JPH062558U - 蓄電池用液口栓 - Google Patents

蓄電池用液口栓

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Publication number
JPH062558U
JPH062558U JP4755992U JP4755992U JPH062558U JP H062558 U JPH062558 U JP H062558U JP 4755992 U JP4755992 U JP 4755992U JP 4755992 U JP4755992 U JP 4755992U JP H062558 U JPH062558 U JP H062558U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
storage battery
plug
top wall
jig
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Pending
Application number
JP4755992U
Other languages
English (en)
Inventor
一幸 町田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Battery Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Battery Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Battery Co Ltd filed Critical Furukawa Battery Co Ltd
Priority to JP4755992U priority Critical patent/JPH062558U/ja
Publication of JPH062558U publication Critical patent/JPH062558U/ja
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    • Y02E60/12

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 治具により締付けは可能であるが、取り外し
は不可能とした蓄電池用液口栓を提供する。 【構成】 液口栓本体1の頂壁1bの上面に、締付方向に
深くなる凹欠部4の複数個を配設して成る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、蓄電池用液口栓に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、蓄電池はその内部を仕切壁で仕切り形成された複数個のセル室毎に、そ の蓋に液口栓を施されて居り、初充電時の注液及び使用中の減液時に補水等に使 用されてきた。最近の蓄電池では、無保守化の進歩により、使用中の減液量が低 下して来て居り、そのため、蓄電池の製造時に、注液、化成後、上蓋をヒートシ ール等して、液口栓を無くした蓄電池が開発された。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の液口栓を設けた形式の蓄電池では、使用中、使用者が、液口栓を外して 補水する場合に、誤って過剰に補水し電解液が溢れ出て、周囲を汚染、腐食等を 起こす問題がある。 一方、上記の液口栓のない蓄電池の場合は、特殊な蓋を必要とすると共に、充 電後にヒートシールを行う等工程上も大きな変更が必要となる等の問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の問題を解決し、従来の液口栓を設けるタイプの蓄電池に適用 でき、而も使用者の上記弊害をなくした製造容易且つ安価な無保守型蓄電池を構 成できる蓄電池用液口栓を提供するもので、液口栓本体の頂壁の上面に、締付方 向に深くなる治具嵌合用凹部欠部を複数個配設して成る。
【0005】
【作用】
該液口栓を、蓄電池の排気口に挿入し、その頂壁面に配設した凹欠部に治具を 嵌合し、締付方向に回動するときは、該治具は、該凹欠部の係合用端壁面と係合 するので、該液口栓を該治具により該排気口に締付け固定することができるが、 該治具をその逆方向に回動するときは、該治具は、該凹欠部と係合せずに該凹欠 部から離脱するので、該液口栓の取り外しが自動的に防止され、その締付け固定 状態を維持できる。
【0006】
【実施例】
次に、本考案の実施の1例を添付図面に基づいて説明する。 図1は、本考案実施の1例の蓄電池用液口栓の上面図、図2は、その側面図を 示す。該液口栓は、合成樹脂成形から成る円筒体1aとその上面を被覆し、且つ外 周に一体に張り出した大径の頭部1b、図示の例では円板状の頂壁1bとから成る液 口栓本体1と、該頂壁1bの中心に貫通した小さい排気孔2を有する。該円筒体1a の中空内部には、図示しないが、その上部に耐熱性フィルターとその下面に防沫 装置を嵌装して有し、その円筒体1aの下端にはガス流入口を有する。またその外 周面には、蓄電池の蓋に、その各セル室に対応する位置に設けた内周にねじを切 った螺条開口部に嵌合螺着するための螺条部3を有し、該頂壁1bの該円筒体1aよ り張り出した外周突出部の裏面には、弾性Oリングの環状パッキングを装着し、 該液口栓を該螺条開口部に螺入嵌合し締付け固定したとき、該開口部周縁を気液 密に封口するようにすることが一般である。
