JPH06255740A - 振動フィーダの駆動制御装置 - Google Patents

振動フィーダの駆動制御装置

Info

Publication number
JPH06255740A
JPH06255740A JP4475193A JP4475193A JPH06255740A JP H06255740 A JPH06255740 A JP H06255740A JP 4475193 A JP4475193 A JP 4475193A JP 4475193 A JP4475193 A JP 4475193A JP H06255740 A JPH06255740 A JP H06255740A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wave
circuit
frequency
sine
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4475193A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisahiro Sato
尚弘 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP4475193A priority Critical patent/JPH06255740A/ja
Publication of JPH06255740A publication Critical patent/JPH06255740A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jigging Conveyors (AREA)
  • Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械振動系の安定性、信頼性の高い駆動が可
能な駆動制御装置を提供する。 【構成】 水晶発振回路を用いて信号波である正弦波を
発生させる正弦波発振回路1と、搬送波である三角波を
発生させる三角波発振回路2と、前記正弦波発振回路1
で発生した正弦波を受けて位相反転させコンパレータ5
へ供給するための反転回路3と、前記正弦波発振回路1
からの正弦波と前記三角波発振回路2からの三角波とを
比較しパルス幅変調を行いパルス幅変調波を出力するコ
ンパレータ4と、前記反転回路3からの正弦波と前記三
角波発振回路2からの三角波とを比較しパルス幅変調を
行いパルス幅変調波を出力するコンパレータ5と、前記
コンパレータ4、5からの入力を受けて増幅しフィーダ
へ出力する駆動回路6と、交流入力を整流して電源とし
て前記駆動回路6へ供給する整流回路7とで構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動を利用して部品を
送り出す振動フィーダの駆動制御装置に係わり、特にパ
ルス幅変調方式を用いた駆動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の省力化に伴い、多様な分野での生
産ラインの自動化が進んでいる。このような自動化は、
自動ねじ締機や、部品挿入装置などの自動組立装置や、
この自動組立装置にねじ等のパーツを供給するパーツフ
ィーダによって支えられている。
【0003】振動フィーダは、パーツフィーダの一種で
あり、振動を利用してねじ等の微小な部品を整列させ、
例えば自動ねじ締機に順次供給するためのものである。
【0004】振動フィーダは、機械振動部の駆動源とし
てソレノイド等を備えており、その駆動方法としては、
従来よりパルス幅変調方式(PWM)が用いられてい
る。以下、パルス幅変調方式を用いた振動フィーダの駆
動制御装置を説明する。
【0005】駆動制御装置は、特定の正弦波信号が出力
される正弦波発振回路と、特定の三角波信号が出力され
る三角波発振回路と、正弦波発振回路からの正弦波を反
転するための反転回路と、正弦波と三角波とを比較する
ための第1、第2のコンパレータと、コンパレータに応
答し駆動電圧を発生する駆動回路と、商用電源(例えば
AC100V)から駆動電圧(DC140V)を発生
し、駆動回路に供給する整流回路とからなる。駆動回路
の出力はフィーダに供給されている。
【0006】パルス幅変調方式で用いるパルス幅変調波
は、搬送波である三角波を、信号波である正弦波で変調
することにより発生する。正弦波発生回路では、予め設
定されている正弦波を発生させるが、一般には抵抗
(R)とコンデンサ(C)とオペアンプとを組み合わせ
た発振回路等が用いられている。
【0007】一方、三角波発生回路では、予め設定され
ている三角波を発生させるが、一般的には、オペアンプ
を2個直列に用いた発振回路等が用いられている。
【0008】正弦波発生回路及び三角波発生回路で発生
した正弦波と三角波は第1のコンパレータ回路に供給さ
れる。また、正弦波発生回路で発生した正弦波は、反転
回路にも供給される。反転回路では、入力した正弦波は
位相が反転され、出力される。反転回路で位相反転され
た正弦波と三角波発生回路からの三角波は、第2のコン
パレータ回路に供給される。
