JPH06255335A - 流体圧式サスペンション - Google Patents

流体圧式サスペンション

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JPH06255335A
JPH06255335A JP4499793A JP4499793A JPH06255335A JP H06255335 A JPH06255335 A JP H06255335A JP 4499793 A JP4499793 A JP 4499793A JP 4499793 A JP4499793 A JP 4499793A JP H06255335 A JPH06255335 A JP H06255335A
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JP
Japan
Prior art keywords
working fluid
chamber
accumulator
control device
shock absorber
Prior art date
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Pending
Application number
JP4499793A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Hayashi
兼 司 林
Toshihiko Yamanaka
中 敏 彦 山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車高が下がることなく、ブラダ式のアキュム
レータの寿命を向上させることを目的とする。 【構成】 作動流体室11に作動流体が給排されること
により車高を増減可能なショックアブソーバ10と、作
動流体室と連通するアキュムレータ30と、作動流体室
への作動流体の給排を制御する作動流体給排制御装置4
0と、アキュムレータ及び作動流体給排制御装置とショ
ックアブソーバとの間に配設され作動流体室とアキュム
レータ及び作動流体給排制御装置とを連通又は遮断する
カット弁13とを備えたことを特徴とする流体圧式サス
ペンション。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の緩衝装置とし
て使用される流体圧式サスペンションに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の技術としては、特開平2
−225119号公報に開示される技術が知られてい
る。図2にこの従来の技術に開示される流体圧式サスペ
ンションの流体回路図を示す。同図において、流体圧式
サスペンションのショックアブソーバ10内の作動流体
室11は、ピストンロッド12により上室11a及び下
室11bに分割される。このピストンロッド12は、ピ
ストン部12aとロッド12bと固定部12cとから構
成され、ピストン部12aには連通孔20が設けられ上
室11aと下室11bとが連通し、又、固定部12cが
自動車のロアアーム(図示省略)に固定されることによ
ってショックアブソーバ10が車体と車輪との間に介挿
できるようにされている。又、上室11aは、アキュム
レータ30及びカット弁13の左室13aに連通してい
る。
【0003】カット弁13内には、左室13aと右室1
3bと制御圧室13cとが設けられ、このカット弁13
の左室13aと右室13bとの連通又は遮断を弁体14
により切り換えられ、弁体14はスプリング15により
左室13aと右室13bとを遮断する方向に常時付勢力
を受けている。又、右室13bには制御ピストン16を
有し、この制御ピストン16により右室13bと制御圧
室13cとが分割されている。右室13bは、流体制御
装置40と連通し、この流体制御装置40はコントロー
ル装置(図示省略)により、ポンプ50から送られてく
る作動流体がショックアブソーバ10に流入する流体の
制御、並びに、ショックアブソーバ10内の作動流体を
リザーバタンク60に戻す流体の制御が行われる。制御
圧室13cは、ポンプ50及びリザーバタンク60と連
通していて、制御圧室13cとリザーバタンク60との
間にはコントロール装置によって通路の連通又は遮断を
切り換えるソレノイドバルブ70が配設されている。こ
のソレノイドバルブ70は、制御圧室13cとオリフィ
ス17を介して連通し、並びに、通路を連通する第1位
置70a並びに通路を遮断する第2位置70bからな
る。
【0004】尚、ガスばねとして用いられるアキュムレ
ータ30は、ガス室と流体室とを分割する隔壁にピスト
ンを用いたピストン式と、ゴムを用いたブラダ式とがあ
るが、ピストン式ではピストンの摺動抵抗が大きいた
