JPH06253Y2 - 開閉体の駆動装置 - Google Patents

開閉体の駆動装置

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JPH06253Y2
JPH06253Y2 JP359987U JP359987U JPH06253Y2 JP H06253 Y2 JPH06253 Y2 JP H06253Y2 JP 359987 U JP359987 U JP 359987U JP 359987 U JP359987 U JP 359987U JP H06253 Y2 JPH06253 Y2 JP H06253Y2
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JP
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gear
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JP359987U
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和己 仲原
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は自動車用サンルーフの開閉を図る開閉体の駆
動装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、自動車用サンルーフ等において、サンルーフの開
閉を図る開閉体の駆動装置は、駆動モータと、駆動モー
タの回転動力を開閉体の駆動ケーブルに伝達する伝達機
構とからなり、駆動ケーブルの移動によって開閉体の開
閉が可能となる。
この場合、開閉体に異物が噛み込んで開閉体が停止する
と駆動モータに大きな負荷がかかる所から、開閉体が開
閉途上で停止した時に、例えば、特開昭58−2144
14号公報に示す如く摩擦クラッチによって滑りが発生
して伝達径路が遮断され、駆動モータに無理な負荷が働
らかない対応策がとられている。
摩擦クラッチは第6図に示す如くケース本体101に両
端支持され軸心方向に沿って摺動可能な主軸103に、
駆動モータ側の出力ギヤ、即ち、ウオーム105と噛み
合う主軸ギヤ107と、開閉体の駆動ケーブル109と
伝達機構111を介して伝導連結される従動ギヤ113
とが装着されている。主動ギヤ107の上下両面は主軸
103と一体のクラッチ板106,106によって挟持
され、主動ギヤ107と従動ギヤ113との間には伝達
力を制御するクラッチばね115が介装された構造とな
っている。なお、従動ギヤ113は主軸103と一体結
合となっている。
[考案が解決しようとする問題点] かかる構造において、手動ギヤ113への伝達力はクラ
ッチばね115のばね圧を調節することで制御される。
クラッチばね115のばね圧は、主動ギヤ107と従動
ギヤ113が近ずくと強くなり、クラッチ板106の締
結力が高まる。また、主動ギヤ107と従動ギヤ113
が離れるとばね圧は弱くなりクラッチ板106の締結力
が低下する。この時の主動ギヤ107と従動ギヤ113
との接・離を図る手段は、主軸103に形成されたねじ
部117に螺合のナット119の締付けたり、弛めたり
する操作を行なう。これにより、主動ギヤ107は主軸
103と一緒に軸線方向に沿って移動し、各ギヤ10
7,113の離・接が可能となるが、ナット119の回
転時、主軸103が回転しないように固定する必要があ
る。このために、従来手段にあっては、中間ギヤ121
とスプライン嵌合し合うギヤ軸123に工具係合溝12
5を設け、工具係合溝125に工具127を挿入して主
軸103の回転を阻止しながらナット119の操作を行
なうようにしている。
したがって、組付け完了後において、クラッチばね11
5のばね圧を所定値まで設定する際のばね圧調節作業が
大変面倒であった。また、中間ギヤ121とギヤ軸12
3とをスプライン嵌合しなければならず、しかも、ギヤ
軸123の両端を軸受によって回転自在に支承する必要
があり、加工性・組付性の面で好しくなかった。
そこで、この考案は、簡単な工夫によってばね圧の調節
作業が容易に行なえるようにすると共に加工性・組付性
の面でも好ましい開閉体の駆動装置を提供することを目
的としている。
[問題点を解決するための手段] 前記目的を達成するための、この考案にあっては、ケー
ス本体を両端支持され軸線方向に沿って移動可能な主軸
