JPH06255749A - サイクロンシュートの粉体詰まり検出装置 - Google Patents

サイクロンシュートの粉体詰まり検出装置

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JPH06255749A
JPH06255749A JP4389593A JP4389593A JPH06255749A JP H06255749 A JPH06255749 A JP H06255749A JP 4389593 A JP4389593 A JP 4389593A JP 4389593 A JP4389593 A JP 4389593A JP H06255749 A JPH06255749 A JP H06255749A
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JP
Japan
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clogging
cyclone
flap
chute
raw material
Prior art date
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Pending
Application number
JP4389593A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Tokunaga
和義 徳永
Masanori Tomochika
正憲 友近
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiheiyo Cement Corp
Original Assignee
Onoda Cement Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Onoda Cement Co Ltd filed Critical Onoda Cement Co Ltd
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Publication of JPH06255749A publication Critical patent/JPH06255749A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、粉体がシュート部を通過する時
のフラップダンパーにおける振動を測定して粉体の詰ま
りを検出することを目的とする。 【構成】 この発明の粉体詰まり検出装置は、サイクロ
ンシュートに設けられたフラップダンパーのフラップダ
ンパーアームに装着された振動センサーと、この振動セ
ンサーにて感知した振動を電気的信号に変換するコンバ
ータとを備えたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、サイクロンシュート
における粉体の詰まりを検出する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、セメント工場等における予熱装置
付キルンのシュート部の原料詰まりを判定する方法とし
ては、パトローラによるダンパーアーム部の触診による
もの、サイクロン内圧と大気圧との圧力差を比較して判
定するもの、サイクロンの温度を赤外線カメラ、温度ス
キャナー等で測定して正常時のサイクロン温度と比較す
ることにより判定するもの、またはγ線を使用して判定
するもの等の方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様な従来の判定方
法において、特にサイクロン内圧と大気圧との圧力差を
比較検討してシュート部の粉体詰まりを検出する方法が
専ら利用されている。併し、この様なサイクロンの内圧
と大気圧の圧力差を比較して粉体の詰まりを検出する方
法は、シュート部の粉体詰まりによる差圧異常の検出、
判定に時間がかゝり、リアルタイムでシュート部の詰ま
りを判定することが難しい面が見られる。また、他の判
定方法においては、検出測定装置の設備上の問題、価格
が高価であり、保守管理上の問題等の理由のためにあま
り利用されていない。従って、パトローラによるダンパ
ーアーム部の触診によってシュート部の詰まりを判定す
るのが最も確実で信頼されているのが現状である。併し
乍ら、特に、パトローラによる触診の方法では省力化、
合理化、自動化等することが全く出来ない。
【0004】従って、この発明の目的は、この様な従来
における課題を解決するために、粉体がシュート部を通
過する時のフラップダンパーにおける振動を測定して粉
体の詰まりを検出する検出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明のサイクロンシュートの粉体詰まり検出
装置は、サイクロンシュートに設けられたフラップダン
パーのダンパーアームに装着された振動センサーと、こ
の振動センサーにて感知した振動を電気的信号に変換す
るコンバータとを備えたことを特徴としている。
【0006】
【作用】上述の様に構成されたこの発明の粉体詰まり検
出装置に依れば、サイクロンシュートに設けられたフラ
ップダンパーのフラップ板に当たるセメント原料粉体の
流れによって生じる振動を、フラップダンパーアームの
先端に設けられた振動センサーによって感知して信号と
して発信して適宜な制御装置によって判断して、振動の
グラフ等から正常な流れか或は異常な流れ、または詰ま
りかを判断することによりセメント原料粉体の詰まりを
検出することが出来るものである。
【0007】この発明の他の目的と特徴および利点は以
下の添付図面に沿っての詳細な説明から明らかになろ
う。
【0008】
【実施例】図面の図1には、この発明のサイクロンシュ
ートの粉体詰まり検出装置10が装備される予熱装置付
キルン1の一例が示されており、この発明の粉体詰まり
検出装置10は予熱装置付キルン1の各サイクロンシュ
ート2のフラップダンパー3部分に夫々設けられてい
る。この様な予熱装置付キルン1において、セメント原
料である粉体は先ず適当な送入装置によって第5サイク
ロンC5に送入される。第5サイクロンC5に送入され
たセメント原料の粉体はサイクロンシュート2のフラッ
プダンパー3を通って次の第4サイクロンC4のサイク
ロンシュート2aのフラップダンパー3aを通り、更
に、次の第3、第2サイクロンC3、C2を経て最後に
第1サイクロンC1のサイクロンシュート2dのフラッ
プダンパー3dを通過してキルン本体4に送入されて焼
成される様に成っている。
【0009】この様な予熱装置付キルン1の第1乃至第
5サイクロンC1〜C5の各サイクロンシュート2、2
a、2b、2c、2dのフラップダンパー3、3a、3
b、3c、3dに夫々設けられるこの発明の粉体詰まり