め、自動車のサスペンションに用いると乗り心地が悪く
なる要因となる。そこで、従来より自動車のサスペンシ
ョンに用いられるアキュムレータとしては摺動抵抗が無
いブラダ式が用いられる。ところが、ブラダ式のアキュ
ムレータは、ガス室内に充填されているガスが徐々にゴ
ムを透過してガス室内の圧力が低下しばね力が減少する
問題がある。これにより、例えば、自動車の停車時にお
いてアキュムレータ内のゴムがアキュムレータの内壁に
当接する程にガス室内の圧力が低下していると、そのサ
スペンションは緩衝作用を果たすことができないため
に、従来よりアキュムレータの寿命を延ばそうと試みが
なされている。
【0005】
【発明の課題】しかし、上記した従来の技術では、アキ
ュムレータ30がカット弁13の左室13aと連通して
いるために、自動車の停車時において、アキュムレータ
30には作動流体室11内の圧力と同等の圧力が掛かっ
ていて常時ガス透過が進んでいた。そのため、停車時に
は作動流体室11内の作動流体を排出してアキュムレー
タ30に圧力が掛からないようにすると、アキュムレー
タ30の寿命は向上するが車高が下がってしまう。
【0006】本発明は、車高が下がることなく、ブラダ
式のアキュムレータの寿命を向上させることを技術的課
題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するため本発明において講じた技術的手段は、作動流
体室に作動流体が給排されることにより車高を増減可能
なショックアブソーバと、作動流体室と連通するアキュ
ムレータと、作動流体室への作動流体の給排を制御する
作動流体給排制御装置と、アキュムレータ及び作動流体
給排制御装置とショックアブソーバとの間に配設され作
動流体室とアキュムレータ及び作動流体給排制御装置と
を連通又は遮断するカット弁とを備えたことである。
【0008】
【作用】本発明の作用を説明する。カット弁がアキュム
レータ及び制御装置とショックアブソーバとの間に配設
されているため、自動車が停車している際にはカット弁
によってアキュムレータ及び制御装置と作動流体室との
連通を遮断すれば、アキュムレータ内の作動流体を排出
しても、作動流体室内の作動流体は排出されないので車
高は下がらない。
【0009】このように、自動車の停車中には車高を保
持しながらアキュムレータ内の作動流体を排出すること
ができるために、停車中はガス透過が起こらないので、
アキュムレータの寿命を向上させることができる。
【0010】
【実施例】本発明に係る一実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】尚、符号は従来技術と対応している。
【0012】図1は、本実施例の流体圧式サスペンショ
ンの流体回路図を示す。同図において、流体圧式サスペ
ンションのショックアブソーバ10内の作動流体室11
は、ピストンロッド12により上室11a及び下室11
bに分割される。このピストンロッド12は、ピストン
部12aとロッド12bと固定部12cとから構成さ
れ、ピストン部12aには連通孔20が設けられ上室1
1aと下室11bとが連通し、又、固定部12cが自動
車のロアアーム(図示省略)に固定されることによって
ショックアブソーバ10が車体と車輪との間に介挿でき
るようにされている。又、上室11aは、カット弁13
の左室13aと連通し、このカット弁13はショックア
ブソーバ10内に一体的に組み込まれている。
【0013】カット弁13内には、左室13aと右室1
3bと制御圧室13cとが設けられ、このカット弁13
の左室13aと右室13bとの連通又は遮断を弁体14
により切り換え可能であり、弁体14はスプリング15
により左室13aと右室13bとを遮断する方向に常時
付勢力を受けている。又、右室13bには制御ピストン
16を有し、この制御ピストン16により右室13bと
制御圧室13cとが分割されている。右室13bは、ア
キュムレータ30及び流体制御装置40と連通して、ア
キュムレータ30とはオリフィス21を介して連通して
いる。流体制御装置40はコントロール装置(図示省
略)により、ポンプ50から送られてくる作動流体が作
動流体室11に流入する流体の制御、並びに、作動流体
室11内の作動流体をリザーバタンク60に戻す流体の
制御が行われる。制御圧室13cは、ポンプ50及びリ
ザーバタンク60と連通し、制御圧室13cとリザーバ
タンク60との間にはコントロール装置によって通路の
連通又は遮断を切り換えるソレノイドバルブ70が配設
され、このソレノイドバルブ70は、制御圧室13cと
オリフィス17を介して連通し、並びに、通路を連通す
る第1位置70a並びに通路を遮断する第2位置70b
からなる。
【0014】次に、本発明の作動を説明する。
【0015】自動車のエンジンがスタートさせられる