に、駆動モータによって駆動される主動ギヤと、主動ギ
ヤと摩擦クラッチを介して締結され主動ギヤの回転動力
を伝達機構を介して開閉体に伝える従動ギヤとを装着
し、前記主軸の一端に摩擦クラッチの締結力を制御する
調節部を設け、主軸の他端に固定治具と係脱可能な係合
部を設けてある。
[作用] かかる開閉体の駆動装置において、組立完了後に、主動
ギヤと従動ギヤとの締結力を制御するには係合部を固定
治具に係合される。これにより、主軸は固定状態となる
一方、調節部は上向きとなるから、調節部を工具等で回
転させることで締結力の制御が行なえる。この場合、係
合部を固定治具に係合された状態で調節部の操作を行な
うため、作業性がよくなる。また、中間ギヤとギヤ軸と
のスプライン加工及びギヤ軸に軸受部材が不要となる。
[実施例] 以下、第1図乃至第5図の図面を参照しながらこの考案
の一実施例を詳細に説明する。
第2図において、1はループ開口3に設けられたリッド
等の開閉体を示しており、開閉体1はギヤ部が形成され
た一対の駆動ワイヤ5,5を介して駆動モータ7と連動
連繋している。
駆動モータ7は図外の手元スイッチによって正転及び逆
転可能でルーフ9の内側で、かつ、モータ軸心Xが車幅
方向に沿って配置され、動力伝達機構11を内蔵するケ
ース本体13のフランジ15にボルト16によって固着
されている。
駆動モータ7の出力軸にはウオーム17が設けられ、ウ
オーム17にはウオームオイールとなる主動ギヤ19が
前記軸心Xと直交して噛み合っている。
主動ギヤ19は主軸23に遊嵌され、主軸23は軸受部
材21を介してケース本体13に軸心W方向に摺動自在
に両端支持されると共に両軸端は外部に露出している。
主動ギヤ19と対向し合う従動ギヤ25を主軸23と一
体に固着され、主動ギヤ19と従動ギヤ25は摩擦クラ
ッチ27によって締結力が制御される。
即ち、主動ギヤ19と従動ギヤ25との間にはワッシャ
29が介装されワッシャ29は主動ギヤ19側に固着さ
れており、主動ギヤ19と従動ギヤ25とは前記ワッシ
ャ29を挟んで接合している。また、主動ギヤ19と前
記主軸23のフランジ部31との間にはワッシャ30を
挟んでリング状のクラッチ部材33とクラッチばね35
が設けられている。
従動ギヤ25には前記伝達機構11を構成する第1ギヤ
37が噛み合い、第1ギヤ37は、ケース本体13に両
端支持された第1ギヤ軸39に遊嵌されると共に第2ギ
ヤ軸41に固着された第2ギヤ43と噛み合っている。
第2ギヤ軸41は軸受部材45を介してケース本体13
に回転自在に両端支持され、一方の軸端はケース本体1
3より外方へ突出している。突出した第2ギヤ軸41の
軸端部には前記駆動ワイヤ5,5のギヤ部と噛み合う駆
動ギヤ47が固着され、駆動ギヤ47の正転又は逆転に
よって駆動ワイヤ5,5が移動し駆動ワイヤ5,5の移
動で前記開閉体1の開閉が可能となる。
前記主軸23には動力取出用のギヤ49が設けられ該ギ
ヤ49には制御板51を駆動する伝達ギヤ53が噛み合
っている。制御板51のカム面51aには開閉体1の開
閉位置を検出するマイクロスイッチSのスイッチ端子S
が接触している。
なお、制御板51のマイクロスイッチSとの関係は本案
とは要旨外なので詳細な説明は省略する。
一方、従動ギヤ25側となる主軸23の一端には調節部
55となるボルト57のねじ部57aが螺合し、マイナ
ス溝59を有する頭部は外部に露出している。また、反
対側となる主軸23の他端には固定治具61と係脱可能
な係合部63が設けられている。
なお、調節部55となるボルト57は第4図に示す如く
主動ギヤ19側となる主軸23の軸端にねじ部57aを
螺合し、従動ギヤ25側となる主動23の軸端に係合部
63を設けることも可能である。
この場合にはケース本体13から室内側、即ち、下方へ
の張り出し量を最小にできると共に、駆動モータ7の故
障等が発生した緊急時に、前記係合部63へ工具65を
入れて回転させることで手動による開閉体1の開閉が可
能となる。しかも、係合部63の操作時にボルト57の
緩みも発生しないで済む利点がある。
また係合部63はマイナス溝となっているが、第5図に
示す如く角孔であってもよい。この場合、固定治具61
は角筒状の形状となる。
このように構成された駆動装置において、組付け完了後
において、主軸23の係合部63側を下向きとして固定
治具61に係合させる。これによりボルト57は上向き
の状態が確保されると共にボルト57を工具等で回転さ
