JPH06254085A - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置

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JPH06254085A
JPH06254085A JP5063147A JP6314793A JPH06254085A JP H06254085 A JPH06254085 A JP H06254085A JP 5063147 A JP5063147 A JP 5063147A JP 6314793 A JP6314793 A JP 6314793A JP H06254085 A JPH06254085 A JP H06254085A
Authority
JP
Japan
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imaging
image
time
conditions
ray
Prior art date
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Pending
Application number
JP5063147A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsu Imanishi
達 今西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP5063147A priority Critical patent/JPH06254085A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 種々の撮像条件、画像再構成条件が入り交じ
った一連の撮像を最も効率良く行ない、最短時間で終了
させる。 【構成】 データベース8にすべての撮像条件や画像再
構成条件についての情報が保持させ、一連の撮像の各々
の撮像ごとに撮像条件等の設定がなされたとき、CPU
1がデータベース8を参照して最短時間となる撮像順序
を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンピュータを利用
して計算により所望の断面における画像を得るX線CT
装置(X線コンピュータ断層撮影装置)に関し、とくに
撮影条件や画像再構成条件を種々に変えた一連の画像を
得ることができるX線CT装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、多数枚の画像を順次撮影して
いくX線CT装置が知られている。このようなX線CT
装置では、ある基準位置から任意の間隔ごとに設定数だ
け順次撮像したり、あるいは位置決め像を基準として所
望の複数の断面を定めその位置の画像を定めた順番に順
次撮像していくことができる。この場合、一連の撮像の
中で、X線を発生するための管電圧、管電流、曝射時
間、スライス厚、または画像を再構成するための手法等
を所望の部位ごとにあらかじめ設定することが少なくな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
X線CT装置では、一連の撮像を行なう場合に無駄な時
間が生じたりして短時間に撮像を終了することができな
いという問題があった。すなわち、従来のように一連の
撮像を断面位置の設定順に行なう場合には、撮像条件が
断面位置ごとに種々に設定されているため、その順序に
よっては、管球の冷却待ち時間(クーリングタイム)を
挿入する必要があったり、あるいはガントリ傾斜やベッ
ド移動のために効率の悪い時間を消費することなどがあ
るからである。また、画像再構成時間は採用する再構成
手法(アルゴリズム)によって変化するものであるが、
前の画像について再構成処理に時間がかかっていると、
画像再構成を待たずにデータ収集のみを先行させるモー
ドの場合にメモリの空き待ち時間をとらなければならな
いことになるなどの無駄な時間が生じることがあるから
である。
【0004】この発明は、上記に鑑み、一連の撮像を行
なう場合に無駄な時間が生じることを避けて最短の時間
で撮像を終了することができるように改善した、X線C
T装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるX線CT装置では、X線管球、X線
検出器およびそれらをスキャンさせる機構が納められる
とともにチルト可能に構成されたガントリと、該ガント
リに被検体を送り込む移動機構とを備え、設定され得る
撮像条件や画像再構成条件に関する情報によりデータベ
ースを構築しておいて、一連の撮像についてその各々に
関して撮像条件や画像再構成条件が設定されたときに、
そのデータベースを参照して設定された一連の撮像につ
いての予測される撮影終了までの時間を算出するととも
にその撮影終了までの時間が最も短い撮像の順序を求
め、その順序通りにガントリおよび移動機構を制御しな
がら各断面における撮像を順次行なってデータ収集し、
収集されたデータより画像を再構成することが特徴とな
っている。
【0006】
【作用】一般には、被検者に造影剤を与えて局所的な部
位における画像の時間的変化を調べるいわゆるダイナミ
ックスキャンのような撮像を除いて、通常の撮像では、
実際に撮像する順序は問題にならない。そこで、あらか
じめ、ガントリのチルトに要する時間や被検体を移動さ
せるためにかかる時間、X線管球の熱特性などの情報、
および種々の画像再構成アルゴリズムにおける再構成時
間などの情報を保持するデータベースを構築しておい
て、一連の撮像が設定されたときに、このデータベース
を参照することにより、考え得るすべての撮像順序につ
いてシミュレーションを行ない、最も短時間にすべての
撮像が終了する撮像順序を求める。
【0007】
【実施例】以下、この発明の好ましい一実施例について
図面を参照しながら詳細に説明する。図1に示すよう
に、この発明の一実施例にかかるX線CT装置では、C
