JPH06255817A - 画像形成装置の縦型給紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 給紙トレイを縦型に配置して、給紙部の占め
る床面積を小さくする装置において、２つの給紙トレイ
に対して１つの給紙部材を配置して、給紙部の機構を簡
素化できるようにする。 【構成】 ２つの給紙トレイ２、５を縦型に配置した縦
型給紙装置１には、トレイの下部に対応して設けた用紙
搬送路９から、画像記録部に向けて給紙する機構を構成
する。前記給紙トレイからの給紙部には、１つのピック
アップローラ１１をリンク１２を用いて揺動可能に設
け、用紙さばき装置１３に向けて用紙を送り出し、中央
部のフィードローラ１４と、両側に配置したリタードロ
ーラ１５、１６との間で、用紙に対するさばき作用を付
与できるようにする。また、前記ピックアップローラ１
１を一方の給紙トレイに向けて揺動させるために、フィ
ードローラ１４の軸１４ａにトルクリミッター１４ｂを
配置して用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、複写機やプリンタ等の
画像形成装置における給紙装置に関し、特に、複数の給
紙トレイを縦型に配置して給紙機構を構成する際に、２
つの給紙トレイに対して１つの給紙装置を配置し、給紙
機構の構成を簡素化できるようにする装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】電子写真複写機やプリンタ等の画像形成
装置においては、給紙部に複数の給紙トレイ等を配置
し、それ等の給紙トレイに対してサイズや種類の異なる
用紙を収容し、オペレータが必要に応じて用紙を選択で
きるようにしている。また、画像形成装置のコントロー
ルパネルを介して複写倍率等を入力した場合にも、原稿
のサイズと縮拡率等の情報にもとづいて、必要とする用
紙のサイズを自動的に設定し、複数の給紙トレイに収容
されている用紙の中から選択して、記録紙を作成するこ
とが行われている。前述したような従来の画像形成装置
においては、複数の給紙トレイを水平状態で給紙部に装
着し、各々の給紙トレイに対して、用紙を送り出すため
の給紙装置を配置している。

【０００３】ところが、電子写真複写機やプリンタの小
型化に対応させようとする場合に、給紙トレイを水平に
配置することにより、大きな面積を必要とすることが障
害となっている。そこで、給紙トレイを垂直またはほぼ
垂直に近い状態で配置して、プリンタ等が占める床面積
を少なくし、装置を小型化することが行われてきてい
る。例えば、実開昭６３−２４１３６号公報等に示され
るようなプリンタでは、給紙トレイを装置本体の側部に
縦型に配置し、その給紙トレイの上部に配置した給紙手
段を用いて、用紙を記録部に向けて給紙する手段を構成
している。そして、前述したように、給紙トレイを垂直
状態に配置することによって、プリンタの床面積を小さ
くし、デスクの上等の狭い場所にも容易に設置できるよ
うにすることが可能にされる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】前記従来例に示される
ように、給紙トレイを縦型に配置したプリンタ等の装置
では、給紙トレイを１つのみ装備可能に構成されてい
る。ところが、そのようなプリンタを使用して記録紙を
作成する場合に、用紙の種類が異なると、給紙トレイを
別のサイズの用紙を収容するトレイと交換したり、給紙
トレイに対して用紙を入れ換えたりすることが必要とな
る。しかしながら、使用頻度の少ないプリンタの場合
は、そのような手段を用いても十分に対応が可能になる
ものの、比較的使用頻度の高いプリンタ等の装置では、
給紙トレイに対して用紙を交換したりすることは、記録
紙の作成能率を阻害するという問題がある。

【０００５】前述したような問題を解消するためには、
例えば、従来の電子写真複写機等の給紙部のように、複
数の給紙トレイを縦型に配置して、それぞれの給紙トレ
イに対して給紙装置を個別に配置することが考えられ
る。例えば、図４に示す縦型給紙装置２０のように、複
数の給紙トレイ２１、２１ａ……を画像形成装置の給紙
部に縦型に配置し、それぞれの給紙トレイに対して、給
紙部材２２、２２ａ……を配置することが考えられる。
しかしながら、前記図４に示されるように、給紙トレイ
に対して個別に給紙部材を配置して、それ等の給紙部材
をピックアップローラ２３と用紙さばき装置２４とを組
み合わせたもので構成する場合には、給紙部の構造が複
雑になり、プリンタ等の小型化に対応できないという問
題が発生する。