せる。この時、主軸23は固定状態にあるため、ボルト
57の操作が容易となる。
一方、ボルト57の進入(矢印イ)に対するねじの作用
で主軸23は軸心W方向(矢印イ)と反対側へ摺動しク
ラッチばね35のばね圧を強くする。この結果、主動ギ
ヤ19と従動ギヤ25はワッシャ29を介して強く接触
し合い規定の締結力が得られるようになる。
したがって、主動ギヤ19の回転動力は、従動ギヤ25
から伝達機構11を介して駆動ギヤ47に伝達され、駆
動ギヤ47と噛み合う駆動ワイヤ5,5の移動で開閉体
1の開閉が行なわれる。
[考案の効果] 以上、説明したように、この考案の開閉体の駆動装置に
よれば、締結力の調節時に固定治具によって主軸の固定
ができるため、調節部の操作が容易となり、操作性の向
上が図れる。
また、伝達機構を構成する中間のギヤとギヤ軸とのスプ
ライン加工及び、ギヤ軸の軸受部材が不要となるため、
組付性、加工性の面で大変好しいものとなると共に部品
点数の削減が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の駆動装置を示した第3図のI−I線
断面図、第2図は駆動装置の取付状態を示したルーフ平
面図、第3図は駆動装置の平面図、第4図は調節部の取
付位置の変形例を示した第1図と同様の断面図、第5図
は係合部の変形例を示した主軸の斜視図、第6図は従来
例を示した第1図と同様の断面図である。 主要な図面符号の説明 1…開閉体 7…駆動モータ 11…伝達機構 13…ケース本体 19…主動ギヤ 23…主軸 25…従動ギヤ 27…摩擦クラッチ 55…調節部 61…固定治具 63…係合部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース本体に両端支持され軸線方向に沿っ
    て移動可能な主軸に、駆動モータによって駆動される手
    動ギヤと、手動ギヤと摩擦クラッチを介して締結され主
    動ギヤの回転動力を伝達機構を介して開閉体に伝える従
    動ギヤとを装着し、前記主軸の一端に摩擦クラッチの締
    結力を制御する調節部を設け、主軸の他端に固定治具と
    係脱可能な係合部を設けたことを特徴とする開閉体の駆
    動装置。
JP359987U 1986-09-25 1987-01-16 開閉体の駆動装置 Expired - Lifetime JPH06253Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP359987U JPH06253Y2 (ja) 1987-01-16 1987-01-16 開閉体の駆動装置
GB8722382A GB2196054B (en) 1986-09-25 1987-09-23 An openable roof structure for a vehicle
DE3732413A DE3732413C2 (de) 1986-09-25 1987-09-25 Antriebsvorrichtung für ein Schwenkschiebedach eines Fahrzeugs
US07/352,624 US4893870A (en) 1986-09-25 1989-05-15 Drive apparatus of a roof structure for a vehicle

Applications Claiming Priority (1)

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JP359987U JPH06253Y2 (ja) 1987-01-16 1987-01-16 開閉体の駆動装置

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JPS63112136U JPS63112136U (ja) 1988-07-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2573022Y2 (ja) * 1991-06-10 1998-05-28 アイシン精機株式会社 車両用サンルーフの駆動装置

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JPS63112136U (ja) 1988-07-19

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