6を 介して切換えるようにした電子油圧制御回路において、前記比例電磁制御弁6に 油圧を供給するパイロット油圧ポンプ7の吐出回路を8,9に分岐して、その回 路8,9に前記比例電磁制御弁6とマニュアル操作弁10とを並列に設け、該両 弁6,10の吐出側をシャトル弁11,11を介して前記メイン操作弁2の切換 方向に連結すると共に、該シャトル弁11のマニュアル操作弁10側の回路91 , 92 間に、圧力スイッチ12を設け、該圧力スイッチ12を前記コントロ−ラ5 に連結したもので構成されている。
【0009】 メイン油圧ポンプ1の吐出油はメイン操作弁2に供給され、ここで所望位置に 切換えられると所望のアクチュエ−タ3が作動するように油圧回路4が構成され ている。メイン操作弁2の切換えは自動の場合、パイロット油圧ポンプ7の油圧 を分岐した一方の吐出回路8に設けた比例電磁制御弁6から同じ吐出回路81 , 82 に設けたシャトル弁11を介して、メイン操作弁2の左右端の何れかに供給 することにより行われるが、比例電磁制御弁6はコントロ−ラ5と電気信号13 により連結されており、コントロ−ラ5の指令により操作される。また、分岐し た他方の吐出回路9にはマニュアル操作弁10が設けられ、マニュアル操作弁1 0の下流の回路91 ,92 には前記シャトル弁11,11がそれぞれ 設けられ ている。このシャトル弁11は常時左右の何れか一方がONで他方がOFFとな っている。圧力スイッチ12はシャトル弁11,11に至るマニュアル操作弁1 0側の回路91 ,92 間に常時左右の何れか一方がONで他方がOFFとなるシ ャトル弁14を介して設けられ、圧力スイッチ12とコントロ−ラ5とは電気信 号15により連結されている。マニュアル操作弁10は操作するとパイロット油 圧ポンプ7の油圧をシャトル弁11を介してメイン操作弁2の左右端の何れかに 供給するようになっている。そして前記圧力スイッチ12は回路8,9の圧力が 高くなると、これを検知してコントロ−ラ5の制御を中断する仕組みとなってい る。
【0010】 つぎに作用を説明する。まず、マニュアル操作の場合、オペレ−タがマニュア ル操作弁10を操作すると、パイロット油圧ポンプ7からの油圧がシャトル弁1 1を通してメイン操作弁2の左右の何れかの一端を加圧するので、切換えられた 方のアクチェエ−タ3が作動する。このときシャトル弁11は比例電磁制御弁6 側の回路8の油の流れをOFFにしている。また、オ−ト操作の場合、コントロ −ラ5の指令により比例電磁制御弁6が制御してアクチェエ−タ3を作動させる 。このときシャトル弁11はマニュアル操作弁10側の回路9の油の流れをOF Fにしている。つぎに、オ−ト操作中、オペレ−タが危険を回避する等によりマ ニュアルの操作が必要となった場合、マニュアル操作弁10を操作すると、マニ ュアル操作弁10側の回路91 または92 の圧力が上昇する。これを圧力スイッ チ12が検知してコントロ−ラ5の制御を遮断する。これにより比例電磁制御弁 6は作動しなくなり、したがってシャトル弁11も高圧側となる油圧回路9およ び91 または92 からの油がメイン操作弁2に流れてアクチュエ−タ3が作動す る。このようにオ−ト操作中においてもマニュアル操作を優先されることが可能 となる。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、メイン油圧ポンプからメイン操作弁を経てアク チュエ−タに至る油圧回路の該メイン操作弁の方向を、コントロ−ラの指令によ り作動する比例電磁制御弁を介して切換えるようにした電子油圧制御回路におい て、前記比例電磁制御弁に油圧を供給するパイロット油圧ポンプの吐出回路を分 岐して、その回路に前記比例電磁制御弁とマニュアル操作弁とを並列に設け、該 両弁の吐出側をシャトル弁を介して前記メイン操作弁の切換方向に連結すると共 に、該シャトル弁のマニュアル操作弁側の回路に、圧力スイッチを設け、該圧力 スイッチを前記コントロ−ラに連結したから、油圧回路の大幅な改良をすること なく、シャトル弁と油圧スイッチを追加するのみで電子制御中にマニュアル介入 することが可能になり、しかもマニュアル操作がオ−ト操作に優先して行え、従 来のような切換え操作が不要となる。したがって操作が簡単になり、操作性が向 上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるマニュアル操作弁を併用した電
子油圧制御回路の一実施例を示す説明図である。
【図2】従来の電子油圧制御回路の1例を示す説明図で
ある。
【図3】従来の電子油圧制御回路にマニュアル操作弁を
併用した1例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 メイン油圧ポンプ 8,9,9
1,92 吐出回路 2 メイン操作弁 10 マニュ
アル操作弁 3 アクチュエ−タ 11 シャト
ル弁 4 油圧回路 12 圧力ス
イッチ 5 コントロ−ラ 6 比例電磁制御弁 7 パイロット油圧ポンプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メイン油圧ポンプからメイン操作弁を経
    てアクチュエ−タに至る油圧回路の該メイン操作弁の方
    向を、コントロ−ラの指令により作動する比例電磁制御
    弁を介して切換えるようにした電子油圧制御回路におい
    て、前記比例電磁制御弁に油圧を供給するパイロット油
    圧ポンプの吐出回路を分岐して、その回路に前記比例電
    磁制御弁とマニュアル操作弁とを並列に設け、該両弁の
    吐出側をシャトル弁を介して前記メイン操作弁の切換方
    向に連結すると共に、該シャトル弁のマニュアル操作弁
    側の回路に、圧力スイッチを設け、該圧力スイッチを前
    記コントロ−ラに連結したことを特徴とするマニュアル
    操作を併用した電子油圧制御回路。
JP6760592U 1992-09-02 1992-09-02 マニュアル操作を併用した電子油圧制御回路 Pending JPH0625603U (ja)

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JP6760592U JPH0625603U (ja) 1992-09-02 1992-09-02 マニュアル操作を併用した電子油圧制御回路

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JPH0625603U true JPH0625603U (ja) 1994-04-08

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ID=13349734

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JP6760592U Pending JPH0625603U (ja) 1992-09-02 1992-09-02 マニュアル操作を併用した電子油圧制御回路

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JP (1) JPH0625603U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7445240B2 (en) 2002-12-27 2008-11-04 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. Drive device of hydraulic cylinder for working
KR102045075B1 (ko) * 2018-09-27 2019-11-14 썬 하이드로릭스 코리아 주식회사 건설기계의 메인 컨트롤 밸브용 전자제어 밸브블록

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7445240B2 (en) 2002-12-27 2008-11-04 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. Drive device of hydraulic cylinder for working
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