PU1が撮影制御装置2を介してガントリ3と、ベッド
4とを制御する。ガントリ3には図示しないが、X線管
球と、X線検出器と、これらを対向させた状態で回転さ
せるスキャン機構が内蔵されている。さらにこのガント
リ3は任意に傾斜(チルト)できるようにされている。
ベッド4は被検者9を載せるためのもので、被検者9を
載せた状態でテーブルを昇降したり、テーブルを被検者
9の身長方向に移動して被検者9をガントリ3内に送り
込んだりすることができるようになっている。撮影制御
装置2はガントリ3のチルト角度を調整することにより
被検者9の撮像断面の傾きを定め、またベッド4の送り
量を調整することにより撮像断面の位置を定める。撮像
断面の位置・傾きが定まったとき、撮影制御装置2から
の指令によってX線管球よりX線が曝射され、同時にス
キャン機構が回転を始めてX線検出器よりデータ収集が
なされる。このときのX線管の管電圧、管電流、曝射時
間などのX線条件はCPU1の制御のもとに撮影制御装
置2によって定められる。
【0008】所望の撮像断面における被検者9のX線透
過データが収集されると、画像再構成装置5が動作し、
そのデータを逆投影法などの画像再構成アルゴリズムで
処理し、画像を再構成する。再構成された画像は画像メ
モリ6に格納され、画像表示装置7で表示される。
【0009】以上の構成は通常のX線CT装置と同様で
あるが、この実施例では、CPU1がデータベース8に
アクセスできるようになっている。このデータベース8
には、それぞれ独立して設定することのできるすべての
撮像条件や画像再構成条件についての情報が保持させら
れている。すなわち、ガントリ3をチルトさせるのにか
かる各角度ごとの時間や、被検者9を送るのにかかる移
動距離ごとの時間や、X線管球の熱容量に関する情報あ
るいは種々の画像再構成アルゴリズムでの画像再構成時
間等のすべての撮像条件や画像再構成条件についての情
報を保持したデータベース8があらかじめ構築されてい
る。
【0010】そして、一連の撮像のすべてについて、そ
の各々の撮像ごとに撮像条件等の設定がなされたとき、
図2のフローチャートで示すような動作が行なわれる。
まずCPU1が設定された各撮像ごとの撮像条件等のス
キャン条件を調べ、可能なスキャンの組み合わせ(順
序)を求める。その後、CPU1がデータベース8を検
索してその組み合わせ(順序)にしたがって各スキャン
を順次行なうことをシミュレートし、そのときの一連の
撮像のすべてが終わるまでの総時間を算出する。この操
作を繰り返して、すべての考え得る組み合わせについて
総時間を算出する。そして、総時間が最小となる組み合
わせを求め、これをスキャン条件として採用する。
【0011】ここでは、それぞれ独立して設定される撮
像条件や画像再構成条件のうちのX線管球の熱容量に関
する管電圧、管電流、撮影時間等について説明する。ま
ず、一連の撮像を行なう際、搭載されているX線管球の
熱容量を越えて撮像しようとする場合には、管球保護の
ために冷却待ち時間(クーリングタイム)を強制的に取
るようにすることが必要である。この冷却待ち時間は管
球への負荷(一般にMAS値)が大きいほど長く、患者
処理能力を上げるのに大きな障害となるものである。
【0012】X線管球の熱容量曲線は一般に図3のよう
になっており、CPU1により管球がこの曲線上のどの
位置の熱状態にあるかを常に計算する。管球の熱状態は
負荷のかけられない時間には冷却された状態となってい
て図3の曲線上を右方に移動しあり、つぎの一連の撮像
のため曝射可能な状態となる。ここで図3の熱容量曲線
から分かるように、熱状態の高い領域に行くほど、同じ
熱容量だけ冷却される時間が短くなっている。被検者9
を移動させながら順次異なる断面位置のデータを収集し
ていく撮像方法を除いて、撮像と撮像の間には時間間隔
が存在し、この時間間隔が一定の場合には熱状態が高い
領域の方が冷却待ち時間が短くてよい。そのため、管球
への負荷に大・小2種類あるような撮像条件の場合には
負荷の大きな撮像を先に行ない、負荷の小さな撮像を後
に行なう方が冷却待ち時間を短くできる。さらにガント
リ3を自動あるいは手動でチルトさせる必要のある場
合、そのチルト自体に一定の時間がかかるので、そのよ
うな場合等、時間間隔の長い場合には、その時間間隔を
冷却待ち時間として利用すれば、別個に冷却待ち時間を
取ることなしに熱状態の高い状態で管球の負荷の大きな
撮像も可能となる場合がある。
【0013】そこで、データベース8をアクセスして上
記のような撮像のシミュレーションを行なうことによ
り、これらの事情のすべてを勘案した上で無駄な待ち時
間等を極力なくして、最短の撮像時間となる撮像順序を
求めることができる。
【0014】このデータベース8としてはあらかじめ構
築しておくことが望ましいが、実際に種々の撮像を行な
っていく際にその情報を逐次蓄えていくことにより徐々
に構築していくよう構成することも可能である。
【0015】なお、一連のものとして設定した各撮像の
順序が上記のように決定される結果、設定者が意図した
順序でなくなることが多いので、設定者がなお自ら設定
した順序通りに画像を得たいという要望を持つのであれ
ば、その要望に答えるべく、CPU1が設定順序を記憶
しておいて各撮像ごとに得られた画像を設定順序に並べ
変えるようにすることも可能である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のX線C
T装置によれば、種々の撮像条件、画像再構成条件が入
り交じった一連の撮像を最も効率良く行ない、最短時間
で終了させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のブロック図。
【図2】動作を説明するためのフローチャート。
【図3】X線管球の熱容量特性を示すグラフ。
【符号の説明】
1 CPU 2 撮影制御装置 3 ガントリ 4 ベッド 5 画像再構成装置 6 画像メモリ 7 画像表示装置 8 データベース 9 被検者