【0009】第1、第2のコンパレータ回路では、それ
ぞれ2種類の入力波を比較する事により、夫々位相の異
なるパルス幅変調波を出力する。発生したそれぞれ位相
の異なるパルス幅変調波は、駆動回路に供給される。駆
動回路では、入力されたそれぞれ位相の異なるパルス幅
変調波をフォトカプラを介し出力段のFET(整流回路
からの駆動電圧がコレクタに供給されている)に供給
し、FETをON,OFFし、次段のフィーダにパルス
幅変調波に応答した駆動電圧を供給する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来、振動フィーダに
あって、パルス幅変調方式で用いるパルス幅変調波の生
成に必要な正弦波は、抵抗(R)とコンデンサ(C)を
用いた発振回路によって発生される。CRを用いた発振
回路は、そのまま使用すると周波数の温度依存性があ
り、安定性、信頼性に欠けるという欠点があった。
【0011】そのため、CRを用いた発振回路を用いる
場合、温度依存性を良くするためには、複雑な温度補償
回路を追加したり、回路全体をモールドで覆ってしまう
等の対策を施す必要があった。
【0012】また、一般に振動フィーダの機械振動系
は、図5に一例を示すように数十〜数百Hzという非常
に低い周波数に共振点を持っている。そのため、水晶発
振器を用いた発振回路は温度依存性が良いものの、数十
KHz以上の発振周波数であるために振動フィーダの機
械振動系を駆動するためには用いられていなかった。
【0013】図5に、パーツフィーダの機械振動部の振
動の周波数特性を示す。振動モードには原振動と高調波
振動の2種類があるが、パーツフィーダで使用する場合
は、高い周波数の振動の方が滑らかになるので、原振動
の方を使用する。いずれの振動も、Qが高いため、僅か
な周波数変動でも、振動の振幅が大幅に変動する。従っ
て、発振周波数の温度安定性の悪いCR発振回路を用い
た振動制御方式では機械振動系の安定な動作が難しい。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、機械振
動系の安定性、信頼性の高い駆動が可能な駆動制御装置
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は、振動を利用
して部品を送り出す振動フィーダに用いられる駆動制御
装置であって、水晶発振器を用いた発振回路と、その発
振回路からの出力波形を分周し、振動フィーダの機械振
動系の共振周波数に概略一致する周波数信号を生成する
分周手段と、前記分周手段の出力からパルス幅変調され
た振動フィーダ駆動信号を発生するためのパルス幅変調
回路とを具備することによって達成される。
【0015】また、前記分周手段が可変分周器であって
もよい。
【0016】
【作用】水晶発振器を用いた発振回路は、水晶発振器に
より定められた周波数で安定した発振を行う。その発生
した出力波形は分周手段に供給され、振動フィーダの機
械振動系の共振周波数に概略一致する周波数まで分周さ
れる。その後、設定された分周比に分周された信号は、
パルス幅変調回路に供給される。パルス幅変調回路は供
給された周波数信号に基づき振動フィーダを駆動するた
めのパルス幅変調された駆動信号を振動フィーダに供給
する。
【0017】また、分周手段を、可変分周器にすること
により、任意の周波数の周波数信号を発生することが可
能となり、任意の共振周波数を有する振動フィーダに対
応することができる。
【0018】
【実施例】本発明の振動フィーダの駆動制御回路の一実
施例を図1、図2を参照して詳細に説明する。
【0019】図2は、振動フィーダの駆動制御回路の一
実施例の基本構成図を示す。振動フィーダの駆動制御回
路は、周波数信号と振幅電圧とを入力し、これに応じた
正弦波を発生し出力する正弦波発振回路1と、搬送波で
ある三角波を発生し出力する三角波発振回路2と、正弦
波発振回路1で発生した正弦波の位相を反転し出力する
反転回路3と、前記正弦波発振回路1からの正弦波と前
記三角波発振回路2からの三角波とを入力し、両方の入
力の比較を行いパルス幅変調波を出力するコンパレータ
4と、前記反転回路3からの正弦波と前記三角波発振回
路2からの三角波とを入力し比較を行いパルス幅変調波
を出力するコンパレータ5と、前記コンパレータ4、5
から入力される各々のパルス幅変調波に同期した駆動信
号を生成しフィーダへ供給する駆動回路6と、入力交流
電圧を整流して電源として駆動回路へ供給している整流
回路7とで構成される。
【0020】以下、上記の構成にてなるパーツフィーダ
の制御回路の動作について、詳述していく。
【0021】正弦波発振回路1については、別途詳細な
説明を行うが、ここでは、水晶発振器を用いて正弦波を
発生させる。発生した正弦波はコンパレータ4に供給さ
れる。一方、正弦波は、反転回路5にも供給される。反
転回路5では、正弦波の位相を反転した後、コンパレー
タ5に供給する。
【0022】三角波発振回路2では、例えば、一般に知
られているように、オペアンプを2個直列に使用して、
三角波を発生させる。
【0023】ここで、正弦波の周波数は振動フィーダの