【０００６】また、一般の複写機等においても、給紙部
材の機構を簡素化するためには、図５に示すように、２
つの給紙トレイ３１、３１ａに対して、１つの給紙部材
３２を配置し、給紙部材を共通に使用することにより装
置の機構を簡素化することも考えられている。そして、
前記図５に示される給紙装置３０では、給紙部材３２に
設けるピックアップローラ３３を２つの給紙トレイの給
紙部に向けて揺動させる機構を設けて、任意の給紙トレ
イから送り出した用紙を、用紙さばき装置３４、３４ａ
を介してさばいた状態で、記録紙作成部に向けて給紙で
きるようにする。また、前記用紙さばき装置では、１つ
のフィードローラ３５の両側にリタードローラ３６、３
７をそれぞれ配置し、２つの給紙トレイから送り出され
る用紙を、１つのリタードローラとフィードローラとの
間でさばいて、給紙する機構を構成している。

【０００７】そして、前述したような給紙手段を構成す
る場合には、給紙トレイを水平状態で給紙部に装着する
機構を用いても、給紙部材の構成が簡素化されるため
に、装置全体の機構が複雑にならず、画像形成装置の小
型化に対応させることができる。ところが、前記図５に
示されるような装置では、上の給紙トレイから給紙する
場合には、ボトムフィードの状態となり、下の給紙トレ
イから給紙する際には、トップフィードの状態となるこ
とから、ピックアップローラ３３と用紙との間に設定す
る押圧力等の条件が異なるという問題が発生する。した
がって、前記図５のような給紙手段を構成しようとする
と、各トレイからの給紙条件の設定等に多くの解決を要
する問題が発生する。

【０００８】

【発明の目的】本発明は、前述したような従来の画像形
成装置における給紙装置の問題を解消するもので、給紙
部に縦型に配置した２つの給紙トレイに対して１つの給
紙部材を設け、給紙部の構成を簡素化して、画像形成装
置の小型化に対応させ得るようにするとともに、給紙ト
レイからの給紙の動作を正確に行い得るようにする装置
を提供することを目的としている。

【０００９】

【課題を解決するための手段および作用】本発明は、複
数の給紙トレイをほぼ垂直に配置し、各々の給紙トレイ
に収容された用紙を画像記録部に向けて給紙する装置を
構成し、２つの給紙トレイの間に１つの給紙装置を配置
し、前記給紙装置は１つのピックアップローラとその下
流側に配置する用紙さばき装置とから構成し、前記ピッ
クアップローラを一方の給紙トレイに収容された用紙に
押圧して駆動する手段を配置するとともに、前記ピック
アップローラにより給紙トレイから送り出す用紙に対し
て、それぞれ給紙トレイに対応させて用紙さばき装置を
設け、前記用紙さばき装置は、１つのフィードローラの
両側に配置するリタードローラとから構成している。ま
た、本発明の２つの給紙トレイの給紙部に配置する１つ
の給紙装置を構成するピックアップローラは、用紙さば
き装置を構成するフィードローラと連動駆動する駆動手
段を設け、前記フィードローラを正逆駆動機構に接続す
るとともに、フィードローラの正逆駆動に応じて、ピッ
クアップローラを一方の給紙トレイに収容される用紙に
押圧し、用紙の送り出しの動作を行う機構を構成するこ
とができる。

【００１０】前述したように、給紙トレイを垂直状態で
配置する手段を用いることにより、画像形成装置の占め
る床面積を小さくすることができ、デスク上等の狭い場
所で容易に使用することができる。また、２つの給紙ト
レイに対して、１つの給紙部材を配置することにより、
給紙部の構成を簡素化することができ、２つの給紙トレ
イからの給紙の条件を一定に設定することができ、装置
の設計上の制約を少なくすることができる。そして、縦
型給紙装置を小型の画像形成装置の給紙部に装備するこ
とにより、給紙部に装備する用紙の種類を増加させ、小
型のプリンタ等においても、記録紙の作成能率を向上さ
せることができる。