【0007】 以上の液口栓の構成は、従来と変わりないが、本考案によれば、該液口栓本体 1の頂壁1bの上面に、締付方向に深くなる治具嵌合用凹欠部4を配設したことを 特徴とする。 図示の実施例では、該円形の平坦な頂壁1bの周縁部、その上面と側面に亘り切 り込み形成した多数の凹欠部4,4,…を一定間隔に且つ各一対の凹欠部4,4 が対向するように配設した。その締付方向は、図1の上面図に示すように、右回 り、即ち時計回りの方向とするのが一般であり、従って、その各凹欠部4は、図 2に明示のように、矢示方向に至るに従い、右端から左端にかけて、凹欠部の深 さが、該頂壁の上面から漸次その厚さ方向に深くなるように形成した凹欠部とし 、その凹欠部4の最深部側は、締付用治具を嵌合し、締付方向に、即ち右回りに 回動せしめたとき、これと係合する垂直の係合用端壁面4aで区劃形成される。4b は、その凹欠部4の矢示方向に漸次降下する傾斜底面を示す。
【0008】 上記の構成の本考案の液口栓1の作動は、次の通りである。 即ち、各液口栓は、蓄電池の各セル室に対応する蓋に夫々設けた前記の螺条開 口部に螺合し、左右一対の治具を、その液口栓本体1の該頂壁1bの上面に配設し た複数の凹欠部4,4,…を利用してその対向する一対の凹欠部4,4に嵌合し て右回りに回動するときは、各凹欠部4の係合用端壁面4aと係合し、その係合状 態において該液口栓1を回動でき、その回動を行うことにより該螺条開口部に締 付け固定することができる。而して電池の使用中は、該液口栓は排気栓として作 用する。 その使用中に、使用者が、該液口栓を外して補液を行うため、該治具を該液口 栓の頂壁1bの上面の凹欠部4,4に嵌合した後、左にねじ回しても、該治具は、 該凹欠部4の深さの浅い側には係合用端壁面がないので、その傾斜面4bに沿い頂 壁1bの上面の平坦面に抜け出てしまうので、該治具により該液口栓1を該蓋の螺 条開口部から緩めて外すことができない。従って、自動的に、使用者による過剰 補水を防止できる。 このように、本考案の液口栓は、取り外し可能な通常の液口栓を施される電池 蓋を具備する通常の蓄電池の液口栓として適用できるので、蓄電池の出荷までに 、放置時間がある場合は、通常の取り外し可能な液口栓をその蓋の螺孔に仮栓施 して保管し、その後、出荷に当たっては、該仮栓を外し、電解液の比重を測って 補充電等を実施し、その後、本考案の取り外し不可能の液口栓を施して出荷する ように使用できる。
【0009】 尚、本考案の液口栓に配設する複数個の凹欠部4の位置は、上記のように、そ の頂壁1bの周縁部に、その上面と側面に跨って設ける必要はなく、その側面を外 して、その内側の頂壁1bの上面にのみ、その任意の位置で円周上に配設しても良 いことは勿論である。また、その凹欠部4,4は、その各一対を対向させて設け ることが好ましい。
【0010】
【考案の効果】
このように本考案によるときは、液口栓を、その液口栓本体1の頂壁の上面に 、締付方向に深くなる凹欠部の複数個を配設したので、該液口栓を蓄電池の蓋に 設けた排気用開口部に挿入し、治具を用いて締付け固定することができるが、そ の反対方向に回しても該液口栓を取り外すことができない。従って、使用者が該 液口栓を外して補水を行い、過剰補水をする恐れを防止することができ、また通 常の取り外し可能の液口栓を施すに適した通常の蓄電池の蓋で足りるので、無保 守用蓄電池として、特殊な蓋を製造する必要をなくし、一時保管するに当たり、 仮栓として通常の駅口栓を施し、出荷に当たり、電解液の比重の測定などの管理 を行った後、本考案の液口栓を施し、補水を要しない無保守電池として出荷し得 る便利をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の蓄電池用液口栓の上面図である。
【図2】その側面図である。
【符号の説明】
1 液口栓の本体 1a 円筒体 1b
頂壁 2 排気孔 3 螺条部 4
凹欠部 4a 係合用端壁面 4b 傾斜底面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液口栓本体の頂壁の上面に、締付方向に
    深くなる治具嵌合用凹部欠部を複数個配設して成る蓄電
    池用液口栓。
  2. 【請求項2】 複数個の治具嵌合用凹部欠部を液口栓本
    体の頂壁面に円周上に配設して成る請求項1記載の蓄電
    池用液口栓。
JP4755992U 1992-06-15 1992-06-15 蓄電池用液口栓 Pending JPH062558U (ja)

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JP4755992U JPH062558U (ja) 1992-06-15 1992-06-15 蓄電池用液口栓

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JPH062558U true JPH062558U (ja) 1994-01-14

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2012117502A1 (ja) * 2011-02-28 2014-07-07 株式会社Gsユアサ 鉛蓄電池及びその製造方法
USD889407S1 (en) 2017-05-18 2020-07-07 Gs Yuasa International Ltd. Lead acid battery
USD890097S1 (en) 2017-05-18 2020-07-14 Gs Yuasa International Ltd. Vent plug for lead acid battery

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JPWO2012117502A1 (ja) * 2011-02-28 2014-07-07 株式会社Gsユアサ 鉛蓄電池及びその製造方法
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