機構部の構造によって決定されるが、パーツフィーダで
はその機械振動系の原振動にあわせて120〜130H
zが用いられている。また、三角波はパルス幅変調のキ
ャリア周波数となり、20KHz程度が用いられてい
る。
【0024】正弦波の周波数及び振幅は正弦波発振回路
に供給される周波数信号及び振幅電圧にによって決定さ
れるが、最適の振動を得るように、入力周波数信号の周
波数及び振幅電圧が調整される。
【0025】発生した搬送波である三角波は、コンパレ
ータ4、5にそれぞれに供給される。コンパレータ4、
5では、入力された搬送波である三角波と、信号波であ
る正弦波とを比較しそれぞれ位相の異なるパルス幅変調
された矩形波を駆動回路6へ出力する。
【0026】駆動回路6は例えばパルス幅変調信号を受
けるフォトカプラと、駆動電圧が整流回路7から供給さ
れているFETとからなる。駆動回路6では、入力され
たそれぞれ位相の異なるパルス幅変調波をフォトカプラ
を介し出力段のFETに供給し、FETをON,OFF
させて、次段のフィーダ8に駆動電圧をパルス幅変調波
に同期して供給する。
【0027】正弦波発振回路1の一実施例を図1に示
す。尚、ここでは周波数信号発生手段をもあわせて正弦
波発生回路としている。
【0028】正弦波発振回路1は、発振周波数32,7
68Hzの水晶発振器を用いた水晶発振回路9と、波形
整形のための一段分周器10と、8ステージのプリセッ
ト可能な同期式カウンタにて構成される可変分周器11
と、分周比を設定するためのスイッチ12と、波形整形
のための一段分周器13と、正弦波を生成するためのロ
ーパスフィルター14とで構成される。
【0029】ここでは、発振周波数32,768Hzの
水晶発振器を用いているため、水晶発振回路9では3
2,768Hzの周波数で発振し、この周波数信号は一
段分周器10へ供給される。一段分周器10では、前記
周波数信号が波形整形され、16,384Hzの矩形波
として、次段の可変分周器11へ出力される。
【0030】可変分周器11の8つのプリセット入力に
はそれぞれスイッチ12が接続されており、このスイッ
チを設定することにより任意の周波数を出力することが
可能である。一例として、図3に示すようにスイッチ
2、3、4、5、6、8をそれぞれONに設定すると6
5分周され、出力は、252.06Hzとなる。インパ
ルス状であるこの出力は、自身のプリッセトエネーブル
入力に供給されるとともに、一段分周器13に供給され
る。この波形を図4の(a)に示す。
【0031】一段分周器13に入力されたインパルス状
の信号は、波形整形されて、126.03Hzの1/2
dutyの矩形波としてローパスフィルター14に出力
される。この波形を図4(b)に示す。出力された矩形
波はレベルシフト後、ローパスフィルター14に入力さ
れ、正弦波に変換されて出力される。この出力波形を図
4(c)に示す。
【0032】ここで、スイッチ1をONにすると、可変
分周器の出力は64分周となり、結局、一段分周器13
からは128Hzの信号が出力される。また、スイッチ
2をOFF、スイッチ1をONにすると可変分周器の出
力は66分周となり、一段分周器13からは124.1
2Hzが得られる。
【0033】ここで、スイッチ1,2,3,4をロータ
リ型のディップスイッチにして、スイッチ5,6,7,
8を固定にしておくと、一定の範囲内ではボリウムを使
用しているのと同等に周波数が変更可能で、しかも、極
めて安定な発振回路となる。
【0034】
【発明の効果】上記の様に、振動フィーダの駆動制御装
置において、正弦波発振回路が、水晶発振回路とその出
力を分周するデジタル回路によって構成されているの
で、以下の効果がある。
【0035】1.駆動出力の周波数が、温度変化に対し
て非常に安定である。
【0036】2.正弦波発振回路と分周器とを適当に組
み合わせることにより、1〜2Hzきざみで駆動出力の
周波数を設定することが可能である。
【0037】3.CR発振回路を用いた正弦波発生回路
を使用した装置では、同じ回路構成の装置でも製造した
装置毎に駆動出力の周波数が異なる可能性があるが、本
発明に示す水晶発振回路を正弦波発生回路に用いた装置
では、水晶発振器の精度が高いので同じ回路構成の装置
では製造したどの装置も駆動出力の周波数が同一とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に供する正弦波発振回路の一
例を示す。
【図2】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例に供する可変分周器の一設定
例を示す。
【図4】本発明の一実施例における各部の波形を示す。
【図5】振動フィーダの機械振動部の振動の周波数特性
を示す。
【符号の説明】
1 正弦波発振回路 2 三角波発振回路 3 反転回路 4、5 コンパレータ 6 駆動回路 7 整流回路 8 フィーダ駆動部 9 水晶発振回路 10,13 一段分周器 11 可変分周器 12 スイッチ回路 14 ローパスフィルタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動を利用して部品を送り出す振動フィー