検出装置10の詳細が図2および図3に示されている。
図示される様に、この発明の粉体詰まり検出装置10
は、サイクロンシュート2に設けられたフラップダンパ
ーケーシング11内に枢軸14に取付けられたフラップ
板12と、枢軸14の両端に固着されたフラップダンパ
ーアーム15に取付位置を調節出来るよう取り付けられ
た重り16と、少なくとも1つのフラップダンパーアー
ム15に固着された取付部材17の先端に装着された振
動センサー18と、この振動センサー18にて感知した
振動を電気的信号に変換するコンバータ19と、コンバ
ータ19からの信号を処理して粉体詰まりを検出する遠
方監視制御装置20とから構成されている。また、フラ
ップダンパーアーム15に重り16を取付ける代わり
に、油圧、空圧、ばね式等適宜な弾性釣合い部材を設け
るよう出来ることが容易に理解されよう。尚、重り16
等の釣合い部材はダンパーアーム15の一端側のみに取
付けられる様にしても良く、また、振動センサー18は
フラップダンパーアーム15に直接取付ける様にしても
良い。
【0010】この様に構成されるこの発明の粉体詰まり
検出装置10が設けられた予熱装置付キルン1でのセメ
ント原料粉体の一連の処理過程において、フラップダン
パーアーム15に取付けられた重り16が不適切である
と、サイクロン下部からの熱風の吹上によってフラップ
ダンパー3のフラップ板12が開放された状態に成って
サイクロンシュート2部分にコーチングが付着する。こ
のコーチングが成長して行き最終的にはサイクロンシュ
ート2を塞いで仕舞いサイクロンシュート詰まりの原因
となる。また、時にはサイクロンC1〜C5の内壁に付
着したコーチングが剥離して、剥離したコーチングがサ
イクロンシュート2に引っ掛かり粉体が通過出来ずに堆
積して行き最終的にサイクロンシュート2を塞いで仕舞
う等のようにサイクロンシュート2が詰まると、セメン
ト原料粉体がキルン4に送入されなく成り、大きな故障
の原因となる。
【0011】セメント原料粉体がサイクロンシュート2
を順調に流れている場合には、セメント原料粉体はフラ
ップダンパー3に当たって下部サイクロンに達する。こ
の時に、フラップダンパー3のフラップ板12にセメン
ト原料粉体が衝突するので、この衝突に基づく衝撃によ
ってフラップダンパーアーム15が振動する。このフラ
ップダンパーアーム15の振動を、フラップダンパーア
ーム15に設けられた取付部材17に装着された振動セ
ンサー18により検出する。この振動センサー18はセ
メント原料粉体が順調に流れている間は絶えず振動して
おり、この一定の振動によりセメント原料粉体の順調な
流れを知ることが出来る。
【0012】もし、何等かの原因によってサイクロンシ
ュート詰まりが発生すると、セメント原料粉体がフラッ
プダンパー3のフラップ板12に当たらなくなり、フラ
ップダンパーアーム15の振動が無くなるので、振動セ
ンサー18は振動を受けなくなる。この振動センサー1
8が適宜な電源に接続されていると、フラップダンパー
アーム15が絶えず振動している間は信号を発生してい
るので、何等かの理由でサイクロンシュート詰まりが生
じるとフラップダンパーアーム15の振動が無くなり振
動センサー18は信号を発しなくなる。
【0013】一方、サイクロンシュート2やサイクロン
C1〜C5を支えている建造物が、建造物に付随して設
置されている機械等により振動を受けて建造物自体の振
動がサイクロンシュート2を介してフラップダンパーア
ーム15に伝達されるが、この様な振動はセメント原料
粉体がフラップダンパー3のフラップ板12に当たって
受ける振動に比較して極く小さく無視出来るものであ
る。また、他の電気配線等によるノイズ信号等を受信す
ることも有るが、この様なノイズ信号も小さく無視出来
る程度のものである。
【0014】従って、サイクロンシュート2を流れるセ
メント原料粉体がフラップダンパー3のフラップ板12
に当たって生じる振動によって振動センサー18が発す
る信号をコンバータ19で変換して遠方監視制御装置2
0に伝送し、この遠方監視制御装置20において振動セ
ンサー18からの信号を処理して、信号が無くなった場
合にセメント原料粉体が流れ無くなったことを知らせる
よう警報を発したり、或はシーケンス処理して迅速にサ
イクロンシュート詰まりであることを告知または解消し
て処理することが出来る。
【0015】
【発明の効果】この様に、この発明の粉体詰まり検出装
置は上述の如く構成することによって予熱装置付キルン
のサイクロンシュートのセメント原料粉体詰まりを、サ
イクロンシュートに設けられたフラップダンパーのフラ
ップ板に当たるセメント原料粉体の流れによって生じる
振動を、フラップダンパーアームに設けられた振動セン
サーによって感知して信号として発信して適宜な制御装
置によって判断して、振動のグラフ等からリアルタイム
で振動を判断することにより正常な流れか或は異常な流
れ、または詰まりかを判断してセメント原料粉体の詰ま
りを検出することが出来る。また、電気信号を用いるこ
とにより自動化が可能に成り、且つ信頼性を大いに向上
することが出来る等の効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の粉体詰まり検出装置が設けられる予
熱装置付キルンの概要部分図である。
【図2】この発明の粉体詰まり検出装置が設けられるフ
ラップダンパー部分の側面図である。
【図3】図2のフラップダンパー部分の一部破断した正
面図である。
【符号の説明】
1 予熱装置付キルン 2 サイクロンシュート 3 フラップダンパー 10 粉体詰まり検出装置 11 フラップダンパーケーシング 12 フラップ板 14 枢軸 15 フラップダンパーアーム 16 重り 17 取付部材 18 振動センサー 19 コンバータ 20 遠方監視制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイクロンシュートに設けられたフラッ
    プダンパーのダンパーアームに装着された振動センサー
    と、この振動センサーにて感知した振動を電気的信号に
    変換するコンバータとを備えたことを特徴とするサイク
    ロンシュートの粉体詰まり検出装置。
JP4389593A 1993-03-04 1993-03-04 サイクロンシュートの粉体詰まり検出装置 Pending JPH06255749A (ja)

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JP4389593A Pending JPH06255749A (ja) 1993-03-04 1993-03-04 サイクロンシュートの粉体詰まり検出装置

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