【００１１】

【実施例】図示される例にしたがって、本発明の画像形
成装置の縦型給紙装置を説明する。図１に示される縦型
給紙装置１は、２つの給紙トレイ２、５を垂直状態、ま
たは、ほぼ垂直状態に配置し、前記２つの給紙トレイ
２、５のそれぞれの用紙送り出し部に対して、１つのピ
ックアップローラ１１を設けた給紙部材１０を配置して
いる。そして、前記２つの給紙トレイ２、５から取り出
した用紙を、給紙部の下部に延長して配置する用紙搬送
路９に向けて送り出す機構を構成している。前記給紙ト
レイ２は、ボトムプレート３の背後にスプリング４、４
ａを配置して、用紙Ｐを給紙側に向けて付勢する機構を
構成しており、前記スプリングにより用紙を押圧するこ
とにより、用紙とピックアップローラ１１との間の圧力
を一定に設定できるようにする。また、前記給紙トレイ
２に対応して配置する給紙トレイ５においても、ボトム
プレート６に対してスプリング７、７ａを配置して、用
紙を背後から付勢する手段を構成している。

【００１２】前記２つの給紙トレイ２、５の間に配置す
る給紙部材１０は、固定位置に設けた用紙さばき装置１
３に対して、その上部にリンク１２を介してピックアッ
プローラ１１を支持している。そして、用紙の選択信号
が出力されることに応じて、リンク１２を揺動させてピ
ックアップローラ１１を一方の給紙トレイに向けて移動
し、ピックアップローラ１１を駆動することにより用紙
を送り出す。前記給紙部材１０においては、図２に示す
ように、用紙さばき装置１３のフィードローラ１４と、
ピックアップローラ１１との間の連動機構を構成するこ
とができ、前記２つのローラ部材に設けたギヤ部材１
７、１９の間に、トルク制御手段を設けた中間ギヤ部材
１８を配置して駆動力を伝達する機構を構成している。
そして、前記２つのローラ部材の間に、中間ギヤ部材１
８を配置することにより、ピックアップローラ１１に対
する駆動力を一定の値に設定し、給紙トレイからの給紙
の動作を制御できるようにしている。

【００１３】また、前記縦型給紙装置１に配置する用紙
さばき装置１３においては、中央部に配置するフィード
ローラ１４に対して、その両側にリタードローラ１５、
１６を配置している。そして、前記２つの給紙トレイ
２、５から送り出される用紙に対して、中央部のフィー
ドローラ１４と、一方の側に配置するリタードローラと
の間で、用紙さばき作用を発揮させることができるよう
にする。そのために、前記用紙さばき装置１３において
は、フィードローラ１４に対して正逆駆動可能な駆動手
段を接続し、給紙トレイの選択信号に対応させて、フィ
ードローラ１４を駆動し、そのフィードローラの駆動方
向と同一の方向にピックアップローラ１１を駆動する機
構を設ける。さらに、前記フィードローラ１４の両側に
配置するリタードローラ１５、１６に対しては、フィー
ドローラとは反対の方向に駆動する手段を設けて、２つ
のローラの間を通過する用紙に対して、さばき作用を発
揮できるようにする。なお、前記リタードローラに対し
て、トルクリミッター等の回転トルクを制御する手段を
配置して、用紙に対するさばき作用を良好な状態で行い
得るようにすることは、従来のリタードローラ方式の用
紙さばき装置の場合と同様に構成することができる。