    ダに用いられる駆動制御装置であって、水晶発振器を用
    いた発振回路と、その発振回路からの出力波形を分周
    し、振動フィーダの機械振動系の共振周波数に概略一致
    する周波数信号を生成する分周手段と、前記分周手段の
    出力からパルス幅変調された振動フィーダ駆動信号を発
    生するためのパルス幅変調回路とを具備してなる、振動
    フィーダの駆動制御装置。
  2. 【請求項2】前記分周手段が可変分周器である請求項1
    に記載の駆動制御装置。
JP4475193A 1993-03-05 1993-03-05 振動フィーダの駆動制御装置 Pending JPH06255740A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4475193A JPH06255740A (ja) 1993-03-05 1993-03-05 振動フィーダの駆動制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4475193A JPH06255740A (ja) 1993-03-05 1993-03-05 振動フィーダの駆動制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06255740A true JPH06255740A (ja) 1994-09-13

Family

ID=12700155

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4475193A Pending JPH06255740A (ja) 1993-03-05 1993-03-05 振動フィーダの駆動制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06255740A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012068094A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Toshiba Corp レゾルバ信号処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012068094A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Toshiba Corp レゾルバ信号処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61258529A (ja) 周波数シンセサイザ
JP2012110867A (ja) 圧電振動子駆動回路
KR970701952A (ko) 정밀한 쿼드리쳐 신호 생성 회로 및 방법(Circuit and method for generating accurate guadrature signals)
JPH06255740A (ja) 振動フィーダの駆動制御装置
JPH05315980A (ja) 無線受信機
KR0155943B1 (ko) 초음파 발진 제어회로
KR100872306B1 (ko) 초음파 진동자 구동 회로
US4620314A (en) Method of generating an approximately sinusoidal signal and circuit arrangement for implementing this method, particularly in a stereo demodulator
KR960014139B1 (ko) 교류전원의 위상을 이용한 클록 발진기
JPH10303708A (ja) 周波数逓倍回路
JPH09135167A (ja) 位相同期ループ装置
SU1573536A1 (ru) Устройство стабилизации амплитуды колебаний управл емого авто-генератора
JP3000360U (ja) 通信機器用基準信号生成回路
SU862351A1 (ru) Кварцевый генератор
JPH01232828A (ja) Pll回路
JPS6413833A (en) Frame synchronizing clock generating circuit
SU1287115A1 (ru) Система дл определени частотных характеристик объектов с широтно-импульсным модул тором
JPH0126263B2 (ja)
JPH0520005Y2 (ja)
JP2603532Y2 (ja) 交流発電機の励磁装置
JPH0520431U (ja) 発振器
SU1170389A1 (ru) Устройство дл измерени магнитной индукции
JPH03103046A (ja) 無停電電源装置の制御装置
JPS59127425A (ja) 位相同期回路
JPH04257119A (ja) ルビジウム原子発振器