と、ポンプ50が駆動して、アキュムレータ30及びカ
ット弁13側に流入する作動流体をコントロール装置に
よって制御される流体制御装置40により制御される。
並びに、コントロール装置によりソレノイドバルブ70
が通路を遮断する第2位置70bに移動させられると、
ポンプ50はカット弁13の制御圧室13cにのみ連通
するために制御圧室13c内の圧力が上がり、スプリン
グ15の付勢力に打ち勝つと、弁体14が図中左へ移動
し弁が開く。この制御圧室13c内の圧力は、コントロ
ール装置によりソレノイドバルブ70の第1位置70a
と第2位置70bが任意に切り換えられることにより調
節される。
【0016】自動車の走行による車輪の上下動はピスト
ンロッド12の上下動であり、ピストンロッド12が移
動する際には、作動流体室11内の作動流体がピストン
ロッド12の移動による体積分だけ例えば下室11bか
ら上室11aに連通孔20を通過して、減衰力が発生す
るようになっている。並びに、作動流体室11とアキュ
ムレータ30との通路上に設けられるオリフィス21に
よっても減衰力が発生するようになっている。
【0017】そして、自動車が停車中にはコントロール
装置がソレノイドバルブ70を第1位置70aに切り換
え制御圧室13c内の作動流体をリザーバタンク60に
排出して、制御圧室13c内の圧力を減少させカット弁
13を閉じられる。すると、作動流体室11内は密封状
態となって作動流体が抜けないので車高が下がることは
ない。そのため、コントロール装置が流体制御装置40
を制御して、カット弁13の右室13b内及びアキュム
レータ30内の作動流体をリザーバタンク60に排出し
ても車高が下がることはない。又、従来からこの種のサ
スペンションの組付けの際には、ショックアブソーバ1
0を自動車に組付け後、アキュムレータ30、流量制御
装置40、ポンプ50等と連通している配管を組付ける
までの間の組付けライン上を自走させるときに車高が下
がらないようにするため、作動流体室11内に作動流体
を密封することが行われ、この密封を行うための弁が用
いられる。しかし、本実施例ではカット弁13により作
動流体室11内の作動流体を密封できるため、上記弁を
設ける必要がなくコスト低減に繋がる。
【0018】
【発明の効果】本発明の効果を説明する。作動流体室に
作動流体が給排されることにより車高を増減可能なショ
ックアブソーバと、作動流体室と連通するアキュムレー
タと、作動流体室への作動流体の給排を制御する作動流
体給排制御装置と、アキュムレータ及び作動流体給排制
御装置とショックアブソーバとの間に配設され作動流体
室とアキュムレータ及び作動流体給排制御装置とを連通
又は遮断するカット弁とを備えたことを特徴とする流体
圧式サスペンションであって、自動車が停車している際
にはカット弁によってアキュムレータ及び制御装置と作
動流体室との連通を遮断すれば、アキュムレータ内の作
動流体を排出しても、作動流体室内の作動流体は排出さ
れないので車高は下がらない。
【0019】このように、自動車の停車中には車高を保
持しながらアキュムレータ内の作動流体を排出すること
ができるために、停車中はガス透過が起こらない。そし
て、例えば、自動車の走行時と停車時の割合が、走行時
3割、停車時7割とすると、停車時はガス浸透が起こら
ないので、アキュムレータの寿命を3倍程度向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流体圧式サスペンションの流体回
路図を示す。
【図2】従来の流体圧式サスペンションの流体回路図を
示す。
【符号の説明】
10・・・ショックアブソーバ 11・・・作動流体室 12・・・ピストンロッド 13・・・カット弁 30・・・アキュムレータ 40・・・流体制御装置 50・・・ポンプ 60・・・リザーバタンク 70・・・ソレノイドバルブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動流体室に作動流体が給排されること
    により車高を増減可能なショックアブソーバと、前記作
    動流体室と連通するアキュムレータと、前記作動流体室
    への前記作動流体の給排を制御する作動流体給排制御装
    置と、前記アキュムレータ及び前記作動流体給排制御装
    置と前記ショックアブソーバとの間に配設され前記作動
    流体室と前記アキュムレータ及び前記作動流体給排制御
    装置とを連通又は遮断するカット弁とを備えた流体圧式
    サスペンション。
JP4499793A 1993-03-05 1993-03-05 流体圧式サスペンション Pending JPH06255335A (ja)

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