【００１４】前記縦型給紙装置１に配置する給紙部材１
０において、ピックアップローラ１１とフィードローラ
１４に対して、各々に設けたギヤ部材１７、１９の間に
配置する中間ギヤ部材１８は、フィードローラ１４が正
逆方向に回転することに対応させて、両方向の回転に対
して駆動トルクを制御できるように、両回転トルクリミ
ッターとして構成したものを用いる。また、前記ピック
アップローラ１１を支持するリンク１２に対しては、フ
ィードローラ１４の回転にしたがってリンクを揺動させ
るように、フィードローラ１４の駆動軸１４ａに設けた
トルクリミッター１４ｂを介して、リンク１２を支持す
る手段を設けることができる。そして、フィードローラ
の回転方向に追従して、リンク１２を揺動させることに
より、ピックアップローラを一方の給紙トレイに押圧さ
せる機構を構成する場合には、前記フィードローラ１４
の駆動軸１４ａに設けたトルクリミッター１４ｂに設定
したトルクの値に応じて、リンクを介してピックアップ
ローラ１１を用紙に押圧する力を制御することができ
る。

【００１５】前記図１に示すように、２つの給紙トレイ
２、５に対して、１つの給紙部材１０を配置して給紙部
を構成した場合に、画像形成装置の制御装置からの指令
により、一方の給紙トレイを選択して給紙を行うモード
を設定する。そして、例えば、給紙トレイ２を選択する
信号が出力された場合に、その信号に応じてフィードロ
ーラ１４の駆動軸１４ａには、図の時計方向に回転させ
る駆動力が伝達される。そして、前記フィードローラ１
４の回転方向と同方向にリタードローラ１５が駆動され
るとともに、フィードローラ１４に配置するトルクリミ
ッター１４ｂを介して、リンク１２が時計方向に揺動さ
れ、ピックアップローラ１１を給紙トレイ２に収容され
る用紙に押圧する動作を行う。さらに、前記ピックアッ
プローラ１１に対しては、中間ギヤ部材を介して駆動力
が伝達され、ピックアップローラ１１に所定の値の回転
力を付与する。

【００１６】そして、前記ピックアップローラ１１によ
り給紙トレイ２から送り出される用紙は、用紙さばき装
置１３のフィードローラ１４とリタードローラ１５の間
でさばき作用を受けて、用紙搬送路９を介して画像記録
部に向けて給紙される。また、前記縦型給紙装置１にお
いて、給紙トレイ５が選択された場合には、フィードロ
ーラ１４の駆動軸１４ａが反時計方向に駆動されるの
で、駆動軸に設けたトルクリミッター１４ｂを介して、
リンク１２を給紙トレイ５の側に揺動させるので、ピッ
クアップローラ１１は給紙トレイ５に向けて押圧される
状態となる。そして、前記、反時計方向に回転されるフ
ィードローラ１４とリタードローラ１６との間で、用紙
に対するさばき作用を行いながら、用紙を送り出すこと
ができるようにされる。

【００１７】前述した縦型給紙装置１は、給紙部の下部
に用紙搬送路９を配置し、用紙を記録部に向けて送り出
す機構のものとして構成しているが、本発明において
は、その他に、図３に示すように、給紙部の上部から用
紙を送り出す機構の装置を構成することもできる。前記
図３に示される縦型給紙装置１ａでは、２つの給紙トレ
イ２、５の上部の位置に対して、給紙部材を配置してお
り、用紙さばき装置１３の下部にピックアップローラ１
１を配置して、給紙トレイから用紙を送り出す機構を構
成している。本実施例において、前記縦型給紙装置１ａ
に配置する給紙トレイ２、５と、給紙部材を構成するピ
ックアップローラや用紙さばき装置の機構は、前記図
１、２に示す装置と同様に構成することができる。

【００１８】前記図３に示される縦型給紙装置１ａにお
いては、給紙部の上部に用紙搬送路９を配置して、トレ
イから送り出される用紙を、用紙搬送路９を介して画像
形成装置の記録部に向けて給紙する機構を構成してい
る。そして、前記給紙トレイからの給紙機構を用いる場
合には、それぞれ給紙トレイからの給紙のモードに対応
させて、フィードローラに対する回転方向を設定し、ピ
ックアップローラの移動と、用紙の送り出しの動作を制
御することによって、用紙を任意の給紙トレイから送り
出すことができる。