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線管球、X線検出器およびそれらをス
    キャンさせる機構が納められるとともにチルト可能に構
    成されたガントリと、該ガントリに被検体を送り込む移
    動機構と、設定され得る撮像条件や画像再構成条件に関
    する情報により構築されたデータベースと、該データベ
    ースを参照して設定された一連の撮像についての予測さ
    れる撮影終了までの時間を算出するとともにその撮影終
    了までの時間が最も短い撮像の順序を求める演算装置
    と、該撮像順序にしたがってガントリおよび移動機構を
    制御しながら各断面における撮像を順次行なってデータ
    収集する制御装置と、収集されたデータについて処理す
    ることにより画像を再構成する画像再構成装置とを備え
    ることを特徴とするX線CT装置。
JP5063147A 1993-02-28 1993-02-28 X線ct装置 Pending JPH06254085A (ja)

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JP5063147A JPH06254085A (ja) 1993-02-28 1993-02-28 X線ct装置

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JP5063147A JPH06254085A (ja) 1993-02-28 1993-02-28 X線ct装置

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JPH06254085A true JPH06254085A (ja) 1994-09-13

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JP5063147A Pending JPH06254085A (ja) 1993-02-28 1993-02-28 X線ct装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0438592A1 (en) * 1988-02-16 1991-07-31 Nippon Steel Corporation Production method of unidirectional electromagnetic steel sheet having excellent iron loss and high flux density
JP2004135860A (ja) * 2002-10-17 2004-05-13 Shimadzu Corp X線ct装置
JP2010131221A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 画像診断装置
WO2018193985A1 (ja) * 2017-04-18 2018-10-25 株式会社島津製作所 撮影順序決定支援方法、撮影順序決定支援プログラム並びにそれを搭載したx線撮影装置
JP2020014805A (ja) * 2018-07-27 2020-01-30 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 医用画像処理装置及びx線コンピュータ断層撮影装置

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