【００１９】なお、前述したように、２つの給紙トレイ
からの給紙を、１つの給紙部材により行い得るように構
成した装置において、ピックアップローラを支持するリ
ンクの揺動手段としては、前述したようなトルクリミッ
ターを用いて行うことの他に、他の任意の揺動手段を用
いることができる。例えば、リンクに対する駆動をソレ
ノイド等の手段を用いて行うことや、その他の手段を用
いて行うこともできる。さらに、フィードローラとピッ
クアップローラとの間の駆動力の伝達機構としても、フ
ィードローラの軸にトルクリミッターを配置し、該トル
クリミッターとピックアップローラとに配置するプーリ
に対して、タイミングベルト等を配置して、ピックアッ
プローラにより用紙を送り出す力を制御することもでき
る。また、本発明の縦型給紙装置は、小型のプリンタ等
に配置すると、装置を小型のものとして構成することが
できるが、その他に、任意の画像形成装置の給紙手段と
して用いることも可能である。

【００２０】

【発明の効果】本発明の画像形成装置の縦型給紙装置
は、前述したように構成したものであるから、給紙トレ
イを垂直状態で配置する手段を用いることにより、画像
形成装置の占める床面積を小さくすることができ、デス
ク上等の狭い場所で容易に使用することができる。ま
た、２つの給紙トレイに対して、１つの給紙部材を配置
することにより、給紙部の構成を簡素化することがで
き、２つの給紙トレイからの給紙の条件を一定に設定す
ることができ、装置の設計上の制約を少なくすることが
できる。そして、縦型給紙装置を小型の画像形成装置の
給紙部に装備することにより、給紙部に装備する用紙の
種類を増加させ、小型のプリンタ等においても、記録紙
の作成能率を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の縦型給紙装置の構成を示す側面図で
ある。

【図２】 本発明の給紙部材の構成を示す説明図であ
る。

【図３】 本発明の縦型給紙装置の第２の実施例の説明
図である。

【図４】 従来の給紙装置を縦型に配置した場合の例を
示す説明図である。

【図５】 ２つの給紙トレイに対して１つの給紙部材を
配置する場合の説明図である。

【符号の説明】

１ 縦型給紙装置、 ２・５ 給紙トレイ、 ３
ボトムプレート、９ 用紙搬送路、 １０ 給紙
部材、 １１ ピックアップローラ、１２ リン
ク、 １３ 用紙さばき装置、 １４ フィードロ
ーラ、１５・１６ リタードローラ、 １８ 中間
ギヤ部材、２０ 縦型給紙装置、 ３０ 給紙装
置、 ３２ 給紙部材。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の給紙トレイをほぼ垂直に配置し、
   各々の給紙トレイに収容された用紙を画像記録部に向け
   て給紙する装置を構成し、 ２つの給紙トレイの間に１つの給紙装置を配置し、前記
   給紙装置は１つのピックアップローラとその下流側に配
   置する用紙さばき装置から構成し、 前記ピックアップローラを一方の給紙トレイに収容され
   た用紙に押圧して駆動する手段を配置するとともに、 前記ピックアップローラにより給紙トレイから送り出す
   用紙に対応させて、各々の給紙トレイから送り出される
   用紙に対するさばき装置を設け、 前記用紙さばき装置は、１つのフィードローラの両側に
   配置するさばき部材から構成することを特徴とする画像
   形成装置の縦型給紙装置。
2. 【請求項２】 ２つの給紙トレイの給紙部に対応させて
   配置する１つの給紙装置において、 前記給紙装置を構成するピックアップローラは、用紙さ
   ばき装置を構成するフィードローラと連動駆動する駆動
   手段を設け、 前記フィードローラを正逆駆動機構に接続するととも
   に、フィードローラの正逆駆動に応じて、ピックアップ
   ローラを一方の給紙トレイに収容される用紙に押圧し
   て、用紙の送り出しの動作を行う機構を構成することを
   特徴とする請求項１に記載の画像形成装置の縦型給紙装
   置。